JPH087046Y2 - オイル通路構造 - Google Patents

オイル通路構造

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JPH087046Y2
JPH087046Y2 JP1989115221U JP11522189U JPH087046Y2 JP H087046 Y2 JPH087046 Y2 JP H087046Y2 JP 1989115221 U JP1989115221 U JP 1989115221U JP 11522189 U JP11522189 U JP 11522189U JP H087046 Y2 JPH087046 Y2 JP H087046Y2
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oil
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oil pump
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雅弘 小川
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はオイル通路構造に係り、特にオイル通路途
中にオイル冷却部を有し、このオイル冷却部によりオイ
ルを冷却するとともに、潤滑部位や油圧制御機構部位等
の所望部位にオイルを供給するオイル通路構造に関す
る。
[従来の技術] オイルポンプは、例えば変速比(ベルトレシオ)を変
える連続可変変速機の油圧制御機構の油圧源となって適
切な油圧と油量とを提供している。
前記オイルポンプを介設したオイル通路構造には、第
9図に示す如く、オイルポンプ144によってオイル溜り
部162からフィルタ156を介してオイルを吸入し、オイル
ポンプ144により加圧されたオイルをオイル供給通路158
によりバルブボディ142に供給するとともに、プライマ
リシーブたる図示しない被駆動側プーリの第2油圧室に
供給する。そして、バルブボディ142から各種潤滑部位
に供給するとともに、オイル冷却部たるオイルクーラ16
4に供給し、オイルを冷却した後に前記オイル溜り部162
に戻す経路を有するものがある。
また、第10図に示す如く、オイルポンプ144により加
圧されたオイルをオイル供給通路158によりオイルクー
ラ164に供給し、オイルを冷却した後に油圧調整バルブ1
70によって所望の油圧状態にオイルを調整し、各種潤滑
部位への供給やオイル溜り部162に戻す経路を有するも
のがある。
更に、第11図(a)に示す如く、オイルの温度が上昇
すると粘度が低下し、第11図(b)に示す如く、オイル
ポンプの効率(容積効率)は粘度が高い程向上する。す
なわち、第11図(c)に示す如く、一般的に油温が低い
程オイルポンプの効率は向上するものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来のオイル通路構造において、第9図に
開示される如く、オイルがオイルクーラ164によって冷
却された後にオイル溜り部162に戻されるものは、オイ
ルポンプによってオイルが再度吸入される際にフィルタ
を再度通過させる必要が生じ、オイルポンプの吸い上げ
仕事を減少させることができないという不都合がある。
また、冷却されたオイルの油温がオイル溜り部によっ
て再度上昇することにより、第11図(c)から明らかな
如く、オイルポンプの効率が低下するという不都合があ
る。つまり、油温には、 の関係が生ずるものである。
また、オイルの温度が上昇することにより、オイルの
粘度が低下してオイルが泡立ち易くなり、オイルポンプ
の効率が低下するとともに、騒音を惹起するという不都
合がある。
更に、フィルタを通過するオイルの油量が大であるこ
とにより、大なるフィルタを必要とし、大型化するとい
う不都合がある。
また、第10図に開示される如く、オイルクーラによる
冷却後にオイルの油圧を調整しつつ潤滑し、その後オイ
ル溜り部へ戻している。
このため、上述の第9図に開示されるものと同様に、
フィルタを通過するオイルの油量が大であり、大なるフ
ィルタを必要とし、大型化するという不都合がある。
[考案の目的] そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去するため
に、オイル冷却部によってオイル溜り部の油温よりも低
温に冷却された余剰のオイルをオイルポンプに戻すべく
オイル冷却部の供給側とフィルタとオイルポンプ間とを
連絡するオイル戻し通路を設けたことにより、オイル溜
り部の油温よりも低温に冷却された余剰のオイルをオイ
ルポンプに戻すことができ、オイルポンプの効率を向上
し得るとともに、オイルポンプの駆動トルクをも減少さ
せることができ、しかもフィルタを小型化し得るオイル
通路構造を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの考案は、オイルポンプ
によりフィルタを介してオイルを吸入し、オイルポンプ
により加圧されたオイルの一部を被潤滑・被冷却部位に
供給してオイル溜り部に戻る潤滑・冷却通路を設けると
ともに余剰のオイルをオイル供給通路によりオイル冷却
部に供給するオイル通路構造において、前記オイル冷却
部によってオイル溜り部の油温よりも低温に冷却された
