JP2982120B2 - 差回転数依存自動カップリング - Google Patents

差回転数依存自動カップリング

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに支承されて
共通の長手軸の周りを相互に回転可能な2つの部品を含
み、2つの部品の相対回転時にこれらの部品の間に差動
制限作用を生成するために、高粘性流体を充填した環状
空間を両方の部品で形成するようにした自動カップリン
グに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカップリングがビスカスカップ
リングとして英国特許公報第1 357 106 号により公知で
あり、差動装置と組合せて又は単独で配置して自動車の
動力伝達系のなかで使用される。最初に指摘した使用法
の場合カップリングは車軸デファレンシャルに、又はセ
ンタデファレンシャル内に、差回転数依存差動制限作用
を生成する。第2の使用法ではカップリングは、第2駆
動車軸用、一般に常時前輪駆動自動車の後車軸用、の差
回転数依存接続クラッチの機能においていわゆるビスカ
ストランスミッションとして役立つ。
【0003】更に、前記種類のカップリングがドイツ特
許公報第37 25 103 号により公知であり、そこではビス
カスカップリングのカップリングプレートが高粘性流体
のなかを回転し、やはり高粘性流体中を回転するウォー
ムが、相対回転時にカップリングプレートの領域で流体
の充填率を介して差動制限作用を低減することになって
いる。
【0004】更にドイツ特許公報第37 43 434 号により
圧媒操作式摩擦クラッチとビスカスカップリングとの組
合せが公知であり、摩擦クラッチが負荷されているとき
このビスカスカップリングはハウジングとハブとの間で
力束中に接続され、摩擦クラッチが弛緩しているとき前
記部品は相互に自由に回転する。
【0005】最後に、ドイツ公開特許公報第43 43 307
号によりビスカス・ロック・カップリングが公知であ
り、そこでは室内の高粘性流体は、高粘性流体中の剪断
過程の結果、この室を限定するピストンが移動されて、
通常の多板クラッチを閉方向に負荷するように、圧力を
高める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既に
僅かな回転数差のときでもビスカスカップリングとして
ごく僅かな応答時間で公知の差動制限作用を一緒に構成
し、回転数差が大きくなると、従って牽引需要が高まる
と差動制限作用を強化するように構成された、冒頭に指
摘した種類のカップリングを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、本発明
に依れば、環状ピストンが、環状空間内に配置されてい
て、この環状空間を軸方向で2つの室に仕切り、この環
状ピストンが、連行要素を介して相対回転不能に、且つ
環状空間内で軸方向に摺動可能に一方の部品に結合され
ており、この環状ピストンが、円筒形外表面を他方の部
品の相手面に密に当接させており、長手軸を基準に螺旋
状に延びる少なくとも1つの剪断通路が、円筒形外表面
と相手面との間に形成されており、環状ピストンによっ
て分離された両方の室をこの剪断通路が相互に連絡し、
環状空間の端面が、他方の部品によって形成され、環状
ピストンが、その端面を環状空間の端面で少なくとも間
接的に支えられて制動力を生成するように成したことに
よって解決される。
【0008】カップリングのこの構造から認めることが
できるように、このカップリングは環状ピストンが中央
位置のとき構造及び機能の点でビスカスカップリングに
一致しており、一方の室内の止め位置のとき構造及び機
能の点で摩擦クラッチとなる一方、他方の室内では更に
可変特性のビスカスカップリングとして現れ、両者がそ
れらの作用を加算させて発揮する。
【0009】そのことから3つの本質的特性曲線部分が
得られ、これらの特性曲線部分は以下の如くに好適に適
合して3つの運転状態をカバーする。
【0010】(1)僅かな回転数差。さしあたり僅かな
差動制限トルクを有するビスカスカップリング特性によ
って専ら決定される:タイトコーナリング(tight corne
