JPH03103555A - 不燃性間仕切パネルおよびその固定構造 - Google Patents

不燃性間仕切パネルおよびその固定構造

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JPH03103555A
JPH03103555A JP23963289A JP23963289A JPH03103555A JP H03103555 A JPH03103555 A JP H03103555A JP 23963289 A JP23963289 A JP 23963289A JP 23963289 A JP23963289 A JP 23963289A JP H03103555 A JPH03103555 A JP H03103555A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 この発明は、不燃性間仕切パネルに関し、とくに高層の
共同住宅やホテル等に於ける軽量耐火遮音間仕切壁を構
威する間仕切パネルの上部構造に関するものである. b. 従来の技術 従来、この種の軽量耐火遮音間仕切壁を構成する間仕切
パネルとしては、第9図及び第10図に示すような構造
のものがあった(特開昭63 − 27645号及び特
開昭63 − 78942号参照).これらの間仕切パ
ネルlは、そのパネル本体1aの裏側に縦リブlb, 
lcを設け、これらの縦リプlb,ICの上部にそれぞ
れ切り込み溝1d. ldを設けて或る. パネルlの上部における取付けは、その切り込み溝1d
を上部スラプ2に配設された上部ランナ3にスプリング
材4を介して差し込むことにより完了する.このように
、バネル1は、大変施工性に優れており、また、コンク
リート打込式のものに比べて軽量性,耐火性,遮音性の
点でも優れていた.さらに、バネルしは、地震等で上下
部スラブ2.5に変位が生じても、切り込み溝ld内の
スプリング材4が滑動することにより上記変位が吸収さ
れるので、このような変位に起因する内部応力の発生が
阻止され、このため、特にビス止め工法等の場合に生じ
易かった亀裂や破壊の発生を効果的に防止することがで
きる点でも優れていた.C. 発明が解決しようとする
課題 ところで、不燃性間仕切パネルlに切り欠き溝1cを設
けるために使用される窯業系カッターの歯の厚さは、通
常3m程度である.他方、間仕切壁に用いられる上部ラ
ンナ3の板厚は、通常0.6〜1.6一程度である. したがって、切り欠き溝1dを単に上部ランナ3にその
まま差込むだけでは上部ランナ3とパネルIの接合が不
完全で、ガタツキを生ずる結果となっていた。
そこで、従来のパネル1では、スプリング材4の弾性力
を利用して上部ランナ3を切り欠き溝ld内に確実に保
持させるために、スプリング材4を接着剤を用いて切り
欠き溝1dに固定するようにしていた. しかしながら、この作業は接着剤が硬化するまでスプリ
ング材を押えておく必要があるために手間がかかり、ま
た、このパネル1の輸送中、あるいは施工中にスプリン
グ材4が外れる虞れがある等の問題があった. d. 課題を解決するための手段 本発明は、このような従来の課題に着目してなされたも
ので、すなわち、高層の共同住宅やホテル等の軽量゛耐
火遮音間仕切壁を構成するのに適し、パネル本体の裏面
に複数本の縦リプを設け、これらの縦リプの上部に上部
ランナを挟持する切り欠き溝を設けた間仕切パネルに於
いて、上記切り欠き溝と上記上部ランナの垂下部を互い
に適宜角度をなすように設け、もって、上記上部ランナ
を上記切欠き溝に嵌入した際に、上記上部ランナと上記
縦リブが半固定状態になる構或としている.e, 実施
例 以下、本発明に係る不燃性間仕切パネルの一実施例につ
いて、添附図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図〜第5図は、本発明の一実施例を示すものである
. 本実施例の不燃性間仕切パネル10は、その平板状のパ
ネル本体10aの裏面両側端部に一対の中空縦リブ10
b, 10bを有する。これらの縦リプ10b,10b
の上部には、それぞれ切り欠き溝10c, 10cが形
威されている。これらの切り欠き溝10c. 10cは
、上部スラプ11に固定された上部ランナl2と半固定
となるように、該ランナの垂下部12aに対して適宜角
度αをなすように形威されている.このように角度αを
つけたことにより、パネル10は、後述するように取付
けられた際に、第2図に示す2点A,Bにおいて上部ラ
ンナl2と接触し、上部ランナ12に対して半固定状態
とされる.また、角度αを大きく設定することにより、
