JPH038103Y2 - - Google Patents

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JPH038103Y2
JPH038103Y2 JP1982008839U JP883982U JPH038103Y2 JP H038103 Y2 JPH038103 Y2 JP H038103Y2 JP 1982008839 U JP1982008839 U JP 1982008839U JP 883982 U JP883982 U JP 883982U JP H038103 Y2 JPH038103 Y2 JP H038103Y2
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signal
convergence
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switch
circuit
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【考案の詳細な説明】 本考案はレール上を移動可能にされた複数台の
棚装置を有する移動棚装置において、その任意の
棚間に通路を設定し、その棚の使用終了後に、各
移動棚のすべてを、定めた場所に収束する装置に
関し、通路の一つを残して収束することを可能に
し、かつ収束時に形成する通路の位置を任意に設
定可能にするものである。
レール上に複数台の棚装置が並置され、その各
棚装置を位置させて通路を形成することで、スペ
ースを効率的に使用可能にした移動棚装置におい
て、使用終了後に、各棚装置を一個所に収束する
ことはすでに行われている。しかし、従来は、各
棚装置のすべてを互いに近接状態に収束するなど
している。したがつて、例えば空調などの通風口
や火災報知器その他の設置があり、その適所を通
路としてあけておきたいような場合に不便であ
る、とともに、ひいては棚装置の設置自体に制約
が生じるなどの問題も発生する。
本考案の要旨とするところは、複数台の棚装置
が、それらの収納面に対し直交する方向に移動可
能に配置され、各棚装置が有する通路スイツチか
らの信号で、棚装置の移動指令信号が出されて、
棚装置間に通路が形成される電動式移動棚装置に
おいて、1個の収束スイツチを有するとともに、
これの操作で信号が入力される収束制御回路を有
し、該収束スイツチからの信号に基づき収束制御
回路から収束開始信号が収束終了判定回路に入力
され且つ前記通路スイツチからの信号と同様な収
束信号が各棚装置に設けた収束設定スイツチを介
してすべての棚装置に、それらの移動指令信号を
出力可能に印加され、収束時に形成する通路に対
応する棚装置のみの収束設定スイツチが選択的に
ONにされ、前記収束制御回路からの収束開始信
号と収束が完了して棚装置を停止させるストツプ
信号が前記収束終了判定回路に同時に入力された
ときにのみ該収束終了判定回路から電源OFF信
号が出力されてなる電動式移動棚の収束装置にあ
る。
本考案の装置を図面に実施例として示した、1
台の固定された棚装置と、移動可能にされた3台
の棚装置からなる装置について説明すると、1
A,1B,1C,1Dはそれらの奥行方向に互い
に並行に配置された棚装置で、これらの内の左端
の棚装置1Aは固定されて、倉庫などの壁面の近
くに設置され、他の棚装置1B,1C,1Dはそ
れらの収納面に対し直交する方向に配置されたレ
ール2に沿つて移動可能にされている。したがつ
て、棚装置1B,1C,1Dの各々は、レール2
とかみ合つた適数個ずつの車輪3と車輪3を駆動
する可逆モータ4B,4C,4Dを備えている。
A,B,C,Dは各棚装置1間に形成される通
路を示し、第3図では通路Bが形成されている。
棚装置1B,1C,1Dは、その底部に床面と
