JPH04258317A - 鞍乗型車両のハンドルパイプ加工方法および加工設備 - Google Patents

鞍乗型車両のハンドルパイプ加工方法および加工設備

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Publication number
JPH04258317A
JPH04258317A JP3959291A JP3959291A JPH04258317A JP H04258317 A JPH04258317 A JP H04258317A JP 3959291 A JP3959291 A JP 3959291A JP 3959291 A JP3959291 A JP 3959291A JP H04258317 A JPH04258317 A JP H04258317A
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JP
Japan
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processing
pipe material
straight pipe
reference position
bending
Prior art date
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Pending
Application number
JP3959291A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Nishimura
西村 龍一
Hiroaki Arao
荒尾 浩明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOUSHI GIKEN KOGYO KK
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
GOUSHI GIKEN KOGYO KK
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線状パイプ素材に穿
孔加工等の加工と曲げ加工を施して自動二輪車等の鞍乗
型車両のハンドルパイプを製造する加工方法とその加工
設備に関するものである。
【0002】
【従来技術】自動二輪車等の鞍乗型車両に用いられるハ
ンドルパイプを製造する場合は、所要の形状にハンドル
パイプを弯曲させてから、このハンドルパイプの弯曲形
状に適合した治具に前記弯曲ハンドルパイプを位置決め
保持した後、スイッチハウジングを所定位置に固定する
ためのハウジング位置決め孔加工と、レバーハウジング
を所定位置に位置決めするためのポンチマーク打刻加工
とを行なっていた。
【0003】
【解決しようとする課題】ところが、自動二輪車等の鞍
乗型車両においては、車両全体の大きさや、ハンドルパ
イプが取付けられるトップ・ブリッヂおよびシートの位
置や、利用目的に対応したライダー乗車姿勢等によって
、ハンドルパイプは種々の寸法や形状を取るため、ハン
ドルパイプ位置決め保持用治具をその車種の数だけ用意
しなければならず、コストが高くなるとともに、広大な
治具収納空間を必要とした。
【0004】さらに弯曲ハンドルパイプを位置決め保持
用治具に正確に保持させるために、周到な注意と長い時
間を必要とし、生産性を向上させることが困難であった
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】本発明は
このような難点を克服した鞍乗型車両のハンドルパイプ
加工方法の改良に係り、鞍乗型車両のハンドルパイプに
所要の加工と曲げ加工を行なう加工方法において、ハン
ドルパイプの基準位置表示部分を直線状パイプ素材に形
成する基準位置形成工程と、前記基準位置表示部分を基
にして所定の角度位置に穿孔加工等の加工および曲げ加
工を施すことができる角度に前記直線状パイプ素材を加
工手段に対し所要角度旋回させる直線状パイプ素材旋回
工程と、前記基準位置表示部分を基にして所定の角度位
置に穿孔加工等の加工を行なう加工工程と、前記基準位
置表示部分を基にして所定形状に前記直線状パイプ素材
を曲げる曲げ加工工程とを有することを特徴とするもの
である。
【0006】本発明は、前記したように構成したため、
ハンドルパイプの基準位置表示部分を直線状パイプ素材
に形成してから、該基準位置表示部分を基にして前記直
線状パイプ素材を適切に旋回し、その後、前記直線状パ
