JPH04250483A - 作像装置における定着装置 - Google Patents

作像装置における定着装置

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JPH04250483A
JPH04250483A JP3001311A JP131191A JPH04250483A JP H04250483 A JPH04250483 A JP H04250483A JP 3001311 A JP3001311 A JP 3001311A JP 131191 A JP131191 A JP 131191A JP H04250483 A JPH04250483 A JP H04250483A
Authority
JP
Japan
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temperature
heater
control
fixing
undershoot
Prior art date
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Pending
Application number
JP3001311A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kishimoto
博幸 岸本
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Tsuneo Kitagawa
北河 恒夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Priority to US07/814,180 priority patent/US5220389A/en
Publication of JPH04250483A publication Critical patent/JPH04250483A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置、特に電子写
真複写機、レーザビームプリンタ等の作像装置にトナー
定着のために組み込まれる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナー定着用の定着装置におい
ては円筒状の加熱ローラにヒータが内蔵されており、加
熱ローラの表面温度(定着温度)が略一定値を維持する
ように、その表面温度を検出しつつヒータをオン,オフ
制御していた。しかし、ヒータの熱は加熱ローラ内の空
気、ローラ内周面、ローラ外周面と順次伝達されるため
、ヒータのオン,オフに対する加熱ローラの表面温度の
追随性が遅れる。その結果、ヒータを一定温度でオフし
ても表面温度は上昇を続け(オーバーシュート)、ヒー
タを一定温度でオンしても表面温度は下降を続ける(ア
ンダーシュート)。
【0003】ところで、オーバーシュートやアンダーシ
ュートは、個々の装置において多少のばらつきが存在す
るばかりか、環境温度や使用される用紙のサイズによっ
て左右される。通常は、一定の環境温度、標準的な用紙
サイズを想定してヒータのオン,オフの目標温度を定め
ておく。しかし、環境温度が上昇し、あるいは小サイズ
の用紙が使用されると、オーバーシュートが大きくなり
、用紙のカール、トナー溶融による加熱ローラへのオフ
セットが発生する。一方、環境温度が低下したり、大サ
イズの用紙が使用されると、アンダーシュートが大きく
なり、定着不良、未定着トナーが加熱ローラに付着して
次の用紙を汚すという問題点が生じる。
【0004】
【発明の目的、構成、作用】そこで、本発明の目的は、
加熱ローラの表面温度のオーバーシュート、アンダーシ
ュートを極力抑え、良好な定着性能を発揮する定着装置
を提供することにある。以上の目的を達成するため、本
発明に係る定着装置は、円筒状加熱ローラ内にヒータを
有する定着装置において、前記加熱ローラの表面温度を
検出する検出手段と、作像装置の使用条件を検出する検
出手段と、作像装置の使用条件に応じてそれぞれ異なる
複数の温度制御パターンを記憶する記憶手段と、作像装
置の使用条件に応じて前記複数の温度制御パターンの一
を選択する選択手段と、選択された温度制御パターンを
使用した実際上の温度制御での温度変化に基づいて新た
な温度制御パターンを演算する演算手段と、演算された
新たな温度制御パターンを前記記憶手段に更新させる更
新手段と、を備えている。
【0005】前記作像装置の使用条件とは環境温度、使
用される用紙サイズ等定着温度の変化特性に影響を与え
るものをいう。以上の構成において、記憶手段には予め
使用条件に応じてそれぞれ異なる複数の温度制御パター
ンが記憶されている。従って、最初(電源オン直後)は
、使用条件に応じて選択された一つの温度制御パターン
にて定着処理を行ない、この結果から新たな好ましい温
度制御パターンを演算し、引き続く定着処理にフィード
バックする。このフィードバックを作像処理中に繰り返
すことにより、常に安定した定着が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る定着装置についてその実
施例を添付図面を参照して説明する。 第1実施例(図1ないし図30参照) 図1は第1実施例としての定着装置5を備えたレーザビ
ームプリンタの概略構成を示す。このプリンタはレーザ
ビーム走査光学系ユニット1、感光体ドラム3を含む作
像ユニット2、本体に着脱自在なカセットを含む給紙装
置4、トナー定着装置5、排紙トレイ6及び制御装置7
