JPH04267255A - 離脱化合物含有写真要素 - Google Patents

離脱化合物含有写真要素

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JPH04267255A
JPH04267255A JP3300598A JP30059891A JPH04267255A JP H04267255 A JPH04267255 A JP H04267255A JP 3300598 A JP3300598 A JP 3300598A JP 30059891 A JP30059891 A JP 30059891A JP H04267255 A JPH04267255 A JP H04267255A
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JP
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group
photographic
compound
pug
car
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JP3300598A
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English (en)
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Wojciech Slusarek
ウォジシーヒ スルサレック
John M Buchanan
ジョン マイケル バッチャナン
Philip T S Lau
フィリップ ティアム−シン ロウ
Thomas Southby David
デイビッド トーマス サウスバイ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30576Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the linking group between the releasing and the released groups, e.g. time-groups
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は新規な離脱化合物を含有
するハロゲン化銀カラー写真要素に関する。 【0002】 【従来の技術】ハロゲン化銀の金属銀への像様還元の結
果酸化されたハロゲン化銀現像主薬と、カプラーとして
知られている色素形成性化合物との反応により画像がハ
ロゲン化銀カラー写真材料中に形成される。現像抑制剤
放出(DIR)カプラーと普通称されている画像調整化
合物を使用することにより、鮮鋭性、粒状性及びコント
ラストのような、画像特性を調整することはよく行うこ
とである。このような材料は米国特許第3,148,0
62号及び第3,227,554号明細書に初めて記載
された。 【0003】さらに最近では、米国特許第4,248,
962号;第4,409,323号;第4,684,6
04号;及びヨーロッパ特許出願第0  167  1
68号各明細書は離脱化合物を開示しており、タイミン
グ基と称される介在基がこの化合物のキヤリア部から離
脱し、その後、その介在基から現像抑制剤を放出するも
のである。タイミング基を使用することにより写真機能
から放出機能を分離することができ、これらの別々の機
能を最適の方法で化合物中に取り入れることが可能にな
る。このように、別のタイミング基を使用することによ
り現像抑制剤の放出の速度、位置、時間を適切にコント
ロールすることができる。 【0004】現像抑制剤に加えて、他の写真処理有用基
(photographically useful 
group )を写真処理中に放出することが望ましい
。このような基としては現像促進剤、錯体形成剤、トナ
ー、安定剤等が挙げられる。典型的に、写真処理有用基
は現像工程の際に像様に放出されるが、写真処理有用基
を均一に放出するのが望ましい場合もある。その場合に
は、写真処理有用基の活性部位をブロッキング基でブロ
ックし、このブロッキング基は処理条件下で均一にそこ
から解離するであろう。 【0005】米国特許第4,409,323号明細書に
は、“キノンメチド”タイミング基と称されているもの
を含有する一群の離脱化合物が記載されている。これら
の離脱化合物は多くの目的のために望ましいものである
が、これらの化合物が写真処理有用基を放出する速度は
最適ではない。窒素複素環を含有する写真処理有用基に
ついて、特にこのことがいえる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】キノンメチド−型タイ
ミング基から写真処理有用基を最適な方法で放出する離
脱化合物を含有する写真要素を提供すれば望ましいこと
であろう。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、我々が
“環状キノンメチド”タイミング基と称するタイミング
基を含有する離脱化合物によってこのことは達成される
