JPH1055238A - ペンコンピュータ及びその座標入力装置 - Google Patents

ペンコンピュータ及びその座標入力装置

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JPH1055238A
JPH1055238A JP21100896A JP21100896A JPH1055238A JP H1055238 A JPH1055238 A JP H1055238A JP 21100896 A JP21100896 A JP 21100896A JP 21100896 A JP21100896 A JP 21100896A JP H1055238 A JPH1055238 A JP H1055238A
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pen
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display device
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JP21100896A
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English (en)
Inventor
Soshiro Kuzunuki
壮四郎 葛貫
Susumu Kaneko
進 金子
Hayato Kimura
早人 木村
Shinichi Ido
慎一 井戸
Masayuki Ishida
正幸 石田
Akihiro Katsura
晃洋 桂
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Information Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種クロック等による重畳ノイズを除去し、イ
ンクブレの少ない高品質で低コストのペンコンピュータ
を提供する。 【解決手段】ペンコンピュータの座標入力装置を、表示
装置700の上にタッチパネル210,220を積層して構成し
ている。ペン300の押圧位置を、TBC310によりTR1
からTR8を制御しながらサンプリングしたアナログデ
ータを、A/D変換器320でデジタルに変換する。MP
U100は、このデジタルデータを所定の一定間隔、本例
では表示装置700のリフレッシュ周期Tiで取り込み、
ノイズの影響を除去してペン3位置の座標値を計算す
る。すなわち、一定間隔Ti中にデジタルデータを複数
個サンプリングし、その一つを基準としてその近傍範囲
に他のデータがあるか判定し、半数以上が近傍範囲にあ
る場合、それら範囲内のデータを平均化して、今回のタ
イミングにおけるペン3の座標データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペンコンピュータ
の座標入力装置に係り、特に、ノイズレスな座標検出方
式と、ペンダウンを容易に検出する座標入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ペンコンピュータでは、表示装置に透明
タッチパネルを積層する構造を取るため、特に、表示装
置の発生するクロック等のノイズがある。また、ペンコ
ンピュータ自身のMPU周辺のクロックやメモリアクセ
スによるのノイズの影響をも受ける。このように、複数
周期でランダムなノイズがアナログデータに重畳され、
このデータがA/D変換器で変換されるので、当然、デ
ジタルな座標データもノイズを含んだものとなる。
【0003】座標入力装置における座標データのノイズ
対策として、特開平7−319611号には、アナログ
データをデジタルデータに変換するA/D変換器の前段
にバンドパスフィルタを挿入して、特定の周期の振れに
よるノイズを削除する静電結合方式の座標入力装置の開
示がある。また、ノイズを除去する一般的なやり方とし
て、特開平4−17016号や特開平5−324163
号には、一定間隔で複数座標をサンプリングし、これら
データの平均値とバラツキを求め、バラツキの大きいデ
ータを除外してノイズを軽減する方法がある。
【0004】さらに、特開平5−108246号には、
座標指示器が存在する近傍領域内(ウインドウ)で読み
出された誘起電圧を求め、これら誘起電圧の平均値によ
