JPH042515Y2 - - Google Patents

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JPH042515Y2
JPH042515Y2 JP4701086U JP4701086U JPH042515Y2 JP H042515 Y2 JPH042515 Y2 JP H042515Y2 JP 4701086 U JP4701086 U JP 4701086U JP 4701086 U JP4701086 U JP 4701086U JP H042515 Y2 JPH042515 Y2 JP H042515Y2
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ssb
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JP4701086U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は無線通信中継装置に関し、特にSSB波
(Single Side Band;単側帯波)の中継時の了解
度低下を防止したSSB波中継装置に関する。
〔従来の技術〕
高度情報化時代においては無線通信網は不可欠
であるが、有限な無線周波数の有効利用を考える
と、従来の広帯域な帯域幅を占有するFMやパル
ス変調の通信方式の他に、極めて狭い帯域幅で所
要の了解度が得られるSSB波による通信方式の見
直される時代が到来すると思われる。
このような背景において、より広域な通信範囲
を確保するためには、電波の中継を効果的に行う
必要がある。
従来、SSB波の中継を行なう場合、中継すべき
SSB波を受信する際にこのSSBの元の搬送波周波
数に一致した局部信号周波数で復調し、その復調
信号を再度SSB変調器に入力しSSB波を送信する
中継装置を用いるのが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第2図はこの従来の中継装置の構成を示すブロ
ツク図である。すなわち、受信アンテナ1から受
けた信号はSSB波受信機2′で復調し増幅され、
再びSSB波送信機6′で変調されて送信アンテナ
9から送出される。しかし、この従来の方式で
は、復調信号には通信信号(以下音声信号とい
う)の他に電波伝播上の雑音、および受信機の雑
音が重畳されているので、このまま再度SSB変調
するとその出力信号が雑音を含んだ状態になり、
中継したことにより了解度の低下を生ずるという
欠点がある。
一般に、音声信号のスペクトラムは、第3図の
エネルギー分布図に示すように、1〜3KHz程度
にピークをもつ特性となつている。このような音
声信号Aによつて変調されたSSB波は、従来の
SSB復調方式では受信SSB波の元の搬送波と局部
発振信号の周波数とを一致させて復調するので、
その復調信号は、第4図のスペクトラムに示すよ
うに、この音声信号A1の他に雑音B1が重畳する
ことになり、信号対雑音比が劣化し、特に高い周
波数域においては、そのエネルギーレベルが低く
(3KHzで20db以上)、一層了解度が低下していた。
従来、この了解度低下を改善する方法として、
0.5〜3KHz程度の帯域通過フイルタを挿入して信
号対雑音比を改善する方法もあるが、高価なフイ
ルタを用いる割には了解度が上がらない。例え
ば、第7図aのような減衰特性Fをもつフイルタ
を挿入した場合、第7図bのように第4図の雑音
成分のうち低域・高域の雑音成分B2はその斜線
部が低減されるものの、帯域内の雑音B4のスペ
クトラムは変らず改善の程度は少ない。
本考案の目的は、このような問題を解決し、中
継時の了解度の低下をなくしたSSB波中継装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のSSB波中継装置の構成は、無線中継す
べきSSB波を受信する際に、局部発振信号をSSB
波の元の搬送波の周波数をずらせて復調信号を得
る受信手段と、前記復調信号にプレエンフアシス
処理をするプレエンフアシス手段と、このプレエ
ンフアシス処理をした信号をSSB変調して送信す
る送信手段とを備えたことを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案のSSB波中継装置の一実施例の
ブロツク図である。図において、受信アンテナ1
に受信されたSSB波は、SSB受信機2内のSSB復
調回路3で局部発振回路4から出力された局部信
号と合成して復調信号5を得る。この復調信号5
は、プレエンフアシス回路7、SSB変調回路8か
らなるSSB波送信機6を経て変調され、送信アン
テナ9から送信される。
従来のSSB復調方式では受信SSB波の元の搬送
波と局発信号の周波数とを一致させて復調するの
で、その復調信号は、第4図のように音声信号対
雑音比が劣化し、了解度が低下していた。