。 【0008】一実施態様において、本発明は、画像色素
形成性カプラー及び離脱化合物と組み合わさったハロゲ
ン化銀乳剤層を有する支持体を含んでなる写真要素であ
って、前記離脱化合物が式: 【0009】 【化6】 前記式中、CARはキヤリア基であって、写真処理の際
分子の残部がそこから離脱する基であり;PUGは写真
処理有用基であり;そしてTIMEは、写真処理の際C
ARから離脱し次いでPUGを放出するものであり、か
つ構造: 【0010】 【化7】 前記式中、 【化8】 【化9】 【化10】 R1 はCOR2 又はSO2 R2 であり;R2 
はアルキル又はアリールであり;Qは1個、2個もしく
は3個の、5−、6−もしくは7−員環からなる炭環も
しくは複素環を完成するための、炭素、窒素、酸素、硫
黄及びリンから選ばれる原子を表し;XはQにより完成
された環系に縮合したさらに別の環を完成するために、
炭素、窒素、酸素、硫黄及びリンから選ばれる原子を表
し;R3 はX、水素、又は置換もしくは非置換の、ア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、パーフルオロアル
キル、アルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、アリ
ールアミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ
及び複素環から選ばれる1価の基である、により表され
る縮合環系を含む、タイミング基である、を有する写真
要素である。 【0011】上記構造IIにおいて、YはCARと直接
又は介在するタイミング基を介して結合し、炭素原子【
0012】 【化11】 中の遊離結合手はPUGと直接又は介在するタイミング
基を介して結合している。CARはシリル基から又はカ
ルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸又はリン酸の各誘導
体から生成されるブロッキング基であってもよく、加水
分解により非画像様に−TIME−PUGを離脱する。 このようなブロッキング基の好ましいものはBucha
nan等の米国特許出願第343,981号(1989
年4月26日出願)明細書に記載されている。 【0013】あるいは、CARは酸化可能成分、例えば
、ヒドラジド又はハイドロキノン各誘導体であってもよ
く、これらはハロゲン化銀現像の相関として画像様に−
TIME−PUGを放出する。このようなブロッキング
基は、例えば、米国特許第3,379,529号及び第
4,684,604号各明細書に記載されている。 【0014】本発明の好ましい実施態様において、CA
Rは、そのカプリング位に−TIME−PUGが結合し
ているカプリング成分であるので、ハロゲン化銀現像の
相関として画像様に生成される酸化カラー現像主薬と反
応することによりこのカプリング成分はカプリング離脱
する。CARが二価、多価又はポリマー性の場合には、
1個以上の−TIME−PUG成分を離脱することがで
きる。写真要素中に添加した場合にCAR−TIME−
PUGを不動化するのに、CAR成分及びTIME成分
のいずれか又は双方にバラスト基を結合させてもよい。 【0015】TIMEは2〜4個の環からなる、上記の
環系を表し、環員原子のうちの2個を隣接環と共有する
。この環系は、共役系に沿って電子が移動するための経
路を提供して、PUGを放出するのに必要な結合開裂を
おこさせるように配置した1個又はそれ以上の二重結合
を含有する。TIME基は、上記の縮合環系の他に、1
個又はそれ以上の更なるタイミング基を含有して、Bu
rns及びTaberの米国特許第4,861,701
号明細書に記載されているような二重又は多重のスウイ
ッチタイミング基を備えるようにすることもできる。 【0016】PUGは写真処理有用基であり、TIME
がCARから離脱した後にTIMEから放出されること
により処理中に利用可能となる。PUGは、色素、又は
色素前駆体、例えば、増感剤、フィルター色素、画像形
成色素、ロイコ色素、ブロック化色素、シフト化色素又
は紫外吸収剤であってよい。あるいはPUGは写真試薬
であって、放出されると要素中の成分と更に反応可能な
ものであってよい。このような試薬としては、現像促進
剤、現像抑制剤、漂白促進剤、漂白抑制剤、カプラー(
例えば、競合カプラー、色素形成性カプラー、又はDI
Rカプラー)、現像剤(例えば、競合現像剤、又は現像
助剤)、銀錯塩形成剤、定着剤、トナー、硬化剤、タン
ニング剤、かぶり剤、かぶり防止剤、ステイン防止剤、
安定剤、求核体及び二求核体及び化学増感剤もしくは分
光増感剤及び減感剤が挙げられる。 【0017】本発明の環状キノンメチドタイミング基は
、写真要素中で効果的に窒素複素環抑制剤を使用できる
ような速度でそれら抑制剤を放出するという知見を我々
は得た。したがって、PUGは好ましくは現像抑制剤で
あり、最も好ましくは窒素複素環、例えば、トリアゾー
ル、テトラゾール、ピラゾール等である。 【0018】上記構造Iの一部を形成する縮合環系では
、Qが炭環もしくは複素環又は環系を完成させることが