相対して設けられた、左リミツトスイツチ5B,
5C,5Dと、右リミツトスイツチ6B,6C,
6Dとを有し、棚装置1B,1C,1Dのすべて
が、棚装置1A側に集められたときに、左リミツ
トスイツチ5B,5C,5Dのそれぞれのみと相
対し、かつそれらのみが接触するアクチユエータ
7B,7C,7Dと、棚装置1Aとの間に定めた
巾の通路を形成して、棚装置1B,1C,1Dを
右側に移動させたときに、右リミツトスイツチ6
B,6C,6Dのそれぞれのみと相対し、かつそ
れらのみが接触するアクチユエータ8B,8C,
8Dとが床面に配置されている。したがつて、リ
ミツトスイツチ5,6のそれぞれは、棚装置1
B,1C,1Dのそれぞれにおける、その巾方向
の位置をずらせるなどして、1個のアクチユエー
タに異なるリミツトスイツチが接触しないように
されている。
このリミツトスイツチ5,6は、棚装置1B,
1C,1Dのそれぞれが、右または左方向に移動
したときに、その移動距離を規制するもので、第
1〜2図は、左リミツトスイツチ5B,5C,5
Dのそれぞれがアクチユエータ7B,7C,7D
に接触した状態で、それ以上に棚装置にすべてが
左方向に移動することが規制されている。
アクチユエータ7,8の配置手段は任意である
が、第5図に例示するように、複数条の凹溝体9
内に、はめ込めば、その位置の設定が容易であ
り、棚装置間に形成した通路内を通行するときの
邪魔になることなども少なくしうる。アクチユエ
ータ7,8は固定しても、棚装置の移動方向と同
方向に、その位置を調整可能にしてもよい。
各棚装置1はそれぞれ制御回路を有し、その内
の1台は主制御回路10で、この実施例では左端
の棚装置1Aに設けられ、他の棚装置1B,1
C,1Dのそれぞれには副制御回路11B,11
C,11Dを有し、それぞれのモータ4B,4
C,4Dを制御する。これらの各制御回路10,
11のすべては、所要の信号ケーブルと電源ケー
ブルで互いに接続されている。12は前記ケーブ
ルを収容するために、各棚装置1間に配置された
ケーブル支持体で、これは断面凹形に形成され、
かつその一対が、それらの一端で互いに軸着さ
れ、それらの他端が隣合つた棚装置の天板などに
軸着され、棚装置の移動に従つて伸縮可能に構成
されている。
棚装置1A,1B,1C,1Dはそれぞれ押ボ
タンなどの、信号を入力するための通路スイツチ
13A,13B,13C,13Dと、リセツトス
イツチ14A,14B,14C,14Dを有し、
この実施例では、スイツチ13,14は各棚装置
の通路側の端部に設けられているが、その位置は
限定不要である。第8図は主制御回路10のブロ
ツクダイアグラムで、その通路制御回路15Aに
は、通路スイツチ13Aからの信号がOR論理回
路16Aを介して入力される、とともに他からの
信号も印加される。通路制御回路15Aは出力端
子17A,18A,19A,20Aを有し、出力
端子17Aは、いまだ他の通路が選択されていな
いときに、通路スイツチ13Aから第1の信号が
入力されると、他の棚装置に移動を指令する移動
指令信号を出力し、同時に、出力端子18Aが通
路選択信号を出力する。再度通路スイツチ13A
が押されて、それが第2の信号を出力すると、出
力端子17Aの移動指令信号が停止し、出力端子
19Aが正常停止信号を出力する。この出力端子
17Aと19Aの出力の切換えは、例えば、フリ
ツプフロツプの反転などで行なう。
すでに他の通路が選択されたことを示す他通路
選択信号が通路制御回路15Aに印加されている
状態で、通路スイツチ13Aが押されると、出力
端子20Aが異常停止信号を出力する。(以下各
出力端子が出力する信号名に、各出力端子の符号
を付して、その出力端子が出力した信号を表わ
す。例えば、移動指令信号17Aは、出力端子1
7Aが出力した信号であることを示す。以後の回