ring)に好適;動力伝達系中のワインドアップ(wind-u
p)を防止する。
【0011】(2)高い回転数差。適度に上昇する高め
られた差動制限トルクを有するビスカスカップリング特
性によって専ら決定される:通常の走行運転に好適。車
両操縦に否定的影響を持たない。
【0012】(3)大きな回転数差。摩擦クラッチ特
性、つまり車輪スリップ時の始動補助手段としての累進
的に上昇する差動制限トルク、によって主に決定され
る。
【0013】相互に回転可能な両方の部品の間に相対回
転数があるとき剪断通路内で流体剪断が起き、これによ
り流体が一方の室から他方の室へと送られて、環状空間
内でピストンを軸方向に摺動させる。
【0014】環状ピストンが環状空間内で中間位置にあ
るときカップリングは差動制限作用と、ビスカスカップ
リングの有利な振動減衰作用とを有する。所定の高い回
転数差のときこのカップリングは、付加的に、機械的摩
擦クラッチとして働く。回転するだけのシールがハウジ
ングとハブとの間に存在し、軸方向でも摺動可能なシー
ルが存在しないことは、特に有利である。
【0015】好ましい1実施態様では、軸方向で有効な
ばね手段が環状ピストンと一方の部品との間に配置され
ており、これらのばね手段が環状空間内で環状ピストン
を軸方向で調心し、且つ所定の高い回転数差においては
じめて、再現可能な応答時間で、摩擦クラッチとしての
働きを解放する。
【0016】環状空間内でのピストンの調心によって両
方の相対回転方向における応答挙動が常に同じとなり、
先行する差動制限過程に依存するのではないことが、こ
れによって確保される。環状ピストンが元に戻される
と、螺旋状剪断通路を介して圧力補償が起きる。
【0017】このようなばね手段を省く場合、周方向を
基準に高い勾配を有する多数の剪断通路によって同様の
作用は達成することができる。その場合、摩擦クラッチ
を閉じるのに十分なピストン圧力を構成するために高い
回転数差が必要である。
【0018】第1構成によれば、環状ピストンの端面
が、及び/又は環状空間の端面が、摩擦ライニングを備
えており且つ互いに直接に当接することができる。他の
1構成によれば、環状ピストンの端面と環状空間の端面
との間にインナプレートとアウタプレートとのセットが
それぞれ配置されており、これらのプレートが、相互に
回転可能な部品の一方及び他方に交互に相対回転不能
に、軸方向で摺動可能に結合されており且つ互いに直接
に当接することができる。
【0019】両方の室内の摩擦ライニングの構成の違い
によって、又は両方の室内のカップリングプレートの数
の違いによって、ハウジングとハブとの間の相対回転方
向に依存して、異なる特性を調整することができる。
【0020】好ましい1構成では、環状ピストンの端面
にその都度直接に当接するインナプレート又はアウタプ
レートが、相互に回転可能な部品のうち環状ピストンと
同じ部品に相対回転不能に結合されている。環状ピスト
ンの環状面の摩耗はこうして排除される。他の1構成で
は、連行要素が、一方の回転可能部品の縦スプラインと
環状ピストンの相手スプラインとからなり、両者が隙間
嵌めで互いに噛み合う。環状ピストンの円筒形外表面と
ハウジングの相手面との間に摩擦がなく又摩耗がないこ
とは、このことで確保される。こうしてピストンは、場
合によっては相手面を形成する部材は、プラスチックか
ら作製することができる。
【0021】好ましい実施態様では、連行要素が、一方
の回転可能部品の縦スプラインと環状ピストンの相手ス
プラインとからなり、両者が隙間嵌めで互いに噛み合
う。その場合縦スプラインは同時にインナプレートの相
手スプラインと協動し、他方の回転可能部品の外被部の
当該縦スプラインはアウタプレートの相手スプラインと
協動することができる。
【0022】小さな直径のシールを得るために、好まし
くは、ハブが一方の回転可能部品を形成し、この部品に
環状ピストンが結合されており、円胴状ハウジングが他
方の回転可能部品を形成し、この部品が環状空間の端面
を形成する。
【0023】第1展開では、長手軸を基準に螺旋状に延
びる剪断通路を環状ピストンに溝として設けておくこと
ができる。第2展開では、長手軸を基準に螺旋状に延び
る剪断通路をハウジングの内面に溝として設けておくこ
