JPH0426595Y2 - - Google Patents

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JPH0426595Y2
JPH0426595Y2 JP13506288U JP13506288U JPH0426595Y2 JP H0426595 Y2 JPH0426595 Y2 JP H0426595Y2 JP 13506288 U JP13506288 U JP 13506288U JP 13506288 U JP13506288 U JP 13506288U JP H0426595 Y2 JPH0426595 Y2 JP H0426595Y2
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room
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ceiling
panels
adjacent
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、恒温室、恒湿室あるいはいわゆる
クリーンルームなどのように、精密測定、精密加
工あるいは精密組立に用いる比較的小型の組立て
ルームに関するものてある。
[従来の技術] 精密測定、精密加工あるいは精密組立を行う部
屋は精度のよい作業をする上で内部環境をきれい
に保つことができる外、機器の据え付け状態を安
定に維持できるとともに、機器の振動を小さく抑
えうるものでなければならない。
こうしたことから、従来のこの種の部屋にあつ
ては、内部に納める機器が小型、軽量なものは別
として、一般に機器をしつかりと据え付けるため
の基礎工事、すなわち、防振用の基礎工事をした
上で部屋を組立て、必要個所にコーキング材を塗
り込んで気密性の確保を図つている。
[考案が解決しようとする課題] こうした部屋の作り方はいわばノツクダウン方
式であるので、相当熟練した職人を現場毎に配置
しなければならないことから、数多くの職人を確
保しなければならない。また、基礎工事をしてか
ら組立て施工をしなければならないことから、工
期が長くなるとか、あるいはなんらかの事情で部
屋を他の処に移動する必要が生じたときには、部
屋を分解して移動した後、再び組立て施工しなけ
ればならないなど不便な面がある。
このような不便な点はノツクダウン方式を止め
て、工場で部屋を組立てて現場に搬送し、現場で
は据え付けだけをするようにすれば(以下完成品
方式という)解決されるものであるが、この方式
だと次のような新たな問題が生じ、実現し難い状
況にある。つまり、基礎工事を必要とする部屋で
は、完成品に組立てて搬送する場合でも、底部と
なる底面は基礎工事ができるようにするために、
床をつけずに空けておかなければならないので、
構造上強度が弱くなり、これを搬送すれば部屋自
体が歪んでシールが切れ、気密性の劣つた部屋と
なり、クリーンルームなどに必要な本来の性能が
損なわれてしまうのである。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記課題に鑑み、組立てルームを
工場で組立てて遠く離れた現場へ搬送したり、あ
るいは一旦据え付けたルームをそのままの形で移
動させることができるとともに、こうした搬送や
移動が行われてもその気密性を十分維持すること
のできる組立てルームを提供するものである。
すなわち、この考案は前後左右の下枠を組んで
なる基枠に、複数枚の壁板を建込んで囲いを形成
し、この囲いの上方を天井板で覆つてなる組立て
ルームにおいて、各下枠の底部には室内側に伸
び、かつ適宜間隔の透孔を有する取付片が設けら
れ、隣接する壁板同士の連接面と隣接する天井板
同士の連接面には、それぞれ長手方向に沿つて凹
溝が設けられ、この凹溝を利用して略十字状の気
密材が装着され、前記囲いの上端と天井板端部下
面との間には、室内側に〓間が設けられ、この〓
間に気密材が取付けられ、かつ、この気密材に前
記隣接する壁板同士の間と、隣接する天井板同士
の間に装着された各気密材が接続されてなる組立
てルームである。
[作用] この考案の組立てルームは工場で組み立てて搬
送する場合や、移動する場合には、取付片の透孔
を利用して補強材を架け渡し固定してルームの底
部を補強し、又、略十字状の気密材は、天井板と
壁板の室内側合せ目に連続的に配した気密材とと
もに、ルームの気密性を保つとともに、搬送、移
動時にルーム自体が多少歪んでもシール切れが起
き難い。
[実施例] 実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例のクリーンルーム
の内観斜視図、第2図は同じく外観斜視図であ
る。
図中1は下枠2を組んでつくつた基枠である。
その組み方の一例は第5図に示すように下枠2,
2の隅角形成部3,3を突き合せ、下部空間に両
下枠2,2にまたがつて連結ブロツク4を挿入
し、ビス5,5をもつて、該連結ブロツク4と下
枠2とを固定する。下枠2の下端には室内側に向
けて取付片6を延設し、該取付片6には適宜間隔
で透孔7が設けてある。この透孔7は、組立てル
ームの搬送時に第1図に示すように補強材Sを架
け渡して固定し、ルーム底部を補強するのに用
い、さらに、後述のように設置時のアンカーボル
ト挿通孔として用いる。下枠2の上端はコ字状に
開放してあり、そこに壁板8をさし込んで立設す
る。隣接する壁板8同士の連接面には長手方向に
沿つて第4図に示すような凹溝9が設けられてい
る(第4図は組立てルームを現場に設置後の状態
で示してある。)この凹溝9を含む連接面には略
十字状の気密材10を装着する。気密材10は凹
溝9に嵌入する部分が中空の硬質部11で、連接
端面に当る部分は数条の突条12を形成したもの
である。突条12は、その突出長さが中央部が短
く、両端部が長く形成されている。そして短い突
