JP2974111B2 - 物品移載方法 - Google Patents

物品移載方法

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JP2974111B2
JP2974111B2 JP5329413A JP32941393A JP2974111B2 JP 2974111 B2 JP2974111 B2 JP 2974111B2 JP 5329413 A JP5329413 A JP 5329413A JP 32941393 A JP32941393 A JP 32941393A JP 2974111 B2 JP2974111 B2 JP 2974111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を把持する物品把
持手段と、その物品把持手段を移動操作する移動操作手
段と、物品存在予定位置に存在する物品を物品供給位置
に移載すべく、前記物品把持手段及び前記移動操作手段
の作動を制御する作動用制御手段と、前記物品存在予定
位置を撮像する撮像手段とが設けられ、前記撮像手段の
撮像画像情報に基づいて、前記物品存在予定位置におけ
る移載対象物品の位置及び傾きを検出する検出用制御手
段が設けられ、前記作動用検出手段は、前記検出用制御
手段の検出情報に基づいて、前記物品把持手段が前記移
載対象物品に対する適正把持状態となるように、前記移
動操作手段を移動操作するように構成されている物品移
載装置及びその物品移載方法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる物品移載装置及びその物品移載方
は、物品存在予定位置に存在する物品の物品供給位置
への移載を自動化するためのものであり、従来では、撮
像手段にて物品存在予定位置を撮像して、その撮像画像
情報より移載対象物品の位置及び傾きを検出した後、そ
の検出情報に基づいて物品把持手段を移動操作して物品
存在予定位置に存在する物品を適正把持状態で把持する
ようにしていた。例えば、図3に示すように、パレット
1上に載置された物品Eを物品供給位置としてのコンベ
ア2上へと移載する場合には、パレット1上における物
品存在予定位置が予め設定されており、その物品存在予
定位置を撮像して(例えば、図中物品E1が存在する予
定の位置を物品存在予定位置として撮像して)、その撮
像画像情報より移載対象物品の位置及び傾きを検出して
いた。ちなみに、撮像画像情報より移載対象物品の位置
及び傾きを検出する検出方法としては、本出願人が既に
提案した特願平4−213866号,特願平5−131
72号,特願平5−13173号,特願平5−1436
2号,特願平5−32335号等に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
物品移載装置及びその物品移載方法では、物品存在予定
位置における移載対象物品の載置状態が良くない場合、
例えば移載対象物品を物品存在予定位置に搬送する際に
その移載対象物品の位置及び傾きが物品存在予定位置に
対し大きくずれてしまった場合等には、物品存在予定位
置を撮像した際の撮像画像情報より移載対象物品の位置
及び傾きを検出できないこととなり、その結果、その時
点で物品の移載作業が停止してしまうという問題があっ
た。このため、移載作業が中止する度に作業者が調整す
る必要があるため、作業能率が悪く、改善が望まれてい
た。
【0004】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、かかる物品移載装置において、
物品存在予定位置に対し大きくずれてしまった移載対象
物品を良好に移載することができるようにして、物品移
載作業の効率アップを図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の物品移載装置
びその物品移載方法は、物品を把持する物品把持手段
と、その物品把持手段を移動操作する移動操作手段と、
物品存在予定位置に存在する物品を物品供給位置に移載
すべく、前記物品把持手段及び前記移動操作手段の作動
を制御する作動用制御手段と、前記物品存在予定位置を
撮像する撮像手段とが設けられ、前記撮像手段の撮像画
像情報に基づいて、前記物品存在予定位置における移載
対象物品の位置及び傾きを検出する検出用制御手段が設
けられ、前記作動用制御手段が、前記検出用制御手段の
検出情報に基づいて、前記物品把持手段が前記移載対象
物品に対する適正把持状態となるように、前記移動操作
手段を移動操作するように構成されているものであっ
て、その第1特徴構成は、前記撮像手段が、その撮像位
置を変更調節自在にかつその撮像方向に沿う軸心周りに
回動自在に構成され、前記検出用制御手段が、前記撮像
画像情報より前記移載対象物品の位置及び傾きを確定で
きない場合には、前記撮像手段の撮像位置及び回動位置
