JPH0646711B2 - スピ−チプロセッサ回路 - Google Patents

スピ−チプロセッサ回路

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JPH0646711B2
JPH0646711B2 JP60048879A JP4887985A JPH0646711B2 JP H0646711 B2 JPH0646711 B2 JP H0646711B2 JP 60048879 A JP60048879 A JP 60048879A JP 4887985 A JP4887985 A JP 4887985A JP H0646711 B2 JPH0646711 B2 JP H0646711B2
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JP
Japan
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signal
ssb
circuit
frequency
speech processor
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JP60048879A
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JPS61208322A (ja
Inventor
武昭 大平
Original Assignee
八重洲無線株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この発明は無線通信用送信機のスピーチプロセッサに関
するもので、特にSSBを用いて不要帯域をカットする
方式のスピーチプロセッサ回路に関するものである。
【従来の技術】
無線通信機において、受信音を聞き易すくするために再
生音の周波数特性を変化させるトーンコントロール手段
を備えた受信機は多いが、送信機側においてもある種の
トーンコントロールが有効な場合がある。通信機の場合
は、いわゆる音質よりも明瞭度あるいは了解度が大切で
あるため、音声帯域を一部カットした方が良いので、一
般にマイクロホン増幅器においては300Hz程度以下は
減衰させ、1000〜2000Hzは多少増強した方が明
瞭度はよくなるが、不要サイドバンドの原因となるので
3000Hz以上はなるべくシャープにカットするように
している。その減衰を行うトーンコントロール回路はオ
クターブあたり6db以下のゆるやかな増減の場合は簡単
なCR回路で実現できるが、低域端や高域端をシャープ
にカットするためにはLCを使用するフイルタ或いはト
ランジスタとCRによるアクテイブフイルタが必要とな
り、コストやスペースの点で問題がある。 又、アマチュア無線通信機においては、小電力で遠距離
通信ができるように、送信機出力段に電力負担の大きい
搬送波と上下側帯域のうちの片方を取り除いた片側帯波
のみを伝送するSSB通信方式が多用されているが、こ
れを更に効果を挙げるために変調度のピークを圧縮或い
は制限することによって平均変調度を上げて、同一の空
中線電力であっても送信能率をよくして通信距離を延長
させる手段が用いられている。これをスピーチプロセッ
サと称している。 第3図はSSBスピーチプロセッサ回路の概要構成を示
すブロック図である。SSB送信機回路はマイクロホン
増幅器5の出力51と局部発振器(キヤリア発振器とも
言う)6の出力61と平衡変調器(以下にはBMと略記
する)22に供給してDSB信号を出力する。このDS
B信号をBPFを通して不要側帯波を除去してSSB信
号を得て、以下周波数変換及び増幅を行うのであるが、
音声信号の平均変調度はピーク値の30%以下であるの
で、わずかのピーク部分をカットすれば平均変調度は5
0〜60%となり、送信電力を倍増したと同様の効果が
得られるものである。ただしマイクロホン増幅器にリミ
ッタを入れてピーク部分をカットしたのではフイルタで
除去できない高調波ひずみが発生するから複雑な振幅圧
縮回路が必要になるのと、SSBでは搬送波や不要側帯
波を除去する操作を経るため変調信号波形とSSB信号
波形とは一致しないので、マイクロホン増幅回路での振
幅制限では充分な効果が得られないという特殊事情があ
る。そのためSSBスピーチプロセッサではSSB信号
の部分で振幅圧縮または振幅制限を行っており、第3図
の1部分がその一例であって11Aはゲイン可変増幅
器、11Bは振幅制限器であって、ゲイン可変増幅器1
1Aのゲインが小さくてゲイン可変増幅器11Aの出力
振幅が振幅制限器11Bの制限レベル以下の場合には振
幅制限器11Bは動作せず、ゲイン可変増幅器11Aの
ゲインを上げて出力振幅が大きくなり振幅制限器11B
の制限レベル以上になるとクリップされて平均変調度が
深くなるので、ゲイン可変増幅器11Aのゲイン調整器
によりスピーチプロセッサの動作を制御することができ
る。この波形クリップにより発生するひずみはBPF1
2の周波数通過帯域幅が狭いので高調波も除去される。
【考案が解決しようとする課題】
この発明は送信効率を上げるためにSSB送信機に用い
られるスピーチプロセッサ回路を利用して、変調音の低
域端や高域端をシャープにカットし、そのカット周波数
の領域は操作により可変できるスピーチプロセッサの提
供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
マイクロホン増幅回路で増幅した音声信号は、平衡変調
器に入力し、キヤリア発振器の周波数でDSB信号に変
換され、その信号はSSB用のフイルタを通してSSB
信号となるSSB信号変換手段と、その出力を振幅圧縮
又は振幅制限した後にBPFを通して高調波歪成分を除
去する振幅制限手段と、そのSSB出力を復調する平衡
復調手段とを設け、平衡変調器と平衡復調器のキヤリア
