JPH04244834A - 紫外線硬化型frpの成形方法 - Google Patents

紫外線硬化型frpの成形方法

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JPH04244834A
JPH04244834A JP3010117A JP1011791A JPH04244834A JP H04244834 A JPH04244834 A JP H04244834A JP 3010117 A JP3010117 A JP 3010117A JP 1011791 A JP1011791 A JP 1011791A JP H04244834 A JPH04244834 A JP H04244834A
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JP
Japan
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prepreg
uncured
curing
fiber
ultraviolet
Prior art date
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Pending
Application number
JP3010117A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Ueda
明弘 上田
Tetsuhiro Shinokawa
篠川 哲裕
Mitsuo Sasakura
満雄 笹倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線硬化型樹脂に繊
維強化材を混入させてなる繊維混入樹脂層の両面に、紫
外線透過型フィルムを被覆してプリプレグとし、このプ
リプレグを賦形し、その後、光照射して硬化させる紫外
線硬化型FRPの成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、紫外線硬化型樹脂に繊維強化材
を混入させてなる繊維混入樹脂層の両面に、紫外線透過
型フィルムを被覆してなるプリプレグを賦形し、その後
、光照射して硬化させる方法によってFRPの成形品を
製造することが行われている。
【0003】従来、このプリプレグを賦形する場合、そ
の端部をクランプ等によって把持することで、繊維混入
樹脂層と紫外線透過型フィルムとの横ズレを防止する必
要性がある。しかし、未硬化状態のプリプレグは柔らか
く、把持することによって繊維混入樹脂層の樹脂が流出
してしまうといった不都合を生じる。そこで、このプリ
プレグの端部のみを硬化させてクランプ等によって把持
し、その後、賦形し、光照射して未硬化部分を硬化させ
る方法が提案されている(例えば、特開昭62−194
32号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、繊維混入樹脂
層の両面に被覆された紫外線透過型フィルムは、成形後
に取り除かれるため、繊維混入樹脂層が硬化してしまう
と剥離し易いように構成されている。そのため、上記従
来の方法のように、先にプリプレグの端部のみを硬化さ
せると、この端部のフィルムが繊維混入樹脂層から剥離
して浮き上がってしまう。そして、この浮き上がった部
分より、未硬化の樹脂層とフィルムとの間に空気が侵入
したり、フィルムにしわが発生することとなり、この状
態でプリプレグを成形するとボイドが発生し、成形品の
表面平滑性に悪影響を及ぼすといった不都合を生じるこ
ととなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、フィルムの剥離を生じることなく端部を硬化させる
ことで、ボイドの発生を防止し、成形品の表面平滑性を
良好にすることのできる紫外線硬化型FRPの硬化方法
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紫外線硬化型F
RPの成形方法は、紫外線硬化型樹脂に繊維強化材を混
入させてなる繊維混入樹脂層の両面に、紫外線透過型フ
ィルムを被覆してプリプレグとし、このプリプレグを賦
形し、その後、光照射して硬化させる成形方法であって
、前記プリプレグの端部に不連続的硬化部を形成するこ
とにより、該端部に連続的な網目状となされた網目状未
硬化部を形成し、不連続硬化部と網目状未硬化部との共
存する端部を把持した後、中央部の未硬化部分を賦形し
、その後、光照射して硬化させるものである。
【0007】
【作用】本発明の紫外線硬化型FRPの硬化方法による
と、プリプレグの端部を不連続的に硬化させ、該端部に
連続的な網目状となされた網目状未硬化部を形成してい
るので、この端部の紫外線透過型フィルムが繊維混入樹
脂層から剥離するといったことが防止される。また、こ
の端部を断続的に硬化させることで、樹脂を流出させる
ことなく把持可能な状態にすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1はプリプレグ1を端部を把持可能に硬
化させた状態を示し、図2は同プリプレグの平面図を示
し、図3は同端部の部分拡大図を示している。
【0010】すなわち、本発明の紫外線硬化型FRPの
硬化方法は、紫外線硬化型樹脂に繊維強化材を混入させ
てなる繊維混入樹脂層10の両面に、紫外線透過型フィ
ルム11、11を被覆してプリプレグ1とし、このプリ
プレグ1を賦形し、その後、光照射して硬化させる成形
方法であって、このプリプレグ1の端部12に不連続的
硬化部15を形成することにより、該端部12に連続的
な網目状となされた網目状未硬化部13を形成し、不連
続的硬化部15と網目状未硬化部13とが共存している
端部12を把持した後、中央部の未硬化部分14を賦形
し、その後、硬化させるものである。
【0011】プリプレグ1の端部12とは、該プリプレ
グ1の周縁端部からクランプ等の把持具(図示省略)に
より把持するための範囲のことを言う。例えば、賦形ロ
ール(図示省略)等によって長尺状のプリプレグ1を連
