JP2963352B2 - 車止め - Google Patents
車止めInfo
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- JP2963352B2 JP2963352B2 JP29066994A JP29066994A JP2963352B2 JP 2963352 B2 JP2963352 B2 JP 2963352B2 JP 29066994 A JP29066994 A JP 29066994A JP 29066994 A JP29066994 A JP 29066994A JP 2963352 B2 JP2963352 B2 JP 2963352B2
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- lifting
- air vent
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- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は,駐車場や公共施設の
出入口等に設置使用する車止めに関する。
出入口等に設置使用する車止めに関する。
【0002】
【従来の技術】 車輛の進入を昇降ポールの突出上昇に
よって阻止し,没入降下によってこれを可能とするよう
にした車止めは,例えば本出願人の特願平5−2487
25号によって提案済である。
よって阻止し,没入降下によってこれを可能とするよう
にした車止めは,例えば本出願人の特願平5−2487
25号によって提案済である。
【0003】 これによれば,この種車止めは,地中埋
込用の埋込ケースと,該埋込ケースに上下方向突没昇降
自在に収納した上端閉塞中空パイプ状の昇降ポールとを
備えたものとし,例えばモーター駆動による昇降手段を
介して昇降ポールの突没昇降を電動によって行うものと
される。
込用の埋込ケースと,該埋込ケースに上下方向突没昇降
自在に収納した上端閉塞中空パイプ状の昇降ポールとを
備えたものとし,例えばモーター駆動による昇降手段を
介して昇降ポールの突没昇降を電動によって行うものと
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 この車止めは,昇降
ポールの没入降下時に車輛の進入を許容するから,その
設置は車輛の進入の障害となることのないように,上端
を可及的に地表と面一にして地中に埋込み設置すること
になる。
ポールの没入降下時に車輛の進入を許容するから,その
設置は車輛の進入の障害となることのないように,上端
を可及的に地表と面一にして地中に埋込み設置すること
になる。
【0005】 従ってこの車止めにあっては,雨天時に
地表の降水が埋込ケース内に流下して,溜水を招くこと
を避け得ないことになる。
地表の降水が埋込ケース内に流下して,溜水を招くこと
を避け得ないことになる。
【0006】 この溜水に対しては,例えば埋込ケース
の水抜き孔を介して地中に排出したり,また溜水を減少
するように埋込ケースと昇降ポール間に防水措置を施し
たりすることも想定し得るが,これらによるも降水量の
多い場合を含めて溜水を防止することは基本的に不可能
である。
の水抜き孔を介して地中に排出したり,また溜水を減少
するように埋込ケースと昇降ポール間に防水措置を施し
たりすることも想定し得るが,これらによるも降水量の
多い場合を含めて溜水を防止することは基本的に不可能
である。
【0007】 然るに埋込ケース内に溜水が生じると,
昇降パイプの突没昇降,特に車輛進入のための没入降下
が不可能となったり,没入降下に過大な降下力を必要と
したりすることになり,例えば上記の如くに電動によっ
て没入降下を行うようにした場合には,モーターや昇降
手段に過大な負荷を掛けて,これらの損傷を招いたりも
する。
昇降パイプの突没昇降,特に車輛進入のための没入降下
が不可能となったり,没入降下に過大な降下力を必要と
したりすることになり,例えば上記の如くに電動によっ
て没入降下を行うようにした場合には,モーターや昇降
