JPH04263990A - 冊子への画像形成方法 - Google Patents

冊子への画像形成方法

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Publication number
JPH04263990A
JPH04263990A JP3045382A JP4538291A JPH04263990A JP H04263990 A JPH04263990 A JP H04263990A JP 3045382 A JP3045382 A JP 3045382A JP 4538291 A JP4538291 A JP 4538291A JP H04263990 A JPH04263990 A JP H04263990A
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JP
Japan
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image
booklet
dye
mount
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3045382A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Oshima
克之 大嶋
Takashi Ueno
剛史 上野
Mineo Yamauchi
山内 峰雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/809,501 priority patent/US5318941A/en
Priority to EP97111238A priority patent/EP0800929B1/en
Priority to EP91908645A priority patent/EP0481091B1/en
Priority to DE69130636T priority patent/DE69130636T2/de
Priority to DE69133524T priority patent/DE69133524T2/de
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成用冊子及び画像
形成方法に関し、更に詳しくはパスポート、手帳、綴込
み型クーポン券、ノート等の冊子の所望領域に顔写真等
の階調画像を容易に形成することが出来る画像形成用冊
子及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビジネスの国際化や外国観光旅行
の一般化に従ってパスポートの発行数が激増し、これに
伴ってパスポートの偽造の問題も顕在化しつつある。こ
れらのパスポートには所有者の身分を証明する各種記載
と共に顔写真が貼着されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】パスポートに顔
写真を貼着するには、別に撮影した顔写真をパスポート
台紙に接着剤で貼着する方法によっているが、該方法は
煩雑且つコスト高であり、パスポート発行の遅れの大き
な原因となっている。又、顔写真を貼着したものはその
写真の偽造や変造が比較的容易であるという問題がある
。この様な問題はパスポートに限らず、顔写真の貼着や
刷り込みが望ましい手帳、クーポン券、ノート等の各種
冊子にも共通する問題である。従って本発明の目的は、
パスポート等の冊子に顔写真等の階調画像と文字等の非
階調画像を容易に形成することが出来る冊子及び画像形
成方法を提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成された。即ち、本発明は、表紙と裏表紙と
その間に綴込まれた1枚以上の台紙とからなる画像形成
用冊子において、表紙、裏表紙又は台紙のうちの少なく
とも一部に昇華性染料を受容する染料受容層が設けられ
ていることを特徴とする画像形成用冊子、これらの冊子
を用いることを特徴とする画像形成方法、表紙と裏表紙
とその間に綴込まれた1枚以上の台紙とからなる画像形
成用冊子において、表紙、裏表紙又は台紙のうちの少な
くとも一部に染料受容層を転写させ、該染料受容層に熱
転写方式で画像を形成することを特徴とする画像形成方
法、表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1枚以上の台紙
とからなる画像形成用冊子内に、予め昇華染料よりなる
画像シートを綴込み又は貼り付けることを特徴とする冊
子の形成方法、表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1枚
以上の台紙とからなる画像形成用冊子内の少なくとも一
部に昇華染料による画像を有することを特徴とする冊子
である。
【0005】
【作用】冊子中の台紙に染料受容層を転写するか、或は
冊子中に昇華性染料を受容する染料受容層を有する台紙
を綴込んでおくことにより、昇華型熱転写方式によって
極めて簡便且つ迅速に冊子中に顔写真等の諧調画像が形
成される。又、この画像は修正困難であるので偽造及び
変造が有効に防止される。
【0006】
【好ましい実施態様】次に図面に示す好ましい実施態様
を参照して本発明を更に詳しく説明する。本発明の冊子
Aの好ましい1例は、図1に示す様に表紙1と裏表紙2
とその間に綴込まれた1枚以上の台紙3a、3b、3c
・・・とからなる画像形成用冊子において、表紙、裏表
紙又は台紙のうちの少なくとも一部には昇華性染料を受
