JPH04266339A - 遅延式シート分離/送り装置 - Google Patents

遅延式シート分離/送り装置

Info

Publication number
JPH04266339A
JPH04266339A JP3010084A JP1008491A JPH04266339A JP H04266339 A JPH04266339 A JP H04266339A JP 3010084 A JP3010084 A JP 3010084A JP 1008491 A JP1008491 A JP 1008491A JP H04266339 A JPH04266339 A JP H04266339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
belt
delay
stack
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3010084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3178536B2 (ja
Inventor
Peter A Sardano
ピーター エイ サーダノ
Irvin J Kazmierczak
アーヴィン ジェイ カージミエアチャーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH04266339A publication Critical patent/JPH04266339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3178536B2 publication Critical patent/JP3178536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
    • B65H3/5207Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article
    • B65H3/523Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned over articles separated from the bottom of the pile
    • B65H3/5238Retainers of the pad-type, e.g. friction pads

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートスタックからシ
ートを1枚づつ順次送り出すシート分離機能付き改良型
遅延式シート送り装置に関するものである。開示する装
置は、スタックの底から送り出す形式の下部シート分離
/送り装置にとって特に有用であり、複写する原稿書類
を複写機のプラテンの上に順次送り込む低価格の原稿送
り装置または原稿取扱装置に使用することができる。
【0002】本発明は、望ましい運動軸上の望ましい運
動を許すが、望ましくない運動軸上の望ましくない運動
を防止する、改良した安価なシート遅延部材取付け装置
を開示する。詳しく述べると、本発明は、遅延部材が向
かい合うシート送り部材に対し自動的に横方向に水平に
なることを許すが、遅延部材がシート送り方向に傾斜す
ることを防止するため、自由な横方向の傾斜と、制限さ
れた垂直方向の運動のみを許す遅延部材の取付け方法を
開示する。
【0003】開示する遅延パッドのシート接触面と、向
かい合うシート送り部材のシート接触面は、スタックか
らのシートの分離および給送を最適にすると同時に、イ
メージのスミアリング、騒音、その他の問題を引き起こ
す可能性のある変化する不均一な圧力すなわち局所的な
高い圧力集中や振動を最小にするため、形状が決められ
、開示した取付け装置と協調するように配置され、そし
て前記取付け装置によって作用が助けられる。
【0004】そのほかに、本発明は、分離するシートス
タックの他の側において、遅延部材と作用上向かい合っ
ている平坦な摩擦シート送り部材を保持する支持手段を
開示する。
【0005】本発明の遅延部材取付け装置は、複写機の
低価格の原稿送り装置内の下部シート分離/送り装置に
組み入れられている。
【0006】
【従来の技術】開示した原稿送り装置すなわち原稿取扱
装置は、便宜上、ADF (Automatic do
cument feeder) と呼ぶことがある。開
示した原稿送り装置は典型的なものである。たとえば、
ゼロックス社の米国特許第4,881,729 号 (
1989年11月21日発行)、同第4,884,79
4 号(1989年12月5日発行)または同第4,8
49,788 号(1986年7月18日発行)に記載
されているように、本発明の分離/送り装置は両面複写
再循環式原稿取扱装置に使用することもできる。また、
本装置は、上記米国特許に開示されている分離/送り装
置の代りに使用することもできる。キャノン社の米国特
許第4,727,398 号(1988年2月23日発