できる。Qにより完成される環としてはベンゼン、ナフ
タレン、ピリジノン、キノリン、イミダゾール、ピラゾ
ール等の誘導体が挙げられる。好ましくはQはフェニレ
ン環を完成する。Qは、非妨害性電子吸引もしくは電子
供与置換基、例えば、ハロゲン、ニトロ、スルホノ、ア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ア
リールオキシ、アリール、アミド、スルホンアミド等で
置換されていてもよい。 【0019】本明細書に示されている構造では、アルキ
ル基又はアルキル含有置換基のアルキル部は20個以下
の炭素原子を含有してよく、そしてハロゲン、カルボキ
シ、アミド、スルホンアミド等の基で置換されていても
よい。バルクであるのが望ましくない場合もしくは不利
益な場合には、アルキル基は1〜4個の炭素原子を含む
ことになるであろう。  アリール基及びアリール含有
置換基のアリール部としては、非置換の、又はアルキル
基について先に列挙した置換基、又はアルキル基で置換
されたフェニル、ナフチル及びアントラシル基が挙げら
れる。代表的複素環基としてはピリジル、キノリル、ピ
ラゾリル、フラノイル、チオフェニル等が挙げられる。 【0020】本発明の好ましい実施態様において、TI
MEは、構造: 【化12】 前記式中、Yは−O−又は−S−であり;R4 は電子
吸引基及び電子供与基から選ばれる非妨害性置換基であ
り;mは0,1,2又は3であり;そしてX1 は5〜
7員環を完成するための炭素、酸素、窒素、硫黄及びリ
ンから選ばれる電子を表し;そしてR5 は水素、アル
キル、アルコキシ、アルキルチオ、アリール、アリール
オキシ、アリールチオ又は複素環である、により表され
る縮合環系を表す。 【0021】上記したように、好ましいCAR基はカプ
ラーである。上記の構造II及び IIIのYはカプラ
ー成分のカプリング位に直接結合しているのが最も好ま
しい。 カプラー成分は酸化ハロゲン化銀現像主薬と反応して、
着色の又は無色の、拡散性又は非拡散性反応生成物を生
成するカプラーならいずれのものであってもよい。代表
的なカプラー成分は、フェノール、ナフトール、ピラゾ
ロン、ピラゾロアゾール及びアシルアセタミドカプラー
から、それらカプラーのカプリング位の原子を前記分子
の残留部で置換することにより誘導される。 【0022】本発明の代表的なTIME基を含有するカ
プラーは以下のようである; 【化13】 【0023】 【化14】 【0024】 【化15】 【0025】 【化16】 【0026】 【化17】 【0027】 【化18】 【0028】 【化19】 【0029】 【化20】 【0030】 【化21】 【0031】 【化22】 【0032】 【化23】 【0033】 【化24】 【0034】 【化25】 【0035】本発明に用いられる化合物は当該技術分野
において周知の合成方法により製造することができる。 一般に、これらの方法では先ず第一に適切なタイミング
基前駆体を製造し、次いでそれをキヤリア基に結合する
。写真処理有用基を次にタイミング基に接続する。代表
的な合成法を以下に示す。離脱化合物は、このような化
合物が従来用いられてきた方法で写真要素に使用添加す
ることができる。特定の写真処理有用基の性質次第で、
離脱化合物は写真要素に別の目的でしかも別の位置に添
加することもあり、これらの要素は各種の他の成分を含
有することもできる。好ましい写真処理有用基を添加す
ることが可能な例示方法を参考にすることができるであ
ろう。 【0036】離脱した写真処理有用基が現像抑制剤の場
合には、例えば、米国特許第3,227,554号;第
3,620,747号;第3,703,375号;第4
,248,962号及び第4,409,323号各明細
書に記載されているように写真要素に使用することがで
きる。現像抑制剤を放出する本発明化合物は、カラー写
真要素の1つ又はそれ以上のハロゲン化銀乳剤単位中に
、又はそれらの乳剤単位と反応可能な状態で含有させる
ことができる。ハロゲン化銀乳剤単位が1層以上の層か
らなるならば、そのような層の1層又はそれ以上の層が
本発明化合物を含有することができる。これらの層は当
該技術分野で従来用いられている他の写真カプラーを含
有することができる。本発明カプラーは層中又は単位中
の色素形成性カプラーと同色の色素を形成することがで
き、異なる色の色素を形成することもでき又は無色もし
くは中性反応生成物を形成することもできる。本発明カ
プラーが離脱した際、層間での現像抑制剤の作用範囲は
、スキヤベンジヤー層、例えば、微粒状ハロゲン化銀乳
剤層を用いることにより制御することができる。本発明
カプラーを含有する要素においてスキヤベンジヤー層は
種々の位置に配置することができる。これらの層は層の
間、層と支持体の間、又はすべての層の上に被せて配置
させることができる。 【0037】漂白抑制剤を放出する本発明の離脱化合物
は、米国特許第3,705,801号明細書に記載され
ている方法で用いることにより、写真要素中の選ばれた
区域の銀の漂白を抑制することができる。 【0038】色素又は色素前駆体を放出する本発明の離
脱化合物は、例えば、米国特許第3,227,551号
