JPH04257728A - 自動車用ドアウインドゥのレギュレータ取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ドアウインド
ゥのレギュレータ取付け構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】ドアウインドゥのレギュレータはガイド
フレームによって支持され、このガイドフレームが、ア
ウタパネルと、該アウタパネルから車体の幅方向の内方
へ間隔をおいて配置される、作業用の穴を有するインナ
パネルとを備える自動車のドアの前記インナパネルに、
レギュレータおよびガイドフレームを前記間隔内に位置
させた状態で取り付けられる（実開昭６４−５７２８４
号公報）。

【０００３】すなわち、図５および図６に示すように、
ガイドフレーム１２によって支持されたレギュレータ１
０をガイドフレーム１２と共に、アウタパネル１４と、
アウタパネル１４から車体の幅方向の内方へ間隔１６を
おいて配置されたインナパネル１８とを備えるドア２０
の間隔１６内に位置させ、ガイドフレーム１２に設けた
スタッドボルト２２を、インナパネル１８の取付け穴に
通し、ナット２４をスタッドボルト２２にねじ込んで、
ガイドフレーム１２をインナパネル１８に取り付ける。 そして、ガイドフレーム１２に設けた窓のブラケット２
６によってウインドゥ２８を支持する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】インナパネル１８は、
作業用の穴３０を有するが、この穴３０の高さｈは、ガ
イドフレーム１２の垂直方向長さＨよりも小さく形成さ
れている。そのため、レギュレータ１０とも共、ガイド
フレーム１２を間隔１６内に配置し、インナパネル１８
に取り付けるには、ガイドフレーム１２を取付け状態よ
りも傾けて穴３０内に入れ、その後、ガイドフレーム１
２を取付け状態の位置とし、スタッドボルト２２をイン
ナパネル１８の取付け穴に差し込むべく、ガイドフレー
ム１２を内方へ、つまりインナパネル１８に向けて移動
し、取付け穴から突出するスタッドボルト２２にナット
２４をねじ込む。

【０００５】前記のように、レギュレータおよびガイド
フレームをアウタパネルとインナパネルとの間の間隔内
に配置し、ガイドフレームをインナパネルに取り付ける
には、複雑な操作が伴っていた結果、ロボットによる自
動取付けが困難であった。

【０００６】本発明の目的は、レギュレータおよびガイ
ドフレームを、簡単な操作で、アウタパネルとインナパ
ネルとの間の間隔内に配置し、ガイドフレームをインナ
パネルに取り付けることの可能な自動車用ドアウインド
ゥのレギュレータ取付け構造を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパネル
と、該アウタパネルから車体の幅方向の内方へ間隔をお
いて配置される、作業用の穴を有するインナパネルとを
備える自動車のドアに、ガイドフレームを有する、ドア
ウインドゥのレギュレータを取り付ける構造である。前
記インナパネルは前記穴から切り欠かれた切欠きを有し
、該切欠きが、前記インナパネルと所定の取付け位置に
ある前記ガイドフレームとを車体の前後方向へ伸びる鉛
直面に投影したとき、前記ガイドフレームの上方の端部
および下方の端部の一方の投影面が前記切欠きの投影面
に含まれるように形成されている。前記ガイドフレーム
は、該ガイドフレームの上方の端部および下方の端部の
前記一方に、前記切欠きを越えて伸びるブラケットを有
する。前記ガイドフレームは、車体の幅方向の内方とな
る位置から前記インナパネルの前記穴に差し込まれた、
前記ガイドフレームの上方の端部および下方の端部の他
方を前記インナパネルの外側面に当てがい、前記ブラケ
ットを前記インナパネルの内側面に当てがって前記イン
ナパネルに取り付けられる。

【０００８】

【作用および効果】ブラケットの設けられていない方の
ガイドフレームの端部を、車体の幅方向の内方となる位
置からインナパネルの穴に差し込んで所定の取付け位置
とし、インナパネルの外側面に当てがってインナパネル
に取り付ける。ブラケットの設けられている方のガイド
フレームの端部は、インナパネルの切欠きを通ってアウ
タパネルとインナパネルとの間の間隔内に導かれる。ブ
ラケットをインナパネルの内側面に当てがってインナパ
ネルに取り付ける。

