JPH04249878A - 永久接地電極及び交換可能な中心電極要素を有する内燃機関 - Google Patents

永久接地電極及び交換可能な中心電極要素を有する内燃機関

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JPH04249878A
JPH04249878A JP3095327A JP9532791A JPH04249878A JP H04249878 A JPH04249878 A JP H04249878A JP 3095327 A JP3095327 A JP 3095327A JP 9532791 A JP9532791 A JP 9532791A JP H04249878 A JPH04249878 A JP H04249878A
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cylinder head
ground electrode
wall
hole
electrode
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JP3095327A
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Keith A Penney
キース・エイ・ペネイ
Joseph M Leptich
ジョセフ・エム・レプティク
Steve F Lowe
スティーブ・エフ・ロウ
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/32Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by features of the earthed electrode

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  • Spark Plugs (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばUS−A−2,
252,636に開示される如き、シリンダヘッド、接
地電極及びシリンダヘッドの孔の中の交換可能な点火プ
ラグの中心電極要素を有する内燃機関に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】一般的
な点火プラグは、中心電極を収容するインシュレータ本
体と、このインシュレータ本体の周囲で縁曲げされた金
属シェルとを備えている。上記シェルは点火プラグを内
燃機関のシリンダヘッドの孔の中に装着するためにねじ
切りされている。接地電極は中心電極の中心から外れた
位置においてシェルから垂下している。このために、孔
の寸法を中心電極を収容するだけではなく接地電極も収
容するようにする必要がある。また、エンジンの寸法を
小さくして他の特徴、例えば多数弁および大きなガス通
路、を付加しようとする傾向があり、これによりシリン
ダヘッドの面上で点火プラグのために用いることのでき
る空間が減少する。従ってシリンダヘッドの中の点火プ
ラグ孔の直径を減少することのできる点火プラグに対す
る需要が存在する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は内燃機関
用の点火プラグアセンブリを提供することであり、該点
火プラグアセンブリは、シリンダヘッドに永久的に取り
付けられた接地電極と、シリンダヘッドの中に交換可能
に装着された中心電極要素とを備え、該中心電極要素は
上記接地電極と協働して機関の作動のための火花を発生
するために必要なギャップを提供する。接地電極をシリ
ンダヘッドにより収容する必要性を排除したことにより
、本発明はシリンダヘッドの孔の直径を中心電極要素を
収容するために必要な最小の寸法とすることを可能とす
る。
【0004】本発明は、シリンダヘッドと、このシリン
ダヘッドに永久的に取り付けられた接地電極と、シリン
ダヘッドの孔の中に交換可能に装着された点火プラグの
中心電極要素とを有する内燃機関を意図している。シリ
ンダヘッドは外側壁及び内側壁を有しており、該内側壁
は燃焼シリンダの一部を形成する。上記孔は、外側及び
内側の壁の間で軸線に沿って伸長すると共に、シリンダ
ヘッドの外側壁に面する中間の横断座を有している。
