JPH04253872A - スプリンクラ消火設備 - Google Patents

スプリンクラ消火設備

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JPH04253872A
JPH04253872A JP3334191A JP3334191A JPH04253872A JP H04253872 A JPH04253872 A JP H04253872A JP 3334191 A JP3334191 A JP 3334191A JP 3334191 A JP3334191 A JP 3334191A JP H04253872 A JPH04253872 A JP H04253872A
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均 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプリンクラ消火設
備に関する。
【0002】
【従来の技術】スプリンクラ消火設備は、従来から開放
型、閉鎖型の湿式や乾式等の種々の系統が利用されてい
る。従来、閉鎖型スプリンクラ消火設備では、各警戒地
区に設けた閉鎖型スプリンクラヘッドの端末まで加圧さ
れた消火液を常時充填しておくものであり、火災検出と
同時に散水動作をとることができ、最も一般的な、ビル
等に用いられる設備である。閉鎖型スプリンクラ消火設
備では、スプリンクラヘッドの破損等により大量の消火
液が放出されてしまうので、スプリンクラヘッドのほか
に火災感知器を設置し、火災による火災感知器の動作に
よりスプリンクラヘッドまで消火液を充填し、更にスプ
リンクラヘッドが動作するときに散水を行う予作動式(
プレアクション式)スプリンクラ消火設備がある。この
予作動式ではスプリンクラヘッドへの配管内では空気が
僅かに加圧されていて、スプリンクラヘッドの破損や誤
動作では消火液が放出されることはない。従って、デパ
−ト等の水損を極度に嫌う場所に設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】閉鎖型スプリンクラ消
火設備は、配管の端末まで加圧された消火液が常時充填
されているので、スプリンクラヘッドの火災検出による
動作と同時に消火液の放出が可能であるという特徴を有
している。しかし、物が当たる等による事故でスプリン
クラヘッドが開放してしまったときは、加圧された消火
液が放出されると共に、加圧装置が起動して、火災でな
いことを確認してポンプを停止するまでの間、散水が続
けられ、大きな水損事故となる問題がある。
【0004】一方、予作動式スプリンクラ消火設備は、
火災感知器が火災を検出し、かつ、閉鎖型スプリンクラ
ヘッドが動作したとき、即ち、火災感知器とスプリンク
ラヘッドとのAND条件によってのみ消火液が放出され
るものであり、常時は配管内には加圧空気が充填されて
いるだけなので、閉鎖型スプリンクラヘッドへの衝撃等
による開放が発生しても水損事故にはならないという特
徴を有している。しかし、閉鎖型スプリンクラヘッドが
接続される二次側配管を加圧するためのコンプレッサ等
を必要とし、設備全体が複雑で高価になり、実際に火災
時には、スプリンクラヘッドが動作しても当初は加圧さ
れた空気が出るので、正常に消火液が放出を開始するま
でに遅れがでるという問題がある。
【0005】上記従来のシステムの各短所を補うように
、警戒地区に火災感知器と閉鎖型のスプリンクラヘッド
とを設け、開放弁の一次側配管を消火液供給手段に、二
次側配管を閉鎖型のスプリンクラヘッドに、それぞれ接
続し、開放弁の開放状態の時、一次側配管の消火液を所
定圧に減圧調整して二次側配管へ供給し、これにより、
二次側配管やスプリンクラヘッド等二次側配管系の機器
部材の耐圧グレ−ドを低くし得て設備コストの抑制を図
るようにしたスプリンクラ消火設備が提案されている。 しかし、このスプリンクラ消火設備は、常時、開放弁の
一次側と二次側の液圧に大きな差があり、このため、開