イプ素材に所定の加工を施すために、該所要の加工を能
率良く正確に遂行することができる。
【0007】また本発明においては、前記所定の加工を
行なった後に、前記基準位置表示部分を基にして所定形
状に前記直線状パイプ素材を曲げたために、該直線状パ
イプ素材に施された加工に対して正確に前記直線状パイ
プ素材を弯曲形成させることができる。
【0008】さらに本発明では、前記直線状パイプ素材
に所定の加工を施した後に、所定の曲げ加工を行なうよ
うにしたため、これと逆の順序で加工を行なう従来のも
のにおいて要求される加工位置決め保持用治具を全く必
要とせず、コストダウンを図るこができるとともに、治
具収納空間不要化により、工場のレイアウトを合理化す
ることができる。
【0009】さらにまた本発明においては、スイッチハ
ウジングやレバーハウジングを取付けるための穿孔加工
等の加工を施した位置とハンドルパイプの曲げ形状との
相対的な位置を正確に位置決めすることができるため、
スイッチハウジングやレバーハウジングを正確に取付け
ることができる。
【0010】しかも本発明では、弯曲ハンドルパイプを
位置決め保持用治具に保持させる必要がないため、生産
性を大巾に向上させることができる。
【0011】また本発明は、鞍乗型車両のハンドルパイ
プに所要の加工と曲げ加工を施す加工装置において、ハ
ンドルパイプの基準位置表示部分を直線状パイプ素材に
形成する基準位置形成手段と、前記直線状パイプ素材に
穿孔加工等の加工を行なう加工手段と、前記基準位置表
示部分を基にして所定の角度位置に前記加工を施すこと
ができる角度に前記加工手段に対し前記直線状パイプ素
材を所要角度旋回させる直線状パイプ素材旋回手段と、
前記基準位置表示部分を基にして所定形状に前記直線状
パイプ素材を曲げる曲げ加工手段と、前記基準位置形成
手段により基準位置表示部分が形成された直線状パイプ
素材を前記加工手段および曲げ加工手段に順次搬送する
搬送手段とを備えたことを特徴とする鞍乗型車両のハン
ドルパイプ加工設備に係り、該ハンドルパイプ加工設備
を用いることにより、前記加工方法を能率良く円滑に遂
行することができる。
【0012】
【実  施  例】以下図面に図示された本発明の一実
施例について説明する。図示の実施例においては、自動
二輪車のハンドルパイプ加工設備lは、ロレット加工機
10、ロレット加工検出器20、シーム検出器30、ド
リル加工機40、ポンチ加工機50、パイプ素材搬送機
60、NCベンダー70、搬出ロボット80およびNC
装置90よりなり、ドリル加工機40は、基準位置形成
手段たる1個の基準孔ドリル41と、第1の加工手段た
る2個の取付け位置決め孔ドリル42と、第1の旋回手
段たるドリル加工サーボモータ43とを備え、ポンチ加
工機50は、基準位置孔4に基準ピンを打込む基準ピン
打込み器51と第2の加工手段たる2個のポンチ打刻器
52と、第2の旋回手段たるポンチ加工サーボモータ5
3とを備えている。
【0013】また図1および図6ないし図7に示される
ように、ロレット加工機10においては、直線状パイプ
素材2を多数貯溜することができるパイプ素材投入受け
部11が設けられ、該パイプ素材投入受け部11はロレ
ット加工基台12に直線状パイプ素材2を搬入できるよ
うに構成され、該ロレット加工基台12に直線状パイプ
素材2の長さに対応した2枚の位置決めブロック13が
付設され、この両位置決めブロック13の間にカムフォ
ロワベース14が介装設置され、このカムフォロワベー
ス14には直線状パイプ素材2の中央左右両側にかつ前
後に4本のカムフォロア15が回転自在に枢支され、4
本のカムフォロア15で支持された直線状パイプ素材2
の中央部分の上方に2本の平目ロレット16が上下に昇
降自在に設けられ、直線状パイプ素材2の一側方に素材
回転モータ17が配置され、この素材回転モータ17の
回転軸に油圧ロレットチャック18が設けられ、直線状
パイプ素材2の他側方に巾寄せシリンダ19が配設され
ている。
【0014】さらに図1に図示されるように、ロレット
加工検出器20は、直線状パイプ素材2およびロレット
加工部3の外径を測定し直線状パイプ素材2の外径より
もロレット加工部3の外径の方が所定の値以上大きいか
否かを検出し小さい場合には不良品として警報を発する
外径差検出部21と、直線状パイプ素材2の長さを測定
し直線状パイプ素材2の左右位置をロレット加工検出器
20の中央に位置決めする素材長検出兼素材位置決め部
22とよりなっている。
【0015】さらにまた図1に示されるように、直線状
パイプ素材2を製造する際にシーム溶接が施された個所
