JPH0429809A - 型締装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、射出成形機の型締装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材料
を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は硬
化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すようにし
た射出成形機においては、金型を開閉動作するため、金
型内に射出された溶融樹脂の高圧力に抗して金型が開か
ないように十分な圧力で締めつけるための型締装置が設
けられている。

該型締装置は、可動金型を支持する可動プラテンに連結
されていて、モータ等の駆動装置によって固定プラテン
に対して接離することか可能となっている。

第２図は従来の型締装置の斜視図、第３図は従来の型締
装置の作動説明図である。

図において、１はトグルサポート、２は該トグルサポー
トｌに回転自在に支持されたアーム、３は該アーム２と
リンク接続されるとともに可動プラテン４に回転自在に
支持されたアームであり、両アーム２，３によってクラ
ンク装置が構成される。５は固定プラテン６とトグルサ
ポート１間に延在固定されるタイバであり、可動プラテ
ン４は該タイバ５に沿って往復動する。７は固定金型、
８は可動金型、９は減速機、１０はサーボモータであり
、上記減速機９を介して駆動軸１１に回転を伝達する。

上記構成の型締装置において、上記サーボモータ１０が
駆動されると、減速機９を介してアーム２に回転が伝達
され、上記クランク装置が伸縮する。

そして、この伸縮に伴い、可動プラテン４がタイバ５に
沿って図の左右に移動する。すなわち、右に移動すると
型閉じ、型締めが行われ、左に移動すると型開きが行わ
れる。

第４図は従来の型締装置の力伝達経路を示す図である。

図に示すように、サーボモータ１０により出力された回
転は、減速機９を介して駆動軸１１に伝達され、クラン
ク装置によって可動プラテン４の推進力となる。そして
、両金型７，８が当接すると、図の矢印のように型締力
が発生して型締めが行われる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記構成の型締装置においては、上記駆
動軸１１が型締力を伝達する経路内にあるため、該型締
力を直接受けて曲げ応力が発生する。

したがって、上記駆動軸１１の寿命が短くなるだけでな
く、該駆動軸１１を支持する軸受を大きくする必要があ
り、コストが上昇し型締装置が大型化してしまう。

本発明は、上記従来の型締装置の問題点を解決して、型
締装置の寿命を長くするだけでなく、コストを軽減させ
ることが可能な型締装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） そのために、本発明の型締装置は、トグルサポートと可
動プラテン間にクランク装置を配設し、サーボモータの
回転を上記クランク装置に伝達することによって型開閉
を行う型締装置において、上記クランク装置を構成する
アームの内の一つと平行になるように駆動アームを配設
し、該駆動アームを上記クランク装置にリンク接続して
平行リンク機構を形成し、上記駆動アームにサーボモー
タの回転を伝達する駆動軸を接続するようにしている。

（作用） 本発明によれば、上記のようにトグルサポートと可動プ
ラテン間にクランク装置を配設し、サーボモータの回転
を上記クランク装置に伝達することによって型開閉を行
う型締装置において、上記クランク装置を構成するアー
ムの内の一つと平行になるように駆動アームを配設し、
該駆動アームを上記クランク装置にリンク接続して平行
リンク機構を形成し、上記駆動アームにサーボモータの
回転を伝達する駆動軸を接続するようにしている。

したがって、サーボモータを回転することによって駆動
軸を回転させると、回転は駆動アームを介してクランク
装置に伝達されることになる。そして、可動金型と固定
金型を当接させることによって発生する型締力は上記ク
ランク装置を介して伝達され、駆動アームには伝達され
ないため、駆動軸に大きい曲げ応力が発生することがな
い。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図は本発明の型締装置の概略図である。

図において、ｌはトグルサポート、２２は該トグルサポ
ート１にピン２１を介して回転自在に支持された第１ア
ーム、２３はピン２４を介して上記第１アーム２２とリ
ンク接続されるとともに可動プラテン４に回転自在に支
持された第２アームである。上記第１アーム２２と第２
７−ム２３によってクランク装置が構成され、該クラン
ク装置によって可動プラテン４が図の左右に移動するよ
うになっている。

