JPH04261698A - 刺繍ミシンの刺繍データ作成装置 - Google Patents

刺繍ミシンの刺繍データ作成装置

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JPH04261698A
JPH04261698A JP4229491A JP4229491A JPH04261698A JP H04261698 A JPH04261698 A JP H04261698A JP 4229491 A JP4229491 A JP 4229491A JP 4229491 A JP4229491 A JP 4229491A JP H04261698 A JPH04261698 A JP H04261698A
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Takeshi Kongou
猛 金剛
Takashi Nakamura
孝 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は刺繍ミシンの刺繍デー
タ作成装置に関し、特に画像入力装置によって入力した
任意の図案、文字等の原画パターンから刺繍データを作
成するようにした刺繍データ作成装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、刺繍したい図案、文字等の原画パタ
ーンをイメージスキャナ等の画像入力装置から読込み、
読込まれた原画データから画像処理により縫いデータを
作成する刺繍データ作成装置が提案されている。この刺
繍データ作成装置によれば、原画データのドットの不連
続な部分に対しては、その間に縫い目を形成しないジャ
ンプ縫いのデータが作成される。
【0003】このデータを刺繍ミシンに用いて縫製する
と、ジャンプ縫いの所に、渡り線が生じる。渡り線の本
数は、前記画像入力装置のスキャンの方向等を考慮する
ことにより、原画データのドットの不連続部分の数を変
化させることができるので、その数を減らすことができ
る。しかしながら、原画データが島状に分離している部
分(以下、画像ブロックと呼ぶ)を複数個含んでいる場
合には、その数を減らすことはできない。
【0004】この渡り線を除去するためには、通常、刺
繍縫いが終わった後に、縫製者が、鋏み等を用いて手作
業により取除く方法が多用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、渡り
線を鋏み等を用いて手作業で除去する場合には、渡り線
の長さによっては、切断し難い場合が生ずる。経験的に
は、渡り線の長さが短いと切断し難くなる。
【0006】従来装置は、渡り線を切断しやすくすると
いう点に何らの配慮がなされていないので、前記画像ブ
ロックが近接している場合には切断し難い渡り線が多数
発生するという問題があった。
【0007】本発明の目的は、前記した従来装置の問題
点を除去し、画像入力装置から読込まれた画像データを
刺繍データに変換するようにした刺繍ミシンの刺繍デー
タ作成装置において、縫製後に画像ブロック間に生ずる
渡り線を切断しやすくする刺繍データを作成できるよう
にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、図1に示されているように、原
画パターンを画像読取り装置により読取った画像データ
を記憶する画像データ記憶部1と、該画像データ記憶部
1中の画像ブロックの上端位置および下端位置を検出す
る上端位置および下端位置検出部3、4と、前記画像デ
ータから刺繍データを生成する刺繍データ生成部6と、
前記上端位置および下端位置検出部3、4で検出された
上端および下端の位置データと、前記刺繍データ生成部
6において変換された画像ブロックの終点の位置データ
とから、終点−上端および終点−下端間の距離を演算す
る距離演算選択部5と、該距離演算選択部5によって選
択された端点の画像データをジャンプステッチデータと
するジャンプステッチデータ生成部8とを具備した点に
特徴がある。
【0009】
【作用】本発明によれば、前記距離演算選択部5は、前
記刺繍データ生成部6において変換された画像ブロック
の終点の位置データと、前記上端位置および下端位置検
出部3、4により検出された次に刺繍データに変換する
画像ブロックの上端および下端の位置データとから、前
記終点と、前記上端および下端との間の各々の距離を演
算する。ジャンプステッチデータ生成部8は、前記距離
演算選択部5によって選択された距離の長い方の端点の
画像データをジャンプステッチデータとする。
【0010】したがって、縫製後に、画像ブロック間に
作成される渡り線は長くなり、縫製者が該渡り線を除去
する作業がしやすくなる。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。まず、本発明が適用される刺繍ミシンの外観を