路も同様である。) リセツト回路21Aはリセツトスイツチ14A
からの信号でリセツト信号を出力する出力端子2
2Aと、リセツト回路21Aに他通路選択信号が
入力されているときに、リセツトスイツチ14A
が押されて異常停止信号を出力する出力端子23
Aを有する。
停止制御回路24Aは、正常停止信号19Aま
たは異常停止信号20A,23Aが入力される
と、その出力端子25Aからストツプ信号、出力端
子26Aから停止信号を出力する。
27Aはランプ制御回路で、これは、通路選択
信号18Aが入力されるとラン(RUN)ランプ
28Aを点灯し、正常停止信号19Aが印加され
ると、リセツトランプ29Aを点灯させる。ま
た、他通路選択信号が通路制御回路15Aとリセ
ツト回路21Aとに印加されているときに、通路
スイツチ13Aまたはリセツトスイツチ14Aが
押されると、通路制御回路15Aの正常停止信号
19Aは出力されず。停止制御回路24Aが出力
した停止信号26Aがランプ制御回路27Aに印
加される。正常停止信号19Aが印加されないの
で、停止信号26Aが印加されたランプ制御回路
27Aは、その出力でリセツトランプ29Aに点
滅を開始させる。
30は通路形成完了判定回路で、選択された通
路に対応して移動した棚装置1の移動が完了した
ことを判定する回路である。この回路30は、隣
合つた棚装置から入力される、すべてまたはいず
れかのモータ4が駆動されていることを示すモー
タON信号がなくなつたときに、その出力端子3
1から通路形成完了信号を出力し、それを通路制
御回路15Aに印加する。
32は収束スイツチで、これの操作で信号が収
束制御回路33に入力される。収束制御回路33
は、出力端子34,35を有し、出力端子34か
ら収束開始信号が収束終了判定回路36に入力さ
れ、かつ出力端子35から収束信号を出力し、そ
れはシーソ式その他のロツク式収束設定スイツチ
37Aを介して、OR論理回路16Aに入力され
る。収束終了判定回路36は収束開始信号34が
入力される、とともにストツプ信号25が印加さ
れたときに、電源OFF信号を出力し、回路の電
源およびモータの駆動電源などの電源のすべてを
OFFとする。
第9図は棚装置1Bの副制御回路11Bのブロ
ツクダイヤグラムで、他の副制御回路11C,1
1Dも同様であるから図示を省略する。なお、副
制御回路11C,11D内における副制御回路1
1B内の各回路と同じ回路については、同じ数字
記号にCまたはDを付して示す。これは主制御回
路10と各副制御回路11間においても同じであ
る。そして、通路制御回路15B、リセツト回路
21B、停止制御回路24B、ランプ制御回路2
7Bは、主制御回路10のそれらに対応する各回
路と同じ出力端子を有し、ほとんど同じ動作をす
るものであるから説明を省略する。
副制御回路11Bの方向選択回路38Bは、各
棚装置1の移動方向を指示する回路で、この回路
は、その左右の棚装置の方向選択回路38と互い
に接続されている。ただし、この実施例では、棚
装置1Aは移動しないので、方向選択回路が不要
であるから、第8図から明らかなように、棚装置
1Aに対しては、それの通路制御回路15Aに接
続されている。
棚装置1Bの通路スイツチ13Bが押されて、
方向選択回路38Bに移動指令信号17Bが入力
されると、方向選択回路38Bは、その出力端子
39Bから左側の棚装置1Aに左指令信号を、右
側の棚装置1Cには、出力端子40Bから右指令
信号をそれぞれ印加し、かつ出力端子42Bから
発進遅延回路41Bに左信号を入力し、棚装置1
Bにその移動方向が左方向であることを指示す
る。また、棚装置1B以外の棚装置の通路スイツ
チが操作されたとき、例えば、棚装置1Aの通路
スイツチ13Aが操作されたときは、方向選択回
路38Bには、右指令信号が入力される。右指令
信号を受けると、方向選択回路38Bは、その出