【０００９】レギュレータおよびガイドフレームをアウ
タパネルとインナパネルとの間に配置し、ガイドフレー
ムをインナパネルに取り付ける操作が、ガイドフレーム
の端部をインナパネルの穴に差し込んで、インナパネル
の所定の取付け位置に取り付けること、ガイドフレーム
の前記端部を支点にしてガイドフレームを回転させるこ
と、ブラケットをインナパネルの所定の位置に取り付け
ること、のように非常に単純となる結果、ロボットによ
る自動取付けを容易に実現できる。

【００１０】

【実施例】図１ないし図３に示すように、自動車用ドア
ウインドゥのレギュレータの取付け構造は、アウタパネ
ル１４と、アウタパネル１４から車体の幅方向の内方へ
間隔１６をおいて配置されるインナパネル１８とを備え
る自動車のドア２０に、ガイドフレーム１２を有する、
ドアウインドゥのレギュレータ１０を取り付けるもので
ある。

【００１１】レギュレータ１０はそれ自体公知のものと
同じ構造であり、第１の支持部３２と第２の支持部３３
とから略Ｔ字形に形成されたガイドフレーム１２の第１
の支持部３２に取り付けられている。ガイドフレーム１
２の第２の支持部３３は、上方の端部３４と、下方の端
部３５とによってインナパネル１８に取り付けられる。

【００１２】インナパネル１８は作業用の穴３０と、穴
３０から切り欠かれた切欠き３１とを有する。切欠き３
１は、図１に示すインナパネル１８の所定の取付け位置
にあるガイドフレーム１２とインナパネル１８とを、車
体の前後方向へ伸びる鉛直面、すなわち図１の紙面に平
行な面に投影したとき、ガイドフレーム１２の第２の支
持部３３の下方の端部３５の投影面が切欠き３１の投影
面に含まれるように形成されている。切欠き３１をこの
ように形成した結果、第２の支持部３３が所定の取付け
位置にあるとき、切欠き３１におけるインナパネル１８
と第２の支持部３３の端部３５とには、上下方向にすき
まａ、車体の前後方向にすきまｂ、ｃが設けられる。

【００１３】ガイドフレーム１２の第２の支持部３３は
、下方の端部３５に、インナパネル１８の切欠き３１を
越えて伸びるブラケット３６を有する。図示の実施例で
は、ブラケット３６は、車体の前後方向へ実質的に水平
に伸びており、前後２つの取付け部３８と、これら取付
け部３８にはさまれ、車体の幅方向の外方へ向けて凸と
なった連結部３９とを一体に有する。ブラケット３６の
連結部３９は、ガイドフレーム１２の第２の支持部３３
に溶接されている。

【００１４】ガイドフレーム１２の第２の支持部３３の
上方の端部３４に、図１に示すように、ブラケット４０
が溶接付けされている。ブラケット４０は、車体の幅方
向の内方へ向けて水平に伸びる２本のスタッドボルト４
２を有し、これらスタッドボルト４２は、インナパネル
１８の所定の取付け位置に開けた取付け穴４４に差し込
み可能である。

【００１５】インナパネル１８は、図２に示すように、
ブラケット３６の取付け位置に、車体の幅方向の内方へ
向けて水平に伸びる２本のスタッドボルト４６を有し、
これらスタッドボルト４６は、ブラケット３６の取付け
部３８に開けた取付け穴４８（図１）に差し込み可能で
ある。