行)、同第4,723,772 号(1988年2月9
日発行)、同第4,627,709 号(1986年1
2月9日発行)、同第4,544,148 号には、本
装置を使用できる遅延式原稿送り装置の他の最新の例が
開示されている。また米国特許第4,076,408 
号、同第4,330,197 号、同第4,621,8
01 号、同第4,466,733 号、同第4,42
8,667 号には、再循環式原稿取扱装置の他の幾つ
かの最新の例が開示されている。
【0007】本発明に特に関連があるのは、ゼロックス
社の米国特許第4,166,614 号(1979年9
月4日発行)である。この米国特許は、原稿送りベルト
33の領域と接触する遅延パッド34と、複写するため
分離して送り出す原稿書類のスタックの上面に接触して
いる垂直力ローラー82とを備えた下部原稿シート分離
/送り装置32を開示している。
【0008】記載した実施例では、原稿を給送する場合
について開示しているが、本装置はコピー用紙の分離お
よび給送にも使用することができる。コピー用紙送り装
置すなわち給紙装置のための遅延式分離/送り装置もよ
く知られている。
【0009】遅延式送り装置(遅延式シート分離機能を
備えたシートスタック送り装置)、特に成形遅延パッド
を有する遅延式送り装置の理論は、ゼロックス社の米国
特許第3,768,803 号(1973年10月30
日発行)に詳細に記載されており、幾つかの実施例が開
示されている。
【0010】付け加える情報として、記載した基本的な
 ADF  は、ゼロックス社の米国特許第4,727
,401 号(1988年2月23日発行)の主題であ
る。さらに、この ADF(またはRDH ) を適当
に使用することができる複写機の一例が、ゼロックス社
の米国特許第4,708,462 号に記載されている
【0011】本発明のシート分離/送り装置の特定のハ
ードウェア部品に関し、幾つかの部品は他の装置または
他の用途において既に知られていることは理解されるで
あろう。たとえば、米国特許第4,770,550 号
に記載されているように、ローラーの外側のゴム面すな
わちスリーブが取付け軸のまわりに自己傾斜することは
知られている。また、米国特許第4,496,145 
号は、明細書の第5欄に、硬度30〜50度のゴム面を
有する送りローラーを開示している。遅延パッドの取付
けに関する重要な背景文献として、米国特許第2,08
5,248 号、同第4,458,890 号、同第4
,526,358 号、およびフランス特許第2,58
8,536 号がある。フランス特許第2,588,5
37 号は押しロールに関しても注目される。押し機構
すなわち垂直力を加えるシューまたは類似の機構に関す
る文献として特に興味のあるのは、米国特許第3,82
3,936 号、同第3,869,116 号、同第4
,305,577 号、特昭54−55971号、およ
び前記フランス特許第2,588,536 号である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ゼログラフィー方式や
その他の形式の複写機がより高速になり、より自動化さ
れるにつれて、複写する原稿シートをより高速に、より
確実に、かつより自動的に取り扱うことがますます重要
になってきた。
【0013】また、給送中のシートの斜行の防止、正し
い整合を維持すること、および原稿の送りのタイミング
も重要である。もし原稿が正しくプラテンへ送られず、
プラテンの上に整合されなければ、望ましくない黒ずん
だ境界線または縁の陰影またはその両方が、コピー用紙
に現出したり、あるいは原稿の縁に近い情報が欠落する
、すなわちコピー用紙の上に複写されない。原稿書類の
誤整合、特に斜行は、原稿書類のその以後の給送、排出
、および再積重ねに悪い影響を及ぼす可能性がある。
【0014】低複写速度の複写機についても、原稿スタ
ックから自動給送する自動原稿取扱装置(ADH ) 
または自動原稿送り装置(ADF )を備えることが次
第に要望させるようになった。原稿取扱装置は、原稿を
斜行修正し、複写位置へ送り、最終的に整合し、複写後
、プラテンが原稿を排出するすべての操作を自動的に行
う。
【0015】好ましい原稿取扱装置は、複写機の外部透
明複写窓(プラテンまたは像形成部と呼ばれる)を含む
、通常の複写機の光学式像形成装置を使用するものであ
る。また、原稿取扱装置は、通常のやり方で、原稿(本
を含む)を同じ複写プラテンの上に手で置くことができ
るように、旋回させることによって容易に除去できるこ
とが望ましい。したがって、より軽量の原稿取扱装置が
望ましい。
【0016】ここで使用する用語「原稿書類」または「
シート」は、通常の個別のイメージ支持体たとえば紙、
プラスチック、その他の通常の薄いシートを言い、一般
に取扱いが非常に容易なマイクロフィルムや電子イメー
ジは含まれない。「原稿書類」は複写機の中でコピー用
紙(コピーと略して呼ばれることもある)の上に複写さ
れるシート(原物または前のコピー)である。また関連
のある(たとえば、ページ順の)複数枚の原稿またはコ