りノイズを軽減する、電磁結合方式の座標入力装置の開
示がある。
【0005】一方、感圧式タッチパネルを用いた座標入
力装置では、押圧時の接触抵抗がパネルの製造スロット
違いや経時変化で、大きく変動するためにノイズが発生
する。特開平7−182091号には、この変動データ
を取り込まないように、押圧判断のためのパラメータを
補正時に学習する例が開示されている。
【0006】また、従来感圧座標入力装置では、ペンダ
ウン/アップの検出に、座標を基準値と比較して、その
結果でCPUに割込みを掛けて、座標データを処理する
方式が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、特
定の周期の振れによるノイズを除去するため、バンドパ
スフィルタを挿入しているが、複数周期のノイズを除去
するためには、複数のバンドパスフィルタを容易しなけ
ればならず、ハードコストがかかる欠点がある。
【0008】また、バンドパスフィルタでは、ランダム
に発生するノイズに対しては対応できないという問題が
あった。このため、ランダムノイズ対策として、座標セ
ンサと表示装置およびMPUを実装した基盤の空間距離
を離すことや、間にシールド板を挿入すること、さら
に、基盤のアースを強化して、できるだけ基盤以外にノ
イズを出さない工夫がされている。これらは、機器の小
型化の障害や、ハードコストアップにつながっていた。
【0009】一方、ソフトウェア的なノイズ対策とし
て、複数座標を単に平均化する処理は、予期せぬ大きな
ノイズも平均化してしまい、また大きなバラツキは除外
できても細かなノイズは残るため、ノイズ軽減に限度が
あった。
【0010】また、座標指示器が存在する近傍領域(ウ
インドウ)のみのデータを読み出し、領域外で重畳され
たノイズを検出しない方法は、電磁結合方式にしか適用
できない。すなわち、感圧方式の座標入力装置には領域
指定の概念そのものが無く、そのノイズ低減には利用で
きない。
【0011】さらに、感圧座標入力装置では、ペンダウ
ン/アップの検出をハードウェアに頼っており、コスト
アップ要因の一つとなっていた。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、ペンコンピュータで発生するさ
まざまなノイズを座標検出段階でソフト的に除去し、高
品質なインキングを低コストで実現するペンコンピュー
タを提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、ソフト的にペンダウ
ン/アップを検出する低価格のペンコンピュータを提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、表示装置の
上に座標入力装置を積層した構成を有し、一定周期で前
記座標入力装置上のペン位置に対応するアナログデータ
を検出してA/D変換し、このデジタルデータから座標
値を計算して前記表示装置にインクデータとして出力す
るペンコンピュータにおいて、前記一定周期における所
定時間内に、前記デジタルデータを連続して複数個サン
プリングし、前記複数個のデータの一つを基準に、所定
の近傍座標範囲にある他のデータを取りだして平均化
し、今回の周期における前記座標値を求める近傍座標平
均化手段を設けたことにより達成される。
【0015】あるいは、今回の周期で求めた前記デジタ
ルデータと前回の周期で求めた前記デジタルデータにそ
れぞれ所定の重み係数を付与して加重平均し、今回の座
標値を計算する指数平滑手段を設けたことにより達成さ
れる。
【0016】さらに、前記近傍座標平均化手段と前記指
数平滑手段を設け、時系列に処理することにより達成さ
れる。
【0017】前記近傍座標平均化手段は、前記近傍座標
範囲にあるデータが前記複数個の過半数に満たないと
き、今回の周期における前記座標の計算をスキップす
る。前記基準となるデータには、複数個の時系列データ
の中間点または始点あるいは終点を用いる。
【0018】前記一定周期は、前記表示装置のリフレッ
シュ周期に同期し、その開始(または終了)からリフレ
ッシュノイズの回避に効果的な所定の時間だけ遅延後に
前記デジタルデータのサンプリングを行なう。これによ
り、表示装置クロックにより発生するノイズの影響を回
避できる。
【0019】上記他の目的は、表示装置の上にそのサイ
ズより大きいタッチパネルを積層したペンコンピュータ
であって、前記タッチパネル上で座標検出したアナログ