、図11を参照して説明する。
【0012】図において、10は通常の針と布送りとに
よる模様縫いと刺繍枠を駆動制御する刺繍縫いとが可能
な刺繍ミシンであり、刺繍ミシン10の前面パネル17
には、ミシンを始動および停止させるスタート/ストッ
プキー11、液晶表示装置12、模様選択部13、操作
キー部14、RAMカード18からデータを読んだりこ
れにデータを書込んだりするカードリーダ/ライタ部1
5等が設けられている。
【0013】前記操作キー部14には、イメージスキャ
ナ入力モードを選択するためのイメージスキャナ入力モ
ード選択キー14a、後述する画像入力装置から読込ま
れた原画データを刺繍データに変換することを指示する
刺繍データ変換キー14b、刺繍縫い選択キー等が含ま
れている。また、前記液晶表示装置12には、ミシンの
操作手順を縫製者に指示するためのメッセージや、前記
画像入力装置から読込まれた原画データ等が表示される
【0014】16は刺繍布を保持する刺繍枠であり、該
刺繍枠16は、図示されていないX、Y駆動手段により
X軸、Y軸方向に駆動されるキャリッジに着脱自在に固
定されている。該刺繍枠16の駆動の構成については、
本出願人が出願した特願平2−134217号に詳細に
説明されているので、説明を省略する。
【0015】20は画像入力装置の一例としてのイメー
ジスキャナであり、その側面には読取り開始ボタン22
が設けられている。該イメージスキャナ20は専用ケー
ブル21および図示されていないプラグにより、刺繍ミ
シン10に電気的および機械的に接続されている。
【0016】30は原画パターンが書かれた用紙である
。この用紙30としては好ましくは白い紙が用いられ、
この紙上に、黒色のペン等で線幅1mm以上の文字、絵
等の原画パターンが描かれている。
【0017】前記イメージスキャナ20としては、例え
ば、有効読取り幅63mm、白黒2値の階調出力、主走
査有効画素数504個の物を用いることができる。
【0018】次に、前記刺繍ミシン10のハード構成の
概略を、図12のブロック図を参照して説明する。なお
、図11と同一または同等物には、同じ符号あるいは同
じ符号に添字を付けて表されている。
【0019】図において、40は刺繍ミシンの全体の動
作を制御する中央演算装置である。41は前記画像読取
り装置20によって読取られた画像データを記憶する画
像データ記憶手段である。42は前記画像データ記憶手
段41に記憶された画像データからノイズ除去等の処理
を行うデータ処理手段、43はこのデータ処理手段42
で処理されたデータを記憶する処理データ記憶手段であ
る。
【0020】また、44は刺繍データ記憶手段である。 この刺繍データ記憶手段44は、前記カードリーダ/ラ
イタ部15に装着されるRAMカード18等に相当し、
該刺繍データ記憶手段44には、前記処理データ記憶手
段43に記憶されたデータを中央演算装置40で変換し
た刺繍データが記憶される。
【0021】45は内部模様記憶手段、46はプログラ
ム記憶手段である。このプログラム記憶手段46には、
前記データ処理手段42を制御するプログラムや、前記
処理データ記憶手段43に記憶されたデータを刺繍デー
タに変換するプログラム等の画像処理プログラム、およ
び刺繍ミシンの全体の動作を制御するための制御プログ
ラム等が格納されている。
【0022】また、47は回転速度指令手段であり、縫
製者が自由に操作できるコントローラ等に相当する。4
8は前記回転速度指令手段に応答して動作するミシンモ
ータ駆動回路、49はミシンモータである。50は該ミ
シンモータ49の回転速度を検出するミシンモータ回転
速度検出手段である。51はミシンの上軸の回転位相を
検出する上軸回転位相検出手段である。
【0023】さらに、52は布を張った刺繍枠を駆動す
るためのステッピングモータ駆動回路、53は該駆動回
路52により駆動されるX軸駆動用ステッピングモータ
、54はY軸駆動用ステッピングモータである。
【0024】次に、前記のような構成の刺繍ミシンの概
略の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する
【0025】まず、刺繍ミシンに、図示されていない電
源スイッチがオンにされ電源が投入されると、初期セッ
トが行われる(ステップS1)。次に、操作キー部14
中のモード選択手段からモード選択が行われ(ステップ
S2)、本縫いモードが選択されると(ステップS3が
否定)、ステップS4に進む。ステップS4において、
模様選択部13から模様の選択が行われると、前記中央
演算装置40は選択された模様に対する縫いデータを、
前記内部模様記憶手段45の中から選択する。
【0026】その後、ステップS5に進んで、使用者が
前記スタート/ストップキー11を押すと(ステップS
6が肯定)、中央演算装置40は、前記上軸回転位相検
