JP2880304B2 - 刺繍ミシンのデータ圧縮方式 - Google Patents

刺繍ミシンのデータ圧縮方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は刺繍ミシンのデータ圧
縮方式に関し、特に画像入力装置から入力した任意の図
案、文字等の画像データを圧縮処理し、自然な刺繍模様
の縫いデータ(ステッチデータ)を作成できるようにし
た刺繍ミシンのデータ圧縮方式に関する。
【0002】
【従来技術】従来、刺繍したい図案、文字等の原画パタ
ーンをイメージスキャナ等の画像入力装置から読込み、
読込まれた原画データから画像処理により縫いデータを
作成する刺繍データ作成装置が提案されている。この刺
繍データ作成装置においては、前記原画データを圧縮処
理してミシンのパネル上の表示部に表示したり、圧縮し
たデータを用いて縫いデータを作成したりしている。
【0003】従来は、この圧縮処理を、原画データを所
定間隔ごとに単純に間引いたり、複数個のビットから構
成されるビットグループ内のビットの白黒の個数を単純
に比較して、多い方の色のビットを該ビットグループの
代表として置換したりする方法により、行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の圧縮方法では、原画データを機械的に間引くこ
とになり、圧縮後のデータが不自然になるという問題が
あった。例えば、図案や文字等の縁や、直線が滑らかに
表示されないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、前記した従来方式の問題
点を除去し、原画データの黒っぽさ、あるいは白っぽさ
を考慮に入れた上でビットグループ内を代表するビット
の色を白黒のいずれのビットにするか決定することによ
り、圧縮後のデータを自然なものにすることができる刺
繍ミシンのデータ圧縮方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、画像入力装置から入力された画像データ
を記憶する画像データ記憶手段と、n行(ただし、nは
正の整数)の画像データまたは全画像データのビット数
対、その中に含まれる黒または白ビット数の比を算出す
る手段と、前記比に応じた圧縮基準ビット数を決定する
手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された画像デー
タから複数ビットからなる圧縮ビットグループを抽出す
る抽出手段と、該圧縮ビットグループ内の黒または白ビ
ット数と前記圧縮基準ビット数を比較し、該圧縮ビット
グループを黒または白のビットに圧縮する圧縮手段とを
具備した点に特徴がある。
【0007】
【作用】本発明によれば、前記画像データ記憶手段に記
憶された画像データのn行または全データのビット数
と、その中に含まれる黒または白ビット数の比が算出さ
れる。また、この比に基づいて圧縮基準ビット数が決定
される。
【0008】その後、前記画像データ記憶手段に記憶さ
れた画像データから複数ビットからなる圧縮ビットグル
ープが抽出され、その中の黒または白ビット数と前記圧
縮基準ビット数との大小の比較が行われる。次いで、こ
の比較の結果に基づいて、該圧縮ビットグループは黒ま
たは白のビットに圧縮される。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。まず、本発明が適用される刺繍ミシンの外観
を、図6を参照して説明する。
【0010】図において、10は通常の針と布送りとに
よる模様縫いと刺繍枠を駆動制御する刺繍縫いとが可能
な刺繍ミシンであり、刺繍ミシン10の前面パネル17
上には、ミシンを始動および停止させるスタート/スト
ップキー11、液晶表示部12、模様選択部13、操作
キー部14、RAMカードからデータを読んだりこれに
データを書込んだりするカードリーダ/ライタ部15等
が設けられている。
【0011】16は刺繍布を保持する刺繍枠であり、該
刺繍枠はX、Y駆動する駆動手段に連結されたキャリッ
ジに着脱自在に固着されている。該刺繍枠16の駆動の
方式については、本出願人が先に出願した特願平2−1
34217号(特開平4−28392号)に詳細に説明
されているので、説明を省略する。
【0012】前記操作キー部14には、イメージスキャ
ナ入力モードを選択するためのイメージスキャナ入力モ
ード選択キー14a、後述する画像入力装置から読込ま
れた原画データを刺繍データに変換することを指示する
刺繍データ変換キー14b等が含まれている。また、前
