JPH0425646A - 差動制限装置 - Google Patents

差動制限装置

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JPH0425646A
JPH0425646A JP12890590A JP12890590A JPH0425646A JP H0425646 A JPH0425646 A JP H0425646A JP 12890590 A JP12890590 A JP 12890590A JP 12890590 A JP12890590 A JP 12890590A JP H0425646 A JPH0425646 A JP H0425646A
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fluid chamber
viscous fluid
viscous
pressure
differential
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JP12890590A
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Makoto Inoue
誠 井上
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、差動制限装置、例えば四輪駆動車のセンター
ディファレンシャルの前後輪駆動軸の回転速度差を制限
する差動制限装置、または、ファイナルディファレンシ
ャルの左右駆動軸の回転速度差を制限する差動制限装置
に関する。
(従来の技術) 従来の差動制限装置としては、例えば、第6図に示すよ
うなものがある。第6図において、1はセンターディフ
ァレンシャルであり、センターディファレンシャル1は
トランスミッションからの動力が伝わるドライブギヤ2
をボルトにより固定したディファレンシ中ルケース(以
下、デフ・ケースという)4と、デフ・ケース4と同一
の回転軸線(以下、単に軸線という)Aを有し、前後(
図の左右)方向にそれぞれ離隔して配置した前輪駆動軸
に連結する前輪用サイドギヤ6および後輪駆動軸に連結
する後輪用サイドギヤ7と、を備えている。デフ・ケー
ス4の軸線A方向の中央にはドライブギヤ2の回転面と
平行にピニオンシャフト8が固定され、ピニオンシャフ
ト8の先端には前輪用サイドギヤ6および後輪用サイド
ギヤ7に噛み合うピニオンギヤ9が設けられている。
11はビスカスカップリングであり、ビスカスカップリ
ング11はデフ・ケース4の内側4aと前輪用サイドギ
ヤ6のハブ部6aの外周部分6bとからなる、固定した
画壁により区画され、高粘度の粘性流体であるオイル1
2を収納する環状の粘性流体室13を有している。粘性
流体室13内にはデフ・ケース4の内側4aに軸線A方
向に等間隔に配置されるとともにデフ・ケース4と一体
的に回転できる複数のアウタプレート15と、アウタプ
レート15と交互に配置され、ハブ部6aの外周部分6
bに軸線A方向に摺動するとともにハブ部6aと一体的
に回転する複数のインナプレート16とが設けられてい
る。
前後輪の駆動軸がぬかるみ等で空転し、前輪駆動軸と後
輪駆動軸とに回転速度差ΔN、すなわち、ディファレン
シャルに差動が発生すると、デフ・ケース4と前輪用サ
イドギヤ6のハブ部6aとに回転速度差ΔNが生じ、粘
性流体室13内のアウタプレート15とインナプレート
16とに回転速度差を生じて、オイル12に粘性せん断
抵抗が発生して回転速度差に応じた回転力、いわゆるビ
スカストルクTが低回転駆動軸に伝えられる。例えば、
後輪駆動軸が空転すると、ビスカストルクTがデフ・ケ
ース4から低回転駆動軸である前輪用サイドギヤ6に伝
達される。アウタプレート15とインナプレー目6との
回転速度差ΔNが小さいときは、デフ・ケース4から前
輪用サイドギヤ6への回転力Tは殆ど伝達しない。すな
わち、センターディファレンシャル22の差動を制限し
て走破性を高めるようになされている(実開昭63−1
34823号参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述の差動の制限状態で回転速度差ΔN
が一定時間以上継続すると、いわゆるハンプ現象が生ず
る。すなわち、回転速度差ΔNが一定時間以上継続する
と、オイル12の温度が第7図に示すように急激に上昇
し、オイル12が膨脹して粘性流体室13内のオイル1
2に混入した空気を押しつぶして、粘性流体室13内の
圧力が第8図に示すように急上昇する。このため、イン
ナプレート16が軸線A方向に動き、アウタプレー目5
に圧着してデフ・ケース4から前輪用サイドギヤ6に、
第9図に示すように急激に高いトルクが伝達ねり、高い
伝達トルクが発生する。いわゆる、第10図に示すハン
プ現象が起こる。このインナプレート16とアウタプレ