手段に過大な負荷を掛けて,これらの損傷を招いたりも
する。
【0008】 本発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので,その解決課題とする処は,この種車止めに不可避
な溜水に対して,昇降ポールの没入降下を非溜水時と同
等な降下力によって行うようにした車止めを提供するに
ある。
ので,その解決課題とする処は,この種車止めに不可避
な溜水に対して,昇降ポールの没入降下を非溜水時と同
等な降下力によって行うようにした車止めを提供するに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記課題に添い本発明
は,昇降ポールを上端閉塞中空パイプ状のものとするが
故に,埋込ケースの溜水によって昇降ポール中空部のエ
アの逃げがなく,エア圧に抗してこれを没入降下させる
ことが,上記没入降下を不可能としまた過大な降下力を
必要とする原因となっていることから,昇降ポールの没
入降下に際して中空部のエアに逃げを与えて,エア圧を
解消し,中空部内に溜水を受入れ自在とすることによ
り,昇降ポールの没入降下を,非溜水時と同等な降下力
によって行うようにするとともに,埋込ケースに塵埃が
入るのを可及的に防止する手掛けをその固定を兼ねて設
置するようにしたものであって,即ち請求項1に記載の
発明を地中埋込設置用の埋込ケースと,該埋込ケースに
上下方向突没昇降自在に収納し,中空パイプによるポー
ル本体及び該ポール本体の上端に嵌着した上面に凹陥部
を有し該凹陥部にプレート状の手掛けを嵌合具備した上
端閉塞キャップによる昇降ポールとを備え且つ上記上端
閉塞キャップの凹陥部にエア抜き透孔を透設する一方,
プレート状の手掛けに下向きに植立垂下した長寸ボルト
を上記エア抜き透孔を介して遊嵌状に挿通し,該プレー
ト状手掛けによってエア抜き透孔を被覆するとともに該
プレート状手掛けを上端閉塞キャップに持ち上げ自在に
固定してなることを特徴とする車止めに係り且つこれを
発明の要旨として上記課題解決の手段としたものであ
る。
は,昇降ポールを上端閉塞中空パイプ状のものとするが
故に,埋込ケースの溜水によって昇降ポール中空部のエ
アの逃げがなく,エア圧に抗してこれを没入降下させる
ことが,上記没入降下を不可能としまた過大な降下力を
必要とする原因となっていることから,昇降ポールの没
入降下に際して中空部のエアに逃げを与えて,エア圧を
解消し,中空部内に溜水を受入れ自在とすることによ
り,昇降ポールの没入降下を,非溜水時と同等な降下力
によって行うようにするとともに,埋込ケースに塵埃が
入るのを可及的に防止する手掛けをその固定を兼ねて設
置するようにしたものであって,即ち請求項1に記載の
発明を地中埋込設置用の埋込ケースと,該埋込ケースに
上下方向突没昇降自在に収納し,中空パイプによるポー
ル本体及び該ポール本体の上端に嵌着した上面に凹陥部
を有し該凹陥部にプレート状の手掛けを嵌合具備した上
端閉塞キャップによる昇降ポールとを備え且つ上記上端
閉塞キャップの凹陥部にエア抜き透孔を透設する一方,
プレート状の手掛けに下向きに植立垂下した長寸ボルト
を上記エア抜き透孔を介して遊嵌状に挿通し,該プレー
ト状手掛けによってエア抜き透孔を被覆するとともに該
プレート状手掛けを上端閉塞キャップに持ち上げ自在に
固定してなることを特徴とする車止めに係り且つこれを
発明の要旨として上記課題解決の手段としたものであ
る。
【0010】
【実施例】 以下実施例を示す図面に従って本発明を更
に具体的に説明すれば,Aは車止めであり,該車止めA
は,地中埋込設置用の埋込ケース1と,該埋込ケース1
に上下方向突没昇降自在に収納した昇降ポール5とを備
えたものとしてある。
に具体的に説明すれば,Aは車止めであり,該車止めA
は,地中埋込設置用の埋込ケース1と,該埋込ケース1
に上下方向突没昇降自在に収納した昇降ポール5とを備
えたものとしてある。
【0011】 本例において,車止めAは,例えば3連
状の多数を並置し,各車止めAの埋込ケース1内に設置
し,昇降ポール5に連結した昇降手段を,各車止めAを
直列状に結ぶ作動手段によって作動して,各昇降ポール