ピーは「セット」と呼ばれる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の態様と
して、シートスタックの底から、紙または類似のシート
を1枚づつ分離し、シート送り部材と向かい合う遅延部
材とによって形成された遅延ニップをもつシート送り通
路を通して、シート送り方向に順次送り出すための遅延
式シート分離/送り装置を提供する。本装置は、前記遅
延部材の望ましい運動軸上での望ましい運動を許すが、
望ましくない運動軸上の望ましくない運動を防止する遅
延部材取付け装置を備えている。この遅延部材取付け装
置は、前記遅延部材がシート送り方向に傾斜することを
妨げ、かつ前記遅延部材がシート送り方向に直角に制限
された垂直運動をすることを許す手段と、前記遅延部材
がシート送り部材に対し横方向に自動的に水平になるよ
うに、前記遅延部材がシート送り部材に対し横に傾斜す
ることを許す手段から成る。
【0018】ここに開示する装置によって、個々に、ま
たは組み合わせて得ることができるその他の特徴として
、前記シート分離/送り装置はシートスタックの底から
複写する原稿シートを複写機のプラテンの上へ順次送り
出す形式の下部シート分離/送り装置であり、前記遅延
部材はシートスタックの上面に接触し、前記シート送り
部材はシートスタックの底に接触する。前記遅延部材は
大きな面積の摩擦弾性パッドであり、前記シート送り部
材は摩擦シート送りベルトのほぼ平坦な領域から成り、
そして前記遅延部材は変化する不均一な圧力を最小にす
ると同時に、スタックからのシートの分離および給送を
最適にするように前記取付け装置によって前記摩擦シー
ト送りベルトに対し配置されたシート接触領域を有する
。前記遅延部材は前記摩擦シート送りベルトに作用上向
かい合い、かつ分離するシートスタックの上面と接触し
ている平坦な小面から成る摩擦パッドである。前記シー
ト送り部材は摩擦シート送りベルトの平坦な領域と、前
記平坦な領域を支持する支持手段とから成り、前記支持
手段は前記ベルトの前記平坦な領域内で密集してジグザ
グに配置された多く点で前記ベルトの裏面と転がり接触
する、狭い間隔で互いに入り込んだ多数の小形ローラー
から成っている。
【0019】本発明の上記およびその他のさまざまな特
徴および利点は、以下述べる特定の実施例について説明
する装置とその作用から明らかになるであろう。したが
って、添付図面を参照して以下の説明を読まれれば、本
発明をよく理解することができるであろう。
【0020】
【実施例】図1に、1つの応用として原稿書類を複写機
のプラテンへ送る ADF20に使用した本発明に係る
典型的なシート分離/送り装置80の細部を示す。図2
および図3に、シート分離/送り装置80を拡大して示
す。 シート分離/送り装置80は、他のさまざまな原稿取扱
装置やその他の利用に、または引用した特許文献に記載
されているほとんどのすべての複写機に使用することが
できる。したがって、図1には、典型的な複写機10の
部分として、プラテン12のみを示す。
【0021】図1に示した典型的な ADF20は、前
に挙げた米国特許第4,881,729 号、同第4,
884,794 号、同第4,849,788 号に記
載されているものと類似しているので、ここでは説明は
省略する。複写機10によって複写される原稿シートは
、 ADF20によって原稿スタックから分離され、順
次プラテン12へ送られる。続いて、原稿シートは、プ
ラテンベルト搬送装置22とその駆動装置24によって
プラテン12の表面の上を、所望の複写整合位置まで運
ばれる。複写後、原稿シートはプラテン搬送装置22に
よってプラテン12から搬出される。
【0022】複写する原稿シートのセットすなわちスタ
ックは、最初に、原稿トレイ26の中に、表を上に積み
重ねて置かれる。原稿シートは、シート分離/送り装置
80によってスタックの底から順次送り出される(あと
で詳しく説明する)。最初、すべての原稿シートは、下
流に片面複写用通路30を通過してプラテン12に隣接
するベルト搬送装置22の搬入口まで送られる。この片
面複写用通路30の最初の部分(シート分離/送り装置
80のすぐ下流)に、側縁整合・斜行修正装置34が配
置されている。この装置34は既知の交差ロール46,
48と縁案内装置から成るものがよい。
【0023】ADF20は、複写後、原稿シートをトレ
イ26へ戻さずに、非循環式自動原稿送り装置として使
用することができる。すなわち、複写後、図示のように
、原稿シートをプラテンの下流側の反対端から出力反転
通路36へ送り込み、その通路36で原稿シートを反転
した後、出力再積重ねトレイ38へ排出することができ
る。
【0024】もし原稿シートが両面原稿シート(裏返す
必要がある)であれば、両面複写用通路40を通して反
転させることができる。この両面複写用通路40はプラ
テンの一の側で始まり、同じ側で終わる単方向ループで
ある。両面複写用通路40は、縁整合・修正装置34の
上流、シート分離/送り装置80の下流の交差点42で
片面複写用通路30と滑らかに合流する。各両面原稿シ