データをA/D変換し、このデジタルデータから座標値
を計算するペンコンピュータの座標入力装置において、
前記検出した座標値データが前記タッチパネルの座標原
点にあるとき、ペンアップと判断し、それ以外の時、ペ
ンダウンであると判断するペンダウン/ペンアップ検出
手段を有することにより達成される。
【0020】以下、上記構成による本発明の作用を説明
する。本発明は、座標センサから検出されたアナログデ
ータの段階ではノイズ除去せずに、A/D変換し、ノイ
ズを含んたデジタルデータの段階で、ノイズ除去を行う
ことを特徴としている。
【0021】まず、近傍座標平均化手段では、所定の一
定間隔で座標データ1個を求めるとき、その一定間隔内
で複数の座標データをサンプリングする。たとえば、5
個サンプリングする。そして、これらの複数のサンプリ
ング座標データの、ある1つのデータを中心として(た
とえば、時間的に中間的にサンプリングしたもので3番
目に取り込んだデータ)、そのサンプリング座標データ
の所定近傍に他の残りのサンプリング座標データがある
かどうかを判断し、あればこれらの座標データ同士を平
均化する。所定近傍に複数のデータがないとき、平均化
はやめ、次の周期で同様な処理を行う。
【0022】このような近傍座標データのみを平均化し
ているので、ノイズでたまたま飛離れたデータは除去さ
れることになる。なお、複数のサンプリングデータで所
定近傍のデータ数としては、複数のサンプリングデータ
が3個のとき、その内2個を選択し、5個ではその内の
3個を選択すればよい。
【0023】一方、指数平滑手段では、ある一定間隔で
求めた1つの座標データは、一般に、前回の周期で求め
た座標データと連続性があることの特徴を利用してい
る。つまり、過去のデータに依存して次のデータが存在
することを利用して、フィルタを掛ける方法である。す
なわち、前回のサンプリングで求めた座標データが蓄積
されているとき、今回読み込んだ新しいデータと前回の
座標データにそれぞれ重み係数を加味して加重平均し、
これを今回の新しい座標データとする。
【0024】これにより、新しいデータがノイズ等で飛
離れていても、前回の座標データを加味するため、大幅
な座標飛びを防止することができる。さらに、上記近傍
座標平均化手段でノイズを除去後、さらに、上記指数平
滑手段を時系列的に処理することにより、顕著なノイズ
低減を実現でき、高品質のペンコンピュータを提供でき
る。
【0025】また、本発明による感圧座標入力装置のペ
ンダウン検知では、表示装置の範囲内に座標が検知され
たとき、ペンダウンを検出する。一般に、感圧座標入力
装置では、検知抵抗シートの検出地点にプルダウン抵抗
を接続しているため、ペンダウンがないときは原点座標
になる。これにより、ペンダウン検知をCPUでデジタ
ル処理でき、安価に座標入力装置を提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1〜図7
を用いて説明する。以下の説明では、座標入力装置とし
て、透明タッチパネルを表示装置の上に積層する方式で
説明する。
【0027】図1は、一実施形態による紙と鉛筆の感覚
のペンコンピュータの全体構成を示したものである。ペ
ンコンピュータは、全体の処理を行うマイクロプロセッ
サ(MPU)100、液晶表示装置700、その上に積層され
る抵抗式の透明タッチパネル(抵抗シート)210、220、
座標検出制御部300、表示コントローラ(LCDC)40
0、プログラムメモリ(EPROM)500、データを蓄積
するメモリ(RAM)600及び手書き文字等を入力する
ペン230から構成される。
【0028】タッチパネル210、220の座標データは、座
標検出制御部300により検出される。タブレットコント
ローラ(TBC)310は、2枚の抵抗シート210、220の
X軸、Y軸に応じてアナログ電圧の検出を制御する。T
BC310で得られたアナログ電圧(340、350)は、アナ
ログ/デジタル(A/D)変換器320でデジタルに変換
され、このデータ380はプログラマブルゲートアレイ
(FPGA)330に入力され、MPU100からデジタル座
標データを簡単に読み出せるように構成している。
【0029】簡単に、本構成における動作の概要を説明
する。TBC310は透明タッチパネル210、220のX軸、
Y軸に別々に、直流電圧(250、270)を加え、その結果、