5を同時連動状に上下方向突没昇降自在とするようにし
てある。
状の多数を並置し,各車止めAの埋込ケース1内に設置
し,昇降ポール5に連結した昇降手段を,各車止めAを
直列状に結ぶ作動手段によって作動して,各昇降ポール
5を同時連動状に上下方向突没昇降自在とするようにし
てある。
【0012】 即ち本例の昇降手段は,埋込ケース1内
に設置した上下一対のチェーンスプロケット25と,該
チェーンスプロケット25に巻設した回動チェーン26
によるものとしてあり,該回動チェーン26を昇降ポー
ル5に固定して,回動チェーン26の回動によって,一
対のチェーンスプロケット25間において該昇降ポール
5を昇降するものとしてある。
に設置した上下一対のチェーンスプロケット25と,該
チェーンスプロケット25に巻設した回動チェーン26
によるものとしてあり,該回動チェーン26を昇降ポー
ル5に固定して,回動チェーン26の回動によって,一
対のチェーンスプロケット25間において該昇降ポール
5を昇降するものとしてある。
【0013】 このとき本例のチェーンスプロケット2
5と回動チェーン26は,昇降ユニットをなすように基
板24に設置したものとし,埋込ケース1に図示省略の
ネジによって着脱自在のものとしてあり,また回動チェ
ーン26と昇降ポール5との連結は,回動チェーン26
の系内に設置したショックアブソーバー27を介して,
昇降ポール5に固定した図示省略のコ字状ホルダーによ
って該ショックアブソーバー27を着脱自在に保持する
ことによって行ってある。
5と回動チェーン26は,昇降ユニットをなすように基
板24に設置したものとし,埋込ケース1に図示省略の
ネジによって着脱自在のものとしてあり,また回動チェ
ーン26と昇降ポール5との連結は,回動チェーン26
の系内に設置したショックアブソーバー27を介して,
昇降ポール5に固定した図示省略のコ字状ホルダーによ
って該ショックアブソーバー27を着脱自在に保持する
ことによって行ってある。
【0014】 昇降手段を作動する作動手段は,本例に
おいて各埋込ケース1の一側片側を通り,モーター35
又は手動によって回転進退するギヤードワイヤー(ドラ
イブワイヤー)30によるものとしてあり,該ギヤード
ワイヤー30の回転力を昇降手段の直線運動に転換し,
昇降ポール5を昇降するものとしてある。
おいて各埋込ケース1の一側片側を通り,モーター35
又は手動によって回転進退するギヤードワイヤー(ドラ
イブワイヤー)30によるものとしてあり,該ギヤード
ワイヤー30の回転力を昇降手段の直線運動に転換し,
昇降ポール5を昇降するものとしてある。
【0015】 即ち本例にあって,上記一対のうち上位
に位置するチェーンスプロケット25を昇降手段におけ
る駆動側のものとし,その回転軸28を埋込ケース1外
に突出させ,該チェーンスプロケット25と同軸として
その先端にギヤ歯車29を設置し,該ギヤ歯車29を上
記ギヤードワイヤー30に歯合することによって,上記
昇降手段の直線運動,即ち回動チェーン26の回動を行
って,昇降ポール5を昇降するものとしてある。
に位置するチェーンスプロケット25を昇降手段におけ
る駆動側のものとし,その回転軸28を埋込ケース1外
に突出させ,該チェーンスプロケット25と同軸として
その先端にギヤ歯車29を設置し,該ギヤ歯車29を上
記ギヤードワイヤー30に歯合することによって,上記
昇降手段の直線運動,即ち回動チェーン26の回動を行
って,昇降ポール5を昇降するものとしてある。
【0016】 このように埋込ケース1に上下方向突没
自在とした昇降ポール5は,その閉塞上端部位に昇降ポ
ール5の中空部と連通するエア抜き透孔10を設置した
ものとしてあり,また上記エア抜き透孔10をその上端
において被覆する手掛け13を備えたものとしてある。
自在とした昇降ポール5は,その閉塞上端部位に昇降ポ
ール5の中空部と連通するエア抜き透孔10を設置した
ものとしてあり,また上記エア抜き透孔10をその上端
において被覆する手掛け13を備えたものとしてある。
【0017】 即ち昇降ポール5は,これを中空パイプ
