JPH04244306A - プリント配線板のドリルによる穴あけ方法 - Google Patents

プリント配線板のドリルによる穴あけ方法

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JPH04244306A
JPH04244306A JP171791A JP171791A JPH04244306A JP H04244306 A JPH04244306 A JP H04244306A JP 171791 A JP171791 A JP 171791A JP 171791 A JP171791 A JP 171791A JP H04244306 A JPH04244306 A JP H04244306A
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JP
Japan
Prior art keywords
drill
cutting
hole
cutting edge
depth
Prior art date
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Pending
Application number
JP171791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kobayashi
謙一 小林
Shigeo Nakamura
中村 繁雄
Kenichi Nitta
新田 謙一
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板のドリ
ルによる穴あけ方法に関する。
【0002】近年、半導体部品の高密度実装化に伴って
、プリント配線板はアスペク比(板厚/スルーホール径
)が15以上と高くなってきている。
【0003】このため、スルーホールを形成するための
ドリルを使用した穴あけのときに、ドリルが折損する事
故が発生し易くなりつつある。そこで、ドリルの折損事
故が発生しにくい穴あけ方法の実現が望まれている。
【0004】
【従来の技術】図3(A)乃至(C)は、従来の穴あけ
方法を示す。
【0005】穴あけは、切削→引上げ→切屑除去を複数
回繰り返す、多段階で行なっている。
【0006】同図(A)は、第1段階の穴あけ状態、同
図(B)は第2段階の穴あけ状態、同図(C)は最終段
階である第n段階の穴あけ状態を示す。
【0007】1は多層プリント配線板であり、厚さTは
7.3mmである。2はドリルであり、切刃部2aは厚
さTに対応する長さL(7.5mm)の切刃長を有し、
シャンク2bを高速ボール盤のチャック3にチャッキン
グされている。
【0008】ドリル2は例えば80,000rpmで高
速回転される。第1段階から切刃長がLであるドリル2
を使用し、第1段階では、同図(A)に示すように深さ
l1 だけ切削し、第2段階では、同図(B)に示すよ
うに深さl1 より若干深くl2 だけで切削する。こ
のようにして徐々に切削して、最終段階で同図(C)に
示すように、スルーホール4が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ドリル2は切刃部2a
の長さLが長いため、高速回転時において先端2a−1
には約10μm程度の振れλがある。
【0010】10μmは、振れとしては比較的大きい。 この比較的大きい振れがあるため、第1段階における切
込み時に、切刃部2aの先端がプリント配線板1の表面
ですべり、第1段階の切削による穴4−1は軸線4−1
a が二点鎖線で示す本来形成されるべきスルーホール
6の軸線6aに対して僅かな角度ではあるけれども角度
θ傾斜してしまう。
【0011】穴4−1に続いて第2段階で切削される穴
4−2は、穴4−1の延在方向に沿って更に曲がって形
成される。
【0012】続いて形成される穴も、先に形成された穴
に連続して更に曲がって形成される。
【0013】このため、穴あけ時に、ドリル2の切刃部
2aは穴によって強制的に曲げられ、曲がった状態で高
速回転して、切削を行う。
【0014】この切刃部2aの曲がり量δ(ドリル切込
側8の中心9とドリル抜け側10の中心11とのずれ量
)は、0.03mm程度にまで大きくなる。
【0015】このため、特に最終段階に近い側で、ドリ
ル2の切削抵抗が増し、切刃部2aが折損する事故が時
々発生していた。
【0016】本発明は、ドリルの折損事故の発生を少な
くすることを可能としたプリント板のドリルによる穴あ
け方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プリ
ント配線板のドリルによる穴あけを、切削を引き上げと
を複数回繰り返して多段階で行う方法において、形成さ
れた穴自体がこれに挿入されるドリルの曲りを規制しう
る所定深さまでの切削は、切削深さに対応する切刃長を
有し、切刃長を段階的に長く定めたドリルを順次使用し
て複数段階で行い、上記所定深さ以後の切削は、前記プ
リント配線板の厚さに対応した切刃長を有するドリルを
使用して複数段階で行うよう構成したものである。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の所定深さま
