JPH0424986Y2 - - Google Patents

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JPH0424986Y2
JPH0424986Y2 JP1983035100U JP3510083U JPH0424986Y2 JP H0424986 Y2 JPH0424986 Y2 JP H0424986Y2 JP 1983035100 U JP1983035100 U JP 1983035100U JP 3510083 U JP3510083 U JP 3510083U JP H0424986 Y2 JPH0424986 Y2 JP H0424986Y2
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signal
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stop
circuit
aisle
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、レール上を移動可能にされた複数台
の棚装置を有する電動式の移動棚装置において、
通路を形成するため、または棚の使用が終つて各
棚を定位置に集束させるためなどに、棚装置を移
動させているときに、異常事態に気が付いたとき
に、移動中の各棚装置を緊急に停止させるための
装置に関する。
このような移動式の棚装置において、非常停止
用のスイツチを設けることはすでに公知である
が、従来は、非常停止専用のスイツチなどが設け
られている。そして、各棚装置には複数個のスイ
ツチなどが設けられているから、とつさのとき
に、複数個のスイツチの内の非常停止用スイツチ
を選択することはかなり困難で、停止させるまで
にかなりの時間を要するおそれが多い。
本案は上記の問題を解決するもので、複数台の
棚装置が、それらの収納面に直交方向に移動可能
に配置され、各棚装置がそれを移動させるモータ
を備え、かつ通路を形成する信号を入力する通路
スイツチと、他の通路選択を可能とする信号を入
力するリセツトスイツチとを有し、各棚装置を移
動させて、それらの間に通路が形成される電動式
移動棚装置の非常停止装置において、各棚装置は
制御回路を有し、該制御回路は少なくとも通路制
御回路と、リセツト回路と、停止制御回路を有
し、更に移動する棚装置にはモータ制御回路を有
し、通路制御回路から出力される移動指令信号に
基づき左隣の棚装置の制御回路に左指令信号を、
右隣の棚装置の制御回路に右指令信号を出力する
とともに、隣接する棚装置の制御回路から左また
は右指令信号が入力された場合には、該信号に基
づき通路制御回路とリセツト回路に他通路選択信
号が入力されるものであり、通路制御回路は、他
通路選択信号が入力されていない状態で、前記通
路スイツチからの第1の信号を受けて移動指令信
号を出力するとともに、通路スイツチからの第2
の信号を受けて移動指令信号を停止し、かつ停止
制御回路に正常停止信号を出力し、また他通路選
択信号が入力された状態で、通路スイツチからの
信号を受けて停止制御回路に異常停止信号を出力
するものであり、リセツト回路は、前記リセツト
スイツチからの信号を受けて、通路制御回路にリ
セツト信号を出力して通路制御回路からの移動指
令信号の出力を停止し、他通路の選択を可能とす
るとともに、他通路選択信号が入力された状態
で、停止制御回路に異常停止信号を出力するもの
であり、停止制御回路は、通路制御回路から入力
された正常停止信号若しくは通路制御回路または
リセツト回路から入力された異常停止信号を受け
て、各棚装置のモータ制御回路にストツプ信号を
出力するものであり、モータ制御回路は、ストツ
プ信号を受けて、その棚装置のモータを停止させ
るものであり、通路を選択すべく特定の棚装置の
通路スイツチが操作され、他の棚装置の通路制御
回路とリセツト回路に他通路選択信号が印加され
て各棚装置が移動中に、他の棚装置の通路スイツ
チまたはリセツトスイツチのいずれかを操作し
て、各棚装置を異常停止させ、また前記特定の棚
装置の通路スイツチを操作して、前記通路制御回
路からの左指令信号及び右指令信号の出力を停止
することにより、各棚装置を正常停止させてなる