放弁の開放時には大きい一次圧が瞬間的に二次側配管系
に導入される結果、大きなウォ−タ−ハンマ現象(異常
昇圧)が発生してしまい、上記、二次側配管系の機器部
材の耐圧グレ−ドを低下するのに不安が残っている。又
、二次側配管系の機器部材の耐圧グレ−ドを安心して低
下するためには、これに供給される液圧の上記所定圧へ
の減圧調整動作は、常時確実に行われねばならないので
ある。
【0006】この発明は、従来のスプリンクラ消火設備
のこのような種々の問題を解決するために提案されたも
のであって、開放弁の開放時のウォ−タ−ハンマ現象を
十分に防止できると共に、二次側配管系に供給される消
火液の減圧調整動作が常時確実に行われて二次側配管系
の機器部材の耐圧グレ−ドを安心して低下させ得ること
を可能とし、設備構成も簡単で安価なスプリンクラ消火
設備を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明は、一次側配管16が消火液供給手段13に、
二次側配管5が閉鎖型のスプリンクラヘッド4に、それ
ぞれ接続された開放弁6が設けられ、開放弁6は常態で
は閉鎖状態であり、火災現象を検出する火災検出手段1
に基づく信号により開放状態となり、一次側配管16の
消火液を所定圧に減圧調整して二次側配管5へ供給する
調圧装置Rを備えるスプリンクラ消火設備において、二
次側配管5に必要液量を通過させる流量規制手段Qを設
け、調圧装置Rが応答する二次側配管5の液圧は、流量
規制手段Qの一次側の液圧に相当するように構成してい
る。
【0008】流量規制手段Qは、その二次側への流量を
開放弁6の開放当初では一層小さく規制するように構成
している。
【0009】流量規制手段Qの二次側に、上記所定圧を
僅かに越える液圧にて動作する排液手段Eを備えている
【0010】
【作用】火災検出手段1の検出信号に基づき開放弁6は
開かれ、一次側8の圧力液は、調圧装置Rによって所定
圧に減圧調整されて二次側配管5に充液される。この減
圧調整動作の際、流量規制手段Qの位置で流量規制手段
Qの作用によってその二次側(スプリンクラヘッド4側
)と一次側(開放弁6側)との液圧に差が現れ、スプリ
ンクラヘッド4側は、開放弁6側よりも遅れて昇圧する
ことになる。これにより、開放弁6側の調圧装置Rによ
る所定圧への減圧調整動作は、スプリンクラヘッド4側
が昇圧する前に確実に行われる。
【0011】流量規制手段Qは、開放弁6の開放当初の
二次側配管5内の急激な液圧上昇を阻止するように作用
するので、ウォ−タ−ハンマ現象の発生は抑止される。 これらによって、二次側配管系の機器部材の耐圧グレ−
ドは十分低いもので足り、従来の如き高圧圧力液に基づ
く機器部材の破損も発生せず、設備コストの抑制もでき
るスプリンクラ消火設備となる。
【0012】流量規制手段Qを、その二次側への流量を
開放弁6の開放当初では一層小さく規制するように構成
しているので、この開放時での二次側配管5内の異常昇
圧は、一層確実に阻止される。
【0013】流量規制手段Qの二次側に、上記所定圧を
僅かに越える液圧にて動作する排液手段Eを設けている
ので、スプリンクラヘッド4の開放当初、調圧装置Rに
よる調圧動作が不安定な時期でも、過大液圧でなく上記
所定圧に略等しい減圧調整された消火液の放出が可能と
なる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図に基づき説明
する。図1は、スプリンクラ消火設備の第1実施例のブ
ロック図である。警戒地区の火災現象を検出する火災検
出手段としての差動式や定温式等の火災感知器1は、電
路2を介して受信盤3に接続される。火災感知器1と同
様に警戒地区の天井に設けられた閉鎖型のスプリンクラ
ヘッド4は、二次側配管5と、この二次側配管5に必要
液量を通過させる流量規制手段Qであるオリフィス45
とを介して開放弁6の二次側7に接続される。開放弁6
の一次側8は一次側配管16を介して消火液供給手段と
しての加圧送液装置13に接続されており、同図で図示
されている仕切弁9と、ポンプ10と、電路11により