信号として受信回路のBFOの発振周波数を供給するよ
う構成し、BFOの発振周波数を微調整することで低域
帯のカット又は高域帯のカットを微小可変させることを
可能にする構成である。
【実施例】
第1図は本発明のSSBスピーチプロセッサ兼トーンコ
ントロール回路の説明用のブロック図である。第1図の
構成を説明する。変調信号とあるのはマイクロホン増幅
器から出力した音声信号であつて、この信号とキヤリア
発振器24の発振出力とを平衡変調器22に供給してD
BS信号に変調する。このDSB信号はSSBフイルタ
25を通してSSB信号に変換する。このSSB信号を
振幅制限手段のスピーチプロセッサ回路を通して所定
の信号レベル以上を制限した信号を出力する。この出力
をプロダクト検波器(平衡復調器)23においてキヤリ
ア発振器24の出力が供給されてプロダキト検波を行う
が、このプロダクト検波器23は不要出力を除去できる
二重平衡復調器が望ましい。 この回路の動作は、変調信号(マイクロホン増幅器出
力)が平衡変調器22に供給する。一方キヤリア発振器
24からの発振周波数によってDSB信号となり、この
DSSB信号はSSBフイルタ25を通すことでSSB
信号に変換される。このSSBフイルタ25は周波数帯
域を2.4kHzのもので説明する。キヤリア発振器の周
波数を微調整してトーンコントロールを行うと共にプロ
ダクト検波器23に入力するキヤリア周波数も平衡変調
器22に入力するキヤリア周波数と同じキヤリア発振器
24より供給することで周波数変換前の周波数と出力周
波数を一定に保つことが出来るものである。このことは
平衡変調器22へ入力する被変調の音声信号fとしキ
ヤリア発振器24の周波数fとすれば出力周波数数は
±fであり、SSBフイルタを通してf+f
又はf−fのいずれかになる。プロダクト検波器2
3で再び周波数fが入力されると元の周波数と同じ変
調周波数fとなって出力する。 以上の動作でキヤリア発振器24の微調整動作も含めて
SSBフイルタ25又はBPFフイルタ12を通過する
周波数の関係は、第4図に示すようになる。フイルタの
帯域通過周波数(A)とDSB信号(B)のキヤリア
(BMにより20dB程度抑圧されている)周波数との相
対位置により決まり、通常はBPFの中心周波数をキヤ
リアの上又は下に1500Hz離れた位置とし、BPFの
帯域幅を2400Hzとすれば側帯波(図の場合は上側帯
波)の300〜2700Hzを通過させ、キヤリアは15
dB以上、不要側帯波は、40dB以上抑圧している。
(C)はキヤリア周波数をフイルタに近付けた場合の通
過を示し、(D)はフイルタから遠ざけた場合を示して
いる。(C)では側帯波の高音側(斜線部分)が抑圧さ
れ、(D)では低温側(斜線部分)が抑圧されるから、
(C)の場合の再生音は高音部がカットされ、(D)の
場合は音部がカットされることがわかる。従ってキヤリ
ア周波数を僅かに変えることで変調音のハイカットやロ
ーカットが容易に行えるわけである。 以上の第4図によって説明したようにキヤリア発振器2
4の周波数を微調整すれば、変調信号のトーンコントロ
ールが可能であり、かつプロダクト検波器23の出力は
振幅及び周波数特性が調整可能な音声信号であるから、
これをもってSSB以外の形式の変調を行うアダプタと
して成立した機器とすることも可能である。 また、SSBトランシーバでは送信回路と、受信回路は
同一の周波数構成である場合が多く、中間増幅段や、局
部発振器を送受共用の場合が多いものである。 第2図は本発明の一実施例を示すSSB形スピーチプロ
セッサ回路の構成図であり、図について説明する。送信
部のキヤリア発振器以外は第1図と同じ構成である。受
信部30(BPF31,中間周波増幅器32,平衡復調
器のプロダクト検波器33以外は省略してある)のBP
F31と送信部のBPF25の周波数が同一であれば
(同一の場合が多い)受信回路のBFO34は送信回路
のキヤリア発振器と同一周波数となるから、BFO34
の出力が小さければバッファ増幅器26,27を通して
平衡変調器22と平衡復調器23とに供給し、BFO3
4の発振周波数を微調整して送信変調音のトーンコント
ロールを行うものである。受信回路のBFOは通常水晶
発振器で周波数を固定する場合か多いが、水晶発振子に
並列または直列にリアクタンス(主にコンデンサ)を接
続して定数を可変することで発振周波数を微調整するこ
とができるから、本発明の目的に必要な数100Hz程度
は容易に可変できる。 本実施例は受信回路のBFOを送信キャリア発振器と共
用したものであるが、第1図の場合でも送信回路のキヤ
リア発振器の周波数と受信回路のBFOの周波数とが一
致するか整数倍の関係にあれば直接か、逓倍または分周
して発振器を共用することが可能である。
【発明の効果】
本発明によるSSB方式を用いたスピーチプロセッサ回
路は、SSBへの平衡変調と平衡復調に受信回路のBF
Oの発振周波数を用いて行うSSB形スピーチプロセッ
サ回路であって、変調信号のロー域カット及びハイ域カ
ットをBFOの発振周波数の微調整で容易に行うことが
できる。これによって変調深度を上げられるので送信高
率が高くなつて通達距離が長くなり、かつ、通話了解度
のよい通信を行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するSSB形スピーチプロセッサ
回路の構成図である。 第2図は本発明の一実施例を示すSSB形スピーチプロ
セッサ回路の構成図である。 第3図は従来技術のSSB送信機のスピーチプロセッサ
回路の構成図である。 第4図は本発明の動作を説明する信号波形図である。 スピーチプロセッサ部 5マイクロホン増幅器 6局部発振器 11,11B振幅圧縮器或いは振幅制限器 11Aゲイン可変増幅器 12BPF 22平衡変調器 23プロダクト検波器(平衡復調器) 24キヤリア発振器 25SSBフイルタ30 受信部 34BFO

