JPH02299813A

JPH02299813A - 電動射出成形機の型締装置

Info

Publication number: JPH02299813A
Application number: JP11859489A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Chijiiwa; 敏彦千々岩; Shingo Nakamura; 信吾中村
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1989-05-15
Filing date: 1989-05-15
Publication date: 1990-12-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、電動射出成形機における型締装置に関するも
のである。

（従来の技術）従来、加熱シリンダ内で加熱され流動化された成形材料
を高圧により金型内に射出し、その中で冷却固化又は硬
化させ、次いで金型を開いて成形品を取り出すようにし
た射出成形機は、クリーンで、エネルギ消費が少なく、
低騒音、でかつ精密加工性が高い電動射出成形機が多く
使用されつつあり、該電動射出成形機の金型を開閉動作
させるため、そして、金型内に射出された溶融樹脂の高
い圧力に抗してこれを開かせないように十分な圧力で締
めつけるためにダブルトグル式又はシングルトグル式の
型締装置が設けられている。

該型締装置は、可動金型を支持する可動プラテンに連結
されていて、モータ等の駆動装置によって固定プラテン
に対して接離することが可能となっている。

上記従来の型締装置を第４図に示す。

図において、１は可動金型２を支持していて、前後に移
動可能な可動プラテンである。３は固定金型４を支持し
ていて、上記可動プラテン１と対向するように定位置に
配設された固定プラテンである。５はトグルサポートで
あり、該トグルサポート５と上記固定プラテン３をタイ
バー６が連結していて、該タイバー６に沿って上記可動
プラテン１が摺動して型閉じ、型開、型締を行う。

該可動プラテン１は、型開閉用サーボモータ７によって
駆動される。核型開閉用サーボモータ７と上記可動プラ
テン１は、リンク８，９によって接続されていて、核型
開閉用サーボモータ７の回転が図示しない減速機により
減速されてリンク８を揺動させ、該揺動運動に伴いリン
ク８．９が伸長することにより型閉及び型締が行われ、
収縮することにより型開が行われる。

１０は型１調整用のモータであり、該型厚調整用モータ
１０の回転が図示しない減速機により減速されてギヤ１
１を回転させると、それに伴い同期ギヤ１２を介してナ
ツトギヤ１３が回転する。該ナツトギヤ１３は上記タイ
バー６に形成されたネジＩ４と螺合しており、その回転
に伴いタイバー６を伸長させ型厚調整を行うことができ
る。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記構成の電動射出成形機の型締装置に
おいては、高サイクルで型開閉を行い、型締力を高くす
るため、型締サーボモータが大型化しており、また高速
型開閉及び型締を一個の型締サーボモータで行う場合、
型締サーボモータを更に大型化してしまう。

また、型締サーボモータの回転運動を直線運動に変えて
いるので、型締圧力の調整を行うことが困難である。

本発明は、上記従来の電動射出成形機の型締装置の問題
点を解決して、高速型開閉及び型締を小型のサーボモー
タで行うことを可能とし、型締圧力の調整を容易に行う
ことができる電動射出成形機の型締装置を提供すること
を目的とする。

（課題を解決するための手段）そのために本発明の電動射出成形機の型締装置は、トグ
ルサポートと、該トグルサポートに対して相対的に移動
可能な可動プラテンと、両者の間にあってその伸縮によ
り可動プラテンを移動させるシングルトグル機構を有し
ており、該シングルトグル機構は型開閉用モータを駆動
することにより、伸縮するようになっている。

また、上記トグルサポートには、型締兼型厚調整用モー
タが取り付けられていて、型厚を調整しなから型締を行
う。

そして、型締時にシングルトグル機構の縮小を防止する
ため、メカストッパが配設されていて、型締時の応力を
負担する。

（作用）本発明によれば、上記のようにトグルサポートに型締兼
型厚調整用モータが取り付けられていて、型厚を調整す
るとともに型締を行うため、型開閉用モータ及び型締兼
型厚調整用モータを小型化することができる。

また、型締時にシングルトグル機構の縮小を防止するた
め、メカストッパが配設されているので、該メカストッ
パにより型締時のシングルトグル機構に伸長状態を保た
せることができ、型開閉用モータを小型化することがで
きる。

（実施例）以下、本発明の実施例について第１図〜第３図に基づき
詳細に説明する。

第１図は本発明の電動射出成形機の型締装置を示す図、
第２図はメカストッパの動作図、第２図（ａ）はメカス
トッパの非当接状態図、第２図（ｂ）はメカストッパ当
接状態図、第３図は型締兼型厚調整用ギヤ列を示す図で
ある。

図において、１は可動金型２を支持していて、前後に移
動可能な可動プラテンである。３は固定金型４を支持し
ていて、上記可動プラテン１と対向するように定位置に
配設された固定プラテンである。５はトグルサポートで
あり、該トグルサポート５と上記固定プラテン３とをタ
イバー６が連結していて、該タイバー６に沿って上記可
動プラテン１が摺動して型閉、型開、型締を行う。