受信盤3に接続されたモ−タ−12等のほか、図示され
ていない通常の逆止弁や圧力空気槽等をこの加圧送液装
置13は備えている。
【0015】開放弁6は、弁座14aによって上記一次
側8と二次側7とに区分され、この弁座14aを開閉す
る弁体15は、弁箱に嵌合されるピストンを兼ねていて
その背部と弁箱とでシリンダ室20に形成し、二次側7
内で弁座14aの外周側方に設けた弁座14bによって
信号入水室22を形成し、弁体15は、ばね18によっ
て弁座14a、14bを閉じるよう付勢される、所謂減
圧開のタイプであり、弁体15には一次側8の液圧の一
部を導入するための小孔19が明けられている。また、
この弁体15は、調圧装置Rとしての調圧パイロット弁
21によって一次側配管16の液圧を、上記所定圧に減
圧調整して二次側7(流量規制手段Qの一次側)に供給
するように、その開閉動作が制御される。即ち、調圧パ
イロット弁21は、シリンダ室20に配管23にて連通
する操作室17と、起動弁24を介して操作室17をド
レン管25に通じる調圧弁座26と、フラム29を有し
てばね27によって調圧弁座26を開く方向に付勢され
た調圧弁体28と、二次側7に配管31を介して連通す
る調圧室30とを有している。
【0016】信号入水室22には、オリフィス36のあ
るドレン管37を接続し、このドレン管37には開放弁
6の開放による昇圧を検知して受信盤3にこれを報知す
る圧力スイッチ39を設けている。起動弁24は、火災
感知器1の火災現象検出により動作する電動部41によ
って開かれるように受信盤3によって制御される。電動
部41は、モ−タや電磁ソレノイドによって構成される
。二次側配管5の端末はオリフィス43(二次側配管5
やスプリンクラヘッド4等よりも高い位置に配置されて
いる)とドレン管44を介して大気に開放している。
【0017】次に上記実施例における動作を説明する。 起動弁24は当初、閉じている。まず、スプリンクラヘ
ッド4、二次側配管5等の二次側配管系統に無圧の消火
液を充液しておく。この充液操作は、仕切弁9を開いて
加圧送液装置13により開放弁6の一次側8まで加圧し
ている状態とし、次に仕切弁9を閉じ、起動弁24を開
いてシリンダ室20内が減圧されることで開放弁6を開
放可能な状態とする。そして、仕切弁9を徐々に開放し
、消火液をゆっくり開放弁6の二次側配管系統に流入さ
せる。消火液は、開放弁6の二次側7から二次側配管5
、スプリンクラヘッド4へ流れ、オリフィス43を越え
てドレン管44に流れ落ちる。消火液がオリフィス43
を越えている時点で起動弁24を閉じ、開放弁6を閉止
状態にする。
【0018】これにより、二次側配管系に作用していた
圧力液は、オリフィス43を介してドレン管44へ排出
されて二次側配管系は無圧に充液された状態になる。こ
のようにして二次側配管5、スプリンクラヘッド4等の
二次側配管系統は充液され、オリフィス43を用いて大
気連通の割合を微小にしておくことで、消火液の大気へ
の拡散を抑え、無圧充液状態を長期に保つことができる
。火災感知器1が動作していない常態では各警戒地区の
開放弁6の一次側8の消火液は小孔19からシリンダ室
20に入り、シリンダ室20の液圧とばね18によって
弁体15は弁座14a、14bを閉じ、この弁体15は
監視状態となっている。二次側配管5等の消火液は無加
圧で充液されているので、監視時では消火液の排出損失
は無い。
【0019】この状態において火災が発生して火災感知
器1が動作すると、火災信号が受信盤3に伝達される。 受信盤3ではこの火災信号により電動部41を動作させ
起動弁24を開けるので、開放弁6のシリンダ室20の
液圧は操作室17を介しドレン管25から排出されてそ
の液圧は減圧し、一次側8の液圧により開放弁6は開か
れ、信号入水室22の液圧が高まり圧力スイッチ39が
動作して受信盤3に開放弁6の開放を報知する。一方、
図示しない圧力空気槽等の加圧手段により一次側8の圧
力液は二次側7を経て二次側配管5と配管31へ流れる
。二次側配管5の液圧が上昇して配管31から調圧室3
0にかかる液圧によりフラム29と調圧弁体28は下方