から構成されている。個々のエレメントや作像工程は周
知のとおりであり、その説明は省略する。
【0007】定着装置5は、熱源としてのヒートランプ
(以下、ヒータと称する)12を内蔵した加熱ローラ1
0と、このローラ10に下方から圧接する圧接ローラ1
1とからなり、加熱ローラ10の外周面近傍には温度を
検出するためのサーミスタ13が設置されている。制御
装置7は、図2に示すように、メモリ20を備えたCP
Uを中心に構成され、CPUはサーミスタ13からの定
着温度信号が入力され、以下に詳述の如くヒータ12を
オン,オフするスイッチ14へヒータリモート信号を出
力する。
【0008】ところで、ヒータ12のオン,オフによる
温度制御は、ヒータ12から加熱ローラ10の表面への
熱伝達経路の熱容量に応じて、図3に示す如く、オフ後
は一旦上昇して下降し(オーバーシュート)、オン後は
一旦下降して上昇する(アンダーシュート)。図3は加
熱ローラ10の表面温度が摂氏185度を維持するため
の制御結果を示し、一点鎖線Aは環境温度が高温時、実
線Bは低温時を示す。図3から明らかなように、高温時
にはオーバーシュートが大きくなり、低温時にはアンダ
ーシュートが大きくなり、加えて用紙が通紙されるとア
ンダーシュートはより大きくなる。
【0009】本第1実施例では前記オーバーシュート、
アンダーシュートを極力抑えて目標温度を維持するため
、目標温度に達する前に早目にヒータ12をオン,オフ
制御することとした。オーバーシュートに対しては高温
時には低温時よりも早くヒータ12をオンし、アンダー
シュートに対しては低温時には高温時よりも早くヒータ
12をオンする。
【0010】定着温度特性を決定するパラメータとして
は、環境温度の他に、定着装置5自体の熱容量のばらつ
き、ヒータ12の出力のばらつき、用紙のサイズ差等が
存在する。このようなパラメータで決定される定着温度
特性は、数枚コピー処理を実行すれば明確となるため、
数枚以上のマルチコピーの場合は、変動要因を考慮した
フィードバック制御による温度制御が可能となる。しか
し、最初の数枚はフィードバックが間に合わないため、
予めメモリ20に記憶された複数の温度制御パターンの
一つを選択し、最初の数枚のコピー処理は選択された温
度制御パターンで実行する。数枚目以降のコピー処理は
、前回のコピー処理中に得られたデータを基に温度制御
パターンを補正し、補正された温度制御パターンで実行
する。このように、1回の温度制御パターンごとに制御
データを更新することにより、定着装置5自体の経時変
化やヒータ12の出力の経時変化等短時間に変動しない
要因に対しては十分に対応できる。
【0011】しかし、用紙サイズや環境温度(早朝と昼
間)等コピー処理ごとに大きく変動する要因に対しては
、前の定着制御データは役に立たないため、これらの要
因ごとに分類した複数の制御データをメモリ20に記憶
しておく必要がある。図4は以上の制御を概念的にまと
めたフローチャートである。即ち、プリンタのメインス
イッチがオンされると、ステップS1で定着装置5の温
調、即ち、加熱ローラ10の表面温度を一定値まで上昇
させるウォームアップを開始し、ステップS2で温調が
完了すると、ステップS3でウォームアップに要した時
間に基づいて外部環境温度を推定する。ここでコピー処
理がスタートしていなければ(ステップS4でNO)、
即ち、プリンタが待期状態にあるときは、ステップS5
で加熱ローラ10の表面温度の変化中アンダーシュート
時間に基づいて外部環境温度を推定する。これらの環境
温度の推定は、メモリ20に記憶されているテーブル1
によって行われる。
【0012】
【表1】
【0013】次に、コピー処理がスタートすると(ステ
ップS4でYES)、ステップS6で外部環境温度とコ
ピーに使用される用紙サイズを基にテーブル2よりヒー
タ12をオン,オフするタイミングを決定する。
【0014】
【表2】
【0015】次に、ステップS7でコピー処理中におけ
る実際上の温度制御の特性に基づいて、オーバーシュー
ト、アンダーシュートの最大値より次のヒータオン、オ
フタイミングを演算し、前記テーブル2を書き換え、メ
モリ20に記憶させる。ここでの演算は、テーブル3に
基づいて行われ、コピー処理が継続される間(ステップ
S8でNO)順次補正された制御パターンでコピー処理
が行われる。なお、コピー処理が終了すると(ステップ
S8でYES)、前記ステップS4へ戻る。
【0016】
【表3】
【0017】ここで、定着温度のパラメータ(変動要因
)について詳述する。 環境温度:一般に、プリンタや電子写真複写機は外部環
境温度を測定する素子を有してはいない。本発明を実施
するために特別にこのような測定素子を新設することは
構成上複雑となり好ましくはない。そこで、測定素子を
新設することなく、外部環境温度を推定する方法を開発
した。一つは図4中ステップS3に示すように、電源投
入から定着装置5のウォームアップ完了までの時間に基
づいて推定する方法である。いまひとつはステップS5
に示したように、待期中のアンダーシュート時間に基づ
いて推定する方法である。
【0018】図5はメインスイッチをオンし、ヒータリ
モート信号がオンされた直後の定着温度(加熱ローラ1
0の表面温度)の変化を示す。環境温度が変化するとヒ
ータリモート信号オンからウォームアップ完了までの時
間t1が変化するため、ウォームアップ時間t1の値に
応じて環境温度を推定する。図6は待期中における定着
温度の変化を示し、ヒータリモート信号のオンからオフ
までの時間t2が環境温度に依存するため、オン−オフ
