JPH0425410A

JPH0425410A - 型締装置

Info

Publication number: JPH0425410A
Application number: JP13038990A
Authority: JP
Inventors: Kazutoshi Sakaki; 和敏榊
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1990-05-22
Filing date: 1990-05-22
Publication date: 1992-01-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、型締装置に関するものである。

（従来の技術）従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材料
を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は硬
化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すようにし
た射出成形機においては、金型を開閉動作ため、金型内
に射出された溶融樹脂の高圧力に抗して金形が開かない
ように十分な圧力で締めつけるための型締装置が設けら
れている。

該型締装置は、可動金型を支持する可動プラテンに連結
されていて、モータ等の駆動装置によって固定プラテン
に対して接離することが可能となっている。

第３図は従来の型締装置の斜視図、第４図は従来の型締
装置の作動説明図である。

図において、１はトグルサポート、２は該トグルサポー
トｌに回転自在に支持されたアーム、３は該アーム２と
リンク接続されるとともに可動プラテン４に回転自在に
支持されたアームであり、両アーム２，３によってクラ
ンク装置が構成される、５は固定プラテン６とトグルサ
ポート１間に延在固定されるタイバであり、可動プラテ
ン４は該タイバ５に沿って往復動する。７は固定金型、
８は可動金型、９は減速機、１０はサーボモータであり
、上記減速機９を介して駆動軸１１に回転を伝達する。

上記構成の型締装置において、上記サーボモータ１０が
駆動されると、減速機９を介してアーム２に回転が伝達
され、上記クランク装置が伸縮する。

そして、この伸縮に伴い、可動プラテン４がタイバ５に
沿って図の左右に移動する。すなわち、右に移動すると
型閉じ、型締めが行われ、左に移動すると型開きが行わ
れる。

（発明が解決しようとする課Ｂ）しかしながら、上記構成の型締装置においては、力発生
機構として二つのアームをリンク接続したクランク装置
を使用するためアームの長さが固定値となる。

したがって、クランク装置の可動範囲内における力倍率
（可動プラテン推力／モータトルク）及び速度倍率（可
動プラテン速度／モータ回転数）は、アームの位置に対
して幾何学的に決定される値となり、最高速度及び最大
発生推力すそれぞれを独立して設定することができない
。

ここで、上記サーボモータ１０の最大発生トルクをＴｏ
、最高回転数をＮ、とすると、アーム２がクランク角度
θとなる位置における可動プラテン４の最大推力Ｆ、及
び最高速度Ｖ、の関係はそれぞれ次式のようになる。

（」日’）Ｔ。

η：減速効率ｎ：減速比ａ：アーム２の長さｂ：アーム３の長さここで、ｂ／ａの比率が同じであるとすると、最高速度
Ｖ、を上げて型閉じ、型開きに要する時間を短くするた
めにはａを大きくする必要があるが、ａを大きくすると
最大推力Ｆ０が小さくなってしまう、また、最大推力Ｆ
０を大きくするためにａを小さくすると反対に最高速度
ｖ０が低くなってしまう。

最高速度ｖ０と最大推力Ｆ０のいずれをも大きくするこ
とはできない。

本発明は、上記従来の型締装置の問題点を解決して、ク
ランク装置を作動することによって得られる可動プラテ
ンの最高速度を高くし、最大推力を増大させることがで
き、低出力アクチュエータを使用することが可能となる
型締装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）そのために、本発明の型締装置においては、トグルサポ
ートに対して回転自在に支持されるとともに、駆動軸に
固定されてトルクを伝達する長さ可変の第１アームと、
該第１アームとリンク接続されてクランク装置を構成す
る第２アームと、該第２アームを回転自在に支持すると
ともにタイバに沿って往復動する可動プラテンと、上記
駆動軸を回転するサーボモータを有している。

そして、上記第１アームは、上記クランク装置が縮小し
ている時に最大長さ、伸長している時に最少長さを有す
るようになっている。

（作用）本発明によれば、上記のようにトグルサポートに対して
回転自在に支持されるとともに、駆動軸に固定されてト
ルクを伝達する長さ可変の第１アームと、該第１アーム
とリンク接続されクランク装置を構成する第２アームと
、該第２アームを回転自在に支持するとともにタイバに
沿って往復動する可動プラテンと、上記駆動軸を回転す
るサーボモータををしている。

上記サーボモータが回転すると第１のアームがそれに伴
って回転するが、上記第１アームは、上記クランク装置
が縮小している時に最大長さ、伸長している時に最少長
さを有するようになっているため、型閉し中、型開き中
において最大長さを有する。したがって、可動プラテン
が移動する速度が高くなる。

また、型閉じが終了して型締めが開始すると、クランク
装置が伸長して第１アームが最少長さを有するようにな
り、可動プラテンを移動させる推力を大きくする。

（実施例）以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は本発明の型締装置におけるクランク装置の状態
図、第２図は本発明の型締装置におけるクランク装置の
要部拡大図である。

