JP2902963B2 - 電動車止めのギヤードワイヤー負荷軽減装置 - Google Patents

電動車止めのギヤードワイヤー負荷軽減装置

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JP2902963B2
JP2902963B2 JP29067094A JP29067094A JP2902963B2 JP 2902963 B2 JP2902963 B2 JP 2902963B2 JP 29067094 A JP29067094 A JP 29067094A JP 29067094 A JP29067094 A JP 29067094A JP 2902963 B2 JP2902963 B2 JP 2902963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,駐車場や公共施設の出
入口等に設置使用する電動車止めに関し,特にその作動
用に用いるギヤードワイヤー負荷軽減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昇降ポールの突出上昇によって車輛の進
入を阻止し,その没入降下によってこれを可能とする車
止めは,例えば本出願人の特願平5−248725号に
よって提案済である。
【0003】これによれば,地中埋込設置用の埋込ケー
スに収納した昇降ポールを,これらの間に介設した昇降
手段によって突没昇降自在とした複数の車止めと,例え
ばこれら複数の車止めの昇降手段を同時連動状に作動す
るモーター駆動の作動手段とを備えた複数連動の電動車
止めとして構成するものとされている。
【0004】そして昇降手段は,例えば上下一対のチェ
ーンスプロケットと,これらに巻設し昇降ポールに連結
した回動チェーンとによる一方のチェーンスプロケット
回転用のものとし,或いは巻取り軸と,該巻取り軸に巻
取自在とし同じく昇降ポールに連結した巻取りワイヤー
とによる,巻取り軸回転用のもの等の回転力使用のもの
とし,また作動手段は,例えばモーター駆動の回動チェ
ーンやギヤードワイヤー(ドライブワイヤー)と,上記
チェーンスプロケット,巻取り軸等の回転力伝達用にし
て埋込ケース外方に突出した回転軸の先端に設置し,上
記回動チェーンやギヤードワイヤーに歯合するチェーン
スプロケットやギヤ歯車とによって上記昇降手段を同時
連動状に作動するように構成したものとされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような複数連動の
電動車止めを実用化する上では,例えば作動手段を,上
記中,特にギヤードワイヤーとギヤ歯車の組合せのもの
とするのが,設置やメンテナンス上簡便である。
【0006】即ちギヤードワイヤーは,一連のものにし
て双方向に回転進退し,ある程度フレキシブルであるた
め,それ自体地中埋込設置の埋込ケースの外側に埋込設
置する一方,これを地上上方に設置すべきモーター側に
対して上方屈曲させるように配設することが容易である
とともに,一連のものであるが故に設置やメンテナンス
時の脱着を保護パイプに挿入引出しすることによって行
うことが可能であるからである。
【0007】然し乍らこのギヤードワイヤーとギヤ歯車
による作動手段を用いた場合,ギヤードワイヤーのギヤ
歯が比較的欠損し易いという難点がある。即ちギヤード
ワイヤーは,ワイヤーの外周に螺旋状にギヤ歯を巻設固
定したものであるから,例えばギヤ歯車側にその回転を
阻害する要因があった場合には,ギヤードワイヤーのギ
ヤ歯に過大な負荷が掛ることになるためであり,特に上
記複数の車止めユニットの各昇降手段を作動させる如く
にしたり,いずれかの車止めユニットにその昇降手段の
作動がスムーズに行われない事情があるときには,この
ギヤ歯の欠損の可能性が大きくなる。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,上記作動手段としてギヤ