ートは、この交差点42で、プラテンから出てきた向き
から2回裏返されており、続いて下流の片面複写用通路
30へ送り込まれる、すなわち、図1の矢印で示すよう
に、トレイ26から最初に送り出された原稿シートと同
じ送り方向に送られる。上記のほかに、二点鎖線矢印で
示すように、シートバイパス入力口44を設けることも
できる。3つのすべての通路30,40,44は、同じ
縁整合・斜行修正装置34に入るので、三角形で示した
同じシート前縁センサを使用することができる。
【0025】通例、原稿通路のまわりに計画的に配置さ
れたスタック入力センサ78を含む別の原稿シート前縁
センサと(または)後縁センサが複写機の制御装置に接
続されている。
【0026】次に、図面に記載したシート分離/送り装
置80の実例について詳しく説明する。図示した遅延式
シート分離/送り装置の場合、シートスタックの底面が
遅延パッド62を含むニップと接触しており、一番下の
シートのみが摩擦送りベルト50の平坦な上走行部によ
って下流へ駆動され、分離され、送り出される。
【0027】送りベルト50による前記の送り出し作用
は、垂直力作用シューユニツト70によって支援される
。シュー72が取付け部74に旋回可能に取り付けられ
ている下方旋回アームアセンブリ76まで原稿スタック
が挿入されると、原稿スタックの挿入を検出したセンサ
78が、シューユニット70を起動させる。シュー72
は、ベルト50の上のシートスタックの上面に載り、所
定の下向き垂直力でシートスタックをベルト50に押し
つける。このシュー72の垂直力が作用する比較的広い
領域と場所を、図3に想像線で上方から、そして図2に
側面から示す。シュー72の底は平坦であり、比較的低
い摩擦係数の材料で作られているので、スタックはその
下で滑ることができる。取付け部74は旋回自在である
から、シュー72の底面は自動的に回転し、ベルト50
とシート案内面(リブ)90とによって間接的に制御さ
れるだけのスタックの上面とぴったり合わさるので、ア
ーム76を介して下向きの垂直力は原稿シートに均一に
作用する。この結果、原稿シートの比較的広い領域にわ
たって垂直力が均一に分布し、原稿イメージのスミアリ
ングを生じさせる可能性がある高い圧力集中が減る。 さらに、シュー72の2軸ジンバル自在取付け部74は
、シューの広い接触領域で低い圧力を均一に加えること
により原稿イメージのスミアリングを生じさせる可能性
がある高い圧力集中を防止すると同時に、シューを異な
るスタック高さに順応させて適切な全垂直力を維持する
ことができる。これは、一の軸上で旋回することを許し
、直交する他の軸上で自由に傾くことを許す回転可能な
ピンとゆるい(オーバーサイズの)ピン孔または当て金
から成る連結部によって得られる。スナップ嵌合いボー
ルとソケットから成る連結部など、他の代替案を用いる
ことができる。
【0028】弾性摩擦遅延パッド62は独自の遅延パッ
ド取付けアセンブリの一部である。遅延パッド62は、
図2に示すように、固定フレーム取付け板の対応する孔
すなわち案内溝孔を通して垂直方向にのみ動くことがで
きる逆U字形チャンネルまたは他の適当なパッド保持ク
リップ64で支持され、両方向矢印で示すように、上下
に(シート通路に直角な方向に)動くことができる。し
たがって、パッド保持クリップ64は回転すなわち傾く
ことはできない。また、この垂直軸線上で下向きにベル
ト50の上走行部の下流端に近いシート分離ニップに向
けて所望のニップ力でばね荷重を、クリップ64に加え
ることができる。このばね荷重は、通常の、任意の所望
のタイプ、たとえば板ばねまたは巻きばね、全アセンブ
リ60をADFのフレームに取り付けるときの固有の弾
性、等でもよい。(遅延パッド取付けアセンブリ60は
、その作用上、図示した作用位置にラッチで固定されて
いるが、詰まったシートを除去する際、または機械停止
の際に自由に接近できるうように、通常のサブフセンブ
リ取付け装置(図示せず)によってラッチを外し、旋回
させて遅延ニップを開くことができる。)
【0029】
また、図示した遅延パッド取付けアセンブリ60は、ク
リップ64に嵌め込まれたピボットピン軸まわりの両方
向矢印で示すように、遅延パッド62がほとんど制限さ
れずに横回転して自動的に水平になることを許し、ニッ
プ力をベルト50を横切る方向に均一化する。しかし、
前記軸に直交する軸(シート通路方向)に対し遅延パッ
ド62が回転運動することは、取付けアセンブリ60に
よって妨げられる。これにより、遅延パッド62が正し
い姿勢に保たれ、遅延パッド62の上流側下面62aの
小さな角度が一定に保たれる。この遅延パッドの下面6
2aは、初期スタック分離入口であり、遅延パッド62
の狭い下端平坦領域62bが形成している最終遅延ニッ
プに、複数のシートがどっと送り込まれるのを防止する
。このように、遅延パッドがシート送り方向に回転する
ことができないので、送りベルト50(もし代わりに使
用されていれば、送りローラー)に対する遅延パッドの
位置決めの敏感さが緩和される。また、スミアリングを
減らすことができる。また、スライドスティックタイプ