力端子43Bから右信号を出力して、それを遅延
回路41Bに入力し、かつその出力端子44Bか
ら他通路選択信号を、通路制御回路15Bとリセ
ツト回路21Bに印加し、更に、棚装置1Cに右
指令信号40Bを印加する。棚装置1C,1Dの
通路スイツチ13が操作されたときは、方向選択
回路38Bは、左指令信号を受け、左指令信号3
9B、左信号42B、他通路選択回路44Bを出
力する。
発進遅延回路41Bは、タイマを有し、複数台
の棚装置1が移動するとき、その各棚装置の発進
に時間差を生じさせる回路で、これは、その出力
端子45Bが、その左右の棚装置の発進遅延回路
41の入力端子と互いに接続され、棚装置1Bが
発進したときに、それを左右の棚装置に知らせる
発進信号を出力端子45Bから出力する。ただ
し、この実施例では、棚装置1Aは移動しないか
ら、棚装置1Aに対しては、その通路形成完了判
定回路30に接続されている。そして、発進遅延
回路41Bは、それに左信号42Bが印加され、
かつ棚装置1Aから発進信号45Aが印加されて
いるとき、または、右信号43Bと棚装置1Cか
ら発進信号45Cが印加されているとき、それが
有するタイマを作動させ、一定時間後に、方向選
択回路38Bから入力された左信号42Bまたは
右信号43Bに対応して、出力端子46Bから左
信号または出力端子47Bから右信号のいずれか
をモータ制御回路48Bに印加する。なお、棚装
置1Bに左または右指令信号39,40が入力さ
れても、その指令方向には移動スペースがない場
合、すなわち、その方向のリミツトスイツチ5B
または6Bから信号が出力されているときは、隣
の棚装置から入力される発進信号45に無関係
に、発進遅延回路41Bは発進信号を出力する。
これは棚装置1C,1Dも同じである。
モータ制御回路48Bは、入力された左信号4
6Bまたは右信号47Bに対応して、モータ4B
に対して、出力端子49Bから左駆動信号を、出
力端子50Bから右駆動信号を出力する。ただ
し、リミツトスイツチ5B,6Bから信号が出力
されているときは、その方向の駆動信号49B,
50Bは出力されない。駆動信号49B,50B
が出力されると、モータ制御回路48Bは、その
出力端子51BからモータON信号を、出力端子
52Bからモータ信号をそれぞれ出力し、モータ
ON信号51Bが、すべての副制御回路11の発
進遅延回路41と棚装置1Aの通路形成完了判定
回路30とに入力される。モータ信号52Bがラ
ンプ制御回路27Bに印加されると、ランプ制御
回路27Bはランランプ28Bを点滅させる。こ
の動作はすべての棚装置のモータ制御回路48も
同様である。そして、主制御回路10とすべての
副制御回路11の内の、いずれかの停止制御回路
24からストツプ信号25が出力されると、その
ストツプ信号25は、すべての副制御回路11の
モータ制御回路48に入力され、駆動されている
モータ4のすべてを停止させる。
発進遅延回路41Bは、その通路スイツチ15
Bが押された状態で、その左右の棚装置1から発
進信号45が入力され、左右のリミツトスイツチ
5B,6Bのいずれかから信号が入力されてい
る、すなわち停止しているのを確認でき、かつ、
モータON信号51Bがなくなつたときに、その
出力端子53Bから通路制御回路15Bに通路形
成完了信号を印加する。なお、通路スイツチ13
が押されない棚装置も、前記と同じ条件になる
と、通路形成完了信号53を出力するが、この場
合の完了信号53は他の回路には影響がない。発
進信号45がなくなると、遅延回路41Bのタイ
マはリセツトされる。
左右のリミツトスイツチ5,6の導線54,5
5は、それぞれの副制御回路11の発進遅延回路
41とモータ制御回路48に接続されている。そ
して、各副制御回路11のOR論理回路16Bに
収束信号35が設定スイツチ37Bを介して入力
される。56はモータ駆動回路、57は電源スイ