ードワイヤーとこれに歯合するギヤ歯車を用いた電動車
止めにおいて,ギヤードワイヤーへの負荷を可及的に減
少して,ギヤ歯の欠損を防止するようにした電動車止め
のギヤードワイヤー負荷軽減装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,埋込ケースに対して昇降ポールの昇降を行うに際し
て予想される昇降ポールのフレや偏位に伴う昇降手段の
作動不良によるギヤードワイヤーへの負荷を解消軽減
し,或いは埋込ケースに対する昇降ポールの接触,摺接
に伴う摩擦抵抗によるギヤードワイヤーへの負荷を解消
軽減するように,昇降ポールの突没昇降を垂直方向に確
実にして且つ摩擦抵抗を受けることを防止するためにガ
イドローラーによって行うものとし,また昇降ポールの
自重荷重によって,特に突出上昇時にギヤードワイヤー
に掛る負荷を解消軽減するように,その荷重を可及的に
相殺するためにバランサー手段を用いるものとしたもの
であって,即ち本発明請求項1を,地中埋込設置用の埋
込ケースに収納した昇降ポールを,これらの間に介設し
た回転力使用の昇降手段によって突没昇降自在とした複
数の車止めユニットと,該複数の車止めユニットの昇降
手段における回転力伝達用にして埋込ケース外方に突出
した回転軸の先端に設置した各ギヤ歯車と歯合して,こ
れら昇降手段を同時連動状に作動するモーター駆動にし
て一連のギヤードワイヤーとを備えた複数連動の電動車
止めにおいて,上記各車止めユニットの埋込ケースと昇
降ポール間に,該昇降ポールの突没昇降を案内するガイ
ドローラーを介設してなることを特徴とする電動車止め
のギヤードワイヤー負荷軽減装置とし,請求項2を,請
求項1のガイドローラーを,埋込ケースの内壁をガイド
壁とするように昇降ポールの周壁外周方向複数箇所に設
置して,埋込ケースと昇降ポール間に介設してなること
を特徴とする電動車止めのギヤードワイヤー負荷軽減装
置とし,請求項3を,請求項1又は2のガイドローラー
に代えて又はこれとともに,昇降ポールの昇降荷重を可
及的に相殺するバランサー手段を設置してなることを特
徴とする電動車止めのギヤードワイヤー負荷軽減装置と
し,請求項4を,請求項3のバランサー手段を,埋込ケ
ースの底壁に起立配設したガイドパイプと,該ガイドパ
イプ上端両側に張出し配設した一対の吊車と,上記ガイ
ドパイプを上下動ガイドとするように該ガイドパイプを
中央透孔に挿通して配設したウエイトバランサーと,両
先端を該ウエイトバランサーに固定して上記一対の吊車
に巻回支持せしめた吊りワイヤーと,昇降ポールの上端
から垂下し下端又は下方に吊りワイヤー長手方向中間部
位を押下げ自在とし,上記ガイドパイプを上下動ガイド
とするように該ガイドパイプの中空部内に挿入配設した
突棒とを備えて形成してなることを特徴とする電動車止
めのギヤードワイヤー負荷軽減装置とし,これらをそれ
ぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
【0010】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
具体的に説明すれば,Aは電動車止めであり,該電動車
止めAは,地中埋込設置用の埋込ケース1に収納した昇
降ポール5を,これらの間に介設した回転力使用の昇降
手段27によって突没昇降自在とした複数の車止めユニ
ットBと,該複数の車止めユニットBの昇降手段27に
おける回転力伝達用にして埋込ケース1外方に突出した
回転軸35の先端に設置した各ギヤ歯車36と歯合し
て,これら昇降手段27を同時連動状に作動するモータ
ー40駆動にして一連のギヤードワイヤー37とを備え
た複数連動のものとしてある。
【0011】本例において昇降手段27は,各埋込ケー
ス1内に設置した上下一対のチェーンスプロケット29
と,該チェーンスプロケット29に巻設した回動チェー
