JPH04249449A - プロセッサ間通信制御方式 - Google Patents

プロセッサ間通信制御方式

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JPH04249449A
JPH04249449A JP1544891A JP1544891A JPH04249449A JP H04249449 A JPH04249449 A JP H04249449A JP 1544891 A JP1544891 A JP 1544891A JP 1544891 A JP1544891 A JP 1544891A JP H04249449 A JPH04249449 A JP H04249449A
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JP
Japan
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processor
transmission
data
reception
buffer
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Withdrawn
Application number
JP1544891A
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Inventor
Satoshi Miura
聡 三浦
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の伝送路に接続さ
れるプロセッサにおいて、その伝送路を介して対向する
プロセッサ相互間で情報を授受するプロセッサ間通信制
御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のプロセッサに機能および負荷を分
散したマルチプロセッサシステムでは、各プロセッサ相
互間に設けられた直列データ伝送路を介して種々の情報
を授受し、その情報に応じて各プロセッサ相互間におけ
る同期制御、処理の起動・停止制御、初期化その他の制
御が行われる。例えば、特定のプロセッサをマスタプロ
セッサとし、他の複数のプロセッサ(スレーブプロセッ
サ)にマスタプロセッサから送出される指令に応じた処
理を行わせるシステムでは、これらのプロセッサを共通
の直列データ伝送路上に配置し、個々のプロセッサに異
なるタイムスロットを割り付け、かつそのタイムスロッ
トを介してマスタプロセッサと各スレーブプロセッサと
の間で情報を直接授受するタイムディビジョンマルチプ
ルアクセス(TDMA)方式を採用したものがある。
【0003】図9は、直列データ伝送路に接続される従
来のプロセッサの構成例を示す図である。図において、
プロセッサ(CPU)91は、アドレス・データバス9
2を介して、所定の情報を格納・保持する書き込み・読
み出しメモリ(RAM)(以下、「RAM」という。)
93、直列データ伝送路94とアドレス・データバス9
2との通信インタフェースをとる通信インタフェース部
95およびプロセッサ91に代わってRAM93と通信
インタフェース部95との間のデータ授受を行うダイレ
クトメモリアクセスコントローラ(DMAC)(以下、
「DMAコントローラ」という。)96に接続される。 通信インタフェース部95は、直列データ伝送路94か
ら受信される直列受信データを直並列変換してアドレス
・データバス92に送出する受信ポート97と、アドレ
ス・データバス92から与えられるデータを並直列変換
し、直列送信データとして直列データ伝送路94に送出
する送信ポート98とから構成される。また、直列デー
タ伝送路94は、通信相手となる他のプロセッサに接続
される。
【0004】このような構成のプロセッサでは、受信動
作の開始に際して、プロセッサ91は、所定の制御情報
およびRAM93上に配置される受信データのバッファ
領域のアドレスをDMAコントローラ96に設定し(図
9■)、かつ受信ポート97に受信起動指令を発する(
図9■)。受信ポート97は、所定長の直列受信データ
が受信されると、DMAコントローラ96に受信完了信
号を逐次与える(図9■)。DMAコントローラ96は
、その完了信号に応じて、上述の設定されたアドレスで
示されるRAM93上の受信バッファ領域に、その受信
データを格納する(図■、■)。
【0005】また、直列データ伝送路94に送信を行う
場合には、プロセッサ91は、送信すべきデータをRA
M93上の所定の領域に格納し(図9■)、さらに、そ
の領域のアドレスおよび所定の制御情報をDMAコント
ローラ96に設定し(図9■)、送信ポート98に送信
起動指令を発する(図9■)。送信ポート98は、その
起動指令に応じて、DMAコントローラ96に送信デー
タの転送要求信号を送出する(図9■)。DMAコント