本実施例では、第1図の局部発振回路4の発振
周波数を元の搬送波の周波数と一致させないでず
らしているので、第5図のスペクトラム図に示し
す音声信号A2及び雑音B2のように、その周波数
成分が高い周波数域(ここでは1KHz高くずらせ
ている)にずれた復調信号5を得る。
このような高い周波数域にずらした復調信号5
は、SSB波送信機6のSSB変調回路8に入力する
前にプレエンフアシス回路7において、第5図の
プレエンフアシス特性Cで処理されることによ
り、復調信号5の低周波域のエネルギーを抑え、
第6図のスペクトラム図に示すように、高周波域
が強調された信号A3を得ることが出来る。すな
わち、雑音成分B2はその低周波域(斜線部)が
除かれて小さいレベルの雑音B3となり、例えば、
3KHzに比べて500HHz以下で20db抑えられる。こ
の信号は変調回路8に入力されてSSB変調される
と、第6図のように、高周波域にずれた信号A3
と低周波のエネルギーを減少させた雑音B3とを
もつ信号を出力することが出来る。
この場合、音声信号A2のエネルギー分布もプ
レエンフアシスの効果により低域成分が低下する
ことになるが、音声の了解度を極端に低下させる
ことはなく、雑音の除去が了解度の改善に寄与す
る度合の方が大きい。すなわち、音声のエネルギ
ー分布に対して3〜500Hz以下及び3KHz以上の周
波数成分の除去は、一般に音声伝達の了解度には
悪い影響は与えないことは明らかである。
送信アンテナ9から発射されたSSB波中継信号
は、第6図のスペクトラムのように、その変調周
波数スペクトラムがずれた状態で、端局のSSB受
信機で受信される。この端局の受信機は、この中
継信号を復調する時に、その変調周波数のずれの
分だけ受信機の局部発振周波数を補正する方向に
ずらせれば、容易にもとの音声を再現することが
出来る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案はSSB波中継装置
において、受信波の復調をずらして行なう手段
と、その復調信号にプレエンフアシス効果をもた
せる手段を具備することにより、中継信号の了解
度を低下させることがない効果的なSSB波中継装
置を得られると共に、今後重要となるSSB波によ
る通信分野において貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のSSB波中継装置の
ブロツク図、第2図は従来のSSB波中継装置の一
例のブロツク図、第3図は音声エネルギー分布の
一例のスペクトラム図、第4図は従来のSSB波中
継信号の一例のスペクトラム図、第5図は本実施
例による各部のスペクトラム図、第6図は本実施
例のSSB波中継信号の一例のスペクトラム図、第
7図a,bは従来のフイルタの効果を説明する特
性図およびそのスペクトラム図である。 1……受信アンテナ、2……SSB波受信機、3
……SSB復調回路、4,4′……局部発振回路、
5……復調信号、6,6′……SSB波送信機、7
……プレエンフアシス回路、8……SSB変調回
路、9……送信アンテナ、A,A1〜A3……音声
信号、B1〜B3……雑音、C……プレエンフアシ
ス特性。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無線中継すべきSSB波を受信する際に、局部発
    振信号をSSB波の元の搬送波の周波数をずらせて
    復調信号を得る受信手段と、前記復調信号にプレ
    エンフアシス処理をするプレエンフアシス手段
    と、このプレエンフアシス処理をした信号をSSB
    変調して送信する送信手段とを備えたことを特徴
    とするSSB波中継装置。
JP4701086U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH042515Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4701086U JPH042515Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4701086U JPH042515Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62158947U JPS62158947U (ja) 1987-10-08
JPH042515Y2 true JPH042515Y2 (ja) 1992-01-28

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ID=30867203

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JPS62158947U (ja) 1987-10-08

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