JPH07253841A - 操作パネル - Google Patents

操作パネル

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JPH07253841A
JPH07253841A JP7137994A JP7137994A JPH07253841A JP H07253841 A JPH07253841 A JP H07253841A JP 7137994 A JP7137994 A JP 7137994A JP 7137994 A JP7137994 A JP 7137994A JP H07253841 A JPH07253841 A JP H07253841A
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JP
Japan
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touch panel
electrode terminal
resistance film
side resistance
detecting
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Application number
JP7137994A
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English (en)
Inventor
Ikuo Okumura
郁夫 奥村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タッチパネル自体の端子間抵抗値のばらつき
の測定を容易に行えるようにする。 【構成】 X方向/Y方向それぞれの抵抗膜であるX側
抵抗膜101aとY側抵抗膜101bとを重ね合わせて
形成されたアナログタッチパネル101を有し,上記X
側抵抗膜101aには,X電極端子(X2)と対向する
端部にX側抵抗膜101aの抵抗値を測定するための測
定用X電極端子(X1)が配置されており,Y側抵抗膜
101bには,Y電極端子(Y2)と対向する端部にY
側抵抗膜101bの抵抗値を測定するための測定用Y電
極端子(Y1)が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリンタ,プロッタ,
ファクシミリ装置,複写機等に利用される操作パネルに
関し,より詳細には,アナログタッチパネル方式の操作
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年,入力手段としてタッチパネルを用
いた操作パネルが,複写機,ファクシミリ装置ばかりで
なく,各種の装置に使用されるようになっている。
【0003】タッチパネルを用いた操作パネルの一つと
して,抵抗膜の両端に直流電圧を印加して抵抗膜上の押
下位置の電位を検出することにより座標位置を算出する
アナログタッチパネル方式の操作パネルがある。このア
ナログタッチパネル方式の操作パネルは,ディジタル方
式の操作パネルに比べて座標検知の分解能が高くできる
利点があることから多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のアナログタッチパネル方式の操作パネルによれば,
装置の初期化時にアナログタッチパネルの端子間抵抗値
のばらつきを補正するための初期化データ収集操作(キ
ャリブレーション)を行う必要があるが,この初期化デ
ータ収集操作が面倒であり,その使い易さにおいて必ず
しも十分な機能が提供されていないという問題点があっ
た。
【0005】具体的には,アナログタッチパネルを使用
するに際して,タッチパネル自体の端子間抵抗値のばら
つきは,避けられないものであり,メーカー仕様書上で
は50〜200%程度のばらつきが提示されている。一
方,端子間に直流電圧を印加するスイッチ素子の出力イ
ンピーダンスは,タッチパネルの端子間抵抗値に比較し
て無視できない範囲にあるため,これまでの装置(例え
ば,複写機の操作パネル)では,装置の初期化時にばら
つきを補正するための初期化データ収集操作を実施して
いた。
【0006】ところが,タッチパネル自体の端子間抵抗
値のばらつきの測定は,人手によって抵抗膜に測定用の
電極を差し込んで行う方法であるため,作業が煩雑であ
り,特殊な測定装置が必要であるという不都合もあっ
た。
【0007】また,このような操作はユーザーには不要
な操作であり,特殊な手順(例えば,複数のキーを同時
に押しながら電源投入するとか)によってのみキャリブ
レーションモードに入るようにしているため,操作が煩
雑であるという不都合があった。