を検出しこのシーム溶接部9を鉛直下方に対し45°傾
けた角度で直線状パイプ素材2を固定するシーム検出器
30には、直線状パイプ素材2の一端を嵌脱自在に掴持
するチャック31と、直線状パイプ素材2の他端内周面
に隣接する接触子32を備えた振動センサー33と、チ
ャック31を回転させシーム溶接部9を鉛直下方45°
に傾けた角度でチャック31を停止するモータ34とが
設けられている。
【0016】また図2に図示されるように、ドリル加工
機40では、直線状パイプ素材2の長手方向中央部分を
回転自在に支持する素材中央支持部44が配置され、そ
の下部を貫通するガイドバー45にスライダー46a、
46bが摺動自在に嵌合され、スライダー46aにはチ
ャック47aが回転自在に枢着され、スライダー46b
にはドリル加工サーボモータ43の回転軸の先端にチャ
ック47bが装着されるとともに、スライダー46bに
基準孔ドリル41が一体に付設されており、NC装置9
0の制御信号でもって制御される図示されない駆動装置
によりスライダー46a、46bが素材中央支持部44
に対し相等しい所要位置に移動されてチャック47a、
47bに直線状パイプ素材2の両端が遊嵌された後、チ
ャック47a、47bが動作して直線状パイプ素材2の
両端を掴持するようになっている。
【0017】さらに取付け位置決め孔ドリル42a、4
2bはスライダー46a、46bの移動と無関係に移動
して直線状パイプ素材2の所要位置にスイッチハウジン
グ位置決め孔5を形成しうるようになっている。なお基
準孔ドリル41、取付け位置決め孔ドリル42a、42
bの切粉がスライダー46の摺動面に付着しないように
アコーディオン状の切粉受部48がスライダー46a、
46aに付設されている。
【0018】さらに図2に図示されるように、またポン
チ加工機50においても、直線状パイプ素材2の長手方
向中央部分を回転自在に支持する素材中央支持部54が
配置され、その下部を貫通するガイドバー55にスライ
ダー56a、56bが摺動自在に嵌合され、スライダー
56aにはチャック57aが回転自在に枢着され、スラ
イダー56bにはポンチ加工サーボモータ53が設けら
れ、ポンチ加工サーボモータ53の回転軸の先端にチャ
ック57bが装着されるとともに、スライダー56bに
基準ピン打込み器51が一体に付設されており、NC装
置90の制御信号でもって制御される図示されない駆動
装置によりスライダー56a、56bが素材中央支持部
54に対し相等しい所要位置に移動されてチャック57
a、57bに直線状パイプ素材2の両端が遊嵌された後
、チャック57a、57bが動作して直線状パイプ素材
2の両端を掴持するようになっている。
【0019】しかもポンチ打刻器52a、52bにはス
ライダー56a、56bの移動と無関係に移動して直線
状パイプ素材2の所要位置にブリッヂ位置決めポンチ6
、レバーハウジング位置決めポンチ7を打刻しうるよう
になっている。
【0020】またシーム検出器30、ドリル加工機40
、ポンチ加工機50、NCベンダー70にまたがってこ
れらの長手方向に対しパイプ素材搬送機60の水平ビー
ム61が直角に指向した状態で、水平ビーム61の両端
が支柱62の上端に固定され、この水平ビーム61にガ
ーダ63a、63b、63cがその長手方向に摺動自在
に取付けられ、各ガーダ63a、63b、63cにそれ
ぞれ昇降装置64a、64b、64cが付設され、この
昇降装置64a、64b、64cの下端にチャック65
a、65b、65cが設けられており、チャック65a
、65b、65cはそれぞれ直線状パイプ素材2を嵌脱
自在に掴持しうるとともに、チャック65cは直線状パ
イプ素材2を回転させないでその長手方向に移動させる
ことができるようになっている。
【0021】さらにNCベンダー70においては、図8
に図示されるように、直線状パイプ素材2を嵌脱自在に
掴持するとともに該直線状パイプ素材2に捩り力を加え
るチャック71が設けられ、チャック71の延長線に隣
接して曲げロール72とクランプ型73とが曲げロール
72の回転軸を中心に回転自在に枢支され、チャック7
1で掴持される直線状パイプ素材2を挟み曲げロール7
2の反対側に位置してプレッシャ型74が直線状パイプ
素材2の長手方向に沿い移動自在に配設され、プレッシ
ャ型74にブースタ75の可動端が連結され、直線状パ
イプ素材2の中にマンドレル76が嵌挿されるようにな
っており、チャック71とクランプ型73とで直線状パ
イプ素材2を掴持した後、チャック71を捩回させるこ