【0005】永久的な接地電極は、孔に隣接する内側壁
においてシリンダヘッドに取り付けられると共に、シリ
ンダヘッドの内側壁を超えて燃焼室の中へ伸びている。 電極はニッケル基材のあるいは他の適宜な耐火性の金属
で形成するのが好ましく、これとは対照的にシリンダヘ
ッドはアルミニウムあるいは鉄の鋳造物により形成され
る。本明細書において、永久的な電極とは、シリンダヘ
ッドから容易に取り外すことができないように該シリン
ダヘッドに取り付けられた電極を指す。電極をシリンダ
ヘッドに一体に接合してシリンダヘッドに損傷を与えず
には電極を取り外すことができないようにするか、また
もし取り外し可能としても、電極を取り外すために内側
壁に接近するためにシリンダヘッドをエンジンから分解
する必要があるように電極を取り付けることができ、こ
の点に関して、シリンダヘッドを自動車のエンジンから
分解することは、シリンダヘッドの外側壁にある通常の
点火プラグのねじを緩める簡単な作業と容易に対比でき
るように恐ろしく煩瑣な作業であることは理解できよう
。接地電極は、この電極を予成形したシリンダヘッドの
孔の中へ圧入することにより、又は予成形した接地電極
要素の周囲に金属を鋳込んで電極をインサートとしてシ
リンダヘッドの鋳造物の中に固定することにより、取り
付けることが好ましい。接地電極は、シリンダヘッドの
孔と整合する電極収容空所を画成するカップ型の形状を
有し、また該空所と燃焼室との間を連通する開口を有す
るのが好ましい。
【0006】点火プラグの中心電極要素は、外側壁を介
してシリンダヘッドの孔の中に交換可能に収容されると
共に、インシュレータ本体により包囲されかつ露出した
点火先端を有する中心電極を含む。インシュレータ本体
は孔の座と係合するための肩部を有する。中心電極要素
が孔の中に収容されると、インシュレータ本体の肩部が
孔の座と係合し、また中心電極の先端が接地電極から隔
置された電極収容空所の中に収容されて上記接地電極と
協働して点火ギャップを画成する。インシュレータ本体
の肩部は、シリンダヘッド及びインシュレータ本体と協
働的に係合するロック手段によって孔の座に対して締め
付けられる。
【0007】このように、本発明はシリンダヘッドの孔
の中に装着される点火プラグアセンブリが外側壁におい
て、シェルおよび垂下する接地電極を有する通常の点火
プラグが必要とするよりも小さな直径をもつことを可能
とする。
【0008】本発明はまた、内燃機関のシリンダヘッド
の中に装着される点火プラグの中心電極要素と共に用い
られる接地電極の製造方法も意図している。本発明の好
ましい方法によれば、好ましいカップ型の接地電極要素
は、周壁と、第1の開放端部と、少なくとも部分的に閉
止された第2の端部とを備え、第1及び第2の端部は協
働して端部が開放された中心電極収容空所を画成する。 周壁の一部は、上記空所が上記孔と整合しかつ該孔を通
って接近可能な態様で、上記孔と同心状にシリンダヘッ
ドに永久的に取り付けられる。閉止された端部はシリン
ダヘッドの内側壁を超えて伸び、燃焼室の中に位置する
ようになされる。マンドレルがシリンダヘッドの外側壁
を介してシリンダヘッドの孔の中へ軸方向に挿入され、
該マンドレルは接地電極の閉止端部と係合するマンドレ
ル先端を有している。接地電極の閉止端部はマンドレル
の端部の作用を受け、点火プラグの中心電極要素と係合
するようになされたシリンダヘッドの孔の座に対して予
め選定した軸方向の関係に位置する。マンドレルは次に
シリンダヘッドの孔から取り除かれる。中心電極用をを
シリンダヘッドの孔の中に装着すると、接地電極の閉止
端部が中心電極に対して所望の軸方向の関係となる。
【0009】
【実施例】本発明及び本発明がいかにして実施され得る
かを以下に図面を参照して詳細に説明する。
【0010】本発明の好ましい実施例によれば、内燃機
関12のシリンダヘッド10の一部が図1及び図2に示
されている。シリンダヘッド10は外側壁14及び内側
壁16を備えていると共にエンジンブロック(図示せず
)に取り付けられており、従って内側壁16は円筒形の
燃焼室18の端部壁を形成している。シリンダヘッド1
0は外側壁14と内側壁16との間で孔軸Lに沿って伸
長する点火プラグ孔20を含んでいる。
【0011】シリンダヘッド孔20は、シリンダヘッド
の内側壁16に位置する円筒形の内側孔22と、シリン