座標に相当する電圧を信号線240、260で取り出す。つま
り、座標は押圧(指示)位置に応じて比例的に変化する
アナログ電圧により検出する。このアナログ電圧がA/
D変換器320でデジタル(たとえば、10ビットデータ)
に変換される。なお、デジタルデータは、FPGA380
を介してRAM600に取り込まれる。
【0030】一方、TBC310への制御信号360は、FP
GA330の内部レジスタから、後述するようにあるタイ
ミングで発生する。この制御はEPROM500にあるプ
ログラムを、MPU100が順次読み出して行う。ペン座
標データは、表示コントローラ400を介して液晶表示装
置700に表示し、ペンのインクデータとなる。
【0031】次に、透明タッチパネルとその座標検出関
連部分の詳細を説明する。図2は、透明タッチパネルの
等価回路と座標検出関連部分(TBC310、A/D320及
びFPGA330)の内部構成を示したものである。
【0032】図中、透明タッチパネル210、220は等価回
路で表している。座標を検出するためには、タッチパネ
ル210、220の抵抗シートの両端に、電圧Vを印加する必
要がある。たとえば、X座標を検出する場合、TBC31
0のトランジスタTr3,Tr5をオンし、トランジス
タTr4,Tr6はオフしておく。今、座標Px点で押
圧されると、X軸の等価回路は抵抗R1とR2に分断さ
れ、その2つの抵抗の両端に印加された電圧Vは、抵抗
R1とR2の分圧比に応じて変化する。この分圧電圧が
Px点の座標電圧として、抵抗R3を介して検出され
る。なお、タッチパネル210、220は、2枚の抵抗シート
を適当なスペーサで重ねているため、等価回路のよう
に、浮遊容量C1があるものと見做される。
【0033】同様に、Y軸の等価回路は抵抗R4,R
5,R6及び浮遊容量C2から表すことができる。Y座
標を検出する場合、TBC310のトランジスタTr4,
Tr6をオンし、トランジスタTr3,Tr5はオフし
ておく。ここで、各トランジスタTr3〜Tr6のコン
トロールは、FPGA330のレジスタVX,GX,V
Y,GYにより行う。
【0034】さて、押圧が無いときは接触抵抗R3及び
R6が無限大となるため、検出点Px’,Py’の電圧
が不安定となる。そこで、TBC310内にプルダウン抵
抗R7,R8を設けて安定させている。ここで問題とな
るのは、抵抗R3及びR6は接触抵抗であるため、押圧
により大きく変化(数100Ωから数kΩ)する。また、タ
ッチパネルの使用回数の劣化によっても抵抗値が変化す
る。したがって、座標点Pxの分圧電圧は、この接触抵
抗R3とプルダウン抵抗R7の比でさらに分圧される。
この結果、検出点Px’は押圧変化による誤差を生じ、
実際のペンタッチから大幅に変動した位置にインクデー
タが表示されてしまう。この現象を防止するためには、
押圧が検知されたら直ちに安定用プルダウン抵抗R7,
R8を切り離す必要がある。
【0035】プルダウン抵抗の切り離しを行うのが、T
BC310内のトランジスタTr1、Tr2である。この
制御は、FPGA330のレジスタRX,RYによって行
う。この切り離し制御によって、押圧変化によるノイズ
やタッチパネルの劣化によるノイズを防止することが可
能である。勿論、検出点Px,Pyを安定させる訳であ
るから、プルダウン抵抗ではなく、プルアップ抵抗とし
ても良い。
【0036】次に、検出されたアナログ電圧座標は、A
/D変換器320のマルチプレクサ(MUX)321により、
X座標あるいはY座標の読み出したい座標のどちらかを
選択し、その後、A/D変換LSI322でデジタル座標
値に変換する。本実施例でのデジタル座標値は直列デー
タのため、FPGA330のS/P変換器332で、MPU10
0が扱い易い並列データに変換する。この並列データ
は、A/D変換LSI322の分解性能で決まるが、一般
的には約10〜12ビットあるため、2バイトデータと
なる。
【0037】なお、FPGA330のIRQF334は、液晶
のリフレッシュサイクル信号420により駆動される割り
込みフラグである。このフラグに同期して、座標のサン
プリングを行い、後述のように液晶のリフレッシュサイ
クルによるノイズ防止をも図っている。
【0038】次に、本発明の一実施形態によるソフトウ
エア構成及び処理方式を、図3〜図7により説明する。
【0039】図3に、ペンコンピュータの全体ソフト構
成図を示す。同図において、タブレット(TB)ドライ