ツチである。
この実施例では、棚装置1Aが左端に位置して
いるから、その通路制御回路15Aから出力され
る移動指令信号17がそのまま右指令信号40と
なつて棚装置1Bの方向選択回路38Bに入力さ
れる。そして、棚装置1Bから出入される左指令
信号39が、そのまま他通路選択信号となつて通
路制御回路15Aに入力され、かつそれが棚装置
1Aの発進信号として、棚装置1Bの発進遅延回
路41Bに入力される。棚1Aも移動可能にする
場合は、これにも方向選択回路、通路形成判定回
路30に代えて発進遅延回路、モータ制御回路、
とモータを付設すればよい。
この実施例では、通路スイツチ13にランラン
プ28、リセツトスイツチ14にリセツトランプ
29が組込まれた場合を示したから、第1図には
ランプ28,29の図示を省略したが、ランプ2
8,29は独立して設けることも可能である。そ
して、通路制御回路15に入力する第1の信号と
第2の信号は、1個の通路スイツチ13で共用し
ているが、第1の信号と第2の信号の入力に対し
て専用のスイツチを設けることも可能である。
収束スイツチ32を、この実施例では棚装置に
設けているが、棚装置以外の倉庫の壁面などに設
けることも可能で、この収束スイツチ32も、通
路スイツチ13と同様、信号を入力しうる任意の
構成のものが使用できる。そして、収束信号は、
OR論理回路を介することなく直接に通路制御回
路15に入力することもでき、この場合は、通路
スイツチ13からの信号と同じ条件で入力する。
この装置における通路の形成を、第1〜2のよ
うに棚装置1のすべてが左に寄せられている状態
から、第3図のように、棚装置1B,1C間の通
路Bを形成する場合について説明する。
通路Bを選択したときは、棚装置1Bの通路ス
イツチ13Bを押し、その通路制御回路15Bに
第1の信号を入力する。第1の信号が入力された
通路制御回路15Bは、移動指令信号17Bを方
向選択回路38Bに、通路選択信号18Bをラン
プ制御回路27Bにそれぞれ入力する。この結果
ランランプ28Bが点灯して、通路Bが選択され
たことを表示し、方向選択回路38Bは左指令信
号39Bを左の棚装置1Aに、右指令信号40B
を棚装置1Cに入力する。棚装置1Aは固定棚で
あるから、左指令信号39Bはそのまま棚装置1
Aの左発進信号45として棚装置1Bの発進遅延
回路41Bに印加され、かつ棚装置1Aでは、左
指令信号39Bは他通路選択信号44としても通
路制御回路15Aとリセツト回路21Aに入力さ
れる。一方、方向選択回路38Bは、発進遅延回
路41Bに左信号42Bを印加しているから、棚
装置1Aから左発進信号45が遅延回路41Bに
入力されると、発進遅延回路41Bでは、タイマ
が作動し、一定時間後には棚装置1Bを左方向に
発進させる準備を完了する。しかし、左リミツト
スイツチ5Bが作動し、そのリミツト信号が遅延
回路41Bとモータ制御回路48Bに入力されて
いるから、モータ制御回路48Bからは左駆動信
号49Bは出力されず、棚装置1Bは移動しな
い。なお、方向選択回路48Bから左信号42が
遅延回路41Bに入力されることで、棚装置1B
から、それの発進信号45が棚装置1A,1Cに
送られるが、棚装置1Aは固定棚であり、棚装置
1Cは右方向を選択し、右の棚装置1Dから信号
を受けるようになつているから、前記発進信号3
8Bは棚装置1A,1Cの回路の動作には影響を
与えない。
棚装置1Bの方向選択回路38Bから右指令信
号40Bが入力された棚装置1Cの方向選択回路
38Cは、棚装置1Dの方向選択回路38Dに右
指令信号40Cを印加する。この結果、方向選択
回路38C,38Dはそれぞれの遅延回路41
C,41Dに右信号42C,42Dを印加し、か
つ、通路制御回路15C,15Dとリセツト回路
21C,21Dとに他通路選択信号44C,44