ダヘッドの外側壁14に位置する円筒形のねじ付きの外
側孔24と円筒形の中間孔26とを有している。内側孔
22は第1の直径を有する第1の孔部分22aと、第2
の直径を有する拡大された第2の孔部分22bとを含ん
でおり、該第2の直径は第1の直径よりも大きくて以下
に説明する金属製の永久接地電極30を収容する。
【0012】中間孔26は環状の座32を有しており、
この座は孔軸Lを横切ると共にシリンダヘッドの外側壁
14に面している。環状の座32は、図2に最も良く示
すように、軸方向に並置された大径及び小径の孔部分2
6a、26bの間に形成される。
【0013】本発明によれば、永久接地電極30は軸方
向に伸びる周壁40を含み、該周壁は内側孔22の拡大
された孔部分22bの中に部分的に収容されると共に孔
部分22bの中でシリンダヘッド10に取り付けられて
一体になされている。接地電極30の周壁40はシリン
ダヘッドの内側壁16を越えて燃焼室18の中へ突出し
、シリンダヘッドの孔20と整合する軸方向に細長い電
極収容空所44を画成している(図1)。周壁40は燃
焼室18の中において孔軸Lを横切って伸長する端部閉
止体46で終端となっている。従って接地電極はシリン
ダヘッドの孔20と整合する開放した外側端31と、少
なくとも部分的に閉止された内側端33とを有している
【0014】図3乃至図5に最も良く示すように、周壁
40は円周方向に隔置された孔41を有し、一方端部閉
止体46は中央の軸のまわりの孔47を有している。孔
41、47は、電極収容空所44を燃焼室18と連通さ
せまた接地電極30に円周方向に隔置された電極脚49
を形成するために設けられている。図1乃至図5から明
らかなように、孔付きの周壁40及び端部閉止体46は
永久接地電極30にカゴ型あるいはカップ型の形状を与
えている。接地電極30は打ち抜き加工、機械加工ある
いは他の金属成形技術によりこの形状に形成することが
できる。
【0015】上述のように、接地電極30の周壁40は
孔部分22bの中でシリンダヘッド10に永久的に取り
付けられてシリンダヘッド10と一体になされている。 特に、接地電極の周壁40の軸方向部分43を孔部分2
2bの中へ圧入して図1に示すように周壁40を孔部分
の中で永久的に取り付けることができる。また、シリン
ダヘッド10を元々接地電極の周壁40の軸方向部分4
3の周囲で鋳造して接地電極30を孔部分22bの中で
一体に固定して永久的に取り付けることもできる。他の
実施例において、ロストフォーム法(lost−foa
m  process)により、接地電極30を気化可
能なポリスチレンフォームの型からなる対応する孔の中
に適宜に挿入してアルミニウム鋳造品と一体化してもよ
い。該方法は、接地電極を含む鋳造物に対応する形状を
有する型を非結合砂型の中に埋め込み、金属をこの型の
中に鋳込んで該型を分解し金属と置換する方法である。 周壁40の軸方向部分43をシリンダヘッド10に永久
的に取り付けるための他の技術として、焼きばめ、ねじ
止め、溶接/鑞付けあるいは他の技法がある。
【0016】本発明の1つの利点は、接地電極30を孔
軸Lに対して所定の角度関係に配置することにより孔4
1、47及び電極脚49を燃焼室18の幾何学的形状に
対して所定の向きとし、燃焼室の中の燃料/空気混合気
の特定の流動パターンを利用して改善された燃焼を提供
することである。更にこの目的のために、電極の孔41
、47および電極の脚49の数、寸法および形状を変え
て特定の燃焼室の幾何学的形状を得ることができる。 接地電極30の配向および形状は採用する特定の燃焼室
の幾何学的形状に依存し、また機関のシリンダ毎に変化
する。
【0017】接地電極30はシリンダヘッドに永久的に
取り付けられるために、接地電極30は内燃機関におい
て長期間、好ましくは機関の耐用年限まで、使用するこ
とを意図している。この目的のために、永久的な接地電
極30は機関における上記長期間の使用の間に適宜な耐
熱性および強度を示す耐熱性の金属、例えばインコネル
600(INCONEL600)、タングステン、ステ
ンレススチール、貴金属被覆された金属基材等、により
形成される。シリンダヘッド10は通常は鋳造用アルミ
ニウムあるいは鋳鉄により形成される。
【0018】永久的な接地電極30を、燃焼室18の中
で端部46により少なくとも部分的に閉止されてカゴ型