ことを要旨とする。
本考案の装置を図面に実施例として示した、1
台の固定された棚装置と移動可能な3台の棚装置
からなる装置について説明すると、1A,1B,
1C,1Dはそれらの奥行方向に互いに並べて配
置された棚装置で、これらの内の左端の棚装置1
Aは固定されて、倉庫その他の壁面の近くに設置
され、他の棚装置1B,1C,1Dは、それらの
収納面に対し直交する方向に配置されたレール2
に沿つて移動可能にされている。したがつて、棚
装置1B,1C,1Dの各々は、レール2とかみ
合つた適数個ずつの車輪3とそれを駆動する可逆
モータ4B,4C,4Dを備えている。
A,B,C,Dは各棚装置1間に形成される通
路を示し、本実施例では各棚装置1A,1B,1
C,1Dの右側にそれぞれ通路A,B,C,Dを
設定し、第3図では通路Bが形成されている。
棚装置1B,1C,1Dはその底部に、床面と
相対して設けられた、左リミツトスイツチ5B,
5C,5Dと、右リミツトスイツチ6B,6C,
6Dとを有し、棚装置1B,1C,1Dを、第1
〜2図のように、棚装置1A側に集束させたとき
に、左リミツトスイツチ5B,5C,5Dのそれ
ぞれのみと相対し、かつそれらのみが接触するア
クチユエータ7B,7C,7Dおよび、棚装置1
Aとの間に定めた巾の通路を形成して、棚装置1
B,1C,1Dを右側に移動させたときに、右リ
ミツトスイツチ6B,6C,6Dのそれぞれのみ
と相対し、かつそれらのみが接触するアクチユエ
ータ8B,8C,8Dが床面に配置されている。
したがつて、リミツトスイツチ5,6のそれぞれ
は、棚装置1B,1C,1Dのそれぞれにおけ
る、その巾方向の位置をずらせるなどして、1個
のアクチユエータに異なるリミツトスイツチが接
触しないようにされている。
このリミツトスイツチ5,6は、棚装置1B,
1C,1Dのそれぞれが、右または左方向に移動
したときに、その移動距離を規制するもので、第
1〜2図は、左リミツトスイツチ5B,5C,5
Dのそれぞれがアクチユエータ7B,7C,7D
に接触した状態で、それ以上に棚装置のすべてが
左方向に移動することが規制されている。
アクチユエータ7,8の配置手段は任意である
が、第5図に例示するように、複数条の凹溝体9
内に、はめ込めば、その位置の設定が容易で、各
棚装置間に形成された通路を通行するときの邪魔
になることなども少なくしうる。アクチユエータ
7,8は固定しても、棚装置の移動方向と同方向
に、その位置を調整可能にしてもよい。
各棚装置1はそれぞれ制御回路を有し、制御回
路の内の1台は主制御回路10で、この実施例で
は左端の棚装置1Aに設けられ、他の棚装置1
B,1C,1Dのそれぞれは副制御回路11B,
11C,11Dを有し、それぞれのモータ4B,
4C,4Dを制御する。これらの各制御回路1
0,11のすべては、所要の信号ケーブルと電源
ケーブルで互いに接続されている。12は前記ケ
ーブルを収容するために、各棚装置1間に配置さ
れたケーブル支持体で、これは断面凹形に形成さ
れ、かつその一対が、それらの一端で互いに軸着
され、それらの他端が隣合つた棚装置の天板など
に軸着され、棚装置の移動に従つて伸縮可能に構
成されている。
棚装置1A,1B,1C,1Dは、それぞれ押
ボタンなどの、信号入力用の通路スイツチ13
A,13B,13C,13Dとリセツトスイツチ
14A,14B,14C,14Dとを有し、この
実施例では、スイツチ13,14が、各棚装置の
通路側の端部に設けられているが、その位置は任
意になしうる。
第8図は主制御回路10のブロツクダイアグラ
ムで、その通路制御回路15Aには、通路スイツ
チ13Aその他からの信号が印加される。通路制
御回路15Aは出力端子16A,17A,18
A,19Aを有し、出力端子16Aは、いまだ他
の通路が選択されていないときに、通路スイツチ
13Aから第1の信号が入力されると、他の棚装
置に移動を指令する移動指令信号を出力し、同時
に、出力端子17Aが通路選択信号を出力する。
再度通路スイツチ13Aが押されて、それが第2
の信号を出力すると、出力端子16Aの移動指令
信号が停止し、出力端子18Aが正常停止信号を
出力する。この出力端子16Aと18Aの出力の
切換えは、例えば、フリツプフロツプの反転など
で行なわれる。
すでに他の通路が選択されたことを示す他通路
