JPH0424103Y2 - - Google Patents

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JPH0424103Y2
JPH0424103Y2 JP1985081188U JP8118885U JPH0424103Y2 JP H0424103 Y2 JPH0424103 Y2 JP H0424103Y2 JP 1985081188 U JP1985081188 U JP 1985081188U JP 8118885 U JP8118885 U JP 8118885U JP H0424103 Y2 JPH0424103 Y2 JP H0424103Y2
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JP
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water pump
crank chamber
crankshaft
engine
camshaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は水ポンプによつて冷却水を循環させ
る液冷エンジンの冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
冷却水を循環させる水ポンプを、クランク軸方
向のクランク室側壁に装着するとともに、上記水
ポンプの駆動軸の一端部をクランク室内に突出さ
せて、この一端部を回転伝動手段を介して、カム
軸に連結した液冷エンジンの冷却装置が知られて
いる(特開昭55−117019号公報参照)。この装置
では、水ポンプを駆動するための駆動機構が、従
来のプーリ・ベルトに比較すると簡略化されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この装置では、水ポンプをクランク
軸方向のクランク室側壁に装着するため、駆動系
をクランク室内に収納しても、この水ポンプはク
ランク室側壁から大きくクランク軸方向に突出し
ている。
このため、上記水ポンプ装着面を据付面として
クランク軸が垂直になるように、上記液冷エンジ
ンを配設すると、この水ポンプの突出分だけエン
ジンの高さが高くなる。
この考案は、上記課題を鑑みてなされたもの
で、水ポンプ装着面を据付面としてエンジンを配
設しても、エンジンの高さを増加させないことを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案は、上記水
ポンプ装着面を据付面としてクランク軸が垂直に
なるようにエンジンを配設し、クランク室内の下
部に潤滑油を貯溜して、上記水ポンプを、上記据
付面のクランク室側壁におけるクランク軸の軸受
幅内のスペースに装着している。
〔作用〕
据付面に設けられるクランク軸の軸受は、クラ
ンク室内の下部に潤滑油を貯溜したため、この潤
滑油に回転するクランク軸が干渉しないように、
通常の軸受より長いものが装着される。このた
め、この軸受側方にスペースが生じ、水ポンプを
このスペースに装着することにより、水ポンプの
クランク室からの突出を抑制できる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図は、この考案の液冷エンジンの冷却装置
の断面図である。
同図において、エンジンEの上方にはクランク
軸8上にフライホイール1、冷却フアン2が取り
付けられ、その上方にはラジエータ8がシリンダ
ブロツク4からのフレーム20に支持されてい
る。
上記シリンダブロツク4にはシリンダヘツド1
9が固定されている。
また、シリンダブロツク4とクランク室カバー
体5とでクランク室6は形成されており、クラン
ク室6の下部には潤滑油が貯溜されている。
上記クランク室6のクランク軸方向の側壁6a
には、水ポンプ18が固定され、その駆動軸12
はポンプハウジング22に軸受22cを介して支
持されており、上記駆動軸12の外端部にはイン
ペラ13が固定され、内端部はクランク室6内に
突出しポンプギヤ11が固定されている。ポンプ
ハウジング22はその嵌合部22aで、クランク
室カバー体5に設けた嵌合孔23に嵌合されて、
図示しないボルトによりクランク室カバー体5に
固定されており、上記ポンプハウジング22には
さらにポンプカバー24が図示しないボルトによ
り固定されている。
クランク軸8はシリンダブロツク4とクランク
室カバー体5のそれぞれに設けられた軸受部4
a,5aでシリンダブロツク4とクランク室カバ
ー体5とに回転自在に支持されている。
また、クランク室6にはカム軸17が内蔵され
ており、このカム軸17も上記クランク軸8と同
様に、シリンダブロツク4、クランク室カバー体
5のそれぞれに設けた軸受部(図示せず)で、シ
リンダブロツク4とクランク室カバー体5に回転
自在に支持されている。
第1図の下面概略図である第2図において、ク
ランク軸8にはクランクギヤ9が、カム軸17に
はカムギヤ10がそれぞれ装着されており、たが
いにかみ合つている。
さらに、上記カムギヤ10は水ポンプ駆動軸1
2のポンプギヤ11とかみ合つている。つまり、
この実施例ではカムギヤ10およびポンプギヤ1
1が、カム軸17と水ポンプ駆動軸12とを連結
する回転伝動手段Aを構成している。
第1図において、シリンダブロツク4にはクラ
ンク軸8の軸受部4a、カム軸17の軸受部、お
よびシリンダブロツク4とクランク室カバー体5
との接合のためのノツク部(図示せず)が同時加
工されており、クランク室カバー体5にはクラン
ク軸8の軸受部5a、カム軸17の軸受部および
ノツク部(図示せず)の他に、水ポンプ取り付け
の嵌合孔23が同時加工されている。
さらに、クランク室カバー体5には、第2図に
示す据付足30が一体形成されており、この据付
足30を介してエンジンEが下方の作業機(図示
せず)に装着されている。すなわち、クランク室
側壁6aが、このエンジンEの据付面となつてい
る。
上記構成において、エンジンEの運転中、第1
図のクランク軸8の回転は、クランクギヤ9およ
びカムギヤ10を介してカム軸17に伝達され
る。さらに、カム軸17の回転はカムギヤ10お
よび水ポンプギヤ11を介して、水ポンプ駆動軸
12に伝達され、インペラ13が回転して冷却水
が加圧され、加圧された冷却水は吐出口14から
シリンダ内の水ジヤケツト15を経て、シリンダ
ヘツド19の水ジヤケツト15aに入り、エンジ
ンEを冷却した後、サーモスタツト31を通り、
導出通路32からラジエータ3に導出され、冷却
フアン2により放熱した後、導入通路33を通つ
て再び吸込口16から水ポンプ18内に吸い込ま
れる。
エンジンEの据付面であるクランク室6の側壁
6aに水ポンプ18を装着する場合、クランク軸
8に近接しすぎると、水ポンプ18がクランク軸
8や、クランク軸8の軸受5a、オイルシール5
b、出力取出用部材と干渉して取り付けられない
ことがあるが、クランク軸8からある程度離れた
カム軸17から水ポンプ18は駆動されるので、
クランク軸8の軸受5aの側方に水ポンプ18を
装着することができる。さらに、クランク室6の
下部には潤滑油が貯溜されているため、回転する
クランク軸8がこの潤滑油に干渉しないように、
軸受5aの長さは通常よりも長いものが採用され
ている。このため、水ポンプ18をエンジンEの
据付面であるクランク室側壁6aにおけるクラン
ク軸8の軸受5a幅内のスペースに装着すること
が可能となる。これにより、水ポンプ18がクラ
ンク室6から下方に突出するのが抑制され、エン
ジンEの高さが増加するのを防止できる。
さらに上記クランク室カバー体5には、水ポン
プ18の取り付けのための嵌合孔23が、クラン
ク軸8の軸受部5aおよびカム軸17の軸受部と
同時加工が可能となるので、水ポンプ駆動用のギ
ヤ10,11の中心間距離精度が出やすくなると
ともに、水ポンプ18が上記嵌合孔23へのはめ
込み式となるので、装着が容易である。
また、第1図のような縦軸型エンジンEで、ク
ランク室6の下部の側壁6aに水ポンプ18を取
り付けると水ポンプ18が冷却系の最下部に位置
するので、水ポンプ18内部への空気の吸い込み
がなくなる。
第3図はこの考案の他の実施例を示す図であ
る。
この実施例では、水ポンプ18の駆動軸12を
カム軸17に直結している。つまり、第4図に示
すように、駆動軸12の内端部に、突起部からな
る係合部12aを形成するとともに、カム軸17
の一端部に溝からなる被係合部17aを形成し、
係合部12aを被係合部17aに係合している。
したがつて、この実施例では係合部12aと被
係合部17aが、ポンプ駆動軸12とカム軸17
を連結する回転伝動手段Aを構成している。この
実施例においても、第1図の実施例と同様の効果
を得る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、水ポ
ンプ装着面を据付面としてクランク軸が垂直にな
るようにエンジンを配設し、クランク室内の下部
に潤滑油を貯溜して、上記水ポンプを、上記据付
面のクランク室側壁におけるクランク軸の軸受幅
内のスペースに装着したので、水ポンプがクラン
ク室から突出するのを抑制し、エンジンの高さが
増加するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す液冷エン
ジンの冷却装置の断面図、第2図は、第1図の下
面概略図、第3図は、他の実施例を示す液冷エン
ジンの冷却装置の断面図、第4図は、第3図にお
ける回転伝動手段Aの斜視図である。 E……エンジン、6……クランク室、6a……
クランク室側壁、10……カムギヤ、11……水
ポンプギヤ、12……水ポンプ駆動軸、17……
カム軸、18……水ポンプ、A……回転伝動手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 冷却水を循環させる水ポンプを、クランク軸
    方向のクランク室側壁に装着するとともに、上
    記水ポンプの駆動軸の一端部をクランク室内に
    突出させて、この一端部を回転伝動手段を介し
    て、カム軸に連結した液冷エンジンの冷却装置
    において、上記水ポンプ装着面を据付面として
    クランク軸が垂直になるようにエンジンを配設
    し、クランク室内の下部に潤滑油を貯溜して、
    上記水ポンプを、上記据付面のクランク室側壁
    におけるクランク軸の軸受幅内のスペースに装
    着したことを特徴とする液冷エンジンの冷却装
    置。 (2) 回転伝動手段は、上記駆動軸の一端部とカム
    軸とに設けられたギアからなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の液冷エンジンの冷却装
    置。 (3) 回転伝動手段は、上記駆動軸の一端部に設け
    た係合部と、カム軸の一端部に設けられてい
    て、上記係合部と相対回転不能に係合される被
    係合部とからなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の液冷エンジンの冷却装置。
JP1985081188U 1985-05-30 1985-05-30 Expired JPH0424103Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985081188U JPH0424103Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985081188U JPH0424103Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61197222U JPS61197222U (ja) 1986-12-09
JPH0424103Y2 true JPH0424103Y2 (ja) 1992-06-05

Family

ID=30627738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985081188U Expired JPH0424103Y2 (ja) 1985-05-30 1985-05-30

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JP (1) JPH0424103Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55117019A (en) * 1979-02-28 1980-09-09 Yamaha Motor Co Ltd Engine for use in small ship

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55117019A (en) * 1979-02-28 1980-09-09 Yamaha Motor Co Ltd Engine for use in small ship

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Publication number Publication date
JPS61197222U (ja) 1986-12-09

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