へ押されて所定圧に達すると調圧弁座26は閉じ、ドレ
ン管25からの排液は止む。調圧室30に導入されてい
る二次側7の液圧が調圧パイロット弁21の設定圧を下
回るとばね27によって調圧弁体28は戻されて調圧弁
座26は開き、シリンダ室20の圧力液は操作室17を
介し排液されて一次側8の液圧によって弁体15が戻っ
て弁座14a、14bは開き、一次側8の消火液が二次
側7に導入され、二次側7の液圧は回復し、このように
して二次側7の液圧は一次側8の消火液の液圧に比べ、
消火活動に必要な所定圧に減圧調整される。
【0020】開放弁6の開放中での昇圧の際、流量規制
手段Qであるオリフィス45の位置では、このオリフィ
ス45の流量規制作用によりその二次側(スプリンクラ
ヘッド4側)と一次側(開放弁6側)との液圧に差が現
れ、スプリンクラヘッド4側は、開放弁6側よりも遅れ
て昇圧することになる。そうすると、調圧装置Rである
調圧パイロット弁21の上記減圧調整動作において、開
放弁6側に位置しているこの調圧パイロット弁21の減
圧調整動作は、スプリンクラヘッド4側が昇圧する前に
必ず行われることになる。これにより、オリフィス45
の二次側である二次側配管5やスプリンクラヘッド4等
の二次側配管系には、調圧パイロット弁21によって確
実に減圧調整された低圧の消火液が導入されることにな
り、二次側配管系の機器部材の耐圧グレ−ドを安心して
下げることができる。
【0021】更に、開放弁6が開放された瞬時での調圧
パイロット弁21による上記調圧作用が十分に発揮でき
ないとき、オリフィス45によって二次側配管5への流
量が規制されるので、二次側配管5内の異常昇圧は阻止
され、ウォ−タ−ハンマ現象は発生しなくなって従来の
如き高圧圧力液に基づく機器部材の破損も発生せず、設
備コストの抑制もできるスプリンクラ消火設備となった
【0022】火災地点の温度がさらに上昇すると、スプ
リンクラヘッド4が開放して二次側配管5内の消火液が
放出され、二次側7の大きい液圧低下が図示しない圧力
空気槽の圧力スイッチにより検知されると加圧送液装置
13のポンプ10は起動され、火災が消火されるまでこ
の放出は続けられる。スプリンクラヘッド4等二次側配
管5には消火液が既に所定圧で充液されているので、ス
プリンクラヘッド4の開放動作と同時に消火液は放出さ
れ、消火動作に遅れは無い。ここで加圧送液装置13の
ポンプ10の起動は、上記加圧手段の連続加圧時間を検
知することによって行ってもよい。
【0023】以上の他、二次側配管5を予作動式のよう
に常時空気で加圧しておくためのコンプレッサはこの実
施例では不要となり、設備コストは安価となった。火災
監視時では、スプリンクラヘッド4が衝撃等で開放した
場合に放出される無圧の消火液は僅かであり、従来の閉
鎖型スプリンクラ消火設備のような大きな水損事故は防
止できる。
【0024】図2は、この発明の第2実施例を示すブロ
ック図である。この第2実施例は、流量規制手段Qとし
て前記第1実施例でのオリフィス45の代りに定流量弁
46を用いていることの他は、第1実施例と同一の構成
であり、共に同一符号を付してその構造説明は省略した
。この第2実施例も、開放弁6の開放中での昇圧の際、
流量規制手段Qである定流量弁46の位置では、この定
流量弁46の流量規制作用によりその二次側(スプリン
クラヘッド4側)と一次側(開放弁6側)との液圧に差
が現れ、スプリンクラヘッド4側は、開放弁6側よりも
遅れて昇圧するので、開放弁6側に位置しているこの調
圧パイロット弁21の減圧調整動作は、スプリンクラヘ
ッド4側が昇圧する前に必ず行われることになり、オリ
フィス45の二次側である二次側配管5やスプリンクラ
ヘッド4等の二次側配管系には、調圧パイロット弁21
によって確実に減圧調整された低圧の消火液が導入され
、二次側配管系の機器部材の耐圧グレ−ドを安心して下
げることができること及び、開放弁6が開放された瞬時
での調圧パイロット弁21による上記調圧作用が十分に
発揮できないとき、定流量弁46によって二次側配管5
