JPH0529220Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0529220Y2 JPH0529220Y2 JP763090U JP763090U JPH0529220Y2 JP H0529220 Y2 JPH0529220 Y2 JP H0529220Y2 JP 763090 U JP763090 U JP 763090U JP 763090 U JP763090 U JP 763090U JP H0529220 Y2 JPH0529220 Y2 JP H0529220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- top plate
- support plate
- screw rod
- crank arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003818 cinder Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Barrages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、建物等の出入口に設置される防水
扉装置に関する。
扉装置に関する。
(従来の技術)
従来、建物の出入口や地下道の出入口などに、
出水時に出入口を閉鎖して、建物等への浸水を防
止できるようにした防水扉装置が知られている。
出水時に出入口を閉鎖して、建物等への浸水を防
止できるようにした防水扉装置が知られている。
この種の装置は、建物等の出入口の下部に隣接
して箱体を設置し、該箱体に頂板を起伏させる機
構と、起立させた頂板を建物等の出入口側に近接
させる機構を備えて構成されている(例えば、実
公昭56−27357号、実公昭56−27358号、実公昭57
−5419号)。
して箱体を設置し、該箱体に頂板を起伏させる機
構と、起立させた頂板を建物等の出入口側に近接
させる機構を備えて構成されている(例えば、実
公昭56−27357号、実公昭56−27358号、実公昭57
−5419号)。
(考案が解決しようとする課題)
建物等の出入口に隣接される、この防水扉装置
は、小型軽量であることが勿論望ましいのである
が、従来知られている装置は、前記頂板を起伏さ
せる機構および頂板を建物等の出入口側に近接さ
せる機構の為に、特に厚さ方向で小型化、即ち薄
型化が難しかつた。この為、設置の工事も大掛り
となつていた。
は、小型軽量であることが勿論望ましいのである
が、従来知られている装置は、前記頂板を起伏さ
せる機構および頂板を建物等の出入口側に近接さ
せる機構の為に、特に厚さ方向で小型化、即ち薄
型化が難しかつた。この為、設置の工事も大掛り
となつていた。
(課題を解決する為の手段)
そこでこの考案は、箱体の頂板をクランクアー
ムと螺杆およびナツトを用いて起伏させると共
に、この起伏の為の機構と頂板を、箱体の底板上
で摺動可能とした支持板体上に搭載して、装置の
薄型化を可能としたのである。
ムと螺杆およびナツトを用いて起伏させると共
に、この起伏の為の機構と頂板を、箱体の底板上
で摺動可能とした支持板体上に搭載して、装置の
薄型化を可能としたのである。
即ちこの考案の防水扉装置は、建物等の出入口
下部に隣設された箱体の頂板が、前記出入口を閉
鎖する為に起伏自在としてある防水扉装置におい
て、箱体の底板上に、支持板体が出入口の内外方
向で摺動可能に設置してあり、該支持板体上に螺
杆が横架してあり、前記頂板の下面には、出入口
の内外方向でクランクアームが取付けられ、該ク
ランクアームの支軸が前記支持板体上に支承され
ており、クランクアームの駆動端が前記螺杆に螺
合したナツトとリンク板を介して連結されている
と共に、前記螺杆には回転機構が連結され、支持
板体には摺動機構が連結されていることを特徴と
している。
下部に隣設された箱体の頂板が、前記出入口を閉
鎖する為に起伏自在としてある防水扉装置におい
て、箱体の底板上に、支持板体が出入口の内外方
向で摺動可能に設置してあり、該支持板体上に螺
杆が横架してあり、前記頂板の下面には、出入口
の内外方向でクランクアームが取付けられ、該ク
ランクアームの支軸が前記支持板体上に支承され