の騒音の発生を減らすことができるであろう。
【0030】この低価格の簡単な取付けアセンブリ60
は、ポリカーボネートなどの成形プラスチック部品と3
0%のガラス繊維で作ることができる。潤滑は必要ない
。図示のように、遅延パッド62の作用下面はだいたい
凸面である。上流側下面62aによって形成された小角
度(15°以下が好ましい)のくさび(スタックをこけ
ら板状にする)は頂点62bまでせばまり、この主遅延
領域62bの後方でより大きな出口クリアランス角にな
ることが好ましい。
【0031】一番下のシートは、スタックの残部から分
離されたあと、下流に、取出し用の駆動ローラー82と
アイドラローラー84から成るニップに入り、このニッ
プでプラテンに向けて送り出される。この取出し用ニッ
プ内でシートが斜めになるのを防止するため、アイドラ
ローラー84は、45ショアAデュロメータを有する厚
さ1mmのウレタンスリーブで被覆された硬質プラスチ
ックまたは金属シリンダにすることが好ましい。この表
面の自己水平化作用により、アイドラローラー84が駆
動ローラー82のニップ面に対し自動的に水平になるよ
うに、アイドラローラー84を軸方向に旋回可能に取り
付ける必要はない。上記の代わりに、アイドラローラー
84を、固定された中実金属軸上で回転する簡単な(し
かし、上記のように被覆された)開孔付き中実デルリン
スリーブ(delrin sleeve)にすることが
できる。駆動ローラー82は厚さ2mmのイソプレンま
たは他の適当なエラストマーで被覆した中実金属シリン
ダにすることができる。
【0032】開示した分離/送り装置は、さらに、遅延
パッド62と接触する前および接触中に、弾性摩擦送り
ベルト50を平らに保持し、ベルト走行部を確実に支持
する独自の装置を有する。複数の狭い間隔で配置された
共通の小径アイドラ52は小径軸上の円板である。すべ
てのアイドラ52はベルト50の内側に、一平面内に取
り付けられ、平坦な支持板を模擬しているが、これらの
アイドラ52はベルト50と転がり接触するので、摩擦
ベルトの下で平板摩擦抗力は生じない。円板52の軸は
、撓みを避けるため、中央で追加して支持することがで
きる。隣り合うアイドラ52は、少し横にずれて互いに
入り込んでおり、したがってベルトの下に平坦な支持接
触点の一様な密集パターンを提供する、すなわち中心間
距離を最小にして、でこぼこにならないようにする。 同様に、図3の平面図に想像線で示すように、ベルト駆
動ローラー54,56の一部として、互いに入り込んだ
、薄い、より大きな直径の複数のアイドラ円板が設けて
ある。これらのすべての部品は安価なブラスチック部品
を組み立てたものであり、それらの部品によって周囲の
ベルト50に張力が付与される。さらに、このベルト取
付け装置は、摩擦遅延式送り装置においてイメージまた
は第2面のスミアリングを少なくするのを助ける。真に
平坦で、完全に連続するベルト支持面は、本発明が提供
する複数の支持点のように望ましくない、すなわち接触
−保持ができない。複数のベルト支持ローラーを使用す
る一般的な概念は、多数の大型プラテン搬送ベルト原稿
取扱装置や他の大型ベルト式送り装置に使用されている
が、本装置およびその利用の場合、特に利点がある。
【0033】図示したシート分離/送り装置80のもう
1つの特徴は、図3に詳しく示したシート縁案内・伸ば
し斜めリブ装置90,92である。
【0034】図4および図5に、ゼロックス社の 50
28 複写機の従来の原稿遅延式分離/送り装置100
を示す。この分離/送り装置100の構造は、スタック
入力ローラー102の横方向にずれた底を有する。この
入力ローラー102上のシートスタックの上面に、垂直
力作用アーム104の一体構造(非回転)の二股加圧板
が下ろされる。シートは、横方向にずれた別個の遅延給
送ローラー(ベルトではない)103とその上に置かれ
た凹面遅延パッド105によって搬入され、分離される
。そのあと、分離されたシートは取出しローラーニップ
106で送られる。
【0035】開示した実施例は好ましいものであるが、
この分野の専門家は、この実施例からさまざまな代替物
、修正物、均等物、あるいは改良を思いつくであろう。 したがって、特許請求の範囲は、これらの代替物、等を
含んでいるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分離/送り装置を組み入れた典型
的な原稿取扱装置の部分側面図である。
【図2】図1の原稿取扱装置の分離/送り装置の拡大断
面図である。明確にするため、比較的小さい多数のシー
トは離して図示し、シートの厚さは拡大して図示してあ
る。
【図3】垂直力付与シューすなわちスタック押えシュー
の接触領域を想像線で示した、図2の線3−3に沿った
部分平面図である。
【図4】従来の原稿遅延送り装置の側面図である。
【図5】図4の従来の原稿遅延送り装置の側面図である
【符号の説明】