を変更させて、撮像位置及び回動位置変更後の前記撮像
手段の撮像画像情報に基づいて前記移載対象物品の位置
及び傾きを検出する検出処理を実行するように構成され
ている点にある。第2特徴構成は、前記検出用制御手段
が、前記撮像画像情報内に、複数個の物品が存在する場
合には、予め設定された優先順位判別情報に基づいて、
前記撮像手段の撮像位置の変更方向を決定するように構
成されている点にある。第3特徴構成は、前記検出用
御手段が、前記撮像画像情報内に、前記移載対象物品が
存在しない場合には、前記撮像手段の撮像位置を設定幅
で設定方向へと順次変更させて、前記検出処理を実行す
るように構成されている点にある。第4特徴構成は、前
記撮像手段の被撮像面に対して、前記移載対象物品から
はみ出る長さを有するスリット光を投射する投光手段
が、前記撮像手段と一体に設けられ、前記検出用制御手
段が、前記撮像画像情報に基づいて、前記移載対象物品
上のスリット光に対応する領域を抽出して、前記移載対
象物品の位置及び傾きを検出するように構成されている
点にある。第5特徴構成は、前記撮像手段が、前記物品
把持手段と一体に設けられている点にある。
【0006】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、物品存在予定
位置を撮像した撮像画像情報より移載対象物品の位置及
び傾きを確定できない場合には、撮像手段の撮像位置
び回動位置を変更させて、撮像位置及び回動位置変更後
の撮像画像情報より移載対象物品の位置及び傾きを検出
する。つまり、移載対象物品の位置及び傾きを検出する
ことができる画像情報を得るまで、撮像手段の撮像位置
及び回動位置を変更する。第2特徴構成によれば、物品
存在予定位置を撮像した撮像画像情報内に、複数個の物
品が存在する場合には、予め設定された優先順位判別情
報に基づいて、それら複数個の物品における優先順位が
判別されるので、複数個の物品のうちどの物品が移載対
象物品であるかを判別することができる。そして、判別
した移載対象物品の方向へと撮像手段の撮像位置を変更
して、移載対象物品の位置及び傾きを検出する。第3特
徴構成によれば、撮像画像情報内に移載対象物品が存在
しない場合には、移載対象物品が見つかるまで、撮像手
段の撮像位置を設定幅で設定方向へと順次変更させる。
第4特徴構成によれば、撮像手段にて、投光手段により
移載対象物品の被撮像面に対し投射したスリット光が撮
像され、その撮像画像情報に基づいて、撮像画像上にお
ける移載対象物品の位置及び傾きが検出される。第5特
徴構成によれば、撮像手段が物品把持手段と一体に設け
られているので、撮像手段の移動に伴って、物品把持手
段が移動することとなる。
【0007】
【発明の効果】本発明の第1特徴構成によれば、移載対
象物品の位置及び傾きを検出することができる画像情報
を得るまで、撮像手段の撮像位置及び回動位置を変更す
るので、移載対象物品が物品存在予定位置に対し大きく
ずれてしまった場合においても、移載作業を行うことが
でき、よって、物品移載作業の効率アップを図ることが
できるに至った。第2特徴構成によれば、物品存在予定
位置を撮像した撮像画像情報内に複数個の物品が存在し
ていても、その複数個の物品のうちどの物品が移載対象
物品であるかを判別することができるので、移載対象物
品の位置及び傾きを的確に検出することができるに至っ
た。第3特徴構成によれば、撮像画像情報内に移載対象
物品が存在しない場合には、撮像手段の撮像位置を設定
幅で設定方向へと順次変更していくことにより、移載対
象物品を更に確実に検出することができる至った。第4
特徴構成によれば、撮像したスリット光の画像情報より
移載対象物品の位置及び傾きを検出することができるの
で、移載対象物品にテープ等を貼り付けなくても移載対
象物品の位置及び傾きを的確に検出することができるの
で、例えば物品にテープ等を貼り付ける手間が必要無
く、よって、全体として一層作業効率を改善することが
できるに至った。第5特徴構成によれば、撮像手段の移
動に伴って物品把持手段を移動させることができるの
で、撮像手段と物品把持手段とを別々に移動操作する必
要がなく、よって、全体として更に一層作業効率を改善
することができるに至った。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、所定位置にあるパレット1上
に段積みされた物品Eのうちの移載対象物品eを、物品
供給位置としてのコンベア2上に移載する物品移載装置
Vが設けられている。物品移載装置Vには、移載対象物
品eを把持する物品把持手段としての物品支持具7と、
その物品支持具7を移動操作する移動操作手段Sと、パ
レット1上の物品存在予定位置に存在する移載対象物品
eをコンベア2上に移載すべく、物品支持具7及び移動
操作手段Sの作動を制御する作動用制御手段8A、並び
に、物品存在予定位置における移載対象物品eの位置及