バーソフト900は上述のようにタッチパネル210,220か
ら検出したA/D変換後の座標データを取り込み、以下
の処理を経てインクデータとして表示装置700に出力す
る。また、インクデータは、認識エンジン1000やその他
の応用ソフト1100で利用される。それらの必要に応じ
て、文字表示等を表示装置700に出力する。このように
ペンコンピュータでは、キーボードを使用せずに、ペン
230のみで全ての処理を行うため、特に携帯情報端末に
適している。
【0040】次に、TBドライバーソフト900の具体的
な処理を説明する。始めに、テーブル構成とその処理方
式を説明してから、処理プログラムの一例を説明する。
【0041】図4は、X座標あるいはY座標を読む込む
ときのFPGA330の内部レジスタの設定例で、(a)
がX座標リード時のモード設定例、(b)がY座標リー
ド時のモード設定例である。ここで、”1”はON、”
0”はOFF、”*”は関係無、”1/0”は必要に応
じてプルダウン抵抗を切り替えることを意味している。
したがって、(a)のX座標リード時は、まず、X軸の
抵抗シートに電位を印加し、ペンアップ時はRX=1と
して、プルダウン抵抗を接続しておく。ペンダウン時は
RX=0として、このプルダウン抵抗を切り離す処理を
行う。(b)のY座標リード時も同様に、処理されるよ
うになっている。
【0042】図5は、これらの座標をリードするときの
タイムシーケンスを示したものである。ここで、所定の
期間Tiは表示装置のリフレッシュサイクルに同期して
おり、割り込みフラグIRQF334に反映されるように
なっている。
【0043】IRQF334の立ち上がりから、ノイズ除
去に効果的な遅れ時間Tdの経過後、まず、ペンダウン
かあるいはペンアップかを判断するため、座標をダミリ
ードする。つまり、X座標をダミリード(Proc.XD)
し、次にY座標をダミリード(Proc.YD)する。この
とき、プルダウン抵抗は接続しておくため、RX,RY
は共に”1”としておく。
【0044】ペン230がタッチパネル210のどこにもタッ
チされていなければ、プルダウン抵抗R7またはR8が
接続されているため、ダミリードデータによる座標は原
点付近となる。即ち、ペンアップ時のアナログデータは
X座標、Y座標ともに0となり、ペンダウン時のR1,
R2及びR4,R5による分圧値と識別できる。したが
って、ダミリードデータからペンダウンか否か判断し、
ペンダウンであれば、プルダウン抵抗を切り離し(R
X,RY=0)、検出点座標のリード(Proc.X,Pro
c.Y)に入る。すなわち、ペンダウン時はX,Y軸それ
ぞれ2回のサンプリングにより座標読み取りを行い、ペ
ン押圧時の接触抵抗の変化によるノイズを除去してい
る。もちろん、ペンアップ時はダミリードのみで判断で
きるので、X,Y軸について各々1回の座標リードで終
了する。
【0045】このように、本実施形態によれば、ペンダ
ウンを座標検出時のダミーリードの値から容易に検知で
きるので、感圧座標入力装置を安価に提供できる。
【0046】次に、本発明の一実施形態によるノイズの
低減方法を説明する。本方法は検出座標のアナログデー
タに重畳されるノイズを、以下のように演算処理により
軽減する。
【0047】図6は、本実施形態によるノイズ低減の処
理方式を示す説明図である。TBドライバ900では前述
の一定周期Ti内に、連続して5個の複数座標を読み出
す座標サンプリング処理を行ない、続いて近傍値平均化
処理を行い、さらに、指数平均化処理をする。
【0048】すなわち、座標サンプリングでは、P(Xj+
0,Yj+0)、P(Xj+1,Yj+1)、P(Xj+2,Yj+2)、P(Xj+3,Yj+
3)、P(Xj+4,Yj+4)の5個のデータを所定サンプリング
周期Tj で読み出し、これらの5個のサンプリングデー
タの内、時間的に中央のデータP(Xj+2,Yj+2)を基準と
して、他の座標が所定近傍座標範囲にあるかどうか判定
する。自分の座標を含め3個以上あれば、それら全体を
平均化して座標データとする。もし、所定近傍に3個未
満のとき、それらのデータは全て棄却し、次の周期Ti
のサンプリング処理に移行する。
【0049】これにより、他のデータからかけ離れた座
標データを捨てることができ、ノイズを軽減することが
できる。連続サンプリング数は3個でもよく、その場合
基準になるデータは2番目で、所定近傍に入るデータが