あるいはカップ型の接地電極30を形成する周壁40を
有するものとして上に説明したが、本発明はこの実施例
に限定されない。特に、本発明は開放した内側及び外側
の端部を有する管状の接地電極((図示せず)も意図し
ている(例えば、図1乃至図5に示すものと同様の接地
電極であるが周壁40の内側端部を部分的に閉止する端
部閉鎖体46をもたないもの)。更に、他の接地電極の
構成も本発明の範囲の中にある。例えば、U字形状の横
断面を有する接地電極も本発明を実施するのに有用であ
ろう。一般に、接地電極の形状および大きさは採用する
特定の燃焼室の幾何学的形状、機関の用途の苛酷さ及び
接地電極を形成する材料の耐熱性/強度に依存する。
【0019】本発明によれば、中心電極要素60はシリ
ンダヘッドの外側壁14を介してシリンダヘッドの孔2
0の中に交換可能に収容される。中心電極要素60は、
軸方向に細長い中心電極61と、この中心電極61を包
囲する軸方向に細長いインシュレータ本体(絶縁体)6
2とを備えている。中心電極61は、内側の先端66を
有する内側の金属製の部分64と、通常の点火プラグ導
線ブーツ(図示せず)と周知の態様で係合する形状にな
された端部70を有する外側の金属製の部分68と、ガ
スシールを提供する点火プラグ産業では一般に知られた
型式の中間のレジスタガラスシール72とを備えている
【0020】軸方向に細長いインシュレータ本体62は
、中心電極61の周囲で一体に形成されており、またシ
リンダヘッドの孔20の環状の座32と係合するための
内側の環状の第1の肩部76と、該第1の肩部76から
軸方向に隔置され以下に説明するロック手段80及びば
ね手段90と協働するための外側の環状の第2の肩部と
を有している。
【0021】当業者は中心電極要素60が通常の点火プ
ラグに存在する型式の外側の金属製(例えば鋼)のシェ
ルを含んでいないことに気が付くであろう。すなわち、
この中心電極要素60はこの観点からシェル無し(シェ
ルレス)であり以下に説明する利益を提供する。
【0022】上で触れたロック手段80は図1及び図2
に示す環状のスパナ保持ナット82を備えるのが好まし
い。スパナ保持ナット82は、外ねじが切られた周部8
4a及びインシュレータ本体62を収容する内側孔86
を有する環状の金属(例えば、鋼、アルミニウムあるい
は銅)の本体84を含む。内側孔86は環状の肩部78
を有し、該肩部はインシュレータ本体62の環状の外側
肩部78から軸方向に隔置されて該外側肩部との間に1
又はそれ以上のサラ型のばねワッシャ92の形態のばね
手段90を収容する。リテーナナット82の外側端部は
直径方向において対向する対として配設された4つの半
径方向のスロット93を有している。この代わりに、直
径方向において対向する単一の対のスロットを適宜用い
ることもできる。いずれにしても、スロット93はシリ
ンダヘッドの孔20に対する中心電極要素60の着脱を
行うために通常のスパナレンチにより係合可能な形状に
なされてリテーナナット82の周囲で円周方向に隔置さ
れている(図2)。
【0023】交換可能な中心電極要素60は、この要素
をインシュレータ本体の内側の肩部76が孔30の座3
2に係合するまで(図1)シリンダヘッドの孔20の中
へ単に挿入することによってこの孔20の中に装着され
る。次に、スパナ用のリテーナナット82をねじ切りさ
れた外側の孔部分24の中へ捩込んでばねワッシャ92
をリテーナナットの肩部88とインシュレータ本体の外
側の肩部78との間で締め付ける。リテーナナット82
を締めると、インシュレータ本体の内側の肩部76が孔
の座32に圧接して封止的に締め付けられる。この締め
付け作用により、インシュレータ本体62はシリンダヘ
ッド10と熱伝導的に密接に接触し、これによりインシ
ュレータ本体62からの熱伝達通路が提供される。また
この締め付け作用により、中心電極要素60がシリンダ
ヘッドの孔20の中で固定されて中心電極の先端66が
永久接地電極30により画成される電極収容空所44の
中に収容され(図1)、これにより上記先端66が該接
地電極と協働してこれらの間に火花ギャップGを画成す
る。
【0024】ばねワッシャ92は肩部78、88の間に
設けられてシリンダヘッド10と中心電極のインシュレ
ータ本体62との間の熱膨張率の差を補償している。特
に、高温における機関の作動の間に、ばねワッシャ92