び傾きを検出する検出用制御手段8Bとして作用する
ントローラ8とが設けられている。
【0009】移動操作手段Sは、ベースフレーム3に対
して縦軸芯α回りに旋回自在に枢支された旋回フレーム
4と、その旋回フレーム4の上部に横軸芯φ1回りに揺
動自在に枢支された第1アーム5と、その第1アーム5
の先端部に横軸芯φ2回りに揺動自在に枢支された第2
アーム6と、その第2アーム6の先端部の物品支持具7
を縦軸芯β回りに回動させるアクチュエータ9とより構
成されている。従って、コントローラ8は、旋回フレー
ム4、第1アーム5、第2アーム6、及びアクチュエー
タ9を操作して、物品支持具7を移動操作する。尚、物
品支持具7は、第1アーム5及び第2アーム6の揺動に
関わらず常に水平に維持されるように構成されている。
【0010】図2に示すように、物品把持手段としての
物品支持具7は、移載対象物品eの上面を吸着支持する
複数の吸着パッド10と、吸着パッド10に吸着支持さ
れた移載対象物品eを挟持する挟持部11とを備えてい
る。そして、移載対象物品eの上方より投光する投光手
段としての投光部12が、前記物品存在予定位置を撮像
する撮像手段としての撮像部13と一体に設けられ、そ
の撮像部13が、物品支持具7と一体に設けられてい
る。従って、投光部12と撮像部13と物品支持具7
は、縦軸芯β回りで回動するように構成されている。
尚、撮像部13は、その中心が前記縦軸芯βと一致する
ように設けられているので、撮像部13の撮像画像の中
心位置は、物品支持具7を回動しても移動しないように
構成されている。
【0011】投光部12は、図4に示すように、撮像部
13の被撮像面に対して移載対象物品eからはみ出る長
さを有する直線スリット光L1,L2,L3を照射する
3個のレーザ12a,12b,12cにて構成されてい
る。そして、これら3本のスリット光夫々が投光状態と
非投光状態とに自在に切り換えられるように構成されて
いる。尚、スリット光L1,L3が撮像部13の画像の
y軸方向と一致し、且つ、スリット光L2が画像のx軸
方向と一致するように、投光部12及び撮像部13が一
体に設けられている。又、撮像部13の被撮像面は、後
述の如く矩形状をしており、撮像部13には赤色レーザ
波長を効率良く抽出するためのフィルタ(図示せず)が
取り付けられている。
【0012】コントローラ8には、図3に示すように、
物品移載装置Vとパレット1とコンベア2との位置関
係、パレット1上に載置される物品Eの配置パターン及
び段数が予め入力されている。パレット1上に載置され
る物品Eの配置パターンは、物品Eの大きさ等により変
化するが、各パターンには夫々パターンコードが定めら
れており、このパターンコードと物品Eの寸法(幅w,
奥行きd,高さh)と段数をコントローラ8に入力する
と、コントローラ8は、最上段の端の物品Eより予め定
められた順序で物品Eをコンベア2上に移載するように
構成されている。但し、最上段の物品Eの移載順は、物
品移載装置Vとパレット1とコンベア2との位置関係よ
り、図3に示す番号順(E1→E2→E3→E4………
→E8→E9)に決められている。つまり、最上段の物
品Eで、コンベア2に近い物品Eのうち物品移載装置V
側の物品Eを順次移載対象物品eとして移載するように
構成されている。
【0013】以下、パレット1上の移載対象物品eをコ
ンベア2上に移載する移載作業を、図9のフローチャー
トを用いて説明する。
【0014】先ず、コントローラ8は、物品支持具7を
移動させて、撮像部13の撮像位置を、前記移載順に対
応する前記移載対象物品eの存在する物品存在予定位置
へと変更する。そして、その物品存在予定位置における
撮像部13の撮像画像情報に基づいて、画像処理を実行
する。画像処理の結果、物品存在予定位置における移載
対象物品eの位置及び傾きを確定することができれば、
つまり後述の如く移載対象物品eの位置及び傾きを計算
することができれば、その位置及び傾きに基づいて物品
支持具7を移動操作して、移載対象物品eの移載を実行
する。
【0015】物品存在予定位置における画像処理の結
果、移載対象物品eの位置及び傾きを確定することがで
きない場合(位置及び傾きを計算することができない場
合)には、後述の移動検索処理1,2又は回動検索処理
1,2を実行する。移動検索処理1,2及び回動検索処
理1,2では、物品存在予定位置における画像処理の結
果(移載対象物品e上のスリット光の位置,基準点(後
述)の数等)に基づいて撮像部13の撮像位置及び回動
位置を変更(移動又は回動)させて、撮像位置変更後の
撮像部13の撮像画像情報に基づいて移載対象物品eの
位置及び傾きを検出する検出処理を実行する。従って、
移動検索処理1,2及び回動検索処理1,2の何れの検
索処理を実行するかは、物品存在予定位置における撮像
画像情報に基づいて決定される(詳細は後述)。尚、コ