とができる。その場合、他方の回転可能部品の相手面、
つまり特にハウジングの相手面が、別途嵌め込まれるス
リーブに形成されていると、特に好ましい。こうして、
基本部材を変更することなく、幅、深さ及び勾配の点で
さまざまな溝形状を単純なスリーブ交換によって実現す
ることができる。
【0024】好ましい構成では、摺動可能な補償ピスト
ンで閉鎖される少なくとも1つの補償空間が環状ピスト
ン内に形成されている。このような補償空間の必要性
は、両方の室内の100 %充填との条件に関連して粘性流
体の温度依存性から生じる。基本的にハウジング部品内
に配置しておくこともできる補償空間は、周囲温度のと
き大気圧に比べて負圧となることもある気体媒体が充填
されている。その場合、補償ピストン用支持ばねを設け
ることができる。
【0025】第1、第2動作範囲におけるカップリング
の性質は、使用する流体の粘度とカップリングプレート
の数及び大きさとによって決定される。ビスカスカップ
リングの特性からビスカスカップリングと摩擦クラッチ
との組合せ特性への移行は、特に環状ピストンを調心す
るばね手段と協動して、剪断通路の数と少なくとも1つ
の剪断通路の勾配とによって決定される。最後に第3動
作範囲におけるクラッチの性質は、既に指摘した影響量
と摩擦ライニング若しくはカップリングプレートの摩擦
板と補償空間の性質とによって決定される。
【0026】
【実施例】本発明の好ましい実施例が図面に示してあ
り、以下に詳しく説明されている。
【0027】図1に示す装置は実質的にハブ11と円胴
状ハウジング12とからなり、これらが互いに環状空間
13を形成し、この環状空間のなかに環状ピストン14
が配置されている。ハブ11は軸に結合するための内ス
プライン15を有し、相互に回転可能な2つの部品の第
1部品を形成する。ハウジング部品12は2つの蓋部品
16、17と1つの円筒外被18とから溶接して組立て
られており、相互に回転可能な2つの部品の第2部品を
形成する。蓋部品16、17は環状空間13の端面2
0、21を内側で形成し、円筒外被18は環状ピストン
14用の円筒形相手面19を内側で形成する。蓋部品1
7は、相互に回転可能な両方の部品の他方の部品12を
駆動するための周面スプライン22を備えている。蓋部
品16に設けられた穴23は玉24で閉鎖されており、
環状空間に高粘性流体を充填するのに役立つ。ハブ11
が更に外スプライン25を有し、この外スプラインは軸
方向摺動性を有して相対回転不能に環状ピストン14の
内スプライン26と協動する。更にハブ11が鍔部27
を有し、この鍔部で皿ばね28、29が支えられ、これ
らの皿ばねが環状空間13内で環状ピストン14を軸方
向で調心する。環状ピストン14は、皿ばね28、29
用保持手段として止め輪30と内フランジ31とを有
し、この内フランジに内スプライン26も形成されてい
る。
【0028】環状ピストン14が環状空間13を2つの室
32、33に仕切り、これらの室は、専ら、環状ピスト
ン14の円筒形外表面34に螺旋状に設けられる溝35
を介して互いに連通しており、この溝は相手面19によ
って外側から密閉されている。ピストン14の半径方向
端面36、37は、異なる環状面を有する摩擦ライニン
グ38、39で覆われている。環状ピストン14内にあ
る補償空間41は軸方向に摺動可能な補償ピストン42
で密封されている。
【0029】両方の回転可能部品11、12は環状シー
ル45、46を介して相互に密封されている。同様に、
環状ピストン14は鍔部27に対してシール47によっ
て密封されている。最後に、補償ピストン42は環状ピ
ストン14に対して密封するための環状シール48、4
9を有する。
【0030】回転可能部品11、12の第1部品と第2
部品との間で回転数が等しいとき環状ピストン14は環
状空間13の内部で軸方向で調心される。室32、33
の間で皿ばね28、29が作用することによって、溝3
5を介して圧力補償を行うことができる。相互に回転可
能な部品11、12の間に相対回転が生じると、室3
2、33の内部で各端面の間で、通常のビスカスカップ
リング内と同様に流体剪断が起きる。更に、溝底の相互
に移動する面と環状空間13を閉鎖する内壁との間での
流体剪断の結果、溝35内で流体送りが起きる。室3