ており、クランクアームの駆動端が前記螺杆に螺
合したナツトとリンク板を介して連結されている
と共に、前記螺杆には回転機構が連結され、支持
板体には摺動機構が連結されていることを特徴と
している。
(作用)
この考案の防水扉装置においては、支持板体に
横架した螺杆を回転することによつて箱体の頂板
が起伏する。又、支持板体を出入口の内外の方向
に摺動させることによつて、起立した頂板が出入
口へ離接する。
横架した螺杆を回転することによつて箱体の頂板
が起伏する。又、支持板体を出入口の内外の方向
に摺動させることによつて、起立した頂板が出入
口へ離接する。
このように、頂板の起伏の為には回転運動のみ
が必要であり、頂板の出入口への離接の為には直
線運動のみが必要であり、その他の複雑な運動機
構を必要としないので、防水扉装置の薄型化が可
能である。
が必要であり、頂板の出入口への離接の為には直
線運動のみが必要であり、その他の複雑な運動機
構を必要としないので、防水扉装置の薄型化が可
能である。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
図中、1が出入口であつて、この出入口1の屋
外側下部に箱体2が設置されている。箱体2は頂
板3と、上部を開口した箱4とで構成されてお
り、箱4の底板上には、コ字状のアングル材5,
5が開口側を上向きとして、前記出入口1の内外
方向に向けて並設してある。
外側下部に箱体2が設置されている。箱体2は頂
板3と、上部を開口した箱4とで構成されてお
り、箱4の底板上には、コ字状のアングル材5,
5が開口側を上向きとして、前記出入口1の内外
方向に向けて並設してある。
前記アングル材5の内側上面には、矩形の支持
板体6が載置してある。アングル材5と支持板体
6は、アングル材5の上面に長手方向に敷設した
レール材7,7と、支持板体6の下面に長手方向
に固着したレール材8,8が互いに係合されてお
り、支持板体6がアングル材5上で、長手方向に
沿つて摺動可能となつている。
板体6が載置してある。アングル材5と支持板体
6は、アングル材5の上面に長手方向に敷設した
レール材7,7と、支持板体6の下面に長手方向
に固着したレール材8,8が互いに係合されてお
り、支持板体6がアングル材5上で、長手方向に
沿つて摺動可能となつている。
前記アングル材5と支持板体6は頂板3の中心
に対応した位置と、その両側に2条宛設置されて
おり、両側の2条の支持板体6上に夫々頂板3の
駆動部材が搭載され、中心の支持板体6には駆動
部材に対応する回転機構が搭載されている。
に対応した位置と、その両側に2条宛設置されて
おり、両側の2条の支持板体6上に夫々頂板3の
駆動部材が搭載され、中心の支持板体6には駆動
部材に対応する回転機構が搭載されている。
頂板3の駆動部材は、頂板3の下面に取付けら
れたクランクアーム9と、支持板体6上に横架さ
れた螺杆10および該螺杆10に螺合させたナツ
ト11で構成されている。
れたクランクアーム9と、支持板体6上に横架さ
れた螺杆10および該螺杆10に螺合させたナツ
ト11で構成されている。
前記クランクアーム9は、頂板3の下面に、出
入口1の内外方向で取付けられており、中間部を
貫通して設けた支軸12が、支持板体6上に設け
たブラケツト13で支持され、頂板3が起伏でき
るようになつている。
入口1の内外方向で取付けられており、中間部を
貫通して設けた支軸12が、支持板体6上に設け
たブラケツト13で支持され、頂板3が起伏でき
るようになつている。
又、支持板体6上には、前後にL型ブラケツト
14,15が対向設置してあり、一方(出入口1
側)のL型ブラケツト14には、前記ナツト11
を一端に連結した筒体16が嵌装され、ナツト1
1と筒体16が、筒体16の軸方向で移動できる
ようになつている。そして前記螺杆10(この実
施例ではボールネジを使用した)は、ブラケツト
14に支持されたナツト11と、ブラケツト15
に支持された軸受17を介して、支持板体6上に
横架されている。
14,15が対向設置してあり、一方(出入口1
側)のL型ブラケツト14には、前記ナツト11
を一端に連結した筒体16が嵌装され、ナツト1
1と筒体16が、筒体16の軸方向で移動できる
ようになつている。そして前記螺杆10(この実
施例ではボールネジを使用した)は、ブラケツト