ントローラ8は、前記移動検索処理1,2又は回動検索
処理1,2を、移載対象物品eの位置及び傾きが確定す
るまで繰り返し実行する。
【0016】図10のフローチャートにて、画像処理に
ついて説明する。
【0017】撮像部13は、先ず、物品存在予定位置に
おいて、投光部12が非投光状態にあるときの画像を撮
像すると、図5に示す画像Z0が得られる。この物品存
在予定位置での画像Z0には、図に示す如く、最上の段
の物品E(E1,E2,E4,E5)の画像が撮像され
ている。尚、図5は、物品E1が移載対象物品eである
場合を示している。次に、撮像部13は、投光部12が
スリット光L1,L2,L3を投光する投光状態にある
ときの画像を撮像すと、図6に示す画像Z1が得られ
る。そして、図6の画像Z1と図5の画像Z0とを減算
処理し、その減算処理された画像情報を設定しきい値に
て2値化処理を行うと、図7に示すような撮像画像上の
スリット光に対応する領域のみが抽出される。つまり、
この減算処理によって、画像上における物品Eの外形及
び物品E上の文字(又は模様)を消去することができ
る。
【0018】尚、コントローラ8は、パレット1上の物
品Eの段数及び物品Eの高さhに基づいて、上記撮像部
13及び投光部12と移載対象物品e(最上段の物品
E)との距離が一定となるように、物品支持具7を移動
操作しているので、撮像部13及び投光部12と移載対
象物品eとの距離が一定であれば、撮像画像におけるス
リット光L1,L2,L3の位置(規定の位置)は変化
しないこととなる。もし、撮像部13及び投光部12と
移載対象物品eとの距離が変わると、撮像画像における
スリット光L1,L2,L3の位置が、規定の位置に対
してずれることとなるので、スリット光L1,L2,L
3の位置が規定の位置にあるかどうかにより撮像部13
及び投光部12と移載対象物品eとの距離が正しいかど
うかを判断することができる。
【0019】次に、コントローラ8が、上記の如く抽出
した撮像画像上のスリット光に対応する領域のうち、最
上段の物品E(E1,E2,E4,E5)上のスリット
光の領域を抽出する抽出方法について説明する。前述の
如く物品E(移載対象物品e)と撮像手段13及び投光
手段12との距離が常に一定となるように構成されてい
るので、減算処理後2値化した画像図7における最上段
の物品E上のスリット光L1,L2,L3の位置は既知
となる。これに対し、撮像画像内における最上段の物品
E(E1,E2,E4,E5)上以外のスリット光は、
物品E上のスリット光に対し横方向のズレを生じる。こ
れは、投光手段12が、撮像手段13の撮像方向に対し
斜め方向より投射しているためである。従って、上記の
如く既知の位置のスリット光のみを抽出すれば、図7の
スリット光のうちT1,T2,T3を除いた領域が、最
上段の物品E(E1,E2,E4,E5)上のスリット
光として抽出される。尚、図7に示すように、上記抽出
された物品E(E1,E2,E4,E5)上のスリット
光において多数存在する隙間は、画像減算処理において
生じたものであり、スリット光と物品E上の文字との交
点又はスリット光と物品Eの外形との交点を示してい
る。
【0020】次に、コントローラ8は、上記の如く抽出
した最上段の物品E(E1,E2,E4,E5)上のス
リット光のうち移載対象物品e(E1)上のスリット光
の繋がった物品のない方側の端点を、下記のようにして
検出する。3本のスリット光の端点(図中●印)のう
ち、夫々のスリット光における座標値が最大及び最小の
位置の端点を抽出すると、端点P1,P2,P5,R
1,R2,R3(図中○印と□印)の計6点が抽出され
る。その抽出された6点のうち、コンベヤ2と物品移載
装置Vに近い端点の三個を抽出すると、端点P1,P
2,P5(図中○印)が検出される。つまり、この端点
P1,P2,P5が、移載対象物品e上のスリット光の
繋がった物品のない方側の端点(基準点)となる。
【0021】次に、コントローラ8は、上記端点P1,
P2,P5の位置座標と移載対象物品eの大きさとに基
づいて、移載対象物品e(E1)上のスリット光を、下
記のようにして検出する。端点P1,P5の座標を(X
1,Y1),(X5,Y5)とすると、この端点P1,
P5を通る辺は、下記数1に示す直線にて表される。
【数1】y=a(x−X1)+Y1 但し、a=(Y5−Y1)/(X5−X1)である。
又、端点P2(X2,Y2)を通る辺は、下記数2に示
す直線にて表される。
【数2】y=(1/a)×(X2−x)+Y2 上記数1,数2及び移載対象物品eの大きさ(幅w,奥
行きd)より、その他の2辺は、下記数3に示す直線に
て表される。
【数3】 y=a(x−X1)+Y1+d' y=(1/a)×(X2−x−w' )+Y2 但し、w' =w/(cos(a)),d' =d/(co
s(a))である。上記数3の2本の直線上にある端点
を、図の端点(図中●印)の中より選択すると、端点