2、33の一方内での、他方の室内のばねのばね力を克
服するのに十分な圧力上昇は、環状ピストン14を軸方
向で低圧の方向に摺動させて、圧力の低減した室内の各
摩擦ライニング38又は39を当該端面20又は21に
当接させることになり、相互に回転可能な部品の間に求
める固体摩擦が摩擦クラッチ内と同様に引き起こされ
る。相対回転数が高まって、一方の室内の圧力が上昇す
ると、この室内で当該流体剪断も強まる。
【0031】図2と図3にそれぞれ示した装置は実質的
にハブ51と円胴状ハウジング52とからなり、これら
が互いに環状空間53を形成し、この環状空間のなかに
環状ピストン54が配置されている。ハブ51は軸に結
合するための内スプライン55を有し、相互に回転可能
な2つの部品の第1部品を形成する。ハウジング部品5
2は2つの蓋部品56、57と1つの円筒外被58とか
ら溶接して組立てられており、相互に回転可能な2つの
部品の第2部品を形成する。蓋部品56、57は環状空
間53の端面60、61を内側で形成し、円筒外被58
は環状ピストン54用の円筒形相手面59を内側で形成
する。蓋部品57は、相互に回転可能な両方の部品の他
方の部品52を駆動するための周面スプライン62を備
えている。蓋部品56に設けられた穴63は玉64で閉
鎖されており、環状空間に高粘性流体を充填するのに役
立つ。ハブ51が更に外スプライン65を有し、この外
スプラインは軸方向摺動性を有して相対回転不能に環状
ピストン54の内スプライン66と協動する。
【0032】図2の実施態様によればハブ51が鍔部6
7を有し、この鍔部で皿ばね68、69が支えられ、こ
れらの皿ばねが環状空間53内で環状ピストン54を軸
方向で調心する。環状ピストン54は、皿ばね68、6
9用保持手段として止め輪70と内フランジ71とを有
し、この内フランジに内スプライン66も形成されてい
る。
【0033】環状ピストン54が環状空間53を2つの
室72、73に仕切り、これらの室は、専ら、環状ピス
トン54の円筒形外表面74に螺旋状に設けられる溝7
5を介して互いに連通しており、この溝は相手面59に
よって外側から密閉されている。
【0034】ピストン54の半径方向端面76、77と
環状空間の端面6、61との間で両方の室72、73内
にインナプレート78とアウタプレート79が交互に配
置されている。インナプレートは相対回転不能に、軸方
向で摺動可能に、外スプライン65上で固定されてお
り、この外スプラインは鍔部67によって中断される。
アウタプレート79は相対回転不能に、軸方向で摺動可
能に、円筒外被58の内スプライン90内で固定されて
おり、この内スプラインは円筒形相手面59によって中
断される。軸方向に摺動可能な補償ピストン82で密封
されて室72の方を向いた補償空間81と、軸方向に摺
動可能な補償ピストン84で密封されて室73の方を向
いた補償空間83が、環状ピストン54内にある。両方
の回転可能部品51、52は環状シール85、86を介
して相互に密封されている。同様に、環状ピストン54
はシール87によって鍔部67に対して密封されてい
る。最後に、環状ピストン54に対してそれぞれ密封す
るために、補償ピストン82が環状シール88、89を
有し、補償ピストン84が環状シール90、91を有す
る。
【0035】回転可能部品51、52の第1部品と第2
部品との間で回転数が等しいとき環状ピストン54は環
状空間53の内部で軸方向で調心される。皿ばね68、
69が作用することによって、溝75を介して室72、
73の間で圧力補償を行うことができる。相互に回転可
能な部品51、52の間に相対回転が生じると、室7
2、73の内部で各プレートの間で、通常のビスカスカ
ップリング内と同様に流体剪断が起きる。更に、溝底の
相互に移動する面と環状空間53を閉鎖する内壁59と
の間での流体剪断の結果、溝75内で流体送りが起き
る。室72、73の一方内での、他方の室内のばねのば
ね力を克服するのに十分な圧力上昇は、環状ピストン5
4を軸方向で低圧の方向に摺動させて、圧力の低減した
室内の各インナプレート78及びアウタプレート79を
相互に及び当該端面に当接させることになり、相互に回
転可能な部品の間に求める固体摩擦が摩擦クラッチ内と
同様に引き起こされる。相対回転数が高まって、他方の