Dを印加する。そして、棚装置1Dの方向選択回
路38Dは右指令信号40Dを出力するが、棚装
置1Dは右端に位置しているから、第7図のよう
に右指令信号40Dは、そねまま右の発進信号4
5となつて棚装置1Dの遅延回路41Dに入力さ
れる。
右の発進信号45が印加された棚装置1Dの遅
延回路41Dには、前記のように選択回路38D
から右信号43Dがすでに印加されているから、
これらの信号で、そのタイマが作動し、一定時間
後に遅延回路41Dはモータ制御回路48Dに右
信号47Dを印加する。これによつてモータ制御
回路47Dが、右リミツトスイツチ6Dが出力し
ていないことを確認して、右駆動信号50Dをモ
ータ4Dに印加し、棚装置1Dを右方向に移動さ
せる方向にモータ4Dを駆動する。モータ4Dの
駆動で、棚装置1Dは右方向に移動する。モータ
4Dが駆動中は、モータ制御回路48Dはモータ
ON信号51Dを出力して、棚装置1Dが移動中
であることを他の棚装置に知らせ、モータ信号5
2Dが入力されたランプ制御回路27Dは、その
信号で、ラ28Dを点滅させて、棚装置1Dが移
動していることを表示する。
棚装置1Dが、上記のようにして発進するとそ
の信号が発進信号45として棚装置1Cの遅延回
路41Cに入力される。発進信号45が印加され
た遅延回路41Cでは、そのタイマが作動し、一
定時間後にモータ制御回路48Cに右信号47C
を印加することで、棚装置1Cも、棚装置1Dと
同様にそれからやや時間的に遅れて右方向に移動
する。
上記のように棚装置1Dがまず発進し、やや遅
れて棚装置1Cが発進する。棚装置1Dの右リミ
ツトスイツチ6Dがアクチユエータ8Dに接触
し、その信号が遅延回路41Dとモータ制御回路
48Dに入力されると、モータON信号51Dが
停止し、棚装置1Dが停止する。棚装置1Cを右
リミツトスイツチ6Cがアクチユエータ8Cに接
触すると停止する。棚装置1D,1Cが順次停止
すると、それぞれのモータ信号52がなくなるか
ら、ランランプ28D,28Cも順次消灯し、第
3図のように通路Bが形成される。
棚装置1Cが発進すると、その遅延回路41C
から棚装置1Bの遅延回路41Bに発進信号45
が入力されているが、この時はモータON信号5
1Cが入力されているから遅延回路41Bは通路
形成完了信号53Bは出力しない。棚装置1Cが
停止し、そのモータON信号51Cがなくなつた
時に、棚装置1A,1Cからの発進信号45と棚
装置1Bの停止を確認し、遅延回路41Bから通
路形成完了信号53Bが通路制御回路15Bに印
加される。
通路形成完了信号53Bを受けた通路制御回路
15Bでは、移動指令信号17Bの出力を停止
し、正常停止信号19Bを停止制御回路24Bに
印加するから、停止制御回路24Bは、すべての
棚装置1にストツプ信号25を入力する。更に、
ストツプ信号25Bと正常停止信号19Bとがラ
ンプ制御回路27Bに入力され、ランプ制御回路
27Bはリセツトランプ29Bを点灯する。この
状態ではストツプ信号25Bの出力が続行され、
全棚装置に停止状態を維持させているから、棚装
置が不意に移動するおそれはなく、かつ他の通路
選択が行われても移動することがなく安全であ
る。すなわち、リセツトランプ29Bの点灯を確
認して、作業者は通路B内にはいることで安全に
作業できる。
通路Bの使用が終了して、棚装置1Bのリセツ
トスイツチ14Bを操作して、リセツト回路21
Bに信号を入力すると、リセツト回路21Bはリ
セツト信号22Bを通路制御回路15Bと停止制
御回路24Bに入力し、すべての回路をリセツト
して、他の通路の選択を可能にする。
この装置における選択した通路の形成は上記の
とおりで、この場合の棚装置1C,1Dの停止
は、それらが定められた位置まで移動したときに
行われ、移動した棚装置のすべてが停止するまで
にはかなりの時間を要する。
