JPH04250867A - 静電塗装方法 - Google Patents

静電塗装方法

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JPH04250867A
JPH04250867A JP51691A JP51691A JPH04250867A JP H04250867 A JPH04250867 A JP H04250867A JP 51691 A JP51691 A JP 51691A JP 51691 A JP51691 A JP 51691A JP H04250867 A JPH04250867 A JP H04250867A
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deionized water
water
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Toshio Kubota
久保田 十司夫
Akiteru Sasaki
佐々木 昭晃
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性塗料に直接高電圧
を印加して静電塗装を行う静電塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水性塗料に高電圧を印加して
自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す技術として、
例えば特開平2−2885号公報に開示されている塗料
色替えシステムが知られている。
【0003】この従来技術では、水性塗料が、水性塗料
供給源から絶縁管体を介して中間貯留槽(リザーバ)に
一旦導入された後、この絶縁管体が洗浄および乾燥され
て電気的絶縁状態(電圧ブロック)が構成されることに
より前記水性塗料供給源側に電流がリークすることを阻
止した状態で、前記中間貯留槽から塗装ガンに水性塗料
が供給されて被塗装物に静電塗装が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術において、絶縁管体を洗浄する際に電流を遮断する
ために脱イオン水が使用されているが、この脱イオンで
あっても完全に電流を遮断することは不可能であり、前
記絶縁管体内に脱イオン水が薄膜状に残っていると、こ
れにより電流のリークが生じてしまう。このため、洗浄
作業に使用された脱イオン水を完全に乾燥させた後でな
ければ、水性塗料に高電圧を印加することができず、こ
れにより電圧ブロックの形成に相当に時間がかかり、塗
装作業全体の効率化が遂行されないという不都合がある
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、特に脱イオン水の乾燥時間を有効に短縮化するこ
とができ、これにより塗装作業全体の効率化を容易に遂
行することが可能な静電塗装方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、接地された水性塗料供給源から、少な
くとも一部に絶縁部を有する供給路を介して中間供給部
に所定量の水性塗料を供給する過程と、少なくとも前記
絶縁部を、所定の比電導度よりも小さな脱イオン水によ
り洗浄する過程と、前記洗浄後にドライエアを用いて前
記絶縁部内の脱イオン水を除去し、前記水性塗料供給源
と中間供給部とを電気的に絶縁状態にする過程と、前記
絶縁状態で前記中間供給部から塗装ガンに水性塗料を供
給して塗装作業を行う過程とを有することを特徴とする
【0007】
【作用】上記の本発明に係る静電塗装方法では、接地さ
れた水性塗料供給源から供給路を介して中間供給部に所
定量の水性塗料が供給された後、この供給路の少なくと
も一部に設けられた絶縁部が、脱イオン水により洗浄さ
れ、次いでドライエアにより前記絶縁部内の脱イオン水
が除去される。その際、脱イオン水が、所定の比電導度
よりも小さいため、絶縁部からこの脱イオン水を完全に
乾燥しない状態で水性塗料供給源と中間供給部とが電気
的に絶縁状態になる。これにより、脱イオン水の乾燥作
業が不要になり、除去作業のみで電圧ブロックを形成す
ることができるため、塗装作業の効率化が遂行される。
【0008】
【実施例】本発明に係る静電塗装方法について実施例を
挙げ、添付の図面を参照して以下に説明する。
【0009】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る静電塗装方法を実施するための塗装装置を示す。 この塗装装置10は、接地された色替弁機構(水性塗料
供給源)12を備え、この色替弁機構12には、エア(
A)、脱イオン水(W)および洗浄液(S)等の供給を
制御する第1洗浄弁14と、異なる水性塗料を供給する
ことが可能な複数の塗料弁16a乃至16cとが備えら
れている。この色替弁機構12には、少なくとも一部に
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂製電
気絶縁性管路(絶縁部)17を有しこの電気絶縁性管路
17を含むブロック弁機構18が配置された供給路20
が接続される。
【0010】このブロック弁機構18は、切換弁22a
、22bを備え、入口側の前記切換弁22aによって前
記色替弁機構12と、エア(A)、脱イオン水(W)お
よび洗浄液(S)等の供給を制御する第2洗浄弁24と
が切り換えられ、供給路20を介して中間貯留槽(中間
供給部)26に接続される。この中間貯留槽26は、ピ
ストン28を介して分割される水性塗料および洗浄液の
注入用第1シリンダ室30と、エア供給用第2シリンダ
室32とを備え、この第2シリンダ室32に、空気供給
源34が流量調整弁36、開閉弁38を介して連通する
。この空気供給源34は、ブースタ40を経由してエア
圧を調節するための水性塗料の流量調節器42に接続さ
れ、この流量調節器42により水性塗料の吐出量の制御
が図られる。切換弁22bには、排出路44を経由して
廃液槽46に接続されている。
【0011】中間貯留槽26の第1シリンダ室30には
、送出路48を介して塗装ガン52が接続され、この塗
装ガン52は、ダンプ弁54とトリガ弁56とを備える
とともに、図示しない高電圧印加手段に接続されている
【0012】次に、このように構成される塗装装置10
の動作について、本実施例に係る静電塗装方法との関連
で説明する。
【0013】まず色替弁機構12の塗料弁16aから所