への流量が規制されて二次側配管5内のウォ−タ−ハン
マ現象は発生しなくなって従来の如き高圧圧力液に基づ
く機器部材の破損も発生せず、設備コストの抑制もでき
るスプリンクラ消火設備となるという、主な効果に加え
て、二次側配管5を予作動式のように常時空気で加圧し
ておくためのコンプレッサは不要となり、火災監視時で
は、スプリンクラヘッド4が衝撃等で開放した場合に放
出される無圧の消火液は僅かで、従来の閉鎖型スプリン
クラ消火設備のような大きな水損事故は防止できるとい
う付加的効果も有している。
【0025】図3は、この発明の第3実施例を示すブロ
ック図である。この第3実施例は、流量規制手段Qとし
て前記第1実施例でのオリフィス45の代りに小径ポ−
ト49と大径ポ−ト50とを有している2方オリフィス
弁47を用い、この小径ポ−ト49、大径ポ−ト50間
の切替え操作を、モ−タ−、ソレノイド等の電動部42
により行うようにしていることの他は、第1実施例と同
一の構成であり、共に同一符号を付してその構造説明は
省略した。
【0026】この第3実施例では、監視時は開放弁6の
二次側7に接続している配管46と二次側配管5とを2
方オリフィス弁47の小径ポ−ト49が連通する位置に
制御され、前記第1実施例と同様、火災が発生していな
い常態では二次側配管系は、無圧に充液されている。火
災が発生して火災感知器1が動作すると、第1実施例と
同様な各部の動作で開放弁6は開かれる。配管46から
の圧力液は小径ポ−ト49によって絞られて二次側配管
5に流入するので、その液圧は徐々に高まり、この流入
によるウォ−タ−ハンマ現象は発生せず、小径ポ−ト4
9によって絞られているため、2方オリフィス弁47よ
り手前の二次側7や配管31、46、調圧室30等の液
圧は、開放弁6の開放後直ちに昇圧し、開放弁6の開放
当初は弁体15の開度は小さいため、二次側配管5の液
圧が異常昇圧する前に調圧パイロット弁21による前述
した調圧動作は十分に行われ、この点からもウォ−タ−
ハンマ現象抑止は確実になされる。
【0027】二次側配管5の液圧が調圧パイロット弁2
1の調圧による上記所定圧よりも少し低い予備圧になる
と、圧力スイッチ40により(或いは受信盤3等に設け
てある図示しないタイマ手段の指令により)電動部42
が動作して、二次側配管5と配管46に大径ポ−ト50
が連通する位置に2方オリフィス弁47は回動制御され
、開放弁6の二次側7の圧力液は大径ポ−ト50から二
次側配管5へ少し絞られて導入されるが、大径ポ−ト5
0の開通時に二次側配管5に加わる液圧は、調圧された
液圧と既に予備圧に高まっている二次側配管5の液圧と
の小さい差圧であり、従って、バイパス弁34の開放に
よる異常昇圧は、極めて小さい。そして、開放弁6の開
放中での昇圧の際、流量規制手段Qである2方オリフィ
ス弁47の位置では、この2方オリフィス弁47の大径
ポ−ト50の流量規制作用によりその二次側(スプリン
クラヘッド4側)と一次側(開放弁6側)との液圧に差
が現れ、スプリンクラヘッド4側は、開放弁6側よりも
遅れて昇圧するので、開放弁6側に位置している調圧パ
イロット弁21の減圧調整動作は、スプリンクラヘッド
4側が昇圧する前に必ず行われることになり、2方オリ
フィス弁47の二次側である二次側配管5やスプリンク
ラヘッド4等の二次側配管系には、調圧パイロット弁2
1によって確実に減圧調整された低圧の消火液が導入さ
れることなる。
【0028】この第3実施例も、開放弁6開放当初、液
圧調圧パイロット弁21による調圧作用が十分に発揮で
きないとき小径ポ−ト49により二次側配管5の液圧急
増は抑止され、そして大径ポ−ト50に切り替わった時
では増圧は僅かとなってウォ−タ−ハンマ現象は発生し
なくなり、開放弁6の開放中では大径ポ−ト50による
流量規制によって調圧パイロット弁21による減圧調整
動作が確実に行われ、従来の如き高圧圧力液に基づく機
器部材の破損も発生せず、これらにより二次側配管系の
機器部材の耐圧グレ−ドを安心して下げることができ、
設備コストの抑制もできるスプリンクラ消火設備となる