記液晶表示部12には、ミシンの操作手順を縫製者に指
示するためのメッセージや、前記画像入力装置から読込
まれた原画データ等が表示される。
【0013】20は画像入力装置の一例としてのイメー
ジスキャナであり、その側面には読取り開始ボタン22
が設けられている。該イメージスキャナ20は専用ケー
ブル21および図示されていないプラグにより、刺繍ミ
シン10に電気的および機械的に接続されている。
【0014】30は原画パターンが書かれた用紙であ
る。この用紙30としては好ましくは白い紙が用いら
れ、この紙上に、黒色のペン等で線幅1mm以上の文
字、絵等の原画パターンが描かれている。
【0015】前記イメージスキャナ20としては、例え
ば、有効読取り幅63mm、白黒2値の階調出力、主走
査有効画素数504個の物を用いることができる。
【0016】次に、前記刺繍ミシン10のハード構成の
概略を、図7のブロック図を参照して説明する。なお、
図6と同一または同等物には、同じ符号あるいは同じ符
号に添字を付けて表されている。
【0017】図において、40は刺繍ミシン10の全体
の動作を制御する中央演算装置である。41は前記画像
読取り装置20によって読取られた画像データを記憶す
る画像データ記憶手段である。42は前記画像データ記
憶手段41に記憶された画像データからノイズ除去等の
処理を行うデータ処理手段、43はこのデータ処理手段
42で処理されたデータを記憶する処理データ記憶手段
である。
【0018】また、44は刺繍データ記憶手段である。
この刺繍データ記憶手段44は、前記カードリーダ/ラ
イタ部15に装着されるRAMカード18等に相当し、
該刺繍データ記憶手段44には、前記処理データ記憶手
段43に記憶されたデータを中央演算装置40で変換し
た刺繍データが記憶される。
【0019】45は内部模様記憶手段、46はプログラ
ム記憶手段である。このプログラム記憶手段46には、
前記データ処理手段42を制御するプログラムや、前記
処理データ記憶手段43に記憶されたデータを刺繍デー
タに変換するプログラム等の画像処理プログラム、およ
び刺繍ミシンの全体の動作を制御するための制御プログ
ラム等が格納されている。
【0020】また、47は回転速度指令手段であり、縫
製者が自由に操作できるコントローラ等に相当する。4
8は前記回転速度指令手段に応答して動作するミシンモ
ータ駆動回路、49はミシンモータである。50は該ミ
シンモータ49の回転速度を検出するミシンモータ回転
速度検出手段である。51はミシンの上軸の回転位相を
検出する上軸回転位相検出手段である。
【0021】さらに、52は布を張った刺繍枠を駆動す
るためのステッピングモータ駆動回路、53は該駆動回
路52により駆動されるX軸駆動用ステッピングモー
タ、54はY軸駆動用ステッピングモータである。
【0022】次に、前記のような構成の刺繍ミシンの概
略の動作を、図8のフローチャートを参照して説明す
る。
【0023】まず、刺繍ミシンに、図示されていない電
源スイッチがオンにされ電源が投入されると、初期セッ
トが行われる(ステップS1)。次に、操作キー部14
中のモード選択手段からモード選択が行われ(ステップ
S2)、本縫いモードが選択されると(ステップS3が
否定)、ステップS4に進む。ステップS4において、
模様選択部13から模様の選択が行われると、前記中央
演算装置40は選択された模様に対する縫いデータを、
前記内部模様記憶手段45の中から選択する。
【0024】その後、ステップS5に進んで、使用者が
前記スタート/ストップキー11を押すと(ステップS
6が肯定)、中央演算装置40は、前記上軸回転位相検
出手段51からの検出信号に応答して前記内部模様記憶
手段45から縫いデータを読みだし、前記ステッピング
モータ駆動回路52に供給する。ステッピングモータ駆
動回路52は、供給された刺繍データに基づいて、X軸
駆動用ステッピングモータ53およびY軸駆動用ステッ
ピングモータ54を駆動する。以上のようにして、本縫
いモードの縫製が実行される(ステップS7)。
【0025】次いで、ステップS8でキー入力があり、
このキーが前記スタート/ストップキー11であると判
断されると(ステップS9が肯定)、本縫いモードの処
理を終了する。
【0026】次に、前記画像読取り装置20から原画パ
ターンを読込み、刺繍データを作成する動作について説
明する。
【0027】ミシン10に電源を投入する前に、前記カ
ードリーダ/ライタ部15にRAMカード18をセット
し、電源を投入する。そうすると、前記のようにミシン
