JPH0442303Y2 - - Google Patents

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JPH0442303Y2
JPH0442303Y2 JP1987107737U JP10773787U JPH0442303Y2 JP H0442303 Y2 JPH0442303 Y2 JP H0442303Y2 JP 1987107737 U JP1987107737 U JP 1987107737U JP 10773787 U JP10773787 U JP 10773787U JP H0442303 Y2 JPH0442303 Y2 JP H0442303Y2
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JP
Japan
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guide rails
sprocket
guide
hoistway
car
Prior art date
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JP1987107737U
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JPS6412061U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータ装置、特に個人住宅用とし
て好適なエレベータ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、都市部に於いては宅地問題の関係により
個人住宅に於いても多層化が進み、また高齢化社
会の進展により個人住宅に於いてもエレベータの
設置が強く望まれるようになつてきた。ところ
が、従来のエレベータは、事務所ビルやマンシヨ
ン等での需要に応じて発展してきたため、これら
に適する従来のエレベータをそのまま小型化した
としても、設置スペースや経済性の面等から個人
住宅用としては不適当な点があつた。すなわち、
従来の一般用エレベータは、かごとつり合いおも
りを主索で連結してつるべ式に昇降させる方式が
多用されているが、つり合いおもりの設置スペー
スが、かごの設置スペースに比べ比較的に大きな
比率になるため、個人住宅用エレベータに上記従
来の方式をそのまま適用するのは好ましくない。
そこで、つり合いおもりを用いないエレベータ
として巻胴式のものが実用化されている。これは
主索を巻胴に巻き取つたり、巻き戻したりするこ
とによつてかごを昇降させるもので、小型エレベ
ータ用として好適なものとなつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記巻胴式エレベータでは、つり合いおもりは
不要であるが、ロープの曲げ強度の関係から、巻
胴の直径を小さくすることができず、またエレベ
ータの全行程に相当する長さの主索を巻き取る必
要があるため巻胴が大きくなり、駆動装置が大型
になるため、大きな設置スペースが必要になると
いう問題があつた。
本考案は上記の問題点を解決するためになされ
たものであり、駆動装置の占有スペースを小さく
するとともに、つり合いおもりを不要にできるエ
レベータ装置を提供することを目的としたもので
ある。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は出力軸にスプロケツトを設けた駆動装
置を、昇降路内に立設したかご案内用の一対のガ
イドレール間に設置するとともに、ガイドレール
の最上部と最下部とにローラチエンのガイドスプ
ロケツトを設置し、上記かごにその両端を連結さ
れたローラチエンを上記各スプロケツトに掛け渡
して、かごを昇降移動させるものである。
〔作用〕
本考案によれば、ローラチエンとスプロケツト
との噛み合いによつて駆動力が伝達されるため、
つり合いおもりがなくてもスリツプせず、巻胴式
のように巻き取る必要がなく、またロープ式の場
合の網車のようにロープの曲げ強度を考慮する必
要がないのでスプロケツトの直径を小さくするこ
とができるため駆動装置を小型化することができ
る。更に本考案は駆動装置をガイドレールに設置
する構造のため、別個に昇降路壁に固定する場合
に比べ据付現場における建物の付帯工事が少なく
なり、現場作業の省力化が図れ、また建物の状況
に合わせて、駆動装置の取り付け位置を容易に上
下させることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図〜第4図により説明
する。第1図は本実施例のエレベータ装置全体を
示す昇降路縦断面図、第2図は同じく昇降路横断
面図、第3図は第1図のA−A矢視図、第4図は
第1図のB−B矢視図である。
図に於いて、1は昇降路、2はかご、3は断面
コ字状をなす一対のガイドレールであり、複数の
レールブラケツト4によつて昇降路1の一側壁1
aに固定されている。5はガイドレール3,3間
に渡されたビーム6に設置され、電動機、減速機
及び制動機を備えた駆動装置であり、その出力軸
5aには2個の駆動スプロケツト7が設けられて
いる。8はガイドレール3,3間に渡されたビー
ム9上に固定された一対のブラケツト10,10
に軸11によつて回転可能に軸着された2列の上
部ガイドスプロケツト、12はガイドレール3,
3間に渡されたビーム13に固定された一対のブ
ラケツト14,14に軸15によつて回動可能に
軸着された2列の下部ガイドスプロケツトであ
る。16はガイドレール3,3間に渡されたビー
ム17に固定された一対のブラケツト18,18
に軸19によつて回動可能に軸着されたそらせ車
で、表面はウレタンゴム等の弾性体よりなつてい
る。また、ガイドレール3,3にはそれぞれビー
ム6,9,13,17の固定用の穴3bが、後述
のガイドローラ22と干渉しない位置に適当数設
けられており、各ビーム6,9,13,17の取
付位置を調整できるようになつている。また、駆
動装置5、ブラケツト10,14,18はそれぞ
れ各ビーム6,9,13,17に対して調整可能
に取り付けられるようになつている。20はかご
枠21に取り付けられたガイド装置であり、ガイ
ドレール3のフランジ部3aの両側面及び両端面
の各面上を転動するガイドローラ22を備えてお
り、かご2の上下及び左右の合計4箇所に設置さ
れている。23は一端がかご枠21の上部に固定
され、上部ガイドスプロケツト8、ガイドローラ
16、駆動スプロケツト7、下部ガイドスプロケ
ツト12を介して他端がかご枠21の下部に固定
