JPH0423989Y2 - - Google Patents

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JPH0423989Y2
JPH0423989Y2 JP1986183077U JP18307786U JPH0423989Y2 JP H0423989 Y2 JPH0423989 Y2 JP H0423989Y2 JP 1986183077 U JP1986183077 U JP 1986183077U JP 18307786 U JP18307786 U JP 18307786U JP H0423989 Y2 JPH0423989 Y2 JP H0423989Y2
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bit
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bit body
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JP1986183077U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、岩盤等を穿孔する際に使用される
ボタンビツトに関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種のボタンビツトとしては、例え
ば、第5図および第6図に示すようなものが知ら
れている。
このボタンビツトAは、軸線周りに回転するビ
ツト本体1の先端部に断面円形状をなす凹部2が
形成され、この凹部2に刃体3がその先端部を突
出させた状態で植設されてなるものである。この
刃体3はセラミツクス、あるいは超硬合金などを
素材とし、上記凹部2に締め代をもつて嵌合せし
められるほぼ円柱状の取付部3aと、この取付部
3aの先端部に形成され、径が上記取付部3aの
径と同一の半球状をなす穿孔部3bとで構成され
ている。
そして、上記構成のボタンビツトAは、その軸
線周りに回転しながらその先端部の刃体3の穿孔
部3bで岩盤等を破砕しつつ穿孔を行うようにな
つている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記ボタンビツトAにおいては、穿
孔時の負荷により、刃体3がビツト本体1の表面
より2〜3mm下のところで破砕したり、刃体3が
ビツト本体1より脱落してしまうという現象が起
き易かつた。
「考案の目的」 この考案は、刃体が破砕したり、ビツト本体か
ら脱落するのを防止することができるボタンビツ
トを提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案は、先端部に
断面円形状をなす凹部が形成されたビツト本体
と、後端部に上記凹部に締まり嵌められる円柱状
の取付部が形成され、先端部に上記ビツト本体の
凹部から突出した略半球状の穿孔部が形成された
刃体とを備えたボタンビツトにおいて、上記取付
部の半径を、上記穿孔部の半径より大きく、かつ
該穿孔部の半径の1.2倍以内とし、上記取付部の
先端周縁と上記穿孔部の周縁との間に、上記取付
部の先端周縁側から上記穿孔部の周縁側へ向かう
に従つて漸次先端側へ向かうように形成され、か
つ上記穿孔部に接する凹湾曲面を形成したもので
ある。
「実施例」 以下、この考案の一実施例を第1図および第2
図を参照して説明する。
これらの図において符号10はビツト本体を示
す。このビツト本体10は上記ビツト本体1と同
様に形成されており、ビツト本体1と異なる点
は、先端部にビツト本体1の凹部2より大径の凹
部11が形成されている点であり、これら凹部1
1には、下記に述べる刃体12が固定されてい
る。
すなわち、上記刃体12は、第2図に示すよう
に、後端部が上記凹部11への圧入を容易にする
ために切頭円錐状に形成され、従来の刃体3の取
付部3aより大径の略円柱状の取付部12aと、
この取付部12aの先端側に形成され、従来の刃
体3の穿孔部3bと同径の略半球状の穿孔部12
bとを備え、取付部12aの先端周縁と穿孔部1
2bの周縁との間は上記取付部の先端周縁側から
上記穿孔部の周縁側へ向かうに従つて漸次先端側
へ向かい、かつ上記穿孔部に接するようにして形
成された凹湾曲面12cにより連結されている。
ここで、上記従来の刃体3の取付部3a,穿孔部
3b、および上記刃体12の穿孔部12bの半径
をr、取付部12aの半径をRとすると、これら
Rおよびrの値は、r<R≦1.2rとなるように設
定する。Rをrの1.2倍以下とするのは、Rをr
の1.2倍より大きくすると、ビツト本体10に対
して、取付部の断面積が大きくなりすぎて、凹部
11と凹部11の間の肉厚が小さくなり、ビツト
本体10の強度が低下して穿孔作業に支障をきた
すためである。
そして上記構成の刃体12は、その取付部12
aをその先端部が上記ビツト本体10の凹部11
の上端面に面一になるようにして凹部11に締ま
り嵌めることにより、ビツト本体10の先端部に
強固に固定されている。なお、上記締まり嵌めの
方法としては、圧入、焼き嵌め等が採用されてい
る。
上記構成のボタンビツトによれば、ビツト本体
10の先端部に締まり嵌めることにより固定する
刃体12をその取付部12aが従来の刃体3の取
付部3aより大径になるように形成したので、取
付部12aをビツト本体10の凹部11に締まり
嵌めた際における取付部12aと凹部11との密
着面積が従来のものより広くなり、その分だけビ
ツト本体10による締め付け力が強くなる。従つ
て、刃体12がビツト本体1の表面下で破砕した
り、ビツト本体10から脱落するのを防止するこ
とができる。
また、刃体12を第2図に破線14で示すよう
に、穿孔部と取付部12aとの径が同一になるよ
うにして形成すると、ボタンビツトによる岩盤の
穿孔時において、穿孔部と岩盤との接触面積が大