は初期セットされる(ステップS1)。次に、前記モー
ド選択手段からモード選択が行われ(ステップS2)、
刺繍モードが選択されると(ステップS3が肯定)、画
像入力か刺繍縫いかの判断が行われる(ステップS1
0)。
【0028】前記イメージスキャナ入力モード選択キー
14aにより、画像入力が選択されたと判断されると
(ステップS10が肯定)、ステップS11に進んで、
ミシンはイメージスキャナ入力モードになり、前記液晶
表示部12上に、例えば「イメージスキャナの読取り開
始ボタンを押してください。」という旨のメッセージが
表示される。一方、縫製者により、刺繍縫いが選択され
ると判断されると(ステップS10が否定)、ステップ
S14に進んで模様選択の処理に移る。
【0029】ステップS11の前記メッセージに答え
て、縫製者が、原画パターンが描かれた用紙を平らな所
に置き、この用紙上にイメージスキャナ20を置いて、
その読取り開始ボタン22を押しながら前記原画パター
ンの最初から最後の位置まで移動させると、前記原画パ
ターンは2値データに変換され、ミシン中に設けられた
画像データ記憶手段41中に記憶される。
【0030】上記の記憶が終了すると、ステップS12
に進み、該画像データ記憶手段41中に記憶された2値
データは、データ処理手段42により、圧縮処理、ノイ
ズ除去等の処理が行われ、処理データ記憶手段43に記
憶される。該処理データ記憶手段43に記憶された原画
データは、前記液晶表示部12に表示される。なお、前
記処理データ記憶手段43は前記画像データ記憶手段4
1と同一の物であってもよい。
【0031】前記処理データ記憶手段43に記憶された
原画データは、液晶表示部12に表示される。そこで、
ミシンの使用者は液晶表示部12に表示された文字や絵
により、入力したデータにノイズが含まれていず、正し
く入力されていることを確認した後、前記操作キー14
中の刺繍データ変換キーを押すと、前記プログラム記憶
手段46に記憶されている画像処理プログラムにより刺
繍データが生成され、刺繍データ記憶手段44、すなわ
ち前記RAMカードに記憶される(ステップS13)。
【0032】以上のようにして、画像読取り装置20か
ら読み取った原画パターンは刺繍データに変換され、R
AMカードに記憶される。
【0033】このようにしてRAMカードに記憶した文
字または図形の刺繍を行う時には、キー入力により(ス
テップS15)、前記スタート/ストップキー11をオ
ンにする(ステップS16が肯定)。そうすると、前記
RAMカードから刺繍データが読み出され、ステッピン
グモータ駆動回路52が該刺繍データに基づいて前記
X、Y軸駆動用ステッピングモータ53、54を駆動す
る。この結果、前記布には、きれいな刺繍縫目が形成さ
れる(ステップS17)。
【0034】前記ステップS14に進んだ時には、前記
モード選択手段11aにより、ミシンのカードリーダ/
ライタ部15に装着されたRAMカードから、刺繍模様
が選択される。そして、スタート/ストップキー11を
オンにすると(ステップS16が肯定)、ステップS1
7に進んで前記刺繍模様の縫製が実行される。
【0035】上記のような構成を有し、上記のような動
作をする刺繍ミシンにおいて、本発明は前記ステップS
11の圧縮処理を改善した点に特徴があり、以下に一実
施例を説明する。
【0036】図1は本発明の一実施例の機能ブロック図
を示す。図において、図7と同一又は同等物には、同じ
符号またはこれに添字を付けて表されている。
【0037】42a〜42eは、前記データ処理手段4
2の機能を示し、42aは画像データ記憶手段41中に
記憶された刺繍パターンの画像データから白、黒ビット
のそれぞれの数を計数する白、黒ビット計数手段であ
る。42bは該白、黒ビットを合計した全ビット数と前
記白、黒ビット計数手段で計数した黒ビットとの比を演
算する全ビット数/黒ビット数算出手段、42cは前記
全ビット数/黒ビット数の値から、圧縮基準ビット数を
決定する圧縮基準ビット数決定手段である。
【0038】前記圧縮基準ビット数決定手段42cは、
例えば全ビット数/黒ビット数の値(%)が25%以下
と全体として白っぽい画像データであれば、1ビットグ
ループが4ビットの場合、「圧縮基準ビット数」=4と
決定する。また、全ビット数/黒ビット数の値(%)が
25%〜50%とやや白っぽい画像データであれば、
「圧縮基準ビット数」=3と決定する。また、全ビット
数/黒ビット数の値(%)が50%〜75%と黒っぽい
画面データであれば、「圧縮基準ビット数」=2と決定
する。
【0039】なお、前記「圧縮基準ビット数」は、1ビ
