JP3330735B2 - エンジン一体形hst装置 - Google Patents

エンジン一体形hst装置

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JP3330735B2
JP3330735B2 JP18151494A JP18151494A JP3330735B2 JP 3330735 B2 JP3330735 B2 JP 3330735B2 JP 18151494 A JP18151494 A JP 18151494A JP 18151494 A JP18151494 A JP 18151494A JP 3330735 B2 JP3330735 B2 JP 3330735B2
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hst
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cylinder block
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訓彦 坂本
仁 石井
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Yanmar Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに一体的にH
ST式変速装置を付設し、該エンジンの回転を直接にH
ST式変速装置のポンプ軸に入力し、モータ軸の回転を
出力として取出し、エンジンの回転を無段変速可能にし
て取り出すことの出来るエンジン一体形HST装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンによりベルトやジョ
イント軸を介してHST式変速装置を駆動する技術は公
知とされているのである。しかし、エンジンのシリンダ
ブロックに一体的に付設したHST式変速装置を具備さ
せた技術は無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エンジンの
回転数を無段階に変速可能とし、かつ正転・逆転回転可
能な出力軸を具備したエンジンとする為に、エンジンの
クランク軸に直結した形でHST式変速装置を付設する
ものである。これにより、作業機にエンジンを搭載する
だけで、前進・後進回転と、無段階変速が可能となり、
作業機の側に変速装置や、後進変速装置等を構成する必
要が無くなるのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、エンジンのシ
リンダブロック5に貫設した穴に、下方からHST式変
速装置を固着して、該HST式変速装置を下方に向けて
突設し、HST式変速装置の内室と、エンジンのクラン
ク室とを連通するオイル通孔5aを設け、該オイル通孔
5aをHST式変速装置への作動油吐出・吸引油路とし
たものである。
【0005】請求項2においては、エンジンのシリンダ
ブロック5を覆蓋する側蓋を、HST式変速装置を構成
するHST側蓋1とし、該HST側蓋1に油圧ポンプP
と油圧モータMより構成されるHST式変速装置を内装
した構成において、HST側蓋1に設けた作動油の油溜
部と、HST側蓋1の外部のエンジン横側面に取り付け
たリザーブタンク21とを連通し、更に、該HST式変
速装置の作動油のオイルクーラーをパイピング23bと
してリザーブタンク21の上方に立設したものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、シリ
ンダブロック5の下方のデッドスペースにHST式変速
装置を装着することが出来るので、エンジンのスペース
を大きくする必要がないのである。また、エンジン潤滑
油をオイル通孔5aを介して、HST式変速装置の作動
油として兼用することが出来るので、潤滑油の冷却はエ
ンジンの冷却と同様に行うことが可能であり、HST式
変速装置の過熱焼きつきを無くすことが出来るのであ
る。
【0007】請求項2によれば、エンジンのシリンダブ
ロック5を覆蓋する側蓋に、HST式変速装置を取付
け、該HST式変速装置の作動油の油溜部と、側蓋外部
のエンジン横側面に取り付けたリザーブタンクとを連通
する一方、HST式変速装置の作動油のオイルクーラー
をリザーブタンク21の上方に立設したので、HST式
変速装置の作動油を、リザーブタンク21により補給で
きると共に、該リザーブタンク21に案内する部分のパ
イピング23により、オイルクーラーを兼用することが
可能となり、HST式変速装置の過熱焼きつきを防ぐこ
とが出来た。
【0008】
【実施例】次に実施例を説明する。図1はシリンダブロ
ック5の下方にHST式変速装置を装着した構成の正面
図、図2は同じく図1の構成の左側面図、図3はシリン
ダブロック5の側蓋部分にHST式変速装置を付設した
構成の正面図、図4は同じく図3の構成の左側面図、図
5はシリンダブロック5にHST側蓋1を付設してHS
T式変速装置を装着した構成の正面図である。
【0009】図6は図5の構成の左側面図、図7は図5
の構成の後面図、図8は図5の構成の平面図、図9は図
5の構成に付加してオイルリザーバーを設けた構成の正
面図である。
【0010】図1・図2に示す実施例について説明す
る。エンジンはシリンダブロック5を中心に構成されて
いる。該シリンダブロック5の裏面に冷却ファン14が
付設されている。該冷却ファン14の後面にはロープ式
始動装置25が付設されている。また、シリンダブロッ
ク5の上部には燃料タンク16が載置されており、シリ
ンダブロック5の正面側は側蓋6で覆蓋されている。ま
たシリンダブロック5の下面にHST式変速装置が付設
されており、該シリンダブロック5の下面には穴開口
し、オイル通孔5aを設けている。該オイル通孔5aよ
り、シリンダブロック5内のエンジン潤滑油が、そのま
まHST式変速装置の内部へ作動油として供給されるよ
うに構成している。即ち、エンジンのシリンダブロック
5に貫設した穴に、下方からHST式変速装置を固着し
て、該HST式変速装置を下方に向けて突設し、HST
式変速装置の内室と、エンジンのクランク室とを連通す
るオイル通孔5aを設け、該オイル通孔5aをHST式
変速装置への作動油吐出・吸引油路としているのであ
【0011】シリンダブロック5の下面に装着するHS