とにより直線状パイプ素材2のチャック71、クランプ
型73間の部分に捩り加工を施すことができ、またクラ
ンプ型73のみで直線状パイプ素材2の一端を掴持した
状態において曲げロール72、クランプ型73を図8で
反時計方向に回転させるとともにブースタ75を伸長さ
せることにより、直線状パイプ素材2に曲げ加工を施す
ことができるようになっている。
【0022】さらにまた搬出ロボット80はNCベンダ
ー70で捩りおよび曲げ加工が施されたハンドルパイプ
8を掴持してストッカー81に搬出することができるよ
うになっている。
【0023】しかもNC装置90では、予め設定された
プログラムに従い、ドリル加工機40におけるドリル加
工サーボモータ43の旋回角度やスライダー46の停止
位置や取付け位置決め孔ドリル42の加工位置を制御す
るとともに、ポンチ加工機50におけるポンチ加工サー
ボモータ53の旋回角度やスライダー56の停止位置や
ポンチ打刻器52の打刻位置を制御し、かつNCベンダ
ー70におけるチャック71の捩れ角度や曲げロール7
2クランプ型73の回転角度やブースタ75の伸長距離
を制御しうるようになっている。
【0024】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、ロレット加工機10における位置決めブロッ
ク13を加工しようとするハンドルパイプ8の寸法とロ
レット加工部3の位置に対応して適正な位置決めブロッ
ク13を選定してロレット加工基台12に取付けてから
、位置決めブロック13をその間に取付け、NC装置9
0に対し、ハンドルパイプ8の寸法、形状に対応してド
リル加工機40、ポンチ加工機50、NCベンダー70
の所要制御値を設定した後、ハンドルパイプ加工設備l
を稼働させると、パイプ素材投入受け部11に搬入され
た直線状パイプ素材2は1本ずつロレット加工基台12
に搬送され、油圧ロレットチャック18による直線状パ
イプ素材2の掴持後、素材回転モータ17の駆動で直線
状パイプ素材2が回転され、所要の圧力で直線状パイプ
素材2の外周面に押圧された平目ロレット16により、
直線状パイプ素材2に所要のロレット加工が施される。
【0025】ロレット加工を施された直線状パイプ素材
2は、ロレット加工検出器20に搬送されて、直線状パ
イプ素材2およびロレット加工部3の外径が計測され、
直線状パイプ素材2の外径よりもロレット加工部3の外
径が所定値よりも大きい場合は、良品としてシーム検出
器30に送られ、逆の場合には不良品として警報が発せ
られる。
【0026】シーム検出器30に搬送された直線状パイ
プ素材2は、モータ34の作動で回転駆動され、直線状
パイプ素材2内に突出したシーム溶接部9の位置が、振
動センサー33により検出され、鉛直下方に対して該シ
ーム溶接部9が45°傾いた状態で固定される。
【0027】そして直線状パイプ素材2に加工を施され
る基準位置孔4、スイッチハウジング位置決め孔5、ブ
リッヂ位置決めポンチ6、レバーハウジング位置決めポ
ンチ7の角度関係は図16ないし図20に示され、また
直線状パイプ素材2の加工行程は図21ないし図26に
図示されており、シーム検出器30で固定された直線状
パイプ素材2は、図21に図示されるように、パイプ素
材搬送機60のチャック65aに掴持されてから、昇降
装置64aが上昇するとともにガーダ63aがシーム検
出器30上方からドリル加工機40上方へ走行した後、
昇降装置64aが下降し、スライダー46a、46bの
移動で直線状パイプ素材2の両端がチャック47a、4
7bに遊嵌され、ドリル加工機40のチャック47a、
47bで直線状パイプ素材2の両端が掴持されてから、
パイプ素材搬送機60のチャック65aが開放してガー
ダ63a、昇降装置64aが元の位置に復帰するととも
に、基準孔ドリル41および該基準孔ドリル41と同一
の位置に移動した取付け位置決め孔ドリル42aの動作
で直線状パイプ素材2に両方向より基準位置孔4が、図
22のように形成される。
【0028】またNC装置90の制御信号により直線状
パイプ素材2が、図23のように時計方向へ95°旋回
されるとともに直線状パイプ素材2にスイッチハウジン
グ位置決め孔5を形成すべき直線状パイプ素材2の軸方
向位置に取付け位置決め孔ドリル42a、42bが移動
してから、取付け位置決め孔ドリル42a、42bの動
作で直線状パイプ素材2の所要位置にスイッチハウジン
グ位置決め孔5が形成される。
【0029】さらにパイプ素材搬送機60のガーダ63
b、昇降装置64b、チャック65bの動作でドリル加