【００１６】第２の支持部３３の上方の端部３４のブラ
ケット４０を、車体の幅方向の内方となる位置からイン
ナパネル１８の穴３０に挿入し、ブラケット４０の２本
のスタッドボルト４２をインナパネル１８の取付け穴４
４に差し込んで、ガイドフレーム１２を仮に保持する。 その後、スタッドボルト４２を支点としてガイドフレー
ム１２を回転し、インナパネル１８の２本のスタッドボ
ルト４６をブラケット３６の取付け穴４８に差し込む。 各スタッドボルトにナットをねじ込んで、ガイドフレー
ム１２を所定の位置に取り付け、レギュレータ１０を所
定の位置に保持する。ガイドフレーム１２の取付け状態
では、ガイドフレームの第２の支持部３３の上方の端部
３４にあるブラケット４０は、インナパネル１８の外側
面に当てがわれ、第２の支持部３３の下方の端部３５に
あるブラケット３６は、インナパネル１８の内側面に当
てがわれる。

【００１７】ガイドフレームの第２の支持部３３にウイ
ンドゥのブラケット５０を取り付け、ドアウインドゥ５
２をブラケット５０に結合する。ドアウインドゥ５２は
、レギュレータ１０に設けるハンドルを回転することに
より、昇降する。レギュレータ１０の作用は、公知のも
のと同じである。

【００１８】前記実施例では、インナパネル１８の穴３
０から下方へ伸びる切欠き３１を設ける一方、ガイドフ
レームの第２の支持部３３の下方の端部３５に、切欠き
３１を越えて伸びるブラケット３６を設けている。これ
に代え、切欠きを穴３０から上方へ伸ばして設け、ガイ
ドフレームの第２の支持部３３の上方の端部３４に、切
欠きを越えて伸びるブラケットを設けるようにしてもよ
い。

【００１９】ガイドフレームの第２の支持部３３に設け
るスタッドボルト４２は、図４に示すように、斜め上向
きとし、インナパネル１８のほぼ水平となる部分に設け
た取付け穴４４にスタッドボルト４２を差し込むように
してもよい。

【００２０】インナパネル１８にスタッドボルト４６を
設けることに代えて、インナパネル１８の対応する部分
ナットを溶接しておき、ブラケット３６の取付け穴４８
に通したボルトを前記ナットにねじ込むようにすること
もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る自動車用ドアのレギュレータ取付
け構造の、車体の内方となる位置から見た側面図である
。

【図２】図１の２−２線に沿って切断した拡大断面図で
ある。

【図３】図１の３−３線に沿って切断した拡大断面図で
ある。

【図４】ガイドフレームのインナパネルとの結合部の構
造を示す背面図で、一部を断面で示してある。

【図５】従来の自動車用ドアのレギュレータ取付け構造
の、図１と同様な側面図である。

【図６】図５の６−６線に沿って切断した断面図である
。

【符号の説明】

１０　　レギュレータ １２　　ガイドフレーム １４　　アウタパネル １６　　間隔 １８　　インナパネル ３０　　穴 ３１　　切欠き ３６、４０、５０　　ブラケット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　アウタパネルと、該アウタパネルから
   車体の幅方向の内方へ間隔をおいて配置される、作業用
   の穴を有するインナパネルとを備える自動車のドアに、
   ガイドフレームを有する、ドアウインドゥのレギュレー
   タを取り付ける構造であって、前記インナパネルは前記
   穴から切り欠かれた切欠きを有し、該切欠きが、前記イ
   ンナパネルと所定の取付け位置にある前記ガイドフレー
   ムとを車体の前後方向へ伸びる鉛直面に投影したとき、
   前記ガイドフレームの上方の端部および下方の端部の一
   方の投影面が前記切欠きの投影面に含まれるように形成
   され、前記ガイドフレームは、該ガイドフレームの上方
   の端部および下方の端部の前記一方に、前記切欠きを越
   えて伸びるブラケットを有し、前記ガイドフレームは、
   車体の幅方向の内方となる位置から前記インナパネルの
   前記穴に差し込まれた、前記ガイドフレームの上方の端
   部および下方の端部の他方を前記インナパネルの外側面
   に当てがい、前記ブラケットを前記インナパネルの内側
   面に当てがって前記インナパネルに取り付けられた、自
   動車用ドアウインドゥのレギュレータ取付け構造。