選択信号が通路制御回路15Aに印加されている
状態で、通路スイツチ13Aが押されると、出力
端子19Aが異常停止信号を出力する。(以下、
各出力端子が出力する信号名に、各出力端子の符
号を付して、その出力端子が出力した信号を表わ
す。例えば、移動指令信号16Aは、出力端子1
6Aが出力した信号であることを示す。以後の回
路も同様である。) リセツト回路20Aは、リセツトスイツチ14
Aからの信号が入力され、その信号でリセツト信
号を出力する出力端子21Aと、リセツト回路2
0Aに他通路選択信号が入力されているときに、
リセツトスイツチ14Aが押されて異常停止信号
を出力する出力端子22Aを有する。
停止制御回路23Aは、それに正常停止信号1
8Aまたは異常停止信号19A,22Aが入力さ
れると、その出力端子24Aからストツプ信号、
出力端子25Aから停止信号を出力する。
26Aはランプ制御回路で、これは通路選択信
号17Aが入力されるとラン(RUN)ランプ2
7Aを点灯させ、正常停止信号18Aが印加され
ると、リセツトランプ28Aを点灯させる。ま
た、他通路選択信号が通路制御回路15Aとリセ
ツト回路20Aとに印加されているときに、通路
スイツチ13Aまたはリセツトスイツチ14Aが
押されると、通路制御回路15Aの正常停止信号
18Aは出力されず、停止制御回路23Aが出力
した停止信号25Aがランプ制御回路26Aに印
加される。正常停止信号18Aが印加されない
で、停止信号25Aが印加されたランプ制御回路
26Aは、その出力でリセツトランプ28Aに点
滅を開始させる。
29は通路形成完了判定回路で、選択された通
路に対応して移動した棚装置1の移動が完了した
ことを判定する回路である。この回路29は、隣
合つた棚装置から入力される、すべてまたはいず
れかのモータ4が駆動されていることを示すモー
タON信号がなくなつたときに、その出力端子3
0から通路形成完了信号を出力し、それを通路制
御回路15Aに印加する。
第9図は棚装置1Bの副制御回路11Bのブロ
ツクダイアグラムで、他の副制御回路11C,1
1Dも同様であるから図示を省略する。なお、副
制御回路11C,11D内における副制御回路1
1B内の各回路と同じ回路については、同じ数字
記号にCまたはDを付して示す。これは主制御回
路10と各副制御回路11間においても同じであ
る。そして、通路制御回路15B、リセツト回路
20B、停止制御回路23B、ランプ制御回路2
6Bは、主制御回路10のそれらに対応する各回
路と同じ出力端子を有し、ほとんど同じ動作をす
るものであるから説明を省略する。
副制御回路11Bの方向選択回路31Bは、各
棚装置1の移動方向を指示する回路で、この回路
は、第7図に示すように、その左右の棚装置の方
向選択回路31と互いに接続されている。ただ
し、この実施例では、棚装置1Aは移動しないの
で、これには方向選択回路が不要であるから、第
8図に示すように、棚装置1Aに対しては、それ
の通路制御回路15Aに接続されている。方向選
択回路31Bは、出力端子32B,33B,34
B,35B,36Bを備えている。そして、棚装
置1Bの通路スイツチ13Bが押されて、方向選
択回路31Bに移動指令回路16Bが入力される
と、方向選択回路31Bが、その出力端子32B
から左側の棚装置1Aに左指令信号を、右側の棚
装置1Cに出力端子33Bから右指令信号をそれ
ぞれ印加し、かつ棚装置1Bの右側に通路Bが形
成されることから出力端子34Bから発進遅延回
路37Bに左信号を入力し、棚装置1Bに、その
移動方向が左方向であることを指示する。棚装置
1B以外の棚装置の通路スイツチ13が操作され
たとき、例えば、棚装置1Aの通路スイツチ13
Aが操作されたときは、方向選択回路31Bに
は、右指令信号33Aが入力される。右指令信号
を受けた方向選択回路31Bは、その出力端子3
5Bから右信号を遅延回路37Bに入力し、かつ
出力端子36Bから他通路選択信号を、通路制御
回路15Bとリセツト回路20Bに印加し、更
に、棚装置1Cに右指令信号33Bを印加する。
棚装置1C,1Dの通路スイツチ13が操作され
たときは、方向選択回路31Bは、左指令信号を
受け、左指令信号32B、左信号34B、他通路
選択信号36Bを出力する。