によるポール本体6及び該ポール本体6の上端に嵌着し
た上面に凹陥部8を有し該凹陥部8にプレート状手掛け
13を嵌合具備した上端閉塞キャップ7とを備えたもの
とし,このとき上記上端閉塞キャップ7の凹陥部8に,
上記エア抜き透孔10を透設する一方,プレート状手掛
け13に植立垂下した長寸ボルト14を上記エア抜き透
孔10を介して遊嵌状に挿通し,該プレート状手掛け1
3によってエア抜き透孔10を被覆するとともに該プレ
ート状手掛け13を上端閉塞キャップ7に持ち上げ自在
に固定したものとしてある。
によるポール本体6及び該ポール本体6の上端に嵌着し
た上面に凹陥部8を有し該凹陥部8にプレート状手掛け
13を嵌合具備した上端閉塞キャップ7とを備えたもの
とし,このとき上記上端閉塞キャップ7の凹陥部8に,
上記エア抜き透孔10を透設する一方,プレート状手掛
け13に植立垂下した長寸ボルト14を上記エア抜き透
孔10を介して遊嵌状に挿通し,該プレート状手掛け1
3によってエア抜き透孔10を被覆するとともに該プレ
ート状手掛け13を上端閉塞キャップ7に持ち上げ自在
に固定したものとしてある。
【0018】 即ち本例において,ポール本体6は,厚
肉ステンレス製とすることによって防錆性を備えた円筒
形の中空パイプ状として構成してあり,また上端閉塞キ
ャップ7は,厚肉のアルミ鋳物製とすることによって車
輛通過荷重に耐え得るようにしたポール本体6と同径の
厚肉円盤状として,上面中央に円形にして外周所定位置
の複数箇所に指挿入部9を有する凹陥部8を凹陥設置
し,該凹陥部8において,例えば4ケ所の下向きにして
その裏面に貫通するエア抜き透孔10を透設し,且つ下
端外周にポール本体6の上端に嵌入し且つその上端縁に
載置する段状の載置嵌入脚11を,また下面中央に下向
きのボルト受孔12をそれぞれ備えた鋳造一体のものと
してある。
肉ステンレス製とすることによって防錆性を備えた円筒
形の中空パイプ状として構成してあり,また上端閉塞キ
ャップ7は,厚肉のアルミ鋳物製とすることによって車
輛通過荷重に耐え得るようにしたポール本体6と同径の
厚肉円盤状として,上面中央に円形にして外周所定位置
の複数箇所に指挿入部9を有する凹陥部8を凹陥設置
し,該凹陥部8において,例えば4ケ所の下向きにして
その裏面に貫通するエア抜き透孔10を透設し,且つ下
端外周にポール本体6の上端に嵌入し且つその上端縁に
載置する段状の載置嵌入脚11を,また下面中央に下向
きのボルト受孔12をそれぞれ備えた鋳造一体のものと
してある。
【0019】 この上端閉塞キャップ7は,ポール本体
6の上端に被嵌状にして,その載置嵌入脚11をこれに
載置嵌入することによって配設し,必要に応じて固定を
施して嵌着を行うものとしてある。本例においてこの固
定は,ポール本体6内上方に溶着したブラケット15下
方からボルト受孔12にネジ23を螺入することによっ
て行ってある。
6の上端に被嵌状にして,その載置嵌入脚11をこれに
載置嵌入することによって配設し,必要に応じて固定を
施して嵌着を行うものとしてある。本例においてこの固
定は,ポール本体6内上方に溶着したブラケット15下
方からボルト受孔12にネジ23を螺入することによっ
て行ってある。
【0020】 プレート状手掛け13は,同様に厚肉の
アルミ鋳物製とし,エア抜き透孔10をその上面におい
て被覆して,上記凹陥部8に嵌合する厚肉円盤状とし,
指挿入部9に指先を入れるようにして,これを上端閉塞
キャップ7から手持ちし得るようにしてあり,また上記
エア抜き透孔10に対応した裏面に設けたボルト受けに
各長寸ボルト14を下向きに植立垂下して,該長寸ボル
ト14のボルト頭を各エア抜き透孔10下端に引掛け係
止し,該プレート状手掛け13によって昇降ポール5を
埋込ケース1から引出し上昇し得るように,上記各長寸
ボルト14をエア抜き透孔10にそれぞれ遊嵌状に挿通
して,該プレート状手掛け13を上端閉塞キャップ7に
持ち上げ自在に固定したものとしてある。
アルミ鋳物製とし,エア抜き透孔10をその上面におい
て被覆して,上記凹陥部8に嵌合する厚肉円盤状とし,
指挿入部9に指先を入れるようにして,これを上端閉塞