ン30によるものとしてあり,該回動チェーン30と昇
降ポール5に固定して,回動チェーン30の回動によっ
て一対のチェーンスプロケット29間において該昇降ポ
ール5を昇降するように介設したものとしてある。この
とき本例のチェーンスプロケット29と回動チェーン3
0は,昇降ユニットをなすように基板28に設置したも
のとし,該基板28を図示省略のネジにより各埋込ケー
ス1に着脱自在に固定するものとしてある。また回動チ
ェーン30と昇降ポール5との連結は,回動チェーン3
0の系内に設置したショックアブソーバー31を介し
て,昇降ポール5に固定したコ字状ホルダーによって該
ショックアブソーバー31を同じく着脱自在に保持する
ことによりそれぞれ行うものとしてあり,該ショックア
ブソーバー31を用いることにより,特に昇降ポール5
の没入降下時にこれが反動によって上方に突出した状態
となるのを防止するものとしてある。
【0012】この昇降手段27を作動する作動手段32
は,本例において,上記一対のうち上位に位置するチェ
ーンスプロケット29を該昇降手段27の駆動側とし,
その回転力伝達用の回転軸35を各埋込ケース1の外方
に突出させ,該チェーンスプロケット29と同軸とする
ギヤ歯車36をその各先端に設置し,これら各ギヤ歯車
36にモーター40駆動の一連のギヤードワイヤー37
を同時に歯合させるようにし,ギヤードワイヤー37を
モーター40により回転進退させることによって各ギヤ
歯車36を回転させて各昇降手段27を同時連動状に作
動させるものとしてある。
【0013】これによって,本例において地中埋込設置
の3連状とした各車止めユニットBの各昇降ポール5
は,同時連動して突出上昇,没入降下の突没昇降を行
い,突出上昇により車輛の進入を阻止し,没入降下によ
りこれを可能とするに至る。
【0014】このとき本例の電動車止めAにあって,そ
の各車止めユニットBの埋込ケース1と昇降ポール5間
に,該昇降ポール5の突没昇降を案内するガイドローラ
ー12を介設してある。
【0015】本例のガイドローラー12は,これを埋込
ケース1の内壁をガイド壁とするように昇降ポール5の
周壁外周方向複数個所に設置して,埋込ケース1と昇降
ポール5間に介設したものとしてある。
【0016】即ち本例の各埋込ケース1は,上端にフラ
ンジ2を張出し突設した方形乃至矩形中空にして厚肉鋼
製有底のものとし,これに円形の貫通孔4を透設したア
ルミ鋳物製天板3を図示省略のボルトによって着脱自在
に締着固定したものとしてあり,一方昇降ポール5は,
上端にアルミ鋳物製のキャップ6を嵌合固定した上端閉
塞下端開放の太径円筒形の中空パイプ状のものとしてあ
る。
【0017】本例にあってガイドローラー12は,方形
乃至矩形の埋込ケース1における各内側壁を上記ガイド
壁として,各昇降ポール5の下方周壁外周方向に90°
毎に4箇所設置するとともにそれぞれ箇所毎に上下2段
とする合計8箇所に設置したものとしてある。
【0018】各ガイドローラー12は,これをコ字状フ
レーム13と,該フレーム13から先端を突出するよう
に各一対のローラー14を回転自在に軸支固定したロー
ラーユニットを用い,これを昇降ポール5の所定位置に
溶着固定した受フレーム15に螺着締着することによっ
て設置したものとしてある。
【0019】このガイドローラー12の介設によって,
昇降ポール5の突没昇降に際して,そのフレや偏位を防
止し,可及的垂直にして摩擦抵抗のない昇降を確保し,
昇降手段27の作動不良や摩擦によるギヤ歯車36側の
回転阻害の要因を解消して,これと歯合するギヤードワ
イヤー37に対する負荷を解消軽減し,そのギヤ歯の欠
損を防止する。
【0020】更に本例の電動車止めAにあっては,上記
ギヤードワイヤー37への負荷を解消軽減するガイドロ
ーラー12とともに,昇降ポール5の昇降荷重を可及的
に相殺するバランサー手段16を設置してある。
【0021】本例のバランサー手段16は,これを埋込