出手段51からの検出信号に応答して前記内部模様記憶
手段45から縫いデータを読みだし、前記ステッピング
モータ駆動回路52に供給する。ステッピングモータ駆
動回路52は、供給された刺繍データに基づいて、X軸
駆動用ステッピングモータ53およびY軸駆動用ステッ
ピングモータ54を駆動する。以上のようにして、本縫
いモードの縫製が実行される(ステップS7)。
【0027】次いで、ステップS8でキー入力があり、
このキーが前記スタート/ストップキー11であると判
断されると(ステップS9が肯定)、本縫いモードの処
理を終了する。
【0028】次に、前記画像読取り装置20から原画パ
ターンを読込み、刺繍データを作成する動作について説
明する。
【0029】ミシン10に電源を投入する前に、前記カ
ードリーダ/ライタ部15にRAMカードをセットし、
電源を投入する。そうすると、前記のようにミシンは初
期セットされる(ステップS1)。次に、前記操作キー
部14のモード選択手段からモード選択が行われ(ステ
ップS2)、刺繍モードが選択されると(ステップS3
が肯定)、画像入力か刺繍縫いかの判断が行われる(ス
テップS10)。
【0030】操作キー部14からの入力により画像入力
であると判断されると(ステップS10が肯定)、ミシ
ンはイメージスキャナ入力モードになり(ステップS1
1)、前記液晶表示部12上に、例えば「イメージスキ
ャナの読取り開始ボタンを押してください。」という旨
のメッセージが表示される。
【0031】そこで、縫製者が、原画パターンが描かれ
た用紙を平らな所に置き、この用紙上にイメージスキャ
ナ20を置き、該イメージスキャナ20をその読取り開
始ボタン22を押しながら前記原画パターンの最初から
最後の位置まで移動させる。この操作により、前記原画
パターンが2値データに変換され、ミシン中に設けられ
た画像データ記憶手段41中に記憶される。
【0032】上記の記憶が終了すると、ステップS12
に進み、該画像データ記憶手段41中に記憶された2値
データはデータ処理手段42によりノイズ除去が行われ
、処理データ記憶手段43に記憶される。なお、前記処
理データ記憶手段43は前記画像データ記憶手段41と
同一の物であってもよい。
【0033】前記処理データ記憶手段43に記憶された
原画データは、液晶表示部12に表示される。そこで、
ミシンの使用者は液晶表示部12に表示された文字や絵
により、入力したデータにノイズが含まれていず、正し
く入力されていることを確認した後、前記操作キー部1
4中の刺繍データ変換キーを押すと、前記プログラム記
憶手段46に記憶されている画像処理プログラムにより
刺繍データが生成され、刺繍データ記憶手段44、すな
わち前記RAMカードに記憶される(ステップS13)
【0034】以上のようにして、画像読取り装置20か
ら読み取った原画パターンは刺繍データに変換され、R
AMカード18に記憶される。
【0035】このようにしてRAMカードに記憶した文
字または絵の刺繍を行う時には、キー入力により(ステ
ップS15)、前記スタート/ストップキー11をオン
にする(ステップS16が肯定)。そうすると、前記R
AMカードから刺繍データが読み出され、ステッピング
モータ駆動回路52が該刺繍データに基づいて前記X、
Y軸駆動用ステッピングモータ53、54を駆動する(
ステップS17)。この結果、前記刺繍枠16はX、Y
軸方向に駆動され、該刺繍枠16に張られた布には、き
れいな刺繍縫目が形成される。
【0036】前記ステップS10からステップS14に
進んだ時には、前記模様選択部13から刺繍模様の選択
が行われる。そして、スタート/ストップキー11がオ
ンされると(ステップS16が肯定)、ステップS17
に進んで、前記刺繍模様の縫製が実行される。
【0037】上記のような構成を有し、上記のような動
作をする刺繍ミシンにおいて、前記原画データに、ドッ
トの不連続部や、島状に分離した模様のブロック、すな
わち複数個の画像ブロックがあった場合に、この原画デ
ータを刺繍データに変換すると、渡り線が生ずる。本発
明は、この渡り線を、縫製後に切断しやすくしたもので
あり、その一実施例を以下に、詳細に説明する。
【0038】本発明の一実施例は、図2のステップS1
3、すなわち画像→ステッチデータ変換処理を改善した
ものであり、まず、図1の機能ブロック図を参照して説
明する。
【0039】1は画像データ記憶部であり、図12の処
理データ記憶手段43に相当する。該画像データ記憶部
1に記憶された画像データは、1個または複数個の画像
ブロックを形成しており、画像ブロック検出部2により
刺繍データに変換する画像ブロックが指定される。指定
された画像ブロックは、上端位置検出部3および下端位
置検出部4により、その上端と下端の位置データが検出
される。
【0040】該上端と下端の位置データは、距離演算選
択部5に送られる。距離演算選択部5には、刺繍データ