ローラ96は、その要求信号に応じて送信ポート98に
、上述の設定されたアドレスで示されるRAM93の送
信バッファ領域から送信データを転送する(図9■)。 送信ポート98は、このようにして与えられる送信デー
タを逐次直列送信データに変換して送信する。
【0006】なお、このような送信・受信に伴う一連の
通信制御処理は、例えば、通信方式に応じたポーリング
動作、対向するプロセッサに送信動作の保留を要求する
RNR(Receive Not Ready)のよう
な制御情報の授受についても、同様に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例構成のプロセッサでは、直列データ伝送路94を
介して授受される全てのデータが、DMAコントローラ
96によってRAM93と通信インタフェース部95と
の間でDMA転送され、そのデータ量が多い場合には、
アドレス・データバス92がそのDMA転送に伴って頻
繁に占有されるために、実効的なソフトウエアの負荷と
なっていた。
【0008】また、プロセッサ91は、制御情報を受信
すると、これを解析し、その解析結果に応じた制御情報
あるいは次の送信データをRAM93上に設定して送信
起動処理を行うが、このような処理は受信した情報(制
御情報)をそのまま返送する場合にも同様に行わなけれ
ばならず、ソフトウエアの負荷が大きくなる原因となっ
ていた。
【0009】さらに、近年、単一のマスタプロセッサの
下に多くのスレーブプロセッサを配置して構成されるシ
ステムが多く、このようなシステムのマスタプロセッサ
では、各スレーブプロセッサと対向して授受すべき情報
の量が多いために、その通信制御に伴う処理量がプロセ
ッサに固有の処理量の大きな割合を占め、そのスループ
ットを著しく低下させる原因となっていた。
【0010】本発明は、通信制御に伴うソフトウエアの
負荷を低減することができるプロセッサ間通信制御方式
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、伝送路を介して接続された
プロセッサと対向して授受される送信・受信データの生
成・処理を行うプロセッサ11を備え、受信データを対
向するプロセッサに適宜返送するプロセッサ間通信制御
方式において、送受信データをそれぞれ格納する送信バ
ッファおよび受信バッファを含み、プロセッサ11に優
先してアクセス可能なポートを有する記憶手段13と、
そのポートを介して送信・受信データの格納語長毎にそ
のアクセスサイクルを二分してアクセスし、その一方の
サイクルには受信バッファの内容を送信バッファに逐次
転送し、他方のサイクルにはこれらのバッファと伝送路
との間で送信・受信データを逐次授受する制御手段15
とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は、制御手段15が、伝送路から受信デ
ータを取り込み、記憶手段13にその優先的にアクセス
可能なポートを介し、かつそのアクセスサイクルを上述
の受信データの格納語長毎に二分した一方のサイクルに
、そのデータを受信バッファに逐次格納する。さらに、
制御手段15は、上述のポートのアクセスサイクルを同
様に格納語長毎に二分した他方のサイクルに、記憶手段
13上の受信バッファの内容を送信バッファに順次転送
する。
【0013】すなわち、受信データを格納語長毎に受信
バッファに格納する処理および返送すべき受信バッファ
の内容を送信バッファに転送する処理が、プロセッサ1
1と記憶手段13とを接続するポートを介さずに制御手
段15によって自動的に行われるので、プロセッサ11
の通信制御に伴うソフトウエアの負荷が低減される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例を示す図
である。図において、図9に示すものとその構成および
機能が同じものについては、同じ参照番号を付与して表
し、ここでは、その説明を省略する。
【0015】本発明の特徴とする構成は、RAM93に
代えて、プロセッサ91から直接アクセス可能な第一の
ポートと、そのポートより優先的に応答し、かつ同じイ
ンタフェース条件でアクセス可能な第二のポートとを有
するデュアルポートRAMを用いて、受信データを格納
する受信RAM21および送信データを格納する送信R
AM22を設け、さらに、DMAコントローラ96に代
えて、これらのRAMと直列データ伝送路94との間の
送信・受信データの授受および転送制御を上述の第二の
ポートを介して行うために必要な制御を行うフレームカ
ウンタ23、送信ポインタ24、受信ポインタ25、転
送ポインタ26、アドレスセレクタ27、トライステー
トバッファゲート28およびラッチ回路29を設けた点
にある。
【0016】すなわち、アドレス・データバス92は、
受信RAM21、送信RAM22の第一ポートと、送信