余剰のオイルを前記オイルポンプに戻すべく前記オイル
冷却部の供給側と前記フィルタとオイルポンプ間とを連
絡するオイル戻し通路を設けたことを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、オイルポンプの駆動
時には、オイル冷却部によってオイル溜り部の油温より
も低温に冷却された余剰のオイルをオイル戻し通路によ
ってオイルポンプに再度戻し、低温のオイルによりオイ
ルポンプの効率を向上させるとともに、オイルポンプの
駆動トルクをも減少させ、しかもフィルタを小型化して
いる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜8図はこの考案の実施例を示すものである。第
2図において、2はエンジン、4は例えば変速比(ベル
トレシオ)を変える連続可変変速機である。
この変速機4の外側に変速機ケース6が覆設され、変
速機ケース6は、第2図に示す如く、レフトケース8と
ライトケース10とケース部12とからなる。
そして、レフトケース8内のベルト駆動式連続可変変
速機4は、ベルト14、駆動側プーリ16、駆動側固定プー
リ部片18、駆動側可動プーリ部片20、被駆動側プーリ2
2、被駆動側固定プーリ部片24、被駆動側可動プーリ部
片26を有し、前記駆動側プーリ16は、回転軸28に固定さ
れる駆動側固定プーリ部片18と、回転軸28の軸方向に移
動可能且つ回転不可能に前記回転軸28に装着された駆動
側可動プーリ部片20とからなる。また、前記被駆動側プ
ーリ22も、前記駆動側プーリ16と同様に、被駆動側固定
プーリ部片24と被駆動側可動プーリ部片26とからなる。
前記駆動側可動プーリ部片20と被駆動側可動プーリ部
片26とには、第1、第2ハウジング30、32が夫々装着さ
れ、第1、第2油圧室34、36が夫々形成される。このと
き、被駆動側の第2油圧室36内には、この第2油圧室36
の拡大方向に前記第2ハウジング32を付勢するばね等か
らなる付勢手段38を設ける。
前記レフトケース8のケース部12側にセパレートプレ
ート40を介してバルブボディ42を装着するとともに、前
記ライトケース10のレフトケース8側にオイルポンプ44
を装着する。
このオイルポンプ44は、第3、4図に示す如く、ポン
プハウジング46とポンプカバー48とポンプインナロータ
50とポンプアウタロータ52とからなる。
そして、オイルポンプ44のポンプハウジング46にポン
プマニホルド54を装着するとともに、このポンプマニホ
ルド54にフィルタ56を装着する。
ポンプマニホルド54内に、第5〜8図に示す如く、オ
イル供給通路58とオイル戻し通路60とを形成するととも
に、オイル供給通路58とオイル戻し通路60とを水平且つ
平行に設ける。
オイル通路経路は、第1図に示す如く、前記オイルポ
ンプ44によってオイル溜り部62からフィルタ56を介して
オイルを吸入し、オイルポンプ44により加圧されたオイ
ルをオイル供給通路58によりバルブボディ42に供給する
とともに、プライマリシーブたる前記被駆動側プーリ22
の第2油圧室36に供給する。そして、バルブボディ42か
らオイルの一部を潤滑・冷却通路66により被潤滑・被冷
却部位に供給するとともに、被潤滑・被冷却部位を通過
しないきれいな余剰のオイルをオイル冷却部たるオイル
クーラ64に供給し、余剰のオイルをオイル溜り部62の油
温よりも低温に冷却した後にオイル戻し通路60によって
前記オイルポンプ44に戻すものである。
つまり、オイルクーラ64によって冷却した余剰のオイ
ルを前記オイルポンプ44に戻すべくオイル戻し通路60を
前記オイル冷却部たるオイルクーラ64の供給側と前記フ
ィルタ56とオイルポンプ44間とを連絡して設ける。
前記潤滑・冷却通路66は、第1図から明らかな如く、
バルブボディ42において分岐され、オイルポンプ44から
バルブボディ42に供給されたオイルの一部を被潤滑・被
冷却部位に供給している。
次に作用について説明する。
前記エンジン2の稼動により連続可変変速機4の回転
軸28が回転すると、前記オイルポンプ44が駆動され、オ
イル溜り部62からフィルタ56を経てオイルを吸入し、オ
イルポンプ44によって加圧されたオイルをバルブボディ
42に供給するとともに、前記被駆動側プーリ22の第2油
圧室36に供給する。
そして、バルブボディ42から潤滑・冷却通路66を介し
て各部の被潤滑・被冷却部位にオイルの一部を供給する
とともに、被潤滑・被冷却部位を通過しないきれいな余
剰のオイルをオイルクーラ64に供給し、オイルクーラ64
からの余剰のオイルをオイル戻し通路60によって前記フ
ィルタ56とオイルポンプ44間に戻している。
また、前記被駆動側プーリ22の第2油圧室36に供給さ
れたオイルは、所望の変速比(ベルトレシオ)に変化さ
せ、連続可変変速機4の変速を行っている。
これにより、オイルクーラ64によってオイル溜り部62
の油温よりも低温に冷却された余剰のオイルをオイル戻
し通路60によりオイルポンプ44に戻すことができ、オイ
ルクーラ64の効率を向上し得るとともに、第11図(c)
から明らかな如く、オイルポンプ44の効率を向上させる
ことができ、実用上有利である。
また、オイルポンプ44の効率を向上させることができ
ることにより、オイルポンプ44の駆動トルクを減少させ
得るものである。
更に、オイルクーラ64を通過した余剰のオイルをオイ
