JPH0423934A - 電動リール - Google Patents

電動リール

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JPH0423934A
JPH0423934A JP12735990A JP12735990A JPH0423934A JP H0423934 A JPH0423934 A JP H0423934A JP 12735990 A JP12735990 A JP 12735990A JP 12735990 A JP12735990 A JP 12735990A JP H0423934 A JPH0423934 A JP H0423934A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リール本体に回転不能状態に支持された電動
モータを釣り糸巻取り用の回転体に内装し、この電動モ
ータの出力軸からの回転動力と、手動巻取り用のハンド
ルからの回転動力との夫々を回転体に同時に伝えて、該
回転体の巻取り方向への回転を行い得るよう遊星ギヤ式
の減速機構を備えて成る電動リールに関し、詳しくは、
回転体から釣り糸を繰出すための技術に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、上記の如く構成された電動リールとしては、実開
平1−94065号公報に示されるものか存在し、この
従来例では、スプール(回転体)に釣り糸を巻取る際に
は、電動モータの駆動と共に、ハンドルを回動操作する
ことにより、電動モータの駆動速度にハンドルの回動速
度とが併せられ、比較的高速て釣り糸の巻取りを行なえ
るように構成されている。
又、このように遊星ギヤ式の減速機構を有するものでは
、魚の引きが電動モータを逆転させるはと強い場合にも
ハンドル操作によってスプールを巻取方向に回動操作で
きるよう電動モータの出力軸とリール本体との間に逆転
防止用の一方向クラッチを介装するのか普通である。
尚、一方向クラッチを備えない構造のものでは、前述の
如く魚の引きが強い場合にハンドル巻取り方向に操作す
ると遊星ギヤの特性からスプールを逆転させるものとな
る。
又、このように一方向クラッチを備えた電動リールては
電動モータの逆転駆動によりスプールから釣り糸を繰出
せないので、従来、この種のリールでは、スプールに連
係する伝動系のクラッチの切り操作によりスプールを自
由転動状態に設定してスプールから釣り糸の繰り出しを
行っているのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、電動リールては、スプールの回転の制御により
仕掛に「シャクリ」運動を行わせるという動作を比較的
簡単に、しかも、繰返して行えるので、スプールの逆転
によりスプールから迅速に釣り糸を繰出すための技術が
望まれるようになった。
尚、従来からの電動リールでは、予め設定した時間だけ
スプールを巻取り方向に駆動した後、予め設定した時間
だけスプールを停止させる動作を自動的に繰返すものが
存在し、この種の動作を行うリールでは、自動的にスプ
ールから釣り糸の繰出しを行えないので、「シャクリ」
を伝動モータの駆動で行う場合には、適当な時間毎にク
ラッチを人為的に切り操作してスプールから釣り糸を繰
出す操作を必要とする。
本発明の目的は、前述のように電動モータからの動力を
遊星ギヤ式の減速機構を介してスプールを駆動する電動
リールにおいて、魚の引きが強い場合でもハンドルによ
る釣り糸の巻取りを可能にすると共に、電動モータの逆
転駆動による釣り糸の繰出しを可能にする電動リールを
合理的に構成する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は、冒頭に記したように構成された電動リ
ールにおいて、電動モータの出力軸の巻取り方向への回
転を許す一方向クラッチ状態と、この出力軸の釣り糸繰
出し方向への回転を許す転動状態とに切換え自在な回転
制御機構を備えると共に、電動モータの出力軸を釣り糸
繰出し方向へ駆動回転させる電力供給手段を備え、電動
モータの出力軸を釣り糸繰出し方向へ駆動するよう、こ
の電力供給手段を機能させると同時に、回転割前機構を
転動状態に設定する制御手段を備えて成る点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
〔作 用〕
上記特徴を例えば第1図乃至第10図に示すように構成