ポインタ24、受信ポインタ25、転送ポインタ26お
よび検定回路30とに接続される。一方、受信RAM2
1および送信RAM22の第二ポートについては、受信
RAM21のデータ端子は、直並列変換回路33の出力
に接続され、かつトライステートバッファゲート28を
介して送信RAM22のデータ端子および並直列変換回
路32の入力に接続される。直並列変換手段33の入力
は直列データ伝送路94の上り(下り)回線を介して対
向するプロセッサに接続され、かつ検定回路30の検定
データ入力に接続される。並直列変換手段32の出力は
、直列データ伝送路94の下り(上り)回線を介して対
向するプロセッサに接続される。
【0017】受信RAM21の下位アドレスはフレーム
カウンタ23からラッチ回路29を介して与えられ、送
信RAM22の下位アドレスはフレームカウンタ23か
ら直接与えられる。受信RAM21の上位アドレスは受
信ポインタ25からラッチ回路29を介して与えられ、
かつそのアドレスは検定回路30のアドレス端子にも与
えられる。送信RAM22の上位アドレスは、送信ポイ
ンタ24および転送ポインタ26からそれらの出力を択
一的に選択するセレクタ27を介して与えられる。
【0018】デコーダ31は、送信・受信動作の完了タ
イミングの基準となる信号TMGを送信ポインタ24、
転送ポインタ26および検定回路30に与える。送信ポ
インタ24は送信完了割り込み信号をプロセッサ91に
与え、転送ポインタ26は転送完了割り込み信号をプロ
セッサ91に与え、検定回路30は受信完了割り込み信
号をプロセッサ91に与える。フレームカウンタ23の
カウント値をデコードするデコーダ31は、そのデコー
ド結果に応じて、受信RAM21、送信RAM22の第
二ポートに対応した読み出し・書き込み制御信号(チッ
プセレクト信号を含む)と、並直列変換手段32、直並
列変換手段33およびセレクタ27にその動作モードお
よび動作タイミングを決定する信号を与える。
【0019】送信ポインタ24、受信ポインタ25、転
送ポインタ26には、プロセッサ91から所定の書き込
み制御信号が与えられる。なお、受信RAM21、送信
RAM22の第一ポートに対応するチップセレクト端子
には、アドレス・データバス92の上位ビットのデコー
ド結果に応じた書き込み・読み出し信号(チップセレク
ト信号を含む。)が与えられる。
【0020】ところで、本実施例と図1に示すブロック
図との対応関係については、プロセッサ91はプロセッ
サ11に対応し、送信RAM21および受信RAM22
は記憶手段13に対応し、フレームカウンタ23、送信
ポインタ24、受信ポインタ25、転送ポインタ26、
セレクタ27、検定回路30、トライステートバッファ
ゲート28、ラッチ回路29、デコーダ31、並直列変
換回路32および直並列変換回路33は、制御手段15
に対応する。
【0021】本実施例では、プロセッサ間通信方式とし
て全二重のTDMAが採用され、4台のプロセッサが直
列データ伝送路94上に配置される。図3は、本実施例
のフレーム構成を示す図である。図4は、受信RAM上
のバッファ構成とその参照方法を説明する図である。図
5は、受信RAMの第二ポートの動作タイミングチャー
トである。
【0022】以下、図2〜図5を参照して、本実施例の
受信動作について説明する。直列データ伝送路94を介
して授受されるデータは、図3に示すように、各プロセ
ッサに固定的に割りつけられた4個のタイムスロットで
構成され、各タイムスロットは 256バイト長の情報
から構成される。フレームカウンタ23は、このような
フレーム構成に応じて、フレーム毎にビット単位のカウ
ント動作を行う。デコーダ31は、そのカウント値をデ
コードし、各フレームの先頭(図3■)、本実施例回路
のプロセッサ91に割り付けられたタイムスロット(こ
こでは、第三のタイムスロットTS2Xとする。)の先
頭(図3■)、そのタイムスロットを構成する直列受信
データ(直列送信データ)の各ビットの取り込みその他
に対応するタイミング信号を生成する。ここに、添え番
号「X 」は各フレームに対応する添え番号を示す。
【0023】直列データ伝送路94から直列受信データ
を受信する場合には、プロセッサ91は、受信RAM2
1上に配置された受信バッファ領域の内、使用可能なも
のを選択し、その領域を示すポインタの値(例えば、「
axxx」とする。)を受信ポインタ25に設定し(図
2■、図4■)、受信ポインタ25はその値を検定回路
30に通知する。この設定値は上位アドレスとして受信
RAM21の第二ポートに与えられる(図2■)。 検定回路30では、対応するフレームにおいて直列デー
タ伝送路94から受信される直列受信データの有効・無
効判定を開始する。
【0024】一方、フレームカウンタ23は、上述のカ
ウント動作に基づき、例えば、受信RAM21に受信デ