、第3,443,940号及び第3,751,406号
各明細書に記載されているように、色素を一体化受容層
又は分離受容層に拡散させて所望画像を形成するような
プロセスに用いることができる。或いは、色素が放出さ
れるカプラーにより形成された色素の濃度を高めるため
に、又はその色素もしくは他の色素の色相を修正もしく
は適正化するために、色素が放出されたその位置に留め
ることもできる。他の実施態様においては、放出された
色素を完全に要素から除去することもでき、カプラーか
ら放出しなかった色素はカラー適正用マスクとして要素
中に留めることができる。 【0039】写真処理有用基がカプラーである本発明の
離脱化合物を用いて別のカプラーを放出させることがで
きる。離脱されたカプラーが色素形成性カプラーならば
、同一層もしくは隣接層の酸化現像主薬と反応して、第
一カプラーから得られるものと同一もしくは異なる色も
しくは色相の色素を形成することができる。離脱された
カプラーが競合カプラーならば、同一層もしくは隣接層
の酸化カラー現像主薬と反応して色素濃度を低下させる
ことができる。 【0040】写真処理有用基が現像主薬である場合には
、本発明の離脱化合物を用いて現像剤を放出し、この現
像剤が色素形成性現像剤と競合しその結果色素濃度を低
下させることができる。あるいは、これら化合物は像様
に現像剤を放出し、活性等を考慮すると均一な状態で要
素中に導入されず望ましくない。 【0041】写真処理有用基が核剤の場合は、本発明の
離脱化合物を用いて現像を促進することができる。 【0042】本発明の写真要素は単色要素であっても多
色要素であってもよい。多色要素は、可視スペクトルの
3つの主な領域の各々に感度を有する色素画像形成性単
位を通常含有する。各単位は単一乳剤層又はスペクトル
の所定の領域に感度を有する複数乳剤層から構成されて
もよい。画像形成性単位層をはじめとする要素層は、当
該技術分野において既知の種々の順番で配列することが
できる。別のフォーマットでは、スペクトルの3つの主
な領域の各々に感度を有する乳剤は、例えば、1982
年12月7日発行のWhitmoreの米国特許第4,
362,806号明細書に記載されているような微少容
器を用いることにより単一セグメント層として配備する
ことができる。 【0043】本発明の乳剤及び要素において使用するの
に適する材料の以下の検討は、リサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure )
、1989年12月、Item 308119 (Ke
nneth Mason Publications 
Ltd.発行、Dudley Annex, 12a 
North Street, Emsworth, H
ampshire P010 7DD, Englan
d )を引用して行うだろう。その開示は引用すること
により本明細書中に包含されている。この刊行物は、以
下「Research Disclosure」と略記
する。 【0044】本発明要素に用いられるハロゲン化銀乳剤
はネガティブ作動性であってもポジティブ作動性であっ
てもよい。適切な乳剤及びそれらの製造については R
esearch Disclosure第I節及び第I
I節並びにそこで引用されている刊行物に記載されてい
る。本発明要素の乳剤層およびその他の層について適す
るベヒクルは、Research  Disclosu
re、第IX節およびそこで引用されている刊行物に記
載されている。 【0045】先に概説したカプラーに加え、本発明要素
はResearch  Disclosure、第 V
II節、パラグラフD,E,FおよびGならびにそこで
引用される文献に記載されるような追加のカプラーを含
むことができる。これらの追加のカプラーは、Rese
archDisclosure、第 VII節、パラグ
ラフCならびにそこで引用される文献に記載されるよう
に本発明要素及び乳剤に組み入れることができる。 【0046】この発明の写真要素又はその個々の層は、
蛍光増白剤(Research  Disclosur
e、第V節)、カブリ防止剤および安定剤(Resea
rch  Disclosure、第VI節)、ステイ
ン防止剤および画像色素安定剤(Research  
Disclosure、第 VII節、パラグラフIお
よびJ)、光吸収剤および散乱材料(Research
  Disclosure、第VIII節)、硬膜剤(
Research  Disclosure、第XI節
)、可塑剤および滑剤(Research  Disc
losure、第 XII節)、静電防止剤(Rese
arch  Disclosure、第XIII節)、
マット剤(Research  Disclosure
、第 XVI節)ならびに現像改質剤(Researc
h  Disclosure、第 XXI節)を含むこ
とができる。 【0047】これらの写真要素はResearch  
Disclosure、第XVII節およびそこで引用
される文献に記載されるような各種支持体上に塗布する
ことができる。 【0048】これらの写真要素は、典型的には可視領域
のスペクトルの化学輻射線に露光でき、Researc
