JPH0426519Y2 - - Google Patents

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JPH0426519Y2
JPH0426519Y2 JP14457587U JP14457587U JPH0426519Y2 JP H0426519 Y2 JPH0426519 Y2 JP H0426519Y2 JP 14457587 U JP14457587 U JP 14457587U JP 14457587 U JP14457587 U JP 14457587U JP H0426519 Y2 JPH0426519 Y2 JP H0426519Y2
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JP
Japan
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screw rod
floor plate
floorboard
crank
waterproof door
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JP14457587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、建物の開口部や地下道の出入口等
に設置される防水扉装置に関する。
(従来の技術) 従来、建物の開口部や地下道の出入口等に、浸
水を防止する目的で防水扉装置を設置することが
あつた。
この防水扉装置は、主として、前記開口部や出
入口に隣接する床板を起伏可能に設置し、この床
板に起伏装置を連結して構成されていた(例えば
実公昭56−27357号、同56−27358号、同57−5419
号、実開昭60−6070号、同60−6171号、同60−
110571号)。
そして床板の起伏装置は、床板下面と地面側固
定部との間に、液体圧シリンダーや螺杆と螺筒で
なるジヤツキ装置を設置して構成されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 前記のように、床板の起伏装置を流体圧シリン
ダーやジヤツキ装置で構成した場合、当然のこと
乍ら、流体圧シリンダーやジヤツキ装置は床板の
重量に耐える必要があるが、床板の重量が大きい
ので挫屈のおそれがあり問題であつた。
又、流体圧シリンダーを用いた場合には、床板
を起伏させている途中で、停電等により動力が遮
断された時に、床板を起伏途中の状態に維持する
ことが難しい問題点もあつた。
(問題点を解決する為の手段) そこでこの考案は、床板を引張力によつて起伏
させるようにして前記問題点を解決したのであ
る。
即ちこの考案の防水扉装置は、床板が、下面に
設けた立上げクランクの中間部を水平軸を介して
軸支されて、起伏方向で回転可能に設置されてい
ると共に、前記立上げクランクの先端部には、床
板の下方に設置した引張装置が連結されているこ
とを特徴としている。
前記引張装置は、立上げクランクを介して、起
伏可能に設置した床に回動力を与え得るものであ
れば良く、例えば螺杆に、手動又は自動で回転で
きるようにしたナツトを螺合して構成する。この
引張装置では、スプリングで引張方向の力を付加
しておくと、起動時に必要とする動力を軽減する
上で有効である。又、引張装置における移動部材
(立上げクランクに連結すべき部材)は、水平ガ
イド等でガイドして、無理な外力に対抗できるよ
うに構成するのが望ましい。
(考案の作用) この考案の防水扉装置によれば、引張装置の引
張力を立上げクランクの先端部に与えることによ
つて、立上げクランクを介して床板に回動力を与
え、起こすことができる。然して床板の重量に
は、各部材の引張耐力で対抗することになる。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図において、1が起伏可能に
設置された床板で、下面に設けた複数個の立上げ
クランク2,2の中間部が水平軸3を介して軸支
されて、矢示4(起伏方向)の方向に回動可能に
なつている。前記立上げクランク2,2に対応し
て、床板1の収容箱体5内には引張装置6,6が
設置してあり、前記水平軸3は、この引張装置6
を構成している平面コ字状のブラケツト7の一側
に支承されている。
引張装置6は螺杆8と該螺杆8に螺合させたナ
ツト9で構成されたもので、螺杆8はブラケツト
7とナツト9で略水平に支持されて、長手方向で
移動できるようになつている。前記ナツト9は外
周面がウオームホイル10とされ、該ウオームホ
イル10にウオームギヤ11が係合してあり、ウ
オームギヤ11の軸12と収容箱体5内に架設さ
れた駆動杆体13とがベベルギヤ14,15を介
して係合させてある。従つて駆動杆体13をモー
タ16で回転させると、動力はベベルギヤ14,
15、ウオームギヤ11、ウオームホイル10と
伝達されて、各ナツト9,9が同時に回転し、各
引張装置6,6の螺杆8,8も同時に移動するよ
うになつている。
前記螺杆8には円盤17が固着されて、該円盤
17とブラケツト7の間にコイルスプリング18
が嵌装されていると共に、コイルスプリング18
の外側に筒体19が嵌装してある。コイルスプリ
ング18は円盤17を常時押圧し、螺杆8は矢示
20の引張方向に付勢されている。
螺杆8の先端部と立上げクランク2の先端部は
連結リンク片21を介して連結されている。即ち
連結リンク片21の一端(先端)は立上げクラン
ク2の先端部にピン22を介して回動自在に連結
されていると共に、連結リンク片21の他端(基
端)は、螺杆8の先端部にピン23を介して回動
自在に連結されている。そしてピン23の両端に
はカムフオロワ24が回転自在に取付けられ、該
カムフオロワ24はブラケツト7の両側壁に水平
に形成した長孔25に係合されて、螺杆8の先端
部は長孔25に沿つて水平に移動し、螺杆8に曲
げ応力などが加わらないようになつている。
以上のように、各立上げクランク2に対応させ
て設置したブラケツト7および引張装置6は断面
コ字状の受板26上に設置され、受板26の両側
に取付けた複数のローラ27,27を、受板26