ケース1の底壁に起立配設したガイドパイプ18と,該
ガイドパイプ18上端両側に張出し配設した一対の吊車
20と,上記ガイドパイプ18を上下動ガイドとするよ
うに該ガイドパイプ18を中央透孔に挿通して配設した
ウエイトバランサー22と,両先端を該ウエイトバラン
サー22に固定して上記一対の吊車20に巻回支持せし
めた吊りワイヤー23と,昇降ポール5の上端から垂下
し下端又は下方に吊りワイヤー23長手方向中間部位を
押下げ自在とし,上記ガイドパイプ18を上下動ガイド
とするように該ガイドパイプ18の中空部内に挿入配設
した突棒24とを備えて形成したものとしてある。
【0022】本例のバランサー手段16にあって,上記
ガイドパイプ18の起立配設は,埋込ケース1の底壁に
螺着した上向きにして比較的短尺のガイドポスト17に
ガイドパイプ18下端を嵌合することにより,埋込ケー
ス1底壁の中央位置に垂直に起立するようにしてある。
【0023】またこのガイドパイプ18への一対の吊車
20の張出し配設は,該一対の吊車20を軸支固定した
吊車ユニット19を用い,その下方に設けた円筒嵌合部
21をガイドパイプ18上端に被嵌状に嵌合し,吊車ユ
ニット19における一対の吊車20と円筒嵌合部21と
の相対位置関係から,ガイドポスト17の両端に張出し
状とすることによって行ってある。
【0024】ウエイトバランサー16は,本例において
昇降ポール5の自重と同等の重量を有し,中央にガイド
パイプ18を挿通する上記中央透孔を有し,且つ昇降ポ
ール5内径より小径とした厚肉円筒状のものとしてあ
る。
【0025】このウエイトバランサー22に両先端を固
定した吊りワイヤー23は,昇降ポール5の突没昇降量
に応じた長さを有するようにして,上記一対の吊車20
に引掛状に巻回支持してあり,この吊りワイヤー23を
昇降ポール5の突棒24が,一対の吊車20間でこれを
押下げることによって,昇降ポール5の昇降荷重を上記
ウエイトバランサー22が可及的に相殺するようにして
ある。
【0026】突棒24の昇降ポール5への垂下固定は,
本例においてキャップ6を嵌合固定するために昇降ポー
ル5上端近傍内側に溶着架設したブラケット9に,上記
キャップ6固定用のネジブロック10下方の雌ネジ部1
1に突棒24上端の雄ネジ部25を螺装することによっ
て行ってあり,また該突棒24による上記吊りワイヤー
23の押下げは,その押圧の確実性と吊りワイヤー23
の外れ防止のために,突棒24下端近傍に透設したワイ
ヤー孔26に吊りワイヤー23を挿通保持することによ
り行ってある。
【0027】従って本例のバランサー手段16は,上記
下端開放の中空パイプ状とした昇降ポール5の中空部を
用い,ウエイトバランサー22を含めて該中空部内に納
まるようにコンパクトに構成してあり,そのウエイトバ
ランサー22の昇降ポール5昇降荷重の相殺により,昇
降ポール5の昇降荷重によるギヤ歯車36側の回転阻害
の要因を解消して,これと歯合するギヤードワイヤー3
7に対する負荷を解消軽減し,そのギヤ歯の欠損を防止
する。
【0028】ガイドローラー12を介設し,バランサー
手段16を設けた本例の電動車止めAは,3連状の車止
めユニットBの昇降ポール5を同時連動して突没昇降す
るにつき,好適なギヤードワイヤー37を各昇降手段2
7の作動手段32に用いるも,結局各昇降ポール5のス
ムーズにして軽量な突没昇降を得られることになり,上
記ギヤードワイヤー37に対する負荷は可及的に軽減さ
れ,構造的に負荷に対して比較的弱いギヤードワイヤー
37を用い乍ら,その耐久性を確保した複数連動の車止
めを実用化して提供することができる。
【0029】図中7は昇降ポール5のキャップ6に設け
た,埋込ケース1への雨水溜水時に該昇降ポール5の内
圧でその突没昇降が阻害されないようにしたエア抜き
孔,8は該キャップ6に持ち上げ自在に配設し,上記エ
ア抜き孔7を被覆してその防塵手段とした手掛け,33