すると、回転割前機構(R)を一方向クラッチ状態に設
定した場合には、電動モータ(6)の出力軸(6a)の
逆転か阻止されるので、釣り糸(43)に対して極めて
大きい張力が作用した場合でも、ハンドル(4)の操作
によって釣り糸(43)の巻取りか可能になると共に、
この回転制御機構(R)を転動状態に設定し、電力供給
手段(S)からの電力により電動モータ(6)を逆転さ
せた場合には、回転体(2)は何ものにも拘束されずに
釣り糸(43)の繰出し方向に駆動されることになる。
つまり、仕掛に「シャクリ」運動を行わせる場合のよう
に、回転体(2)から釣り糸(43)の繰出しを行う必
要のある場合でも制御手段(F)を介して釣り糸(43
)の繰出しを容易に行えるのである。
〔発明の効果〕
従って、魚の引きか極めて強い場合でも、ハンドルによ
る釣り糸の巻取りを無理なく行うと共に、釣り人かクラ
ッチを操作する等の煩わしさを感じさせること無く、回
転体から迅速に釣り糸の繰出しを行える電動リールが合
理的に構成されたのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図に示すように、左右のサイドケース(
1)、 (1)の間にレベルワインド機構(A)、スプ
ール(2)(回転体の一例)夫々を前後位置に配置する
と共に、右側のサイドケース(1)の外部にドラグ操作
具(3)、ハンドル(4)夫々を備え、又、左右のサイ
ドケース(1)、 (1)の上部同士の間に亘って制御
ケース(5)を備えて釣り用の電動リールを構成する。
このリールではスプール(2)の内部に直流型の電動モ
ータ(6)、遊星減速機構(B)夫々が内装され、この
遊星減速機構(B)の筒状軸(7)には右側のサイドケ
ース(1)の内部に立設した軸体(8)を挿通してあり
、この軸体(8)には、筒状軸(7)の端部と係脱自在
なりラッチスリーブ(9)が外嵌されている。
又、右側のサイドケース(1)に立設した支軸(lO)
と同軸状に遊転支承したハンドル軸(11)に対して、
前記ドラグ操作具(3)を螺合させると共に、前記ハン
ドル(4)を固設してあり、このハンドル軸(11)の
内端側にはドラグ機構(12)、及び、ラチェット機構
(C)が備えられている。
そして、ハンドル(4)を巻取り方向に回動操作した場
合には、ハンドル(4)の回動力がドラグ機構(12)
の出力ギヤ(12a)を介してクラッチスリーブ(9)
の入力ギヤ(9a)に伝えられ、更に、筒状軸(7)、
遊星減速機構(B)夫々を介してスプール(2)に伝え
られる結果、スプール(2)を回転させるようになって
いる。
尚、ドラグ機構(12)は、ドラグ操作具(3)の回転
操作によって、その内部の摩擦板同士の圧接力を調節し
得るよう構成され、ラチェット機構(C)は、ラチェッ
トホイール(13)と、ラチェツト爪(14)と、この
ラチェツト爪(14)の姿勢を切換操作する切換レバー
(15)とで成り、第2図に示す姿勢にラチェツト爪(
14)の姿勢を設定しておくと、ハンドル(4)の巻取
り方向のみの回動操作が許されると共に、後述する電動
モータ(6)による巻取り方向へのスプール(2)の駆
動が可能となり、ラチェツト爪(14)をラチェットホ
イール(13)から離間する姿勢に設定すると、スプー
ル(2)の自由転動が可能になると同時に、電動モータ
(6)による巻取方向へのスプール(2)の駆動か不能
となる。
又、遊星ギヤ式の減速機構(B)は電動モータ(6)の
出力軸(6a)に直結した第1太陽ギヤ(16)と、こ
れに咬合する第1遊星ギヤ(17)ど、第1遊星ギヤ(
17)のキャリヤ(18)に固設した第2太陽ギヤ(1
9)と、これに咬合する第2遊星ギヤ(20)とで成り
、第1、第2遊星ギヤ(17)、 (20)はスプール
(2)の内歯ギヤ部(2a)に咬合し、第2遊星ギヤ(
20)のキャリヤ部と一体的に前記筒状軸(7)か形成
され、この減速機構(B)では、前記ラチェット機構(
C)が機能し、筒状軸(7)の繰出し方向への回転が阻
止されている状態(ハンドル(4)の巻取り方向への回
転操作が行われている状態も含む)で電動モータ(6)
の駆動力によりスプール(2)を巻取り方向に回転でき
るように構成されている。
尚、レベルワインド機構(A)は、螺軸(21)の回転
によりガイド杆(22)に案内される状態で往復移動す
る糸案内具(23)を備えて成り、このレベルワインド
機構(A)がスプール(2)の回転に連係して駆動させ
るよう、螺軸(21)の入力ギヤ(21a)とスプール
(2)に一体形成された出力ギヤ(24)との間には複
