JPH05171915A - 自動二輪車用エンジンのブリーザ装置 - Google Patents
自動二輪車用エンジンのブリーザ装置Info
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- JPH05171915A JPH05171915A JP33711991A JP33711991A JPH05171915A JP H05171915 A JPH05171915 A JP H05171915A JP 33711991 A JP33711991 A JP 33711991A JP 33711991 A JP33711991 A JP 33711991A JP H05171915 A JPH05171915 A JP H05171915A
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- JP
- Japan
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- breather
- oil
- hole
- motorcycle
- chamber
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
る。 【構成】ブリーザ室21をクランク室6上方の車幅方向
に沿って延設するとともに、圧力孔24およびブリーザ
孔25を車幅方向に離間させ、自動二輪車が左右に転倒
した際におけるクランク室6内のオイル20の油面に対
し、圧力孔24並びにブリーザ孔25の少なくとも片方
が油面上に位置するようにした。
Description
ブリーザ装置に関する。
力は、ブローバイガスの漏出やピストンの往復などに伴
って絶えず変動するので、クランク室内の圧力変動を外
部に逃がすためのブリーザ孔をクランクケースに設ける
必要がある。ところが、クランク室内に注入されたオイ
ルが圧力変動とともに上記ブリーザ孔から流出してしま
うおそれがあるため、ブリーザ孔の内側には迷路状に形
成されたブリーザ室が設置され、このブリーザ室とクラ
ンク室とを連通させる圧力孔が設けられてブリーザ装置
が構成される。このようなブリーザ装置において、ブロ
ーバイガスとオイル分の混合ガスは圧力孔よりブリーザ
室に流入し、オイル分は分離されてクランク室に戻り、
ブローバイガスのみがブリーザ孔より外部に排出され
る。
クランク室の上部や側部に上記ブリーザ室が配置される
レイアウトとなる。
輪車用エンジンのクランク室内はスペースが非常に限ら
れており、ブリーザ室の容積を大きく確保することがで
きない。このためクランク室内のオイル容量に比べてブ
リーザ室の容積が小さく、自動二輪車が転倒した際にブ
リーザ室に流入したオイルが溢れ、ブリーザ孔より外部
に流出するおそれがあった。
たもので、自動二輪車の転倒時にオイルが流出するおそ
れのないエンジンのブリーザ装置を提供することを目的
とする。
め、本発明に係る自動二輪車用エンジンのブリーザ装置
は、クランクケースに設けられたブリーザ孔の内側にブ
リーザ室を設置し、このブリーザ室とクランク室とを圧
力孔で連通させた自動二輪車用エンジンのブリーザ装置
において、ブリーザ室をクランク室上方の車幅方向に沿
って延設するとともに、上記ブリーザ孔および圧力孔を
車幅方向に離間させ、自動二輪車が左右に転倒した際に
おけるクランク室内のオイルの油面に対し、ブリーザ孔
並びに圧力孔の少なくとも片方が油面上に位置するよう
にしたことを特徴としている。
うに構成することにより、自動二輪車が左右どちらに転
倒してもクランク室内のオイルがブリーザ孔から流出し
ない。
しながら説明する。
動二輪車用パワーユニットの左側面図、図2は図1のII
−II線に沿う断面図である。このパワーユニット1は一
般的なレイアウトを持っており、4ストローク単気筒で
あるエンジン2のクランクケース3左側方に、後方へ延
びるスイングケース4が一体的に連接され、スイングケ
ース4の後部にスクータの後輪5が軸支されている。
されたクランクシャフト7の左端はスイングケース4内
に突出しており、クランクシャフト7の回転はドライブ
プーリ8、Vベルト9、ドリブンプーリ10、クラッチ
11を経てドライブシャフト12に伝達され、さらに連
続ミッション機構13によって減速された後に後輪5を
支持するリヤアクスルシャフト14に伝えられる。
しており、図4は前記エンジン2の右側面図である。ク
ランクケース3は、例えばエンジンセンタ(E.C)を
境に左右に分割される型式のものである。クランクケー
ス3の右側面にはジェネレータカバー16が被装され、
内部にジェネレータ17が配置されている。なお、クラ
ンク室6内にはオイル20が規定のレベルまで注入され
る。
6の上方にはブリーザ室21が自動二輪車の車幅方向
(図3の左右方向)に延設されている。このブリーザ室
21は、例えば隔壁22によって第1ブリーザ室21a
と第2ブリーザ室22bとに分割され、隔壁22の連通
孔23で繋っている。
1へ逃がすための圧力孔24は、例えば第1ブリーザ室
21aの底面に形成され、クランクケース3の分割面に
隣接している。
ブリーザ孔25は、第2ブリーザ室21bの上部に設け
られ、ユニオン26が圧入されている。このユニオン2
6にはホース27が接続され、ホース27は図1に示す
エアクリーナ28に繋っている。なお、隔壁22には圧
力孔24側へ延びるリブ29が設けられている。
幅方向に離間されており、図5および図6に示すように
自動二輪車が左右に転倒してクランクケース3が側転し
た際に、オイル20の油面に対して圧力孔24並びにブ
リーザ孔25の少なくとも片方が油面上に位置するよう
になっている。圧力孔24とブリーザ孔25の配置は左
右逆でもよい。
した際、オイル20は圧力孔24より第1ブリーザ室2
1a内に流れ込み、第2ブリーザ室21bにも多少のオ
イル20が入るが、ブリーザ孔25がオイル20の油面
よりも高所となるため、オイル20がブリーザ孔25か
ら外部へ流出することはない。このとき隔壁22は、第
2ブリーザ室21bへオイル20が流入するのを遅延さ
せる働きを持つ。
転倒した際、圧力孔24がオイル20の油面よりも高所
となるため、オイル20が第1ブリーザ室21aに流入