10  複写機 12  プラテン 20  ADF  22  プラテンベルト搬送装置 26  原稿トレイ 30  片面複写用通路 34  側縁整合・斜行修正装置 36  出力反転通路 38  出力再積重ねトレイ 40  両面複写用通路 42  交差点 44  バイパス入力口 46,48  交差ロール 50  摩擦送りベルト 52  アイドラ 54,56  ベルト駆動ローラー 60  遅延パッド取付けアセンブリ 62  遅延パッド 62a  遅延パッドの下面 62b  遅延パッドの下端平坦領域 64  逆U字形パッド保持チャンネル70  垂直力
付与シューユニット 72  シュー 74  二重ジンバル取付け部 76  旋回可能なロワーアームアセンブリ78  セ
ンサ 80  本発明のシート分離/送り装置82  駆動ロ
ーラー 84  アイドラローラー 90,92  シート縁案内・伸ばし斜めリブ装置10
0  従来の遅延式分離/送り装置102  スタック
入力ローラー 103  遅延送りローラー 104  垂直力アーム 105  遅延パッド 106  取出しローラーニップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シートスタックの底から、紙または類
    似のシートを1枚づつ分離し、シート送り部材と向かい
    合う遅延部材とによって形成された遅延ニップをもつシ
    ート送り通路を通して、シート送り方向に、順次送り出
    すための遅延式シート分離/送り装置であって、前記遅
    延部材の望ましい運動軸上での望ましい運動を許すが、
    望ましくない運動軸上の望ましくない運動を防止する遅
    延部材取付け装置を備え、前記遅延部材取付け装置は、
    前記遅延部材がシート送り方向に傾斜することを妨げ、
    かつ前記遅延部材がシート送り方向に直角に制限された
    垂直運動をすることを許す手段と、前記遅延部材がシー
    ト送り部材に対し横方向に自動的に水平になるように、
    前記遅延部材がシート送り部材に対し横に傾斜すること
    を許す手段から成ることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記シート分離/送り装置はシートスタッ
    クの底から複写する原稿シートを複写機のプラテンの上
    へ順次送り出す形式の下部シート分離/送り装置である
    こと、そして前記遅延部材はシートスタックの上面に接
    触し、前記シート送り部材はシートスタックの底に接触
    することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記遅延部材は大きな面積の摩擦弾性パッ
    ドであること、前記シート送り部材は摩擦シート送りベ
    ルトの平坦な領域から成ること、そして前記遅延部材は
    変化する圧力、すなわち不均一な圧力を最小にすると同
    時に、前記取付け装置によってスタックからのシートの
    分離および給送を最適にするように前記摩擦シート送り
    ベルトに対し配置されたシート接触領域を有することを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記遅延部材は大きな面積の摩擦弾性パッ
    ドであること、そして前記シート送り部材は摩擦ベルト
    シート送り装置であって、複写機で像形成する原稿書類
    のため下部シート分離/送り装置を提供することを特徴
    とする請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記シート送り部材は分離するシートスタ
    ックの底に接触する摩擦シート送りベルトの平坦な領域
    から成ること、そして前記遅延部材は前記摩擦シート送
    りベルトに作用上向かい合い、かつ分離するシートスタ
    ックの上面と接触する、平坦な小面から成る摩擦パッド
    であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記シート送り部材は摩擦シート送りベル
    トの平坦な領域と、前記平坦な領域を支持する支持手段
    とから成り、前記支持手段は前記ベルトの前記平坦な領
    域内で密集してジグザグに配置された多く点で前記ベル
    トの裏面と転がり接触する、狭い間隔で互いに入り込ん
    だ多数の小形ローラーから成ることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
JP01008491A 1990-02-06 1991-01-30 遅延式シート分離/送り装置 Expired - Fee Related JP3178536B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US475530 1990-02-06
US07/475,530 US5011124A (en) 1990-02-06 1990-02-06 Retard feeder retard pad mounting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04266339A true JPH04266339A (ja) 1992-09-22
