JP3089550B2 - 減圧開放型調圧弁 - Google Patents

減圧開放型調圧弁

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JP3089550B2 JP09324055A JP32405597A JP3089550B2 JP 3089550 B2 JP3089550 B2 JP 3089550B2 JP 09324055 A JP09324055 A JP 09324055A JP 32405597 A JP32405597 A JP 32405597A JP 3089550 B2 JP3089550 B2 JP 3089550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプリンクラ消
火設備等に用いられる減圧開放型調圧弁に関する。
【0002】
【従来の技術】消火液を使った消火設備の送水配管の途
中に開放弁を設け、該開放弁によって送水配管を一次側
と二次側とに分離して、開放弁の弁の開度を調整するこ
とによって二次側の消火液の圧力を調整するようにした
ものがある。このようなものの例として例えば、特開昭
59−137672号公報に示された発泡消火装置に使
用される送水圧制御装置の発明がある。
【0003】同公報に示された送水圧制御装置の構成を
概説すると、送水管の途中に減圧主弁を設けると共に、
該減圧主弁をバイパスする配管に調節弁(パイロット
弁)を設け、該調節弁によって二次側の圧力を検知する
と共に、該調節弁の指令に基づいて減圧主弁の開度を調
節して、二次側の圧力を調整するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
減圧主弁の場合には、二次側の圧力を検知して減圧主弁
の開度調整をする調節弁が、減圧主弁と別に設置されて
いたので、別途パイパス管の設置と調節弁の設置が必要
であり、取り付けに手間がかかると共に、広い設置スペ
ースが必要になるという問題があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、取り付けに手間がかからないと共
に、設置スペースも狭くて済む減圧開放型調圧弁を得る
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る減圧開放型
調圧弁は、一次室と、二次室と、前記一次室と前記二次
室との境界部に設けられた弁座と、該弁座に着座して前
記一次室と前記二次室とを仕切る弁体と、該弁体を収容
して前記弁体の動きを制御する弁箱とを備え、該弁箱
は、前記一次室に連通すると共に内部の液圧が減圧した
ときに前記弁体を開放方向に移動させ、前記内部の液圧
が上昇したときに前記弁体を閉止方向に移動させる操作
室と、前記二次室に連通して前記二次室の液圧を監視す
る二次圧監視室と、前記操作室の圧力液を外部に排出さ
せて前記操作室の圧力を減圧させる圧力液排出手段と、
前記二次室監視室の圧力が所定値以上になると前記圧力
液排出手段からの圧力液の排出を停止させる機構とを備
えてなる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本実施の形態に係る減圧
開放型調圧弁をスプリンクラ消火設備に使用した場合の
系統図である。警戒地区に設けられた差動式や定温式等
の火災感知器1は、電路2を介して受信盤3に接続され
る。火災感知器1と同様に警戒地区の天井に設けられた
閉鎖型のスプリンクラヘッド4は、二次側配管5を介し
て開放弁6の二次側7に接続される。開放弁6の一次側
8は、消火液供給手段としての加圧送液装置13に接続
されており、同図で図示されている仕切弁9と、ポンプ
10と、電路11により受信盤3に接続されたモーター
12等のほか、図示されていない通常の逆止弁や圧力空
気槽等をこの加圧送液装置13は備えている。
【0008】開放弁6の一次側8と二次側7とは、弁座
14とこの弁座14を開閉する弁体15とにより仕切ら
れ、弁箱16と弁体15とにより操作室17が形成され
ている。そして、ばね18にて弁座14を閉じるよう付
勢された弁体15には一次側8の液圧の一部を導入する
