JPH04256578A - ショット粒吹き落し装置の昇降制御方法 - Google Patents

ショット粒吹き落し装置の昇降制御方法

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JPH04256578A
JPH04256578A JP1878291A JP1878291A JPH04256578A JP H04256578 A JPH04256578 A JP H04256578A JP 1878291 A JP1878291 A JP 1878291A JP 1878291 A JP1878291 A JP 1878291A JP H04256578 A JPH04256578 A JP H04256578A
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shot
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blow
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Hidekatsu Adachi
足立 英克
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ショットブラスト機
によって厚板鋼板をショットブラストする際にショット
ブラスト後に鋼板面上に残ったショット粒を除去するシ
ョット粒吹き落し装置の昇降制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ショット粒吹き落し装置(以下、単に吹
き落し装置という。)は、その下面部にエアノズルとス
クレーパとを有しており、ショットブラスト機(横型シ
ョットブラスト機)のショットブラストすべき鋼板を水
平状態で搬送する鋼板搬送テーブルに対して、その上方
であって鋼板搬送方向における定位置に昇降可能に配設
されている。この吹き落し装置においては、ショットブ
ラスト開始に先立って、鋼板の板厚に応じて吹き落し装
置を昇降させ、ゴム製のスクレーパと鋼板上面との間隔
寸法を、ほぼゼロ、つまり前記スクレーパが鋼板上面に
ほぼ接触した状態になるように設定してから、ショット
ブラスト作業が開始され、エアノズルから圧力エアを噴
き出すとともにスクレーパを併用することにより、ショ
ットブラスト後に鋼板面上に残ったショット粒を除去す
るようにしている。
【0003】このような吹き落し装置による除去作業に
おいては、オペレータは、ショットブラストすべき鋼板
の反り、波打ちの有無を目視により監視し、これを見つ
けたときには、手動操作で鋼板の反り、波打ちに合わせ
て吹き落し装置を昇降させて、吹き落し装置本体と鋼板
との衝突を防ぐようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、オペレータが鋼板に生じている発
生頻度の比較的少ない反り、波打ちを見落とすことがあ
って、吹き落し装置の本体部分に鋼板の反り発生部分あ
るいは波打ち発生部分が衝突して、ショット粒の除去作
業が中断されるとともに、吹き落し装置を損傷するのみ
ならず、ショットブラストされた鋼板にひっかき疵がつ
いてその品質を低下させるといった問題点がある。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであって、鋼板に反り、波打ちが発生して
いる場合でも、ショット粒吹き落し装置をショットブラ
ストされた鋼板の上面から所定間隔を保持して位置させ
ることができる、ショット粒吹き落し装置の昇降制御方
法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、ショットブラスト機の鋼板搬送テー
ブルに対して昇降可能に配設され、ショットブラスト後
に鋼板面上に残ったショット粒を除去するショット粒吹
き落し装置の昇降制御方法であって、前記吹き落し装置
に対して鋼板搬入側位置に配設された高さ検出器によっ
て、前記鋼板搬送テーブルにより搬送される鋼板に関す
る鋼板搬送テーブル上面から鋼板上面までの高さを検出
し、これを所定の鋼板移動距離毎にサンプリングして鋼
板高さ信号として記憶手段に順次格納する一方、鋼板の
移動をトラッキングして前記鋼板高さ信号を得たときの
鋼板の鋼板高さ信号サンプリング位置が前記吹き落し装
置の位置に到達したときに先に格納された鋼板高さ信号
を順次読み出し、この読み出された鋼板高さ信号に基づ
いてショット粒吹き落し装置を鋼板上面から所定間隔を
