JPH0491737A - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JPH0491737A
JPH0491737A JP20880790A JP20880790A JPH0491737A JP H0491737 A JPH0491737 A JP H0491737A JP 20880790 A JP20880790 A JP 20880790A JP 20880790 A JP20880790 A JP 20880790A JP H0491737 A JPH0491737 A JP H0491737A
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rotating body
spool
gear
fishing line
shelf
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JP20880790A
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Noboru Sakaguchi
昇 阪口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、釣り糸か巻回される回転体の自由転動により
該回転体より繰出された釣り糸の長さか所定値に達した
際に、咬合式のクラッチ機構の入り操作により該回転体
の自由転動を阻止して釣り糸の繰出しを停止させる制御
手段を備えて成る釣り用リールに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記の如く構成された釣り用リールとしては特開
昭62−248441号公報に示されるものか存在し、
この従来例ではスプール(回転体)の回転量に基づいて
スプールから繰出された釣り糸の長さを計測し、この長
さが、予め記憶された値に一致すると、クラッチ機構の
入り作動よりスプールの自由転動を阻止して、仕掛を棚
の深さに自動的にセットできるよう構成されている。
〔発明か解決しようとする課題〕
ここて、前記従来例の釣り用リールについて考察するに
、例えば、底壁に開閉動作する蓋を有した「こませかご
Jを備えた仕掛を棚まで下降させて行う形態の釣りでは
、仕掛を棚まで下降させた後、竿等のしゃくりによって
仕掛を上下に動揺させることて、「こませかごJの蓋を
開閉してまき餌の放出を行っている。
尚、この種の「こませかご」では上方に動揺させた際に
は、水圧の作用によって底壁か下方に解放する構造のも
のも存在する。
又、前述した従来例のリールては、仕掛を棚まで沈める
際には、スプールか自由転動状態にあり、しかも、仕掛
の重量によってスプールから釣り糸か曵き出される形態
となることから、仕掛は比較的高速で下降することにな
り、このような状況で仕掛か棚に達しクラッチ機構か入
り操作された場合には、スプールの回転停止と共に釣り
竿を大きく曲げるほとのショックを発生させ、「こませ
かご」を動揺させる結果、まき餌を無駄に放出すること
も多く改善の余地かある。
又、従来の構造のリールでは仕掛か棚に達したタイミン
グで咬合式のクラッチ機構が入り操作されるので、重い
仕掛を用いた場合には、クラッチ機構の咬合爪、或いは
、伝動系のギヤ等を傷めることもあり、改善の余地かあ
る。
本発明の目的は、仕掛か棚まで下降した際に、仕掛の下
降を自動的に停止させる有効性を損なうこと無く、この
停止に起因する不都合を解消するリールを合理的に構成
する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は冒頭に記したように釣り糸の繰出しを自
動的に停止する釣り用リールにおいて、前記回転体の自
由転動により回転体から繰出される釣り糸の長さか前記
所定値に達する以前に、回転体の転動作動に制動力を作
用させて回転体の転動速度を減ずると共に、の減速状態
で前記所定値に達するまで回転体の転動を許す制動手段
を備えて成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通
りである。
〔作 用〕
上記特徴構成を例えば第1図及び第2図に示すように構
成すると、所定値を棚の深さの値に設定した場合には、
仕掛か棚の深さに達する以前に回転体(2)の転動速度
か制動手段(E)によって減じられ、この減速の後、ク
ラッチ機構(D)の入り操作により回転体(2)の転動