時間t2の値に応じて環境温度を推定する。
【0019】本第1実施例では、前記テーブル1に示し
たように、高温、常温、低温1、低温2の4段階に推定
することとした。 用紙サイズ:用紙が定着装置5を通過する際、加熱ロー
ラ10から熱を奪う度合は、用紙サイズによって異なる
。大サイズの用紙、とりわけ搬送方向長さの大きいサイ
ズの用紙の方が熱を奪うこととなる。従って、本第1実
施例では、前記テーブル2に示した用紙サイズ「大、中
、小」を「大」は搬送方向長さが300mm以上の用紙
(例えば、A3、A4)、「中」は251〜299mm
の用紙(例えば、A4縦送り、B5)、「小」は250
mm以下の用紙(例えば、A5、B6)の3段階に分類
した。
【0020】以上のとおり、計12通り(テーブル2参
照)の初期温度制御パターンを予め作成し、メモリ20
へ記憶させた。次に、温度制御パターンの補正について
説明する。図7に示すように、定着温度が目標値である
摂氏185度を割り込んだタイミングを起点として時間
Δt1後にヒータ12をオフすると、Δc1のオーバー
シュートが生じたとする。さらに、定着温度が摂氏18
5度を越えたタイミングを起点として時間Δt2後にヒ
ータ12をオンすると、Δc2のアンダーシュートを生
じたとする。
【0021】オーバーシュートに関しては、オーバーシ
ュートΔcn(n=1,3,5……)は摂氏185度を
起点とするΔtn(n=1,3,5……)の関数となり
、このΔcnはΔtnの一次関数       Δcn=anΔtn+bn       
                     …(1)
と近似する。ここではΔcnがほぼ0になるΔtnを求
めることを目的とする。まず、式(1)より、Δc(n
+2)=a(n+2)Δt(n+2)+b(n+2)が
得られ、定数部分はan=a(n+2)、bn=b(n
+2)の関係があるので、これにより定数an,bnを
求める。
【0022】
【数1】
【0023】テーブル2より得られるΔt1を用いるこ
とで、図7に示したようにΔc1が実測される。ここで
、式(2),(3)を活用するためには、2組のデータ
が必要である。そこで、暫定的にΔt3=2/3(Δt
1)とし、このときのΔc3を実測する。この2組のデ
ータ(Δt1,Δc1)、(Δt3,Δc3)を用いて
、式(2),(3)に基づいてa1,b1が得られる。
【0024】定数a1,b1が得られたことにより、式
(2)に基づいて、
【0025】
【数2】
【0026】となり、次のヒータ12をオフするタイミ
ングを決める時間Δt5が得られる(図8参照)。同様
に、次のヒータ12をオフするための時間Δt7は(Δ
t3,Δc3)、(Δt5,Δc5)からa3,b3を
求めることにより、       Δt7=−b3/a3         
                       …(
5)と求められ、以降のこのような演算を繰り返す。図
9はその結果を図式化したものである。
【0027】ここで注意すべきことは、(1)Δtnの
演算結果が負になった場合、負の制御はできないため、
Δtn=0とすること。 (2)図10に示すように、オーバーシュートが目標温
度である摂氏185度を下回った場合、即ちΔcnが負
になった場合、その時点でヒータ12をオンし、次のオ
フタイミングのための時間Δt(n+2)の起点はヒー
タオンタイミングからとる。
【0028】(3)図11に示すように、ヒータオンタ
イミングが早くなりすぎてアンダーシュートが摂氏18
5度まで達しなかった場合、その時点でヒータ12をオ
フする。しかし、このヒータオフタイミングは不規則な
ため、次のオフタイミングのための時間Δt(n+4)
は[Δtn,Δcn]、[Δt(n−2),Δc(n−
2)]で決定したΔt(n+2)を再び採用する。
【0029】一方、アンダーシュートに関しては、前述
のオーバーシュートの場合と全く同様である。時間Δt
2の終了タイミングでヒータ12をオンし、Δc2が得
られると、次はΔt4=(2/3)t2終了タイミング
でヒータ12をオンし、Δc4を得る。(Δt2,Δc
2)、(Δt4,Δc4)のデータに基づいてa2,b
2を求め、次のオンタイミングのための時間Δt6を得
る。以降[tn,cn]、[t(n+2),c(n+2
)]からΔt(n+4)のデータを得る演算を繰り返す
【0030】注意事項も同様であり、 (1)Δtnの演算結果が負になれば、Δtn=0とす
る。 (2)アンダーシュートが摂氏185度に達しなければ
、その時点でヒータ12をオフする。次のオンタイミン
グのための時間Δtnの起点はヒータオンタイミングと
する。
【0031】(3)図12に示すように、ヒータオフタ
イミングが早くなりすぎてオーバーシュートが摂氏18
5度まで達しなかった場合、次のオンタイミングのため
の時間Δt(n+4)は[Δtn,Δcn]、[Δt(
n−2),Δc(n−2)]で決定したΔt(n+2)
を再び採用する。次に、図17〜図30に示すフローチ
ャートを参照してCPUによる制御手順を説明する。
【0032】図17はCPUのメインルーチンを示し、
電源がオンされてプログラムがスタートすると、ステッ
プS11でRAMのリセット等の初期設定が行われ、ス
テップS12で内部タイマがスタートする。ステップS
13では図示しない操作パネル上からのキー入力、プリ
ンタ内の各種センサからの入力を処理する。ステップS
14ではコピー中か否かを判定し、YESであればステ
ップS15で給紙、搬送、露光、現像等のコピー制御を
処理し、ステップS16へ進む。ステップS14でNO