工機40上の直線状パイプ素材2がポンチ加工機50に
搬送され、図24に示されるように、基準ピン打込み器
51による直線状パイプ素材2の基準位置孔4への挿入
により、直線状パイプ素材2の旋回位置の正確な位置決
めが行なわれた後、図25に示されるように、NC装置
90よりの制御信号で直線状パイプ素材2が反時計方向
へ170 °旋回されて、ポンチ打刻器52a、52b
による直線状パイプ素材2へのレバーハウジング位置決
めポンチ7の打刻が施され、次にNC装置90よりの制
御信号でスライダー56a、スライダー56bが所要位
置に移動されるとともに、図26に示されるように直線
状パイプ素材2が時計方向へ15°旋回されて、ポンチ
打刻器52による直線状パイプ素材2へのブリッチ位置
決めポンチ6の打刻が施される。
【0030】さらにまたパイプ素材搬送機60のガーダ
63c、昇降装置64c、チャック65cの動作でポン
チ加工機50上の直線状パイプ素材2がNCベンダー7
0に搬送され、直線状パイプ素材2の右端をクランプ型
73が掴持した後、クランプ型73を所要角度旋回させ
て、ハンドルパイプ8の右端部の曲げ加工を行ない、次
に、チャック71で直線状パイプ素材2の中央部分を掴
持してから、クランプ型73の掴持を解除し、曲げロー
ル72およびクランプ型73を元の位置迄逆方向に旋回
させた後に、再び曲げロール72で直線状パイプ素材2
を掴持し、チャック71を  旋回させて、ハンドルパ
イプ8の右端部近傍の捩り加工を行なう。そしてクラン
プ型73を所要角度旋回させて、ハンドルパイプ8右側
部のロレット加工部3近傍の曲げ加工を行ない、さらに
前記したと同様な動作でチャック71を逆方向へ  旋
回させて、ハンドルパイプ8の右側部のロレット加工部
3近傍の捩り加工を行なう。
【0031】次に前記したハンドルパイプ8の左半部の
曲げおよび捩り加工を逆の順序で行なうことにより、ハ
ンドルパイプ8の左半部を形成することができる。
【0032】前述した加工を終了したハンドルパイプ8
を搬出ロボット80でストッカー81に搬送し所定の検
査を行なうことで、製品として出荷することができる。
【0033】このように図示の実施例では、自動二輪車
のハンドルパイプ8の加工を自動的に遂行することがで
きる。
【0034】また孔加工およびポンチ打刻加工を行なっ
た後に、捩りおよび曲げ加工を行なうため、従来のもの
のような位置決めのための特別な治具を全く必要とせず
、スペースセービングと大巾なコストダウンを図ること
ができる。
【0035】さらにこれらの全加工をNC装置90の制
御の基で行なうため、加工精度と生産能率とを著しく向
上させることができる。
【0036】また前記したように加工されたハンドルパ
イプ8は、図9および図12ないし図15に図示される
ように、自動二輪車のトップブリッヂ100 に装着さ
れるとともに、グリップラバー101 とスイッチハウ
ジング102 と、レバーハウジング104 がハンド
ルパイプ8に取付けられる。
【0037】そして基準位置孔4はグリップラバー10
1 で密封されて外部へ露出しないため、外観が損なわ
れることがない。さらにスイッハウジング102 の突
起103 がスイッチハウジング位置決め孔5に嵌合す
るため、スイッチハウジング102 は回転することな
く確固に固定される。
【図面の簡単説明】
【図1】本発明のハンドルパイプ加工設備の一実施例の
加工前半部を図示した斜視図である。
【図2】該実施例の加工後半部を図示した斜視図である
【図3】その平面図である。
【図4】その正面図である。
【図5】その側面図である。
【図6】前記実施例におけるロレット加工機の正面図で
ある。
【図7】該ロレット加工機の要部側面図である。
【図8】前記実施例におけるNCベンダーの要部説明図
である。
【図9】前記実施例により完成されたハンドルパイプの
平面図である。
【図10】該ハンドルパイプの背面図である。
【図11】該ハンドルパイプの左側面図である。
【図12】図9のXII−XII線横断面図である。
【図13】図9のXIII −XIII 線横断面図で
ある。
【図14】図9のXIV−XIV線横断面図である。
【図15】図9のXV−XV線横断面図である。
【図16】曲げおよび綟り加工前の直線状パイプ素材の
平面図である。
【図17】図16のXVII −XVII 線横断面図
である。
【図18】図16のXVIII−XVIII線横断面図
である。
【図19】図16のXIX−XIX線横断面図である。
【図20】図16のXX−XX線横断面図である。
【図21】シーム検出器でシーム位置が検出された直線