は各車止めユニットBの埋込ケース1側面に添設したギ
ヤボックス,34は該ギヤボックス33内でギヤ歯車3
6とギヤードワイヤー37を歯合するように設けたギヤ
ハウジング,38はギヤードワイヤー37の保護パイ
プ,39はギヤードワイヤー37埋込用にしてメンテナ
ンスのための脱着を自在化したフレキシブルパイプ,4
1はギヤードワイヤー37とモーター40とを連結する
モーター側ギヤ歯車である。
【0030】図示した例は以上のとおりとしたが,昇降
手段27に上記巻取りワイヤーの巻取軸回転用のものを
用いること,ギヤードワイヤーのメンテナンスのために
これを各ギヤボックス部位で連結するようにして一連の
ものとすること,ガイドローラーを埋込ケース側に設け
て,昇降ポールの側壁をガイド壁とするようにこれらの
間に介設すること,バランサー手段をガイドローラーに
代えて設置すること,バランサー手段を,そのウエイト
バランサーが昇降ポールを被嵌するように構成するこ
と,吊りワイヤーを突棒に固定するようにすること,埋
込ケースと昇降ポールを共に円筒状とし又は方形乃至矩
形状とすること等を含めて,本発明の各材質,形状,構
造,寸法,数,これらの関係,これらに対する付加等の
具体的態様は,これを上記発明の要旨に反しない限り様
々に変更し得る。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり本発明請求項1は,地中埋
込設置用の埋込ケースに収納した昇降ポールを,これら
の間に介設した回転力使用の昇降手段によって突没昇降
自在とした複数の車止めユニットと,該複数の車止めユ
ニットの昇降手段における回転力伝達用にして埋込ケー
ス外方に突出した回転軸の先端に設置した各ギヤ歯車と
歯合して,これら昇降手段を同時連動状に作動するモー
ター駆動にして一連のギヤードワイヤーとを備えた複数
連動の電動車止めにおいて,上記各車止めユニットの埋
込ケースと昇降ポール間に,該昇降ポールの突没昇降を
案内するガイドローラーを介設してなることを特徴とす
るから,昇降ポールの突没昇降に際して,そのフレや偏
位を防止し,可及的垂直にして摩擦抵抗のない昇降を確
保し,昇降手段の作動不良や摩擦によるギヤ歯側の回転
阻害の要因を解消して,これと歯合するギヤードワイヤ
ーに対する負荷を可及的に解消軽減し,そのギヤ歯の欠
損を防止するようにした電動車止めのギヤードワイヤー
負荷軽減装置を提供できる。
【0032】請求項2は,請求項1のガイドローラー
を,埋込ケースの内壁をガイド壁とするように昇降ポー
ルの周壁外周方向複数箇所に設置して,埋込ケースと昇
降ポール間に介設してなることを特徴とするから,上記
に加えて,ガイドローラーの設置が比較的容易で昇降ポ
ールの埋込ケースへの装置を比較的簡易な電動車止めの
ギヤードワイヤー負荷軽減装置とすることができる。
【0033】請求項3は,請求項1又は2のガイドロー
ラーに代えて又はこれとともに,昇降ポールの昇降荷重
を可及的に相殺するバランサー手段を設置してなること
を特徴とするから,昇降ポールの昇降荷重の可及的な相
殺により,昇降ポールの昇降荷重によるギヤ歯車側の回
転阻害の要因を解消して,これと歯合するギヤードワイ
ヤーに対する負荷を可及的に解消軽減し,そのギヤ歯の
欠損を防止するようにした電動車止めのギヤードワイヤ
ー負荷軽減装置を提供でき,また上記ガイドローラーと
共にこのバランサー手段を設置した場合には,ガイドロ
ーラーとバランサー手段によりスムーズにして軽量な複
数の車止めユニットの昇降ポールを同時連動状に突没昇
降するに極めて好適な電動車止めのギヤードワイヤー負
荷軽減装置とすることができる。
【0034】請求項4は,請求項3のバランサー手段
を,埋込ケースの底壁に起立配設したガイドパイプと,
該ガイドパイプ上端両側に張出し配設した一対の吊車
と,上記ガイドパイプを上下動ガイドとするように該ガ
イドパイプを中央透孔に挿通して配設したウエイトバラ