であれば、直ちにステップS16へ進む。ステップS1
6では定着温度制御を処理し、ここでのサブルーチンの
詳細は以下に説明する。次に、ステップS17では操作
パネルへの表示、トラブル処理等が実行され、ステップ
S18で内部タイマの終了が確認されると、ステップS
2へ戻る。内部タイマはメインルーチンの1ルーチンの
長さ(本実施例では10msec)を決めるもので各サ
ブルーチンでのタイマ、カウンタの基準となる。
【0033】図18は前記ステップS16で実行される
定着温度制御のサブルーチンを示す。まず、ステップS
21でコピー中か否かを判定し、NOであればステップ
S22で立ち上げ制御中か否か、即ち、メインスイッチ
がオンされてプリンタが立ち上げ制御状態にあるか否か
を判定する。プリンタはメインスイッチがオンすると直
ちにステップS23の立ち上げ制御に入る。即ち、図1
3におけるウォームアップ完了までの時間tAを測定し
て外部環境温度を推定し、立ち上げ制御直後のコピー処
理での定着温度制御を処理する。プリンタが待期中であ
ればステップS24で待期中制御を処理する。即ち、図
13におけるアンダーシュート時間tBを測定して外部
環境温度を推定し、コピー処理時の温度制御データとす
る。
【0034】一方、前記ステップS21でコピー中であ
ると判定すると、図13中オーバーシュート中の領域C
からコピー処理に入っても、後に説明するように、ヒー
タオン用あるいはオフ用のタイマをスタートさせている
ため、直ちにコピーに対する定着温度制御に移行できる
。定着温度制御は、ステップS28でのオーバーシュー
ト時における制御(図13中領域E)、ステップS30
でのアンダーシュート時における制御(図13中領域D
)、ステップS31での目標温度と等しい時点における
制御に分かれて処理される。
【0035】そのために、ステップS25でサーミスタ
13により現在の定着温度c1を測定し、ステップS2
6で定着温度c1と前回のルーチンで測定された定着温
度c2とを比較する。1ルーチンは10msecという
短時間に設定されているため、c1=c2であれば直ち
にメインルーチンへ復帰する。両者が異なっていれば、
ステップS27で現在の定着温度c1が目標温度(摂氏
185度)より高いか否かを判定する。YESであれば
ステップS28でオーバーシュート時での制御を処理し
、NOであればステップS29で温度c1が目標温度よ
り低いか否かを判定する。YESであればステップS3
0でアンダーシュート時での制御を処理し、NOであれ
ば、ステップS31で目標温度時での制御を処理する。
【0036】図19は前記ステップS23で実行される
立ち上げ制御のサブルーチンを示す。まず、ステップS
41でヒータ12をオンし、ステップS42で現在の定
着温度c1を測定する。次に、ステップS43でウォー
ムアップが完了したか否かを判定し、ウォームアップが
完了するまで、即ち定着温度が目標温度に達するまで、
ステップS48で立ち上げカウンタをカウントし、ステ
ップS49で現在の定着温度c1をc2に書き換えてメ
モリする。ウォームアップが完了すると、ステップS4
4で環境温度を推定するサブルーチンを処理(図20参
照)する。その後、ステップS45でヒータ12をオフ
し、ステップS46で立ち上げカウンタをリセットする
。さらに、ステップS47で定着温度c1をc2に書き
換えてメモリする。
【0037】図20は前記ステップS44で実行される
環境温度推定のサブルーチンを示す。ここでは、各ステ
ップS61,S62,S65で立ち上げカウンタのカウ
ント値がそれぞれ7000以下、6000以下あるいは
8000以下かを判定する。カウント値はウォームアッ
プが完了するまでの時間(1カウント=10msec)
を示し、前記テーブル1に対応する。従って、カウント
値が6000以下であればステップS63でメモリ20
へ高温とメモリし、6000〜7000であればステッ
プS64で常温とメモリし、7000〜8000であれ
ばステップS66で低温1とメモリし、8000以上で
あればステップS67で低温2とメモリする。
【0038】図21,図22は前記ステップS24で実
行される待期中での制御を処理するサブルーチンを示す
。ここで制御の目的は、待期中に定着温度を摂氏185
度に保つためのヒータ12のオン,オフ制御、アンダー
シュート時間の測定とそれに基づく環境温度の推定、コ
ピー中のヒータオン,オフタイミングを決定することに
ある。オン,オフタイミングはタイマTon,Tofに
より行われ、図14に示すように、タイマTonはオー
バーシュート開始点E1からスタートさせ、タイマTo
fはアンダーシュート開始点D1からスタートさせる。
【0039】まず、ステップS71で現在の定着温度c
1を測定し、ステップS72で温度c1が摂氏185度
か否かを判定し、YESであれば図14の開始点D1又
はE1であるため、ステップS73でタイマTon,T
ofをリセットする。NOであればステップS74で温
度c1が摂氏185度よりも高いか否かを判定する。高
ければステップS75でヒータ12をオフし、ステップ
S76でタイマTonをカウントする。続いて、ステッ
プS77で現在の定着温度c1と前回測定された定着温
度c2とを比較する。c2よりもc1が高ければ、アン
ダーシュートの下限を通過したため、ステップS78で
ピークフラグをセットする。このピークフラグは現在の
温度が定着温度カーブのどの位置にあるのかを識別する
ためのものである。
【0040】次に、ステップS78での処理後あるいは
c2がc1以上であれば(ステップS77でYES)、