h  Disclosure、第 XVIII節に記載
されているような潜像を形成し、ついで処理してRes
earch  Disclosure、第 XIX節に
記載されているような可視色素画像を形成することがで
きる。可視色素画像を形成する工程には、要素を発色現
像主薬と接触させ、現像可能なハロゲン化銀を還元し、
発色現像主薬を酸化する工程が含まれる。酸化された発
色現像主薬は、カプラーと次々に反応して色素を生じる
。 【0049】ネガティブ作動性ハロゲン化銀乳剤は、上
記の処理工程によりネガ画像をもたらす。ポジ(または
反転)画像をうるには、この工程を非カラー現像主薬で
まず現像処理して露光されたハロゲン銀を現像(色素は
生じない)し、次いでその要素を均一にカブらせて現像
可能な未露光ハロゲン化銀を残すことができる。あるい
はまた、直接陽画乳剤は、ポジ画像を得るのに使用する
ことができる。 【0050】現像に続いて、通常の漂白、定着または漂
白定着工程が施されて銀およびハロゲン化銀が除去され
、洗浄そして乾燥される。 【0051】 【実施例】以下の製造例により、本発明の離脱化合物の
製造法について述べる。 【0052】製造例1−化合物1の離脱基の製造【化2
6】 化合物I−2の製造 水150mL中にスラリー化した6−ヒドロキシ−1−
テトラロン(I−1)(6.49g、40ミリモル)を
0℃で少量の硼水素化ナトリウム(3.03g;80ミ
リモル)を用いて6時間かけて処理した。混合物を次に
固体状塩化アンモニウムを添加して中和し次いでエチル
アセテートで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾
燥し真空濃縮して固体状物質I−2を得た。収量4.9
2g(30ミリモル;75%)。 【0053】化合物(I)の製造 化合物I−2(1.64g;10ミリモル)、4−ヘプ
トキシフェニルテトラゾール(I−3;2.60g;1
0ミリモル)及び沃化亜鉛(1.60g;5ミリモル)
をニトロメタン60mL中に入れ次いで室温窒素下で1
日攪拌した。次にこの混合物に5%塩酸80mLを添加
し次いで30分間攪拌後固体状物質を濾過収集した。こ
の固体を450gシリカゲル及び溶離液としてエチルア
セテート−ヘプタン(4:6)を用いてカラムクロマト
グラフィで精製した。1.7g(43%)の化合物(1
)を得た。m.p.90〜91℃。C24H30N4O
2としての計算値:% C−70.91,  % H−
7.44, % N−13.78 実験値:% C−7
0.69,  % H−7.29, % N−13.6
6 【0054】製造例2−化合物(2)の離脱基の製
造【化27】 【0055】化合物I−6の製造 トルエン75mL中の臭化アルミニウム(17.96;
67.3ミリモル)の溶液に室温でトルエン70mL中
のI−5(4.0;22.4ミリモル)の溶液を添加し
た。 室温で1時間攪拌後、溶液を5分間60℃まで温め、冷
却し、氷/濃HCl中に注ぎ入れ、次いでエチルアセテ
ートで抽出した。抽出物を真空濃縮すると油状物質が得
られ、これをシリカゲル150g及びジクロロメタンを
用いるクロマトグラフィにより精製した。I−6の収量
は2.4g(65%)であった。 【0056】化合物I−6(2.4g;14.6ミリモ
ル)及び塩化ベンジル(2.04g;16ミリモル)を
ジメチルホルムアミド20mL中に入れた。炭酸カリウ
ム(2.32g;16.8ミリモル)を添加し次いで混
合物を105℃で1時間攪拌した。次に水80mLで希
釈し次いでこの溶液をエチルアセテート及び2.5%塩
酸水溶液間で分配した。有機溶液を硫酸マグネシウムで
乾燥し次いで濃縮したところ固体状物質I−7(粗収量
4.2g)が得られた。 【0057】化合物I−8の製造 化合物I−7(3.05g;12ミリモル)をTHF/
イソプロパノール(1:1)50mL中にスラリー化し
た。硼水素化ナトリウム(0.91g;24ミリモル)
を全部一度に添加し次いで混合物を室温で6時間攪拌し
た。5%塩酸水溶液及びエチルアセテートで後処理する
ことにより化合物I−8を油状物質として得た。収率は
100%と推定される。 【0058】化合物I−9の製造 化合物I−8(12ミリモル)、抑制剤I−3(3.1
2g;12ミリモル)及び沃化亜鉛(1.92g;6ミ
リモル)をニトロメタン120mLに溶解し次いで室温
窒素下で30分間攪拌した。次に溶液を5%塩酸水溶液
300mLで希釈し、次いで混合物を濾過した。収集し
た固体を水洗し、風乾し次いでクロマトグラフィ(80
0gシリカゲル、ジクロロメタン)で精製した。I−9
の収量は3.2g(53%)であった。 【0059】化合物(2)の製造 化合物I−9(1g;2ミリモル)をテトラヒドロフラ
ン30mLに溶解した。触媒(10%  Pd/C;1
g)を添加し次いで混合物を初期水素圧50psi で
2時間水素化した。触媒を濾別し次いで濾液を濃縮して
油状物質とし、これをクロマトグラフィ(130gシリ
カゲル、ジクロロメタン)で精製した。化合物(2)の
収量は0.62g(76%)であった。 【0060】 C23H28N4O3としての計算値:% C−67.