図において、２２は長さ可変の第１アーム、２３は該第
１アーム２２に対してリンク接続されている第２アーム
である。上記第１アーム２２と第２アーム２３のリンク
接続が行われる軸２４の軌跡をＡで示しである。

（１）は型閉じの開始状態を、（２）は第１アーム２２
の長さが変化し始める状態を、（３）は第１アーム２２
の長さが変化し終わり型締めが開始する状態を、（４）
は型締めが終了した状態を示している。

上記第１アーム２２は状態（２）から状１！（３）にか
けて縮小し、長さがａからａ′に変化する。第２アーム
２２の長さｂは変化しない、また、Ｓはクランク装置が
伸縮することによって図示しない可動プラテンが移動す
るストローク、αは型締め時においてタイバなとで発生
する機械的な伸びの量である。

上記構成のクランク装置において、第１アーム２２がク
ランク角度θ、からθ８に移動するまでは第１アーム２
２の長さがａであって長く、この間の可動プラテンの移
動速度は高い、上記第１アーム２２は、クランク角度θ
、からθ１まで移動する間に縮小し、長さがａ′に変化
する。そして、クランク角度θ、からθ。までの間は第
１７−ム２２の長さａ′が短いため、推力を大きくする
ことができる。すなわち、最高速度■。と最大推力Ｆ、
のいずれをも得ることができる。

第２図により第１アーム２２の長さを変化させるための
機構について説明する。

図において、２５はトグルサポートに回転自在に支持さ
れるとともに、サーボモータのトルクを伝達する駆動軸
に固定された第１支持部材である。

また、２６は第２アーム２３と相互に回転自在に支持さ
れ、第１アーム２２と第２アーム２３間でリンク接続す
る第２支持部材である。

上記第１支持部材２５と第２支持部材２６の間には、ガ
イドバー２７が配設される。該ガイドバー２７は上記第
１支持部材２５に固定され第２支持部材２６に形成され
た孔内を貫通して延び、両支持部材２５．２６間の相対
的距離を可変としている。そして、両支持部材２５．２
６は両者間の距離が最少になった時に当接する対向部材
２８．２９が形成される。゛該対向部材２８．２９は上
記第１アーム２３が縮小して最少長さａ′になった時に
当接して型締力を伝達し、上記第１アーム２３が伸長し
て最大長さａになった時に離れて相互間の距離Δａを保
つ。

なお、３１は両支持部材２５．２６を離す方向に付勢す
るためのスプリング、３２は該スプリング３１のガイド
、３３はストッパである。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

例えば、本實施例では型締装置に通用しているが、一般
のプレスなどにも適用することができる。

（発明の効果）以上詳細に説明したように、本発明の型締装置において
は、トグルサポートに対して回転自在に支持されるとと
もに、駆動軸に固定されトルクを伝達する長さ可変の第
１アームと、該第１アームとリンク接続されクランク装
置を構成する第２アームと、該第２アームを回転自在に
支持するとともにタイバに沿って往復動する可動プラテ
ンと、上記駆動軸を回転するサーボモータを有している
。

上記サーボモータが回転すると第１のアームがそれに伴
って回転するが、上記第１アームは、上記クランク装置
が縮小している時に最大長さ、伸長している時に最少長
さを有するようになっているため、型閉じ中、型開き中
において最大長さを有し、型締め中において最少長さを
有する。

したがって、型閉し中、型開き中の可動プラテンの移動
速度を高くし、型締め中の推力を太き（することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の型締装置におけるクランク装置の状態
図、第２図は本発明の型締装置におけるクランク装置の
要部拡大図、第３図は従来の型締装置の斜視図、第４図
は従来の型締装置の作動説明図である。２．３・・・アーム、４・・・可動プラテン、５・・・
タイバ、６・・・固定プラテン、７・・・固定金型、８
・・・可動金型、９・・・減速機、１０・・・サーボモ
ータ、１１・・・駆動軸、２２・・・第１アーム、２３
・・・第２アーム、２５・・・第１支持部材、２６・・
・第２支持部材、２７・・・ガイドバー３１・・・スプ
リング。特許出願人　　　住友重機械工業株式会社復代理人　弁
理士　川　合　　誠（外１名）第図第図第３図

Claims

【特許請求の範囲】（ａ）トグルサポートに対して回転自在に支持されると
ともに、駆動軸に固定されてトルクを伝達する長さ可変
の第１アームと、（ｂ）該第１アームとリンク接続されてクランク装置を
構成する第２アームと、（ｃ）該第２アームを回転自在に支持するとともにタイ
バに沿って往復動する可動プラテンと、（ｄ）上記駆動
軸を回転するサーボモータを有しており、（ｅ）上記第１アームは、上記クランク装置が縮小して
いる時に最大長さ、伸長している時に最少長さを有する
ことを特徴とする型締装置。