JPH04243937A - 光ファイバの製造方法 - Google Patents
光ファイバの製造方法Info
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- JPH04243937A JPH04243937A JP3029150A JP2915091A JPH04243937A JP H04243937 A JPH04243937 A JP H04243937A JP 3029150 A JP3029150 A JP 3029150A JP 2915091 A JP2915091 A JP 2915091A JP H04243937 A JPH04243937 A JP H04243937A
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Landscapes
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信用に用いられる
光ファイバの製造方法、特に光硬化型樹脂で被覆した光
ファイバを高速かつ連続して製造する方法に関するもの
である。
光ファイバの製造方法、特に光硬化型樹脂で被覆した光
ファイバを高速かつ連続して製造する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、機械的な保護の目的で各
種樹脂で被覆されて用いられているが、生産性の観点か
ら光硬化型樹脂が一般に用いられている。図2に従来の
光ファイバ製造装置の模式図を示す。
種樹脂で被覆されて用いられているが、生産性の観点か
ら光硬化型樹脂が一般に用いられている。図2に従来の
光ファイバ製造装置の模式図を示す。
【0003】図2において、線引された光ファイバ3は
、樹脂塗布装置4により光硬化型樹脂が塗布され、光照
射装置11内の筒状体6を通過する時に、光照射ランプ
5から発光する光により硬化し、単層又は複層の樹脂被
覆層を形成して巻取機8に巻き取られ、樹脂被覆光ファ
イバ7が製造される。この場合に、樹脂を硬化させる光
としては通常紫外線が、また、この紫外線の発光源とし
ては主として水銀ランプが、さらに、筒状体としては紫
外線の透過性の点で石英管が一般に用いられる。
、樹脂塗布装置4により光硬化型樹脂が塗布され、光照
射装置11内の筒状体6を通過する時に、光照射ランプ
5から発光する光により硬化し、単層又は複層の樹脂被
覆層を形成して巻取機8に巻き取られ、樹脂被覆光ファ
イバ7が製造される。この場合に、樹脂を硬化させる光
としては通常紫外線が、また、この紫外線の発光源とし
ては主として水銀ランプが、さらに、筒状体としては紫
外線の透過性の点で石英管が一般に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の装置で
は、筒状体6の中で、光ファイバに塗布された樹脂が光
照射を受けて硬化する時に、照射光中の熱線成分を樹脂
が吸収したり、硬化時の反応熱により発熱し、ミストや
揮発成分を発生し、それが筒状体6の内面に付着し易い
ために、光照射ランプ5からの光が筒状体6の内面の付
着物により吸収を受けて減衰し、硬化する能力が低下す
る。
は、筒状体6の中で、光ファイバに塗布された樹脂が光
照射を受けて硬化する時に、照射光中の熱線成分を樹脂
が吸収したり、硬化時の反応熱により発熱し、ミストや
揮発成分を発生し、それが筒状体6の内面に付着し易い
ために、光照射ランプ5からの光が筒状体6の内面の付
着物により吸収を受けて減衰し、硬化する能力が低下す
る。
【0005】従って、光ファイバ製造時の線速を高める
上で或いは長時間にわたり連続して運転する上で問題で
あった。また、上記の問題点の解決法として、ファイバ
温度を下げるために、光照射ランプ5からの照射光のう
ち熱線成分を、ガスなどを流す等により遮断する方法が
提案されているが、装置のメンテナンスに手間がかかっ
たり、高価であるという問題があった。
上で或いは長時間にわたり連続して運転する上で問題で
あった。また、上記の問題点の解決法として、ファイバ
温度を下げるために、光照射ランプ5からの照射光のう
ち熱線成分を、ガスなどを流す等により遮断する方法が
提案されているが、装置のメンテナンスに手間がかかっ
たり、高価であるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の種々の課題を解決すべく検討した結果、光透過性筒状
体を二重にし、内側に流す不活性ガスと外側に流すガス
に温度差を持たせることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は;
の種々の課題を解決すべく検討した結果、光透過性筒状
体を二重にし、内側に流す不活性ガスと外側に流すガス
に温度差を持たせることを見出し、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は;
【0007】光ファイバに光硬化型樹脂を塗布した後、
光透過性筒状体の中を通過させ該筒状体の外周より光を