該可動プラテン１は、型開閉用サーボモータ７によって
駆動される。該型開閉用サーボモータ７と上記可動プラ
テンｌは、リンク８．９によって接続されていて、核型
開閉用サーボモータフの回転が図示しない減速機により
減速されてリンク８を揺動させ、該揺動運動に伴いリン
ク８，９が伸長することにより型閉及び型締が行われ、
収縮することにより型開が行われる。

上記構成からなる電動射出成形機の型締装置において、
型開閉用サーボモータ７を回転すると、その回転が図示
しない減速機を介してリンク８に伝達し、それをＡ方向
に揺動させる。このリンク８の揺動に伴い、リンク９が
一体的に揺動する結果、第１、第２のリンク８．９が伸
長した状態になり、可動プラテン１は図の右方向に押圧
されることになる。

反対に、型開閉用サーボモータ７が逆止方向に回転する
と、その回転が図示しない減速機を介してリンク８に伝
達し、それを左方向に揺動させる。

このリンク８の揺動に伴い、リンク９が一体的に揺動す
る結果、第１、第２のリンク８．９が収縮した状態にな
り、可動プラテン１は図の左方向に押圧されることにな
る。

ここで、型締時において、上記リンク８がＡ方向に揺動
してリンク８．９が伸縮した状態になった時、リンク８
，９の支点２１が回転しすぎることのないようにリンク
８の端部にメカストッパ２２が固定されている。

該メカストッパ２２の動作について第２図により説明す
る。

メカストッパ２２は、型閉時又は型開時には第２図（ａ
）に示すような状態におかれ、リンク９とは当接しない
、リンク８の揺動に伴い型締時になると、第２図（ｂ）
に示すようにメカストッパ２２はリンク９の端部に当接
する。

この時、型締圧力の反力Ｆを受けても、リンク８．９が
収縮することがなくなる。咳反力Ｆをリンク８，９が確
実に負担することができるように、上記メカストッパ２
２は、リンク８．９の支点２１が上死点をやや過ぎた点
においてリンク９に当接する。

また、上記リンク８には歪みゲージ等からなる型締力検
出手段２３が配設されていて、反力Ｆをリンク８が受け
ることにより発生する歪みによって型締圧力を検出する
。

次に、第１図及び第３図により型締力発生手段について
説明する。

３０は型締兼型厚調整用モータであり、該型締兼型厚調
整用モータ３０の回転が図示しない減速機により減速さ
れてギヤ３１を回転させると、それに伴い同期ギヤ３２
を介してナツトギヤ３３が回転する。

該ナツトギヤ３３は上記タイバー６に形成されたネジ３
４と螺合しており、その回転に伴いタイバー６を伸長さ
せ型締力を発生するとともに、型厚調整を行うことがで
きる。

該型締力は、上記型締力検出手段２３により検出され、
型締兼型厚調整用モータ３０にフィードバックされて制
御される。

上記同期ギヤ３２は、各ナツトギヤ３３の同期を取るた
めのものである。

上述したように、型開閉は型開閉用サーボモータフによ
り高速に行い、型締力は型締兼型厚調整用モータ３０に
より別途発生させることになり、型厚調整機構を特別に
設置する必要がない。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の電動射出成形機の型締装
置においては、トグルサポートに型締兼型厚調整用モー
タが取り付けられていて、型厚を調整するとともに型締
を行うため、型開閉用モータ及び型締兼型厚調整用モー
タを小型化することができる。

そして、型締時にシングルトグル機構の縮小を防止する
ため、メカストッパが配設されているので、該メカスト
ッパにより型締力の反力を受け、型締時のシングルトグ
ル機構に伸長状態を保たせることができ、型開閉用モー
タを小型化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電動射出成形機の型締装置を示す図、
第２図はメカストッパの動作図、第２図（ａ）はメカス
トッパの非当接状態図、第２図（ｂ）はメカストッパ当
接状態図、第３図は型締兼型厚調整用ギヤ列を示す図、
第４１！Ｉは従来の型締装置を示す図である。ｌ・・・可動プラテン、３・・・固定プラテン、５・・
・トグルサポート、６・・・タイバー、７・・・型開閉
用サーボモータ、８．９・・・リンク、１０・・・型締
兼型厚調整用モータ、２２・・・メカストッパ。特許出願人　　　住友重機械工業株式会社復代理人　弁
理士　川　合　　誠（外１名）第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】（ａ）トグルサポートと、（ｂ）該トグルサポートに対して相対的に移動可能な可
動プラテンと、（ｃ）両者間にあってその伸縮により可動プラテンを移
動させるシングルトグル機構と、（ｄ）該シングルトグル機構を駆動する型開閉用モータ
と、（ｅ）上記トグルサポートに取り付けられていて、型厚
を調整するとともに、型締を行うための型締兼型厚調整
用モータと、（ｆ）型締時にシングルトグル機構の縮小を防止するメ
カストッパを有することを特徴とする電動射出成形機の
型締装置。