定の色の水性塗料が圧送され、供給路20を介して中間
貯留槽26の第1シリンダ室30に充填され、さらに送
出路48を経由して塗装ガン52まで充填される。この
充填時には、トリガ弁56は閉塞され、一方、ダンプ弁
54は開放され、充填後、このダンプ弁54は閉成され
る。
【0014】そこで、ブロック弁機構18の切換弁22
a、22bの切換動作が行われると、第2洗浄弁24の
駆動作用下に前記ブロック弁機構18は洗浄され、この
洗浄に用いられた洗浄液および脱イオン水は、排出路4
4を経由して廃液槽46に排出される。そして、ブロッ
ク弁機構18は乾燥され、これにより色替弁機構12と
中間貯留槽26とは、電気的に絶縁される。
【0015】次に、空気供給源34から流量調整弁36
および開閉弁38を介して中間貯留槽26の第2シリン
ダ室32に駆動用エアが供給され、ピストン28が第1
シリンダ室30側に変位して、高電圧が印加された状態
でトリガ弁56の開成作用下に、水性塗料が図示しない
ワークに塗布される。
【0016】この場合、本実施例では、ブロック弁機構
18に設けられている電気絶縁性管路17が、第2洗浄
弁24を介して所定の比電導度よりも小さな脱イオン水
により洗浄されるため、この脱イオン水の乾燥作業(除
去作業)が一挙に短時間で行われるという効果が得られ
る。
【0017】すなわち、印加電圧が−60kVで、内径
が6mmかつ長さが20cmの電気絶縁性管路17を使
用し、20℃のドライエア(露点が−20℃)による乾
燥、という条件下において、脱イオン水の比電導度を変
更して電圧ブロックに必要な時間を測定する実験を行っ
た。その際、脱イオン水とドライエアとは、図2のパタ
ーンに示すように交互に供給された。
【0018】この結果、比電導度が1.0μs(シーメ
ンス)の脱イオン水が用いられた場合、乾燥作業を12
秒間遂行することにより電圧ブロックが形成された。こ
れは、電気絶縁性管路17内が完全に乾燥された状態で
あった。一方、比電導度が0.1μsの脱イオン水が用
いられた場合には、乾燥作業が4秒間、さらに比電導度
が0.03μsの脱イオン水が用いられた場合には、乾
燥作業が3秒間で、それぞれ良好な電圧ブロックが形成
された。ここで、電気絶縁性管路17内は、完全に乾燥
された状態ではなく、脱イオン水が薄膜状に残っていた
。このため、比電導度の小さな脱イオン水を使用するこ
とによって、短い乾燥時間で電圧ブロックを形成するこ
とができるという効果が得られることが実証された。
【0019】さらに、図3および図4に示されるように
、脱イオン水の比電導度は、温度によって変化しており
、この脱イオン水の温度が上昇することによって比電導
度が増大し、乾燥時間が長くなってしまう。このため、
絶縁性を考慮すると脱イオン水の温度をできるだけ低温
にすることが必要になるが、洗浄性を考慮すると比較的
高温にすることが望まれる。そこで、洗浄液として35
℃以上の温水からなる脱イオン水が使用されるとともに
、低温、好ましくは20℃以下のドライエアが使用され
ることにより、洗浄性と絶縁性とに優れるという効果が
得られる。これによって、短時間で電圧ブロックを形成
することができ、塗装作業全体の効率化を容易に遂行す
ることが可能になる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る静電塗装方法によれば、以
下の効果が得られる。
【0021】接地された水性塗料供給源から供給路を介
して中間供給部に所定量の水性塗料が供給された後、こ
の供給路の少なくとも一部に設けられた絶縁部が、所定
の比電導度よりも小さな脱イオン水により洗浄されるた
め、絶縁部からこの脱イオン水が完全に乾燥されていな
い状態、つまり除去作業のみで前記水性塗料供給源と中
間供給部とが電気的に絶縁状態になる。これにより、電
圧ブロックの形成作業を短時間で行うことができ、塗装
作業全体の効率化が容易に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電塗装方法を実施する塗装装置
の概略構成図である。
【図2】前記静電塗装方法の洗浄、乾燥パターンのタイ
ミングチャートである。
【図3】脱イオン水の温度と比電導度および乾燥時間の
関係図である。
【図4】脱イオン水の温度と比電導度との関係図である
【符号の説明】
10…塗装装置 12…色替弁機構 17…電気絶縁性管路 18…ブロック弁機構 20…供給路 24…洗浄弁 26…中間貯留槽 48…送出路 52…塗装ガン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地された水性塗料供給源から、少なくと
    も一部に絶縁部を有する供給路を介して中間供給部に所
    定量の水性塗料を供給する過程と、少なくとも前記絶縁
    部を、所定の比電導度よりも小さな脱イオン水により洗
    浄する過程と、前記洗浄後にドライエアを用いて前記絶
    縁部内の脱イオン水を除去し、前記水性塗料供給源と中
    間供給部とを電気的に絶縁状態にする過程と、前記絶縁
    状態で前記中間供給部から塗装ガンに水性塗料を供給し
    て塗装作業を行う過程とを有することを特徴とする静電
    塗装方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、脱イオン水
    である温水により洗浄作業を行うとともに、前記脱イオ
    ン水よりも低温のドライエアにより前記脱イオン水を除
    去することを特徴とする静電塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001432A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Yamaha Motor Co Ltd 二輪車用アルミホイールに化粧模様を形成する方法、及びこれに用いられる二輪車用アルミホイール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007001432A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Yamaha Motor Co Ltd 二輪車用アルミホイールに化粧模様を形成する方法、及びこれに用いられる二輪車用アルミホイール

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