照射して該光硬化性樹脂を硬化させ、樹脂被覆を形成し
てなる光ファイバを製造する方法において、光透過性筒
状体を二重にし、内側に低温の不活性ガスを流し、外側
に高温のガスを流すことを特徴としている。
光透過性筒状体の中を通過させ該筒状体の外周より光を
照射して該光硬化性樹脂を硬化させ、樹脂被覆を形成し
てなる光ファイバを製造する方法において、光透過性筒
状体を二重にし、内側に低温の不活性ガスを流し、外側
に高温のガスを流すことを特徴としている。
【0008】以下、本発明を図面に基いて詳細に説明す
る。図1は、光ファイバ3に被覆された光硬化型樹脂を
光、特に紫外線照射装置11に通して硬化する際に、該
紫外線照射装置11内に設けた二重の筒状体6、6にガ
ス供給管9、9を介して、それぞれ低温の不活性ガス、
または高温のガスを流す状態を示す模式図である。
る。図1は、光ファイバ3に被覆された光硬化型樹脂を
光、特に紫外線照射装置11に通して硬化する際に、該
紫外線照射装置11内に設けた二重の筒状体6、6にガ
ス供給管9、9を介して、それぞれ低温の不活性ガス、
または高温のガスを流す状態を示す模式図である。
【0009】該筒状体6を構成する素材としては、紫外
線などの照射光の透過に支障のない透明な素材、例えば
石英などが好ましく使用される。該筒状体6の内側に流
すガスは不活性ガスならば支障はなく、通常窒素、ヘリ
ウム、アルゴン等が用いられる。該筒状体6の外側に流
すガスに特に制限はないが、内側に流すガスと同様の不
活性ガスが好ましく用いられる。
線などの照射光の透過に支障のない透明な素材、例えば
石英などが好ましく使用される。該筒状体6の内側に流
すガスは不活性ガスならば支障はなく、通常窒素、ヘリ
ウム、アルゴン等が用いられる。該筒状体6の外側に流
すガスに特に制限はないが、内側に流すガスと同様の不
活性ガスが好ましく用いられる。
【0010】内側に流す不活性ガスの温度は、光ファイ
バ3の近傍では光硬化型樹脂からのミストや揮発物の発
生を抑えるため100℃以下が望ましく、好適には50
℃以下である。また、外側に流すガス温度は、該筒状体
6にミストや揮発物が付着するのを抑制するために、1
00℃以上、好適には200℃以上が望ましい。さらに
、ガスの流入方向は特に制限されないが、光ファイバ3
の近傍では光ファイバ3の走行方向と同方向が望ましく
、外側では内側と逆方向とすることが望ましい。
バ3の近傍では光硬化型樹脂からのミストや揮発物の発
生を抑えるため100℃以下が望ましく、好適には50
℃以下である。また、外側に流すガス温度は、該筒状体
6にミストや揮発物が付着するのを抑制するために、1
00℃以上、好適には200℃以上が望ましい。さらに
、ガスの流入方向は特に制限されないが、光ファイバ3
の近傍では光ファイバ3の走行方向と同方向が望ましく
、外側では内側と逆方向とすることが望ましい。
【0011】光ファイバ3を被覆するのに用いる光硬化
型樹脂としては特に制限されないが、紫外線などの光で
容易に硬化する、例えばウレタン(メタ)アクリレート
、エポキシ(メタ)アクリレート、エステル(メタ)ア
クリレートなどを挙げることができる。光ファイバ上に
被覆される光硬化型樹脂は単層でも複層でも良い。
型樹脂としては特に制限されないが、紫外線などの光で
容易に硬化する、例えばウレタン(メタ)アクリレート
、エポキシ(メタ)アクリレート、エステル(メタ)ア
クリレートなどを挙げることができる。光ファイバ上に
被覆される光硬化型樹脂は単層でも複層でも良い。
【0012】
【作用】従来、光ファイバに塗布された樹脂材から発生
するミストや揮発物が筒状体6に付着するメカニズムは
明確になっていないが、窒素等のパージガス中のミスト
や揮発成分が石英などの材料からなる筒状体6表面で冷
却され、その結果固体として筒状体表面に付着すると推
定される。また、筒状体表面の温度が低い場合、樹脂材
から発生するミストや揮発成分が筒状体6に付着し易い
傾向がある。
するミストや揮発物が筒状体6に付着するメカニズムは
明確になっていないが、窒素等のパージガス中のミスト
や揮発成分が石英などの材料からなる筒状体6表面で冷
却され、その結果固体として筒状体表面に付着すると推
定される。また、筒状体表面の温度が低い場合、樹脂材
から発生するミストや揮発成分が筒状体6に付着し易い
傾向がある。
【0013】本発明によれば、光ファイバ3近傍は温度
の低い不活性ガスで満たされているため、ミストや揮発
成分を発生しにくく、また、筒状体表面は外側の温度の
高いガスで満たされているために、ミストや揮発成分の
付着を妨げる作用がある。
の低い不活性ガスで満たされているため、ミストや揮発
成分を発生しにくく、また、筒状体表面は外側の温度の
高いガスで満たされているために、ミストや揮発成分の
付着を妨げる作用がある。
【0014】従って、本発明の方法による二重筒状体を
設けた装置によると、光照射ランプ5からの光が筒状体
6表面の付着物により吸収を受けて減衰することがなく
、また、硬化能力を低下せず、線速を高める上で、或い