生成部6から、既に刺繍データに変換した画像ブロック
の終点の位置データが入力される。距離演算選択部5は
、これらの位置データを基に、前記終点と上端との距離
および終点と下端との距離を求め、距離の長い方の端点
を選択し、この端点の位置データをジャンプステッチデ
ータ生成部8に送る。ジャンプステッチデータ生成部8
はこの位置データをジャンプステッチデータと決定する
【0041】ジャンプステッチデータが求まると、前記
刺繍データ生成部6は前記画像ブロックの画像データを
刺繍データに変換する動作をする。この時、前記ジャン
プステッチデータが上端の位置データであると、上端か
ら下端に向けて、刺繍データに変換する動作が行われる
。一方、前記ジャンプステッチデータが下端の位置デー
タであると、下端から上端に向けて、刺繍データに変換
する動作が行われる。
【0042】前記刺繍データは順次刺繍データ記憶部7
に記憶され、また刺繍データに変換された画像データは
画像データ消去部9により順次消去される。
【0043】以上のように、本実施例によれば、前記ジ
ャンプステッチデータ生成部8は、刺繍データに変換し
た画像ブロックの終点と、次に刺繍データに変換する画
像ブロックの上端および下端との距離を求め、その距離
の長い方の端点をジャンプステッチデータとするように
しているので、刺繍の縫製後にできる渡り線は長くなり
、縫製者がこれを取除く作業がしやすくなる。
【0044】次に、前記した本実施例の動作を、図3お
よび図4を参照して、より詳細に説明する。なお、説明
を分かりやすくするために、図5〜図8を適宜参照して
説明することにする。ここに、図5の原画データは、白
のデータ61と、黒色で塗り潰された丸、四角および山
状の画像ブロック62、63および64から構成されて
いるものとする。
【0045】図3のステップS121において、まず画
像の左上点(図5の点65)がサーチの開始点と決めら
れる。ステップS122では、前記左上点を一つの頂点
とする矩形範囲内をサーチし、その中に黒色のドットが
存在するか否かの判断がなされる(ステップS123)
。ドットが存在しない場合には(ステップS123が否
定)、ステップS124、S125に進んで、前記左上
点より上の方向、および下の方向にサーチされ、黒色の
ドットの有無がチェックされる(ステップS126)。 ステップS126でドットが無いと判定されると、ステ
ップS127に進んで、刺繍データの終了コードが生成
される。一方、ステップS126が肯定になると、ステ
ップS128に進んで、距離の短い方のドットが選択さ
れる。
【0046】図5の例では、前記上方向のサーチは行わ
れず、下方向のサーチのみが行われ、a点が求められる
。すなわち、丸の画像ブロック62が求められる。次に
、ステップS129、S130に進んで、画像ブロック
の上端位置および下端位置のサーチが行われる。
【0047】続いて、ステップS131の判断が行われ
、肯定の場合には図4のステップS134に進む。ステ
ップS134では、下方向の刺繍方向が選択され、ステ
ップS135〜S145の処理が行われる。この処理に
より、図5のa点からb点までの刺繍データが生成され
る。
【0048】ステップS135では、ドットの左端から
右端間に、あらかじめ設定された縫いピッチで、ステッ
チデータが生成される。ステップS136では処理済み
のドット列のデータは削除される。ステップS137で
は、下行の左端がサーチされ、画像の有無がチェックさ
れる。画像が有った場合には、ステップS139へ進ん
で、新しい左端が有効とされる。次いで、ステップS1
40に進んで、右端から左端へ向かうステッチデータが
生成される。
【0049】次に、ステップS141に進んで、前行に
未処理のドットが残っているか否かをチェックする。未
処理のデータがあった場合には、ステップS142に進
んで、上の行をサーチして新しいスタート点が求められ
る。遠くない所に新しいスタート点が有る場合には(ス
テップS143が否定)、ステップS144に進み、ジ
ャンプステッチを生成する。ステップS145で下行に
画像データが有るか否かの判断がなされ、有ると判定さ
れた場合には、ステップS135に戻って、前記処理が
繰り返される。
【0050】一方、下行に画像がないと判定されたとき
には、一つの模様ブロックの刺繍データへの変換が終了
したと判断し、前記ステップS122に戻る。
【0051】以上の動作により、図5の丸模様の画像ブ
ロック62のb点までの刺繍データ化が終了する。なお
、この時、前記ステップS136の作用により、前記丸
模様の画像ブロック62の画像データは削除されたこと
になる。
【0052】ステップS122ではb点を中心とする矩
形範囲内のサーチが行われる。すなわち、図6に示され
ているように、矩形範囲65内のサーチが行われる。こ
の矩形範囲65内でドット(c点)がみつかると(ステ