2個以上のとき、それらを平均化する。なお、基準にす
るサンプリングデータは他の順番のデータでもよく、こ
の基準のデータにノイズが重畳する場合は所定近傍のデ
ータが不足するので、座標データとして採用されること
はない。
【0050】近傍値座標平均化処理が終了すると、次
に、指数平滑処理を行う。この指数平滑処理は、平均化
処理により前回求めた座標Pi-1と今回求めた座標Pi
の各々に重み係数α、(1−α)を付与して加算し、こ
の値を今回求める座標データとする。これにより、前回
の座標データからの大幅な座標飛びを防止できる。しか
し、前回の座標の方に重みを強くすると、追随性が悪く
なる欠点があるので、重み係数はノイズの除去と操作性
の兼ね合いから適宜にチューニングする。
【0051】図7は、TBドライバの動作を説明する処
理フローである。TBドライバ900はリフレッシュ周期
Tiの度に以下の処理を繰り返す。最初に、表示装置70
0からのリフレッシュ周期によるノイズを回避するた
め、IRQF立ち上がりからの所定遅延時間、すなわち
図5のTdタイミングを経過してから座標データの読み
込み動作を開始する(ステップ901)。
【0052】まず、ペンダウンかどうかを検出するた
め、X座標とY座標のサンプリングデータをダミーリー
ドし(ステップ902,903)、この値が原点付近以外の座
標があればペンダウンと判定する(ステップ904)。こ
の判定で、ペンダウン状態が検出されたら、X座標とY
座標データを本リードし(ステップ905,906)、ペンダ
ウン状態を確認しながら連続して5回のサンプリングを
行ない、RAM600に記憶する(ステップ907)。一方、
ペンダウン状態でないとき(ペンアップのとき)、この
座標データ検出処理は終了する(ステップ904)。な
お、本リードの繰返し時に、ペンダウンの確認を省略す
ることもできる。
【0053】本リードとして、連続5回のサンプリング
データの取り込みを終了したら、近傍点座標の判定を行
う。近傍点座標の判定は、連続した5個の中間のデータ
による座標P(Xj+2,Yj+2)を基に、他のデータP(Xj+0,Y
j+0)、P(Xj+1,Yj+1)、P(Xj+3,Yj+3)、P(Xj+4,Yj+4)
の座標が所定近傍座標範囲にあり、かつ、自身も含め複
数個(3個)以上あるかどうかで行う(ステップ90
8)。もし、この条件に合致したら、この複数のデータ
の平均化処理を行い(ステップ909)、1つの座標Pi
を求める。
【0054】次に、指数平滑処理を行う。この指数平滑
処理は、前述したように、前回求めた座標Pi-1と今回
求めた座標Pi加重平均し、この値を新しく求める座標
とする(ステップ910)。最後に、この求めた新しい座
標からインク表示を行い、タブレットドライバー処理を
終了する(ステップ911)。
【0055】なお、上記処理で、近傍座標平均化処理と
指数平滑処理の一方を省略することもできる。前者を省
略する場合、ステップ905,906の本リードは1回で済
む。また、上記ペンダウン検知処理を適用しない場合、
本ノイズ低減方式は電磁結合方式や、静電結合方式等の
他の座標入力装置にも適用できる。
【0056】以上、本発明の一実施形態によれば、下記
効果がある。まず第1に、表示装置や各種制御基盤から
発生する各種クロック等のノイズが、A/D変換器に重
畳されることによる、いわゆる、インクのブレを、デジ
タルデータに変換後にソフト的に処理し対応するため、
ノイズ防止用のハードコストがなく、かつ、高性能なペ
ンコンピュータを実現できる。
【0057】第2に、ペンの押圧時に発生する、接触抵
抗の影響による過渡的なノイズに対しても、プルダウン
抵抗のオン/オフによる簡単なハードとソフトの組み合
わせにより防止でき、低コストで、かつ、高性能なペン
コンピュータを実現できる。
【0058】第3に、ペンダウン/ペンアップの検出を
原点座標にあるかどうかをソフト的に判断することによ
り、ペンダウン検出のためのハードウエアが不要で、低
コストなペンコンピュータを実現できる。
【0059】第4に、表示装置のクロックによって発生
するノイズに対して、座標のサンプリングを同期させる
ことにより、このノイズの影響の少ない遅延タイミング
とすることができ、ノイズを軽減できる。
【0060】第5に、アナログの座標データをデジタル
データに変換後にソフト的に処理する方法として、近傍
点座標平均化処理と指数平均化処理を組み合わせる方法
を採用したことにより、各種ハードウエアからの定常的