の両側に並設したレール28,28上で転動可能
とすることによつて、全てのブラケツト7および
引張装置6並びに床板1が進退可能になつてい
る。この進退を行わせる機構も、前記引張装置6
と類似しており、螺杆29とナツト30で構成さ
れている。
ナツト30は前記駆動杆体13を覆つたカバー
31より垂下させたブラケツト32に固着されて
いる一方、該ナツト30に螺合させた螺杆29
は、一端が収容箱体5に設置したモータ33と連
結してある。この螺杆29とナツト30の進退機
構は、第1図の場合、2箇所に設置してあり、モ
ータ33の動力は駆動杆体34を介して他の進退
機構にも伝達されて、同時に動作するようになつ
ている。進退機構の設置数は床板1の大きさに応
じて1〜複数箇所の範囲で定めるものである。
次に上記実施例の動作について説明する。
初期状態を第2図に示したように、床板1が伏
せて床を構成している状態とし、モータ16を始
動(正転)させると、動力は駆動杆体13より、
ベベルギヤ14,15を経て、ウオームギヤ1
1、ウオームホイル10へと伝達されて、ナツト
9が回転し、螺杆8が矢示20の方向に移動す
る。この移動に際し、コイルスプリング18によ
る付勢力も同方向であるので、モータ16の始動
時の付加は小さく、円滑な始動が可能である。
螺杆8が矢示20の方向に移動すると、立上げ
クランク2の先端部が連結リンク片21を介して
矢示20と同方向に引張られるので、立上げクラ
ンク2は水平軸3を中心として矢示35の方向に
回動し、床板1が第2図々示のように起上がる。
床板1の起立が完了したら、モータ16を停止
させ(リミツトスイツチ等を用いて自動停止させ
ることは言うまでもない。)、次いで進退装置側の
モータ33を始動させて、螺杆29を回転させ
る。螺杆29の回転によつてナツト30が矢示3
6の方向に移動する結果、床板1はブラケツト
7,7および引張装置6,6と共に矢示36の方
向に進行し、床板1の表面は、この考案の装置に
隣接する開口部の方立(図示していない)に当接
し、防水扉としての機能を発揮するに至る。尚、
方立と床板1の当接部は、水密性をもたせる為
に、通常パツキンを方立に設ける。
上記と逆に、床板1を起立状態から伏せた状態
へ変化させるには。モータ33を逆転させた後、
モータ16を逆転させれば良い。
床板1の起伏動作において、モータ16に与え
る電力が停電により遮断された場合に、ナツト9
がウオームギヤ11を回転しない限り、回転し得
ないので、螺杆8も電力が遮断された時点の位置
に保持されて、床板1は固定保持される。
次に、床板1を起伏させる機構において、床板
1の重量による回動力に対しては連結リンク片2
1および螺杆8の引張耐力で対向することになる
ので、床板重量に対して強い耐力を得ることがで
きる。従つて従来装置のような挫屈のおそれは除
くことができる。又、床板1の起伏に従つて連結
リンク片21はピン23を中心とし傾動すること
になるが、ピン23はカムフオロワ24を介して
案内されているので、螺杆8へは、その長手方向
に沿つた応力のみを伝達することができ、螺杆8
の屈曲などを回避することができる。
尚、実施例においては、モータ16,33を動
力源としたものと説明したが、モータ16,33
に代えて、駆動杆体13,14をクランクハンド
ルなどを用いて手動により回転する構成とするこ
ともできる。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、床板の
重量には引張耐力で対抗する構造とし、挫屈のお
それのある構造部分を無くしたので、安全性の高
い防水扉装置が得られる効果がある。
又、床板を起伏させる為に、螺杆とナツトで構
成された引張装置を用いれば、床板を起伏途中の
いかなる場所でも固定保持することができるの
で、更に安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の一部を破切した斜
視図、第2図は同じく実施例の一部省略断面図で
ある。 1……床板、2……立上げクランク、3……水
平軸、6……引張装置、8……螺杆、9……ナツ
ト、16,33……モータ、18……コイルスプ
リング、21……連結リンク片、24……カムフ
オロワ、27……ローラ、28……レール、29
……螺杆、30……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 床板を起伏可能に設置してなる防水扉装置に
    おいて、前記床板は、下面に設けた立上げクラ
    ンクの中間部が水平軸を介して軸支されて、起
    伏方向で回動可能に設置されていると共に、前
    記立上げクランクの先端部には、床板の下方に
    設置した引張装置が連結されていることを特徴
    とした防水扉装置。 2 引張装置は、螺杆と、該螺杆に螺合したナツ
    トで構成され、前記ナツトには自動又は手動の
    回転機構が設けてある実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の防水扉装置。 3 螺杆は、スプリングにより引張方向へ付勢さ
    れている実用新案登録請求の範囲第2項記載の
    防水扉装置。 4 立上げクランクと引張装置は、連結リンク片
    を介して連結され、引張装置側連結部はカムフ
    オロワで水平にガイドされている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の防水扉装置。
JP14457587U 1987-09-22 1987-09-22 Expired JPH0426519Y2 (ja)

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JP14457587U JPH0426519Y2 (ja) 1987-09-22 1987-09-22

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JPS6449564U JPS6449564U (ja) 1989-03-28
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