することはなく、万一多少のオイル20が第1ブリーザ
室21aに流入してもリブ29によって阻止され、第2
ブリーザ室21bに入ることはない。このため、ブリー
ザ孔25がオイル20の油面下(油面の延長面下)にあ
るにも拘らず、オイル20がブリーザ孔25より流出す
るおそれはない。
ランク室内のオイル容量に比べてブリーザ室の容積が小
さくても、自動二輪車の転倒時におけるオイル漏れを確
実に防止することができる。
輪車用エンジンのブリーザ装置は、クランクケースに設
けられたブリーザ孔の内側にブリーザ室を設置し、この
ブリーザ室とクランク室とを圧力孔で連通させた自動二
輪車用エンジンのブリーザ装置において、ブリーザ室を
クランク室上方の車幅方向に沿って延設するとともに、
上記ブリーザ孔および圧力孔を車幅方向に離間させ、自
動二輪車が左右に転倒した際におけるクランク室内のオ
イルの油面に対し、ブリーザ孔並びに圧力孔の少なくと
も片方が油面上に位置するようにしたことを特徴として
いる。
比べてブリーザ室の容積が小さい場合でも、自動二輪車
が転倒した際にオイルがブリーザ孔から流出するおそれ
がない。
トの左側面図。
I 線に沿う断面図。
III −III 線に沿う断面図。
III −III 線に沿う断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクケースに設けられたブリーザ孔
の内側にブリーザ室を設置し、このブリーザ室とクラン
ク室とを圧力孔で連通させた自動二輪車用エンジンのブ
リーザ装置において、ブリーザ室をクランク室上方の車
幅方向に沿って延設するとともに、上記ブリーザ孔およ
び圧力孔を車幅方向に離間させ、自動二輪車が左右に転
倒した際におけるクランク室内のオイルの油面に対し、
ブリーザ孔並びに圧力孔の少なくとも片方が油面上に位
置するようにしたことを特徴とする自動二輪車用エンジ
ンのブリーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03337119A JP3102111B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 自動二輪車用エンジンのブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03337119A JP3102111B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 自動二輪車用エンジンのブリーザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171915A true JPH05171915A (ja) | 1993-07-09 |
JP3102111B2 JP3102111B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=18305620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03337119A Expired - Fee Related JP3102111B2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 自動二輪車用エンジンのブリーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102111B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270652A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のブリーザ構造 |
JP2008208843A (ja) * | 2002-06-10 | 2008-09-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両におけるエンジンのブローバイガス還元装置 |
JP2010084651A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | エンジンのオイルレベルゲージ配置構造 |
US9670807B2 (en) | 2014-07-08 | 2017-06-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Breather structure for internal combustion engine |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP03337119A patent/JP3102111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008208843A (ja) * | 2002-06-10 | 2008-09-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両におけるエンジンのブローバイガス還元装置 |
JP2007270652A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のブリーザ構造 |
JP4691465B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のブリーザ構造 |
JP2010084651A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Honda Motor Co Ltd | エンジンのオイルレベルゲージ配置構造 |
US9670807B2 (en) | 2014-07-08 | 2017-06-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Breather structure for internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3102111B2 (ja) | 2000-10-23 |
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