P3,P4,P6(図中△印)が検出される。従って、
端点P1〜P6にて囲まれる領域のスリット光が、移載
対象物品e(E1)上のスリット光となる。
【0022】そして、コントローラ8は、移載対象物品
e上のスリット光の端点P1〜P6の位置座標に基づい
て、図8に示す撮像画像上における移載対象物品eの角
A,B,C,Dの位置座標を下記の如く算出する。移載
対象物品e上のスリット光の領域の端点P1〜P6の位
置座標を夫々(X1,Y1),(X2,Y2),(X
3,Y3),(X4,Y4),(X5,Y5),(X
6,Y6)とすると、移載対象物品eの傾きaを下記数
4にて算出する。
【数4】 そして、直線AB,DC,BC,ADを示す方程式夫々
を、下記数5の様に設定する。
【数5】 AB:y=(x−X1)+Y1 DC:y=(x−X3)+Y3 BC:y=(X2−x)/a+Y2 AD:y=(X4−x)/a+Y4
【0023】よって、上記数5の方程式より各直線の交
点を求めることにより、下記数6の如く、撮像画像上に
おける物品Eの角A,B,C,Dの位置座標を求める。
【数6】角A=((aY4−aY1+a2 X1+X4)
/(a2 +1),(a2 Y4+Y1+aX4−aX1)
/(a2 +1)) 角B=((aY2−aY1+a2 X1+X2)/(a2
+1),(a2 Y2+Y1+aX2−aX1)/(a2
+1)) 角C=((aY2−aY3+a2 X3+X2)/(a2
+1),(a2 Y2+Y3+aX2−aX3)/(a2
+1)) 角D=((aY4−aY3+a2 X3+X4)/(a2
+1),(a2 Y4+Y3+aX4−aX3)/(a2
+1))
【0024】更に、コントローラ8は、角A,B,C,
Dの位置座標に基づいて、撮像画像上における移載対象
物品eの中心点の座標を算出し、この中心点の座標の画
面の中心点に対するx軸方向及びy軸方向の位置ズレΔ
x,Δyを算出する。つまり、物品存在予定位置におけ
る移載対象物品eの位置は、画面の中心点に対するx軸
方向の位置ズレΔxとy軸方向の位置ズレΔyとにより
検出され、物品存在予定位置における移載対象物品eの
傾きは、前記数4にて検出されることとなる。尚、上記
Δx,Δyを算出する式は省略する。
【0025】次に、移動検索処理1,2及び回動検索処
理1,2について説明する。
【0026】前記基準点を一つも検出することができな
い場合、つまり最上段の物品E上にスリット光が無い場
合には、撮像画像情報内に移載対象物品eが存在しない
(存在を検出することができない)場合であると判断し
て、撮像部13の撮像位置を設定幅で設定方向へと順次
変更させる移動検索処理1を実行する。尚、基準点を一
つも検出することができない場合とは、図11の
(イ),(ロ)に示すように、移載対象物品e上にスリ
ット光L1,L2,L3がない場合である。
【0027】移動検索処理1では、撮像部13の撮像位
置を設定幅で設定方向へと順次変更させて、移載対象物
品eの検出を行う。具体的には、図12に示すように、
パレット1上のコーナ(コンベア2側で物品移載装置V
側)の撮像位置f1より、横方向(前記移載順の方向と
同様の方向)へ設定幅d(=物品Eの奥行き(但し、d
≦wの場合))で順次移動し、横方向への移動が終了す
ると、縦方向へ設定幅y1(=撮像部13の被撮像面の
縦の幅)移動させて、再度設定幅dの前記横方向への移
動を実行する。但し、前記横方向と画面のx方向とは一
致していること。そして、移動検索処理1では、パレッ
ト1上全域を移動し、各移動位置において画像処理を行
うこととなるが、画像処理の結果、基準点を検出するこ
とができれば、その時点で、移動検索処理1を終了す
る。図中、β1〜β6は、撮像部13の撮像画像の中心
位置を示しており、撮像部13の撮像位置の移動によ
り、撮像画像の中心位置は、β1→β2→β3→β4→
β5→β6と移動することとなる。尚、f3,f4は夫
々、撮像画像の中心位置がβ3,β4のときの撮像位置
を示している。
【0028】もしも、コントローラ8に入力されている
データと実際のパレット1上の物品Eのデータが違う場
合、コントローラ8は、パレット1上全域での前記移動
検索処理1を行った後、異常を報知する。つまり、例え
ば、パレット1上(又は、段積み物品Eの最上段)に物
品Eが2個しかないのに、3個取れという命令が送られ
てきた場合には、2個の物品Eの移載を行ったのち、移
動検索処理1(β1→……→β6の移動)を行い、その
結果、物品E(e)を見つけることが出来ないので、移
動検索処理1を停止して異常を報知する。尚、このとき
の移動検索処理1において、その前の2個の物品Eの存
在位置以外の場所に、撮像部13の撮像位置を移動させ
るようにして、作業の効率アップを図るようにしても良
い。
【0029】物品E上にスリット光が存在する(基準点
が有る)が、物品Eが複数個存在する場合には、次の如
く、予め設定された優先順位の判別情報に基づいて、存