数の中間ギヤ(25)・・が介装されている。
又、このリールでは筒状軸(7)の係合部とクラッチス
リーブ(9)とを合わせてクラッチ機構(D)と称し、
このクラッチ機構(D)では、クラッチスリーブ(9)
に係合するシフタ(26)を有すると共に、このシフタ
(26)を介してクラッチスリーブ(9)を保合解除方
向に操作するようカム面(27a)、 (27a)が形
成されたスライドプレート(27)を有し、更に、この
スライドプレート(27)をスライド操作するための電
動モータ型のアクチュエータ(28)を有している。
尚、このアクチュエータ(28)の出力軸(28a)に
はピニオンギヤ(29)を設け、スライドプレート(2
7)のラックギヤ(30)に咬合させ、又、右側のサイ
ドケース(1)の内部にはラチェットホイール(13)
が巻取方向に回転したことを検出する巻上げセンサ(3
1)を設けてあり、又、クラッチ機構(D)を手動で大
切操作するための操作レバー(52)も備えている。
このリールでは、左側のサイドケース(1)に外部電源
(図示せず)からの電流が供給されるコネクタ(51)
、及び、スタートスイッチ(32)を備え、制御ケース
(5)には、液晶デイスプレィ(33)、モードスイッ
チ(34)、リセットスイッチ(35)、セットスイッ
チ(36)、クラッチスイッチ(37)夫々を備えると
共に、マイクロプロセッサを有した制御装置(38)、
及び、アラーム(39)、一対のホール素子(40)、
 (40)を内装している。
又、スプール(2)の側面には4つのマグネッ) (4
1)・・を埋め込んであり、このマグネット(41)・
・によってON・OFFされる一対のり一ドスイッチ(
42)、 (42)かサイドケース(1)の内部に配置
されている。
又、このリールでは、スプール(2)に釣り糸(43)
を巻き取る際には、第3図に示すように、スプール(2
)に巻き取られる釣り糸(43)の長さをツール(T)
を用いて実測し、この実測データを、スプール(2)の
回転数に対応させて制御系に備えたメモリ (図示せず
)に記憶しくこの動作を学習と称する)、釣りを行う際
にはツール(T)を取外して、スプール(2)の回転を
カウントすることのみによってスプール(2)から繰出
されている釣り糸(43)の長さを液晶デイスプレィ(
33)に表示するように構成されている。
尚、このツール(T)は、クランプ(44)によって制
御ケース(5)の上面に取付けられるツール本体(45
)と、ツール本体(45)に揺動自在に支持されたアー
ム(46)とで成り、このアーム(46)の端部にはロ
ーラ(47)が備えられ、このローラ(47)の回転は
多数のギヤ(48)・・、及び、中間軸(49)によっ
てツール本体(45)に内装され、かつ、マグネット(
41)を有するホイール(50)に伝えられる。
そして、学習動作を行う際には、リセットスイッチ(3
5)のON操作によって、メモリの内容、及び、液晶デ
イスプレィ(33)の表示をクリヤすると共に、第3図
及び第4図に示す如くツール(T)を取付けた後、スタ
ートスイッチ(lO)をON操作して釣り糸(43)の
巻き取りを開始する。
尚、このように釣り糸(43)を巻き取る際にはスプー
ル(2)に巻回された釣り糸(43)の外面に接触する
ローラ(47)の回転、及び、スプール(2)の回転が
、夫々一対のホール素子(40)、 (40)、及び、
一対のリードスイッチ(42)、 (42)からのパル
ス信号として制御装置(38)に入力される。
次に、釣り糸(43)が適量巻き取られた後、スタート
スイッチ(32)を再度操作して電動モータ(6)の駆
動を停止し、セットスイッチ(36)をON操作するこ
とで、釣り糸(43)の繰出し量を表示するための、即
ち、欄表示用のプログラムが起動し、液晶デイスプレィ
(33)に「0」の値が表示され、この後には、ツール
(T)を取外しても、スプール(2)の回転によってス
プール(2)から繰出されている釣り糸(43)の長さ
を液晶デイスプレィ(33)のデジタル数字で把握でき
るように構成され、この液晶デイスプレィ(33)は、
深さ表示部(33A)、前回の棚表示部(31B)夫々
が形成されている。
又、このリールでは第1図及び第5図に示すように、電
動モータ(6)の出力軸(6a)の巻取り方向への回動
を許す一方クラッチ状態と、この出力軸(6a)の釣り
糸繰出し方向への回転を許す転動状態とに切換自在な回
転制御機構(R)か備えられると共に、電動モータ(6
)に供給する電流の極性の切換により、電動モータ(6
