JPH0426617A - 持効性点鼻剤 - Google Patents

持効性点鼻剤

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JPH0426617A
JPH0426617A JP2131872A JP13187290A JPH0426617A JP H0426617 A JPH0426617 A JP H0426617A JP 2131872 A JP2131872 A JP 2131872A JP 13187290 A JP13187290 A JP 13187290A JP H0426617 A JPH0426617 A JP H0426617A
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aea
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nasal
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JP2131872A
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Katsuyoshi Aikawa
勝義 相川
Harumi Uda
宇田 晴美
Kenichi Suzuki
建一 鈴木
Keishin Yoshida
吉田 継親
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリビニルアセタールジエチルアミンアセテー
ト(以下、AEAと略称する。)を配合した点鼻剤に関
し、更に詳しくは噴霧器から容易に噴霧でき、かつ鼻腔
内の滞留性がよい点鼻剤に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題近年花粉症
患者の増加により、抗ヒスタミン剤を配合した、効果の
持続する点鼻剤の需要が急速に高まっている。
点鼻剤は噴霧器などを使用して鼻腔内に投与する液剤で
ある。従来の点鼻剤では鼻腔へ噴霧した後すぐに鼻孔か
ら咽頭部へ流出する液たれ現象を起こしてしまうため不
快感を生じ、また十分な効果が得られないという欠点が
あった。
しかしながら、この欠点を補うために増粘処理を行うと
、今度は点鼻剤の粘度が高くなるために噴霧できなくな
るか、あるいは噴霧できても粒子径が大きくなるために
粒子が均一に広がらず、鼻腔入口で止まってしまうので
、実用的でなくなるという問題を生じた。このため、点
鼻剤の鼻腔内滞留性の改善は難しい課題であった。
本発明の目的はこのような状況の中で鼻腔内滞留性を改
善し、効果が持続する点鼻剤を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は有効成分及びAEAを配合した点鼻剤である。
本発明において、有効成分としては抗ヒスタミン剤又は
抗アレルギー剤(例えばマレイン酸クロルフェニラミン
、塩酸ジフェンヒドラジン、塩酸イソチベンジル、クロ
モグリク酸ナトリウムなど)、血管収縮剤(塩酸テトラ
ヒドロゾリン、塩酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン
、塩酸フェニルプロパツールアミンなど)、分泌抑制剤
(ヘラドンナ総アルカロイドなど)、酵素消炎剤(塩化
リゾチームなど)、抗炎症剤(グリチルリチン酸など)
などを用いることができる。
本発明においてAEAの配合量は配合成分によって変わ
るが、製剤全量に対して概ね0.1〜10重量%、好ま
しくは05〜8重量%である。AEAの配合量が10重
量%を超えるとAEAが点鼻剤に溶解しにくくなり、ま
た、0.1重量%より少なくなると鼻腔内滞留性の改善
は見られなくなる。
本発明の点鼻剤にAEAを溶解させるためには製剤のp
Hを6.5以下に調整する。ここで、製剤のpHは、鼻
粘膜への刺激を考慮すると、p)(40〜6,5である
ことが望ましい。
本発明の点鼻剤はAEA以外の各成分を精製水に溶解し
た後、AEAを加え、必要によりpH調整剤を加えてp
Hを調整することにより製造することができる。
本発明の点鼻剤には有効成分及びAEAの他、通常点鼻
剤に用いられる物質、例えは局所麻酔剤(塩酸ジブカイ
ン、リドカイン、塩酸リドカイン、塩酸プロ力インなど
)、殺菌剤(ヒビテン、塩酸デカリニウムクロライドな
ど)、副腎皮質ボルモン(酢酸ヒドロコルチゾンなと)
、カフェイン類(カフェイン、無水カフェインなど)、
増粘剤(ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロ−スナトリウムキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸
ナトリウム、カルボキシビニルポリマーなと)、界面活
性剤(ボッオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルな
ど)、等張化剤(グリセリンなど)、pH調整剤(クエ
ン酸、クエン酸緩衝液、酒石酸、酒石酸緩衝液、塩酸な
ど)、安定化剤(エチレンジアミン四酢酸塩など)、溶
媒(精製水など)、抗生物質などを本発明の効果を損な
わない範囲で配合するづ ことができる。
発明の効果 本発明の点鼻剤は粘性はほとんどみられないので、スム
