JPH04254187A - 製鋼スラグの連続エージング方法 - Google Patents

製鋼スラグの連続エージング方法

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JPH04254187A
JPH04254187A JP1221991A JP1221991A JPH04254187A JP H04254187 A JPH04254187 A JP H04254187A JP 1221991 A JP1221991 A JP 1221991A JP 1221991 A JP1221991 A JP 1221991A JP H04254187 A JPH04254187 A JP H04254187A
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JP
Japan
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aging
hot water
hot
steelmaking slag
slug
Prior art date
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Pending
Application number
JP1221991A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kawashima
川島 正男
Takuji Hamazaki
拓司 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1221991A priority Critical patent/JPH04254187A/ja
Publication of JPH04254187A publication Critical patent/JPH04254187A/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路用材料などに使用
される製鋼スラグの膨張・崩壊を防止するためのエージ
ングを短期間かつ連続的に完了させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製鋼工程で発生する製鋼スラグは、硬く
、その表面が角張った形状しているため、道路転圧時の
噛み合わせが良く、また潜在水硬性を有するため、路盤
材として優れた性質を有する。しかしながら、製鋼スラ
グは、脱P・脱S剤として使用される生石灰(CaO)
の一部が、他の分子と完全に結合しないで未滓化石灰(
フリーフライム)のまま残存しているため、この製鋼ス
ラグをこのまま路盤材として使用した場合には、経時的
に水和反応を起こし、膨張・崩壊し、地盤隆起などの弊
害を生じさせる。そのため、従来より路盤材料などに使
用する場合には、膨張・崩壊現象を完了させて安定させ
るためのエージングを行った後に利用するようにしてい
る。前記エージング方法には、破砕した製鋼スラグを大
気中に野積みし、自然的に崩壊を完了させる自然エージ
ングや、水和反応を促進させるために温水中に浸す温水
エージングや、さらにはたとえば製鋼スラグ貯蔵槽の上
部をゴムシートで覆い、下部より蒸気を放出する蒸気に
よって水和反応を促進する蒸気エージングなどの方法が
一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記自
然エージングは、エージングに6〜12カ月の長期間を
要するとともに、そのために広大な敷地が必要となる。 また、温水エージングは、エージングに要する期間が2
〜3日と短期間で済むが、非常に大きなピットが必要と
なるとともに、1バッチ毎の処理となるため、エージン
グに係る作業が比較的煩雑であるなどの問題点を有する
。前記蒸気エージングの場合には、製鋼スラグ中の未滓
化石灰の水和反応促進効果は大きいが、使用する蒸気の
製造コストおよび蒸気エージング設備に多大な費用を要
し、また、前記温水エージングと同様、1バッチ毎の処
理となるため、エージングに係る作業が煩雑であるなど
の問題点を有する。
【0004】そこで本発明の主たる課題は、短期間かつ
連続的に製鋼スラグのエージングを行い得るとともに、
それに要する労力の軽減を図り得るエージング方法を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、破砕した製
鋼スラグを搬送・排出手段にて移動させながら、温水浴
中に浸漬させて温水エージングを行うことで解決できる
。また、前記製鋼スラグの破砕に際し、温水と接触させ
ながら行うこと、温水浴に対し蒸気を吹きかけること、
およびこれらの組合せによって、より水和反応を促進で
きる。
【0006】
【作用】本発明においては、温水エージングを、破砕さ
れた製鋼スラグをベルトコンベア等の搬送・排出手段に
て移動させながら行うため、連続的なエージングが可能
となるとともに、従来のように温水槽等への投入・排出
に係る作業が実質的に無くなるため、著しく労力を軽減
できるとともに、エージング作業が効率的なものとなる
。なお、前記製鋼スラグの移動は、連続的であってもよ
いし、また間欠的であってもよい。前記製鋼スラグの破
砕に係り、温水と接触させながら破砕を行うことで、ス
ラグ塊の内部に存在するフリーフライムが表面への露出
と同時に、すぐさま温水と接触するため、CaO→Ca
(OH)2 の水和反応が促進される。さらに、温水エ
ージングのための温水浴に対し、蒸気を吹きかけること
によって、温水温度の維持を図り得るとともに、温水浴
の乱れによって温水と製鋼スラグとの接触を促し、水和
反応を促進することができる。なお、前記蒸気は、この
種の工場であれば容易に得ることができ、有効利用にも
つながる。
【0007】前記搬送・排出手段としては、前記ベルト
コンベアの他、チェーンコンベア、スクリューコンベア
、コンティニアコンベア、流体コンベア等の種々のコン
ベアを挙げることができる。また、本発明に係るエージ
ング方法の採用により、エージング作業のオンライン化
が可能となるとともに、たとえば温水→蒸気エージング
などの組合せも容易に可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体例に基づき詳説する。図
1は本発明に係るエージング設備の全体概略図である。 図1において、転炉などからの製鋼スラグは、破砕設備
たるボールミル1に投入され、ここで小塊に破砕される
。破砕径としては、たとえば路盤材として使用される場