)の出力軸(6a)を釣り糸繰出し方向へ駆動回転させ
る電動供給手段(S)(後述するソフトウェアで構成さ
れている)を備え、又、電動モータ(6)の出力軸(6
a)を釣り糸繰出し方向に駆動するようにこの電力供給
手段(S)を機能させると同時に、回転制御機構(R)
を転動状態に設定する制御手段(F)(後述するソフト
ウェアで構成されている)を備え、更に、釣り糸(43
)に作用する張力センサ(G)を備えることで、電動モ
ータ(6)の駆動によりスプール(2)から釣り糸(4
3)を繰出せるようになっている。
尚、この繰出し動作は後述する「シャクリ」作動時にお
いて、仕掛を元の深さまで降下させる際に行い、この繰
出しの際において釣り糸(43)がバックラッシュ状態
に陥らないよう、この繰出しの際には前記張力センサ(
G)によって釣り糸(43)の張力が所定値より低下し
ないよう電動モータ(6)の駆動速度を調節するように
制御動作が設定されている。
因みに、この張力センサ(G)は第3図に示すように、
前記糸案内具(23)のスライダ(53)を振動子(5
4)とピックアップセンサ(55)とを介して支持して
構成され、釣り糸(43)の張力を計測する際には、振
動子(54)の駆動によって釣り糸(43)に間歇的に
振動を与え、この直後にピックアップセンサ(55)で
検出される振動の周波数、振動の減衰の特性等により張
力の値を求めるよう動作する。
又、回転制御機構(R)は、電動モータ(6)の出力軸
(6a)に連結した筒軸(56)に対してローラ型の一
方向クラッチ(57)と、ギヤ状ホイール(58)とを
順次外嵌し、このホイール(58)と係脱可能な爪体(
59)を、支軸(60)により揺動自在にサイドケース
(1)の内部に支持し、かつ、この爪体(59)を離脱
可能に駆動する電磁ソレノイド(61)を備えてなり、
ソレノイド(61)を駆動しない場合には爪体(59)
とホイール(58)とが係合して、一方向クラッチ(5
7)が機能し、又、ソレノイド(61)を駆動した場合
には一方向クラッチ(57)が機能しないため電動モー
タ(6)の逆転(糸繰出し方向への駆動)が可能となる
又、制御系は第5図に示すよう構成され、この制御系の
動作は次の通りである。
つまり、釣りを行う際には、第6図に示すように、初期
設定を行い、深さ(繰出された釣り糸の長さ)、棚を表
示し、クラッチを制御し、アラーム(39)を制御し、
モータ(6)を制御するようメインのプログラムか設定
されている(#100゜#200. #300. #4
00. #500ステップ)。
又、#200. #300. #400. #500ス
テップ夫々はサブルーチンしてセットされ、その概要は
第7図乃至第10図のように表わされる。
第7図に示すように、深さ、棚の表示は、まず、スプー
ル(2)の回転をカウントすることて、前述した学習デ
ータに基いて深さを表示しく#201゜#202ステッ
プ)、次に、前回の棚データの有無を判別しく#203
ステップ)、前回の棚のデータか存在しない場合には、
スプール(2)の回転が3秒以上停止した場合に、現在
表示されている深さのデータを現在の棚データに記憶し
、3秒以上停止しない場合には最深部の棚データを記憶
する(#204〜#209ステップ)。
又、#203ステップで前回の棚データが存在する場合
には、次にスプール(2)の回転が6秒以上停止した場
合に、現在表示されている深さのデータを現在の棚デー
タに記憶し、又、3秒以上停止しない場合には現在の棚
データを記憶する(#210〜#215ステップ)。
この後、カウント値がrOJに復帰した場合に現在の棚
データが存在すると、現在の棚データを前回の棚データ
に設定し、現在の棚データか存在しない場合には最深部
の棚データを前回の棚データに設定し、この後、前回の
棚データを表示する(#216〜#220ステップ)。
尚、この深さ、棚の表示においては、時間の経過に基い
て自動的に棚のデータか記憶される動作についてのみ記
載しである。
第8図に示すように、クラッチの制御(#300ステッ
プ)は前記クラッチ機構(D)を入り切り操作すること
であり、この操作は前記アクチュエータ(28)の正逆
両方向への駆動によって行い、その動作は次の通りであ
る。
つまり、この制御ではクラッチスイッチ(37)の操作
状態に対応してクラッチ機構(D)の入り切り操作を行
い(#301〜#303ステップ)、次に巻上げセンサ
(31)によってハン下ル(4)が巻上げ操作された場
合にクラッチ機構(D)の入り操作を行う(#304.