ステップS79でアンダーシュートカウンタのカウント
値(カウントは図22のステップS86で行われる)が
0か否かを判定し、0でなければステップS81でその
カウント値に基づいて環境温度を推定する。続いて、ス
テップS82でアンダーシュートカウンタをリセットし
、ステップS83で現在の定着温度c1をc2としてメ
モリする。また、アンダーシュートカウンタが0であれ
ばステップS80で前記ステップS83と同様にc1を
c2としてメモリする。
【0041】一方、定着温度c1が摂氏185度を下回
れば(ステップS74でNO)、ステップS84でヒー
タ12をオンし、ステップS85でタイマTofをカウ
ントし、ステップS86でアンダーシュートカウンタを
カウントする。即ち、ステップS86では定着温度が摂
氏185度以下の状態が継続している時間を計測する。 続いて、ステップS87で現在の定着温度c1と前回測
定温度c2とを比較する。c1よりもc2が高ければス
テップS88でピークフラグをセットし、c1がc2以
上であればピークフラグをセットすることなく、ステッ
プS89で現在の定着温度c1をc2としてメモリする
【0042】図23は前記ステップS81で実行される
環境温度推定のサブルーチンを示す。ここでは、各ステ
ップS91,S92,S95でアンダーシュートカウン
タのカウント値がそれぞれ500以下、200以上ある
いは1000以上か否かを判定する。カウント値はアン
ダーシュート時間(1カウント=10msec)を示し
、前記テーブル1に対応する。従って、カウント値が2
00以下であればステップS93でメモリ20へ高温と
メモリし、200〜500であればステップS94で常
温とメモリし、500〜1000であればステップS9
4で低温1とメモリし、1000以上であればステップ
S97で低温2とメモリする。
【0043】図24、図25は前記ステップS28で実
行されるオーバーシュート時における制御のサブルーチ
ンを示す。ここでは、図15に示す温度変化のグラフを
参照して説明する。まず、ステップS101で演算済み
フラグをリセットし、ステップS103でヒータ12が
オンされているか否かを判定する。当初ヒータ12はオ
フされているため、ステップS103ではNOと判定さ
れ、ステップS104でタイマTonをカウントし、ス
テップS105で適切なヒータオンタイミングのデータ
Δtnをメモリ20から呼び出す。続いて、ステップS
106でタイマTonのカウント値tonとデータΔt
nとを比較し、カウント値tonがデータΔtnに達し
ていなければステップS109へ進む。ステップS10
9ではピークフラグがセットされているか否かを判定し
、オーバーシュートがピークを過ぎていればステップS
110〜S116を処理し、ピークに達していなければ
ステップS117〜S122を処理する。当初はピーク
に達しておらず、ステップS117で現在の定着温度c
1と前回測定された定着温度c2とを比較し、温度が上
昇傾向にある間はステップS122でc1をc2として
メモリする。このようなステップを繰り返している間に
タイマTonのカウント値tonがデータΔtnと等し
くなると(ステップS106でYES)、ステップS1
07でヒータをオンし[図15(a)参照]、ステップ
S108でタイマTonをリセットする。
【0044】一方、タイマTonのカウント値tonが
データΔtnと等しくなる前に定着温度c1がc2に達
すると、即ちオーバーシュートがピークに達すると(ス
テップS117でYES)、ステップS118で定着温
度c1から185を差し引いてピーク値Δcofを演算
し、ステップS119でピーク値Δcofをメモリ20
へストアする。同時に、ステップS120でピークフラ
グをセットし、ステップS121で現在の定着温度c1
をc2としてメモリする。その後は、ステップS109
でYESと判定され、温度が下降傾向にある間はステッ
プS116でc1をc2としてメモリする。このような
、ステップを繰り返している間に、タイマTonのカウ
ント値tonがデータΔtnと等しくなると(ステップ
S106でYES)、ステップS107でヒータ12を
オンし[図15(b)参照]、ステップS108でタイ
マTonをリセットする。
【0045】ヒータ12がオンされると、以後はステッ
プS103,S109,S110,S116を繰り返し
、定着温度が摂氏185度以下に低下するのを待つ。 図15(c)に示すように、定着温度が摂氏185度に
ならない場合、即ちヒータ12がオンされ、オーバーシ
ュートのピークを通過して定着温度が上昇に転じた場合
は(ステップS110でYES)、ステップS111で
ヒータ12をオフする。さらに、ステップS112で現
在の定着温度c1をc2としてメモリし、ステップS1
13で次のヒータオンタイミングを決めるためにΔtn
の値を演算して補正する。なお、この補正演算のサブル
ーチンは以下に詳述する(図29、図30参照)。その
後、ステップS114でピークフラグをリセットし、ス
テップS115でタイマTonをリセットし、カウント
を1から再開させる。
【0046】図26、図27は前記ステップS30で実
行されるアンダーシュート時における制御のサブルーチ
ンを示す。ここでは、図16に示す温度変化のグラフを
参照して説明する。まず、ステップS121で演算済み
フラグをリセットし、ステップS123でヒータ12が
オフされているか否かを判定する。当初ヒータ12はオ
ンされているため、ステップS123ではNOと判定さ
れ、ステップS124でタイマTofをカウントし、ス