【0008】さらに,電源ONの装置初期化時に毎回キ
ャリブレーション作業を行うのは大変であるため,キャ
リブレーションデータは装置内に保持されている必要が
あり,そのための記憶素子も必要であった。
【0009】また,上記従来のアナログタッチパネル方
式の操作パネルによれば,コントローラが周期的にタッ
チパネルの走査を行ってタッチパネルの電位の変化を検
知し,この電位の変化から押下位置の座標を算出する構
成であるため,周期的な走査によるコントローラの負荷
が大きいという問題点もあった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,タッチパネル自体の端子間抵抗値のばらつきの測定
を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,アナログタッチパネルの初期化シーケンスを
自動化して操作性の改善を図ることを目的とする。
【0012】さらに,本発明は上記に鑑みてなされたも
のであって,周期的な走査を行うことなく,座標位置の
検知を行えるようにして,コントローラの負荷を軽減す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,請求項1に係る操作パネルは,X電極端
子を有するX側抵抗膜とY電極端子を有するY側抵抗膜
とを重ね合わせて形成されたタッチパネルと,前記タッ
チパネルの端子間への供給信号/監視信号を切り替える
切替手段と,前記タッチパネルの端子から信号を検出す
る検出手段と,前記検出手段で検出した信号から座標を
算出する座標算出手段と,前記タッチパネルの下部に配
置された表示手段と,前記切替手段,座標算出手段およ
び表示手段を制御する制御手段とを備えた操作パネルに
おいて,前記タッチパネルのX側抵抗膜には,前記X電
極端子と対向する端部にX側抵抗膜の抵抗値を測定する
ための測定用X電極端子が配置されており,前記タッチ
パネルのY側抵抗膜には,前記Y電極端子と対向する端
部にY側抵抗膜の抵抗値を測定するための測定用Y電極
端子が配置されているものである。
【0014】また,請求項2に係る操作パネルは,X電
極端子を有するX側抵抗膜とY電極端子を有するY側抵
抗膜とを重ね合わせて形成されたタッチパネルと,前記
タッチパネルの端子間への供給信号/監視信号を切り替
える切替手段と,前記タッチパネルの端子から信号を検
出する検出手段と,前記検出手段で検出した信号から座
標を算出する座標算出手段と,前記タッチパネルの下部
に配置された表示手段と,前記切替手段,座標算出手段
および表示手段を制御する制御手段とを備えた操作パネ
ルにおいて,前記タッチパネルのX側抵抗膜には,前記
X電極端子と対向する端部にX側抵抗膜の抵抗値を測定
するための測定用X電極端子が配置されており,前記タ
ッチパネルのY側抵抗膜には,前記Y電極端子と対向す
る端部にY側抵抗膜の抵抗値を測定するための測定用Y
電極端子が配置されおり,前記制御手段は,装置の初期
化時に,前記X電極端子,Y電極端子,測定用X電極端
子および測定用Y電極端子を用いて,X側抵抗膜の抵抗
値およびY側抵抗膜の抵抗値を測定するものである。
【0015】また,請求項3に係る操作パネルは,前記
制御手段が,前記測定したX側抵抗膜の抵抗値およびY
側抵抗膜の抵抗値に基づいて,X/Y方向の座標検出に
必要な補正データを算出するものである。
【0016】また,請求項4に係る操作パネルは,前記
制御手段が,前記表示手段を制御して所定の座標位置を
押下位置として表示し,前記押下位置をオペレータが押
下した際に収集した座標に基づいて,初期化時に収集し
た補正データの有効性を判断するものである。
【0017】また,請求項5に係る操作パネルは,X電
極端子を有するX側抵抗膜とY電極端子を有するY側抵
抗膜とを重ね合わせて形成されたタッチパネルと,前記
タッチパネルの端子間への供給信号/監視信号を切り替
える切替手段と,前記タッチパネルの端子から信号を検
出する検出手段と,前記検出手段で検出した信号から座
標を算出する座標算出手段と,前記タッチパネルの下部
に配置された表示手段と,前記切替手段,座標算出手段
および表示手段を制御する制御手段とを備えた操作パネ
ルにおいて,前記タッチパネルが押下されたことを検知
する押下検知手段を備え,前記制御手段は,前記押下検
知手段によって押下が検知された場合に,前記切替手段
および座標算出手段を制御して,押下位置の座標を習得
するものである。
【0018】
【作用】本発明の操作パネル(請求項1)は,タッチパ
ネルのX側抵抗膜には,X電極端子と対向する端部にX
側抵抗膜の抵抗値を測定するための測定用X電極端子が