上部ランナ12をさらに内側へ大きく曲げるような力が
働くため、パネル10と上部ランナ12との半固定状態
をさらに強固に確実にすることもできる.上記のように
半固定となる角度αは、上部ランナ12が切り欠き溝1
0cに入り込む寸法をaとし、切り欠き溝10cの満幅
をbとし、上部ランナ12の板厚をtとすると、なる関
係から導びくことができる。
なお、本実施例においては、 t  =0.5〜3.2−、 a  #10−100m、 b Z 2 〜20■、 α !; 3 〜20@ であることが好ましい. 第3図は、本実施例のバネル10を上部ランナl2に建
て込む様子を示している。
パネル10は、切り欠き溝10cが真上に向くように傾
斜させたまま上方へ押し上げると、上部ランナ12に差
込まれる.このとき、切り欠き溝10cが真上を向いて
いることから、バネル1の上部ランナ12への差込みは
楽にスムーズに行なうことができる.この差込み後、パ
ネル10を真直ぐに立てると、前記したように、上部ラ
ンナ12の垂下部12aが2点A,Bにおいて切り欠き
溝10cに当接される。これによってパネルlOは、上
部ランナ12に半固定状態に保持される. 以上より明らかなように、本実施例では、バネル10を
上部ランナl2に差込んで立てるだけで、お互いを半固
定状態に接合することができるため、従来用いていたよ
うなスプリング材は不要である.なお、不燃性間仕切バ
ネル10は、例えば、繊維補強石膏モルタルあるいはm
m補強セメントモルタル等を押出或形法によって威形す
ることができる。また、縦リブは、パネル本体10aの
両側端部の2ケ所に限定されるものでなく、その中間部
にも複数設けるようにしても良い.縦リブlObは、中
空に限らず、中実であっても良い.同様に、パネル本体
10a も中実に限定されなく、1つあるいは複数の中
空部分を設けるようにしても良い.さらにまた、切り欠
き溝10cは、第1図に示した形状に限定されることな
く、上部ランナl2の形状に対応して他の形状としても
良い. 第4図および第5図は、上記実施例の不燃性間仕切パネ
ル10を用いて建物に間仕切壁を施した例を示すもので
ある.同図において、10は不燃性間仕切パネル、10
aはパネル10の平板状パネル本体で、その厚さは8〜
10閣程度の繊維補強石膏板あるいは繊維補強セメント
板等である, 10b, 10dはその中空の縦リブで
ある.縦リブ10bはパネル本体10aの両側端部に設
けられ、縦リブ10dはパネル本体10aの裏面中央部
に設けられている.これらの縦リブlOb, 10dは
、押出戒形法によりパネル本体10a と一体的に戒形
するか、あるいはそれぞれ別体に戒形した後にパネル本
体10aに接着するようにしても良い.パネル本体10
aおよび縦リプ10b, 10dは、中空であっても中
実であっても良い.縦リブ10b, todの数は特に
限定されない.縦リプ10b, 10hは、必要により
相決りあるいは本実加工が施こされても良く、隣り合う
別のパネル10に突け接着されても良い。縦リブ10d
 は、縦リブ10b.10bよりも幅広に形威されてい
る。10cは縦リプ10b, 10b. 10dの上部
に適宜角度をもって設けられた切り欠き溝であり、上部
ランナ12が差込まれるものである。11は上部スラブ
、12は上部スラプ11に取付けた上部ランナで、その
厚さはl〜1.6閣程度の溝形鋼である.なお、互いに
向かい合うパネル10. 10の間隔を広くしたい場合
は、上部ランナl2を一対の山形鋼を用いて適宜間隔離
して構成しても良い.13は下部スラブ、l4は壁又は
柱、15は下部スラブ13に取付けた下部ランナで、そ
の厚さは1〜1.6n程度の山形鋼であるが、特に山形
鋼に限定されない。l6は互いに向かい合うパネルio
, to間に配設されたグラスウールあるいはロックウ
ール等の不燃性吸音材、17は上下部スラブ11,13
および壁または柱14とパネルIO間の空隙を充填する
口冫クウール等のマントであり、地震時には上下部スラ
ブ11. 13とパネル10間の緩衝材となる.18は
パネル10の下方に敷かれる高さ調節用ライナ、19は
パネル10の表面側に設置するシール材である.間仕切
パネルlOは、それぞれの切り欠き溝10cに上部ラン
ナ12を差込んで半固定状態とした後、その下部を下部
ランナl5にビス等を用いて固定する。また、遮音性能
を更に高めたい場合には、パネルlOの表面に別の平板
を張り足すようにすれば良い. 第6図は、本発明の第2の実施例を示すものである. 本実施例では、上部ランナ20の垂下部20aを鈍角に
加工している.また、間仕切パネルとして、切り欠き溝