63,  % H−6.91, % N−13.72 
                  実験値:% C
−67.45,  % H−6.83, % N−13
.37 【0061】製造例3−化合物23及び24の
製造反応スキーム: 【化28】 【0062】 【化29】 【0063】化合物I−11の製造 硫酸200mL中の6−クロロテトラロン(I−10)
(18.1g;100ミリモル)の溶液を5℃で攪拌し
、この溶液に硝酸カリウム溶液を20分間かけて滴加し
た。溶液を5℃で1.5時間、室温で2時間保持し、次
に氷上に注ぎ入れると固体が析出した。これを収集し、
水洗しエタノールから2度再結晶して10.4g(46
%)のI−11を得た。 【0064】化合物I−14の製造 ジメチルホルムアミド60mL中の60%水素化ナトリ
ウム(1.6g;40ミリモル)のスラリーを0℃窒素
下で攪拌し、このスラリーにジメチルホルムアミド30
mL中のI−13(9.8g;20ミリモル)の溶液を
20分かけて滴加し、次にジメチルホルムアミド60m
L中のI−11(5.0g;22ミリモル)の溶液を1
5分かけて滴加した。室温で18時間後、混合物をエー
テル及び希塩酸で後処理した。粗生成物をカラムクロマ
トグラフィにかけそしてイソプロピルエーテルから再結
晶して2.6g(20%)のI−14を得た。 【0065】化合物I−15の製造 テトラヒドロフラン40mL及びイソプロパノール40
mL中のI−14(4.3g;6.3ミリモル)の溶液
に硼水素化ナトリウム(0.5g;12ミリモル)を添
加した。溶液を室温で2時間攪拌し次に氷/濃塩酸に注
ぎ入れた。得られた固体を収集、水洗、乾燥し次いで5
0p.s.i の水素で水素化(10%  Pd−C、
THF)した。粗生成物をイソプロピルエーテルから再
結晶して3.5g(90%)のI−15を得た。 【0066】化合物I−16の製造 テトラヒドロフラン40mL中のI−15(3.3g;
5ミリモル)の溶液に−10℃でトリフルオロ酢酸無水
物(1.1g;5ミリモル)を15分間かけて添加した
。 溶液を次に室温にし次いで乾燥すると油状物質(100
%)としてI−16が得られた。 【0067】(23)及び(24)の製造ニトロメタン
30mL中のI−16及びI−17(1.4g;6ミリ
モル)の溶液に沃化亜鉛(1.0g;3ミリモル)を添
加し次いで混合物を室温で3時間攪拌した。 エーテル及び希塩酸を用いて後処理をし、粗生成物をシ
リカゲルクロマトグラフィにかけたところ1.6g(3
3%)の(23)及び1.2g(25%)の(24)が
得られた。 【0068】製造例4−(25)及び(26)の製造【
化30】 【0069】化合物I−18の製造 THF  20mL中のI−15(0.69g;1.0
5ミリモル)及び無水コハク酸(0.16g;1.65
ミリモル)の溶液を室温で2日間保持した。エーテル/
水で後処理を施し、エーテル性溶液を硫酸マグネシウム
で乾燥し次いで真空濃縮したところ油状物質0.82g
(〜100%)を得た。 【0070】(25)及び(26)の製造ニトロメタン
−1,2−ジクロロエタン(1:1)12mL中のI−
18(0.82g;1.05ミリモル)の溶液に沃化亜
鉛(0.32g;1ミリモル)及びI−17(0.25
g;1.1ミリモル)を添加した。混合物を室温、窒素
下で20分間攪拌した。次にエーテルで希釈し、5%塩
酸水溶液及び水で洗浄し、次いで濃縮して固体を得た。 ジクロロメタンを用いるシリカゲルクロマトグラフィに
かけ、次にメタノールから再結晶して、(25)及び(
26)の6:4の混合物0.58g(0.6ミリモル;
57%)を固体として得た。 【0071】例1−N−含有現像抑制剤の放出写真処理
の際に、本発明カプラーが酸化現像剤と反応することに
より生ずる、代表的なフラグメントであるタイミング基
化合物の数種類について、テトラゾールの放出速度を測
定した。これらの溶液測定は写真特性を示すのに有用で
ある。溶液中での抑制剤放出半減期が低い値であれば、
フィルム中での現像抑制効果が大きくなるという相関が
ある。 【0072】所定の測定について、タイミング基化合物
12.5μmol を、還元Triton X−100
界面活性剤に一滴の氷酢酸及び約5mLの塩化メチレン
(タイミング基化合物を界面活性剤に溶解しやすくする
ために)を加えたもの3.2mL中に溶解した。部分真
空下で塩化メチレンを蒸発後、水(約15mL)を添加
し、次いで混合物を渦混合機を用いて激しく攪拌してミ
セルを生成した。ミセル状溶液を次に水で25mLまで
希釈し、再混合した。抑制剤放出は上記のミセル状溶液