ための小孔19が設けられている。操作室17は、電路
20にて受信盤3に接続されたモーター又はソレノイド
の如き電動部21によって開閉される操作弁22に通じ
ている。
【0009】また、操作室17には弁体開度調整穴46
が設けられ、この弁体開度調整穴46は、フラム47の
作用により開度が調整される。すなわち、フラム47
は、片面を二次圧監視室50に面し、他面は二次圧設定
ばね48により開度が大きくなるように付勢されてい
て、このフラム47と一体にされたニードル49の変位
により弁体開度調整穴46の開度が調整されるのであ
る。
【0010】開放弁6の一次側8と二次側7とをバイパ
スするように設けたバイパス管23には、小流量通液装
置Aを介装している。小流量通液装置Aは、一次側8の
減圧をパイロットとしてこの液圧を所定に減圧調整でき
る調圧弁37からなり、オリフィスによって形成された
弁座38と、弁座38を開くようにばね39にて付勢さ
れた弁体40と、弁体40の他端に設けられたベローズ
41と、ベローズ41で区分された弁箱42内の調圧室
43と、弁座38の内側に形成された送液室44とによ
って構成され、送液室44と調圧室43は配管52によ
って二次側配管5に接続されている。
【0011】調圧弁37は、一次側8の液圧によって弁
体40が押動されて弁座38が開き、消火液は送液室4
4と配管52を経て二次側配管5とスプリンクラヘッド
4に充液され、配管52の液圧が上昇し一次側8の液圧
を下回る火災監視時の所定液圧になると、調圧室43の
液圧によってベローズ41と弁体40は押動されて弁座
38は閉じ、配管52(二次側配管5)の液圧が上記所
定液圧よりも低下すると、送液室44側に比して面積比
の小さい弁体40に加わる一次側8の液圧とばね39と
によってベローズ41と弁体40は押し戻されて弁座3
8は開き、二次側配管5の液圧は所定液圧に回復する。
【0012】そして二次側配管5において、スプリンク
ラヘッド4の開放以外の微小な液圧低下が生じた場合
は、上記と同様に調圧弁37が動作して二次側配管5に
補給されて所定圧に保持される。
【0013】二次側配管5には、開放弁6の開放を検知
して電路26により受信盤3にこれを報知し、受信盤3
をして加圧送液装置13を起動させる圧力スイッチ27
aを設けている。また、二次側配管5には、二次側の圧
力が異常減圧したときに異常信号を受信盤3に出力する
圧力スイッチ27bが設けられている。
【0014】さらに、スプリンクラヘッド4が接続され
ている二次側配管5には仕切弁31を介してドレン管3
2に接続されている。なお、開放弁6の一次側8の液圧
は圧力計33で、二次側配管5の液圧は圧力計34でそ
れぞれ検知される。
【0015】次に上記実施の形態における動作を説明す
る。火災感知器1が動作していない常態では開放弁6の
加圧されている一次側8の消火液は小孔19から操作室
17に入り、消火液の液圧とばね18によって弁体15
は弁座14を閉じている。そして、一次側8の消火液は
バイパス管23から小流量通液装置Aを介してスプリン
クラヘッド4と二次側配管5とに充液され、一次側8と
同一の液圧に二次側7と二次側配管5とスプリンクラヘ
ッド4は充液されている。このときの調圧弁37の動作
は前述した通りである。
【0016】この状態において火災が発生し火災感知器
1が動作すると、火災信号が受信盤3に伝達される。受
信盤3ではこの火災信号により電動部21を動作させ操
作弁22を開ける。操作弁22の開放により開放弁6の
操作室17内の消火液は弁体開度調整穴46を経てドレ
ン管29から排出され、繰作室17内の減圧により、弁
体15は二次側7の液圧により弁座14から離れ、開放
弁6が開かれる。
【0017】そして一次側8の圧力液は二次側7へ流
れ、二次側7に接続されている圧力スイッチ27aが動
作して加圧送液装置13は起動する。ここで、二次側7
の圧力が火災監視時の所定液圧よりも高く上昇すると、
二次側7と二次圧監視室50とが連通しているので、二
次圧監視室50内の圧力も上昇し、フラム47が二次圧
設定ばね48に打ち勝つ上記二次側7の圧力によって押
され、ニードル49は弁体開度調整穴46を閉じる。そ