続成形する場合は、該プリプレグ1の両側を把持するの
で、この両側が端部12となる。また、図1に示すよう
な四方形状のプリプレグ1を不連続真空または圧空成形
するような場合は、該プリプレグ1を囲む4辺全部を把
持するので、この4辺が端部12となる。このように、
これらの端部12は、成形条件に応じて決定するもので
あって、特に限定されるものではない。
【0012】網目状未硬化部13とは、図3に示すよう
に、上記端部12を不連続的に硬化させて形成される。 この網目状未硬化部13と、不連続的に硬化させた不連
続的硬化部15との面積割合は、特に限定されるもので
はないが、例えば、成形条件等によって把持具に相当な
把持力が必要とされるような場合、不連続的硬化部15
の面積の割合を多くしておいたほうが、プリプレグ1周
縁部からの未硬化樹脂の流出を防ぐことができる。また
、成形条件等によって把持具にあまり把持力が必要とさ
れないような場合、網目状未硬化部13の面積の割合を
多くしておいたほうが、紫外線透過型フィルム11の剥
離を防止する上で好ましい。
【0013】また、網目状未硬化部13の目の荒さは、
余り荒くしすぎると把持具による把持力を不連続的硬化
部15に分散することができなくなり、この網目状未硬
化部13にも局部的に把持力が加わることとなり、その
結果、プリプレグ1周縁部からの未硬化樹脂の流出が発
生することとなる。そのため、把持具による把持力を不
連続的硬化部15に充分に分散することができる程度の
細かさにしなければならない。
【0014】しかし、把持力を不連続的硬化部15に充
分に分散したとしても、網目状未硬化部13にも、不連
続的硬化部15と同等に分散された把持力が加わること
となる。そのため、網目状未硬化部13の形状としては
、プリプレグ1の中央部側から周縁部に連通する通路が
複雑な形状となるようにしたほうが好ましい。こうする
ことで、網目状未硬化部13に存在する未硬化樹脂が、
プリプレグ1の周縁部から流出しようとしたときの流動
抵抗が大きくなり、プリプレグ1周縁部からの未硬化樹
脂の流出が防止されることとなる。例えば、図3に示す
網目状未硬化部13の場合、プリプレグ1の中央部側か
ら周縁部に連通する通路が複雑な形状で左右に蛇行して
いるため好ましい。
【0015】このプリプレグ1の端部12を不連続的に
硬化させて網目状未硬化部13を形成する方法としては
、まず、図4に示すように、不連続的に多数の孔21が
設けられたパンチングプレート2を用意する。次に、図
5に示すように、このパンチングプレート2をプリプレ
グ1の端部12の上面に当接し、中央の未硬化部分14
を遮光板3で遮光する。そして、このパンチングプレー
ト2の上方から紫外線ランプ4によって光を照射する。 すると、パンチングプレート2の孔21の部分に相当す
る箇所が硬化して不連続的硬化部15となり、その他の
箇所が網目状未硬化部13となる。
【0016】そして、このように端部12に網目状未硬
化部13を形成したプリプレグ1は、該端部12を把持
具で把持した後、中央部の未硬化部分14を賦形し、そ
の後、光照射して硬化させ、所望の成形品に成形する。
【0017】なお、プリプレグ1の繊維混入樹脂層10
を構成する紫外線硬化型樹脂としては、不飽和ポリエス
テル樹脂(昭和高分子社製、リゴラック2064)10
0重量部に対して光硬化剤(チバガイギー社製、イルガ
キュア♯651)0.5重量部、増粘剤としての酸化マ
グネシウム(協和化学工業社製、キョーワマグ150)
1.5重量部を混合したものが挙げられるが、従来より
使用されている各種材質のものを使用することができる
。また、繊維強化材も、例えば、ガラス繊維マット(旭
ファイバーグラス社製、チョップドストランドマット♯
450)が挙げられるが、従来より使用されている各種
材質のものを使用することができる。さらに、この繊維
混入樹脂層10の両側に被覆される紫外線透過型フィル
ム11も、特に限定されるものではなく、従来より使用
されている各種材質のものを使用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると紫外
線透過型フィルムが繊維混入樹脂層から剥離するといっ
たことを防止するとともに、未硬化樹脂を流出させるこ
となくプリプレグの把持が可能となるので、ボイドの発
生を防止し、表面平滑性が良好な状態で成形品を容易に
成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリプレグに網目状未硬化部を形成した状態を
示す平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】網目状未硬化部を示す部分拡大図である。
【図4】パンチングプレートを示す部分拡大平面図であ
る。
【図5】網目状未硬化部の形成方法を示す概略図である
【符号の説明】
1  プリプレグ 10  繊維混入樹脂層 11  紫外線透過型フィルム 12  端部 13  網目状未硬化部 14  未硬化部分 15  不連続的硬化部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  紫外線硬化型樹脂に繊維強化材を混入
    させてなる繊維混入樹脂層の両面に、紫外線透過型フィ
    ルムを被覆してプリプレグとし、このプリプレグを賦形
    し、その後、光照射して硬化させる成形方法であって、
    前記プリプレグの端部に不連続的硬化部を形成すること
    により、該端部に連続的な網目状となされた網目状未硬
    化部を形成し、不連続的硬化部と網目状未硬化部との共
    存する端部を把持した後、中央部の未硬化部分を賦形し
    、その後、光照射して硬化させることを特徴とする紫外
    線硬化型FRPの成形方法。
JP3010117A 1991-01-30 1991-01-30 紫外線硬化型frpの成形方法 Pending JPH04244834A (ja)

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