ットグループ、例えば4ビットからなる1ビットグルー
プを、黒の1ビットに圧縮するか白の1ビットに圧縮す
るかのしきい値を示す数であり、例えば「圧縮基準ビッ
ト数」=4の場合には、図3に示されているように、1
ビットグループ内の4ビットのデータが全部黒ビットの
時、黒の1ビットに圧縮され、1ビットグループ内の4
ビットのデータの中に白ビットが1ビットでも含まれ黒
ビットの数が4個未満であると、該1ビットグループは
白の1ビットに圧縮される。
【0040】また、「圧縮基準ビット数」=3の場合に
は、図4に示されているように、1ビットグループ内の
4ビットのデータのうち3ビット以上が黒の場合には、
黒の1ビットに圧縮され、3ビット未満の場合には、白
の1ビットに圧縮される。
【0041】再び図1に戻って説明すると、42dは圧
縮ビットグループを1つづつ抽出する圧縮ビットグルー
プ抽出手段である。前記の例では、1ビットグループは
4ビット構成であったが、本発明はこれに限定されず、
6、8、9ビット構成等であってもよい。42eは前記
圧縮ビットグループ内の黒ビットの数が前記圧縮基準ビ
ット数以上の時、黒の1ビットに圧縮し、該黒ビット数
が該圧縮基準ビット数より小さい時、白の1ビットに圧
縮する圧縮手段である。
【0042】次に、本実施例の動作を、図2のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、前記白、黒ビット計
数手段42aは画像データ記憶手段41に記憶されてい
る図案、文字等の原画パターンの画像データから白、黒
ビットの各々の数を計数する(ステップS1)。この計
数が終わると、ステップS2に進み、前記全ビット数/
黒ビット数算出手段42bが、全ビット数/黒ビット数
の値(=A%)を演算により算出する。
【0043】次に、ステップS3に進み、A≧75%が
成立するか否かの判断がなされ、肯定の場合には、ステ
ップS6に進んで、圧縮基準ビット数=1に決定する動
作が行われる。前記ステップS3が否定のときにはステ
ップS4に進み、75%>A≧50%が成立するか否か
の判断がなされる。この判断が肯定の場合には、ステッ
プS7に進んで、圧縮基準ビット数=2に決定される。
【0044】前記ステップS4の判断が否定の時には、
ステップS5に進み、50%>A≧25%が成立するか
否かの判断がなされる。この判断が肯定の場合には、ス
テップS8に進んで、圧縮基準ビット数=3に決定され
る。一方、否定の場合には、ステップS9に進んで、圧
縮基準ビット数=4に決定される。
【0045】前記のようにして、「圧縮基準ビット数」
が決定されると、ステップS10に進み、前記圧縮手段
42eにより、圧縮の動作が実行される。すなわち、ビ
ットグループ内の黒ビット数が圧縮基準ビット数以上で
あれば(ステップS10が肯定)、ステップS11に進
んで該ビットグループを黒の1ビットと登録し、ビット
グループ内の黒ビット数が圧縮基準ビット数より小さけ
れば(ステップS10が否定)、ステップS12に進ん
で該ビットグループを白の1ビットと登録する。
【0046】続いて、原データの全ビットグループの圧
縮が終了したか否かの判断がなされ(ステップS1
3)、この判断が否定の場合にはステップS14に進ん
で新しいビットグループが選ばれる。その後、ステップ
S10に戻って、更新されたビットグループに対して圧
縮動作が繰り返される。
【0047】以上のように、本実施例によれば、画像デ
ータが全体的に白っぽい傾向にあるかあるいは黒っぽい
傾向にあるかの判別をし、この傾向に従って前記圧縮基
準ビット数を決定するようにしたので、画像データから
ノイズを有効に除去することができる。この結果、圧縮
後のデータは自然なものとなり、該データに従って前記
模様表示手段12a上に表現される図形は滑らかに表現
されることになる。例えば、直線の図形がより滑らかに
表現されることになる。
【0048】次に、本発明の第2実施例を説明する。こ
の実施例が第1実施例と異なる所は、第1実施例では原
画パターンの全画像データに対して、全ビット数/黒ビ
ット数(=A)を算出し、圧縮基準ビット数を決定して
いたのに対して、本実施例は、前記画像データのn行
(n=1、2、3、4)から全ビット数/黒ビット数
(=B)を算出し、圧縮基準ビット数を決定すると共
に、該圧縮基準ビット数を用いて、対応するn行の圧縮
処理を行うようにした点である。
【0049】図5のフローチャートにおいて、ステップ
S21では原データのn行の全ビットから、白ビットと
黒ビットの数が計数される。ステップS22では、n行