 #305ステップ)。
尚、この制御ではクラッチ機構(D)が入り状態にある
際に重ねて入り操作を行う判別が行われた場合(切り操
作の場合も同様)には同じ動作は行わないよう制御動作
が設定されている。
次に、クラッチ機構(D)が切り状態で、前回の棚デー
タが存在し、仕掛が棚に達した場合にのみクラッチ機構
(D)を入り操作する(#306〜#309ステップ)
尚、仕掛が棚に達したことの判別はスプール(2)の回
転量に基づいて行う。
第9図に示すようにアラームの制御は、まずスプール(
2)の回転を判別しく#401ステップ)、回転方向が
釣り糸(43)を繰出す方向である場合にのみ(#40
2ステップ)、スプール(2)のカウント値(深さ表示
値)が、前回の棚の値の5m手前に達したタイミングで
アラーム(39)を作動させ(#403. #404ス
テップ)、仕掛けが棚の近傍に達したことを釣り人に認
識させる。
又、#401ステップでスプール(2)の回転が釣り糸
(43)を巻き取る方向であることを判別すると、スプ
ール(2)のカウント値(深さ表示値)が7mに達した
タイミングでアラーム(39)を作動させ(#405.
 #406ステツプ)、仕掛けが船縁の近傍に達したこ
とを釣り人に認識させる。
尚、このリールでは、スプール(2)から釣り糸(43
)を繰出す際には、前記クラッチスイッチ(37)の操
作によって、スプール(2)に連係するクラッチ機構(
D)を切って、スプール(2)を自由回転可能な状態に
設定した後、仕掛けの重量によって釣り糸(43)を曵
き出し、又、スプール(2)に釣り糸(43)を巻き取
る際には、ハンドル(4)を少し巻き取り方向に操作す
る、あるいはクラッチスイッチ(37)によって、クラ
ッチ機構(D)を入り操作した後、スタートスイッチ(
32)のON操作によって電動モータ(6)を駆動する
又、スタートスイッチ(32)を押さずハンドル(4)
を手動にて巻き取り操作することも可能である。
第10図に示すように、モータ(6)の制御は、まずモ
ードスイッチ(34)の状態を判別しOFF状態であれ
ば、スタートスイッチ(32)の操作に対応して単純に
モータ(6)の駆動と、停止とを行う (#501〜#
504ステップ)。
尚、この制御においても、モータ(6)か駆動されてい
る際に重ねて、駆動を行う判別が行われた場合(停止さ
せる場合も同様)には同じ動作を重ねて行わないよう制
御動作が設定されている。
次に、モードスイッチ(34)がON状態でスタートス
イッチ(32)がON操作されると、 「シャクリ」動
作の回数がカウントアツプしているかを判別しく#50
5. #506ステツプ)、カウントアツプしていない
場合には、「シャクリ」動作を継続させ、モータ(6)
の駆動と停止とを1カウントとして積算する(#507
. #508ステップ)。
又、#506でカウントアツプしていることが判別され
ると、前述した回転制御機構(R)を転動状態に設定し
た後、電動モータ(6)の逆転によってスプール(2)
から釣り糸(43)を繰出しくこの繰出しの際には前記
張力センサ(G)からのフィードバック信号に基づいて
電動モータ(6′)の駆動速度を調節する)、又、復元
か完了した場合にのみ、電動モータ(6)の逆転駆動を
停止し、回転制御機構(R)を一方向クラッチ状態に設
定した後、カウントをクリヤしく#509〜#514ス
テップ)、この動作をスタートスイッチ(32)がOF
F操作されるまで続けるようになっている(#511ス
テップ)。
尚、以上の動作の概略は第11図乃至第13図のように
表され、第1θ図では棚の表示の自動セットの状況、及
び、アラーム(39)の作動の状況を表してあり、この
リールでは釣り糸(43)の繰出し量が5m以下に達す
ると、スタートスイッチ(32)を人為的に押し続ける
ことによってのみモータ(6)による巻き上げを行い得
るようになっている(詳細は記載せず)。
又、第12図では前回の棚の値か自動的に変更される状
況を表しである。
又、第13図では、アラーム(16)の作動の状況、及
び、仕掛けに「シャクリ」運動を与える状況を表してあ
り、この図では「イカ」を対象とした「シャクリ」とし
て、モータ(6)を1秒駆動した後、 1.5秒間モー
タ(6)を停止させるという動作を繰返しているところ
が示され、この「シャクリ」動作では、動作が所定の回
数繰返される毎に、電動モータ(6)の逆転駆動によっ
てスプール(2)から釣り糸(43)を繰出して、元の
深さから再度「シャクリ」動作行う状況も示されている
尚、本発明ては第10図のフローチャートのうち#51