ップS123が肯定)、ステップS129、S130に
進んで、画像ブロックの上端位置dおよび下端位置eの
サーチが行われる。該上端位置および下端位置が見付か
ると、ステップS131の判断が行われる。
【0053】この判断が否定になると、本実施例の要部
であるステップS132に進んで、前記b点と距離の長
い方の端点が選択される。そして、ステップS133に
進んで、前記b点から前記端点にジャンプステッチデー
タが生成される。
【0054】図6の例によれば、前記b点から画像ブロ
ック63の上端であるd点までの距離が、下端であるe
点までの距離より大きいので、ステップS132ではd
点が選択される。そして、ステップS133で、d点へ
のジャンプステッチデータが生成される。
【0055】次に、図4のステップS134に進み、刺
繍方向の選択が行われる。図6の場合は下方へ向かう方
向が選択され、前記ステップS135〜S145により
、d点から順次ステッチデータが作成される。ステップ
S145の判断が否定になると、図7に示されているよ
うに、画像ブロック63のe点までの刺繍データ化が実
行されたことになる。なお、該刺繍データ化が実行され
ると、画像ブロック63の画像データは削除されたこと
になる。
【0056】次に、再びステップS122に戻り、この
ステップの処理により、図8の矩形範囲65´内をサー
チする。この矩形範囲内にドットがみつからない場合に
は、ステップS124、S125に進み、ドットの検出
が試みられる。ステップS124、S125の処理によ
りドットが例えば二つみつかると(ステップS126が
肯定)、ステップS128ではe点から距離の短い方の
ドットが選択される。一方、前記ステップS124、S
125の処理の一方においてのみドットがみつかった場
合には、このドットが選択される。さらに、ドットがみ
つからなかった場合にはステップS127に進んで、刺
繍データの終了コードが生成される。
【0057】図8のように、f点においてドットがみつ
かると、ステップS129、S130に進み、それぞれ
の処理が行われる。この処理により、山状の模様の画像
ブロック64の上端位置gと下端位置hとが検出される
【0058】次いで、本実施例の要部であるステップS
132に進み、前記e点からの距離の長い方、すなわち
h点が選択される。続いて、ステップS133に進み、
h点に向けてジャンプステッチデータが生成される。
【0059】次に、ステップS134において、刺繍方
向が下方へ行くか上方へ行くかの判定がなされ、図8の
場合は、上方が選択される。上方が選択されると、ステ
ップS134からS146に進む。ステップS146以
下、すなわちステップS146〜S156の動作は、前
記ステップS135〜S145と同等の動作であるので
、説明を省略する。
【0060】以上のように、本実施例によれば、ステッ
プS132を新たに設けたので、模様のブロック間に形
成される渡り線を長くすることができ、縫製後に、縫製
者が該渡り線を切りやすくなるという効果がある。
【0061】次に、本発明の第2実施例を図9の機能ブ
ロック図と、図10のフローチャートを参照して説明す
る。図10は、図3のステップS131〜S133にス
テップS131aとS131bとを追加したものであり
、他は図3と同一または同等である。
【0062】この実施例は、次のようにした点に特徴が
ある。刺繍データの変換が終わった画像ブロックの終点
と、次に刺繍データに変換する画像ブロックの上端およ
び下端との距離を距離演算選択部70で演算し、短い方
の距離を選択して比較部71に出力する。短、長距離端
点切換部73は距離演算選択部70で得られた結果によ
り、距離の短い方の端点をラインaに接続し、距離の長
い方の端点をラインbに接続する作用をする。比較部7
1は、前記距離演算選択部70から得た短い方の距離と
、予め定められた規定長データ72とを比較し(ステッ
プS131a)、前者の方が大きければ前記短い方の距
離に対応するラインaを選択し(ステップS131b)
、前者の方が小さければ、長い方の距離に対応するライ
ンbを選択して(ステップS132)、ジャンプステッ
チデータ生成部8に接続するようにする。この結果、ジ
ャンプステッチデータ生成部8は、「短い方の距離≧規
定長」であれば、距離の短い方の端点の画像データをジ
ャンプステッチデータとし、「短い方の距離<規定長」
であれば、距離の長い方の端点の画像データをジャンプ
ステッチデータとすることになる。
【0063】本実施例によれば、刺繍データの変換が終
わった画像ブロックの終点と、次に刺繍データに変換す
る画像ブロックの上端および下端との距離の短い方との
間に渡り線を形成することになるが、この渡り線の長さ
は規定長以上であるので、簡単にかつ綺麗に除去するこ
とができる。このため、縫製者の生産性の向上に寄与す
ると共に、刺繍模様の品質の向上に寄与することができ
る。