在する物品Eの優先順位を決定して、撮像部13の撮像
位置の変更方向(移動方向)を決定するように構成され
ている。尚、物品Eが複数個存在するか否かは、最上段
の物品E上のスリット光として抽出された領域より判断
することができる。例えば図7の場合には、画像情報に
おける物品Eの大きさは既知であるため、最上段の物品
E上のスリット光として抽出された領域(P1−R1
間、P5−R3間、及びP2−R2間)に複数個(少な
くとも2個以上)の物品Eが存在することが判る。
【0030】存在する複数の物品Eにおける優先順位
は、画像情報における物品移載装置V及びコンベア2の
方向により、図13(イ)の〜に示すように、L1
〜L3のスリット光のうちどちらのスリット光の物品E
を優先するかが決まっている。従って、例えば図13
(ロ)に示すように物品Eが存在する場合には、(1)
→(2)→(3)→(4)と物品Eの優先順位が決定さ
れることとなる。又、例えば図14の如く、図13に対
し撮像部13が90度回転している場合には、撮像部1
3の撮像位置に対する物品移載装置V及びコンベア2の
方向が変わることとなり、その結果、スリット光の優先
順位は、図14の(イ)の〜に示す順となる。 従
って、例えば図14(ロ)に示すように物品Eが存在す
る場合には、(1)→(2)→(3)→(4)と物品E
の優先順位が決定されることとなる。
【0031】上記の如く物品Eの優先順位が決定する
と、その優先順位(1)に対応する物品Eが移載対象物
品eとなるが、そのときの画像情報において、基準点が
3点無い場合には、例えば図15(イ),(ロ)に示す
ように、移載対象物品eが撮像画像位置からどちらかに
ずれていることを示している。このように、基準点が3
点無い場合には、移動検索処理2を実行する。
【0032】移動検索処理2には、移載対象物品e上に
スリット光が2本有る場合と、1本しかない場合とがあ
る。移載対象物品e上にスリット光が2本有る場合とし
ては、例えば図15(イ)に示すように2本のスリット
光の交点が移載対象物品e上にある場合と、図15
(ロ)に示すように交点が移載対象物品e上にない場合
とが考えられる。図15(イ)のような場合には、図の
矢印方向に撮像部13の撮像位置を移動することによ
り、図15(ハ)に示す画像を得ることができる。図1
5(ロ)のような場合には、図の矢印方向に撮像部13
の撮像位置を移動することにより、図15(ハ)に示す
画像を得ることができる。
【0033】但し、図15(ロ)と同様に、物品E上
(移載対象物品e上とその他の物品E上)にスリット光
が2本有るが、交点が物品E上にない場合としては、図
16(イ)に示すように、2個の物品が存在する場合も
考えられる。この場合においても同様に矢印方向に撮像
部13の撮像位置を移動すると、図16(ロ)の画像が
得られるが、この画像情報より複数の物品Eが存在する
ことが判り、図13(イ)の優先順位により、更に矢印
方向に撮像部13の撮像位置を移動することにより、図
16(ハ)に示す画像を得ることができる。又、図17
(イ)に示すように、移載対象物品e上にスリット光が
2本有るが、交点が移載対象物品e上にない場合におい
ても、図15と同様の移動検索処理2を2回実行するこ
ととなる。つまり、この場合には、図17(イ)を矢印
方向に撮像部13の撮像位置を移動すると、図17
(ロ)に示す画像が得られ、更に矢印方向に撮像部13
の撮像位置を移動すると、図17(ハ)に示す画像を得
ることができる。
【0034】移載対象物品e上にスリット光が1本しか
ない場合としては、例えば図18(イ),(ロ)に示す
ような場合が考えられる。図18(イ)に示すような場
合には、図の矢印方向に撮像部13の撮像位置を移動す
ることにより、図15(ハ)に示すような画像を得るこ
とができるが、図18(ロ)に示すような場合には、先
ず矢印方向に撮像部13の撮像位置を移動して図15
(イ)に示すような画像を得た後、更に図15(イ)に
て述べたように移動して、図15(ハ)に示すような画
像を得ることができる。
【0035】以上のように、移動検索処理1及び2を実
行して、撮像部13の撮像位置を変更することにより、
基準点を3点得ることができることとなる。
【0036】基準点が3点あるにもかかわらず移載対象
物品eの位置及び傾きを検出することができない場合、
つまり移載対象物品eの大体の位置を推定することがで
きるものの確定するに至らない場合には、撮像部13を
撮像方向に沿う軸芯周りに設定角度回転させる下記回動
検索処理1又は回動検索処理2を実行する。
【0037】回動検索処理1は、基準点3点が一直線上
にある場合における処理で、図19(イ)に示すように
移載対象物品e上にスリット光の交点が2点ある場合
と、図19(ロ)に示すように移載対象物品e上に交点
が1点ある場合とがある。このような場合には、図19
(イ),(ロ)何れの場合においても、基準点3点を結