保持するように昇降させることを特徴とするものである
【0007】
【作用】この発明による方法においては、鋼板搬送テー
ブルにより搬送される鋼板に関する鋼板搬送テーブル上
面から鋼板上面までの高さが、吹き落し装置に対して鋼
板搬入側位置に配設された高さ検出器によって検出され
る。検出される鋼板上面高さとしては、反り、波打ちの
ない箇所では鋼板の板厚寸法となり、反り、波打ちのあ
る箇所では鋼板搬送テーブル面からの反り、波打ち形状
に対応する高さ寸法となる。
【0008】この高さ検出器の検出信号が所定の鋼板移
動距離毎にサンプリングされて鋼板高さ信号として記憶
手段に順次格納される一方、鋼板の移動がトラッキング
され、前記鋼板高さ信号を得たときの鋼板の鋼板高さ信
号サンプリング位置が吹き落し装置の位置に到達したと
きに、つまり鋼板が、前記鋼板高さ信号を得たときから
高さ検出器と吹き落し装置との間隔距離移動したときに
、先に格納された鋼板高さ信号が順次読み出される。 この読み出された鋼板高さ信号に基づいて吹き落し装置
を昇降させることにより、鋼板に反り、波打ちが発生し
ている場合でも、吹き落し装置をショットブラストされ
た鋼板の上面から所定間隔を保持して位置させることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいてこの発明を説明する
。図1はこの発明による方法を実施するためのショット
粒吹き落し装置の昇降装置の一例を示す構成説明図、図
2は図1に示す高さ検出器の斜視図である。
【0010】図1において、1はショットブラスト機(
横型ショットブラスト機)であり、このショットブラス
ト機1の構成については周知であるから図示省略してい
る。1aは、ショットブラストされる鋼板Wを水平姿勢
で搬送する、ショットブラスト機1の鋼板搬送テーブル
としてのコンベアテーブルである。1bはショットブラ
スト機1の上部投射機、1cはショットブラスト機1の
下部投射機であり、鋼板Wに対して上下方向から投射機
1b,1cによってショット粒を投射するようになって
いる。
【0011】2はショットブラスト機1の前面に設けら
れた前面ローラテーブルであって、鋼板Wはこの前面ロ
ーラテーブル2上へ供給されてコンベアテーブル1a上
へ送り込まれるようにされている。なお、コンベアテー
ブル1aと前面ローラテーブル2とは各上面高さが一致
するように配されており、両者の搬送速度は同調した速
度とされている。
【0012】3は吹き落し装置であり、この吹き落し装
置3は、圧力エア供給源が内蔵された吹き落し装置本体
3aの下面部にエアノズル3bとスクレーパ3cとを有
しており、コンベアテーブル1aに対してその上方であ
って投射機1b,1cの下流側の定位置に昇降可能に配
置されている。吹き落し装置3のスクレーパ3cは、平
面視において∧型形状をしており、この∧型の頂点側を
上流側(上部投射機1b側)に向けて取り付けられてお
り、その鋼板搬送方向における長さ寸法SLがこの実施
例ではSL=1400mmとされている。
【0013】次にこの発明に係る昇降装置の構成を以下
説明すると、吹き落し装置3は、ショットブラスト機1
の上方に配設された巻き上げドラム4を減速機付きのモ
ータ5によって正逆回転させることにより、その本体3
aに接続されたワイヤロープ6を介して昇降されるよう
になっている。モータ5はその回転動作を後述する制御
装置7によって制御されるものである。8は減速機を介
してモータ5の回転軸に取り付けられたシンクロ発信器
、9はシンクロ発信器8からの信号をパルス信号に変換
するためのパルス変換器であり、コンベアテーブル1a
上面に対する吹き落し装置3のスクレーパ3cの位置(
間隔寸法)を知るための位置検出用パルス信号P1を制
御装置7に与えるものである。
【0014】10はショットブラスト機1の鋼板入口位
置に配設された後述する高さ検出器であって、コンベア
テーブル1a上へ送り込まれる鋼板Wに関して、前面ロ
ーラテーブル2上面、つまりコンベアテーブル1a上面
から鋼板上面までの高さを検出し、その検出信号Sを制
御装置7に与えるものである。上記制御装置7は、鋼板
Wの移動をトラッキングしながら高さ検出器10からの
検出信号Sに基づいて吹き落し装置3を昇降させる制御
を行うための制御装置である。11は高さ検出器10か
ら所定の間隔距離L1をおいてコンベアテーブル1aの
位置に配設され、弾性を有する接触片を備えた、鋼板W
の到達を検知するためのリミットスイッチであり、この
実施例では、L1= 600mmとされている。
【0015】12はコンベアテーブル1aの駆動モータ