そして、上記クランク装置を駆動するために、駆動機構
が設けられる。該駆動機構は、上記第１アーム２２と並
列に配設され、上記トグルサポート１に対して回転自在
に支持される第１駆動アーム２５と、該第１駆動アーム
２５とピン２７を介してリンク接続される第２駆動アー
ム２６を有し、該第２駆動アーム２６の他方端は上記ピ
ン２４にリンク接続される。

上記第１駆動アーム２５は、トグルサポート１に対して
回転自在に支持される端部側において駆動軸２８に固定
される。該駆動軸２８は図示しない減速機を介してサー
ボモータ１０に接続されている。

また、５は固定プラテン６とトグルサポート１間に延在
固定されるタイバであり、可動プラテン４は該タイバ５
に沿って往復動する。７は固定金型、８は可動金型、１
０はサーボモータであり、減速機を介して駆動軸１１に
回転を伝達する。

上記構成の型締装置において、上記サーボモータ１０が
駆動されると、減速機を介して第１駆動アーム２５に回
転が伝達され、第２駆動アーム２６、ピン２４を介して
第１アーム２２を揺動させる。その結果、上記クランク
装置が伸縮し、該伸縮に伴い可動プラテン４がタイバ５
に沿って図の左右に移動する。すなわち、右に移動する
と型閉じ、型締めが行われ、左に移動すると型開きが行
われる。

上記第１駆動アーム２５と第１アーム２２の長さを同一
とし、第２駆動アーム２６の長さを駆動軸２８とビン２
１間の距離と等しくすることにより、並行リンク機構が
形成される。したがって、第１アーム２２及び第１駆動
アーム２５がトグルサポート１と成す角度が同一となり
、サーボモータ１０の回転角と第１アーム２２の回転角
は等しくなる。

しかも、両金型７，８が当接して発生する型締力は第１
アーム２２と第２アーム２３が受けることにより、第１
駆動アーム２５には伝達されないため、駆動軸２８の軸
受構造を簡素化することができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の型締装置において
は、トグルサポートと可動プラテン間にクランク装置を
配設し、サーボモータの回転を上記クランク装置に伝達
することによって型開閉を行う型締装置において、上記
クランク装置を構成するアームの内の一つと平行になる
ように駆動アームを配設し、該駆動アームを上記クラン
ク装置にリンク接続して平行リンク機構を形成し、上記
駆動アームにサーボモータの回転を伝達する駆動軸を接
続するようにしている。

サーボモータを回転することによって駆動軸を回転させ
ると、回転は駆動アームを介してクランク装置に伝達さ
れることになる。そして、可動金型と固定金型を当接さ
せることによって発生する型締力は上記クランク装置を
介して伝達されるため、駆動アーム及び駆動軸には伝達
されない。

したがって、駆動軸及びそれを支持するころがり軸受は
型締力を直接受けることがないので、簡素な構造にする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の型締装置の概略図、第２図は従来の型
締装置の斜視図、第３図は従来の型締装置の作動説明図
、第４図は従来の型締装置の力伝達経路を示す図である
。 ２．３・・・アーム、４・・・可動プラテン、５・・・
タイバ、６・・・固定プラテン、７・・・固定金型、８
・・・可動金型、９・・・減速機、１０・・・サーボモ
ータ、１１２８・・駆動軸、２２・・・第１アーム、２
３・・・第２アーム、２５・・・第１駆動アーム、２６
・・・第２駆動アーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　トグルサポートと可動プラテン間にクランク装置を配
   設し、サーボモータの回転を上記クランク装置に伝達す
   ることによって型開閉を行う型締装置において、 （ａ）上記クランク装置を構成するアームの内の一つと
   平行になるように駆動アームを配設し、（ｂ）該駆動ア
   ームを上記クランク装置にリンク接続して平行リンク機
   構を形成し、 （ｃ）上記駆動アームにサーボモータの回転を伝達する
   駆動軸を接続したことを特徴とする型締装置。