JP3178536B2 JP3178536B2 (ja) 2001-06-18

Family

ID=23887988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01008491A Expired - Fee Related JP3178536B2 (ja) 1990-02-06 1991-01-30 遅延式シート分離/送り装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5011124A (ja)
JP (1) JP3178536B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5152519A (en) * 1992-01-24 1992-10-06 Pitney Bowes Inc. Pivoting separator stone for singulating feeder
US5192069A (en) * 1992-03-05 1993-03-09 Ncr Corporation Document feeder employing a belt
US5249787A (en) * 1992-06-01 1993-10-05 Pitney Bowes Inc. Modular document feeder device
CA2099696C (en) * 1992-06-30 2001-01-02 Toshihiko Bekki Automatic sheet feeder
US5394229A (en) * 1993-06-29 1995-02-28 Xerox Corporation Retard feed apparatus with noise suppression device
SE507979C2 (sv) * 1996-11-28 1998-08-03 Tekniko Design Ab Arkframmatare samt scanner försedd med arkframmatare
US6595512B2 (en) 2000-12-06 2003-07-22 Xerox Corporation Constant force sheet feeder
US6585251B2 (en) * 2001-11-13 2003-07-01 Pitney Bowes Inc. Articulating separator
FR2833934B1 (fr) * 2001-12-24 2004-07-09 Neopost Ind Dispositif selecteur d'articles de courrier
EP2413291B1 (fr) * 2010-07-30 2013-10-23 Neopost Technologies Dispositif de sélection d'articles de courrier en vrac
US8496242B2 (en) * 2010-11-29 2013-07-30 Ncr Corporation Media cassette
JP2017522852A (ja) 2014-08-01 2017-08-10 ピアッジオ・アンド・シー.・エス.ピー.エー.Piaggio & C. S.P.A. 永久磁石電気モータ・発電機およびスクーターに永久磁石電気モータ・発電機を備えたハイブリッドモータ
US11325799B2 (en) * 2019-09-13 2022-05-10 Xerox Corporation Interdigitated vacuum roll system for a cut sheet printer dryer transport

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1919238A (en) * 1928-10-17 1933-07-25 Mccarthy Business Machines Co Sheet feeder
US2085248A (en) * 1935-03-21 1937-06-29 Bishop Edwin Leslie Device for separating cardboard or like sheets upon a conveyer
BE795206A (fr) * 1972-02-11 1973-08-09 Xerox Corp Alimentation en feuilles d'appareils xerographiques
US3874652A (en) * 1972-05-08 1975-04-01 Decision Consultants Apparatus for feeding sheet material from the bottom of a stack
CH538985A (de) * 1972-06-06 1973-07-15 Frama Ag Entnahmevorrichtung für gestapelte flache Gegenstände