テップS125で適切なヒータオフタイミングのデータ
Δtfをメモリ20から呼び出す。続いて、ステップS
126でタイマTofのカウント値tofとデータΔt
fとを比較し、カウント値tofがデータΔtfに達し
ていなければステップS129へ進む。ステップS12
9ではピークフラグがセットされているか否かを判定し
、アンダーシュートがピークを過ぎていればステップS
130〜S136を処理し、ピークに達していなければ
ステップS137〜S142を処理する。当初はピーク
に達しておらず、ステップS137で現在の定着温度c
1と前回測定された定着温度c2とを比較し、温度が下
降傾向にある間はステップS142でc1をc2として
メモリする。このようなステップを繰り返している間に
タイマTofのカウント値tofがデータΔtfと等し
くなると(ステップS126でYES)、ステップS1
27でヒータをオフし[図16(a)参照]、ステップ
S128でタイマTofをリセットする。
【0047】一方、タイマTofのカウント値tofが
データΔtfと等しくなる前に定着温度c1がc2に達
すると、即ちアンダーシュートがピークに達すると(ス
テップS137でYES)、ステップS138で185
から定着温度c1を差し引いてピーク値Δconを演算
し、ステップS139でピーク値Δconをメモリ20
へストアする。同時に、ステップS140でピークフラ
グをセットし、ステップS141で現在の定着温度c1
をc2としてメモリする。その後は、ステップS129
でYESと判定され、温度が上昇傾向にある間はステッ
プS136でc1をc2としてメモリする。このような
、ステップを繰り返している間に、タイマTofのカウ
ント値tofがデータΔtfと等しくなると(ステップ
S126でYES)、ステップS127でヒータ12を
オフし[図16(b)参照]、ステップS128でタイ
マTofをリセットする。
【0048】ヒータ12がオフされると、以後はステッ
プS123,S129,S130,S136を繰り返し
、定着温度が摂氏185度に達するのを待つ。図16(
c)に示すように、定着温度が摂氏185度にならない
場合、即ちヒータ12がオフされ、アンダーシュートの
ピークを通過して定着温度が下降に転じた場合は(ステ
ップS130でYES)、ステップS131でヒータ1
2をオンする。さらに、ステップS132で現在の定着
温度c1をc2としてメモリし、ステップS133で次
のヒータオフタイミングを決めるためにΔtfの値を演
算して補正する。なお、この補正演算のサブルーチンは
以下に詳述する(図29、図30参照)。その後、ステ
ップS134でピークフラグをリセットし、ステップS
135でタイマTofをリセットし、カウントを1から
再開させる。
【0049】図28は前記ステップS31で実行される
目標温度時における制御のサブルーチンを示す。このサ
ブルーチンは定着温度が目標温度に達するとコールされ
、まず、ステップS151でピークフラグをリセットす
る。続いて、ステップS152,S155でタイマTo
n,Tofのカウント値ton,tofがそれぞれ0か
否かを判定し、0であれば直ちにステップS158へ進
み、0でなければステップS153,S156でタイマ
Ton,Tofをリセットする。タイマTonがカウン
ト中である場合は定着温度が摂氏185度以下になろう
としているのにヒータ12がオンしているため、ステッ
プS154でヒータ12をオンし、ステップS158へ
進む。タイマかTofがカウント中である場合は定着温
度が摂氏185度以上になろうとしているのにヒータ1
2がオフしていないため、ステップS157でヒータ1
2をオフし、ステップS158へ進む。ステップS15
8では以下に詳述する補正演算を処理し、このサブルー
チンを終了する。
【0050】図29、図30は前記ステップS113,
S133,S158で実行される補正演算制御のサブル
ーチンを示す。まず、ステップS161で演算済みフラ
グがリセットされているか否かを判定し、ステップS1
62で演算の材料となるデータの有無を判定する。演算
が終了していたり、データがなければ直ちにこのサブル
ーチンを終了する。
【0051】データがある場合、ステップS163で制
御モードをチェックし、オーバーシュートの場合はステ
ップS164〜S169で次のヒータオフ時間を求め、
アンダーシュートの場合はステップS170〜S175
で次のヒータオン時間を求める。オーバーシュートの場
合、初期はデータが1組であるため、データフラグはリ
セットされており(ステップS164でNO)、ステッ
プS168で暫定的にΔtfを(2/3)Δtfと設定
する。同時に、Δcof1をΔcof、Δtf1をΔt
fと設定する。続いて、ステップS169でデータフラ
グをセットする。次回このサブルーチンがコールされる
と、ステップS164でYESと判定され、ステップS
165で最新のデータ(Δtf,Δcof)と前回のデ
ータ(Δtf1,Δcof1)より次のオフ時間Δtf
’を演算し[式(2),(3),(4)参照]、メモリ
20へストアする。その後、ステップS166で最新の
データ(Δtf,Δcof)をデータ(Δtf1,Δc
of1)と設定し、演算結果Δtf’をΔtfと設定し
、メモリ20へストアする。さらに、ステップS167
で演算済みフラグをセットし、このサブルーチンを終了
する。
【0052】アンダーシュートの場合も前記オーバーシ
ュートの場合と基本的に同様の処理を行い、次のヒータ
オン時間を演算する。即ち、1回目はステップS173
でΔtnを(2/3)Δtnと設定し、2回目以降はス