1dがパネル本体1aに対して平行に加工した従来のも
のを用いている.本実施例においても、切り欠き溝1d
ど上部ランナ20が第6図に示すように2点C,Dにお
いて接触するので、前記実施例と同様の作用効果が得ら
れる. 第7図は本発明の第3の実施例を示すものである. 本実施例では、上部ランナ21の垂下部21aを第6図
に示した例よりさらに大きい鈍角に加工し、また、バネ
ル22の縦リブ22aの上部の切り欠き溝22bをその
パネル本体22cの方に傾斜して設けでいる. 本実施例においても、切り欠き溝22bと上部ランナ2
1が第7図に示すように2点E,Fにおいて接触するの
で、前記実施例と同様の作用効果が得られる. 第8図(a),(b)は、それぞれ上部ランナの梱包方
法の一例を示すもので、(a)は上部ランナ12の梱包
方法を示す図であり, (b)はランナ20または21
の梱包方法を示す図である. (ロ)に示した方法によると、いちいち上部ランナ20
. 21を反転することなくコンパクトに梱包すること
が可能なる.とくに、上部ランナ20. 21の反転作
業が不要で、置場スペースが少なくて済み、しかも工場
及び現場の作業場が広く使用できること等から、工場で
の梱包作業能率の向上を図ることができる. r. 発明の効果 本発明に係る不燃性間仕切パネルによれば、切り欠き溝
と上部スラブの垂下部を互いに適宜角度をなすように設
けているため、パネルを建込む際に切り欠き溝を上方に
向かせて上部ランナに差込むことができる.これにより
、パネルの建て込みを楽にスムーズに行なうことができ
、その施工能率を向上させることができる。また、上記
のようにして建て込まれたパネルは、上部ランナの弾性
力によって半固定状態に接合されるので、従来用いたス
プリング材が不用となる.したがって、パネルの製造お
よび建て込みのために要するコストの低減を図ることも
できる.
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の第1の実施例を示し、第1図
はその上部を示す斜視図、第2図は当該パネルを建て込
んだ状態を拡大して示す縦断面図、第3図(a),(b
)は当該パネルを建て込む様子を示し、第3図(a)は
その様子を示す概念図、第3図中)はその要部の縦断面
図、第4図および第5図は当該パネルを用いて構威した
軽量耐火遮音間仕切壁を構威した例を示し、第4図はそ
の要部の横断面図、第5図は第4図におけるG−G線断
面図、第6図は本発明の第2の実施例の要部を示す縦断
面図、第7図は本発明の第3の実施例の要部を示す縦断
面図、第8図(a),(b)はそれぞれ上部スラブの梱
包方法の例を示す斜視図、第9図および第10図は従来
の不燃性間仕切パネルを用いて壁を構成した例を示し、
第9図はその要部の横断面図、第10図は第9図におけ
るH−H&ill断面図である.1, 40. 22・
・・不燃性間仕切パネル、la, 10a, 22c・
・・パネル本体、lb,  lc,  10b,  1
0d.  22a−縦リブ、ld, 10c, 22b
・=切り欠き溝、11・・・上部スラブ、 12, 20. 21・・・上部ランナ、12a, 2
0a, 21a・・・垂下部.第1図 第2図 第 3 図(a) 第 5 図(b) 第 6 図 第 7 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高層の共同住宅やホテル等の軽量耐火遮音間仕切
    壁を構成するのに適し、パネル本体の裏面に複数本の縦
    リブを設け、これらの縦リブの上部に上部ランナを挟持
    する切り欠き溝を設けた間仕切パネルに於いて、上記切
    り欠き溝を上記上部ランナの垂下部に対して適宜角度を
    なすように設け、もって、上記上部ランナを上記切欠き
    溝に嵌入した際に、上記上部ランナと上記縦リブが半固
    定状態になることを特徴とする不燃性間仕切パネル。
  2. (2)高層の共同住宅やホテル等の軽量耐火遮音間仕切
    壁を構成するのに適し、パネル本体の裏面に複数本の縦
    リブを設け、これらの縦リブの上部に上部ランナを挟持
    する切り欠き溝を設けた間仕切パネルの固定構造に於い
    て、上記上部ランナの垂下部を上記切り欠き溝に対して
    適宜角度をなすように形成し、もって、上記上部ランナ
    を上記切欠き溝に嵌入した際に、上記上部ランナと上記
    縦リブが半固定になることを特徴とする不燃性間仕切パ
    ネルの固定構造。
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