容する染料受容層が設けられていることを特徴としてい
る。図2は上記染料受容層が設けられている台紙の断面
図であり、台紙21(3b)の少なくとも一方の面に必
要に応じて目止層、接着層及び又はクッション層等の中
間層22を介して染料受容層23が形成されている。 尚、これらの台紙は透明でも不透明でもよい。上記にお
いて冊子Aは従来のパスポート、手帳等の冊子であり、
その用途、形状等は特に限定されず、各種の紙、例えば
、PPC用紙、熱転写紙、上質紙、アート紙、コート紙
、キャストコート紙、ケトン紙、合成紙、プラスチック
フイルム或はこれらの積層物から構成されている。
【0007】上記の台紙21の表面に形成する染料受容
層23は、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を
受容し、形成された画像を維持する為のものである。台
紙21上に中間層22及び染料受容層23を形成する方
法は従来技術と同様にコーティング方式でもよいし受容
層転写方法でもよい。染料受容層を形成する為の樹脂と
しては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲ
ン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニルポリマー
、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、
ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィ
ンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノ
マー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、
ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ましいものは、
ビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂である。形成され
る染料受容層は任意の厚さでよいが、一般的には1〜2
0μm程度の厚さである。
【0008】本発明の好ましい実施態様では、図1の様
に上記の台紙3bの染料受容層を設けた側に画像保護用
ラミネートシート(又は保護層転写シート)3cが綴込
まれている。画像保護用ラミネートシートは図3にその
断面を図解的に示す様にポリエステル、ポリプロピレン
等の透明性に優れたプラスチックシート31の一方の面
に感熱接着剤層(又は粘着剤層)32を設けた構成であ
る。又、上記の保護層転写シート3cは、図4にその断
面を図解的に示す様に、ポリエステルフイルム、ポリイ
ミドフイルム等の基材フイルム41の一方の面に、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂等の透明性、耐久性に優れ
た樹脂層42を形成し、その上に塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、アクリル樹脂、ポリアミド等の接着剤から
なる接着層43を形成し、反対面に必要に応じて耐熱滑
性層44を形成したものである。かかる保護層転写方式
自体は、本願出願人の先行出願明細書に詳細に説明され
ている。上記のラミネートシート又は保護層転写シート
を、形成された画像面に重ね、背面からサーマルヘッド
、ホットスタンパー、熱ロール等で加熱押圧することに
よって、画像面にラミネートシート又は保護層を転写さ
せることが出来、画像の保護並びに画像の偽造及び変造
が有効に防止される。
【0009】本発明の方法の1例は、上記本発明の冊子
の台紙の染料受容層に熱転写方式で画像を形成する方法
である。これらの方法の1例を図5を参照して説明する
。先ず、CCDスキャナー51、カメラ52等の階調画
像入力手段から、画像処理手段53に顔写真等の階調画
像を入力し、一方、パソコン54等のコンピュータを駆
動させて、該パソコン54、磁気テープ55、フロッピ
ーディスク56、コンパクトディスク57等のデータフ
ァイルから文字等の非階調画像を画像処理手段53に入
力し、該処理手段53において、階調画像と非階調画像
とを対応させ、且つ上記両画像をレイアウトして配置を
決定し、対応及びレイアウトされた両画像のデータを作
成してデータファイル55、56又は57にファイルす
る。次に上記画像処理手段53に連結した画像形成手段
58をパソコン54で作動させて、画像形成手段58に
供給された冊子59の所定頁上に所望の画像を形成し、
所望の冊子50(パスポート等)が得られる。上記画像
形成手段58は昇華転写方式のプリンタを主体として、
その他に熱ロール、ホットスタンパー、染料受容層転写
手段、必要に応じて熱溶融型の熱転写プリンタ、電子写
真プリンタ、ドットインパクトプリンタ又はインクジェ
ットプリンタ等を含む。
【0010】先ず、前記画像処理手段53からのデータ
に基づいて、図6の如く冊子の台紙61の階調画像形成
領域の受容層63の面に後述の昇華転写方式で顔写真等
の階調画像64を転写形成する。この際、階調画像形成
の前後に階調画像に組み合わされた文字等の非階調画像
65を印字する。この非階調画像65は予め台紙に印刷
されたものであってもよく、この場合には画像形成手段
58には非階調画像の形成手段は不要となる。この様に
して所望の階調画像入り冊子50が作成されるが、これ
ら画像の保護の為に、画像形成手段58(図5参照)に