GB1529694A (en) * 1975-10-24 1978-10-25 Xerox Corp Document feeding apparatus
US4166614A (en) * 1977-08-18 1979-09-04 Xerox Corporation Jogging and normal force for sheet feeding
US4312503A (en) * 1980-05-27 1982-01-26 Xerox Corporation Spring-loaded friction retard separator
JPS57156931A (en) * 1981-03-20 1982-09-28 Olympus Optical Co Ltd Automatic paper supply device
US4526358A (en) * 1981-06-09 1985-07-02 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Paper feeding mechanism
US4579332A (en) * 1983-09-06 1986-04-01 The Mead Corporation Bottom level sheet feeding apparatus
US4606535A (en) * 1984-11-30 1986-08-19 The Mead Corporation Sheet feeding device
FR2588537B1 (fr) * 1985-10-14 1988-05-13 Telephonie Ind Commerciale Distributeur de feuilles a frottement, notamment pour copieur automatique.
US4715593A (en) * 1985-12-02 1987-12-29 Godlewski Edward S Stack-supporting bottom feed conveyor
US4727401A (en) * 1986-09-26 1988-02-23 Xerox Corporation Two-up automatic document feeder for simplex to duplex copying
JPH056416Y2 (ja) * 1987-03-19 1993-02-18

Also Published As

Publication number Publication date
JP3178536B2 (ja) 2001-06-18
US5011124A (en) 1991-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3178535B2 (ja) シート分離/送り装置
US4822023A (en) Paper-feeding device
US6017031A (en) Document feeder
EP0838418B1 (en) Sheet feeder
JPH04266339A (ja) 遅延式シート分離/送り装置
JP3078336B2 (ja) シート送り装置
JPH09194082A (ja) シート材料位置合わせ装置及びシート材料搬送装置
JP2000168980A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4113027B2 (ja) 画像形成装置
US6168150B1 (en) Sheet feeder unit
US6398205B1 (en) Sheet feeder unit
JP2000219330A (ja) シート積載装置とこの装置を備えた画像形成装置
JPS62173483A (ja) 転写紙分離ガイド装置
JP2522391B2 (ja) シ―ト材給送装置
JP3316398B2 (ja) シート給送装置
JP3097221B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JPH0318448Y2 (ja)
JP3407528B2 (ja) 画像形成装置
JPH0333723Y2 (ja)
JPH09124174A (ja) シート材搬送装置及び自動原稿読取装置
JP2504654Y2 (ja) 原稿給送装置
JPH10181913A (ja) 給紙装置
US20050201786A1 (en) Sheet processing apparatus, automatic document feeder and image forming apparatus
JP3591175B2 (ja) 給紙装置
JP2001039550A (ja) シート材積載装置、画像読取装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010226

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees