JPH04241867A - 浴用噴出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は浴用噴出装置に関し、更
に詳しくは、浴室空間へ湯をミスト又はシャワーとして
噴出する浴用噴出部を備えた浴用噴出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ミストサウナ装置やシャワー噴出装置等
の浴用噴出装置においては、従来、浴用噴出部から噴出
されるミストやシャワー等の噴出状態を適性状態に維持
するのに浴用噴出部からのミストやシャワー等の噴出圧
を適性範囲に維持する必要がある。ところで、従来の装
置においては、浴用噴出部からのミストやシャワー等の
噴出圧として、その浴用噴出部への給湯路（例えば、水
道源から給湯器を経由して配管された給湯路）における
元圧（例えば、水道源の元給水圧）がそのまま利用され
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】かかる従来の装置にお
いては、浴用噴出部からのミストやシャワー等の噴出圧
を適性範囲に維持できない虞れがあるという問題があっ
た。即ち、地域によっては前記給湯路における元圧が低
い場合があり、また使用状況等によって前記元圧が変動
することがあり、それらの事情に起因して、前記ミスト
やシャワー等の噴出圧を適性範囲に維持することができ
ない虞れがあるという問題があった。本発明は、かかる
事情に鑑みてなされたものであり、前記噴出圧を設定圧
に維持して、定格通りの性能を発揮し且つ快適なミスト
サウナやシャワー等を楽しみ得る浴用噴出装置を提供す
ることを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る浴用噴出装
置は、前記浴用噴出部に対して湯を加圧供給する加圧手
段が設けられると共に、その加圧手段によって加圧供給
される湯の供給圧を設定圧に維持する供給圧維持手段が
設けられていることを第１の特徴構成としている。

【０００５】更に、前記浴用噴出部へ湯を給湯する供給
路における前記加圧手段の設置位置の上流側とその下流
側とに両管端が連通状態に接続され、且つ、途中に流量
制御弁が介装された管路により、前記供給圧維持手段が
構成されていることを第２の特徴構成としている。

【０００６】

【作用】第１の特徴構成によれば、前記加圧手段による
浴用噴出部への加圧流体供給に基づいて、浴用噴出部か
らのミストやシャワー等の噴出圧を高圧にすることがで
きる。ところで、前記元圧が低い条件下で前記加圧手段
にて前記噴出圧を高圧に維持したとしても、前記元圧の
微妙な変動に前記噴出圧を対応させその噴出圧を適性圧
に維持することが難しく、ミストやシャワー等が過度に
噴出されることがあるが、本発明装置においては、前記
供給圧維持手段が設けられているので、その手段によっ
て、前記噴出圧を所定の設定圧に制御することができ、
前記噴出圧を高圧にしたことに基づくミストやシャワー
等の過度の噴出が回避される。その結果、過度のミスト
やシャワーの噴出時に利用者が感じる不快な騒音や体感
（圧迫感）が解消されるようになる。

【０００７】また、第２の特徴構成によれば、前記給湯
路における前記加圧手段の設置位置の上流側とその下流
側とに両管端が連通状態に接続され且つ途中に流量制御
弁が介装された簡単な管路によって前記供給圧維持手段
が構成されているので、上述の装置を構成するのに、従
来の設備に対する簡単な改造で済むようになる。

【０００８】

【発明の効果】第１の特徴構成によれば、上述したよう
に、前記噴出圧が高圧に設定されて定格通りの性能が発
揮され、且つ、利用者が感じる不快な騒音や体感が解消
されて快適なミストサウナやシャワー等を楽しむことが
できるようになる。

【０００９】また、第２の特徴構成によれば、上述した
ように、前記装置を構成するのに従来設備に対する簡単
な改造で済むので、第１の特徴構成による効果を低コス
トにて挙げることができるようになる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。

【００１１】図１は本発明の浴用噴出装置が設けられた
浴室設備を示しており、図中１は、フィンチューブ型の
水加熱用熱交換器２と、バーナ３と、制御部４とを備え
る給湯器である。前記熱交換器２からの給湯路５は、浴
室用給湯路５Ａとサウナ・浴槽用給湯路５Ｂとに分岐さ
れ、更に、そのサウナ・浴槽用給湯路５Ｂは、浴槽用給
湯路５Ｂ１　とサウナ用給湯路５Ｂ２　とに分岐されて
いる。

【００１２】前記サウナ・浴槽用給湯路５Ｂの開閉とそ
の給湯路５Ｂにおける給湯量の調整とは、その給湯路５
Ｂの途中に介装されている風呂弁６の弁操作によって行
われる。尚、その風呂弁６の弁操作は、前記制御部４か
らの制御信号によって制御される。また、前記サウナ・
浴槽用給湯路５Ｂに対する浴槽用給湯路５Ｂ１　とサウ
ナ用給湯路５Ｂ２　との連通状態の択一的な切換えは、
浴槽用給湯路５Ｂ１　とサウナ用給湯路５Ｂ２　との分
岐部に設けられている切換弁７の弁操作によって行われ
る。尚、その切換弁７の弁操作も、前記制御部４からの
制御信号によって制御される。

【００１３】前記各給湯路のうち、前記浴室用給湯路５
Ａは、その下流端部において分岐されて浴室空間１０内
の適宜位置に設けられた浴室用カラン８Ａ及びシャワー
噴出部８Ｃに接続されている。また前記浴槽用給湯路５
Ｂ１　は、その下流端部において浴槽９の上部に設けら
れた浴槽用カラン８Ｂに接続されている。

【００１４】前記サウナ用給湯路５Ｂ２　には、その途
中に、浴用噴出部としてのミスト噴出部１１（そのミス
ト噴出部１１は、噴出口が複数設けられて夫々に給湯さ
れるようになっている）に対して湯を加圧供給する加圧
手段としての加圧ポンプ１２（その加圧ポンプ１２も前
記制御部４からの制御信号によって駆動制御される）が
介装されている。

【００１５】前記サウナ用給湯路５Ｂ２　には、前記加
圧ポンプ１２が途中介装されているため、その加圧ポン
プ１２によるミスト噴出部１１への加圧給湯が行われ、
給湯器１に対する元給水圧の変動に拘らず、また元給水
圧が低い地域においても、前記ミスト噴出部１１からの
ミスト噴出圧が高圧に設定され、その維持によって、前
記ミスト噴出部１１からのミスト噴出状態は良好な状態
とされる。

【００１６】更に、前記サウナ用給湯路５Ｂ２　におけ
る前記加圧ポンプ１２の設置位置の上流側とその下流側
とには、バイパス状に設けられた管路５Ｂ３　の両管端
が連通状態に接続されている。その管路５Ｂ３　には、
途中に流量制御弁２０が介装されている。その流量制御
弁２０の弁操作も、前記制御部４からの制御信号によっ
て制御される。尚、前記制御部４へは、前記水加熱用熱
交換器２への給水部に設けられた水量センサ１４による
検出情報が入力されるが、その情報に基づいて前記制御
部４は前記流量制御弁２０の弁制御を自動的に行う。ま
た、前記制御部４による前記流量制御弁２０の弁制御は
、室内リモコンＲＢでの手動設定に基づいても行える。 そして、前記流量制御弁２０を介装した管路５Ｂ３　に
より、低い元圧下で前記噴出圧を高圧とした（その高圧
化は、前記加圧ポンプ１２を用いて行う）ときに前記ミ
スト噴出部１１からのミストが強過ぎる状態を回避しそ
の噴出圧を設定圧にする手段（即ち、前記ミスト噴出部
１１への給湯圧を設定圧に維持する供給圧維持手段Ｍ）
が構成されている。即ち、前記加圧ポンプ１２にて前記
噴出圧を高圧とした状態において前記ミスト噴出部１１
からミストとして噴出されようとする湯の圧力が大き過
ぎる場合に、その湯の一部が、前記管路５Ｂ３　経由で
前記サウナ用給湯路５Ｂ２　における加圧ポンプ１２の
設置位置の上流側へ返戻され、上述した如き大き過ぎる
湯の圧力が低減され、もって、前記管路５Ｂ３　が前記
供給圧維持手段Ｍとして機能するようになっている。尚
、前記管路５Ｂ３　には逆止弁２１も介装されており、
その逆止弁２１によって、前記サウナ用給湯路５Ｂ２　
における加圧ポンプ１２の設置位置の上流側から前記管
路５Ｂ３　へ湯が逆流するのが防止される。

【００１７】前記制御部４は、室外リモコンＲＡ又は室
内リモコンＲＢからのサウナ運転開始指令に基づき、サ
ウナ・浴槽用給湯路５Ｂをサウナ用給湯路５Ｂ２　に連
通させる側に切換弁７を切り換えると共に風呂弁６を開
弁し、また風呂弁６の開弁に伴う水量センサ１４の水流
発生検知に応答してバーナ３を着火させ、更に加圧ポン
プ１２を起動し、もって、ミスト噴出部１１に対する給
湯を開始する。また、前記制御部４は、室温センサ１５
にて検出される浴室空間１０の室温に基づいてガス量調
整弁１６を調整して熱交換器２からの給湯温を調整し、
浴室空間１０の室温を、室外リモコンＲＡ又は室内リモ
コンＲＢにて人為設定した制御温に調整維持する。更に
、前記制御部４は、室外リモコンＲＡ又は室内リモコン
ＲＢからのサウナ運転停止指令に基づき、加圧ポンプ１
２を停止して風呂弁６を閉弁すると共に、ガス弁１９を
閉弁することによりバーナ３を消火させ、もって、浴室
空間１０でのサウナ実施のためのミスト噴出部１１への
給湯を終了する。

【００１８】上述の実施例は、前記サウナ用給湯路５Ｂ
２　を経由して設定圧の湯をミスト噴出部１１へ供給し
、そのミスト噴出部１１から浴室空間１０へミストを噴
出するものであったが、前記設定圧の湯をシャワー噴出
部へ供給し（そのシャワー噴出部は、上述の実施例にお
ける浴室用給湯路５Ａ経由で給湯されるシャワー噴出部
８Ｃとは異なり、例えば、上述の実施例におけるサウナ
用給湯路５Ｂ２　から分岐された分岐給湯路経由で給湯
されるシャワー噴出部とする）、そのシャワー噴出部か
ら浴室空間１０へシャワーを噴出するものも考えられる
。

【００１９】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】浴用噴出装置を備えた浴室の全体構成図

【符号の説明】

５Ｂ２　　　給湯路 ５Ｂ３　　　管路 １０　　　　浴室空間 １１　　　　浴用噴出部 １２　　　　加圧手段 ２０　　　　流量制御弁 Ｍ　　　　　　供給圧維持手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　浴室空間（１０）へ湯をミスト又はシ
   ャワーとして噴出する浴用噴出部（１１）を備えた浴用
   噴出装置であって、前記浴用噴出部（１１）に対して湯
   を加圧供給する加圧手段（１２）が設けられると共に、
   その加圧手段（１２）によって加圧供給される湯の供給
   圧を設定圧に維持する供給圧維持手段（Ｍ）が設けられ
   ている浴用噴出装置。
2. 【請求項２】　　前記浴用噴出部（１１）へ湯を供給す
   る給湯路（５Ｂ２）における前記加圧手段（１２）の設
   置位置の上流側とその下流側とに両管端が連通状態に接
   続され、且つ、途中に流量制御弁（２０）が介装された
   管路（５Ｂ３）により、前記供給圧維持手段（Ｍ）が構
   成されている請求項１記載の浴用噴出装置。