された2列のローラチエンである。24はかご出
入口ドア、25は乗場出入口ドアであり、それぞ
れ戸開時に戸袋26,27に収納されるようにな
つている。28は駆動装置5等を保守点検するた
めの点検口、29は上部ガイドスプロケツト8を
保守点検するための点検口、30は緩衝装置であ
る。
次に上記実施例の動作について説明する。駆動
装置5が作動し、駆動スプロケツト7が第1図の
N方向に回転すると、ローラチエンに引かれてか
ご2は上昇し、逆方向に回転すればかご2は下降
する。このとき、かご2の偏心荷重は上下のガイ
ドローラ22のうち、ガイドレール3のフランジ
部3aの側面上を転動するローラによつて支持さ
れるため、ローラチエン23には垂直方向の荷重
のみが作用し、かご2は安定して昇降する。
尚、本実施例では第1図に示すように、そらせ
車16と駆動スプロケツト7とによりローラチエ
ン23が略S字形になつているため、駆動装置5
が上下方向の中間部にあるにもかかわらず、駆動
スプロケツト7へのローラチエン23の巻き付け
角を大きくすることができる。そのため、建物の
都合により、点検口28の位置が上下しても、点
検口28の位置に合わせて駆動装置5の位置を上
下でき、しかも安定した動作を行わせることがで
きる。
また、本実施例は、駆動装置5やそらせ車16
など、かご2の駆動に関する機器を全て一対のガ
イドレール3に固定して一体化しているため、現
場に於ける据え付け工数の低減を図ることができ
るとともに、駆動装置5等の取付位置の位置調整
も容易に行うことができる。
以上のように本実施例によれば、駆動装置5等
の各機器をガイドレール3に組み込んで一体化し
たいわゆるユニツト化した構造であるため、各機
器を個々に昇降路壁に固定する従来装置に比べ現
場における据付工事が容易で、しかも駆動装置5
やガイドスプロケツト8,12の取り付け位置を
建物に合わせて容易に変更することができる。
尚、駆動装置5の減速機をウオーム式にしてお
けば、ブレーキ等が故障した場合でも、ウオーム
の逆転防止能力により、かごが自重によつて自然
落下することはない。また、上記実施例では、ロ
ーラチエン23を略S字形に巻き掛けるためにそ
らせ車16として表面がウレタンゴム等の弾性体
からなるローラを使用し、騒音の低減を図つてい
るが、ローラチエン23との噛み合いを一層確実
にするという点を重視して、そらせ車16として
スプロケツトを使用しても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、現場に
於ける据付工事が容易で、また、建物の状況に合
わせて駆動装置の取付位置を容易に変更すること
のできる、個人住宅用に好適なエレベータ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すエレベータ装
置の昇降路縦断面図、第2図は同じく昇降路横断
面図、第3図は第1図のA−A矢視図、第4図は
第1図のB−B矢視図である。 1……昇降路、2……かご、3……ガイドレー
ル、5……駆動装置、7……駆動スプロケツト、
8……上部ガイドスプロケツト、12……下部ガ
イドスプロケツト、16……そらせ車、23……
ローラチエン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 昇降路内に立設された一対のガイドレール、こ
    のガイドレールに沿つて昇降するエレベータか
    ご、上記昇降路上部の上記両ガイドレール間に固
    定されたビーム、このビームに設置された上部ガ
    イドスプロケツト、上記昇降路下部の上記両ガイ
    ドレール間に固定されたビーム、このビームに設
    置された下部ガイドスプロケツト、上記昇降路の
    上下方向中間部の任意の位置の上記両ガイドレー
    ル間に固定されたビーム、このビームに設置され
    た駆動装置、この駆動装置の出力軸に設けられた
    駆動スプロケツト、この駆動スプロケツトの近傍
    の上記両ガイドレール間に固定されたビーム、こ
    のビームに設置されたそらせ車、並びに上記の上
    下部ガイドスプロケツト、駆動スプロケツト及び
    そらせ車に巻回され両端が上記かごに固定された
    ローラチエンを備えたことを特徴とするエレベー
    タ装置。
JP1987107737U 1987-07-13 1987-07-13 Expired JPH0442303Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987107737U JPH0442303Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987107737U JPH0442303Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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Publication Number Publication Date
JPS6412061U JPS6412061U (ja) 1989-01-23
JPH0442303Y2 true JPH0442303Y2 (ja) 1992-10-06

Family

ID=31342418

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JP1987107737U Expired JPH0442303Y2 (ja) 1987-07-13 1987-07-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003176086A (ja) * 2002-12-27 2003-06-24 Mitsubishi Electric Corp エレベーター装置

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WO2018073612A1 (en) * 2016-10-21 2018-04-26 Singapore Lift Company Pte. Ltd. Mechanical lift apparatus

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231684A (ja) * 1985-07-30 1987-02-10 三菱電機株式会社 エレベ−タ装置

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