【0064】なお、前記の各実施例では、ステップS1
3の画像→ステッチデータ変換処理機能が、刺繍ミシン
本体に備えられている場合であったが、本発明はこれに
限定されることなく、刺繍ミシン本体とは別体の縫いデ
ータ作成装置に備えられていてもよい。該縫いデータ作
成装置については、本出願人による出願である特願平2
−266462号等に詳細に説明されているので、説明
を省略する。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、縫製後に切断しにくいような短い渡り線が生
ずるのを防止することができる。この結果、渡り線が綺
麗に除去できて、綺麗な刺繍が得られると共に、ミシン
使用者の作業がしやすくなり、生産性が向上するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】本発明を適用して好適な刺繍ミシンの動作の概
略を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS12の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図4】図2のステップS12の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図5】原画データを刺繍データに変換する具体例を示
す図である。
【図6】原画データを刺繍データに変換する具体例を示
す図5の一部の詳細図である。
【図7】原画データを刺繍データに変換する具体例を示
す図である。
【図8】原画データを刺繍データに変換する具体例を示
す図である。
【図9】本発明の第2実施例の機能ブロック図である。
【図10】該第2実施例の要部の動作を説明するフロー
チャートである。
【図11】本発明を適用して好適な刺繍ミシンおよび画
像入力装置の斜視図である。
【図12】前記刺繍ミシンの概略のハード構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…画像データ記憶部、3…上端位置検出部、4…下端
位置検出部、5…距離演算選択部、6…刺繍データ生成
部、7…刺繍データ記憶部、8…ジャンプステッチデー
タ生成部、70…距離演算選択部、71…比較部、72
…規定長データ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原画パターンから画像入力装置によっ
    て画像データを読込み、画像データから刺繍データを作
    成する刺繍ミシンの刺繍データ作成装置において、前記
    画像データから画像ブロックを検出する画像ブロック検
    出部と、前記画像ブロック検出部によって検出された画
    像ブロックの刺繍データを生成する刺繍データ生成部と
    、該画像ブロックの刺繍データの生成が終了した時に、
    前記画像ブロック検出部によって検出された次の画像ブ
    ロックの上端および下端データを求める端点検出部と、
    前記刺繍データ生成部によって生成された画像ブロック
    の終点刺繍データから、前記上端および下端データまで
    の距離を演算し、距離の長い方の端点を選択する距離演
    算選択部と、前記距離演算選択部によって選択された端
    点の画像データをジャンプステッチデータとするジャン
    プステッチデータ生成部とを具備したことを特徴とする
    刺繍ミシンの刺繍データ作成装置。
  2. 【請求項2】  原画パターンから画像入力装置によっ
    て画像データを読込み、画像データから刺繍データを作
    成する刺繍ミシンの刺繍データ作成装置において、前記
    画像データから画像ブロックを検出する画像ブロック検
    出部と、前記画像ブロック検出部によって検出された画
    像ブロックの刺繍データを生成する刺繍データ生成部と
    、該画像ブロックの刺繍データの生成が終了した時に、
    前記画像ブロック検出部によって検出された次の画像ブ
    ロックの上端および下端データを求める端点検出部と、
    前記刺繍データ生成部によって生成された画像ブロック
    の終点刺繍データから、前記上端および下端データへの
    うち距離の短い方との距離と、予め定められた規定長と
    を比較する比較部と、前記短い方の距離が前記規定長よ
    り小なる時には、前記距離の長い方の端点を選択し、前
    記短い方の距離が前記規定長より大なる時には、前記距
    離の短い方の端点を選択する端点選択手段と、該端点選
    択手段によって選択された端点の画像データをジャンプ
    ステッチデータとするジャンプステッチデータ生成部と
    を具備したことを特徴とする刺繍ミシンの刺繍データ作
    成装置。
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