発進遅延回路37Bは、タイマを有し、複数台
の棚装置1が移動するとき、その各棚装置の発進
に時間間隔を生じさせる回路で、これは出力端子
38B,39B,40B,41Bを備えている。
そして、出力端子38Bは、その左右の棚装置の
発進遅延回路37の入力端子と互いに接続され、
棚装置1Bが発進したときに、その発進を知らせ
る発進信号が出力端子38Bから、その左右の棚
装置の発進遅延回路37に入力される。ただし、
この実施例では、棚装置1Aは移動しないから、
棚装置1Aに対してはその通路形成完了判定回路
29に出力端子38Bが接続されている。そし
て、発進遅延回路37Bは、それに左信号34B
が印加され、かつ棚装置1Aから発進信号38A
が印加されているとき、または、右信号35Bと
棚装置1Cから、発進信号38Cが印加されてい
るとき、それが有するタイマを作動させ、一定時
間後に、方向選択回路31Bから入力された左信
号34Bまたは右信号35Bに対応して、出力端
子39Bから左信号または出力端子40Bから右
信号のいずれかをモータ制御回路42Bに印加す
る。なお、棚装置1Bに左または右指令信号32
C,33Aが入力されても、その指令方向には移
動スペースがない場合、すなわち、その方向のリ
ミツトスイツチ5Bまたは6Bから信号が出力さ
れているときは、隣の棚装置から入力される発進
信号38に無関係に、発進遅延回路37Bは発進
信号を出力する。これは、棚装置1C,1Dも同
じである。
モータ制御回路42Bは、入力された左信号3
9Bまたは右信号40Bに対応して、モータ4B
に対して、出力端子43Bから左駆動信号を、出
力端子44Bから右駆動信号を出力する。ただ
し、リミツトスイツチ5B,6Bから信号が出力
されているときは、その方向の駆動信号43B,
44Bは出力されない。駆動信号43B,44B
が出力されると、モータ制御回路42Bは、その
出力端子45BからモータON信号を、出力端子
46Bからモータ信号をそれぞれ出力し、モータ
ON信号45Bが、すべての副制御回路11の発
進遅延回路37と棚装置1Aの通路形成完了判定
回路29とに入力される。モータ信号46Bは、
ランプ制御回路26Bに印加され、このようにな
ると、ランプ制御回路26Bはランランプ27B
を点滅させる。この動作はすべての棚装置のモー
タ制御回路41も同様である。そして、主制御回
路10とすべての副制御回路11の内の、いずれ
かの停止制御回路23からストツプ信号24が出
力されると、そのストツプ信号24は、すべての
副制御回路11のモータ制御回路42に入力さ
れ、駆動されているモータ4のすべてを停止させ
る。
発進遅延回路37Bは、その通路スイツチ15
Bが押された状態で、その左右の棚装置1から発
進信号38が入力され、左右のリミツトスイツチ
5B,6Bのいずれかから信号が入力されている
とき、すなわち停止が確認でき、かつ、モータ
ON信号45Bがなくなつたときに、その出力端
子41Bから通路制御回路15Bに通路形成完了
信号を印加する。なお、通路スイツチ13が押さ
れない棚装置も、前記と同じ条件になると、通路
形成完了信号41を出力するが、この場合の完了
信号41は他の回路には影響がない。発進信号3
8がなくなると、遅延回路37Bのタイマはリセ
ツトされる。
左右のリミツトスイツチ5,6の導線47,4
8は、それぞれの副制御回路11の発進遅延回路
37とモータ制御回路42に接続されている。4
9はモータ駆動回路である。
この実施例では、棚装置1Aが左端に位置して
いるから、その通路制御回路15Aから出力され
る移動指令信号16Aがそのまま右指令信号33
Aとなつて棚装置1Bの方向選択回路31Bに入
力される。そして、棚装置1Bから入力される左
指令信号32Bが、そのまま他通路選択信号とな
つて通路制御回路15Aに入力され、かつそれが
棚装置1Aの発進信号38Aとして、棚装置1B
の発進遅延回路37Bに入力される。棚装置1A
も移動可能にする場合は、これにも方向選択回路
31と、通路形成判定回路29に代えて発進遅延
回路37、モータ制御回路42とモータを付設す
ればよい。
この実施例では、通路スイツチ13にランラン
プ27、リセツトスイツチ14にリセツトランプ
28が組込まれた場合を示したから、第1図には
ランプ27,28の図示を省略したが、ランプ2