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号を平衡変調器でDSB信号に変換
    し、SSBフイルタを介してSSB信号を作るSSB信
    号変換部と、そのSSB信号出力の一定レベル以上をカ
    ットする振幅制限回路と振幅制限により生じた信号の高
    調波歪を除去するフイルタ回路からなる振幅制限部と、
    その振幅制限部からの出力を復調する平衡復調器とから
    なるスピーチプロセッサ回路において、前記平衡変調器
    及び平衡復調器に受信回路のBFOの発振波を夫々キャ
    リア信号として供給するよう構成し、前記BFOの発振
    周波数の微調整により前記各フイルタ帯域に対する通過
    信号のカット域の制御を行う手段を設けたことを特徴と
    するスピーチプロセッサ回路。
JP60048879A 1985-03-12 1985-03-12 スピ−チプロセッサ回路 Expired - Lifetime JPH0646711B2 (ja)

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JPS61208322A JPS61208322A (ja) 1986-09-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05145438A (ja) * 1991-02-20 1993-06-11 Yaesu Musen Co Ltd Rfスピーチプロセツサ回路の制御方式
US5727119A (en) * 1995-03-27 1998-03-10 Dolby Laboratories Licensing Corporation Method and apparatus for efficient implementation of single-sideband filter banks providing accurate measures of spectral magnitude and phase

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JPS5428318U (ja) * 1977-07-27 1979-02-24
JPS616666Y2 (ja) * 1980-07-07 1986-02-28

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