条12によつて、壁板8,8同士を所定間隔に保
持し、又、長い突条12はその先端が壁板8の連
接端面に密接されることにより気密性を保つ。
壁板8を立設し終れば、その上端面に第3図に
示すように連結具13をビス14をもつて取り付
ける。すなわち連結具13は垂直片15とその中
間部から突出している水平片16より構成され、
その水平片16によつて壁板8はビス14止めさ
れる。同時に壁板8の下端もビス24によつて下
枠2に固定する。
上記のようにして壁面を構成した後は、ルーム
の天井部中間に設けた梁17と連結具13の垂直
片15との間に天井板18を架け渡し固定する。
天井板18の固定は、壁板8側はスペーサ19を
介挿して〓間20をあけてビス21により、壁板
8と固定する。又、梁17側はビス22により固
定する。隣接する天井板18同士の連接面も前述
の壁板8の連接面と同じようにして略十字状の気
密材10を装着する。そして、壁板8の上端と天
井板18端部下面との間の〓間20の室内側には
気密材23を取付ける。この気密材23と前記隣
接する壁板8同士と隣接する天井板18同士の間
に装着された各気密材とが接続するようにしてあ
る。
このようにして組立てたルームは前述のように
透孔7に補強材Sを架け渡してルーム底部を補強
して設置現場へ搬送し、補強材Sを取外した後、
透孔7を利用してアンカーボルト25により床面
に固定する。そして、アンカーボルト25やビス
24は巾木26によつて隠蔽する。
なお、第2図における27は吊金具で、組立て
ルームを設置後、本建屋の天井等に固定するため
のものである。
[考案の効果] この考案の組立てルームは工場から施工現場へ
搬送するときは、第1図に示すとおり、前後左右
の下枠の取付片に補強材を架け渡し、予め明けて
ある透孔を利用して固定することによりルームの
底部を補強し、また、一旦施工した後に、他の場
所に移動するときは、第3図に示すアンカーボル
トから下枠を外した後、上述と同じく補強材を下
枠の取付片に固定することにより、ルームの底部
を補強することができるので、構造上搬送あるい
は移動に耐えるものとなる。
また、天井板、壁板のそれぞれの板体間に用い
るシール方法は全て気密材の装着によるいわゆる
乾式シール法を採用している他、搬送あるいは移
動のときにシール切れし易い天井板相互の間と壁
板相互の間には略十字状の気密材を配し、同様に
シール切れし易い天井板相互間の気密材と壁板相
互間の気密材の端部は、天井板と壁板と室内側合
せ目の〓間に連続的に配した気密材に接続させて
いるので、ルーム自体が歪んでも気密材が切れに
くい構成となつている。
したがつて、この考案によれば、基礎工事を要
する組立てルームであつても気密性能を落さずに
完成品方式をとれる上、一旦組立て施工したもの
を移動する場合でも、気密性能を落さず、しかも
分解せずに移動できるなど、従来のこの種組立て
ルームではなし得なかつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る組立てルームの内観斜
視図、第2図は同じく外観斜視図、第3図は第2
図の−線断面図、第4図は第1図の−線
断面図、第5図は下枠の隅角形成部の連結状態を
示す平面図である。 1……基枠、2……下枠、3……隅角形成部、
4……連結ブロツク、5……ビス、6……取付
片、7……透孔、8……壁板、9……凹溝、10
……気密材、11……硬質部、12……突条、1
3……連結具、14……ビス、15……垂直片、
16……水平片、17……梁、18……天井板、
19……スペーサ、20……〓間、21……ビ
ス、22……ビス、23……気密材、24……ビ
ス、25……アンカーボルト、26……巾木、2
7……吊金具、S……補強材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後左右の下枠を組んでなる基枠に、複数枚の
    壁板を建込んで囲いを形成し、この囲いの上方を
    天井板で覆つてなる組立てルームにおいて、各下
    枠の底部には室内側に伸び、かつ適宜間隔の透孔
    を有する取付片が設けられ、隣接する壁板同士の
    連接面と隣接する天井板同士の連接面には、それ
    ぞれ長手方向に沿つて凹溝が設けられ、この凹溝
    を利用して略十字状の気密材が装着され、前記囲
    いの上端と天井板端部下面との間には、室内側に
    〓間が設けられ、この〓間に気密材が取付けら
    れ、かつ、この気密材に前記隣接する壁板同士の
    間と、隣接する天井板同士の間に装着された各気
    密材が接続されてなることを特徴とする組立てル
    ーム。
JP13506288U 1988-10-18 1988-10-18 Expired JPH0426595Y2 (ja)

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JP13506288U JPH0426595Y2 (ja) 1988-10-18 1988-10-18

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JPH0256256U JPH0256256U (ja) 1990-04-24
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JP3578633B2 (ja) * 1998-07-09 2004-10-20 三晃金属工業株式会社 クリーンルーム
JP5036897B1 (ja) * 2011-09-10 2012-09-26 株式会社ビティー 配膳カウンターで区画する厨房施設

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JPH0256256U (ja) 1990-04-24

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