という、主な効果に加えて、スプリンクラヘッド4等二
次側配管5に消火液が所定圧で充液されているので、ス
プリンクラヘッド4の開放と同時に消火液は放出されて
消火動作に遅れは無く、二次側配管5を予作動式のよう
に常時空気で加圧しておくためのコンプレッサは不要と
なり、火災監視時では、スプリンクラヘッド4が衝撃等
で開放した場合に放出される無圧の消火液は僅かで、従
来の閉鎖型スプリンクラ消火設備のような大きな水損事
故は防止できるという付加的効果も有している。
【0029】図4は、この発明の第4実施例を示すブロ
ック図である。この第4実施例は、流量規制手段Qとし
て前記第3実施例での2方オリフィス弁47の代りに開
放弁6の開放当初では小孔51を介して二次側配管5に
圧力液を導入し、そして、二次側配管5の液圧が前述し
た予備圧になったときこの予備圧によって開かれる調整
弁座52から圧力液を二次側配管5に供給する構造の流
量調整弁53を用いたこと以外は、第3実施例と同一の
構成であり、共に同一符号を付してその構造説明は省略
した。
【0030】例示した流量調整弁53は、小孔51とフ
ラム59を有し、ばね54によって調整弁座52を閉じ
るようにした調整弁体55と、調整弁座52を内装する
通液室56と、通液室56を配管46及びシリンダ室3
0に連通する配管57と、二次側配管5の圧力液を導入
する調整室58とによって構成されている。
【0031】開放弁6の開放当初では調整弁体55は調
整弁座52に着座したままであり、圧力液は小孔51の
みから二次側配管5に流れている。二次側配管5の液圧
が高まって所定圧に対し僅かに低い前記予備圧になると
調整室58の液圧によりフラム59は調整弁体55を押
動して調整弁座52を開き、この後は調圧装置Rによっ
て流量を調整された消火液を二次側配管5に供給する。 開放弁6の開放当初では配管46からの圧力液は小孔5
1によって絞られて二次側配管5に流入するので、その
液圧は徐々に高まり、ウォ−タ−ハンマ現象は発生しな
い。
【0032】そして二次側配管5の液圧が予備圧になっ
て調整弁座52が開いたときに二次側配管5に加わる液
圧は、調圧された液圧と既に予備圧に高まっている二次
側配管5の液圧との小さい差圧であり、この調整弁座5
2の開放による異常昇圧は、極めて小さい。開放弁6の
開放中での昇圧の際、流量規制手段Qである流量調整弁
53の開放位置では、調整弁座52による流量調整作用
によりその二次側(スプリンクラヘッド4側)と一次側
(開放弁6側)との液圧に差が現れ、スプリンクラヘッ
ド4側は、開放弁6側よりも遅れて昇圧するので、開放
弁6側に位置している調圧パイロット弁21の減圧調整
動作は、スプリンクラヘッド4側が昇圧する前に必ず行
われることになり、流量調整弁53の二次側である二次
側配管5やスプリンクラヘッド4等の二次側配管系には
、調圧パイロット弁21の作用によって確実に減圧調整
された低圧の消火液が導入されることになる。
【0033】この第4実施例も、開放弁6の開放当初は
調圧パイロット弁21による上記調圧作用が十分に発揮
できないとき小孔51により二次側配管5の液圧急増は
抑止され、そして調整弁座52が開いた時では増圧は僅
かとなってウォ−タ−ハンマ現象は発生しなくなり、開
放弁6の開放中では調整弁座52による流量規制によっ
て調圧パイロット弁21による減圧調整動作が確実に行
われ、従来の如き高圧圧力液に基づく機器部材の破損も
発生せず、これらにより二次側配管系の機器部材の耐圧
グレ−ドを安心して下げることができ、設備コストの抑
制もできるスプリンクラ消火設備となるという、主な効
果に加えて、スプリンクラヘッド4等二次側配管5に消
火液が所定圧で充液されているので、スプリンクラヘッ
ド4の開放と同時に消火液は放出されて消火動作に遅れ
は無く、二次側配管5を予作動式のように常時空気で加
圧しておくためのコンプレッサは不要となり、火災監視
時では、スプリンクラヘッド4が衝撃等で開放した場合
に放出される無圧の消火液は僅かで、従来の閉鎖型スプ
リンクラ消火設備のような大きな水損事故は防止できる