ーズに噴霧できる。ところが、溶液を噴霧すると、溶液
中のAEAは鼻腔内でゲル状にかわり、鼻腔内に付着す
るので鼻腔内滞留性は高くなる。従って、このゲルマト
リックスから薬物が徐放化される。
実施例 以下、実施例及び試験例を示し、本発明を更に詳細に説
明する。
実施例1 マイレン酸りロルフェニラミン0.5重量%及び塩酸テ
トラヒドロゾリン0.1重量%を精製水に溶解した後、
これにAEA5重景%重量え、クエン酸緩衝液を用いて
pH4に調整し、点鼻剤を調製した。
実施例2 マイレン酸りロルフェニラミン0.5重1%、塩酸テト
ラヒドロゾリン0.1重量%、リドカイン0.5重量%
及びグリチルリチン酸ジカリウム0.3Tfl景%を精
製水に溶解した後、これにAEA3重量%を加え、塩酸
を用いてpH5に調整し、点鼻剤を調製した。
実施例3 マイレン酸りロルフェニラミン0.5重i%、塩酸ナフ
ァゾリン0.1重量%及び塩化ベンゼトニウム0.02
重量%のグリセリン水溶液にヒドロキシプロピルセルロ
ース3重量%を添加し、次にAEA2重量%を加え、酒
石酸緩衝液を用いてpH4.5に調整し、点鼻剤を調製
した。
実施例4 マイレン酸りロルフェニラミン0.51i%及ヒ塩酸ナ
ファゾリン01重量%、リドカイン0.5重量%及び塩
化ベンゼトニウム0.02重量%を精製水に溶解した後
、AEA3重量%を加え、クエン酸緩衝液を用いてpH
4.5に調整し、点鼻剤を調製した。
試験例1(マレイン酸クロルフェニラミンの鼻腔的滞留
性試験) [試料の調製] マイレン酸クロルフェニラミン0.5重量%及び塩酸テ
トラヒドロン920.1重量%を精製水に溶解した後、
これにAEAを第1表に示した量(0〜10重量%)を
加え、クエン酸緩衝液を用いてpH4に調整し試料1〜
6を調製した。
[試験方法コ ウィスター系雄性ラット(7週齢〜10週齢1体重20
0〜zsog)を1群3匹として用いた。ラットを麻酔
後、頚部を切開し、気道及び食道を露出させた。ポリエ
チレンチューブを気道に挿入し、気道を確保した後、同
径カニユーレを食道から後鼻腔へ向かって挿入した(鼻
腔カニユーレ)。口腔と鼻腔を通じる鼻口蓋管を、試験
液の漏れを防ぐために合成接着剤で閉じた。
各試料25鴻を鼻孔より投与し、一定時間後、鼻腔カニ
ユーレに連結させた定量ポンプで生理食塩水を後鼻腔か
ら鼻腔へ向けて注入し鼻腔内を洗浄し、鼻孔から流出し
た洗浄液を捕集した。洗浄液中のマイレン酸クロルフェ
ニラミン量を高速液体クロマトグラフィーにより測定し
、残存率を求め、マイレン酸クロルフェニラミンの滞留
性を評価した。
この結果を第1表に示す。
第  1  表 ※マイレン酸クロルフェニラミン10%残存率までの時
間(分) 試験例2 [試料の調製] マイレン酸クロルフェニラミン0.5ii%、塩酸テト
ラヒドロゾリン0.li量%及びリドカイン05重量%
を精製水に溶解した後、AEAを3重量%加え、クエン
酸緩衝液を用いてpH5に調整し、試料1とした。また
、試料1においてAEA3重量%を加えないものも調製
し、試料2とした。
[試験方法] 試験例1と同様な方法を用い、塩酸テトラヒドロゾリン
及びリドカインの鼻腔的滞留性を調べた。
この結果を第2表に示す。
第  2  表 ※有効成分(塩酸テトラヒドロゾリン又はリドカイン)
10%残存率までの時間(分)試験例3(噴霧粒子径試
験) [試料の調製] マイレン酸クロルフェニラミン0.5重−1重%、塩酸
ナファゾリン01重量%、リドカイン05重量%及び塩
化ベンゼトニウム002重量%を精製水に溶解した後、
AEAを3重量%加え、クエン酸緩衝液を用いてpH4
,9に調整し、試料1とした。また、試料1においてA
EA3重量%の代わりにヒドロキシプロピルセルロース
5重量%を加えたものを調製し、試料2とし、試料1に
おいてAEA3重景%重量えないものも調製し、試料3
とした。
[試験方法] それぞれの試料を定量噴霧点鼻容器を用いて噴霧し、粒
度分布測定装置によりその噴霧粒子径を測定した。
この結果を第1図に示す。
第1図より、試料1(AEA3重量%配合)では試料3
(AEA無配合)と同レベルの噴霧粒度分布を示す。一
方、試料2(ヒドロキシプロピルセルロース5重量%配
合)は溶液の粘性が高いので、噴霧粒子径が大きく実用
的でない。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例3において調製した試料1〜3の噴霧粒
度分布図であり、縦軸は粒度分布を、横軸は噴霧粒子径
を表す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効成分及びポリビニルアセタールジエチルアミ
    ノアセテートを配合した点鼻剤。
JP2131872A 1990-05-22 1990-05-22 持効性点鼻剤 Expired - Fee Related JP2841714B2 (ja)

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JP2006342152A (ja) * 2005-03-03 2006-12-21 Advance Co Ltd 抗アレルギー組成物

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