14に支持されたナツト11と、ブラケツト15
に支持された軸受17を介して、支持板体6上に
横架されている。
前記筒体16とクランクアーム9の駆動端9a
は、リンク板18を介して連結されており、ナツ
ト11の移動が駆動端9aに伝達されるようにな
つている。
は、リンク板18を介して連結されており、ナツ
ト11の移動が駆動端9aに伝達されるようにな
つている。
上記の駆動部材に対する回転機構は、油圧モー
ター19と、該油圧モーター19の回転を、前記
螺杆10に伝達する部材で構成されている。即
ち、箱体2の一側(出入口1より遠い側)に沿つ
て、回転軸20が軸受21,22を介して架設し
てあり、中間部に固着したチエーンホイール23
と油圧モーター19の出力軸に固着したスプロケ
ツト24がチエーン25で連結されている。又、
回転軸20に固着した傘歯車26,26が、前記
螺杆10,10の端部に固着した傘歯車27,2
7と噛合されている。
ター19と、該油圧モーター19の回転を、前記
螺杆10に伝達する部材で構成されている。即
ち、箱体2の一側(出入口1より遠い側)に沿つ
て、回転軸20が軸受21,22を介して架設し
てあり、中間部に固着したチエーンホイール23
と油圧モーター19の出力軸に固着したスプロケ
ツト24がチエーン25で連結されている。又、
回転軸20に固着した傘歯車26,26が、前記
螺杆10,10の端部に固着した傘歯車27,2
7と噛合されている。
一方、前記支持板体6,6中、両側の2条は互
いに連結杆28で連結されていると共に、連結杆
28の中央部には、箱体2内に横架した油圧シリ
ンダー29のピストンロツド30が連結されて、
ピストンロツド30の進退によつて、支持板体
6,6が摺動するようになつている。従つてこの
摺動時の連結杆28の移動範囲においては、アン
グル材5の立上り壁は切欠されている。
いに連結杆28で連結されていると共に、連結杆
28の中央部には、箱体2内に横架した油圧シリ
ンダー29のピストンロツド30が連結されて、
ピストンロツド30の進退によつて、支持板体
6,6が摺動するようになつている。従つてこの
摺動時の連結杆28の移動範囲においては、アン
グル材5の立上り壁は切欠されている。
上記実施例の防水扉装置において、油圧モータ
ー19を始動すると、その回転は螺杆10に伝達
され、該螺杆10の回転によつてナツト11は螺
杆10に沿つて移動する。
ー19を始動すると、その回転は螺杆10に伝達
され、該螺杆10の回転によつてナツト11は螺
杆10に沿つて移動する。
そこでナツト11が第1図中、矢示31の方向
へ移動するように動作させると、クランクアーム
9の駆動端9aが同方向へ引張られる結果、クラ
ンクアーム9は支軸12の回りで矢示32の方向
に回動し、頂板3を起立させることができる。
へ移動するように動作させると、クランクアーム
9の駆動端9aが同方向へ引張られる結果、クラ
ンクアーム9は支軸12の回りで矢示32の方向
に回動し、頂板3を起立させることができる。
頂板3の起立が完了した後は、油圧シンダー2
9に加圧油を送り、ピストンロツド30を突出さ
せると支持板体6が摺動する結果、起立した頂板
3は出入口1側へ移動し、出入口1の開口部縁に
当接する。当接部には通常パツキンが設けられ
て、水密が確保されるのは言うまでも無い。
9に加圧油を送り、ピストンロツド30を突出さ
せると支持板体6が摺動する結果、起立した頂板
3は出入口1側へ移動し、出入口1の開口部縁に
当接する。当接部には通常パツキンが設けられ
て、水密が確保されるのは言うまでも無い。
起立した頂板3を伏せた状態にするには、上記
と逆の操作により、逆の動作をさせれば良い。
と逆の操作により、逆の動作をさせれば良い。
尚、安全性の点で以下の処置をするのが望まし
い。
い。
即ち、前記螺杆10とナツト11のネジのリー
ド角は、螺杆10側からの応力によつてナツト1
1が回転しない角度とする。この場合、螺杆10
とナツト11の螺合部の摩擦力も考慮して決定さ
れるのは言うまでもない。この処置によつて、頂
板3の起立動作の途中や動作終了後に、チエーン
25が切断するような事故があつたとしても、頂
板3が倒れるのを防止することができる。
ド角は、螺杆10側からの応力によつてナツト1
1が回転しない角度とする。この場合、螺杆10