テップS171でデータ(Δtn,Δcon)、(Δt
n1 ,Δcon1)より次のオン時間Δtn’を演算
し、メモリ20へストアする。
【0053】なお、いずれの演算処理にあっても、Δt
n’,Δtf’が0より小さくなれば0とする。 第2実施例(図31ないし図36参照)前記第1実施例
は定着温度のオーバーシュート、アンダーシュートの振
幅を0に近付けることにより、定着温度を極力一定に維
持する制御であるのに対して、本第2実施例は定着温度
の応答性、即ち、オーバーシュート、アンダーシュート
の時間を0に近付けることにより、定着温度を極力一定
に維持する制御である。従って、装置としては図1、図
2に示したものが用いられ、制御の概念は図4に示した
フローチャートと同様であるが、ステップS6ではオー
バーシュート、アンダーシュートの時間に基づいて次の
ヒータオン,オフタイミングを演算する。
【0054】定着温度の応答性は、ヒータ12をオン又
はオフしてから定着温度が一定の態様で変化する時間を
測定することにより得られる。本第2実施例において図
31に示すように、ヒータ12をオンしたときには、定
着温度が目標温度である摂氏185度を割ってから再び
摂氏185度に復活するまでの時間Δtrnを応答時間
として定義する。また、ヒータ12をオフしたときには
、定着温度が摂氏185度を越えてから再び摂氏185
度を割り込むまでの時間Δtrfを応答時間として定義
する。
【0055】ヒータオンタイミングは定着温度が摂氏1
85度を通過した時点からタイマをスタートさせて決定
する(時間Δtn)。応答時間であるΔtrnは前述の
通り、環境温度、通紙される用紙のサイズ等にて影響さ
れる。ΔtrnはΔtnの関数となり、Δtrn=aΔ
tn+bの1次関数として定義される。(Δtn,Δt
rn)、(Δtn1,Δtrn1)の2組のデータが得
られれば、式(5),(6)により定数a,bを求める
ことができる。
【0056】
【数3】
【0057】Δtrnを0に近付けることが目標である
ため、 Δtn=−b/a                 
         ……(8)が次のヒータオン時間と
なる。ヒータオフ時間Δtfも同様に、
【0058】
【数4】
【0059】となる。次に、CPUによる制御手順を説
明する。制御手順は基本的には前記第1実施例において
示した図17〜図30と同様であるが、以下の点で相違
する。図21、図22に示した待期中での制御において
、本第2実施例ではオーバーシュート、アンダーシュー
トのピークは特に問題とならないため、ステップS77
,S78,S87,S88は省略される。
【0060】オーバーシュート時及びアンダーシュート
時の制御にあっては図24、図25に替えて図32に示
すサブルーチン、図26、図27に替えて図33に示す
サブルーチンを実行する。オーバーシュート時の制御で
は図32のサブルーチンがコールされるごとにステップ
S102で応答カウンタTrfをカウントし、アンダー
シュート時の制御では図33のサブルーチンがコールさ
れるごとにステップS122で応答カウンタTrnをカ
ウントする。本第2実施例における他のステップS10
3〜S108,S123〜S128は第1実施例におけ
る同じステップと同様の処理が行われる。
【0061】また、目標温度時の制御に関しては図28
に替えて図34に示すサブルーチンを実行する。ここで
は、定着温度が目標温度に達すると、それまでがオーバ
ーシュートであればアンダーシュートの制御へ切り換え
、アンダーシュートであればオーバーシュートの制御へ
切り換える。
【0062】まず、ステップS201でそれまでの制御
モードがオーバーシュートかアンダーシュートかを判定
し、オーバーシュートであればステップS202で応答
カウンタTrfのカウント値trfをメモリし、ステッ
プS203でタイマTonのカウント値が0か否かを判
定する。カウント値tonが0であれば、ステップS2
10へ進み、0でなければ定着温度が目標温度以下にな
ろうとしているため、ステップS204でタイマTon
をリセットすると共に、ステップS205でヒータ12
をオンし、ステップS210へ進む。
【0063】一方、それまでの制御モードがアンダーシ
ュートであれば、ステップS206で応答カウンタTr
nのカウント値trnをメモリし、ステップS207で
タイマTofのカウント値tofが0か否かを判定する
。カウント値tofが0であればステップS210へ進
み、0でなければ定着温度が目標温度以上になろうとし
ているため、ステップS208でタイマTofをリセッ
トすると共に、ステップS209でヒータ12をオフし
、ステップS210へ進む。
【0064】ステップS210では補正演算を処理し、
続いてステップS211で応答カウンタTrn,Trf
をリセットし、このサブルーチンを終了する。図35、
図36は前記ステップS210で実行される補正演算制
御のサブルーチンを示す。このサブルーチンは基本的に
は前記図29、図30に示したサブルーチンと同様であ
り、演算の対象となるデータが、オーバーシュート時に
あっては(Δtf,Δtrf)と(Δtf1,Δtrf
1)、アンダーシュート時にあっては(Δtr,Δtr
n)と(Δtn1,Δtrn1)であり、それぞれ、次
のオフ時間Δtf’、次のオン時間Δtn’を演算する
。従って、ステップ番号は前記図29、図30と同じ番
号が使用されている。
【0065】他の実施例 なお、本発明に係る定着装置は前記二つの実施例に限定
するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更する