ロールや保護層転写手段を組み込み、諧調画像64及び
/又は非諧調画像65の表面にラミネートシート又は保
護層転写シートにより保護層66を形成することが出来
る。
【0011】本発明の画像形成方法の他の例は、表紙と
裏表紙とその間に綴込まれた1枚以上の台紙とからなる
画像形成用冊子において、表紙、裏表紙又は台紙のうち
の少なくとも一部に染料受容層を転写させ、該染料受容
層に熱転写方式で画像を形成することを特徴とする画像
形成方法である。冊子自体は従来技術におけると同様で
あり、この冊子の少なくとも一部に染料受容層を転写さ
せる染料受容層転写シートはその断面を図7に図解的に
示す様に、ポリエステルフイルム、ポリイミドフイルム
等の基材フイルム71の一方の面に、ポリエステル樹脂
、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の如く昇華性染料染
着性の樹脂層72を形成し、その上に塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリアミド等の接着剤
からなる接着層73を形成し、反対面に必要に応じて耐
熱滑性層74を形成した転写シートである。これを図6
に示す様に台紙の面に重ね、背面からサーマルヘッド、
ホットスタンパー、熱ロール等で加熱押圧することによ
って、台紙の必要領域にのみ接着層62を介して染料受
容層63を転写させることが出来る。かかる受像層転写
方式自体は、本願出願人の先行出願明細書に詳細に説明
されている。以下前記例において説明した様に昇華転写
方式により画像64を形成し、且つ好ましい実施態様で
は、この様に形成された画像64に前記と同様に画像保
護の為にラミネートシートを積層したり又は保護層転写
シートによって保護層66を転写する。
【0012】本発明で使用する昇華転写方式は、図8の
如く、基材フイルム81の一方の面にイエロー82、マ
ゼンタ83及びシアン84、更に必要に応じてブラック
85の昇華性染料をバインダーで担持させ、必要に応じ
て背面の耐熱滑性層86を設けたもので、プリンタのサ
ーマルヘッドで印字することによって、濃淡自在で任意
の階調性フルカラー画像64が受容層63中に形成され
る(第6図参照)。かかる昇華転写方式自体は従来公知
のものであり、いずれも本発明で使用することが出来る
。又、本発明において染料受容層及び画像を順次転写さ
せる方法では、前記受容層転写シートと、前記の熱転写
シートとを夫々用いてもよいが、図9に示す如く、基材
フイルム91の一方の面にイエロー92、マゼンタ93
及びシアン94、更に必要に応じてブラック95の染料
層の外に、図7に示した様な転写性染料受容層97、更
には図4に示した様な転写性保護層98を設けた一体型
の複合熱転写シートを用いて染料受容層、染料画像、保
護層、非諧調性画像を連続的に形成することも可能であ
る。この場合にはその分だけプリンタの構造が簡便にな
る。
【0013】又、本発明において、必要に応じて使用す
る熱溶融型転写方式は、図10の如く、基材フイルム1
01の一方の面にサーマルヘッドの熱で溶融して紙に転
写されるワックスと顔料とからなるインキ層102を設
け、必要に応じて背面に耐熱滑性層103を設けたもの
で、プリンタのサーマルヘッドで印字することによって
、文字、記号等の高濃度の非階調性画像が形成すること
が出来る。かかる転写方式自体は従来公知のものであり
、いずれも本発明で使用することが出来る。又、このプ
リンタの代わりに、電子写真プリンタ、ドットインパク
トプリンタ又はインクジェットプリンタ等の他の方式の
プリンタも使用することができる。又、本発明の別の実
施態様では、表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1枚以
上の台紙とからなる画像形成用冊子内に、予め前記の昇
華熱意転写方式により形成された画像を優するシートを
綴込み又は貼り付けることを特徴とする冊子の形成方法
を提供する。又、本発明の別の実施態様では、表紙と裏
表紙とその間に綴込まれた1枚以上の台紙とからなる画
像形成用冊子内の少なくとも一部に昇華染料による画像
を有する冊子を提供する。
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
【0014】実施例1 普通紙の表面に下記の組成の受容層用塗工液をバーコー
ターにより乾燥時5.0g/m2になる割合で塗工及び
乾燥して受像シートを作成し、これを適当なサイズに裁
断した後パスポートに綴込んで本発明の冊子とした。 受容層用塗工液組成;   塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学工業製
、1000AS)     100部  アミノ変性シ
リコーン(X−22−343、信越化学工業製)   
               5部  エポキシ変性
シリコーン(KF−393、信越化学工業製)    
              5部  メチルエチルケ
トン/トルエン(重量比1/1)          
          500部実施例2 背面に耐熱滑性層が形成されて、表面が剥離処理されて
いるポリエチレンテレフタレートフイルム(#25、東
レ製)の表面に、下記の組成の保護層用インキを固形分
基準で5g/m2の割合でグラビアコート方法により塗
布及び乾燥して保護層を形成し保護層熱転写シートを得
た。 保護層用インキ   ポリエステル系樹脂              
                         