での切削の第1段階を、切刃長がドリル径の数倍である
ドリルを使用して行う構成としたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明において、切刃長が切削深さに
対応したドリルを使用することは、上記所定深さの穴を
、曲がりなく形成する。
【0020】曲がりなく形成された所定深さの穴は、以
後、切刃長がプリント配線板の厚さに対応した長さのド
リルを使用した場合に、このドリルが曲がることを規制
する。
【0021】請求項2の発明において、切刃長がドリル
径の数倍であるドリルは,形成される穴の位置精度を良
好とする。
【0022】
【実施例】図1(A)及び(B)及び図2(A)乃至(
C)は、本発明のプリント配線板のドリルによる穴あけ
方法の一実施例を示す。
【0023】図1(A)は最初の第1段階、図1(B)
は第2段階、図2(A)は第3段階、図2(B)は第4
段階、図2(C)は最終段階である第5段階の状態を示
す。各図中、図3に示す構成部分と対応する部分には同
一符号を付す。
【0024】第3,第4,第5段階では、前記のドリル
2を使用し、第1段階では、ドリル10を使用し、第2
段階では、ドリル11を使用する。
【0025】ドリル10は、切刃部10aの長さaが1
mmと極く短いドリルである。ドリル11は、切刃部1
1aの長さbが4.5mmのドリルである。
【0026】ドリル2の切刃部2aの長さcは7.5m
mである。ドリル2,10,11の切刃長c,b,aは
a<b<cの関係にある。各切刃部2a,10a,11
dの径dは0.35mmである。
【0027】まず、最初の段階では、図1(A)に示す
ように、刃部の最も短いドリル10を使用し、このシャ
ンク10bを高速ボール盤のチャック3にチャッキング
して、切削深さが0.3mmの穴加工をする。
【0028】ドリル10は切刃部10aの長さaは、径
dの約3倍と極く短いため、80,000rpmの高速
回転時における切刃部10aの先端10a−1の振れλ
は、数μm程度であり、従来の場合の数分の一となる。
【0029】このため、多層プリント配線板1への切込
み時において、切刃部10aの先端10a−1の多層プ
リント配線板1の表面1aにおける滑りが殆ど起きず、
切刃部10aはプリント配線板1のスルーホールを形成
すべき位置P1 に精度良く切り込み、且つ形成すべき
スルーホール6の軸線6aと精度良く一致する方向に切
り込む。
【0030】このため、第1段階により、軸線14aが
上記位置P1 を通り、且つ上記軸線6aと正確に一致
した穴14が形成される。
【0031】続いて、第2段階の穴加工を、図1(B)
に示すように行う。このときには、ドリル10をチャッ
ク3より取り外し別のドリル11を取り付け、ドリル1
1を使用して、切削深さe2 が2.84mmの穴加工
をする。
【0032】ドリル11は切刃部11aの長さが短いた
め、80,000ramの高速回転時における切刃部1
1aの先端11a−1の振れλは数μm程度にとどまる
【0033】このため、穴14に続く切削は、前記軸線
14aの方向に進行し、穴14に続く穴16は、その軸
線16aを前記軸線6aと一致させて形成される。これ
により、穴14と穴16とよりなる深さe3 が3.1
4mmの穴17は、その軸線17aを、上記点P1 を
通り且つ軸線6aと一致した状態で形成される。
【0034】深さが3.14mmともなると、穴17は
、その内周壁によって、次に挿入されるドリルの切刃部
を案内してその向きを規制する機能が生ずる。
【0035】そこで、次の段階からは、切刃部の長いド
リル2を使用する。第3の段階では、図2(A)に示す
ように、ドリル11に代えてドリル2をキャッチングし
、ドリル2を使用して切削深さe4 が1.90mmの
切削を行う。これにより、穴20が新たに切削され、深
さe5 が5.04mmの穴21が形成される。
【0036】こゝで、ドリル2は切刃長が長く、切刃部
先端の振れλが10μm程度と大きいけれども、既に形
成されている深さe3 が3.14mmの穴17によっ
て上記の振れを規制され、穴20は曲がることなく形成
され、穴21は、その軸線21aを前記軸線6aと一致
させて形成される。
【0037】第3の段階は、上記の切削後ドリルを引き
上げ、切屑を除去して終了する。続いて、図2(B)に
示すように、第4の段階を行う。このときは、同じドリ
ル2を使用して、切削深さe6 が第3段階と同様に1
.90mmの切削を行う。これにより、穴23は新たに
切削され、深さe7 が6.94mmの穴24は形成さ
れる。
【0038】この場合にも、ドリル2の切刃部2aは既
に形成されている穴21によって振れを規制されて高速
回転し、穴23が曲がることなく形成され、穴24がそ
の軸線24aを前記軸線6aと一致させて形成される。
【0039】第4の段階は、上記の切削後、ドリル2を
引き上げ、切屑を除去して終了する。次に、図2(C)
に示すように、最終の段階である第5の段階の切削を行
う。同じドリル2を使用し、切削深さe8 が0.56
mmの切削を行う。
【0040】これにより、穴26が新たに切削されて貫
通し、スルーホール27が形成される。
【0041】この場合においても、ドリル2の切刃部2
aは既に形成されている穴24によって振れを規制され