ート15との圧着によりオイル12は静状態となり温度
が急速に低下し、圧力が低下し、高トルクが解除される
。このように、ビスカスカップリング11はビスカスト
ルクTによるトルク伝達が不安定になることがあるとい
う問題点がある。
そこで、本発明は、ビスカスカップリングの粘性流体室
の容積を好適に可変することにより、粘性流体の温度上
昇や粘性流体室内の圧力上昇等の変動を小さくして、ビ
スカストルクによる伝達トルクが安定化できる差動制限
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明による差動制限装置は、ビスカスカップリングを
備えた差動制限装置において、前記ビスカスカップリン
グの粘性流体室の画壁の一部を可動壁とし、かつ粘性流
体室の容積を縮小する方向に前記可動壁を付勢する付勢
手段を設けたことを特徴としている。
(作用) 本発明の差動制限装置は、粘性流体室の画壁の一部を可
動壁とし、可動壁を付勢する付勢手段を設けているので
、付勢手段の好適に調整した付勢力により、可動壁を粘
性流体室の容積を縮小する方向に付勢し、オイルの温度
が急激に上昇して、オイルが膨脹し、粘性流体室内の圧
力が急速に上昇しようとすると、可動壁が付勢力に抗し
て粘性流体室の容積を拡大するように移動して、粘性流
体室の圧力の急速な上昇を抑制し、好適な圧力に保持し
てビスカストルクを安定にし伝達トルクを安定にする。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1〜3図は本発明に係る差動制限装置の第1実施例を
示す図である。
まず、構成について説明する。第1図において、21は
差動制限装置であり、差動制限装置21はセンターディ
ファレンシャル22に適用した場合である。
センターディファレンシャル22は、トランスミッショ
ンからの動力が伝わるドライブギヤ23をボルトにより
固定し軸線Aを中心に回転できるディファレンシャルケ
ース(以下、単にデフ・ケースという)24を有してい
る。デフ・ケース24内にはデフ・ケース24と同一の
軸線Aを有し、前後輪軸方向にそれぞれ離隔して配置さ
れ、前輪駆動軸に連結する前輪用サイドギヤ26と、後
輪駆動軸に連結する後輪用サイドギヤ27とが設けられ
ている。デフ・ケース24の軸線A方向中央にはドライ
ブギヤ23の回転面と平行にピニオンシャフト28が固
定され、ビニオンシャフト28の先端には前輪用サイド
ギヤ26および後輪用サイドギヤ27に噛み合うピニオ
ンギヤ29が設けられている。
差動制限装置21はビスカスカップリング31を備えて
おり、ビスカスカップリング31は一方の画壁であるデ
フ・ケース24の内側壁24aと、他方の画壁である前
輪用サイドギヤ26のハブ部26aの外周部分26bと
により区画され、高粘度の粘性流体部材であるシリコン
33を収納する粘性流体室35を有している。粘性流体
室35の軸線A方向でビニオンシャフト28に近い側の
画壁は軸線A方向に可動な可動壁36であり、前輪用サ
イドギヤ26のハブ部26aの外周部分26bと一体的
に形成されている。可動壁36とデフ・ケース24との
間には皿バネ37が設けられ、皿バネ37は可動壁36
を粘性流体室35の容積を縮小する方向すなわち、ピニ
オンシャフト28から離れる方向に可動壁36を付勢し
ている。粘性流体室35内には、第6図に示す従来技術
と同様に、デフ・ケース24の内側壁24aに取付けら
れたアウタプレート38と、前輪用サイドギヤ26の外
周部分26bに取付けられたインナプレート39とが設
けられ、アウタプレート38とインナプレート39との
回転速度差ΔNに応じた回転力Tがデフ・ケース24ま
たは前輪用サイドギヤ26から低回転駆動軸に伝達する
ようになされている。40はシールリングである。
次に、作用について説明する。
本発明の差動制限装置は、粘性流体室35の画壁の一部
を可動壁36とし、可動壁36を粘性流体室35の容積
を縮小する方向に好適の付勢力により付勢する皿バネ3
7を設けているので、デフ・ケース24と前輪用サイド
ギヤ26との回転速度差ΔNが生ずると、シリコン33
にせん断抵抗が発生して回転速度差ΔNに応じた回転力
Tが低回転駆動軸に、例えば、デフ・ケース24から前
輪用サイドギヤ26に伝達される。デフ・ケース24と
前輪用サイドギヤ26との回転速度差ΔNが成る一定時
間継続すると、シリコン33の温度が急激に上昇してシ
リコン33が膨張し、粘性流室35内の圧力が上昇しよ
うとするが、この圧力が成る圧力以上になると、粘性流
体室35の可動壁36は皿バネ37の付勢力に抗って粘
性流体室35の容積を拡大する方向に移動し、この圧力
の急激な上昇を抑制する。このため、粘性流体室35の
空気は押しつぶされることなく、粘性流体室35内は安
定したシリコン33の状態をさらに維持する。すなわち
