JPH04253916A - 興奮作用を抑制したカフェイン含有飲料乃至食品及びその製造方法 - Google Patents
興奮作用を抑制したカフェイン含有飲料乃至食品及びその製造方法Info
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- JPH04253916A JPH04253916A JP2414871A JP41487190A JPH04253916A JP H04253916 A JPH04253916 A JP H04253916A JP 2414871 A JP2414871 A JP 2414871A JP 41487190 A JP41487190 A JP 41487190A JP H04253916 A JPH04253916 A JP H04253916A
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- LPHGQDQBBGAPDZ-UHFFFAOYSA-N Isocaffeine Natural products CN1C(=O)N(C)C(=O)C2=C1N(C)C=N2 LPHGQDQBBGAPDZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 40
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Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】本発明は、カフェインの興奮抑制剤製造法
と該興奮抑制剤とに関し、特に茶葉から抽出したテアニ
ン乃至テアニンを主たる有効成分とする物を併用するこ
とを特徴とするものである。
と該興奮抑制剤とに関し、特に茶葉から抽出したテアニ
ン乃至テアニンを主たる有効成分とする物を併用するこ
とを特徴とするものである。
【０００２】
【従来の技術】カフェイン過敏性の人のために、茶やコ
ーヒー等の中に含まれるカフェインを物理的或いは化学
的手法によって除去することがなされてきている。しか
し、天然物に含まれる既知の物質をカフェインの拮抗剤
として使用し、飲料や食品に添加することによってカフ
ェインの興奮作用を抑制する方法は知られていない。
ーヒー等の中に含まれるカフェインを物理的或いは化学
的手法によって除去することがなされてきている。しか
し、天然物に含まれる既知の物質をカフェインの拮抗剤
として使用し、飲料や食品に添加することによってカフ
ェインの興奮作用を抑制する方法は知られていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】茶やコーヒーにはカフ
ェインが含まれているが、茶を好む東洋人に比してコー
ヒーを好む西洋人の方がカフェインに対して敏感である
ことが知られている。この差異は、人種間差も考え得る
が、本発明者は、茶の中にカフェインの興奮作用を抑制
する物質が存在すると考える方が理にかなっているとの
仮説を設定し、カフェイン除去という従来の考え方から
脱却し、天然物に含まれる既知の物質をカフェインの拮
抗剤として使用し得れば、カフェイン過敏性の人乃至カ
フェインを抑制したい人でも安心してカフェイン含有飲
食物を飲食することができ、きわめて有用であることに
着眼し、本発明をなしたものである。
ェインが含まれているが、茶を好む東洋人に比してコー
ヒーを好む西洋人の方がカフェインに対して敏感である
ことが知られている。この差異は、人種間差も考え得る
が、本発明者は、茶の中にカフェインの興奮作用を抑制
する物質が存在すると考える方が理にかなっているとの
仮説を設定し、カフェイン除去という従来の考え方から
脱却し、天然物に含まれる既知の物質をカフェインの拮
抗剤として使用し得れば、カフェイン過敏性の人乃至カ
フェインを抑制したい人でも安心してカフェイン含有飲
食物を飲食することができ、きわめて有用であることに
着眼し、本発明をなしたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、カフェイン含有飲食物に添加し得るカフ
ェインの興奮抑制剤即ち拮抗剤を提供するものであり、
茶葉を水、熱水又はエタノール等で抽出し、或いは化学
合成、微生物発酵又は植物組織培養等し、或いはその他
の方法によってテアニン乃至テアニン含有物を製造し、
これをカフェイン含有飲料乃至食品と併用させるように
したカフェインの興奮抑制剤製造法を特徴とするもので
ある。上記テアニンは、植物組織培養等によって製造さ
れた粗テアニン或いは生成テアニンとすることができる
。
に、本発明は、カフェイン含有飲食物に添加し得るカフ
ェインの興奮抑制剤即ち拮抗剤を提供するものであり、