てた状態で高速回転し、穴26はその軸線26aを前記
軸線6aと一致させて形成される。
【0042】スルーホール27のドリル切込側30の中
心P1 とドリル抜け側31の中心P2 とのずれ量δ
は、最大でも0.01mm程度にとどまり、従来に比べ
て相当小さくなる。
【0043】このため、切刃部の長いドリル2を使用し
て行う第3,第4,第5段階において、ドリル曲りは、
従来の場合の半分以下に抑えられ、その分ドリル2に作
用する無用な負荷が軽減され、切刃部2aが折損する頻
度は従来例の場合より少なくなる。
【0044】本発明者は折損事故の発生の頻度が、従来
の場合に比べて三分の一に軽減されたことを確認した。
【0045】なお、プリント配線板にあっては、ドリル
により穴あけすべきスルーホールは多数ある。このため
、実際には,加工能率を上げるため、一のスルーホール
毎に上記第1から第5段階の切削を行うのではなく、形
成すべきスルーホールの全部について、第1段階の切削
を行い、次いで同様に全部のスルーホールについて第2
段階の切削を行い、続いて、第3,第4,第5段階の切
削が行われる。
【0046】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明によ
れば、最初は切削深さに対応する切刃長を有するドリル
を使用することにより、所定深さの穴を曲がりなく形成
することが出来る。所定深さを超えた切削は、同一ドリ
ルを使用しても、曲がりを生ずることなく行うことが出
来る。これにより、プリント配線板のドリルによる穴あ
けを、ドリルの折損事故の発生を従来に比べて少なくし
て行うことが出来る。また曲がりの小さい穴を形成する
ことが出来る。
【0047】請求項1の発明によれば、最終的に形成さ
れる穴の位置精度に影響を与える第1段階の穴を位置精
度良く形成することが出来る。これにより最終的に形成
される穴を、位置精度良く形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント配線板のドリルによる穴あけ
方法の一実施例を示す図である。
【図2】図1に続く本発明のプリント配線板のドリルに
よる穴あけ方法の一実施例を示す図である。
【図3】従来のプリント配線板のドリルによる穴あけ方
法を示す図である。
【符号の説明】
1  多層プリント配線板 2  ドリル 2a  切刃部 3  チャック 6  形成されるべきスルーホール 6a  軸線 10  ドリル 10a  切刃部 10b  シャンク 11  ドリル 11a  切刃部 14  第1段階で形成された穴 16,17  第2段階で形成された穴20,21  
第3段階で形成された穴23,24  第4段階で形成
された穴26  第5段階で形成された穴 27  スルーホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  プリント配線板のドリルによる穴あけ
    を、切削と引き上げとを複数回繰り返して多段階で行う
    方法において、形成された穴自体がこれに挿入されるド
    リルの曲りを規制しうる所定深さ(e3 )までの切削
    は、切削深さに対応する切刃長を有し、切刃長を段階的
    に長く定めたドリル(10,11)を順次使用して複数
    段階で行い、上記所定深さ(e3 )以後の切削は、前
    記プリント配線板の厚さに対応した切刃長を有するドリ
    ル(2)を使用して複数段階で行うよう構成したことを
    特徴とするプリント配線板のドリルによる穴あけ方法。
  2. 【請求項2】  請求項1の所定深さまでの切削の第1
    段階を、切刃長(a)がドリル径(d)の数倍であるド
    リル(10)を使用して行うことを特徴とするプリント
    配線板のドリルによる穴あけ方法。
JP171791A 1991-01-10 1991-01-10 プリント配線板のドリルによる穴あけ方法 Pending JPH04244306A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145397A (zh) * 2011-03-25 2011-08-10 奥士康精密电路(惠州)有限公司 一种提升效益的钻孔方法
JP2014165323A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Hitachi Chemical Co Ltd 多層配線板の製造方法
JP2019005822A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 三菱日立パワーシステムズ株式会社 穴加工方法および穴加工装置
CN114126227A (zh) * 2021-10-28 2022-03-01 苏州烁点电子科技有限公司 一种pcb线路板钻孔工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61136705A (ja) * 1984-12-10 1986-06-24 Hitachi Seiko Ltd プリント基板の穴明け方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960820