7,28は独立して設けることも可能である。そ
して、通路制御回路15に入力する第1の信号と
第2の信号は、1個の通路スイツチ13で共用し
ているが、第1の信号と第2の信号の入力に対し
て専用のスイツチを設けることも可能である。
この装置における通路の形成を、第1〜2図の
ように棚装置1のすべてが左に集束されている状
態から、第3図のように、棚装置1B,1C間の
通路Bを形成する場合について説明する。
通路Bを選択したときは、棚装置1Bの通路ス
イツチ13Bを押し、その通路制御回路15Bに
第1の信号を入力する。第1の信号が入力された
通路制御回路15Bは、移動指令信号16Bを方
向選択回路31Bに、通路選択信号17Bをラン
プ制御回路26Bにそれぞれ入力する。この結
果、ランランプ27Bが点灯して、通路Bが選択
されたことを表示し、方向選択回路31Bは左指
令信号32Bを、左の棚装置1Aに、右指令信号
33Bを棚装置1Cに入力する。棚装置1Aは固
定棚であるから、左指令信号32Bは、そのまま
棚装置1Aの左発進信号38Aとして棚装置1B
の発進遅延回路37Bに印加され、かつ棚装置1
Aでは、左指令信号32Bは他通路選択信号36
として通路制御回路15Aとリセツト回路20A
にも入力される。また、方向選択回路31Bは、
発進遅延回路37Bに左信号34Bを印加してい
るから、棚装置1Aから左発進信号38Aが遅延
回路37Bに入力されると、発進遅延回路37B
では、タイマが作動し、一定時間後には棚装置1
Bを左方向に発進させる準備を完了する。しか
し、左リミツトスイツチ5Bが作動し、そのリミ
ツト信号が遅延回路37Bとモータ制御回路42
Bに入力されているから、モータ制御回路42B
からは左駆動信号43Bは出力されず、棚装置1
Bは移動しない。なお、方向選択回路31Bから
左信号34Bが遅延回路37Bに入力されること
で、遅延回路37Bから、それの発進信号38が
棚装置1A,1Cに送られるが、棚装置1Aは固
定棚であり、棚装置1Cは右指令信号33Bに従
つて右方向を選択し、右側の棚装置1Dから信号
を受けるようになつているから、前記発進信号3
8Bは棚装置1A,1Cの回路の動作には影響を
与えない。
棚装置1Bの方向選択回路31Bから右指令信
号33Bが入力された棚装置1Cの方向選択回路
31Cは、棚装置1Dの方向選択回路31Dに右
指令信号33Cを印加する。この結果、方向選択
回路31C,31Dはそれぞれの遅延回路37
C,37Dに右信号35C,35Dを印加し、か
つ、通路制御回路15C,15Dとリセツト回路
20C,20Dとに他通路選択信号36C,36
Dを印加する。そして、棚装置1Dの方向選択回
路31Dは右指令信号33Dを出力するが、棚装
置1Dは右端に位置しているから、第7図のよう
に、右指令信号33Dは、そのまま右の発進信号
38となつて棚装置1Dの遅延回路37Dに入力
される。
右の発進信号38Dが印加された棚装置1Dの
遅延回路37Dには、前記のように選択回路31
Dから右信号35Dがすでに印加されているか
ら、これらの信号で、そのタイマが作動し、一定
時間後に遅延回路37Dはモータ制御回路42D
に右信号40Dを印加する。これによつてモータ
制御回路42Dが、右リミツトスイツチ6Dが出
力していないことを確認し、右駆動信号44Dを
モータ駆動回路49Dに印加して、モータ4Dを
棚装置1Dを右方向に移動させる方向に駆動す
る。モータ4Dの駆動で、棚装置1Dは右方向に
移動する。モータ4Dが駆動中は、モータ制御回
路42DはモータON信号45Dを出力して、棚
装置1Dが移動中であることを他の棚装置に知ら
せ、かつモータ信号46Dが入力されたランプ制
御回路26Dは、その信号で、ランプ27Dを点
滅させて、棚装置1Dが移動していることを表示
する。
棚装置1Dが、発進するとその信号が発進信号
38Dとして棚装置1Cの遅延回路37Cに入力
される。発進信号38Dが印加された遅延回路3
7Cでは、そのタイマが作動し、一定時間後にモ
ータ制御回路42Cに右信号40Cを印加するか
ら、棚装置1Cも、棚装置1Dと同様にそれから
やや時間的に遅れて右方向に移動する。
上記のようにして発進した棚装置1Dは、その
右リミツトスイツチ6Dがアクチユエータ8Dに