ータが1バイト(以下、「語長」という。)単位で格納
される場合には、受信RAM21の下位アドレスとして
、そのカウント値の下位3ビット(語長に対応する。)
を除く上位ビットを与える(図2■、図4■)。 デコーダ31は、上述のデコード結果に応じて、直並列
変換手段33に直列受信データをそのビット毎に取り込
むタイミングを与え(図2■)、さらに上述の語長の区
切りを認識して受信RAM21に書き込み指令を発する
(図2■)。受信RAM21は、図4に点線で示すよう
に、その指令に応じて上述の第二ポートに与えられた上
・下位アドレスに対応する受信バッファ領域411 〜
413 に、直並列変換回路33から得られる並列の受
信データを順次格納する(図4■)。デコーダ31は、
このような受信データの格納動作が語長毎に反復された
後にフレーム(割り当てられたタイムスロット)の終了
を認識すると、タイミング信号TMGを検定回路30に
送出する。検定回路30は、そのタイミング信号TMG
が与えられるまでに受信された全ビットの論理レベルが
一定でなければそのデータを有効と判断し、受信起動時
に通知された受信バッファ領域のポインタに対応する受
信完了割り込み信号IRQn を送出する。ここに、「
n」は、使用された受信バッファ領域411 〜413
 の添え番号「1 」〜「3 」に対応する。プロセッ
サ91は、この割り込み信号に応じて、対応する受信R
AM21上の受信データを処理する。
【0025】また、受信RAM21のメモリアクセスサ
イクルは、図5に示すように、語長(バイト)毎に二分
され(図5■、■)、受信データに含まれる各語の格納
動作は、その語を構成する最終ビットが受信された後の
タイミングに行われる(図5■)。図6は、送信RAM
上のバッファ構成とその参照方法を示す図である。
【0026】図7は、送信RAMの第二ポートの動作タ
イミングチャートである。以下、図2、図6および図7
を参照して、直列データ伝送路94に対する送信動作を
説明する。プロセッサ91は、図6に示すように、送信
RAM22上に所定サイズで配置された送信バッファ領
域611 〜613 の内、使用可能なもの(ここでは
、送信バッファ領域611 とする。)を選択し、その
領域に送信すべきデータを格納する。さらに、プロセッ
サ91は、その領域を示すポインタの値(=pxxx)
を送信ポインタ24に設定する(図2■、図6■)。こ
の設定値は、送信RAM22の上位アドレスとして用い
られる(図2■)。
【0027】一方、フレームカウンタ23は、そのカウ
ント動作に基づき、例えば、送信RAM22の語長が受
信RAM21と同じ場合には、上述の上位アドレスに連
なる下位アドレスとして、そのカウント値の下位3ビッ
ト(語長に対応する。)を除く上位ビットを送信RAM
22に与える(図2■、図6■)。デコーダ31は、そ
のデコード結果に応じて、上述の語長の区切りを認識し
て送信RAM22に送信データの読み出し指令を発する
(図2■)。送信RAM22は、図6に点線で示すよう
に、その第二ポートに与えられた上・下位アドレスに対
応する送信バッファ領域611 〜613 から順次送
信データを読出し(図4■)、並直列変換回路32に与
える。並直列変換回路32は、デコータ31から与えら
れる制御信号(図2■)に応じて、その送信データをビ
ット毎に直列データ伝送路94に送出する。また、デコ
ーダ31は、このような送信データの読出動作がタイム
スロット長(=256 バイト)分反復するとフレーム
(割り当てられたタイムスロット)の終了を認識し、タ
イミング信号TMGを送信ポインタ24に送出する。送
信ポインタ24は、そのタイミング信号TMGに応じて
、送信起動時に設定された送信バッファ領域に対応する
送信完了割り込み信号IRQn を送出する。ここに、
「n」は、使用された受信バッファ領域411 〜41
3 の添え番号「1 」〜「3 」に対応する。プロセ
ッサ91は、この割り込み信号に応じて、対応する送信
データの送信完了を認識する。
【0028】また、送信RAM22のメモリアクセスサ
イクルは、二分され(図7■、■)、上述のような送信
データに含まれる各語の書き込みは、図7に示すように
、各語(送信データ)が与えられた直後のタイミングに
行われる(図7■)。ところで、プロセッサ91は、上
述の受信完了割り込みIRQn に応じて起動される処
理において、受信されたデータを解析し、必要な処理を
施した後に、その割り込み要求に対応する割り込み要求
開放レジスタに所定の制御語を書き込む。
【0029】図8は、割り込み要求開放レジスタの構成
を示す図である。図において、割り込み要求開放レジス
タは、プロセッサ91から見ると、各受信バッファ領域
に対応した個別の領域から構成されるが、物理的には転
送ポインタ26および検定回路30に分散・重複して配
置される。また、書き込むべき制御語は、最上位ビット