という付加的効果も有している。前記第3実施例では流
量規制手段Qである2方オリフィス弁47の前記オリフ
ィス切替え動作のための電動部42等の電源を必要とす
るのに対し、小径ポ−ト52の第4実施例によれば、か
かる電源を要せず、構成は簡単となる。
【0034】図5は、この発明の第5実施例を示すブロ
ック図である。この第5実施例は、流量規制手段Qの二
次側にて二次側配管5の末端とドレン管44との間に、
調圧パイロット弁21による前記所定圧を僅かに越える
液圧にて動作する排液手段Eとしての安全弁61を設け
ていることの他は、第1実施例と同一の構成であり、共
に同一符号を付してその構造説明は省略した。例示した
安全弁61は、二次側配管5の末端に開口する排液弁座
62と、排液弁座62を閉じるようにばね63にて付勢
された排液弁体64とによって構成される。
【0035】開放弁6の開放当初では排液弁体64は排
液弁座62を閉じている。調圧装置Rは、開放弁6の二
次側7からスプリンクラヘッド4までの間の配管損失を
考慮してその調整圧力を、前記所定圧よりも少し高く設
定しているので、開放弁6の開放当初からスプリンクラ
ヘッド4が開放するまでの充液圧力は所定圧よりも高く
なっているが、二次側配管5の液圧がこの所定圧を越え
たとき、その液圧によって排液弁座62は開かれて消火
液はドレン管44から排液されるので、二次側配管5内
は所定圧に維持される。これによりスプリンクラヘッド
4の開放当初、従来では所定圧よりも高い消火液が放出
していたのであるが、このような安全弁61を二次側配
管5の末端に設けたことにより、開放当初も上記所定圧
に減圧調整された消火液の放出が可能となったのである
【0036】この第5実施例も、前記第1実施例のもの
と同様、開放弁6の開放中での昇圧の際、流量規制手段
Qであるオリフィス45のの流量規制作用により調圧パ
イロット弁21の減圧調整動作はスプリンクラヘッド4
側が昇圧する前に必ず行われ、開放弁6が開放された瞬
時での調圧パイロット弁21による上記調圧作用が十分
に発揮できないとき、オリフィス45によって二次側配
管5への流量が規制されて二次側配管5内のウォ−タ−
ハンマ現象は発生しなくなって従来の如き高圧圧力液に
基づく機器部材の破損も発生せず、設備コストの抑制も
できるスプリンクラ消火設備となるという、主な効果に
加えて、二次側配管5を予作動式のように常時空気で加
圧しておくためのコンプレッサは不要となり、火災監視
時では、スプリンクラヘッド4が衝撃等で開放した場合
に放出される無圧の消火液は僅かで、従来の閉鎖型スプ
リンクラ消火設備のような大きな水損事故は防止できる
という付加的効果も有している。
【0037】尚、上記各図示例では、調圧パイロット弁
21は、開放弁6とは別体に形成しているが、これらを
一体化した構造であってもよく、又、開放弁6は、図示
の減圧開の構造でなく、シリンダ室内を加圧することに
よって開放する、所謂加圧開の構造であっても支障はな
い。以上の実施例において、開放弁6の開放は、火災感
知器1の信号に基づくものに限らず、微圧の二次側配管
5内のスプリンクラヘッドの開放による圧力変化によっ
て行うものでもよく、又、無加圧の場合を含めて、スプ
リンクラヘッドの開放動作を検知する接点によって行う
等でもよい。また、上記第1〜第4実施例に、第5実施
例の前記排液手段Eと同等の構成を付加することもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、減圧調
整動作の際、流量規制手段Qの位置で流量規制手段Qの
作用によってその二次側(スプリンクラヘッド4側)と
一次側(開放弁6側)との液圧に差が現れてスプリンク
ラヘッド4側は、開放弁6側よりも遅れて昇圧すること
になり、これにより、開放弁6側の調圧装置Rによる所
定圧への減圧調整動作は、スプリンクラヘッド4側が昇
圧する前に確実に行われることになった。
【0039】開放弁6の開放当初の二次側配管5内の急
激な液圧上昇は、流量規制手段Qによって阻止され、ウ
ォ−タ−ハンマ現象の発生は抑止される。これらによっ