接触し、その信号が遅延回路37Dとモータ制御
回路42Dに入力されると、モータON信号45
Dの出力がなくなり停止する。棚装置1Cも右リ
ミツトスイツチ6Cがアチクユエータ8Cに接触
すると停止する。棚装置1D,1Cが順次停止す
ると、それぞれのモータON信号45がなくなる
から、ランランプ27D,27Cも順次消灯し、
第3図のように通路Bが形成される。
棚装置1Cが発進すると、その遅延回路37C
から棚装置1Bの遅延回路37Bに発進信号38
Cが入力されるが、この時はモータON信号45
Cが入力されているから遅延回路37Bは通路形
成完了信号41Bは出力しない。棚装置1Cが停
止し、そのモータON信号45Cがなくなつた時
に、棚装置1A,1Cからの発進信号38と棚装
置1Bの停止を確認し、遅延回路37Bから通路
形成完了信号41Bが通路制御回路15Bに印加
される。
通路形成完了信号41Bを受けた通路制御回路
15Bは、移動指令信号16Bの出力を停止し、
正常停止信号18Bを停止制御回路23Bに印加
するから、停止制御回路23Bは、すべての棚装
置1にストツプ信号24Bを入力する。更に、停
止信号25Bと正常停止信号18Bとがランプ制
御回路26Bに入力され、ランプ制御回路26B
はリセツトランプ28Bを点灯する。この状態で
はストツプ信号24Bの出力が続行され、全棚装
置に停止状態を維持させているから、棚装置が不
意に移動するおそれはなく、かつ他の通路選択が
行われても移動することがなく、安全である。す
なわち、リセツトランプ28Bの点灯を確認し
て、作業者は通路B内にはいることで安全に作業
できる。
通路Bの使用が終了して、棚装置1Bのリセツ
トスイツチ14Bを操作して、リセツト回路20
Bに信号を入力すると、リセツト回路20Bはリ
セツト信号21Bを通路制御回路15Bと停止制
御回路23Bに入力し、すべての回路をリセツト
して、他の通路の選択を可能にする。
この装置における選択した通路の形成は上記の
とおりであるが、この場合の棚装置1C,1Dの
停止は、それらが定められた位置まで移動したと
きに行われる。すなわち、通路の巾は定められた
巾となり、その通路巾は十分にとつてあり、移動
した棚装置のすべてが停止するまでにはかなりの
時間を要する。
しかし、実際には、それ程広い巾の通路は必要
でない場合もある。
このような要求に対応することもこの装置は可
能である。これを第1図の状態で、通路Bを選択
した場合について説明する。この場合も、まず棚
装置の通路スイツチ13Bを操作し通路制御回路
15Bに第1の信号を入力する。この信号の入力
で、前記のように、通路制御回路15Bから移動
指令信号16Bその他が出力されて、棚装置1
D,1Cが順次移動を開始する。そして、棚装置
1Cの移動で、それと棚装置1B間に、適当な巾
の通路Bが形成された時に、通路スイツチ13B
を再度操作して、第2の信号を通路制御回路15
Bに入力すると、この第2の信号が、出力端子1
6Bからの移動指令信号の出力を停止させ、かつ
正常停止信号18Bを停止制御回路23Bに入力
する。このため、停止制御回路23Bがストツプ
信号24Bを出力して、移動中の棚装置1C,1
Dをその位置に停止し、リセツトランプ28Bが
点灯して、各棚装置の停止状態が維持され安全で
あることを表示する。
この場合、移動指令信号16Bの出力が停止さ
れると、棚装置1Bの方向選択回路31Bからの
棚装置1Cに対する右指令信号33Bの印加がな
くなり、かつ棚装置1Cから棚装置1Dに対する
右指令信号33Cも停止する。同じく、棚装置1
Dでも右指令信号33Dの出力を停止し、棚装置
1Cに対する発進信号38Dの出力が停止され
る。したがつて、棚装置1Dの遅延回路37Dで
は、そのタイマがリセツトされ、棚装置1Bでも
棚装置1Cに対する発進信号38Bを停止する。
これにより、棚装置1Cは、棚装置1Dからの発
進信号38Dがなくなつたことを確認するから、
遅延回路37Cのタイマがリセツトされる。すな
わち、棚装置1C,1Dは、移動の途中で、正常
の停止と全く同じ回路状態で停止し、定められた
巾よりも狭い巾の通路が形成される。
通路Bの使用が終り、またはその途中などで、
通路Bの巾を更に広くしたいときは、通路スイツ
チ13Bを再度操作すれば、それによつて、第1