がインシュレータ本体62を孔の座32へ向けて偏椅し
、これによりこれらの間に所望の熱伝達およびガスシー
ルを提供する。ばねワッシャ92の使用はシリンダヘッ
ド10がアルミニウムから成る時に特に効果的である。 シリンダヘッド10が鉄(アルミニウムに比べて熱膨張
率が小さく降伏強さが大きい)から成る場合には、ばね
ワッシャ92を銅または鋼製の通常のシールガスケット
(図示せず)と交換することができる。
【0025】図6に示す本発明の方法の特定の態様によ
れば、接地電極30をシリンダヘッドの孔20の中でシ
リンダヘッド10に永久的に取り付けた後でかつ中心電
極要素60を取り付ける前に、精密マンドレル120を
シリンダヘッドの外側壁14を介して孔20の中へ軸方
向に挿入する。このマンドレル120は、マンドレルの
環状の肩部122が孔の座32に当接するまで、孔20
の中へ挿入される。この当接は、マンドレル120の作
動端124を、マンドレルの肩部122とマンドレルの
端部124との間の固定の軸方向距離により決定される
孔の座32に対する予め選定した軸方向の関係に置く。
【0026】このようにしてマンドレル120をシリン
ダヘッドの孔20の中に挿入すると、マンドレルの端部
124が接地電極の端部閉鎖体46に作用し、マンドレ
ルの肩部122とマンドレルの端部124との間の軸方
向の距離により決定されるように、端部閉鎖体46を座
32に対して所望の予め選定された軸方向の関係に位置
させる。接地電極の端部閉鎖体46がシリンダヘッドの
内側壁16に接近し過ぎている場合には、マンドレルの
端部124が端部閉鎖体46に係合し、マンドレル12
0をその肩部122が座32に当接するまで孔20の中
へ挿入すると、端部閉鎖体46は軸方向に変位してシリ
ンダヘッドの内側壁16から離れる。接地電極の端部閉
鎖体46がシリンダヘッドの内側壁16から離れ過ぎて
いる場合には、ハンマ等の適宜な工具(図示せず)を用
いて端部閉鎖体46をマンドレルの端部124に向けて
軸方向に変位させて該端部124に当接する。このよう
に、中心電極要素60をシリンダヘッドの孔20の中へ
挿入する前に、接地電極の端部閉鎖体46と孔の座32
との間の予め選定した軸方向の関係が確立される。その
後、マンドレル120をシリンダヘッドの孔20から取
り除き、中心電極要素60を装着して上述の如くこれを
シリンダヘッドの孔20の中で固定する。
【0027】中心電極要素60をシリンダヘッドの孔2
0の中に固定するために、シェルレスの中心電極要素6
0をスパナ用のリテーナナット82と組み合わせて用い
ることにより、シリンダヘッド10上に十分な空間が残
され、この空間に他の機関要素、例えば吸気/排気弁、
吸気/排気通路、カムシャフトあるいは水ジャケット、
を収容して燃料効率の良い及び/又は高性能の機関を提
供することができる。更に、中心電極要素を装着/脱着
するための工具(すなわち、6角ソケットドライバの代
わりにスパナレンチを用いる)に必要とされる作業空間
も減少する。また、中心電極のインシュレータ本体62
の寸法(例えば直径)も同様に低減することができる。
【0028】上述のスペース節約の利益は、上述のよう
に燃焼室18の幾何学的な形状に対して永久的な接地電
極30を所定の向きに制御することと同時に得られるこ
とが重要なことである。
【0029】更に、これらの利益は、漏洩、絶縁強度、
機械的な強度、耐腐食性、アイドリングの安定性及び電
極の寿命の点において接地電極30及び中心電極要素6
0の性能に妥協せずに得ることができる。特に、本発明
は、シリンダヘッド10上に必要とする空間を大幅に低
減しながら、通常のシェル付きの点火プラグと比較して
同等又はそれ以上の性能特性をもたらす。
【0030】以上に本発明を特定の実施例に関して説明
したが、本発明をこれら特定の実施例に限定する意図は
なく、本発明の範囲は特許請求の範囲の記載によっての
み定められるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】永久的な接地電極と、本発明に従ってシリンダ
ヘッドの孔の中に固定された交換可能な点火プラグの中
心電極要素とを有する内燃機関のシリンダヘッドの一部
を示す長手方向の断面図である。
【図2】図1に示す要素の分解図である。
【図3】接地電極の斜視図である。
【図4】接地電極の底面図である。
【図5】図4の線5−5に沿って取った接地電極の断面