ぶ直線の傾き(つまり、移載対象物品eの回転角度)を
計算し、その角度だけ撮像部13を回動させる。これに
より、撮像部13の撮像情報を移載対象物品eの位置及
び傾きを検出することができる状態へと変更することが
できる。
【0038】回動検索処理2は、図20(イ)に示すよ
うに基準点3点が一直線上に無い場合における処理であ
る。このような場合には、撮像部13を予め設定された
角度だけ回転させる。これにより、撮像部13の撮像情
報を移載対象物品eの位置及び傾きを検出することがで
きる状態へと変更することができる。尚、この回転角度
は、移載対象物品eの幅wと奥行きdとの比(w/d)
により予め数段階の角度が設定されている。図20
(ロ)は、図20(イ)を45度回転させた場合を示し
ている。
【0039】回動検索処理1,2において、一度撮像部
13を回転させても移載対象物品eの位置及び傾きを検
出することができない場合には、更にその前後に小さい
角度(例えば5度)ずつ撮像部13を回転させる。但
し、回転角度の合計は90度以内となるように構成され
ており、その間に移載対象物品eの位置及び傾きを検出
することができない場合には、異常を報知する。
【0040】以上の移動検索処理1,2及び回動検索処
理1,2を実行して、撮像部13の撮像位置を変更する
ことにより、移載対象物品eの位置(画面の中心点に対
するx軸方向の位置ズレΔxとy軸方向の位置ズレΔ
y)及び傾きを確定することができる(物品位置確定)
と、その位置(Δx,Δy)に物品支持具7を移動する
と共に、移載対象物品eの傾きに合わせて物品支持具7
を回動させる。その状態で、物品支持具7を下降させ、
吸着パッド10と挟持部11を保持状態にして、物品E
を保持する。そして、移載対象物品eを保持したまま物
品支持具7をコンベア2に移動したのち、物品支持具7
を下降させ、吸着パッド10と挟持部11を保持解除状
態にする。もって、一回の移載作動が終了する。以上の
動作を移載の完了まで繰り返す。
【0041】〔別実施例〕 上記実施例では、移載対象物品eの上方より投光及
び撮像を行って、上方より見た移載対象物品eの位置及
び傾きを検出するように構成されているが、移載対象物
品eの側面より見た位置及び傾きを検出する必要がある
場合には、移載対象物品eの側面より投光及び撮像を行
って、側面より見た移載対象物品eの位置及び傾きを検
出するようにしても良い。 上記実施例では、投光手段が投光状態にあるときの
撮像画像と、投光手段が非投光状態にあるときの撮像画
像とに基づいて、移載対象物品eの位置及び傾きを検出
しているが、撮像部13の撮像画像情報に基づく移載対
象物品eの位置及び傾きの検出方法は種々変更すること
ができる。例えば、投光手段が投光状態にあるときの撮
像画像(図6)のみに基づいて移載対象物品eの位置及
び傾きを検出するようにしても良いし、投光手段が非投
光状態にあるときの撮像画像(図5)のみに基づいて移
載対象物品eの位置及び傾きを検出するようにしても良
い(例えば、本出願人が既に出願した特願平4−213
866号,特願平5−13172号,特願平5−131
73号,特願平5−14362号,特願平5−3233
5号を参照)。 上記実施例では、パレット1上の物品Eの段数及び
物品Eの高さhに基づいて、上記撮像部13及び投光部
12と最上段の物品Eとの距離が一定となるように、物
品支持具7を移動操作しているが、物品支持具7に距離
センサを設けて、撮像部13及び投光部12と最上段の
物品Eとの距離を測定するようにしても良い。 上記実施例では、撮像部13が物品支持具7と一体
に設けられているが、別々に設けるようにしても良い。
つまり、撮像部13を移動させて移載対象物品eの位置
及び傾きを検出したのち、その検出した位置及び傾きに
基づいて物品支持具7を移動させて、移載対象物品eを
移載するようにしても良い。 上記実施例におけるスリット光の数は3本である
が、3本限定されるものではない。 上記実施例の移動検索処理1では、図13に示すよ
うに、撮像画像の中心位置が、β1→β2→β3→β4
→β5→β6と移動するように撮像部13を移動させて
いるが、例えばβ1→β2→β3→β6→β5→β4と
いうように、その移動順は種々変更することができる。 上記実施例では、最上段の物品Eの移載順は、物品
移載装置Vとパレット1とコンベア2との位置関係よ
り、図3に示す番号順(E1→E2→E3→E4………
→E8→E9)に決められているが、この移載順は種々
変更することができる。例えば、E1→E2→E3→E
6→E9→E8→E7→E4→E5というように、周囲
より移載するようにしても良い。尚、移載順の変更に伴
い、基準点の検出方法と撮像画像中の物品Eの優先順位
を、移載位置(物品存在予定位置)により変更するよう
にしても良い。 上記実施例の移載装置は、パレット1上の物品Eを
コンベア2上へと移載するように構成されているが、例