に取り付けられ、鋼板Wがコンベアテーブル1a上を搬
送されるときのその移動距離を知るための第1パルス発
生器であり、第1パルス発生器12からのパルス信号P
2は制御装置7に与えられるようなっている。また、1
3は前面ローラテーブル2に設けられ、鋼板Wが前面ロ
ーラテーブル2上を搬送されるときのその移動距離を知
るための第2パルス発生器であり、第2パルス発生器1
3からのパルス信号P3は制御装置7に与えられる。
【0016】制御装置7は、モータ5の駆動回路、パル
ス変換器9からの位置検出用パルス信号P1を計数する
ためのアップダウンカウンタ、高さ検出器10の検出信
号Sをこの実施例では鋼板移動距離 200mm毎にサ
ンプリングし、これを鋼板高さ信号S1,S2,S3,
…として順次格納して一時記憶するための記憶手段とし
ての記憶素子(メモリ)、上記パルス信号P2,P3を
計数するためのカウンタ、及び演算器などを備えている
。そして、入力として、上記の位置検出用パルス信号P
1,検出信号S,パルス信号P2及びP3,リミットス
イッチ11の作動信号の他に、上位コンピュータからシ
ョットブラストしようとする鋼板Wの板厚寸法値tが入
力され、出力として、モータ5を駆動するモータ駆動信
号P4をモータ5に与えるものである。
【0017】上記高さ検出器10は、図2に示すように
、光源としてハロゲンランプを用いた投光器10aと、
コンベアテーブル1a上へ送り込まれる鋼板Wの鋼板搬
送方向に垂直な上下方向に配列された受光素子としての
nビットのフォトトランジスタ10bを有する受光器1
0cとから構成されている。投光器10aと受光器10
cとは、鋼板搬送路を間にして相対して設けられている
。そして、鋼板Wがコンベアテーブル1a上へ送り込ま
れる際には、投光器10aからの光が通過する鋼板Wに
よって遮光される。 したがって、オフ動作したフォトトランジスタ10bの
うち最上部におけるものの位置から、コンベアテーブル
1a上へ送り込まれ、コンベアテーブル1a上を搬送さ
れる鋼板Wに関するコンベアテーブル1a上面から鋼板
上面までの高さが非接触にて検出され、この高さを示す
BCD信号(2進化10進数信号)が受光器10cから
検出信号Sとして制御装置7に送出されるようになって
いる。
【0018】次にこの実施例の動作について、図1、図
2、図3のショットブラストされる鋼板Wにおける反り
、波打ちの状態の説明図、及び図4の記憶素子に格納さ
れた鋼板高さ信号とスクレーパの箇所を通過中の鋼板部
分との対応関係を説明するための図を参照しつつ、以下
に説明する。
【0019】まず、ショットブラスト開始に先立って、
制御装置7に上位コンピュータからショットブラストし
ようとする鋼板Wの板厚寸法値tが入力される。板厚寸
法値tを受けて、制御装置7は、モータ5にモータ駆動
信号P4を与えこれを駆動させる。これにより、吹き落
し装置3は、そのスクレーパ3cがコンベアテーブル1
a上面に当接した状態でリセットされていた、位置検出
用パルス信号P1を計数するアップダウンカウンタが上
記板厚寸法値tを示す計数値になるまで上昇あるいは下
降移動されて、スクレーパ3cとショットブラストしよ
うとする鋼板Wの上面との間隔寸法がほぼ0mmになる
ように設定された状態で位置される。
【0020】次に、図3に示すように、ショットブラス
トされる鋼板Wが前面ローラテーブル2上へ供給されて
ショットブラスト機1のコンベアテーブル1aへのその
送り込みが開始されると、まず、鋼板Wの先端面におけ
るコンベアテーブル1a上面(前面ローラテーブル2上
面)から鋼板上面までの高さHが高さ検出器10によっ
て検出され、制御装置7において、最初の鋼板高さ信号
S1がその記憶素子に格納されるとともに第2パルス発
生器13からのパルス信号P3を計数するカウンタをリ
セットした後その計数動作を開始させる。さらに、この
最初の鋼板高さ信号S1に関しては、信号S1の値と、
スクレーパ3cの現在の高さ方向における位置を示す位
置検出用パルス信号P1を計数するアップダウンカウン
タの計数値とを比較する。比較の結果、偏差がある場合
、つまり鋼板Wの先端部において反りあるいは波打ちが
発生している場合、モータ5にモータ駆動信号P4を与
えて、アップダウンカウンタの計数値が最初の鋼板高さ
信号S1の示す鋼板上面高さHになるまで吹き落し装置
3を予め上昇させておくようにしている。
【0021】以後、制御装置7において、第2パルス発
生器13からのパルス信号P3を計数するカウンタの計
数値に基づいて前面ローラテーブル2上での鋼板移動距
離 200mm毎に、高さ検出器10の検出信号Sがサ