茶葉を水、熱水又はエタノール等で抽出し、或いは化学
合成、微生物発酵又は植物組織培養等し、或いはその他
の方法によってテアニン乃至テアニン含有物を製造し、
これをカフェイン含有飲料乃至食品と併用させるように
したカフェインの興奮抑制剤製造法を特徴とするもので
ある。上記テアニンは、植物組織培養等によって製造さ
れた粗テアニン或いは生成テアニンとすることができる
。
【０００５】また、本発明は、テアニンを人為的に含有
させてカフェインの興奮抑制剤としたことも特徴とする
ものである。テアニン濃度は、テアニンの分子量１７４
．２０の１ｍｍｏｌ投与における体重換算約１７４ｍｇ
／Ｋｇ以上の濃度で含有させるのが好ましく、最も好ま
しくは約１７４０ｍｇ／Ｋｇ前後乃至それ以上とするの
がよい。この場合においても、テアニンは、植物組織培
養等によって製造された粗テアニン或いは生成テアニン
とすることができる。上記テアニン乃至テアニンを主た
る有効成分とする組成物は、液状、顆粒状或いはパウダ
ー状に加工して飲食物の添加剤とすることが好ましい。
させてカフェインの興奮抑制剤としたことも特徴とする
ものである。テアニン濃度は、テアニンの分子量１７４
．２０の１ｍｍｏｌ投与における体重換算約１７４ｍｇ
／Ｋｇ以上の濃度で含有させるのが好ましく、最も好ま
しくは約１７４０ｍｇ／Ｋｇ前後乃至それ以上とするの
がよい。この場合においても、テアニンは、植物組織培
養等によって製造された粗テアニン或いは生成テアニン
とすることができる。上記テアニン乃至テアニンを主た
る有効成分とする組成物は、液状、顆粒状或いはパウダ
ー状に加工して飲食物の添加剤とすることが好ましい。
【０００６】
【作用】テアニン乃至テアニンを主たる有効成分とする
組成物は、広く分布している茶葉から得ることができ、
この天然成分がカフェイン作用と拮抗し、興奮抑制作用
を果たす。
組成物は、広く分布している茶葉から得ることができ、
この天然成分がカフェイン作用と拮抗し、興奮抑制作用
を果たす。
【０００７】
【発明の効果】茶やコーヒー等のカフェイン含有飲食物
に含まれていることの多いテアニンを茶葉から生成して
有効成分とすることにより、無害な添加剤とすることが
できると同時に、テアニン乃至テアニンを主たる有効成
分とする組成物をカフェイン含有飲食物に用いることに
より、カフェイン過敏性の人或いはカフェインを抑制し
たい人（例えば睡眠を妨げることなく茶やコーヒーを飲
みたい人等も含む）が安心して飲食し得るカフェインの
興奮抑制剤製造法及び抑制剤を提供できる。
に含まれていることの多いテアニンを茶葉から生成して
有効成分とすることにより、無害な添加剤とすることが
できると同時に、テアニン乃至テアニンを主たる有効成
分とする組成物をカフェイン含有飲食物に用いることに
より、カフェイン過敏性の人或いはカフェインを抑制し
たい人（例えば睡眠を妨げることなく茶やコーヒーを飲
みたい人等も含む）が安心して飲食し得るカフェインの
興奮抑制剤製造法及び抑制剤を提供できる。
【０００８】
【実施例】本発明に係る一実施例として、カフェインに
対するテアニンの拮抗作用に関してマウスの自発運動量
に及ぼす影響を行動学的に検討し、その効果を得た。
対するテアニンの拮抗作用に関してマウスの自発運動量
に及ぼす影響を行動学的に検討し、その効果を得た。
【０００９】１．試供動物と群構成生後６週間目のＳＰ
ＦのＩＣＲ−ＪＣＬ系雄性マウス２００匹（日本クレア
社より購入）を１週間馴化し、健康な動物を一般症状を
観察して選別した。体重が均一になるように１群１０匹
づつのグループとし、次のような実験群とした。なお、
回転カゴ法の検定のために、事前に自発運動が一定の行
動に順応したものを選別した。
ＦのＩＣＲ−ＪＣＬ系雄性マウス２００匹（日本クレア
社より購入）を１週間馴化し、健康な動物を一般症状を
観察して選別した。体重が均一になるように１群１０匹
づつのグループとし、次のような実験群とした。なお、
回転カゴ法の検定のために、事前に自発運動が一定の行
動に順応したものを選別した。
【００１０】実験群（回転カゴ法による自発運動量測定
のための実験群） 〔カフェイン濃度４ｍｇ／Ｋｇ投与実験群〕Ａ群 水
を投与した対象群 Ｂ群 カフェイン４ｍｇ／Ｋｇ単独投与Ｃ群 カフ
ェイン４ｍｇ／Ｋｇにテアニン１７４ｍｇ／Ｋｇ（１ｍ
ｍｏｌ）を添加投与 Ｄ群 カフェイン４ｍｇ／Ｋｇにテアニン１７４０ｍ
ｇ／Ｋｇ（１０ｍｍｏｌ）添加投与
のための実験群） 〔カフェイン濃度４ｍｇ／Ｋｇ投与実験群〕Ａ群 水
を投与した対象群 Ｂ群 カフェイン４ｍｇ／Ｋｇ単独投与Ｃ群 カフ
ェイン４ｍｇ／Ｋｇにテアニン１７４ｍｇ／Ｋｇ（１ｍ
ｍｏｌ）を添加投与 Ｄ群 カフェイン４ｍｇ／Ｋｇにテアニン１７４０ｍ