きくなり、岩盤から受ける反力が大きくなるの
で、ボタンビツトの掘削速度が低下するが、上記
ボタンビツトでは、穿孔部12bの径は拡径され
ていないので、上記のような掘削速度の低下を防
止することができる。
さらに、第3図および第4図に示すようにして
取付部12aの先端部に穿孔部12bを形成した
場合には、穿孔時あるいは刃体12の成形時に角
部15あるいは16に応力が集中しクラツクが発
生するおそれがあるが、上記ボタンビツトでは、
その刃体12の取付部12aの先端周縁と穿孔部
12bの周縁との間を上記取付部の先端周縁側か
ら上記穿孔部の周縁側へ向かうに従つて漸次先端
側へ向かい、かつ上記穿孔部に接するようにして
形成された凹湾曲面12cにより連結したので、
上記のようなクラツクの発生を防止することがで
きる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案によれば、先端
部に断面円形状をなす凹部が形成されたビツト本
体と、後端部に上記凹部に締まり嵌められるほぼ
円柱状の取付部が形成され、先端部に上記ビツト
本体の凹部から突出した略半球状の穿孔部が形成
された刃体とを備えたボタンビツトにおいて、上
記取付部を上記穿孔部より大径に形成したので、
取付部をビツト本体の凹部に締まり嵌めた際にお
ける取付部と凹部との密着面積が従来のものより
広くなる。よつて、上記締まり嵌めの締め付け力
が強くなるので、刃体が破砕したり、ビツト本体
から脱落するのを防止することができる。しか
も、取付部の半径を、穿孔部の半径の1.2倍以内
としているので、ビツト本体の強度を低下させる
ことがない。
また上記取付部の先端周縁と上記穿孔部の周縁
との間に、上記取付部の先端周縁側から上記穿孔
部の周縁側へ向かうに従つて漸次先端側へ向かう
ように形成され、かつ上記穿孔部に接する凹湾曲
面を形成したので、取付部と穿孔部との間に応力
が集中する部分がなく、よつて、穿孔時あるいは
刃体の成形時に応力集中に起因するクラツクの発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の一実施例を
示す図であり、第1図は、ボタンビツトの断面
図、第2図は、ボタンビツトの要部の断面図、第
3図および第4図はボタンビツトの効果を説明す
るための図、第5図および第6図は従来のボタン
ビツトの一例を示す図であり、第5図は、ボタン
ビツトの平面図、第6図は、第5図中の−線
に沿う矢視断面図である。 10……ビツト本体、11……凹部、12……
刃体、12a……取付部、12b……穿孔部、1
2c……凹湾曲面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端部に断面円形状をなす凹部が形成されたビ
    ツト本体と、後端部に上記凹部に締まり嵌められ
    る円柱状の取付部が形成され、先端部に上記ビツ
    ト本体の凹部から突出した略半球状の穿孔部が形
    成された刃体とを備えたボタンビツトにおいて、 上記取付部の半径を、上記穿孔部の半径より大
    きく、かつ該穿孔部の半径の1.2倍以内とし、 上記取付部の先端周縁と上記穿孔部の周縁との
    間に、上記取付部の先端周縁側から上記穿孔部の
    周縁側へ向かうに従つて漸次先端側へ向かうよう
    に形成され、かつ上記穿孔部に接する凹湾曲面を
    形成したことを特徴とするボタンビツト。
JP1986183077U 1986-11-28 1986-11-28 Expired JPH0423989Y2 (ja)

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JP1986183077U JPH0423989Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JP1986183077U JPH0423989Y2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28

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JPS6391583U JPS6391583U (ja) 1988-06-14
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ID=31129477

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196616A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 三菱マテリアル株式会社 掘削ビット
US11821264B2 (en) 2018-09-28 2023-11-21 Mitsubishi Materials Corporation Drilling tip and drill bit
JP7294030B2 (ja) * 2018-09-28 2023-06-20 三菱マテリアル株式会社 掘削チップおよび掘削ビット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6278394A (ja) * 1985-09-02 1987-04-10 サントレ−ド リミテイド ロツクドリルバイト用のボタンインサ−ト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6278394A (ja) * 1985-09-02 1987-04-10 サントレ−ド リミテイド ロツクドリルバイト用のボタンインサ−ト

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JPS6391583U (ja) 1988-06-14

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