図である。
【図6】内燃機関のシリンダヘッドの一部の長手方向の
断面図であり、シリンダヘッドの孔の中に永久的に取り
付けられた接地電極と、シリンダヘッドの孔の中へ軸方
向に挿入されたマンドレルを、該マンドレルの端部が接
地電極の閉止端部と係合する状態で示す。
【符号の説明】
10  シリンダヘッド              
12  内燃機関14  外側壁          
            16  内側壁18  燃焼
室                      20
  点火プラグ孔 30  接地電極                 
   32  中間の横断座 40  周壁                   
     44  電極収容空所 46  端部壁                  
    60  中心電極要素 61  中心電極                 
   62  インシュレータ本体 76  肩部                   
     80  ロック手段120  マンドレル 
               124  マンドレル
端部 L  孔軸

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内燃機関(12)であって、外側壁(
    14)と、少なくとも燃焼室(18)の一部を形成する
    内側壁(16)と、前記外側及び内側の壁(14,16
    )の間で軸線(L)に沿って伸長すると共に前記外側壁
    (14)を通して導入される要素の前記内側壁(16)
    へ向かう運動に対抗して前記要素に係合するための中間
    の横断座(32)を有する点火プラグ孔(20)とを含
    むシリンダヘッド(10)と、前記孔(20)に隣接し
    て前記内側壁(16)に設けられる接地電極(30)と
    、前記燃焼室(18)の中で伸長しかつ前記接地電極(
    30)から隔置されて該接地電極(30)と協働して火
    花ギャップ(G)を画成する中心電極(61)と、前記
    孔の座(32)と係合する肩部(76)を有するインシ
    ュレータ本体(62)と含み前記外側壁(14)を介し
    て前記孔(20)の中に交換可能に収容される点火プラ
    グの中心電極要素(60)と、前記シリンダヘッド(1
    0)に脱着可能に取り付けられて前記インシュレータ本
    体(62)を前記孔の座(32)に対して締め付け、こ
    れにより前記中心電極要素(60)を前記シリンダヘッ
    ドの孔(20)の中で前記接地電極(30)と火花発生
    状態で固定するロック手段(80)と、を備える内燃機
    関(12)において、前記接地電極が、前記孔(20)
    に隣接する前記内側壁(16)において前記シリンダヘ
    ッド(10)に永久的に取り付けられる永久接地電極(
    30)であることを特徴とする内燃機関。
  2. 【請求項2】  請求項1の内燃機関(12)において
    、前記接地電極(30)はカップ状の形状を有すると共
    に周壁(40)及び端部壁(46)を備え、前記周壁(
    40)及び端部壁(46)は協働して中心電極収容空所
    (44)を画成し、前記周壁(40)の少なくとも一部
    は前記内側壁(16)を介して前記孔(20)の中に収
    容されて前記シリンダヘッド(10)に取り付けられ、
    これにより前記端部壁(46)が前記燃焼室(18)の
    中へ突出し、前記接地電極(30)は更に前記空所(4
    4)を前記燃焼室(18)と連通させる開口(41,4
    7)を備えることを特徴とする内燃機関。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2の内燃機関(12)に
    おいて、前記ロック手段(80)は環状のスパナ保持ナ
    ット(82)を備え、該ナットは前記インシュレータ本
    体(62)の周囲で前記シリンダヘッドの孔(20)の
    ねじ部(24)の中にねじ式に収容され、これによりイ
    ンシュレータ本体の肩部(76)を前記孔の座(32)
    に対して押し付けることを特徴とする内燃機関。
  4. 【請求項4】  請求項3の内燃機関(12)において
    、該機関は更に、前記保持ナット(82)と前記インシ