ｇ／Ｋｇ（１０ｍｍｏｌ）添加投与
【００１１】２．被験物質の調整と投与方法カフェイン
及びテアニンは市販品を用いた。カフェインとテアニン
の各濃度は、投与直前に配合して設定した。 投与は、金属製胃ゾンデを用い、体重１Ｋｇ当たり２０
ｍｌを１回強制経口投与した。試供動物は、前夜半日絶
食を行ったものを用いた。
及びテアニンは市販品を用いた。カフェインとテアニン
の各濃度は、投与直前に配合して設定した。 投与は、金属製胃ゾンデを用い、体重１Ｋｇ当たり２０
ｍｌを１回強制経口投与した。試供動物は、前夜半日絶
食を行ったものを用いた。
【００１２】３．実験方法
回転カゴ法
被験体経口投与後３０分過ぎ、９０分過ぎ、１５０分過
ぎ、２１０分過ぎの時点から各３０分間の回転数を求め
、合計２時間の回転数を以て持続的自発運動量を検定し
た。剖見後肉眼所見による臓器観察を行った。
ぎ、２１０分過ぎの時点から各３０分間の回転数を求め
、合計２時間の回転数を以て持続的自発運動量を検定し
た。剖見後肉眼所見による臓器観察を行った。
【００１３】４．実験結果
回転カゴ法による実験結果は表１のとおりであった。
【００１４】
【表１】
【００１５】この結果、自発運動量に及ぼすテアニンの
影響は次のように判定することができた。 カフェイン４ｍｇ／Ｋｇ投与実験群 カフェイン単独投与のＢ群は興奮による明らかな運動増
加を示し、初期より実験終了まで増加した。これに対し
、テアニン１７４ｍｇ／ＫｇのＣ群は、初期において運
動量が増加したもののＢ群に比して抑制的であり、かつ
実験後半においては若干運動量が減少し、増加の傾向は
生じなかった。さらに、テアニン１７４０ｍｇ／Ｋｇの
Ｄ群は、Ｂ群に比して２０％以上に運動が抑制されてお
り、水投与の対象群としてのＡ群との差が小さくかつ経
時的傾向も近似していた。
影響は次のように判定することができた。 カフェイン４ｍｇ／Ｋｇ投与実験群 カフェイン単独投与のＢ群は興奮による明らかな運動増
加を示し、初期より実験終了まで増加した。これに対し
、テアニン１７４ｍｇ／ＫｇのＣ群は、初期において運
動量が増加したもののＢ群に比して抑制的であり、かつ
実験後半においては若干運動量が減少し、増加の傾向は
生じなかった。さらに、テアニン１７４０ｍｇ／Ｋｇの
Ｄ群は、Ｂ群に比して２０％以上に運動が抑制されてお
り、水投与の対象群としてのＡ群との差が小さくかつ経
時的傾向も近似していた。
【００１６】５．テアニンの抽出法
なお、組織培養法によるテアニンは、茶の組織例えば茎
や葉等を無菌状態で培養して誘導したカルスや不定根を
用いて製造する。茶樹では、テアニンは通常根で光合成
されるため、不定根中では１５％以上含有されているが
、カルス中にはほとんど含まれていない。しかし、この
カルスをエチルアミンを含有する培地で培養することで
多量にテアニンを蓄積させることができる。このような
カルスや不定根を熱水等で抽出し、常法に従ってイオン
交換樹脂を用いてテアニンを分離精製する。
や葉等を無菌状態で培養して誘導したカルスや不定根を
用いて製造する。茶樹では、テアニンは通常根で光合成
されるため、不定根中では１５％以上含有されているが
、カルス中にはほとんど含まれていない。しかし、この
カルスをエチルアミンを含有する培地で培養することで
多量にテアニンを蓄積させることができる。このような
カルスや不定根を熱水等で抽出し、常法に従ってイオン
交換樹脂を用いてテアニンを分離精製する。
Claims (5)
- 【請求項１】 茶葉を水、熱水又はエタノール等で抽
出し、或いは化学合成、微生物発酵又は植物組織培養等
し、或いはその他の方法によってテアニン乃至テアニン
含有物を製造し、これをカフェイン含有飲料乃至食品と
併用させるようにしたことを特徴とするカフェインの興
奮抑制剤製造法。 - 【請求項２】 テアニンを粗テアニン或いは生成テア
ニンとしたことを特徴とする請求項１に記載のカフェイ
ンの興奮抑制剤製造法 - 【請求項３】 茶葉を水、熱水又はエタノール等で抽
出し、或いは化学合成、微生物発酵、又は植物組織培養
等し、或いはその他の方法によって製造したテアニン乃
至テアニン含有物を含有させてなるカフェインの興奮抑
制剤。 - 【請求項４】 テアニン濃度を体重換算約１７４ｍｇ
／Ｋｇ以上の濃度で含有させたことを特徴とする請求項
３に記載のカフェインの興奮抑制剤。 - 【請求項５】 テアニンを粗テアニン或いは生成テア
ニンとしたことを特徴とする請求項４又は請求項５に記