室72、73内の圧力が上昇すると、この室内で当該流
体剪断の値も強まり、この室内でプレートは軸方向で相
互距離を有する。
【0036】図3の実施態様によれば環状空間53内で
環状ピストン54が軸方向で自由に浮動するように実施
されている。ハウジング52内に嵌め込まれているスリ
ーブ93がねじ94によって円筒外被58内で固定され
ている。
【0037】環状ピストン54が環状空間53を2つの
室72、73に仕切り、これらの室は、スリーブ93に
螺旋状に設けられる溝95を介して互いに連通してお
り、この溝は環状ピストン54の円筒形表面によって内
側から密閉されている。ピストンの半径方向端面76、
77と環状空間の端面60、61との間で両方の室7
2、73内にインナプレート78とアウタプレート79
が交互に配置されている。インナプレートは相対回転不
能に、軸方向で摺動可能に、ハブ51上の外スプライン
65上で固定されている。アウタプレート79は相対回
転不能に、軸方向で摺動可能に、円筒外被58の内スプ
ライン90内で固定されている。軸方向に摺動可能な補
償ピストン82で密封されて室72の方を向いた補償空
間80と、軸方向に摺動可能な補償ピストン84で密封
されて室73の方を向いた補償空間83が、環状ピスト
ン54内にある。両方の回転可能部品51、52は環状
シール85、86を介して相互に密封されている。環状
ピストン54はシール87によってハブ51に対して密
封されている。スリーブ93はシール96によって円筒
外被58に対して密封されている。最後に、環状ピスト
ン54に対してそれぞれ密封するために、補償ピストン
82が環状シール88、89を有し、補償ピストン84
が環状シール90、91を有する。
【0038】回転可能部品51、52の第1部品と第2
部品との間で回転数が等しいとき環状ピストン54はプ
レートの対称配置に基づいて、及び室72、73の間の
開口接続に基づいて、環状空間53内で軸方向で調心さ
れる。相互に回転可能な部品51、52の間に相対回転
が生じると、室72、73の内部で各プレートの間で、
通常のビスカスカップリング内と同様に流体剪断が起き
る。更に、溝底の相互に移動する面と環状ピストン54
の閉鎖する壁との間での流体剪断の結果、溝95内で流
体送りが起きる。室72、73の一方内での圧力上昇
は、環状ピストン54を軸方向で低圧の方向に摺動させ
て、圧力の低減した室内の各インナプレート78及びア
ウタプレート79を相互に及び当該端面に当接させるこ
とになり、相互に回転可能な部品の間に固体摩擦が摩擦
クラッチ内と同様に引き起こされる。相対回転数が高ま
って、他方の室内の圧力が上昇すると、この室内で当該
流体剪断の値も強まり、この室内でプレートは軸方向で
相互距離を有する。
【0039】差動制限トルク(T) と回転数差(Δn)との
関係について本発明によるカップリングの特性曲線が図
4に定性的に示してある。3つの異なる差回転数範囲が
示してあり、範囲1、2はビスカスカップリング(V) の
機能によって特徴付けられ、範囲3は摩擦クラッチの機
能を加算(V+R)したことによって特徴付けられている。
範囲2、3の間の移行は円で示してある。範囲1は差回
転数が小さいときの小さな差動制限トルクを有するタイ
トコーナリング用、範囲2はそれに続いて広い差回転数
範囲にわたって操縦上受入可能な差動制限作用を有する
通常の走行運転用、範囲3は差回転数が高いときの累進
的に上昇する差動制限作用を有する高い牽引需要用に設
けられている。垂直な矢印対によって示唆したように、
ビスカスカップリングの機能は例えばプレート数によっ
て変更することができる。水平な矢印対によって示唆し
たように、摩擦クラッチの機能は例えばばね剛性によっ
て変更することができる。破線で示した幾つかの特性曲
線はその例を示す。
【0040】本発明によるカップリングの実施態様を列
挙すると概ね以下のとおりである。
【0041】1.互いに支承されて共通の長手軸の周り
を相互に回転可能な2つの部品(11、12、51、5
2)を含み、これら2つの部品の相対回転時にこれらの
部品の間に差動制限作用を生成するために、高粘性流体
を充填した環状空間(13、53)を両方の部品で形成
するようにした自動カップリングにおいて、環状ピスト