て、二次側配管系の機器部材の耐圧グレ−ドは十分低い
もので足り、従来の如き高圧圧力液に基づく機器部材の
破損も発生せず、設備コストの抑制もできるスプリンク
ラ消火設備となった。
【0040】流量規制手段Qを、その二次側への流量を
開放弁6の開放当初では一層小さく規制するように構成
しているので、この開放時での二次側配管5内の異常昇
圧は、一層確実に阻止される。
【0041】流量規制手段Qの二次側に、上記所定圧を
僅かに越える液圧にて動作する排液手段Eを設けている
ので、スプリンクラヘッド4の開放当初、調圧装置Rに
よる調圧動作が不安定な時期でも、過大液圧でなく上記
所定圧に略等しい減圧調整された消火液の放出が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すブロック図である
【図2】この発明の第2実施例を示すブロック図である
【図3】この発明の第3実施例を示すブロック図である
【図4】この発明の第4実施例を示すブロック図である
【図5】この発明の第5実施例を示すブロック図である
【符号の説明】
1        火災感知器(火災検出手段)4  
      スプリンクラヘッド5        二
次側配管 6        開放弁 16      一次側配管 21      調圧パイロット弁(調圧装置R)45
      オリフィス(流量規制手段Q)46   
   定流量弁(流量規制手段Q)47      2
方オリフィス弁(流量規制手段Q)53      流
量調整弁(流量規制手段Q)E        排液手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    一次側配管が消火液供給手段に、
    二次側配管が閉鎖型のスプリンクラヘッドに、それぞれ
    接続された開放弁が設けられ、開放弁は常態では閉鎖状
    態であり、火災現象を検出する火災検出手段に基づく信
    号により開放状態となり、一次側配管の消火液を所定圧
    に減圧調整して二次側配管へ供給する調圧装置を備える
    スプリンクラ消火設備において、二次側配管に必要液量
    を通過させる流量規制手段を設け、調圧装置が応答する
    上記二次側配管の液圧は、流量規制手段の一次側の液圧
    に相当することを特徴とするスプリンクラ消火設備。
  2. 【請求項2】    流量規制手段は、その二次側への
    流量を開放弁の開放当初では一層小さく規制するように
    構成したものであることを特徴とする請求項1のスプリ
    ンクラ消火設備。
  3. 【請求項3】    流量規制手段の二次側に、上記所
    定圧を僅かに越える液圧にて動作する排液手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1のスプリンクラ消火設備
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233598A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JP2012179464A (ja) * 2012-06-27 2012-09-20 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JP2016152947A (ja) * 2016-04-13 2016-08-25 能美防災株式会社 連結散水設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012179464A (ja) * 2012-06-27 2012-09-20 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラ消火設備
JP2016152947A (ja) * 2016-04-13 2016-08-25 能美防災株式会社 連結散水設備

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