T式変速装置は、油圧ポンプPと油圧モータMとその間
に挟持されたセンタープレートCにより構成されてい
る。そしてエンジンの正面のバランサー軸7側にポンプ
軸12を突出し、裏面側にモータ軸15を突出してい
る。そして、バランサー軸7に固定したプーリー9と、
ポンプ軸12に固定したプーリー8との間にVベルト1
0を介装している。11は油圧ポンプPの斜板を回動す
る変速レバーである。図1の実施例においては、エンジ
ンを載置した載置台13の下方にHST式変速装置が突
出されている。
【0012】次に、図3と図4に図示した構成を説明す
る。該実施例の場合には、シリンダブロック5の裏側に
冷却ファン14とロープ式始動装置25が固定されてい
る点は同じである。そして、シリンダブロック5の正面
側は側蓋6により覆蓋し、該側蓋6の手前側にセンター
プレート17を介装して、次にHSTケース3を覆蓋し
ている。該センタープレート17に、油圧ポンプPや油
圧モータMの接当回転面が設けられている。この構成に
おいては、HST式変速装置が上下に真直ぐに配置され
ており、モータ軸15はクランク軸やバランサー軸7よ
りも上方に突出されることとなる。
【0013】次に、図5から図8に図示した構成につい
て説明する。該実施例においては、シリンダブロック5
の裏面に冷却ファン14とロープ式始動装置25を付設
している点は同じであるが、シリンダブロック5の表側
には、側蓋とHSTケースとを一体的に構成したHST
側蓋1を覆蓋して、シリンダブロック5の正面開口を閉
鎖している。そして、該HST側蓋1の奥の側にクラン
ク軸やバランサー軸7やポンプ軸12やモータ軸15の
軸受面を設け、また該HST側蓋1の正面側の開口部
を、油路板2により覆蓋して、該油路板2内には、高圧
低圧の閉鎖油路が構成され、更にポンプ軸12とモータ
軸15の手前側の軸受部をも構成している。この実施例
においては、HST式変速装置は右側のモータ軸15の
側が高い姿勢で傾斜配置されている。
【0014】図9の構成においては、HSTケース3内
の作動油を溜めるリザーブタンク21を、HSTケース
3の外部でシリンダヘッドHの下部に配置している。該
リザーブタンク21とHSTケース3の下部との間をパ
イピング23aで連結し、またリザーブタンク21から
上方へパイピング23bを突出し、HSTケース3の上
部から突出したパイピング22と連結し、上部に作動油
供給口20を構成している。該リザーブタンク21とパ
イピング23bとパイピング22の部分が、冷却ファン
14からの冷却風の通過する部分に露出しており、作動
油の冷却部を構成している。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、エンジ
ンのシリンダブロック5に貫設した穴に、下方からHS
T式変速装置を固着して下方に向けて突設し、HST式
変速装置の内室と、エンジンのクランク室とを連通する
オイル通孔5aを設け、該オイル通孔5aをHST式変
速装置への作動油油路としたので、シリンダブロック5
の下方のデッドスペースにHST式変速装置を装着する
ことが出来るので、エンジンのスペースを大きくする必
要がないのである。また、エンジン潤滑油をオイル通孔
5aを介して、HST式変速装置の作動油として兼用す
ることが出来るので、潤滑油の冷却はエンジンの冷却と
同様に行うことが可能であり、HST式変速装置の加熱
焼きつきを無くすことが出来るのである。
【0016】請求項2の如く、エンジンのシリンダブロ
ック5を覆蓋する側蓋に、HST式変速装置を取付け、
該HST式変速装置の作動油の油溜部と、側蓋外部のエ
ンジン横側面に取り付けたリザーブタンクとを連通する
一方、HST式変速装置の作動油のオイルクーラーをリ
ザーブタンク21の上方に立設したので、HST式変速
装置の作動油を、リザーブタンク21により補給できる
と共に、該リザーブタンク21に案内する部分のパイピ
ング23bにより、オイルクーラーを兼用することが可
能となり、HST式変速装置の加熱焼きつきを防ぐこと
が出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダブロック5の下方にHST式変速装置
を装着した構成の正面図。
【図2】同じく図1の構成の左側面図。
【図3】シリンダブロック5の側蓋部分にHST式変速
装置を付設した構成の正面図。
【図4】同じく図3の構成の左側面図。
【図5】シリンダブロック5にHST側蓋1を付設して
HST式変速装置を装着した構成の正面図。
【図6】図5の構成の左側面図。
【図7】図5の構成の後面図。
【図8】図5の構成の平面図。
【図9】図5の構成にオイルリザーバーを設けた構成の
正面図。
【符号の説明】
1 HST側蓋 2 油路板 3 HSTケース 5 シリンダブロック 6 側蓋 7 バランサー軸 11 変速レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 61/06 F16H 39/08 F16H 57/02 511

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロック5に貫設し
    た穴に、下方からHST式変速装置を固着して、該HS
    T式変速装置を下方に向けて突設し、HST式変速装置
    の内室と、エンジンのクランク室とを連通するオイル通
    孔5aを設け、該オイル通孔5aをHST式変速装置へ
    の作動油吐出・吸引油路としたことを特徴とするエンジ
    ン一体形HST装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのシリンダブロック5を覆蓋す
    る側蓋を、HST式変速装置を構成するHST側蓋1と
    し、該HST側蓋1に油圧ポンプPと油圧モータMより
    構成されるHST式変速装置を内装した構成において、
    HST側蓋1に設けた作動油の油溜部と、HST側蓋1
    の外部のエンジン横側面に取り付けたリザーブタンク2
    1とを連通し、更に、該HST式変速装置の作動油のオ
    イルクーラーをパイピング23bとしてリザーブタンク
    21の上方に立設したことを特徴とするエンジン一体形
    HST装置。
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