ン(14、54)が、環状空間(13、53)内に配置
されていて、この環状空間を軸方向で2つの室(32、
33、72、73)に仕切り、この環状ピストンが、連
行要素(25、26、65、66)を介して相対回転不
能に、且つ環状空間(13、53)内で軸方向に摺動可
能に一方の部品(11、51)に結合されており、この
環状ピストンが、円筒形外表面(34、74)を他方の
部品(12、52)の相手面(19、59)に密に当接
させており、長手軸を基準に螺旋状に延びる少なくとも
1つの剪断通路が、円筒形外表面(34、74)と相手
面(19、59)との間に形成されており、環状ピスト
ン(14、54)によって分離された両方の室(32、
33、72、73)をこの剪断通路が相互に連絡し、環
状空間(13、53)の端面(20、21、60、6
1)が、他方の部品(12、52)によって形成され、
環状ピストン(14、54)が、その端面(36、3
7、76、77)を環状空間(13、53)の端面(2
0、21、60、61)で少なくとも間接的に支えられ
て制動力を生成するように成したことを特徴とするカッ
プリング。
【0042】2.軸方向で有効なばね手段(28、2
9、68、69)が、環状ピストン(14、54)と一
方の部品(11、51)との間に配置されており、これ
らのばね手段が、環状空間(13、53)内で環状ピス
トン(14、54)を軸方向で調心することを特徴とす
る、項目1に記載のカップリング。
【0043】3.環状ピストン(14)の端面(36、
37)が、及び/又は環状空間(13)の端面(20、
21)が、摩擦ライニング(38、39)を備えており
且つ互いに直接に当接することができることを特徴とす
る、項目1又は2に記載のカップリング。
【0044】4.環状ピストン(54)の端面(76、
77)と環状空間(53)の端面(60、61)との間
にインナプレート(78)とアウタプレート(79)と
のセットがそれぞれ配置されており、これらのプレート
が、相互に回転可能な部品(51、52)の一方及び他
方に交互に相対回転不能に、軸方向で摺動可能に結合さ
れており且つ互いに直接に当接することができることを
特徴とする、項目1又は2に記載のカップリング。
【0045】5.環状ピストン(54)の端面(76、
77)にそれぞれ直接に当接するインナプレート(7
8)又はアウタプレート(79)が、相互に回転可能な
部品(51、52)のうち環状ピストンと同じ部品に相
対回転不能に結合されていることを特徴とする、項目4
に記載のカップリング。
【0046】6.連行要素が、一方の回転可能部品(1
1、51)の縦スプライン(25、65)と環状ピスト
ン(14、54)の相手スプライン(26,66)とか
らなり、両者が隙間嵌めで互いに噛み合うことを特徴と
する、上記項目1〜5のいずれか1項に記載のカップリ
ング。
【0047】7.他方の回転可能部品(12,52)の
相手面(19,59)が、別途嵌め込まれるスリーブに
形成されていることを特徴とする、上記項目1〜6のい
ずれか1項に記載のカップリング。
【0048】8.環状ピストン(14,54)の円筒形
外表面(34,74)が、他方の部品(12、52)の
相手面(19、59)に触れることなく延びていること
を特徴とする、上記項目1〜7のいずれか1項に記載の
カップリング。
【0049】9.長手軸を基準に螺旋状に延びる少なく
とも1つの剪断通路が、環状ピストンに溝(35、7
5)として設けられていることを特徴とする、上記項目
1〜8のいずれか1項に記載のカップリング。
【0050】10.長手軸を基準に螺旋状に延びる少な
くとも1つの剪断通路が、ハウジング(12、52)の
内面に溝(95)として設けられていることを特徴とす
る、上記項目1〜6のいずれか1項に記載のカップリン
グ。
【0051】11.摺動可能な補償ピストン(42、8
2、84)で閉鎖される少なくとも1つの補償空間(4
1、81、83)が、環状ピストン(14、54)内に
形成されていることを特徴とする、上記項目1〜9のい
ずれか1項に記載のカップリング。
【0052】12.ハブ(11、51)が、一方の回転
可能部品を形成し、この部品に環状ピストン(14、5
4)が結合されており、円胴状ハウジング(12、5