配置されており,タッチパネルのY側抵抗膜には,Y電
極端子と対向する端部にY側抵抗膜の抵抗値を測定する
ための測定用Y電極端子が配置されている。したがっ
て,X側抵抗膜について,X電極端子と測定用X電極端
子とを用いて容易に抵抗値の測定を行え,Y側抵抗膜に
ついて,Y電極端子と測定用Y電極端子とを用いて容易
に抵抗値の測定を行える。
【0019】また,本発明の操作パネル(請求項2)
は,制御手段が,装置の初期化時に,X電極端子,Y電
極端子,測定用X電極端子および測定用Y電極端子を用
いて,X側抵抗膜の抵抗値およびY側抵抗膜の抵抗値を
所定の手順に従って自動的に測定するので,人手を介す
ることなく,初期化データの収集が自動的に行われる。
【0020】また,本発明の操作パネル(請求項3)
は,制御手段が,測定したX側抵抗膜の抵抗値およびY
側抵抗膜の抵抗値に基づいて,X/Y方向の座標検出に
必要な補正データを算出して,キャリブレーション手順
を省力化する。
【0021】また,本発明の操作パネル(請求項4)
は,制御手段が,表示手段を制御して所定の座標位置を
押下位置として表示し,押下位置をオペレータが押下し
た際に収集した座標に基づいて,初期化時に収集した補
正データの有効性を判断することにより,故障検出,タ
ッチパネルのテスト等に利用可能となる。
【0022】また,本発明の操作パネル(請求項5)
は,タッチパネルが押下されたことを検知する押下検知
手段を備えており,制御手段が,押下検知手段によって
押下が検知された場合に,切替手段および座標算出手段
を制御して,押下位置の座標を習得することにより,周
期的なパネルの操作を行う必要がなく,押下位置の座標
を検知する。
【0023】
【実施例】以下,本発明の操作パネルの一実施例につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は,本実施例の
ブロック構成図である。本実施例の操作パネルは,アナ
ログタッチパネル方式の操作パネルであり,人間の指等
でタッチパネルのタッチ感応表面上のどこにタッチして
もそのタッチを検出するものである。
【0024】まず,構成について説明する。101は,
X方向/Y方向それぞれの抵抗膜であるX側抵抗膜10
1aとY側抵抗膜101bとを重ね合わせて形成された
アナログタッチパネルであり,102のLCDモジュー
ル上に設置される。上記X側抵抗膜101aには,X電
極端子(X2)と対向する端部にX側抵抗膜101aの
抵抗値を測定するための測定用X電極端子(X1)が配
置されており,Y側抵抗膜101bには,Y電極端子
(Y2)と対向する端部にY側抵抗膜101bの抵抗値
を測定するための測定用Y電極端子(Y1)が配置され
ている。
【0025】103は,LCDの画面を制御するLCD
コントローラである。104a〜dは,タッチパネル1
01の端子間に印加する(または端子から検知する)信
号ラインを切り替えるためのスイッチ(SWa〜SW
d)であり,105a〜dは,信号を検知するためのセ
ンスアンプ(AMP.a〜AMP.d)である。
【0026】また,106はセンスアンプ105a〜d
から信号(電圧値)を入力して後述するA/Dコンバー
タに選択的に出力するマルチプレクサ(MUX),10
7は検知した電圧値をディジタルデータに変換するA/
Dコンバータ,108はタッチパネル101面が押下さ
れたことを検知する独立した検知回路(本実施例では,
コンパレータ(COMP)),109は押下検知,タッ
チパネル101の端子信号切り替え,および座標データ
の算出を行う入力制御部,110は上記各部を制御する
メインコントローラである。なお,本装置では点線枠で
囲まれた部分は1チップのマイコン(マイクロ・コンピ
ュータ)111によって実現されている。
【0027】以上の構成において,X側抵抗膜および
Y側抵抗膜の抵抗値(電圧レベルデータ)の収集,通
常の動作シーケンス,整合性確認操作シーケンスの順
にその動作を説明する。
【0028】X側抵抗膜およびY側抵抗膜の抵抗値
(電圧レベルデータ)の収集 図3の初期化データ収集処理のフローチャートを参照し
て,X側抵抗膜およびY側抵抗膜の抵抗値(電圧レベル
データ)の収集について説明する。装置初期化時(リセ
ット直後)において,入力制御部109は,スイッチ1
04aおよび104bをオン(SWcおよびSWdをオ
フ)にしてX側抵抗膜101aに直流電圧を印加する
(S301)。このときの等価回路は,図2のようにな
り,X1,X2の端子位置における電位はX側抵抗膜1
01aの抵抗値とスイッチ104aおよび104bの直
流抵抗分によって決まる。
【0029】この状態において,入力制御部109は,
マルチプレクサ106の入力を切り替えてセンスアンプ