、粘性流体室35内の圧力の上昇は第2図に示すように
殆どない。したがって、デフ・ケース24と前輪用サイ
ドギヤ26との回転速度差ΔNによるビスカストルクの
伝達は、第3図に示すように、さらに延長され、安定し
た状態が保持される。
次に、本発明の第2実施例につき説明する。
第4図は本発明の第2実施例の差動制限装置41を示す
図であり、第1実施例と同じ構成には同じ符号をつける
第2実施例の差動制限装置41においては、粘性流体室
35の可動壁36を、軸線A方向ピニオンシャフト28
より遠い側の画壁とした場合である。これ以外は、第1
実施例と同じである。
次に、本発明の第3実施例につき説明する。
第5図は本発明の第3実施例の差動制限装置51を示す
図であり、第1実施例と同じ構成には同じ符号をつける
第3禽施例の差動制限装置51においては、粘性流体室
35のインナプレート39を取付けた前輪用サイドギヤ
26の外周部分26bと、前輪用サイドギヤ26のハブ
部26aとが軸線A方向に摺動可能で、外周部分26b
がハブ部26aと一体的に回転するスプライン結合とし
た場合である。
(効果) 以上説明したように、本発明によれば、ビスカスカップ
リングの粘性流体室の容積を好適に可変にすることによ
り、粘性流体の温度上昇や粘性流捧呈内の圧力上昇等の
変動を小さくして、ビスカストルクによる伝達トルクが
安定化できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明に係る差動制限装置の第1実施例を
示す図であり、第1図はセンターディファレンシャルに
適用したその断面図、第2図はその粘性流体室内の圧力
の時間的変化を示すグラフ、第3図はその伝達トルクの
時間的変化を示すグラフである。第4図は本発明に係る
第2実施例を示す断面図である。第5図は本発明に係る
第3実施例を示す断面図である。第6〜10図は従来の
差動制限装置を示す図であり、第6図はその一部断面を
含む正面図、第7〜10図はそれぞれその粘性流体室内
の温度、圧力、伝達トルクおよびハンプ現象発生時の伝
達トルクの時間的変化を示すグラフである。 21.41.51・・・・・・差動制限装置、31・・
・・・・ビスカスカップリング、35・・・・・・粘性
流体室、 36・・・・・・可動壁、 37・・・・・・皿バネ。 特 許 出 願 人 日産自動車株式会社 代 理 人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ビスカスカップリングを備えた差動制限装置において
    、前記ビスカスカップリングの粘性流体室の画壁の一部
    を可動壁とし、かつ粘性流体室の容積を縮小する方向に
    前記可動壁を付勢する付勢手段を設けたことを特徴とす
    る差動制限装置。
JP2128905A 1990-05-18 1990-05-18 差動制限装置 Expired - Lifetime JP2505615B2 (ja)

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JPH0425646A true JPH0425646A (ja) 1992-01-29
JP2505615B2 JP2505615B2 (ja) 1996-06-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962546B1 (en) 2002-08-09 2005-11-08 Torque Traction Technologies, Inc. Limited slip differential using fluid coupling
US10137476B2 (en) 2009-02-05 2018-11-27 Basf Coatings Gmbh Coating agent for corrosion-resistant coatings

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62374A (ja) * 1985-06-25 1987-01-06 山崎 仁 ゴルフスイング練習器

Patent Citations (1)

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US10137476B2 (en) 2009-02-05 2018-11-27 Basf Coatings Gmbh Coating agent for corrosion-resistant coatings

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JP2505615B2 (ja) 1996-06-12

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