とナツト11の螺合部の摩擦力も考慮して決定さ
れるのは言うまでもない。この処置によつて、頂
板3の起立動作の途中や動作終了後に、チエーン
25が切断するような事故があつたとしても、頂
板3が倒れるのを防止することができる。
又、前記油圧シリンダー29の加圧油の回路に
は遮断弁を介設し、起立した頂板3を出入口1側
へ移動させた後に、遮断弁を閉鎖できるようにす
る。この処置によつて、頂板3の意に反する移動
を防ぎ、出入口1の開口部縁との間における水密
を確実に維持することができる。
は遮断弁を介設し、起立した頂板3を出入口1側
へ移動させた後に、遮断弁を閉鎖できるようにす
る。この処置によつて、頂板3の意に反する移動
を防ぎ、出入口1の開口部縁との間における水密
を確実に維持することができる。
(考案の効果)
以上に説明した通り、この考案によれば、装置
の薄型化が可能であるので、設置工事も容易にで
きる効果がある。
の薄型化が可能であるので、設置工事も容易にで
きる効果がある。
第1図はこの考案の実施例の拡大縦断側面図、
第2図は同じく実施例の頂板を除いた一部平面
図、第3図は同じく実施例の頂板を起立させた状
態の一部縦断正面図である。 1……出入口、2……箱体、3……頂板、6…
…支持板体、9……クランクアーム、10……螺
杆、11……ナツト、12……支軸、18……リ
ンク板、19……油圧モーター、29……油圧シ
リンダー。
第2図は同じく実施例の頂板を除いた一部平面
図、第3図は同じく実施例の頂板を起立させた状
態の一部縦断正面図である。 1……出入口、2……箱体、3……頂板、6…
…支持板体、9……クランクアーム、10……螺
杆、11……ナツト、12……支軸、18……リ
ンク板、19……油圧モーター、29……油圧シ
リンダー。
Claims (1)
- 建物等の出入口下部に隣設された箱体の頂板
が、前記出入口を閉鎖する為に起伏自在としてあ
る防水扉装置において、箱体の底板上に、支持板
体が出入口の内外方向で摺動可能に設置してあ
り、該支持板体上に螺杆が横架してあり、前記頂
板の下面には、出入口の内外方向でクランクアー
ムが取付けられ、該クランクアームの支軸が前記
支持板体上に支承されており、クランクアームの
駆動端が前記螺杆に螺合したナツトとリンク板を
介して連結されていると共に、前記螺杆には回転
機構が連結され、支持板体には摺動機構が連結さ
れていることを特徴とした防水扉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP763090U JPH0529220Y2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP763090U JPH0529220Y2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399181U JPH0399181U (ja) | 1991-10-16 |
JPH0529220Y2 true JPH0529220Y2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=31511285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP763090U Expired - Lifetime JPH0529220Y2 (ja) | 1990-01-30 | 1990-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529220Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002518A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | 株式会社ユーテック | 開口部開閉装置及びその使用方法 |
-
1990
- 1990-01-30 JP JP763090U patent/JPH0529220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0399181U (ja) | 1991-10-16 |
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