しかし、実際には、それ程広い巾の通路は必要
でない場合もある。
このような要求に対応することもこの装置は可
能である。これを第1図の状態で、通路Bを選択
した場合について説明する。この場合も、まず棚
装置の通路スイツチ13Bを操作し通路制御回路
15Bに第1の信号を入力する。この信号の入力
で、前記のように、通路制御回路15Bから移動
指令信号17Bその他が出力されて、棚装置1
D,1Cが順次移動を開始する。そして、棚装置
1Cの移動で、それと棚装置1B間に、適当な巾
の通路Bが形成された時に、通路スイツチ13B
を再度操作して、第2の信号を通路制御回路15
Bに入力すると、この第2の信号が、出力端子1
7Bからの移動指令信号の出力を停止させ、かつ
正常停止信号18Bを停止制御回路24Bに入力
する。このため、停止制御回路24Bがストツプ
信号25Bを出力して、移動中の棚装置1C,1
Dをその位置に停止し、リセツトランプ29Bが
点灯して、各棚装置の停止状態が維持され安全で
あることを表示する。
この場合、移動指令信号17Bの出力を停止し
て、移動中の棚装置1C,1Dを停止させるか
ら、停止したときの回路状態は、所定巾を移動し
て停止したときと同じである。したがつて、通路
Bの使用が終り、通路スイツチ13Bを操作すれ
ば、それに第1の信号と同じく、移動指令信号1
7Bを出力し、棚装置1D,1Cが再発進し、そ
れらの各リミツトスイツチ6がアクチユエータ8
に接触して停止する。
この移動装置の通路の形成は上記のようにして
行われるが、例えば、1日の作業がすべて終つて
退社するようなときにおける各移動棚の収束は、、
収束時に形成しておく通路に対応する棚装置のみ
の設定スイツチ37をあらかじめONとしてお
く。例えば、棚装置1Bの設定スイツチ37を
ONとしておく。そして収束時に、棚装置に設け
られた収束スイツチ32を操作して収束制御回路
33に信号を入力する。すると、収束制御回路3
3は、収束開始信号34を収束終了判定回路36
に印加する、とともに、収束信号35を出力し、
それを各棚装置に入力する。しかし、棚装置1
A,1C,1Dでは、その設定スイツチ37が
OFFとなつているから、回路は動作しない。一
方棚装置1Bでは、その設定スイツチ37がON
になつているから、前記収束信号35はOR論理
回路16Bを介して通路制御回路15Bに入力さ
れる。この信号は通路スイツチ13Bの操作によ
る信号と同じであるから、各棚装置が第1図の状
態にあるときには、通路制御回路15Bは、前記
の通路選択と同様に移動指令信号17Bを出力し
て、棚1C,1Dを移動させて通路Bを形成した
状態で収束を終了する。
通路Bの形成が終了すると、ストツプ信号25
Bが副制御回路11Bから出力され、それが収束
終了判定回路36に入力される。判定回路36に
はすでに収束開始信号34がすでに入力されてい
るから、前記ストツプ信号25Bが入力される判
定回路36は電源OFF信号を出力し、すべての
電源をOFFにする。
以上にしてなる本考案の電動式移動棚の収束装
置によれば、複数台の棚装置が、それらの収納面
に対し直交する方向に移動可能に配置され、各棚
装置が有する通路スイツチ13からの信号で、棚
装置の移動指令信号が出されて、棚装置間に通路
が形成される電動式移動棚装置において、1個の
収束スイツチ32を有するとともに、これの操作
で信号が入力される収束制御回路33を有し、該
収束スイツチ32からの信号に基づき収束制御回
路33から収束開始信号34が収束終了判定回路
36に入力され且つ前記通路スイツチ13からの
信号と同様な収束信号35が各棚装置に設けた収
束設定スイツチ37を介してすべての棚装置に、
それらの移動指令信号を出力可能に印加されるの
で、空調の吹出口や火災報知器、非常通路の標識
などがあつて、なるべく通路を形成しておくこと