ンサーと,両先端を該ウエイトバランサーに固定して上
記一対の吊車に巻回支持せしめた吊りワイヤーと,昇降
ポールの上端から垂下し下端又は下方に吊りワイヤー長
手方向中間部位を押下げ自在とし,上記ガイドパイプを
上下動ガイドとするように該ガイドパイプの中空部内に
挿入配設した突棒とを備えて形成してなることを特徴と
するから,上記に加えて,昇降パイプの径内に納まるコ
ンパクトなバランサー手段とした電動車止めのギヤード
ワイヤー負荷軽減装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動車止めの斜視図
【図2】車止めユニットの縦断面図
【図3】車止めユニットの横断面図
【図4】車止めユニットの中央部縦断面図
【図5】昇降ポールのガイドローラー設置状態を示す拡
大斜視図
【図6】昇降ポールとキャップ及び突棒との関係を示す
拡大縦断面図
【符号の説明】
A 電動車止め B 車止めユニット 1 埋込ケース 5 昇降ポール 12 ガイドローラー 16 バランサー手段 18 ガイドパイプ 20 吊車 22 ウエイトバランサー 23 吊ワイヤー 24 突棒 27 昇降手段 32 作動手段 35 回転軸 36 ギヤ歯車 37 ギヤードワイヤー 40 モーター
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01F 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋込設置用の埋込ケースに収納した
    昇降ポールを,これらの間に介設した回転力使用の昇降
    手段によって突没昇降自在とした複数の車止めユニット
    と,該複数の車止めユニットの昇降手段における回転力
    伝達用にして埋込ケース外方に突出した回転軸の先端に
    設置した各ギヤ歯車と歯合して,これら昇降手段を同時
    連動状に作動するモーター駆動にして一連のギヤードワ
    イヤーとを備えた複数連動の電動車止めにおいて,上記
    各車止めユニットの埋込ケースと昇降ポール間に,該昇
    降ポールの突没昇降を案内するガイドローラーを介設し
    てなることを特徴とする電動車止めのギヤードワイヤー
    負荷軽減装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のガイドローラーを,埋込ケー
    スの内壁をガイド壁とするように昇降ポールの周壁外周
    方向複数箇所に設置して,埋込ケースと昇降ポール間に
    介設してなることを特徴とする電動車止めのギヤードワ
    イヤー負荷軽減装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のガイドローラーに代え
    て又はこれとともに,昇降ポールの昇降荷重を可及的に
    相殺するバランサー手段を設置してなることを特徴とす
    る電動車止めのギヤードワイヤー負荷軽減装置。
  4. 【請求項4】 請求項3のバランサー手段を,埋込ケー
    スの底壁に起立配設したガイドパイプと,該ガイドパイ
    プ上端両側に張出し配設した一対の吊車と,上記ガイド
    パイプを上下動ガイドとするように該ガイドパイプを中
    央透孔に挿通して配設したウエイトバランサーと,両先
    端を該ウエイトバランサーに固定して上記一対の吊車に
    巻回支持せしめた吊りワイヤーと,昇降ポールの上端か
    ら垂下し下端又は下方に吊りワイヤー長手方向中間部位
    を押下げ自在とし,上記ガイドパイプを上下動ガイドと
    するように該ガイドパイプの中空部内に挿入配設した突
    棒とを備えて形成してなることを特徴とする電動車止め
    のギヤードワイヤー負荷軽減装置。
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