キャップ7から手持ちし得るようにしてあり,また上記
エア抜き透孔10に対応した裏面に設けたボルト受けに
各長寸ボルト14を下向きに植立垂下して,該長寸ボル
ト14のボルト頭を各エア抜き透孔10下端に引掛け係
止し,該プレート状手掛け13によって昇降ポール5を
埋込ケース1から引出し上昇し得るように,上記各長寸
ボルト14をエア抜き透孔10にそれぞれ遊嵌状に挿通
して,該プレート状手掛け13を上端閉塞キャップ7に
持ち上げ自在に固定したものとしてある。
【0021】 従って本例の車止めAにあって,地中埋
込設置することによって不可避な埋込ケース1への雨水
の流下による溜水によって,上端閉塞中空パイプ状の昇
降ポール5の突没昇降,特に没入降下が不可能となった
り,没入降下に過大な降下力を必要としたりするのを,
エア抜き透孔10によって,中空部のエアに逃げを与え
て,エア圧を解消し,該中空部内に溜水を受入れ自在と
して防止し,昇降ポール5の没入降下を非溜水時と同等
な降下力によってこれを行うようにすることができ,ま
たこれにより本例の作動手段のギヤードワイヤー30に
対して過大な負荷が掛り,ギヤ歯の欠損を招いたりする
ことを防止する。
込設置することによって不可避な埋込ケース1への雨水
の流下による溜水によって,上端閉塞中空パイプ状の昇
降ポール5の突没昇降,特に没入降下が不可能となった
り,没入降下に過大な降下力を必要としたりするのを,
エア抜き透孔10によって,中空部のエアに逃げを与え
て,エア圧を解消し,該中空部内に溜水を受入れ自在と
して防止し,昇降ポール5の没入降下を非溜水時と同等
な降下力によってこれを行うようにすることができ,ま
たこれにより本例の作動手段のギヤードワイヤー30に
対して過大な負荷が掛り,ギヤ歯の欠損を招いたりする
ことを防止する。
【0022】 また昇降ポールの没入降下状態で溜水を
生じた場合には,昇降ポール5に浮力による上昇力が作
用することになるところ,同様にこれを解消し,併せて
作動手段のギヤードワイヤー30に過大な負荷が掛るの
を防止する。
生じた場合には,昇降ポール5に浮力による上昇力が作
用することになるところ,同様にこれを解消し,併せて
作動手段のギヤードワイヤー30に過大な負荷が掛るの
を防止する。
【0023】 更にエア抜き透孔10を透設することに
よって,塵埃が入り,これを塞いだり,埋込ケース1に
溜ったりする可能性を招くことになるが,エア抜き透孔
10をその上端において被覆する手掛け13によって,
これを防止することができ,また本例にあっては,上端
閉塞キャップ7にプレート状手掛け13の固定を兼ねて
納まりよく,これを設置することができる。
よって,塵埃が入り,これを塞いだり,埋込ケース1に
溜ったりする可能性を招くことになるが,エア抜き透孔
10をその上端において被覆する手掛け13によって,
これを防止することができ,また本例にあっては,上端
閉塞キャップ7にプレート状手掛け13の固定を兼ねて
納まりよく,これを設置することができる。
【0024】 図中2は埋込ケース1のフランジ,3は
昇降ポール5昇降用の円形の貫通孔4を透設し,ボルト
によって上記フランジ2に着脱自在とした天板,16は
埋込ケース1を矩形乃至方形としたことによりその内壁
を昇降ガイドとするように昇降ポール5に設けたガイド
ローラー,17は昇降ポール5の中空部を用いてこれに
設置した昇降ポール5のバランサー,18は該バランサ
ー17の吊りワイヤー,19はガイドパイプ20上端に
設置した吊りワイヤー18用の吊車,21は該吊りワイ
ヤー18と昇降ポール5を連結するガイドパイプ20内
を上下動する突棒,22は上端閉塞キャップ7のネジ2
3を一体に有し突棒21先端を受入れ螺着するブロッ
ク,31は埋込ケース1の各一側に添設したギヤボック
ス,32は該ギヤボックス31においてギヤ歯車29と
ギヤードワイヤー30を歯合するようにこれらを設置し
たハウジング,33はギヤードワイヤー30の保護パイ
プ,34はその受入れ埋設用のフレキシブルパイプをそ
れぞれ示す。
昇降ポール5昇降用の円形の貫通孔4を透設し,ボルト
によって上記フランジ2に着脱自在とした天板,16は