0ステップで電力供給手段(S)が構成され、#509
. #510ステップて制御手段(F)が構成されてい
る。
〔別実施例〕
本発明は前記実施例以外に例えば、回転制御機構を一方
面クラッチと電磁クラッチとを組合せて構成することか
可能であり、又、電力供給手段、制御手段は夫々とも、
ハードウェアのみによって構成することが可能である。
本発明は仕掛を船縁から棚まで下降させる際に、スプー
ルの逆転駆動を行うよう用いることが可能であり、又、
このようにスプールの逆転駆動によって釣り糸を繰出す
構造のものではバックラッシュの発生が懸念されるが、
第14図に示すように、バネ(71)で一方向に付勢さ
れるローラ(72)の変位をマグネット(73)とホー
ル素子(74)とで成る系で検出するよう張力センサ(
G)を構成することで前述した実施例と同様のフィード
バック制御か可能となり、又、第15図に示すように、
糸案内具(23)に釣り糸(43)の繰出しをロータリ
エンコーダ(75)等で検出するためのローラ(76)
、 (76)、 (76)を設け、スプール(2)から
釣り糸(43)が繰りだされる際にはスプール(2)の
回転と所定の関係で、このローラ(76)、 (76)
(76)が回転するよう電動モータ(6)の駆動速度を
調節する制御を行うことも可能となり、これらの構造の
採用によりバックラッシュの発生を低減できる(実施例
と等しい機能を有するものには実施例と共通する番号、
符号を附する)。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すか、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものてはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る電動リールの実施例等を示し、第1
図は該リールの横断面図、第2図は該リールの縦断面図
、第3図はツール取付状態の断面図、第4図は該リール
の平面図、第5図は制御系のブロック図、第6図はメイ
ンの動作のフローチャート、第7図は深さ棚表示のフロ
ーチャート、第8図はクラッチ制御のフローチャート、
第9図はアラーム制御のフローチャート、第10図はモ
ータ制御のフローチャート、第11図及び第12図は棚
表示のための動作を表す概略図、第13図はシャクリ動
作を表す概略図であり、第14図及び第15図は夫々別
実施例の構造を表す側面図である。 (2)・・・・・・回転体、(4)・・・・・・ハンド
ル、(6)・・・・・・電動モータ、(6a)・・・・
・・出力軸、(B)・・・・・・減速機構、 (F)・・・・・・制御手段、 (R)・・・・・・回転制御機構、 (S)・・・・・・電力供給手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 リール本体に回転不能状態に支持された電動モータ(6
    )を釣り糸巻取り用の回転体(2)に内装し、この電動
    モータ(6)の出力軸(6a)からの回転動力と、手動
    巻取り用のハンドル(4)からの回転動力との夫々を回
    転体(2)に同時に伝えて、該回転体(2)の巻取り方
    向への回転を行い得るよう遊星ギヤ式の減速機構(B)
    を備えて成る電動リールであって、 電動モータ(6)の出力軸(6a)の巻取り方向への回
    転を許す一方向クラッチ状態と、この出力軸(6a)の
    釣り糸繰出し方向への回転を許す転動状態とに切換え自
    在な回転制御機構(R)を備えると共に、電動モータ(
    6)の出力軸(6a)を釣り糸繰出し方向へ駆動回転さ
    せる電力供給手段(S)を備え、電動モータ(6)の出
    力軸(6a)を釣り糸繰出し方向へ駆動するよう、この
    電力供給手段(S)を機能させると同時に、回転制御機
    構(R)を転動状態に設定する制御手段(F)を備えて
    成る電動リール。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0591337U (ja) * 1992-05-26 1993-12-14 株式会社シマノ 釣り用リール
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JP2019030239A (ja) * 2017-08-07 2019-02-28 グローブライド株式会社 ワカサギ釣り用電動リール
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