の全ビット数/黒ビット数(=B)が算出され、ステッ
プS23において、このBから図2のステップS3〜S
9と同様の動作により、圧縮基準ビット数が決定され
る。
【0050】続いて、ステップS24に進んでビットグ
ループ内の黒ビット数と、前記圧縮基準ビット数との大
きさの比較が行われ、前者の方が後者以上の時にはステ
ップS25に進んでビットグループを黒の1ビットとし
て登録し、前者が後者より小さいときにはステップS2
6に進んで、ビットグループを白の1ビットとして登録
する。
【0051】ステップS27では、n行の全ビットグル
ープの圧縮が終了したか否かの判断が行われ、否定の場
合にはステップS29に進んでビットグループを更新す
る動作が行われる。次いで、前記ステップS24に戻っ
て、次のビットグループの圧縮が行われる。
【0052】以上のようにして、n行の圧縮が終了する
と、ステップS27は肯定になり、ステップS28に進
む。ステップS28では、全ビットグループの圧縮が終
了したか否かの判断が行われ、否定の場合にはステップ
S30に進んで、次のn行の抽出が行われる。そして、
ステップS21に戻り、このn行に対して前記と同様の
動作が繰り返される。
【0053】以上の動作により、原画パターンの全ビッ
トグループの圧縮が終了すると、ステップS28の判断
は肯定になり、全部の画像データに対する圧縮処理は終
了する。
【0054】本実施例によれば、n行ごとに画像データ
の白っぽさ、黒っぽさの傾向をつかみ、これに基づいて
圧縮ができるので、第1実施例と同様に画像データのノ
イズを有効に除去でき、圧縮後のデータを自然なものに
することができる。
【0055】なお、前記の実施例では、全ビット数/黒
ビット数から、圧縮基準ビット数を算出したが、本発明
はこれに限定されず、全ビット数/白ビット数、黒ビッ
ト数/白ビット数から圧縮基準ビット数を算出するよう
にしてもよいことは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、画像デ
ータを単純に間引いて圧縮するのではなく、画像データ
の白っぽさ、黒っぽさの傾向をつかみ、それに基づいて
複数ビットからなるビットグループを黒の1ビットに圧
縮するか白の1ビットに圧縮するかの判断をしているの
で、画像データ中のノイズを有効に除去でき、画像デー
タを自然な形状のものにすることができる。
【0057】また、この結果、ミシンのパネル上の表示
部に表示される図形を滑らかなものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】本実施例による圧縮動作によって得られたデー
タの一例の説明図である。
【図4】本実施例による圧縮動作によって得られたデー
タの他の例の説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】本発明が適用される刺繍ミシンと画像入力装置
の斜視図である。
【図7】前記刺繍ミシンのハード構成を示すブロック図
である。
【図8】前記刺繍ミシンの一般的な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
12a…模様表示手段、41…画像データ記憶装置、4
2a…白、黒ビット計数手段、42b…全ビット数/黒
ビット数算出手段、42c…圧縮基準ビット数決定手
段、42d…圧縮ビットグループ抽出手段、42e…圧
縮手段、43…処理データ記憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 19/10 D05B 3/02 D05C 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置から入力された画像データ
    を記憶する画像データ記憶手段と、n行(ただし、nは
    正の整数)の画像データまたは全画像データのビット数
    対、その中に含まれる黒または白ビット数の比を算出す
    る手段と、前記比に応じた圧縮基準ビット数を決定する
    手段と、前記画像データ記憶手段に記憶された画像デー
    タから複数ビットからなる圧縮ビットグループを抽出す
    る抽出手段と、該圧縮ビットグループ内の黒または白ビ
    ット数と前記圧縮基準ビット数を比較し、該圧縮ビット
    グループを黒または白のビットに圧縮する圧縮手段とを
    具備したことを特徴とする刺繍ミシンのデータ圧縮方
    式。
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