2)が他方の回転可能部品を形成し、この部品が環状空
間(13、53)の端面(20、21、60、61)を
形成することを特徴とする、上記項目1〜11のいずれ
か1項に記載のカップリング。
【図面の簡単な説明】
【図1】室の端面壁に直接に作用するピストンを有する
本発明による装置の半分を示す縦断面図である。
【図2】摩擦プレートを介して室の端面壁に間接的に作
用するピストンを有する本発明による装置の第1実施態
様の半分を示す縦断面図である。
【図3】摩擦プレートを介して室の端面壁に間接的に作
用するピストンを有する本発明による装置の第2実施態
様の半分を示す縦断面図である。
【図4】差動制限トルクTと回転数差Δnとの関係を示
す本発明によるカップリングの特性曲線である。
【符号の説明】
11、51 ハブ 12、52 ハウジング 13、53 環状空間 14、54 環状ピストン 15、55 内スプライン 16、56 蓋部品 17、57 蓋部品 18、58 円筒外被 19、59 相手面 20、60 端面 21、61 端面 22、62 周面スプライン 23、63 穴 24、64 玉 25、65 外スプライン 26、66 内スプライン 27、67 鍔部 28、68 皿ばね 29、69 皿ばね 30、70 止め輪 31、71 内フランジ 32、72 室 33、73 室 34、74 円筒形外表面 35、75 溝 36、76 端面 37、77 端面 38 摩擦ライニング 39 摩擦ライニング 41、81 補償空間 42、82 補償ピストン 45、85 環状シール 46、86 環状シール 47、87 シール 48、88 外側環状シール 49、89 内側環状シール 78 インナプレート 79 アウタプレート 83 補償空間 84 補償ピストン 90 外側環状シール 91 内側環状シール 92 内スプライン 93 スリーブ 94 ねじ 95 溝 96 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−64729(JP,A) 特開 平1−169128(JP,A) 実開 昭63−1927(JP,U) 実開 昭62−170332(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに支承されて共通の長手軸の周りを
    相互に回転可能な2つの部品(11、12、51、5
    2)を含み、これら2つの部品の相対回転時にこれらの
    部品の間に差動制限作用を生成するために、高粘性流体
    を充填した環状空間(13、53)を両方の部品で形成
    するようにした自動カップリングにおいて、 環状ピストン(14、54)が、環状空間(13、5
    3)内に配置されていて、この環状空間を軸方向で2つ
    の室(32、33、72、73)に仕切り、 この環状ピストンが、連行要素(25、26、65、6
    6)を介して相対回転不能に、且つ環状空間(13、5
    3)内で軸方向に摺動可能に一方の部品(11、51)
    に結合されており、 この環状ピストンが、円筒形外表面(34、74)を他
    方の部品(12、52)の相手面(19、59)に密に
    当接させており、 長手軸を基準に螺旋状に延びる少なくとも1つの剪断通
    路が、円筒形外表面(34、74)と相手面(19、5
    9)との間に形成されており、環状ピストン(14、5
    4)によって分離された両方の室(32、33、72、
    73)をこの剪断通路が相互に連絡し、 環状空間(13、53)の端面(20、21、60、6
    1)が、他方の部品(12、52)によって形成され、 環状ピストン(14、54)が、その端面(36、3
    7、76、77)を環状空間(13、53)の端面(2
    0、21、60、61)で少なくとも間接的に支えられ
    て制動力を生成するように成したことを特徴とするカッ
    プリング。
JP9340241A 1996-12-20 1997-12-10 差回転数依存自動カップリング Expired - Lifetime JP2982120B2 (ja)

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