    ュレータ本体(62)との間に配設されて前記インシュ
    レータ本体の肩部(76)を前記孔の座(32)に対し
    て偏椅するばね手段(90)を備えることを特徴とする
    内燃機関。
  5. 【請求項5】  請求項2の内燃機関(12)において
    、前記永久接地電極(30)の軸方向の部分が前記シリ
    ンダヘッドの孔(20)の中に圧入されることを特徴と
    する内燃機関。
  6. 【請求項6】  請求項2の内燃機関(12)において
    、前記シリンダヘッド(10)が、前記接地電極(30
    )の軸方向の部分の周囲で固化して前記接地電極(30
    )を前記シリンダヘッド(10)に取り付ける金属鋳造
    物を含むことを特徴とする内燃機関。
  7. 【請求項7】  請求項1の内燃機関(12)において
    、前記シリンダヘッド(10)はアルミニウムあるいは
    鉄の鋳造物から形成され、前記永久接地電極(30)は
    前記シリンダヘッド(10)とは異なる耐火金属で形成
    されることを特徴とする内燃機関。
  8. 【請求項8】  請求項7の内燃機関(12)において
    、前記永久接地電極(30)がニッケル基材の金属から
    形成されることを特徴とする内燃機関。
  9. 【請求項9】  内燃機関(12)のシリンダヘッド(
    10)に装着される点火プラグの中心電極要素(60)
    と共に用いられる接地電極(30)を製造するための方
    法であって、前記シリンダヘッド(10)は、外側壁(
    14)と、燃焼室(18)の少なくとも一部を形成する
    内側壁(16)と、前記点火プラグ要素(60)を軸線
    (L)に沿って前記外側及び内側の壁(14,16)の
    間で収容するための孔(20)とを含み、前記孔(20
    )は前記外側壁(14)を介して装着された中心電極要
    素(60)の前記内側壁(16)へ向かう運動に対抗し
    て該中心電極要素(60)の肩部(76)と係合するた
    めの中間の横断座(32)を有しており、前記方法が、
    周壁(40)と、開放した第1の端部(31)と、少な
    くとも部分的に閉止された第2の端部(33)とを有す
    る接地電極(30)を形成する段階と、前記接地電極(
    30)を前記シリンダヘッドの孔(20)の中で永久的
    に取り付け、これにより前記周壁(40)を前記シリン
    ダヘッドの内側壁(16)を介してシリンダヘッドの孔
    (20)の中に部分的に収容し、また前記第2の端部(
    33)を前記シリンダヘッドの内側壁(16)を越えて
    配設して前記燃焼室(18)の中へ突出させ、前記接地
    電極の開放端部(31)を前記孔(20)と整合する段
    階と、前記接地電極の第2の端部(33)と係合する端
    部(124)を有するマンドレル(120)を前記シリ
    ンダヘッドの外側壁(14)を介して前記孔(20)の
    中へ軸方向に挿入する段階と、接地電極の第2の端部(
    33)を前記マンドレルの端部(124)に作用させて
    該第2の端部(33)を前記孔(20)の前記座(32
    )との予め選定した軸方向関係に位置させる段階と、前
    記マンドレル(120)を取り除く段階とを備えること
    を特徴とする方法。
  10. 【請求項10】  請求項9の接地電極(30)の製造
    方法であって、前記接地電極(30)の軸方向の部分を
    前記シリンダヘッドの孔(20)の中へ圧入することに
    より、前記永久的な接地電極(30)を前記シリンダヘ
    ッド(10)に取り付けることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】  請求項9の接地電極(30)の製造
    方法であって、接地電極(30)の軸方向の部分の周囲
    で前記シリンダヘッド(10)を鋳造しこれにより接地
    電極(30)をシリンダヘッドの孔(20)の中で固定
    することにより、前記永久的な接地電極(30)を前記
    シリンダヘッド(10)に取り付けることを特徴とする
    方法。
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