ことができる。例えば、レーザビームプリンタ以外に可
視光によるアナログ方式の電子写真複写機にも適用でき
る。
【0066】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、作像装置の使用条件に応じてそれぞれ異なる複
数の温度制御パターンのなかから選択された一つの温度
制御パターンから実際上の温度変化に基づいて新たな温
度制御パターンを演算し、更新していくようにしたため
、環境温度の変化や通紙される用紙のサイズの大小さら
には装置の個体差や経時変化による定着温度のばらつき
がなく、オーバーシュート、アンダーシュートを極力小
さくすることができ、安定した定着性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図1〜図30は本発明の第1実施例を示す。
【図1】レーザビームプリンタの概略構成図。
【図2】定着装置の制御回路を示すブロック図。
【図3】環境温度の差による定着温度変化の相違を示す
チャート図。
【図4】温度制御の概略を示すフローチャート図。
【図5】立ち上げ制御時における制御タイミングと定着
温度の変化を示すチャート図。
【図6】待期中におけるヒータのオン,オフタイミング
と定着温度の変化を示すチャート図。
【図7】補正前における定着温度の変化を示すチャート
図。
【図8】補正後における定着温度の変化を示すチャート
図。
【図9】ヒータオフタイミングΔtの演算を模式化した
チャート図。
【図10】オーバーシュートのピークが目標温度に達し
ない場合での制御を示すチャート図。
【図11】アンダーシュートのピークが目標温度に達し
ない場合での制御を示すチャート図。
【図12】オーバーシュートのピークが目標温度に達し
ない場合での制御を示すチャート図。
【図13】定着温度制御時での定着温度の変化とヒータ
のオン,オフタイミング、タイマスタートタイミングを
示すチャート図。
【図14】定着温度制御時での定着温度の変化とヒータ
のオン,オフタイミング、タイマスタートタイミングを
示すチャート図。
【図15】定着温度制御時での定着温度の変化とヒータ
のオン,オフタイミング、タイマスタートタイミングを
示すチャート図。
【図16】定着温度制御時での定着温度の変化とヒータ
のオン,オフタイミング、タイマスタートタイミングを
示すチャート図。
【図17】CPUのメインルーチンを示すフローチャー
ト図。
【図18】定着温度を制御するサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図19】定着装置の立ち上げを制御するサブルーチン
を示すフローチャート図。
【図20】環境温度を推定するためのサブルーチンを示
すフローチャート図。
【図21】待期中に定着温度を制御するサブルーチンを
示すフローチャート図。
【図22】待期中に定着温度を制御するサブルーチンを
示すフローチャート図。
【図23】環境温度を推定するためのサブルーチンを示
すフローチャート図。
【図24】オーバーシュート時における制御のサブルー
チンを示すフローチャート図。
【図25】オーバーシュート時における制御のサブルー
チンを示すフローチャート図。
【図26】アンダーシュート時における制御のサブルー
チンを示すフローチャート図。
【図27】アンダーシュート時における制御のサブルー
チンを示すフローチャート図。
【図28】目標温度時における制御のサブルーチンを示
すフローチャート図。
【図29】補正演算を処理するサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図30】補正演算を処理するサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。図31〜図36は本発明の第2実施例を
示す。
【図31】ヒータのオン,オフに対する定着温度の応答
性を示すチャート図。
【図32】オーバーシュート時における制御のサブルー
チンを示すフローチャート図。
【図33】アンダーシュート時における制御のサブルー
チンを示すフローチャート図。
【図34】目標温度時における制御のサブルーチンを示
すフローチャート図。
【図35】補正演算を処理するサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【図36】補正演算を処理するサブルーチンを示すフロ
ーチャート図。
【符号の説明】
5…定着装置 7…制御装置 10…加熱ローラ 12…ヒートランプ(ヒータ) 13…サーミスタ 20…メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  円筒状加熱ローラ内にヒータを有する
    定着装置において、前記加熱ローラの表面温度を検出す
    る検出手段と、作像装置の使用条件を検出する検出手段
    と、作像装置の使用条件に応じてそれぞれ異なる複数の
    温度制御パターンを記憶する記憶手段と、作像装置の使
    用条件に応じて前記複数の温度制御パターンの一を選択
    する選択手段と、選択された温度制御パターンを使用し
    た実際上の温度制御での温度変化に基づいて新たな温度
    制御パターンを演算する演算手段と、演算された新たな
    温度制御パターンを前記記憶手段に更新させる更新手段
    と、を備えたことを特徴とする定着装置。
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