2mLを同量の水酸化カリウム水溶液(0.75モルK
OH/L)と混合することにより開始し、約13.5の
pHを有する反応混合物を生成する。間隔をおいて、反
応混合物の一部ずつを30%の酢酸水溶液1mLを添加
して急冷した。急冷した混合物を次に高速液体クロマト
グラフィを用いて分析して遊離抑制剤及び残留タイミン
グ基化合物の濃度を測定する。一次反応速度定数をこれ
らの濃度−時間データから算出し、反応半減期、t1/
2 を式t1/2 =0.693/k(kは得られた速
度定数)を用いて算出した。第I表の半減期から明らか
なように、本発明化合物は、比較化合物のものより有意
に短い抑制剤放出半減期を示した。 【0073】次表において、−INHは構造:【化31
】 の抑制剤を意味する。 【0074】 【表1】 【0075】 【表2】 【0076】例2 以下に示す構造を有する本発明の離脱化合物を写真要素
中に添加した。(以下の表中、ダッシュ“−”の次の数
字は被覆量(g/m2 )を表す)。 【0077】 オーバーコート:ゼラチン−5.3;         ビスビニルスルホニルメチルエーテル
硬化剤−全ゲルの2%───────────────
────────────────────コーサー(
Causer)層:ゼラチン−2.7;緑色増感   
     AgBrI(6.4モル%のI;0.46μ
直径)−1.6;        シアン色素形成性カ
プラーA−0.8;        離脱化合物−以下
の第II表参照──────────────────
─────────────────中間層:ゼラチン
−0.9;         酸化現像剤用スキヤベンジヤー−0.
1────────────────────────
───────────受容層:ゼラチン−2.4;         赤色増感AgBrI(6.4モル%の
I;0.46μ直径)−1.6        ;         イエロー色素形成性カプラーB−1.
3────────────────────────
───────────AH層:ゼラチン−2.4;         グレイシルバー−0.3──────
─────────────────────────
────ポリエステル支持体 ─────────────────────────
──────────【0078】カプラーAの構造を
以下に示す。 【化32】 【0079】カプラーBの構造を以下に示す。 【化33】 【0080】以下の第II表に示す離脱化合物を、表に
示す量含有する、一連の写真要素を、離脱化合物を含ま
ない点だけが異なる要素と同様に、以下の(a)及び(
b)に示されているように製造した。 【0081】a)コーサー層のみが露光されるように、
緑色フィルター(Wratten #99 )を介して
段階露光を行い、続いて以下の処理を38℃で行った:
【0082】 現像液                      
        3′15″停  止        
                         
 30″洗  浄                 
             2′漂  白      
                        3
′洗  浄                    
          3′定  着         
                     4′洗 
 浄                       
       3′“フォトフロー(Photoflo
w )”処理      30″【0083】   カラー現像液の組成は以下の通りである;水   
                         
                        8
00.0mL炭酸カリウム(無水)         
                         
34.30g炭酸水素カリウム           
                         
    2.32g亜硫酸ナトリウム(無水)    
                         
   0.38gメタ重亜硫酸ナトリウム      
                         
   2.78g沃化カリウム           
                         
        1.20mg臭化ナトリウム    
                         
             1.31gジエチレントリ
アミン五酢酸五ナトリウム塩(40%溶液)  8.4
3g(KODAK Anti−Calcium No.