は長時間にわたり連続して運転する上での問題はない。 しかも、本発明の方法を実施するための装置は、簡便で
且つメンテナンスも殆ど不要である。
設けた装置によると、光照射ランプ5からの光が筒状体
6表面の付着物により吸収を受けて減衰することがなく
、また、硬化能力を低下せず、線速を高める上で、或い
は長時間にわたり連続して運転する上での問題はない。 しかも、本発明の方法を実施するための装置は、簡便で
且つメンテナンスも殆ど不要である。
【0015】本発明を下記の実施例により具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を制限しない。
するが、これらは本発明の範囲を制限しない。
【実施例1】図2に示すような光ファイバ製造装置にお
いて、光照射装置として、図1に示す型のものを使用し
た。外径20mmの石英管からなる筒状体6の内側に外
径10mmの石英管からなる筒状体を設置して二重筒状
体となし、この外径10mmの石英管の内側に25℃の
窒素ガスを光ファイバ3の走行方向と同方向に流し、ま
た、外径10mmの石英管と外径20mmの石英管との
間に100℃の空気を光ファイバ3の走行方向と逆方向
に流した。
いて、光照射装置として、図1に示す型のものを使用し
た。外径20mmの石英管からなる筒状体6の内側に外
径10mmの石英管からなる筒状体を設置して二重筒状
体となし、この外径10mmの石英管の内側に25℃の
窒素ガスを光ファイバ3の走行方向と同方向に流し、ま
た、外径10mmの石英管と外径20mmの石英管との
間に100℃の空気を光ファイバ3の走行方向と逆方向
に流した。
【0016】これにより、ウレタンアクリレート系樹脂
を順次2層に塗布し、硬化しながら線速200m/分で
10時間連続で線引した。線引後に光照射装置11の内
側の筒状体の内面を調べたが、樹脂から発生するミスト
や揮発成分の付着は殆どなかった。また、線引して得ら
れたファイバの被覆樹脂の硬化度を調べたところ、全長
にわたって硬化していることが分かった。
を順次2層に塗布し、硬化しながら線速200m/分で
10時間連続で線引した。線引後に光照射装置11の内
側の筒状体の内面を調べたが、樹脂から発生するミスト
や揮発成分の付着は殆どなかった。また、線引して得ら
れたファイバの被覆樹脂の硬化度を調べたところ、全長
にわたって硬化していることが分かった。
【0017】
【実施例2】実施例1の外径20mmの石英管の外側に
外径30mmの石英管からなる筒状体を設置し、外径2
0mmの石英管の内側に25℃の窒素ガスを光ファイバ
の走行方向と同方向に流し、外径20mmの石英管と外
径30mmの石英管の間に100℃の空気を光ファイバ
の走行方向と逆方向に流した。
外径30mmの石英管からなる筒状体を設置し、外径2
0mmの石英管の内側に25℃の窒素ガスを光ファイバ
の走行方向と同方向に流し、外径20mmの石英管と外
径30mmの石英管の間に100℃の空気を光ファイバ
の走行方向と逆方向に流した。
【0018】これにより、ウレタンアクリレート系樹脂
を順次二層塗布し、硬化しながら線速200m/分で1
0時間連続で線引した。実施例1と同様に内側の筒状体
内面に樹脂の付着はなく、ファイバ被覆も全長にわたり
完全硬化していることが判った。
を順次二層塗布し、硬化しながら線速200m/分で1
0時間連続で線引した。実施例1と同様に内側の筒状体
内面に樹脂の付着はなく、ファイバ被覆も全長にわたり
完全硬化していることが判った。
【0019】
【実施例3】実施例1と同様に外径20mmの石英管か
らなる筒状体6の内側に外径10mmの石英管からなる
筒状体を設置し、外径10mmの石英管の内側に25℃
のアルゴンガスを光ファイバの走行方向と同方向に流し
、外径10mmの石英管と外径20mmの石英管の間に
100℃の空気をファイバの走行方向と逆方向に流した
。
らなる筒状体6の内側に外径10mmの石英管からなる
筒状体を設置し、外径10mmの石英管の内側に25℃
のアルゴンガスを光ファイバの走行方向と同方向に流し
、外径10mmの石英管と外径20mmの石英管の間に
100℃の空気をファイバの走行方向と逆方向に流した
。
【0020】これにより、ウレタンアクリレート系樹脂
を順次二層塗布し、硬化しながら線速200m/分で1
0時間連続で線引した。実施例1、2と同様に内側の筒
状体内面に樹脂の付着はなく、ファイバ被覆も全長にわ
たり完全硬化していることが判った。
を順次二層塗布し、硬化しながら線速200m/分で1
0時間連続で線引した。実施例1、2と同様に内側の筒
状体内面に樹脂の付着はなく、ファイバ被覆も全長にわ
たり完全硬化していることが判った。
【0021】
【比較例1】図2のような従来の光ファイバ製造装置(
筒状体は20mmφ石英管)を用いて、筒状体の内側に
25℃の窒素ガスを光ファイバの走行方向と同方向に流
し、光ファイバを線引した。線引後に、筒状体の内面に
は樹脂成分が付着し、紫外線を透過しにくくなっている
ことが判った。
筒状体は20mmφ石英管)を用いて、筒状体の内側に
25℃の窒素ガスを光ファイバの走行方向と同方向に流