ンプリングされて鋼板高さ信号として記憶素子に順次格
納される。この場合、鋼板Wが高さ検出器10の位置を
通過することにより、図3に示すような鋼板Wにおいて
は、順次検出される高さHとしては、反り、波打ちのな
い箇所では鋼板の板厚寸法tとなり、反り、波打ちのあ
る箇所ではコンベアテーブル1a上面からの反り、波打
ち形状に対応する高さ寸法となる。
【0022】次いで、鋼板Wがコンベアテーブル1aへ
送り込まれてリミットスイッチ11が作動すると、制御
装置7において、このコンベアテーブル1a上を搬送さ
れる鋼板Wの鋼板移動距離を知るための第1パルス発生
器12からのパルス信号P2を計数する、初期値として
間隔距離L1= 600mmを示す値がセットされてい
るカウンタがその計数動作を開始する。この場合、この
実施例では間隔距離L1= 600mmとしているので
、リミットスイッチ11が作動した時点において最初の
鋼板高さ信号S1から数えて4番目の鋼板高さ信号S4
が記憶素子に格納されるようになっている。以後、制御
装置7において、第1パルス発生器12からのパルス信
号P2を計数するカウンタの計数値に基づいて鋼板移動
距離 200mm毎に、高さ検出器10の検出信号Sが
鋼板上面高さ信号として記憶素子に順次格納されて行く
。鋼板Wはコンベアテーブル1a上を搬送されながらシ
ョットブラストされることになる。
【0023】そして、パルス信号P2を計数するカウン
タの計数値から、鋼板Wがその先端での上記最初の鋼板
高さ信号S1が得られたときから高さ検出器10と吹き
落し装置3との間隔距離L移動したことが検知される。 つまり、鋼板Wの鋼板高さ信号S1サンプリング位置が
吹き落し装置の位置に到達したことが検知される。これ
により、制御装置7は、記憶素子に格納されているこの
鋼板高さ信号S1を読み出し、モータ5にモータ駆動信
号P4を与えて、そのアップダウンカウンタの計数値が
最初の鋼板高さ信号S1の示す値になるまで吹き落し装
置3を上昇させる。この場合、この実施例では鋼板Wの
先端部における大きな反り、波打ちに対処するため、上
述したように、最初の鋼板高さ信号S1が得られた時点
で吹き落し装置3を予め上昇させてあるので、吹き落し
装置3は実質的に昇降されることなくスクレーパ3cが
鋼板上面にちょうど接触した状態で位置されることにな
る。
【0024】次いで、鋼板Wがさらに 200mm移動
すると、パルス信号P2を計数するカウンタの計数値か
ら、上記最初の鋼板高さ信号S1の次の鋼板高さ信号S
2が得られたときから鋼板Wが間隔距離Lだけ移動した
ことが検知される。つまり、鋼板Wの鋼板高さ信号S2
サンプリング位置が吹き落し装置の位置に到達したこと
が検知されると、制御装置7では、記憶素子に格納され
ているこの鋼板高さ信号S2が読み出されるとともに、
図4の(a)に示すように、スクレーパ3c通過中の鋼
板部分に対応する情報である最初の鋼板高さ信号S1も
読み出される。
【0025】読み出されたこれらの鋼板高さ信号S1,
S2のうちの大きい値を示す信号を選び、この信号値と
スクレーパ3cの現在の高さ方向位置を示すアップダウ
ンカウンタの計数値とを比較する。比較の結果、偏差が
ある場合には、その偏差値の正負の符号から吹き落し装
置3を上昇させるか下降させるかを判断してから、モー
タ5を駆動してアップダウンカウンタの計数値が上記信
号値になるまで吹き落し装置3を移動させる。例えば、
図3に示すような、鋼板Wの先端部に反りがある場合に
は最初の鋼板高さ信号S1の値が次の信号S2の値より
も大きいので、この場合には最初の鋼板高さ信号S1に
従って制御が行われることにより、スクレーパ3cはこ
れを通過中の鋼板部分の最も高い部位にちょうど接触し
た状態で保持されることになる。
【0026】以後、同様の制御が行われる。つまり、図
4の(b)に示すような鋼板Wの先端部がスクレーパ3
cを通過した後の場合について説明すると、パルス信号
P2を計数するカウンタの計数値から、鋼板Wが最初の
鋼板高さ信号S1から数えて9番目の鋼板高さ信号S9
が得られたときから間隔距離Lだけ移動したことが検知
されると、記憶素子に格納されているこの鋼板高さ信号
S9が読み出されるとともに、同図に示すように、スク
レーパ3c通過中の鋼板部分に対応する情報である鋼板
高さ信号S2〜S8も読み出される。
【0027】読み出されたこれらの鋼板高さ信号S2〜
S9のうちの最大値を示す信号を選び、この信号値とス
クレーパ3cの現在の高さ方向位置を示すアップダウン
カウンタの計数値とを比較する。比較の結果、偏差があ