     20部  メチルエチルケトン      
                         
           100部  トルエン    
                         
                       10
0部これを適当なサイズに裁断した後、実施例1の受像
シートと重ねてパスポートに綴込み本発明の冊子とした
【0015】実施例3 前記と同一のポリエステルフイルムに乾燥時塗布量が夫
々約3g/m2になる様に、下記のイエロー、マゼンタ
及びシアンのインキを面順次に幅30mmに繰り返し塗
布及び乾燥して3色の昇華性染料層を形成して昇華型熱
転写シートとした。 イエローインキ   分散染料(Macrolex Yellow 6G
、 バイエル社製、C.I.DisperseYell
ow 201)                  
                         
                     5.5部
  ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、
 積水化学製)      4.5部  メチルエチル
ケトン/トルエン(重量比1/1)         
         89.0部マゼンタインキ 染料としてマゼンタ分散染料(C.I.Dispers
e Red 60) を使用した他はイエローインキと
同様。 シアンインキ 染料としてシアン分散染料(C.I.Solvent 
Blue 63)を使用した他はイエローインキと同様
。 実施例4 背面に耐熱滑性層が形成され、表面が離型処理されてい
るポリエチレンテレフタレートフイルム(#12、東レ
製)の表面に、下記の組成の受容層形成用塗工液を最初
にバーコーターにより乾燥時5.0g/m2になる割合
で塗布し、更にその上に下記の接着剤層形成用塗工液を
乾燥時2.0g/m2の割合で同様に塗布し乾燥させて
受容層を形成し、受容層転写シートを得た。 受容層用塗工液組成;   塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学工業製
、1000AS)     100部  アミノ変性シ
リコーン(X−22−343、信越化学工業製)   
               5部  エポキシ変性
シリコーン(KF−393、信越化学工業製)    
              5部  メチルエチルケ
トン/トルエン(重量比1/1)          
          500部接着剤層用塗工液組成;   エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系ヒートシール剤
(東洋モートン製、AD−3  7P295)    
                         
                         
100部  純水                 
                         
              100部
【0016】実
施例5 前記と同一のポリエステルフイルムの表面に剥離層を設
け更にこの剥離層の表面に塗布量が約3g/m2になる
様にグラビアコート法により下記インキを塗布及び乾燥
して熱溶融性インキ層を形成し、熱溶融型の熱転写シー
トを作成した。 熱溶融性インキ   アクリル/塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系樹脂
                20部  カーボン
ブラック                     
                         