D7に配置された返送制御ビットとその下位ビットD6
〜D0に配置された転送ポインタ値から構成される。
【0030】以下、図2〜図8を参照して、受信データ
をそのまま送信RAMに転送し、対向するプロセッサに
返送する動作を説明する。検定回路30は、上述の割り
込み要求開放レジスタに対する書き込み動作に応じて、
単に対応する割り込み信号を非アクティブのレベルに復
旧させる。転送ポインタ26では、返送制御ビットの論
理が「0」であると対応する受信データを返送する必要
が無いと認識して何ら新たなポインタ値を設定しないが
、返送制御ビットの論理が「1」であると同時に与えら
れた転送ポインタ値(図8に示す例では、「00000
01 」)を保持する(図6■)。このとき、受信ポイ
ンタ25の設定値は受信開始時と同じ値に保持されてい
るので、デコーダ31は、返送すべきデータを受信RA
M21から送信RAM22に転送するために、各部に所
定の制御信号を送出する。
【0031】例えば、図3■のタイミングに与えられた
受信完了割り込み信号IRQ1 に応じて、割り込み要
求開放レジスタに制御語「10000001」が書き込
まれた場合には、次のフレームの同一タイムスロットの
先頭タイミング(図3■)を起点として、受信ポインタ
25から与えられる上位アドレスとフレームカウンタ2
3から与えられる下位アドレスとに応じて、受信RAM
21には前フレームにおける受信動作時と同じアドレス
が指定され、受信データが順次読み出される(図5■)
。トライステートバッファゲート28は、二分された受
信RAM21のメモリサイクル(図5■、■)に対応し
て、直並列変換回路33と交互にトライステート状態に
設定され、受信RAM21と直並列変換回路33との間
で送信RAMに与えるデータを切り換える。
【0032】送信RAM22では、図6に示すように、
このような受信RAM21の読出動作に連動して、転送
ポインタ26から与えられる上位アドレスとフレームカ
ウンタ23から与えられる下位アドレスとに応じて、上
述の制御語で示される転送ポインタ値に対応した送信バ
ッファ領域611 に、受信RAM21から順次読み出
された受信データを書き込み、保持する(図7■)。な
お、送信RAM22に与えられる上位アドレスはセレク
タ27を介して与えられ、図7■、■に示すように二分
されたメモリサイクルに対応してデコーダ31から出力
される選択信号SELに応じて、送信ポインタ24の出
力と転送ポインタ26の出力とが交互に切替えられる。
【0033】プロセッサ91は、上述の手順にしたがっ
て返送すべきデータを受信RAM21から送信RAM2
2に転送する動作の開始制御を行い、転送ポインタ26
から出力される転送完了割り込み信号に応じて、その転
送動作の完了を認識する。なお、この割り込み信号は、
プロセッサ91では転送時に使用された受信RAM21
と送信RAM22との各バッファ領域が自明であるから
、単一である。
【0034】ところで、このような受信RAM21から
送信RAM22に対する受信データの転送動作は、受信
RAM21ではそのメモリサイクルの前半(図5■)に
行われ、送信RAM22ではそのメモリサイクルの後半
(図7■)に行われる。ラッチ回路29は、直列データ
伝送路上で直列受信データと直列送信データとのタイミ
ングを一致させ、フレームアライナ(位相補正器)を用
いずに直列データ伝送路の縦続接続を可能するために、
受信RAM21に上述のタイミング差(0.5 ビット
分に相当する時間)だけ遅延させてアドレスを与える。
【0035】さらに、送信RAM22の書き込み信号(
図7■)は、先行する受信完了割り込み信号に応じて与
えられた割り込み要求開放レジスタの返送制御ビット(
=1)に応じて、次フレームにおいてプロセッサ91に
割り付けられたタイムスロットに対応して生成される(
図7■)。なお、受信RAM21の読み出し信号(図5
■)は、送信RAM22の書き込み信号と同じ方法によ
り生成できるが、デコーダ31の出力に応じてプロセッ
サ91に割り付けられたタイムスロットの期間中連続し
てアクティブレベルを与えてもよい。
【0036】このように、本実施例によれば、直列デー
タ伝送路を介する送信・受信動作および受信データの返
送に伴う送・受信バッファ間のブロック転送の動作が、
専用のハードウエアを用いてプロセッサのアドレス・デ
ータバスを占有せずに行われるので、プロセッサ間通信
の通信制御に伴うソフトウエアの負荷が軽減される。な
お、本実施例では、受信バッファ領域411 〜412
 および送信バッファ領域611 〜612 の内、空
領域の捕捉処理については、原則として、ペンディング
となっている受信割り込み要求および送信割り込み要求
に対応するバッファ領域を除き、例えば、受信バッファ
領域については受信バッファ領域411 →412 →
413 の順で優先的に使用可能なものを捕捉する優先
順位決定法に従って行われるが、このような方法に限定