の信号と同じく、移動指令信号16Bを出力し、
棚装置1D,1Cが再発進し、それらの各リミツ
トスイツチ6がアクチユエータ8に接触して停止
する。
例えば、通路スイツチ13Bが操作されて、移
動棚1D,1Cが移動をしているときに、異常事
態が発生し、移動中の移動棚1D,1Cを緊急に
停止させる必要が生じたときは、近くの移動棚1
の通路スイツチ13またはリセツトスイツチ14
を操作すればよい。緊急時に操作されたスイツチ
13または14が、非選択である棚装置1A,1
C,1Dのものであつた場合には、それらの通路
制御回路15とリセツト回路20にはすでに他通
路選択信号36が印加されているから、移動指令
信号16が停止されて、通路制御回路15の出力
端子19またはリセツト回路20の出力端子22
から異常停止信号が停止制御回路23に入力され
る。この結果、停止制御回路23がストツプ信号
24を出力し、移動中の棚装置1C,1Dをその
位置に停止させる。この停止時には、ランプ制御
回路26には、停止制御回路23が出力した停止
信号25のみが印加され、正常停止信号18は出
力されていないから、リセツトランプ28が点滅
を開始して、異常事態であることを表示し、スイ
ツチ13,14の操作に対して注意を喚起する。
異常事態の解除後に、緊急停止のためにスイツチ
13,14のいずれかが操作された棚装置のリセ
ツトスイツチ14を操作すると、異常停止信号の
出力が停止され、棚装置1D,1Cは再発進す
る。
異常事態後に、通路選択がされた棚装置1Bの
通路スイツチ13Bが操作されると、それは第二
の信号になるから、前記した通路の巾を所定の巾
よりも狭くして停止させる場合の要領で、移動中
の棚装置1C,1Dは停止する。また、通路選択
がされた棚装置1Bのリセツトスイツチ14Bを
操作すると、そのリセツト信号21Bが通路制御
回路15Bに印加され、該通路制御回路15Bの
回路をリセツトし、それが出力していた移動指令
信号16Bがなくなるので、各棚装置の移動が停
止するのである。したがつて、緊急に全棚装置を
停止させたい場合は、いずれの棚装置の通路スイ
ツチ13またはリセツトスイツチを操作しても、
停止した際の回路状態に差異はなるが停止するの
である。
上記のように、本考案は、各棚装置に、通路ス
イツチ13とリセツトスイツチ14のように、複
数個ずつ信号の入力手段を有する。しかし、前記
各入力手段からの信号が入力される通路制御回路
15とリセツト回路20のそれぞれには、他通路
が選択されたことを示す他通路選択信号36が印
加可能にされる、とともに、前記他通路選択信号
36が印加された状態で、スイツチ13または1
4のいずれかから信号が入力されると、それに対
応した制御回路15,20の一方から異常停止信
号19または20が出力され、それを受けた停止
制御回路23が、移動している棚装置を停止させ
るストツプ信号24を出力するように構成するこ
とで、いずれの入力手段を操作しても移動中の棚
装置を停止させることを可能にした。したがつ
て、異常な事態が生じたときには、その異常を確
認した人が、その近くのスイツチ13,14のい
ずれかを操作すればよく、専用の非常停止スイツ
チを操作する場合のように、それを選択したり、
誤つて他のスイツチを操作するなどのおそれがな
く、異常な事態に対しての処置を容易にかつ適確
に行いうる。また、通路を選択した作業者は、通
常、通路が形成されるまでその通路スイツチを操
作した近く待機しているが、緊急に各棚装置を停
止させたい場合には、操作した通路スイツチを素
早く再度操作することで、通路制御回路に第2の
信号を入力して、定められた通路巾が形成された
際の通常の停止状態と同じ回路状態で各棚装置を
正常停止させることができ、トラブルを回避した
後、各棚装置を再発進させたい場合には、その通
路スイツチを再度操作するだけの簡単の操作で済
むので、稼働率を向上させうるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示し、第1図は正面図、
第2図は平面図、第3図は通路を形成した平面
図、第4図はリミツトスイツチ部の拡大正面図、
第5図はリミツトスイツチ部の拡大断側面図、第
6図はケーブル支持体の拡大平面図、第7図は全
体の回路のブロツクダイヤグラム、第8図は主制