に発生するインクのブレを、大幅に軽減できる。実際の
インクの例では、ノイズによる約2mmのブレが、1/
10以下に低減できた。
【0061】次に、本実施形態の代替例を説明する。上
記の実施形態では、近傍点座標平均化処理として、時系
列の中間点の座標P(Xj+2,Yj+2)を基に、他の周辺座標
の近傍点範囲を決定していたが、これを始点または終点
の座標を基にしてもよい。
【0062】また、近傍点に複数座標が存在しないと
き、全ての座標を棄却していたが、これを棄却せず、基
準となる座標を他の座標にシフトして、再度計算するよ
うにしてもよい。これらによっても同等な効果が得られ
る。
【0063】また、上記の実施形態では、図2のように
プルダウン抵抗のオン/オフを制御したが、プルアップ
抵抗のオン/オフを制御するようにしてもよい。ただ
し、このときのペンアップ検出は、座標点が最大点にな
ったときとする必要がある。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、検出した座標データの
デジタル変換後にソフト的に重畳ノイズを低減するた
め、高性能なペンコンピュータを低コストで提供できる
効果がある。
【0065】特に、ソフト的にノイズを低減する方法と
して、近傍点座標平均化処理ならびに指数平均化処理方
法を採用したことにより、表示装置や制御基板など各種
ハードウエアから定常的に発生するノイズによるインク
のブレを、大幅に軽減できる効果がある。
【0066】本発明によれば、ペンダウンを座標のサン
プリングデータを利用してソフト的に検出できるので、
従来のハードウエアが不要で、低コストなペンコンピュ
ータを実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるペンコンピュータの
ハードウエア構成図。
【図2】タッチパネルの等価回路とその座標検出関連部
のハードウエア構成図。
【図3】本発明の一実施形態によるペンコンピュータの
ソフトウエア構成図。
【図4】タブレットコントロールするプログラムゲート
アレイの内部レジスタ設定例を示す説明図。
【図5】座標検出時のペンダウン検出動作を説明するタ
イムシーケンス図。
【図6】タブレットドライバによる座標サンプリング機
能とノイズ低減機能の概要を示す説明図。
【図7】タブレットドライバの動作を示すフロチャー
ト。
【符号の説明】
100…マイクロプロセッサ、210,220…タッチパネル、2
30…ペン、300…座標検出制御部、310…タブレットコン
トローラ(TBC)、320…A/D変換器、330…プログ
ラマブルロジックアレイ(FPGA)、331…内部レジ
スタ、332…S/P変換器、334…IRQF、400…表示
コントローラ(LCDC)、500…EPROM、600…R
AM、700…表示装置、900…TBドライバ、R1,R
2,R4,R5…分圧抵抗、R3,R6…接触抵抗、R
7,R8…プルダウン抵抗、TR1,TR2…プルダウ
ン抵抗切離しトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 進 東京都小平市上水本町五丁目22番2号 日 立マイコン2号館内 (72)発明者 木村 早人 東京都小平市上水本町五丁目22番2号 日 立マイコン2号館内 (72)発明者 井戸 慎一 東京都小平市上水本町五丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 石田 正幸 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株式 会社日立情報システムズ内 (72)発明者 桂 晃洋 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の上に座標入力装置を積層した
    構成を有し、一定周期で前記座標入力装置上のペン位置
    に対応するアナログデータを検出してA/D変換し、こ
    のデジタルデータから座標値を計算して前記表示装置に
    インクデータとして出力するペンコンピュータにおい
    て、 前記一定周期における所定時間内に、前記デジタルデー
    タを連続して複数個サンプリングし、前記複数個のデー
    タの一つを基準に、所定の近傍座標範囲にある他のデー
    タを取りだして平均化し、今回の周期における前記座標