状パイプ素材をチャック65aで搬送される状態を示し
ている。
【図22】直線状パイプ素材2に基準位置孔4の孔加工
が施される状態を示している。
【図23】直線状パイプ素材2にスイッチハウジング位
置決め孔5の孔加工が施される状態を示している。
【図24】ポンチ加工行程で直線状パイプ素材2の位置
決めが行なわれている状態を示している。
【図25】直線状パイプ素材2にレバーハウジング位置
決めポンチ7のポンチ加工が施されている状態を示して
いる。
【図26】直線状パイプ素材2にハンドルパイプ8のポ
ンチ加工が施されている状態を示している。
【符号の説明】
l…ハンドルパイプ加工設備、2…直線状パイプ素材、
3…ロレット加工部、4…基準位置孔、5…スイッチハ
ウジング位置決め孔、6…ブリッチ位置決めポンチ、7
…レバーハウジング位置決めポンチ、8…ハンドルパイ
プ、9…シーム溶接部、10…ロレット加工機、11…
パイプ素材投入受け部、12…ロレット加工基台、13
…位置決めブロック、14…カムフォロワベース、15
…カムフォロア、16…平目ロレット、17…素材回転
モータ、18…油圧ロレットチャック、19…巾寄せシ
リンダ、20…ロレット加工検出器、21…外径差検出
部、22…素材長検出兼素材位置決め部、30…シーム
検出器、31…チャック、32…接触子、33…振動セ
ンサー、34…モータ、40…ドリル加工機、41…基
準孔ドリル、42…取付け位置決め孔ドリル、43…ド
リル加工サーボモータ、44…素材中央支持部、45…
ガイドバー、46…スライダー、47…チャック、48
…切粉受部、50…ポンチ加工機、51…基準ピン打込
み器、52…ポンチ打刻器、53…ポンチ加工サーボモ
ータ、54…素材中央支持部、55…ガイドバー、56
…スライダー、57…チャック、60…パイプ素材搬送
機、61…水平ビーム、62…支柱、63…ガーダ、6
4…昇降装置、65…チャック、70…NCベンダー、
71…チャック、72…曲げロール、73…クランプ型
、74…プレッシャ型、75…ブースタ、76…マンド
レル、80…搬出ロボット、81…ストッカー、90…
NC装置。 100 …トップブリッヂ、101 …グリップラバー
、102 …スイッチハウジング、103 …突起、1
04 …レバーハウジング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  鞍乗型車両のハンドルパイプに所要の
    加工と曲げ加工を行なう加工方法において、ハンドルパ
    イプの基準位置表示部分を直線状パイプ素材に形成する
    基準位置形成工程と、前記基準位置表示部分を基にして
    所定の角度位置に穿孔加工等の加工および曲げ加工を施
    すことができる角度に前記直線状パイプ素材を加工手段
    に対し所要角度旋回させる直線状パイプ素材旋回工程と
    、前記基準位置表示部分を基にして所定の角度位置に穿
    孔加工等の加工を行なう加工工程と、前記基準位置表示
    部分を基にして所定形状に前記直線状パイプ素材を曲げ
    る曲げ加工工程とを有することを特徴とする鞍乗型車両
    のハンドルパイプ加工方法。
  2. 【請求項2】  鞍乗型車両のハンドルパイプに所要の
    加工と曲げ加工を施す加工装置において、ハンドルパイ
    プの基準位置表示部分を直線状パイプ素材に形成する基
    準位置形成手段と、前記直線状パイプ素材に穿孔加工等
    の加工を行なう加工手段と、前記基準位置表示部分を基
    にして所定の角度位置に前記加工を施すことができる角
    度に前記加工手段に対し前記直線状パイプ素材を所要角
    度旋回させる直線状パイプ素材旋回手段と、前記基準位
    置表示部分を基にして所定形状に前記直線状パイプ素材
    を曲げる曲げ加工手段と、前記基準位置形成手段により
    基準位置表示部分が形成された直線状パイプ素材を前記
    加工手段および曲げ加工手段に順次搬送する搬送手段と
    を備えたことを特徴とする鞍乗型車両のハンドルパイプ
    加工設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091187A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Honda Motor Co Ltd 曲がりパイプ製造装置
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