105aおよび105bの信号をA/Dコンバータ10
7に入力して,X1,X2の端子位置における電位を初
期データVx1,Vx2として収集する(S302,S
303)。
【0030】次に,入力制御部109は,スイッチ10
4cおよび104dをオン(スイッチ104aおよび1
04bをオフ)にしてY側抵抗膜101bに直流電圧を
印加して(S304),X側の場合と同様にマルチプレ
クサ106の入力を切り替えてセンスアンプ105cお
よび105dの信号をA/Dコンバータ107に入力し
て,Y1,Y2の端子位置における電位を初期データV
y1,Vy2として収集する(S305,S306)。
【0031】上記のステップによって,初期データ(補
正データ)である,Vx1,Vx2,Vy1,Vy2が
それぞれ収集される。
【0032】通常の動作シーケンス 次に,図4のフローチャートを参照して通常の動作シー
ケンスについて説明する。初期データ収集完了後,入力
制御部109,スイッチ104aのみをオンとし,スイ
ッチ104b,104c,104dをオフとする(S4
01)。
【0033】この状態でタッチパネル101上が押下さ
れるとセンスアンプ105dに約5Vの電圧が検出さ
れ,この結果が検知回路108で検出されて入力制御部
109に通知される(S402)。
【0034】入力制御部109は,ステップS402に
おいて,Compレベル検出(検知回路108での5V
検出)があると,ステップS403〜S406に示す順
序でX側,Y側それぞれについての押下位置電圧レベル
をVxm,Vymとし収集し,ステップS407でX,
Yの各座標軸を0〜255として,X方向,Y方向の座
標位置は次式に基づいて算出する。
【0035】X座標=255×(Vxm−Vx2)/
(Vx1−Vx2) Y座標=255×(Vym−Vy2)/(Vy1−Vy
2)
【0036】整合性確認操作シーケンス 図3のフローチャートで示した初期化データ収集動作完
了後,オペレータに対して表示パネル(LCDモジュー
ル102)上にタッチパネル101の所定位置を押下さ
せるメッセージを表示させて,実際に検出した位置と初
期化データの整合性を確認する操作シーケンスを実行す
るとさらに便利である。
【0037】したがって,本実施例では,入力制御部1
09が,メインコントローラ110,LCDコントロー
ラ103およびLCDモジュール102を介して,所定
の座標位置を押下位置として表示し,前記押下位置をオ
ペレータが押下した際に収集した座標に基づいて,初期
化時に収集した初期化データの有効性を判断するように
している。
【0038】ここで,図5のフローチャートを参照して
整合性確認操作シーケンスについて説明する。入力制御
部109は,初期化データ収集動作完了後,操作者に表
示パネル(LCDモジュール102)上にタッチパネル
101の所定位置を押下させるメッセージを表示させて
(S501),図4で示した通常のシーケンス(位置デ
ータ収集のシーケンス)を実行して押下位置の座標を検
出する(S502)。
【0039】次に,実際に検出した押下位置の座標と,
表示した位置の座標との差異を検出し(S503),差
異があらかじめ設定した許容誤差以内であるか否かを判
定する(S504)。ここで,許容誤差以内であれば処
理を終了する。一方,許容誤差以内でなければ,ステッ
プS505,S506によって,操作者に表示パネル
(LCDモジュール102)上にタッチパネル101の
所定位置を押下させるメッセージを表示させて,通常の
シーケンス(位置データ収集のシーケンス)を実行して
押下位置の座標を検出する。なお,このステップS50
5,S506の処理(図中の点線で示すステップ)は,
タッチパネル101上の必要な位置(例えば,4隅)に
対して複数回実行されるものとする。
【0040】続いて,ステップS505,S506で収
集した位置データに基づいて,初期化データ(補正デー
タ)を更新する(S507)。
【0041】また,詳細な説明を省略するが,上記の整
合性確認操作シーケンスによって差異(ずれ)が検出さ
れた場合は,そのずれの程度によって「タッチパネルエ
ラー」等のメッセージにより故障を知らせたり,初期デ
ータ再収集のシーケンスを実行したり,操作者によるキ
ャリブレーション操作(従来行われている方式)のモー
ドへ移行するようにしても良い。
【0042】前述したように本実施例によれば,X側,
Y側それぞれについて複数の電極端子(X1,X2,Y
1,Y2)を設定したことにより,タッチパネル抵抗値
の固体によるばらつきによらず,有効な検知電圧範囲を
測定することができる。
【0043】また,X側,Y側それぞれの複数の電極端
子から所定の手順に従ってレベルを検知することができ