し、光ファイバを線引した。線引後に、筒状体の内面に
は樹脂成分が付着し、紫外線を透過しにくくなっている
ことが判った。
【0022】
【比較例2】比較例1で用いた窒素ガスの代わりに25
℃のアルゴンガスを用い、光ファイバの走行方向と同方
向に流し、光ファイバを線引した。線引後に、筒状体の
内面は樹脂成分が付着し、紫外線を透過しにくくなって
いることが判った。また、得られた光ファイバのうち、
後半の約1/2は被覆が完全に硬化していないことが判
った。
℃のアルゴンガスを用い、光ファイバの走行方向と同方
向に流し、光ファイバを線引した。線引後に、筒状体の
内面は樹脂成分が付着し、紫外線を透過しにくくなって
いることが判った。また、得られた光ファイバのうち、
後半の約1/2は被覆が完全に硬化していないことが判
った。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バ製造方法によると、筒状体の内面の付着ミストや揮発
物或いは筒状体内部の滞留ミストの発生がなくて、これ
らによる光の吸収が起こりにくく、光強度を高くし、し
かも長時間維持することができる。従って、本発明の方
法によると、硬化速度が上がり、線速を向上させること
ができ、また長時間の運転を行う上で支障がない。
バ製造方法によると、筒状体の内面の付着ミストや揮発
物或いは筒状体内部の滞留ミストの発生がなくて、これ
らによる光の吸収が起こりにくく、光強度を高くし、し
かも長時間維持することができる。従って、本発明の方
法によると、硬化速度が上がり、線速を向上させること
ができ、また長時間の運転を行う上で支障がない。
【図1】樹脂被覆光ファイバを製造する際に、光照射装
置11内の筒状体6を二重にして、その内側、外側とに
それぞれ低温の不活性ガス、高温のガスを流した状態を
示す模式図である。
置11内の筒状体6を二重にして、その内側、外側とに
それぞれ低温の不活性ガス、高温のガスを流した状態を
示す模式図である。
【図2】従来の光ファイバの製造方法を示す模式図であ
る。
る。
1 光ファイバ母材
2 線引炉
3 光ファイバ
4 樹脂塗布装置
5 紫外線照射ランプ
6 筒状体
7 樹脂被覆光ファイバ
8 巻取機
9 ガス供給管
10 反射鏡
11 光照射装置
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバに光硬化型樹脂を塗布した
後、光透過性筒状体の中を通過させ該筒状体の外周より
光を照射して該光硬化性樹脂を硬化させ、樹脂被覆を形
成してなる光ファイバを製造する方法において、光透過
性筒状体を二重にし、内側に低温の不活性ガスを流し、
外側に高温のガスを流すことを特徴とする、光ファイバ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029150A JPH04243937A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 光ファイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029150A JPH04243937A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 光ファイバの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04243937A true JPH04243937A (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=12268231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3029150A Pending JPH04243937A (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 光ファイバの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04243937A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017145146A (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ素線の製造方法 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP3029150A patent/JPH04243937A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2017141832A1 (ja) * | 2016-02-15 | 2017-08-24 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバ素線の製造方法 |
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