埋込ケース1を矩形乃至方形としたことによりその内壁
を昇降ガイドとするように昇降ポール5に設けたガイド
ローラー,17は昇降ポール5の中空部を用いてこれに
設置した昇降ポール5のバランサー,18は該バランサ
ー17の吊りワイヤー,19はガイドパイプ20上端に
設置した吊りワイヤー18用の吊車,21は該吊りワイ
ヤー18と昇降ポール5を連結するガイドパイプ20内
を上下動する突棒,22は上端閉塞キャップ7のネジ2
3を一体に有し突棒21先端を受入れ螺着するブロッ
ク,31は埋込ケース1の各一側に添設したギヤボック
ス,32は該ギヤボックス31においてギヤ歯車29と
ギヤードワイヤー30を歯合するようにこれらを設置し
たハウジング,33はギヤードワイヤー30の保護パイ
プ,34はその受入れ埋設用のフレキシブルパイプをそ
れぞれ示す。
【0025】 図示した例は以上のとおりとしたが,昇
降手段を,作動用チェーンスプロケットによって上下動
し,上方において一方向に屈曲するように埋込ケースに
設置し,昇降ポールに連結したプッシュプルチェーンに
よるものとし,また巻取り用ホイールによって巻取り上
下動するように,同じく埋込ケースに設置し,昇降ポー
ルに連結した巻取りワイヤーによるものとすること,作
動手段をモーターや手動操作ホイール等電動又は手動に
よる同じく回動チェーン,プッシュプルチェーン,巻取
りワイヤー等によるものとすること,車止めを単体で使
用すること,このとき上記昇降手段,作動手段によるこ
となく,スプリングや油圧装置による昇降補助手段と,
突出上昇及び没入降下状態を維持するロック手段とを備
えて手掛けによる引出し上昇,押圧降下用のものとして
構成すること等を含めて,本発明の実施に当って埋込ケ
ース,昇降ポール,車止め,エア抜き透孔,手掛け,ポ
ール本体,上端閉塞キャップの各具体的形状,材質,構
造,寸法,数,これらの関係,これらに対する付加等
は,上記発明の要旨に反しない限り様々に変更すること
ができ,以上の態様のものに殊更限定されない。
降手段を,作動用チェーンスプロケットによって上下動
し,上方において一方向に屈曲するように埋込ケースに
設置し,昇降ポールに連結したプッシュプルチェーンに
よるものとし,また巻取り用ホイールによって巻取り上
下動するように,同じく埋込ケースに設置し,昇降ポー
ルに連結した巻取りワイヤーによるものとすること,作
動手段をモーターや手動操作ホイール等電動又は手動に
よる同じく回動チェーン,プッシュプルチェーン,巻取
りワイヤー等によるものとすること,車止めを単体で使
用すること,このとき上記昇降手段,作動手段によるこ
となく,スプリングや油圧装置による昇降補助手段と,
突出上昇及び没入降下状態を維持するロック手段とを備
えて手掛けによる引出し上昇,押圧降下用のものとして
構成すること等を含めて,本発明の実施に当って埋込ケ
ース,昇降ポール,車止め,エア抜き透孔,手掛け,ポ
ール本体,上端閉塞キャップの各具体的形状,材質,構
造,寸法,数,これらの関係,これらに対する付加等
は,上記発明の要旨に反しない限り様々に変更すること
ができ,以上の態様のものに殊更限定されない。
【0026】
【発明の効果】 以上のとおり,請求項1に記載の発明
は,地中埋込設置することによって不可避な埋込ケース
への雨水の流下による溜水によって,上端閉塞中空パイ
プ状の昇降ポールの突没昇降,特に没入降下が不可能に
なったり,没入降下に過大な降下力を必要としたりする
のを,エア抜き手段によって中空部のエアに逃げを与え
て,エア圧を解消し,該中空部内に溜水を受入れ自在と
して防止し,昇降ポールの没入降下を非溜水時と同等な
降下力によってこれを行うようにするとともに地中埋込
設置することにより予想される塵埃の入り込みやその埋
込ケースへの溜りの可能性を可及的に防止する手掛けを
その固定を兼ねて納まりよく設置した車止めとすること
ができる。
は,地中埋込設置することによって不可避な埋込ケース
への雨水の流下による溜水によって,上端閉塞中空パイ
プ状の昇降ポールの突没昇降,特に没入降下が不可能に
なったり,没入降下に過大な降下力を必要としたりする