るため,初期化データの収集を自動的に行うことができ
る。
【0044】また,初期化時に収集した初期化データを
使ってX/Y方向の座標検出に必要な補正データを算出
するため,従来のキャリブレーション手順を省力化する
ことができる。
【0045】また,補正データの確認手段を有している
ため,故障検出,テストの手段として便利である。
【0046】さらに,タッチパネルが押下されたことを
検知する独立した手段(検知回路108)を有している
ので,周期的なパネルの操作を行う必要がなく,コント
ローラ(入力制御部109)の負荷を軽減することがで
きる。
【0047】また,電源ONの装置初期化時に毎回キャ
リブレーション作業を行うこともできるので,キャリブ
レーションデータを装置内に常に保持しておく必要がな
く,そのための記憶素子(例えば,VRAM)等を特別
に必要としない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の操作パネ
ル(請求項1)は,タッチパネルのX側抵抗膜に,X電
極端子と対向する端部にX側抵抗膜の抵抗値を測定する
ための測定用X電極端子を配置し,タッチパネルのY側
抵抗膜に,Y電極端子と対向する端部にY側抵抗膜の抵
抗値を測定するための測定用Y電極端子を配置したた
め,タッチパネル自体の端子間抵抗値のばらつきの測定
を容易に行うことができる。
【0049】また,本発明の操作パネル(請求項2)
は,タッチパネルのX側抵抗膜に,X電極端子と対向す
る端部にX側抵抗膜の抵抗値を測定するための測定用X
電極端子を配置し,タッチパネルのY側抵抗膜に,Y電
極端子と対向する端部にY側抵抗膜の抵抗値を測定する
ための測定用Y電極端子を配置し,さらに,制御手段
が,装置の初期化時に,前記X電極端子,Y電極端子,
測定用X電極端子および測定用Y電極端子を用いて,X
側抵抗膜の抵抗値およびY側抵抗膜の抵抗値を測定する
ため,アナログタッチパネルの初期化シーケンスを自動
化して操作性の改善を図ることができる。また,電源O
Nの装置初期化時に毎回キャリブレーション作業を行う
こともできるので,キャリブレーションデータを装置内
に常に保持しておく必要がなく,そのための記憶素子
(例えば,VRAM)等を特別に必要としない。
【0050】また,本発明の操作パネル(請求項3)
は,制御手段が,測定したX側抵抗膜の抵抗値およびY
側抵抗膜の抵抗値に基づいて,X/Y方向の座標検出に
必要な補正データを算出するため,さらにキャリブレー
ション手順を省力化することができる。
【0051】また,本発明の操作パネル(請求項4)
は,制御手段が,表示手段を制御して所定の座標位置を
押下位置として表示し,押下位置をオペレータが押下し
た際に収集した座標に基づいて,初期化時に収集した補
正データの有効性を判断するため,故障検出,タッチパ
ネルのテスト等に利用可能となり,キャリブレーション
手順の省力化を図ることができる。
【0052】また,本発明の操作パネル(請求項5)
は,タッチパネルが押下されたことを検知する押下検知
手段を備えており,制御手段が,押下検知手段によって
押下が検知された場合に,切替手段および座標算出手段
を制御して,押下位置の座標を習得するため,周期的な
走査を行うことなく,座標位置の検知を行えるようにし
て,コントローラの負荷を軽減するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のブロック構成図である。
【図2】図1において,スイッチSWaおよびSWbを
オン(SWcおよびSWdをオフ)にした状態で直流電
圧を印加した場合の等価回路である。
【図3】初期化データ収集処理のフローチャートであ
る。
【図4】通常の動作シーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図5】整合性確認操作シーケンスを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
101 アナログタッチパネル 101a X側抵抗膜 101b Y側抵抗膜 102 LCDモジュール 103 LCDコントローラ 104a〜d スイッチ 105a〜d センスアンプ 106 マルチプレクサ 107 A/Dコンバータ 108 検知回路 109 入力制御部 110 メインコントローラ 111 マイコン(マイクロ・コンピュータ) X1 測定用X電極端子 X2 X電極端子 Y1 測定用Y電極端子 Y2 Y電極端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X電極端子を有するX側抵抗膜とY電極
    端子を有するY側抵抗膜とを重ね合わせて形成されたタ