    値を求める近傍座標平均化手段を設けたことを特徴とす
    るペンコンピュータ。
  2. 【請求項2】 表示装置の上に座標入力装置を積層した
    構成を有し、一定周期で前記座標入力装置上のペン位置
    に対応するアナログデータを検出してA/D変換し、こ
    のデジタルデータから座標値を計算して前記表示装置に
    インクデータとして出力するペンコンピュータにおい
    て、 今回の周期で求めた前記デジタルデータと前回の周期で
    求めた前記デジタルデータにそれぞれ所定の重み係数を
    付与して加重平均し、今回の周期における座標値を計算
    する指数平滑手段を設けたことを特徴とするペンコンピ
    ュータ。
  3. 【請求項3】 表示装置の上に座標入力装置を積層した
    構成を有し、一定周期で前記座標入力装置上のペン位置
    に対応するアナログデータを検出してA/D変換し、こ
    のデジタルデータから座標値を計算して前記表示装置に
    インクデータとして出力するペンコンピュータにおい
    て、 前記一定周期における所定時間内に、前記デジタルデー
    タを連続して複数個サンプリングし、前記複数個のデー
    タの一つを基準に、所定の近傍座標範囲にある他のデー
    タを取りだして平均化し、今回の周期における前記座標
    値を求める近傍座標平均化手段と、 前記近傍座標平均化手段により、今回のタイミングで求
    めた前記座標値と前回のタイミングで求めた前記座標値
    にそれぞれ所定の重み係数を付与して加重平均し、今回
    の周期における座標値を再計算する指数平滑手段と、を
    設けたことを特徴とするペンコンピュータ。
  4. 【請求項4】 請求項1または3において、 前記近傍座標平均化手段は、前記近傍座標範囲にあるデ
    ータが前記複数個の過半数に満たないとき、今回の周期
    における前記座標の計算をスキップすることを特徴とす
    るペンコンピュータ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、 前記一定周期は、前記表示装置のリフレッシュ周期に同
    期し、その開始(または終了)からリフレッシュノイズ
    の回避に効果的な所定の時間だけ遅延後に前記デジタル
    データのサンプリングを行なうことを特徴とするペンコ
    ンピュータ。
  6. 【請求項6】 表示装置の上にそのサイズより大きいタ
    ッチパネルを積層したペンコンピュータであって、前記
    タッチパネル上で座標検出したアナログデータをA/D
    変換し、このデジタルデータから座標値を計算するペン
    コンピュータの座標入力装置において、 前記検出した座標値データが前記タッチパネルの座標原
    点にあるとき、ペンアップと判断し、それ以外の時、ペ
    ンダウンであると判断するペンダウン/ペンアップ検出
    手段を有することを特徴とするペンコンピュータの座標
    入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    ペンコンピュータにおいて、 前記座標入力装置は、請求項6記載の座標入力装置を適
    用することを特徴とするペンコンピュータ。
  8. 【請求項8】 表示装置の上にそのサイズより大きいタ
    ッチパネルを積層した座標入力装置を有し、前記座標入
    力装置上のペン位置に対応するアナログデータを前記表
    示装置のリフレッシュに同期した一定周期で検出してA
    /D変換し、このデジタルデータから座標値を計算して
    前記表示装置にインクデータとして出力するペンコンピ
    ュータにおいて、 前記一定周期毎に、前記デジタルデータのダミーサンプ
    リング値からペンダウン/ペンアップを検出するペンダ
    ウン/ペンアップ検出手段と、ペンダウン検出の場合、
    当該周期における所定時間内に前記デジタルデータを連
    続して複数個サンプリングし、前記複数個のデータの一
    つを基準に、所定の近傍座標範囲にある他のデータを取
    りだして平均化し、今回の周期における前記座標値を求
    める近傍座標平均化手段を設けたことを特徴とするペン
    コンピュータ。
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