載のカフェインの興奮抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2414871A JPH04253916A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 興奮作用を抑制したカフェイン含有飲料乃至食品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2414871A JPH04253916A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 興奮作用を抑制したカフェイン含有飲料乃至食品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04253916A true JPH04253916A (ja) | 1992-09-09 |
Family
ID=18523302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2414871A Pending JPH04253916A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 興奮作用を抑制したカフェイン含有飲料乃至食品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04253916A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0912454A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Taiyo Kagaku Co Ltd | テアニン含有組成物 |
| US5736575A (en) * | 1995-10-03 | 1998-04-07 | Ito En Ltd. | Excitement accelerating agent |
| KR19990004304A (ko) * | 1997-06-27 | 1999-01-15 | 손경식 | 알파-파 증진 음료용 조성물 |
| JP2001089365A (ja) * | 1998-02-23 | 2001-04-03 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 不安惹起抑制組成物 |
| WO2006033300A1 (ja) * | 2004-09-22 | 2006-03-30 | Taiyokagaku Co., Ltd. | 密封容器入り飲料 |
| JP2019511227A (ja) * | 2016-04-14 | 2019-04-25 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 乾燥および／またはｕｖ損傷および／または炎症から皮膚を保護するための組成物の製造方法 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP2414871A patent/JPH04253916A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0912454A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-14 | Taiyo Kagaku Co Ltd | テアニン含有組成物 |
| US5736575A (en) * | 1995-10-03 | 1998-04-07 | Ito En Ltd. | Excitement accelerating agent |
| KR19990004304A (ko) * | 1997-06-27 | 1999-01-15 | 손경식 | 알파-파 증진 음료용 조성물 |
| JP2001089365A (ja) * | 1998-02-23 | 2001-04-03 | Taiyo Kagaku Co Ltd | 不安惹起抑制組成物 |
| WO2006033300A1 (ja) * | 2004-09-22 | 2006-03-30 | Taiyokagaku Co., Ltd. | 密封容器入り飲料 |
| US9635871B2 (en) | 2004-09-22 | 2017-05-02 | Taiyokagaku Co., Ltd. | Beverage packed in sealed container |
| JP2019511227A (ja) * | 2016-04-14 | 2019-04-25 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 乾燥および／またはｕｖ損傷および／または炎症から皮膚を保護するための組成物の製造方法 |
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