    ッチパネルと,前記タッチパネルの端子間への供給信号
    /監視信号を切り替える切替手段と,前記タッチパネル
    の端子から信号を検出する検出手段と,前記検出手段で
    検出した信号から座標を算出する座標算出手段と,前記
    タッチパネルの下部に配置された表示手段と,前記切替
    手段,座標算出手段および表示手段を制御する制御手段
    とを備えた操作パネルにおいて,前記タッチパネルのX
    側抵抗膜には,前記X電極端子と対向する端部にX側抵
    抗膜の抵抗値を測定するための測定用X電極端子が配置
    されており,前記タッチパネルのY側抵抗膜には,前記
    Y電極端子と対向する端部にY側抵抗膜の抵抗値を測定
    するための測定用Y電極端子が配置されていることを特
    徴とする操作パネル。
  2. 【請求項2】 X電極端子を有するX側抵抗膜とY電極
    端子を有するY側抵抗膜とを重ね合わせて形成されたタ
    ッチパネルと,前記タッチパネルの端子間への供給信号
    /監視信号を切り替える切替手段と,前記タッチパネル
    の端子から信号を検出する検出手段と,前記検出手段で
    検出した信号から座標を算出する座標算出手段と,前記
    タッチパネルの下部に配置された表示手段と,前記切替
    手段,座標算出手段および表示手段を制御する制御手段
    とを備えた操作パネルにおいて,前記タッチパネルのX
    側抵抗膜には,前記X電極端子と対向する端部にX側抵
    抗膜の抵抗値を測定するための測定用X電極端子が配置
    されており,前記タッチパネルのY側抵抗膜には,前記
    Y電極端子と対向する端部にY側抵抗膜の抵抗値を測定
    するための測定用Y電極端子が配置されおり,前記制御
    手段は,装置の初期化時に,前記X電極端子,Y電極端
    子,測定用X電極端子および測定用Y電極端子を用い
    て,X側抵抗膜の抵抗値およびY側抵抗膜の抵抗値を測
    定することを特徴とする操作パネル。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は,前記測定したX側抵抗
    膜の抵抗値およびY側抵抗膜の抵抗値に基づいて,X/
    Y方向の座標検出に必要な補正データを算出することを
    特徴とする請求項2記載の操作パネル。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は,前記表示手段を制御し
    て所定の座標位置を押下位置として表示し,前記押下位
    置をオペレータが押下した際に収集した座標に基づい
    て,初期化時に収集した補正データの有効性を判断する
    ことを特徴とする請求項3記載の操作パネル。
  5. 【請求項5】 X電極端子を有するX側抵抗膜とY電極
    端子を有するY側抵抗膜とを重ね合わせて形成されたタ
    ッチパネルと,前記タッチパネルの端子間への供給信号
    /監視信号を切り替える切替手段と,前記タッチパネル
    の端子から信号を検出する検出手段と,前記検出手段で
    検出した信号から座標を算出する座標算出手段と,前記
    タッチパネルの下部に配置された表示手段と,前記切替
    手段,座標算出手段および表示手段を制御する制御手段
    とを備えた操作パネルにおいて,前記タッチパネルが押
    下されたことを検知する押下検知手段を備え,前記制御
    手段は,前記押下検知手段によって押下が検知された場
    合に,前記切替手段および座標算出手段を制御して,押
    下位置の座標を習得することを特徴とする操作パネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004093442A (ja) * 2002-09-02 2004-03-25 Polymatech Co Ltd アナログスイッチの出力値補正方法、コンピュータプログラム及びアナログスイッチ
JP2010198391A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2017525000A (ja) * 2014-05-09 2017-08-31 ケバ アクチェンゲゼルシャフト 操作装置及び制御システム
JP2019028867A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 ローム株式会社 タッチ式入力装置およびそのコントローラ

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