えばコンベアにて搬送されてきた物品Eをパレット上へ
と移載する場合等、その構成は種々変更することができ
る。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品移載装置の側面図
【図2】物品支持具の要部側面図
【図3】物品移載装置とコンベアとパレットの位置関係
を示す平面図
【図4】スリット光の投射状態を示す斜視図
【図5】画像処理の説明図
【図6】画像処理の説明図
【図7】画像処理の説明図
【図8】画像処理の説明図
【図9】制御作動のフローチャート
【図10】画像処理のフローチャート
【図11】物品上にスリット光が無い場合における検索
処理の説明図
【図12】物品上にスリット光が無い場合における検索
処理の説明図
【図13】複数個の物品が存在する場合における検索処
理の説明図
【図14】複数個の物品が存在する場合における検索処
理の説明図
【図15】物品上にスリット光が2本ある場合における
検索処理の説明図
【図16】物品上にスリット光が2本ある場合における
検索処理の説明図
【図17】物品上にスリット光が2本ある場合における
検索処理の説明図
【図18】物品上にスリット光が1本ある場合における
検索処理の説明図
【図19】物品上にスリット光が3本ある場合における
検索処理の説明図
【図20】物品上にスリット光が3本ある場合における
検索処理の説明図
【符号の説明】
7 物品把持手段 8 制御手段 12 投光手段 13 撮像手段 e 移載対象物品 L1,L2,L3 スリット光 S 移動操作手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 61/00 B25J 13/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を把持する物品把持手段(7)と、
    その物品把持手段(7)を移動操作する移動操作手段
    (S)と、物品存在予定位置に存在する物品を物品供給
    位置に移載すべく、前記物品把持手段(7)及び前記移
    動操作手段(S)の作動を制御する作動用制御手段(8
    A)と、前記物品存在予定位置を撮像する撮像手段(1
    3)とが設けられ、 前記撮像手段(13)の撮像画像情報に基づいて、前記
    物品存在予定位置における移載対象物品(e)の位置及
    び傾きを検出する検出用制御手段(8B)が設けられ、 前記作動用制御手段(8A)は、前記検出用制御手段
    (8B)の検出情報に基づいて、前記物品把持手段
    (7)が前記移載対象物品(e)に対する適正把持状態
    となるように、前記移動操作手段(S)を移動操作する
    ように構成されている物品移載方法であって、 前記撮像手段(13)が、その撮像位置を変更調節自在
    にかつその撮像方向に沿う軸心周りに回動自在に構成さ
    れ、 前記検出用制御手段(8B)は、 前記撮像画像情報より前記移載対象物品(e)の位置及
    び傾きを確定できない場合には、前記撮像手段(13)
    の撮像位置及び回動位置を変更させて、撮像位置及び移
    動位置変更後の前記撮像手段(13)の撮像画像情報に
    基づいて前記移動対象物品(e)の位置及び傾きを検出
    する検出処理を実行するように構成されている物品移載
    方法
  2. 【請求項2】 前記検出用制御手段(8B)は、 前記撮像画像情報内に、複数個の物品が存在する場合に
    は、予め設定された優先順位判別情報に基づいて、前記
    撮像手段(13)の撮像位置の変更方向を決定するよう
    に構成されている請求項1記載の物品移載方法
  3. 【請求項3】 前記検出用制御手段(8B)は、 前記撮像画像情報内に、前記移載対象物品(e)が存在
    しない場合には、前記撮像手段(13)の撮像位置を設
    定幅で設定方向へと順次変更させて、前記検出処理を実
    行するように構成されている請求項1又は2記載の物品
    移載方法
  4. 【請求項4】 前記撮像手段(13)の被撮像面に対し
    て、前記移載対象物品(e)からはみ出る長さを有する
    スリット光(L1,L2,L3)を投射する投光手段
    (12)が、前記撮像手段(13)と一体に設けられ、 前記検出用制御手段(8B)は、 前記撮像画像情報に基づいて、前記移載対象物品(e)
    上のスリット光に対応する領域を抽出して、前記移載対
    象物品(e)の位置及び傾きを検出するように構成され
    ている請求項1,2又は3記載の物品移載方法
  5. 【請求項5】 前記撮像手段(13)が、前記物品把持
    手段(7)と一体に設けられている請求項1,2,3又
    は4記載の物品移載方法
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