る場合には、モータ5にモータ駆動信号P4を与えて、
アップダウンカウンタの計数値が上記信号値になるまで
吹き落し装置3を移動させる。このような制御が各鋼板
高さ信号に対して順次繰り返されることにより、吹き落
し装置3のスクレーパ3cは、これを通過中の鋼板部分
の最も高い部位にちょうど接触した状態で保持されるこ
とになる。
【0028】以上の結果、吹き落し装置がショットブラ
ストされた鋼板の上面から所定間隔を保持するように、
上記実施例ではそのスクレーパが鋼板上面にちょうど接
触した状態になるように、鋼板に反り、波打ちが発生し
ている場合においても、この反り、波打ち形状に自動的
に追従して昇降制御される。これにより、吹き落し装置
の本体が鋼板の反り発生部分あるいは波打ち発生部分に
衝突して、吹き落し装置を傷つけたり、ショットブラス
トされた鋼板にひっかき疵をつけたりするといったこと
をなくすことができる。また、吹き落し装置の鋼板上面
に対する間隔寸法を鋼板との衝突を心配することなく最
適に設定することが可能となるので、吹き落し装置によ
るショット粒除去性を従来に比べより高めることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によるショ
ット粒吹き落し装置の昇降制御方法によれば、鋼板に反
り、波打ちが発生している場合でも、この反り、波打ち
形状に追従してショット粒吹き落し装置をショットブラ
ストされた鋼板の上面から所定間隔を保持して位置させ
ることができる。これにより、ショット粒吹き落し装置
と鋼板の反り発生部分あるいは波打ち発生部分との衝突
を防止できるので、ショット粒吹き落し装置を傷つけた
り、ショットブラストされた鋼板にひっかき疵をつけた
りするといったことをなくすことができる。さらに、シ
ョット粒吹き落し装置の鋼板上面に対する間隔寸法を鋼
板との衝突を心配することなく最適に設定し得ることか
ら、吹き落し装置によるショット粒除去性を従来に比べ
より高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による方法を実施するためのショット
粒吹き落し装置の昇降装置の一例を示す構成説明図であ
る。
【図2】図1に示す高さ検出器の斜視図である。
【図3】この発明による方法に係る、ショットブラスト
される鋼板における反り、波打ちの状態の説明図である
【図4】この発明による方法に係る、記憶素子に格納さ
れた鋼板高さ信号とスクレーパの箇所を通過中の鋼板部
分との対応関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ショットブラスト機  1a…コンベアテーブル 
 1b,1c…投射機 2…前面ローラテーブル  3…ショット粒吹き落し装
置  3b…エアノズル 3c…スクレーパ  4…巻き上げドラム  5…モー
タ  6…ワイヤロープ 7…制御装置  8…シンクロ発信器  9…パルス変
換器  10…高さ検出器 10a…投光器  10b…フォトトランジスタ  1
0c…受光器 11…リミットスイッチ  12…第1パルス発生器 
 13…第2パルス発生器 W…鋼板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ショットブラスト機の鋼板搬送テーブ
    ルに対して昇降可能に配設され、ショットブラスト後に
    鋼板面上に残ったショット粒を除去するショット粒吹き
    落し装置の昇降制御方法であって、前記吹き落し装置に
    対して鋼板搬入側位置に配設された高さ検出器によって
    、前記鋼板搬送テーブルにより搬送される鋼板に関する
    鋼板搬送テーブル上面から鋼板上面までの高さを検出し
    、これを所定の鋼板移動距離毎にサンプリングして鋼板
    高さ信号として記憶手段に順次格納する一方、鋼板の移
    動をトラッキングして前記鋼板高さ信号を得たときの鋼
    板の鋼板高さ信号サンプリング位置が前記吹き落し装置
    の位置に到達したときに先に格納された鋼板高さ信号を
    順次読み出し、この読み出された鋼板高さ信号に基づい
    てショット粒吹き落し装置を鋼板上面から所定間隔を保
    持するように昇降させることを特徴とするショット粒吹
    き落し装置の昇降制御方法。
JP1878291A 1991-02-12 1991-02-12 ショット粒吹き落し装置の昇降制御方法 Withdrawn JPH04256578A (ja)

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