ル戻し通路60によってオイルポンプ44に戻すことによ
り、オイル溜り部62からフィルタ56を経て吸入されるオ
イルの油量を減少させることができ、フィルタ56を通過
するオイルの油量が小となり、フィルタ56を小型化する
ことができる。
更にまた、オイルの温度が低下することにより、オイ
ルの粘度が上昇してオイルが泡立ち難くなり、オイルポ
ンプ44の効率を向上させることができるとともに、騒音
が惹起するのを確実に防止できるものである。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如くこの考案によれば、オイル冷
却部によってオイル溜り部の油温よりも低温に冷却され
た余剰のオイルをオイルポンプに戻すべくオイル冷却部
の供給側とフィルタとオイルポンプ間とを連絡するオイ
ル戻し通路を設けたので、オイル冷却部によってオイル
溜り部の油温よりも低温に冷却された余剰のオイルをオ
イル戻し通路によりオイルポンプに戻すことができ、オ
イルポンプの効率を向上させ得るとともに、オイルポン
プの駆動トルクを減少させ得るものである。また、オイ
ル冷却部を通過した余剰のオイルをオイル戻し通路によ
ってオイルポンプに戻すことにより、オイル溜り部から
フィルタへ経て吸入されるオイルの油量を減少させるこ
とができる、フィルタを通過するオイルの油量が小とな
り、フィルタを小型化し得るとともに、夾雑物の混入し
ない清浄な余剰のオイルをオイルポンプに戻すことがで
き、オイル循環時に不具合が生ずる惧れがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの考案の実施例を示し、第1図はオイル
通路構造の概略説明図、第2図はベルト駆動式連続可変
変速機の要部切欠き断面図、第3図はオイル供給通路と
オイル戻し通路との一部切欠き断面図、第4図はオイル
供給通路とオイル戻し通路との左側面図、第5図はポン
プマニホルドの正面図、第6図はポンプマニホルドの平
面図、第7図は第6図のVII-VII線による断面図、第8
図は第5図のVIII-VIII線による断面図である。 第9〜11図はこの考案の従来技術を示し、第9図はオイ
ル通路構造の概略説明図、第10図は他の従来例を示すオ
イル通路構造の概略説明図、第11図(a)はオイルの粘
度と油温との関係を示す図、第11図(b)はオイルポン
プの効率とオイルの粘度との関係を示す図、第11図
(c)はオイルポンプの効率と油温との関係を示す図で
ある。 図において、2はエンジン、4はベルト駆動式連続可変
変速機、6は変速機ケース、8はレフトケース、10はラ
イトケース、12はケース部、14はベルト、16は駆動側プ
ーリ、18は駆動側固定プーリ部片、20は駆動側可動プー
リ部片、22は被駆動側プーリ、24は被駆動側固定プーリ
部片、26は被駆動側可動プーリ部片、28は回転軸、32は
第2ハウジング、36は第2油圧室、40はセパレートプレ
ート、42はバルブボディ、44はオイルポンプ、46はポン
プハウジング、48はポンプカバー、50はポンプインナロ
ータ、52はポンプアウタロータ、54はポンプマニホル
ド、56はフィルタ、58はオイル供給通路、60はオイル戻
し通路、62はオイル溜り部、64はオイルクーラである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルポンプによりフィルタを介してオイ
    ルを吸入し、オイルポンプにより加圧されたオイルの一
    部を被潤滑・被冷却部位に供給してオイル溜り部に戻る
    潤滑・冷却通路を設けるとともに余剰のオイルをオイル
    供給通路によりオイル冷却部に供給するオイル通路構造
    において、前記オイル冷却部によってオイル溜り部の油
    温よりも低温に冷却された余剰のオイルを前記オイルポ
    ンプに戻すべく前記オイル冷却部の供給側と前記フィル
    タとオイルポンプ間とを連絡するオイル戻し通路を設け
    たことを特徴とするオイル通路構造。
JP1989115221U 1989-09-30 1989-09-30 オイル通路構造 Expired - Lifetime JPH087046Y2 (ja)

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JP1989115221U JPH087046Y2 (ja) 1989-09-30 1989-09-30 オイル通路構造

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Publication Number Publication Date
JPH0354212U JPH0354212U (ja) 1991-05-24
JPH087046Y2 true JPH087046Y2 (ja) 1996-02-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61123809U (ja) * 1985-01-23 1986-08-04

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JPH0354212U (ja) 1991-05-24

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