されるものではなく、例えば、送信・受信バッファ領域
の捕捉・選定の方法については、その面数、応答性、保
守性その他に応じて、例えば、循環選択方式を採用して
もよい。しかし、返送データの転送先となる送信バッフ
ァ領域の決定その他についてはプロセッサ91による選
定を優先して行われる。
【0037】また、本実施例では、返送データを送信R
AM22に転送するときにも受信ポインタ25の出力か
ら受信RAM21の上位アドレスを与えているが、この
転送動作と並行して他の直列受信データを受信する場合
には、返送データを格納する送信バッファ領域を示すポ
インタ値を保持するレジスタを追加し、セレクタ27と
連動してその追加されたポインタの出力と受信ポインタ
25の出力とを切り換えるセレクタを付加してもよい。
【0038】さらに、受信RAM21から送信RAM2
2に返送データを転送するタイミングについては、次フ
レームにおけるプロセッサ91に割り付けられたタイム
スロットに限定されるものではなく、例えば、他のプロ
セッサに割り付けられたタイムスロットのタイミングに
並行して行ってもよい。また、本実施はTDMAによる
プロセッサ間通信の一例であるが、通信方式については
これに限定されず、本発明は、例えば、2台のプロセッ
サが一対向で通信する場合にも適用可能である。さらに
、伝送路の構成についても、本実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、リング状に形成した場合にも適用可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信デー
タを受信バッファに格納する処理および受信バッファに
格納された返送データを送信バッファに設定する処理が
、プロセッサと並行して記憶手段にアクセス可能な個別
のポートを介して、制御手段によって自動的に行うこと
が可能となるので、プロセッサでは通信制御に伴うソフ
トウエアの負荷が低減される。
【0040】したがって、プロセッサ間通信における応
答性が向上し、かつプロセッサのスループットを高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本実施例のフレーム構成を示す図である。
【図4】受信RAM上のバッファ構成とその参照方法を
説明する図である。
【図5】受信RAMの第二ポートの動作タイミングチャ
ートである。
【図6】送信RAM上のバッファ構成とその参照方法を
説明する図である。
【図7】送信RAMの第二ポートの動作タイミングチャ
ートである。
【図8】割り込み要求開放レジスタの構成を示す図であ
る。
【図9】直列データ伝送路に接続される従来のプロセッ
サの構成例を示す図である。
【符号の説明】
11  プロセッサ 13  記憶手段 15  制御手段 21  受信RAM 22  送信RAM 23  フレームカウンタ 24  送信ポインタ 25  受信ポインタ 26  転送ポインタ 27  セレクタ 28  トライステートバッファゲート29  ラッチ
回路 30  検定回路 31  デコーダ 32  並直列変換回路 33  直並列変換回路 411 〜413   受信バッファ領域611 〜6
13   送信バッファ領域91  プロセッサ(CP
U) 92  アドレス・データバス 93  書き込み・読み出しメモリ(RAM)94  
直列データ伝送路 95  通信インタフェース部 96  DMAコントローラ(DMAC)97  受信
ポート 98  送信ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  伝送路を介して接続されたプロセッサ
    と対向して授受される送信・受信データの生成・処理を
    行うプロセッサ(11)を備え、前記受信データを前記
    対向するプロセッサに適宜返送するプロセッサ間通信制
    御方式において、前記送信・受信データをそれぞれ格納
    する送信バッファおよび受信バッファを含み、前記プロ
    セッサ(11)に優先してアクセスが可能なポートを有
    する記憶手段(13)と、そのポートを介して前記送信
    ・受信データの格納語長毎にそのアクセスサイクルを二
    分してアクセスし、その一方のサイクルには前記受信バ
    ッファの内容を前記送信バッファに逐次転送し、他方の
    サイクルにはこれらのバッファと前記伝送路との間で前
    記送信・受信データを逐次授受する制御手段(15)と
    を備えたことを特徴とするプロセッサ間通信制御方式。
JP1544891A 1991-02-06 1991-02-06 プロセッサ間通信制御方式 Withdrawn JPH04249449A (ja)

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