10部  トルエン                
                         
             35部  メチルエチルケ
トン                       
                     35部

0017】実施例6 CCDスキャナー(商品名 GT−6000、 エプソ
ン製)とパソコン(商品名 PC9801、NEC製)
と昇華転写用プリンタ(商品名 VY−100、日立製
作所製)と熱溶融型プリンタ(商品名 X−22、岡部
マーキングシステム製)とを組み合わせ、CCDスキャ
ナーで顔写真を3色色分解した信号を画像処理手段装置
で再現し、これにフロッピーディスクにファイルされて
いる社名、部署名、職名、住所、電話番号等の文字情報
を呼出して組み合わせ、実施例1の冊子の枠内にレイア
ウト処理した。次いで前記の昇華型熱転写プリンタ及び
熱溶融型プリンタを搭載したプリンタで冊子台紙の左上
方に所望の顔写真と各種の文字情報を形成した。 実施例7 実施例6と同様にして実施例2の冊子に顔写真を形成し
た後、その表面に保護層を転写した。 実施例8 染料受容層が形成されていない通常のパスポートに、実
施例4の染料受容層熱転写シートを用いて染料受容層を
転写させ、更に実施例6と同様にして顔写真を形成した
後、その表面に保護層用ラミネートシートを熱ロールで
積層した。更に余白部分に文字画像を前記熱溶融型熱転
写シートを搭載したプリンタで印字した。以上の如くし
て得られた冊子はいずれも美麗な写真画像を有しており
、連続的の画像形成が可能であり、冊子自体が厚くなら
ず、又、画像の修正や貼り替えが不可能であった。 実施例9 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフイルム
の面に実施例1と同じ組成の受容層用塗工液をバーコー
ターにより乾燥時5.0g/m2になる割合で塗工及び
乾燥して受像シートを作成し、これを適当なサイズに裁
断した後、実施例6におけると同様に画像を形成し、熱
ロールによりパスポートの台紙に貼合して本発明の冊子
とした。
【0018】
【効果】以上の如き本発明によれば、冊子中の台紙に染
料受容層を転写するか、或は冊子中に昇華性染料を受容
する染料受容層を有する台紙を綴込んでおくことにより
、昇華型熱転写方式によって極めて簡便且つ迅速に冊子
中に顔写真等の諧調画像が形成される。又、この画像は
修正困難であるので偽造及び変造が有効に防止される。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冊子を図解的に説明する側面図。
【図2】染料受容層が設けられている台紙の断面図。
【図3】画像保護用ラミネートの断面図。
【図4】保護層転写シートの断面図。
【図5】本発明方法を図解的に説明する図。
【図6】形成された画像を図解的に説明する図。
【図7】受容層転写シートの断面図。
【図8】昇華型熱転写シートの断面図。
【図9】一体型複合熱転写シートの断面図。
【図10】熱溶融型熱転写シートの断面図。
【符号の説明】 A、50、61:冊子 1:表紙 2:裏表紙 3、21、59:台紙 22:中間層 23、63:染料受容層 31:プラスチックシート 32、43、62、73:接着層 41、71、81、91、101:基材フイルム42、
72:樹脂層 44、74、86、96、103:耐熱滑性層51:C
CDスキャナー 52:カメラ 53:画像処理手段 54:パソコン 55:磁気テープ 56:フロッピーディスク 57:コンパクトディスク 58:画像形成手段 64:諧調画像 65:非諧調画像 66:保護層 82、92:イエロー 83、93:マゼンタ 84、94:シアン 85、95:ブラック 97:転写性染料受容層 98:転写性保護層 102:熱溶融性インキ層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1
    枚以上の台紙とからなる画像形成用冊子において、表紙
    、裏表紙又は台紙のうちの少なくとも一部に昇華性染料
    を受容する染料受容層が設けられていることを特徴とす
    る画像形成用冊子。
  2. 【請求項2】  染料受容層が台紙に形成され、その染
    料受容層側に画像保護用ラミネートシート又は保護層転
    写シートが綴込まれている請求項1に記載の画像形成用
    冊子。
  3. 【請求項3】  請求項1に記載の冊子の染料受容層に
    熱転写方式で画像を形成することを特徴とする画像形成
    方法。
  4. 【請求項4】  請求項2に記載の冊子の染料受容層に
    熱転写方式で画像を形成し、しかる後に画像面にラミネ
    ートシート又は保護層を積層することを特徴とする画像
    形成方法。
  5. 【請求項5】  表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1
    枚以上の台紙とからなる画像形成用冊子において、表紙
    、裏表紙又は台紙のうちの少なくとも一部に染料受容層
    を転写させ、該染料受容層に熱転写方式で画像を形成す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】  形成された画像面にラミネートシート
    又は保護層を積層する請求項5に記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】  写真等の諧調画像を昇華型熱転写方式
    で形成し、文字等の非諧調画像を昇華型熱転写方式、熱
    溶融型熱転写方式、電子写真方式、ドットインパクト方
    式又はインクジェット方式で形成する請求項3〜6に記
    載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】  表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1
    枚以上の台紙とからなる画像形成用冊子内に、予め昇華
    染料よりなる画像シートを綴込み又は貼り付けることを
    特徴とする冊子の形成方法。
  9. 【請求項9】  表紙と裏表紙とその間に綴込まれた1
    枚以上の台紙とからなる画像形成用冊子内の少なくとも
    一部に昇華染料による画像を有することを特徴とする冊
    子。
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