が適する位置の通路が形成されるように、通路を
形成すべき棚装置に設けた収束設定スイツチ37
をONにしておけば、棚装置を移動させて、その
使用が終わつたときなどに1個の収束スイツチ3
2を操作するのみで、所要の通路を形成した状態
で各棚装置を収束できるのである。したがつて、
倉庫内などの各種の設備に対して棚装置が支障と
なることを極力少なくできる。また、収束時に形
成する通路の変更は、ON状態にする収束設定ス
イツチ37を変更するのみでよく、棚装置の設置
後の要望にも容易に対応できる。更に、前記収束
制御回路からの収束開始信号と収束が完了して棚
装置を停止させるストツプ信号が前記収束終了判
定回路に同時に入力されたときにのみ該収束終了
判定回路から電源OFF信号が出力されるので、
すべての棚装置が停止し、所望通路が形成された
ときに、別途電源スイツチを操作することなく自
動的に電源を落とすことが可能となり、その操作
が極めて簡単となるのである。
通路制御回路15に対する第1と第2の信号の
入力手段としては有接点の押ボタンのみに限定す
ることは不要で、無接点のタツチスイツチからの
信号を、別に設けた記憶手段で入力するなど任意
になしうる。
この実施例では、各棚装置を移動させる場合、
やや時間的な間隔をおいて発進させる場合につい
て説明したが、複数台の棚装置を同時に発進させ
る場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は正面
図、第2図は平面図、第3図は通路を形成した平
面図、第4図はリミツトスイツチ部の拡大正面
図、第5図はリミツトスイツチ部の拡大断側面
図、第6図はケーブル支持体の拡大平面図、第7
図は全体のブロツクダイヤグラム、第8図は主制
御回路のブロツクダイヤグラム、第9図は副制御
回路のブロツクダイヤグラム。 1……棚装置、4……可逆モータ、5……左リ
ミツトスイツチ、6……右リミツトスイツチ、
7,8……アクチユエータ、10……主制御回
路、11……副制御回路、13……通路スイツ
チ、14……リセツトスイツチ、15……通路制
御回路、20……リセツト回路、23……停止制
御回路、26……ランプ制御回路、30……通路
形成完了判定回路、38……方向選択回路、41
……発進遅延回路、48……モータ制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数台の棚装置が、それらの収納面に対し直交
    する方向に移動可能に配置され、各棚装置が有す
    る通路スイツチからの信号で、棚装置の移動指令
    信号が出されて、棚装置間に通路が形成される電
    動式移動棚装置において、1個の収束スイツチを
    有するとともに、これの操作で信号が入力される
    収束制御回路を有し、該収束スイツチからの信号
    に基づき収束制御回路から収束開始信号が収束終
    了判定回路に入力され且つ前記通路スイツチから
    の信号と同様な収束信号が各棚装置に設けた収束
    設定スイツチを介してすべての棚装置に、それら
    の移動指令信号を出力可能に印加され、収束時に
    形成する通路に対応する棚装置のみの収束設定ス
    イツチが選択的にONにされ、前記収束制御回路
    からの収束開始信号と収束が完了して棚装置を停
    止させるストツプ信号が前記収束終了判定回路に
    同時に入力されたときにのみ該収束終了判定回路
    から電源OFF信号が出力されることを特徴とす
    る電動式移動棚の収束装置。
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JPS58112134U (ja) 1983-07-30

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