のを,エア抜き手段によって中空部のエアに逃げを与え
て,エア圧を解消し,該中空部内に溜水を受入れ自在と
して防止し,昇降ポールの没入降下を非溜水時と同等な
降下力によってこれを行うようにするとともに地中埋込
設置することにより予想される塵埃の入り込みやその埋
込ケースへの溜りの可能性を可及的に防止する手掛けを
その固定を兼ねて納まりよく設置した車止めとすること
ができる。
【図1】 車止めの使用状態を示す斜視図
【図2】 昇降ポールと昇降手段との関係を示す縦断面
図
図
【図3】 車止めの横断面図
【図4】 昇降ポール上昇時の車止めの縦断面図
【図5】 昇降ポールの平面図
【図6】 上端閉塞キャップの正面図
【図7】 ポール本体と上端閉塞キャップとの関係を示
す縦断面図
す縦断面図
【図8】 手掛けの持上げ状態のポール本体と上端閉塞
キャップとの関係を示す縦断面図
キャップとの関係を示す縦断面図
A 車止め 1 埋込ケース 5 昇降ポール 6 ポール本体 7 上端閉塞キャップ 8 凹陥部 10 エア抜き透孔 13 手掛け 14 長寸ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 地中埋込設置用の埋込ケースと,該埋込
ケースに上下方向突没昇降自在に収納し,中空パイプに
よるポール本体及び該ポール本体の上端に嵌着した上面
に凹陥部を有し該凹陥部にプレート状の手掛けを嵌合具
備した上端閉塞キャップによる昇降ポールとを備え且つ
上記上端閉塞キャップの凹陥部にエア抜き透孔を透設す
る一方,プレート状の手掛けに下向きに植立垂下した長
寸ボルトを上記エア抜き透孔を介して遊嵌状に挿通し,
該プレート状手掛けによってエア抜き透孔を被覆すると
ともに該プレート状手掛けを上端閉塞キャップに持ち上
げ自在に固定してなることを特徴とする車止め。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29066994A JP2963352B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 車止め |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29066994A JP2963352B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 車止め |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08128021A JPH08128021A (ja) | 1996-05-21 |
JP2963352B2 true JP2963352B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=17758968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29066994A Expired - Fee Related JP2963352B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 車止め |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2963352B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6626286B2 (ja) * | 2015-08-03 | 2019-12-25 | 株式会社 英田エンジニアリング | 昇降ポール装置 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP29066994A patent/JP2963352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08128021A (ja) | 1996-05-21 |
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