うすると操作室17内の圧力は上昇して弁体15は弁座
14に当接し、開放弁6は閉じて加圧送液装置13も停
止する。
【0018】そして二次側配管5内の圧力は、消火液放
出待機状態の設定圧に一定に保持され、スプリンクラヘ
ッド4の開放により消火液が放出されるときも、二次側
配管5内の消火液の液圧は開放弁6の上記調圧作用によ
り消火液放出待機時と同じ設定圧に保持され、スプリン
クラヘッド4から所定の圧力で放液される。
【0019】一方、機械的な衝撃によりスプリンクラヘ
ッド4が開放されると、二次側配管5の液圧は急激に低
下し、圧力スイッチ27bが動作して受信盤3に伝達さ
れる。これにより受信盤3では火災感知器1が動作せず
二次側配管5の液圧のみが低下したことが検出され、開
放弁6を開くこと無く、二次側配管5の系統に異常が発
生したことを表示することができる。
【0020】この実施の形態によれば、開放弁6自体が
調圧機構を有しているので、二次側の圧力を調整するた
めの別途パイロット弁を設置する必要がなく、パイロッ
ト弁設置のための手間とスペースが不要となる。また、
調圧弁37による液圧の減圧動作によって二次側7の液
圧は、スプリンクラヘッド4の開放時も所定の低圧とな
っているので、開放弁6の二次側7の配管(二次側配管
5等)や、弁類等に負担がかからず、圧力液による機器
や配管の破損は発生しない。
【0021】さらに、スプリンクラヘッド4及び、二次
側配管5内には常時消火液が充填されているので、スプ
リンクラヘッド4の開放動作と同時に消火液は放出さ
れ、消火動作に遅れがない。
【0022】また、スプリンクラヘッド4が機械的な衝
撃などで誤開放したような場合に放出される消火液は、
小流量通液装置Aを介してのみ二次側配管5に供給され
るのでこの供給量は僅かであり、大きい水損事故を生じ
ることがない。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、開放弁
自体が調圧機構を有しているので、二次側の圧力を調整
するためのパイロット弁などを別途設置する必要がな
く、取り付けに手間がかからないと共に、設置スペース
も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1をスプリンクラ消火設
備に適用した際系統図である。
【符号の説明】
1 火災感知器 2、11、20、26 電路 3 受信盤 4 スプリンクラヘッド 5 二次側配管 6 開放弁 7 二次側 8 一次側 9、31 仕切弁 10 ポンプ 12 モーター 13 加圧送液装置(消火液供給手段) 14、、38 弁座 15、40 弁体 16、42 弁箱 17 操作室 18、39 ばね 19、36 小孔 21 電動部 22 操作弁 23 バイパス管(管路) 52 配管 27a、27b 圧力スイッチ 29、32 ドレン管 33、34 圧力計 37 調圧弁 41 ベローズ 43 調圧室 44 送液室 45 一次側配管 46 弁体開度調整穴 47 フラム 48 二次圧設定ばね 49 ニードル 50 二次圧監視室 51 信号入水室 A 小流量通液装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次室と、二次室と、前記一次室と前記
    二次室との境界部に設けられた弁座と、該弁座に着座し
    て前記一次室と前記二次室とを仕切る弁体と、該弁体を
    収容して前記弁体の動きを制御する弁箱とを備え、 該弁箱は、前記一次室に連通すると共に内部の液圧が減
    圧したときに前記弁体を開放方向に移動させ、前記内部
    の液圧が上昇したときに前記弁体を閉止方向に移動させ
    る操作室と、前記二次室に連通して前記二次室の液圧を
    監視する二次圧監視室と、前記操作室の圧力液を外部に
    排出させて前記操作室の圧力を減圧させる圧力液排出手
    段と、前記二次室監視室の圧力が所定値以上になると前
    記圧力液排出手段からの圧力液の排出を停止させる機構
    とを備えてなることを特徴とする減圧開放型調圧弁。
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