合には、JISA−5015によって粒径40mm以下
に規定されているため、これ以下の粒径となるように破
砕する。本具体例においては、特に前記ボールミル1に
よる破砕に際して、温水を供給して、破砕後のスラグは
すぐさま温水と接触するようにしている。温水との接触
態様は、散水によってもよいし、また破砕した製鋼スラ
グを温水に浸漬状態として接触させることでよい。
【0009】破砕後の製鋼スラグは、その後温水エージ
ング槽2に投入される。かかる温水エージング槽2の槽
底は、ベルトコンベア3のベルトが敷かれており、前記
製鋼スラグをライン方向に移動可能となっている。前記
ベルトには、ゴム製、スチール製等各種のものがあるが
、常に温水中に浸漬される腐食環境を考慮し、好ましく
はナイロン製のものを使用するのが望ましい。温水エー
ジング槽2に投入された製鋼スラグは、前記ベルトコン
ベア3によって低速で温浴中を移動しながら、温水によ
って水和反応が促進され、エージングが行われる。製鋼
スラグを浸漬させる温水の温度は、50〜80℃の範囲
に維持するのが望ましい。そのために本発明においては
、前記温水エージング槽2内に蒸気吹込みを行い、常に
温水温度が一定温度となるようにしている。また、蒸気
吹きこみにより、温水浴に乱れを起こし製鋼スラグと温
水との接触を促し、水和反応を促進する効果も生まれる
【0010】前記温水エージング槽2からオーバーフロ
ーした温水は、一旦温水ピット5に貯留され、ポンプ6
により前記ボールミル1に供給されることによって循環
されている。前記製鋼スラグの温水エージング槽中の浸
漬時間は、実施例における試験結果に基づき、12時間
〜14時間程度とされる。浸漬時間が12時間未満の場
合には、充分な水和反応が行われず、アスファルト舗装
要綱に定められた膨張率1.5%以下を満足しえないた
めであり、また14時間を超えて浸漬させても水和反応
が飽和状態となってしまうためである。所定時間の温水
エージングを終え、安定化した製鋼スラグは、前記温水
エージング槽2から脱浴し、そのままベルトコンベア3
により移送され、貯留ホッパー4に貯留され、適時トラ
ック等により搬出される。
【0011】〔実施例〕以下、本発明の効果について実
施例により明らかにする。転炉より得られた表1に示さ
れる性状の転炉スラグについて、従来法による各種エー
ジングおよび本発明法によるエージングを施し、鉄連統
一法に基づき、80℃の温水中に連続的に6時間の浸漬
を10日間行い、経過日毎の膨張率について測定した。
【0012】
【表1】
【0013】試験は、比較例としては、自然エージング
(12ヶ月)、蒸気エージング(48h)、温水エージ
ング(48h)、温水エージング(12h)、蒸気吹込
みエージング(12h)、エージング無しおよび(温水
破砕+蒸気吹込み)の温水エージング(12h)の7種
類の転炉スラグについて水浸膨張試験を行い、それぞれ
の膨張率について比較を行った。その試験結果を図2に
示す。図2により明らかとなるように、本発明に係る(
温水破砕+蒸気吹込み)の温水エージング(12h)に
よる転炉スラグの場合には、蒸気エージング(48h)
および温水エージング(48h)のケースを下回る膨張
率となり、非常に良好な結果を得ることができた。
【0014】また、本発明法に係る(温水破砕+蒸気吹
込み)の温水エージングについて、温水エージング時間
を、6h、10h、12h、14hと変えながらその膨
張率について調査を行い、その結果を図3に示す。図3
より明らかなように、本発明法における温水浸漬時間と
しては、12〜14時間が最適とされることが判明され
る。
【0015】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、連
続的かつ短期間で製鋼スラグのエージングを行うことが
できるとともに、エージングに係る労力を著しく軽減し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエージング設備の全体概略図であ
る。
【図2】本実施例における膨張率試験結果を示す図であ
る。
【図3】温水エージング時間を変化させた場合の膨張率
試験結果を示す図である。
【符号の説明】
1…ボールミル 2…温水エージング槽 3…ベルトコンベア 4…貯留ホッパー 5…温水ピット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕した製鋼スラグを搬送・排出手段にて
    移動させながら、温水浴中に浸漬させて温水エージング
    を行うことを特徴とする製鋼スラグの連続エージング方
    法。
  2. 【請求項2】製鋼スラグを温水と接触させながら破砕す
    る請求項1記載の連続エージング方法。
  3. 【請求項3】温水浴に蒸気を吹きかけながら、温水エー
    ジングを行うことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の連続エージング方法。
JP1221991A 1991-02-01 1991-02-01 製鋼スラグの連続エージング方法 Pending JPH04254187A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013255897A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Jfe Engineering Corp 水砕スラグの熱水処理装置
JP2015193506A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 Jfeスチール株式会社 製鋼スラグの加圧蒸気エージング方法
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JP2020132457A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 Jfeミネラル株式会社 スラグのエージング方法、土木材料の製造方法、およびスラグのエージング処理用炭酸化促進剤
JP2020197398A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 日本製鉄株式会社 水浸膨張試験装置
CN113831030A (zh) * 2021-10-11 2021-12-24 江苏永联精筑建设集团有限公司 一种钢渣快速陈化装置

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