8 )ヒドロキシアミン硫酸塩(HAS)      
                  2.41gKO
DAK Color Developing Agen
t CD−4 (D−99)            
    4.52g水で1.00Lにする。 【0084】段階露光により、D  log  E曲線
が各要素について得られる。離脱化合物を含まない要素
についてのD  log  E曲線を、各離脱化合物含
有要素のDlog  E曲線と比較することにより、離
脱化合物含有要素のコントラスト(γ)の抑制率が算出
された。この結果を第II表のカラム(a)に示す。 【0085】b)コーサー層及び受容層の両層が露光す
るように、マイナスブルーフィルター(Wratten
 #12 )を介して段階露光を行った。次に写真要素
をパートa)のように処理した。両層でのコントラスト
(γ)の抑制率をパートa)のように測定した。これら
のデータを第II表のカラム(b)に示す。 【0086】カラム(a)から、抑制剤が放出されたこ
とが認められるであろう。何故なら添加された離脱化合
物の量が、コントラストの抑制率のように増加している
からである。 【0087】カラム(b)から、抑制剤の隣接層への移
動が認められるであろう。何故なら、抑制化合物が被覆
されていない受容層においてコントラストの抑制が認め
られるからである。 【0088】 【表3】 【0089】本発明の更なる実施態様を以下に示す。P
UGが窒素原子を含有し、その窒素原子を介してPUG
がTIME基に結合している特許請求された写真要素。 【0090】PUGが現像抑制剤である特許請求された
写真要素。PUGが漂白促進剤である特許請求された写
真要素。PUGが色素である特許請求された写真要素。 【0091】TIMEが、ハロゲン化銀現像の相関とし
て処理中にCARから離脱する特許請求された写真要素
。CARがカプラー成分である特許請求された写真要素
。 【0092】CARがブロッキング基であり、そこから
分子の残部が写真処理条件下で非像様に離脱する特許請
求された写真要素。CARがブロッキング基であり、そ
のブロッキング基が現像工程中に分子の残部を放出する
特許請求された写真要素。TIMEが1個以上のタイミ
ング基を含んでなり、その後CARからタイミング基が
離脱してから分子の残部を放出する特許請求された写真
要素。 【0093】CARがカプラー成分であり、TIMEは
カプラー成分のカプリング位に結合しかつ構造:【化3
4】 前記式中、Yは−O−又は−S−であり;R4 は電子
吸引基及び電子供与基から選ばれる非妨害性置換基であ
り;mは0,1,2又は3であり;X1 は5−〜7−
員環を完成させるための炭素、酸素、窒素、硫黄及びリ
ンから選ばれる原子を表し、R5 は水素、アルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ
、アリールチオ又は複素環である、を有する特許請求さ
れた写真要素。 【0094】本発明を、その好ましい実施態様を特に参
考にして詳細に述べてきたが、本発明の精神及び範囲内
で変更及び修正が行えることが理解されるであろう。 【0095】 【発明の効果】本発明は、最適な方法で、写真処理有用
基を放出するキノンメチド−型離脱化合物を含む写真要
素、特に窒素複素環を含む写真要素を提供する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像色素形成性カプラー及び離脱化合
    物と組み合わさったハロゲン化銀乳剤層を有する支持体
    を含んでなる写真要素であって、前記離脱化合物が式:
    【化1】 前記式中、CARはキヤリア基であって、写真処理の際
    分子の残部がそこから離脱する基であり;PUGは写真
    処理有用基(photographically us
    eful group )であり;そしてTIMEは、
    写真処理の際CARから離脱し次いでPUGを放出する
    ものであり、かつ構造:【化2】 前記式中、 【化3】 【化4】 【化5】 R1 はCOR2 又はSO2 R2 であり;R2 
    はアルキル又はアリールであり;Qは1個、2個もしく
    は3個の、5−、6−もしくは7−員環からなる炭環も
    しくは複素環を完成するための、炭素、窒素、酸素、硫
    黄及びリンから選ばれる原子を表し;Xは、Qにより完
    成された環系に縮合したさらに別の環を完成するために
    、炭素、窒素、酸素、硫黄及びリンから選ばれる原子を
    表し;R3 はX、水素、又は置換もしくは非置換の、
    アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、パーフルオロア
    ルキル、アルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、ア
    リールアミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチ
    オ及び複素環から選ばれる1価の基である、により表さ
    れる縮合環系を含む、タイミング基である、を有するこ
    とを特徴とする写真要素。
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