御回路のブロツクダイヤグラム、第9図は副制御
回路のブロツクダイヤグラムである。 1……棚装置、4……可逆モータ、5……左リ
ミツトスイツチ、6……右リミツトスイツチ、
7,8……アクチユエータ、10……主制御回
路、11……副制御回路、13……通路スイツ
チ、14……リセツトスイツチ、15……通路制
御回路、20……リセツト回路、23……停止制
御回路、26……ランプ制御回路、29……通路
形成完了判定回路、31……方向選択回路、37
……発進遅延回路、42……モータ制御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数台の棚装置が、それらの収納面に直交方向
    に移動可能に配置され、各棚装置がそれを移動さ
    せるモータを備え、かつ通路を形成する信号を入
    力する通路スイツチと、他の通路選択を可能とす
    る信号を入力するリセツトスイツチとを有し、各
    棚装置を移動させて、それらの間に通路が形成さ
    れる電動式移動棚装置の非常停止装置において、 各棚装置は制御回路を有し、該制御回路は少な
    くとも通路制御回路と、リセツト回路と、停止制
    御回路を有し、更に移動する棚装置にはモータ制
    御回路を有し、通路制御回路から出力される移動
    指令信号に基づき左隣の棚装置の制御回路に左指
    令信号を、右隣の棚装置の制御回路に右指令信号
    を出力するとともに、隣接する棚装置の制御回路
    から左または右指令信号が入力された場合には、
    該信号に基づき通路制御回路とリセツト回路に他
    通路選択信号が入力されるものであり、 通路制御回路は、他通路選択信号が入力されて
    いない状態で、前記通路スイツチからの第1の信
    号を受けて移動指令信号を出力するとともに、通
    路スイツチからの第2の信号を受けて移動指令信
    号を停止し、かつ停止制御回路に正常停止信号を
    出力し、また他通路選択信号が入力された状態
    で、通路スイツチからの信号を受けて停止制御回
    路に異常停止信号を出力するものであり、 リセツト回路は、前記リセツトスイツチからの
    信号を受けて、通路制御回路にリセツト信号を出
    力して通路制御回路からの移動指令信号の出力を
    停止し、他通路の選択を可能とするとともに、他
    通路選択信号が入力された状態で、停止制御回路
    に異常停止信号を出力するものであり、 停止制御回路は、通路制御回路から入力された
    正常停止信号若しくは通路制御回路またはリセツ
    ト回路から入力された異常停止信号を受けて、各
    棚装置のモータ制御回路にストツプ信号を出力す
    るものであり、 モータ制御回路は、ストツプ信号を受けて、そ
    の棚装置のモータを停止させるものであり、 通路を選択すべく特定の棚装置の通路スイツチ
    が操作され、他の棚装置の通路制御回路とリセツ
    ト回路に他通路選択信号が印加されて各棚装置が
    移動中に、他の棚装置の通路スイツチまたはリセ
    ツトスイツチのいずれかを操作して、各棚装置を
    異常停止させ、また前記特定の棚装置の通路スイ
    ツチを操作して、前記通路制御回路からの左指令
    信号及び右指令信号の出力を停止することによ
    り、各棚装置を正常停止させてなることを特徴と
    する電動式移動棚装置の非常停止装置。
JP3510083U 1983-03-10 1983-03-10 電動式移動棚装置の非常停止装置 Granted JPS5948252U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5529684A (en) * 1978-02-27 1980-03-03 Sandeika Dou Koopuropurieteeru Skirt for hover craft type vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0120910Y2 (ja) * 1980-04-30 1989-06-22

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