か完全に停止することになる。
つまり、本発明では、仕掛を下降させる場合には従来通
り、回転体(2)の自由転動により比較的高速度で仕掛
の下降を行えると共に、仕掛か棚に達する際には減速さ
れているので、クラッチ機構(D)を入り操作してもシ
ョックを発生させることが少ないものとなる。
〔発明の効果〕
従って、仕掛が棚まで下降した際には仕掛けの下降を自
動的に停止させる有効性を損なうことが無く、しかも、
重い仕掛けを用いた場合でも、「こませかご」からまき
餌を無駄に放出したり、又、クラッチ機構の咬合爪を傷
める等、回転体の回転停止に起因する不都合を解消した
リールか合理的に構成されたのである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基ついて説明する。
第3図乃至第7図に示すように、左右のサイドケース(
1)、 (1)の間にレベルワインド機構(A)、回転
体としてのスプール(2)夫々を前後位置に配置すると
共に、右側のサイドケース(1)の外部にトラグ操作具
(3)、ハンドル(4)夫々を備え、又、左右のサイド
ケース(1)、(1,)の上部同士の間に亘って制御ケ
ース(5)を備えて釣り用リールを構成する。
このリールてはスプール(2)の内部に電動モータ(6
)、遊星減速機構(B)夫々か内装され、この遊星減速
機構(B)の筒状軸(7)には右側のサイドケース(1
)の内部に立設した軸体(8)を挿通してあり、この軸
体(8)には、筒状軸(7)の端部と係脱自在なりラッ
チスリーブ(9)が外嵌されている。
又、右側のサイドケース(1)に立設した支軸(10)
と同軸状に遊転支承したハンドル軸(11)に対して、
前記ドラグ操作具(3)を螺合させると共に、前記ハン
ドル(4)を固設してあり、このハンドル軸(11)の
内端側にはドラグ機構(12)、及び、ラチェット機構
(C)か備えられている。
そして、ハンドル(4)を巻取り方向に回動操作した場
合には、ハンドル(4)の回動力かドラグ機構(12)
の出力ギヤ(12a)を介してクラッチスリーブ(9)
の人力ギヤ(9a)に伝えられ、更に、筒状軸(7)、
遊星減速機構(B)夫々を介してスプール(2)に伝え
られる結果、スプール(2)を回転させるようになって
いる。
尚、ドラグ機構(12)は、ドラグ操作具(3)の回転
操作によって、その内部の摩擦板同士の圧接力を調節し
得るよう構成され、ラチェット機構(C)は、ラチェッ
トホイール(13)と、ラチェツト爪(14)と、この
ラチェツト爪(14)の姿勢を切換操作する切換レバー
(15)とて成り、第4図に示す姿勢にラチェツト爪(
14)の姿勢を設定しておくと、ハンドル(4)の巻取
り方向のみの回動操作が許されると共に、後述する電動
モータ(6)による巻取り方向へのスプール(2)の駆
動か可能となり、ラチェツト爪(14)をラチェットホ
イール(13)から離間する姿勢に設定すると、スプー
ル(2)の自由転動か可能になると同時に、電動モータ
(6)による巻取方向へのスプール(2)の駆動か不能
となる。
又、遊星減速機構(B)は電動モータ(6)の出力軸(
6a)に直結した第1太陽ギヤ(16)と、これに咬合
する第1遊星ギヤ(17)と、第1遊星ギヤ(17)の
キャリヤ(18)に固設した第2太陽ギヤ(19)と、
これに咬合する第2遊星ギヤ(20)とて成り、第1、
第2遊星ギヤ(17)、 (20)はスプール(2)の
内歯ギヤ部(2a)に咬合し、第2遊星ギヤ(20)の
キャリヤ部と一体的に前記筒状軸(7)か形成され、こ
の遊星減速機構(B)では、前記ラチェット機構(C)
か機能し、筒状軸(7)の繰出し方向への回転が阻止さ
れている状態(ハンドル(4)の巻取り方向への回転操
作が行われている状態も含む)で電動モータ(6)の駆
動力によりスプール(2)を巻取り方向に回転てきるよ
うに構成されている。
尚、レベルワインド機構(A)は、螺軸(21)の回転
によりガイド杆(22)に案内される状態で往復移動す
る糸案内具(23)を備えて成り、このレベルワインド
機構(A)かスプール(2)の回転(二連係して駆動さ
れるよう、螺軸(21)の入力ギヤ(21a)とスプー
ル(2)に一体形成された出力ギヤ(24)との間には
2つの中間ギヤ(25A)、 (25B)か介装されて
いる。
又、このリールでは筒状軸(7)の保合部とクラッチス
リーブ(9)とを合わせてクラッチ機構(D)と称し、
このクラッチ機構(D)では、クラッチスリーブ(9)
に係合するシフタ(26)を有すると共に、このシフタ
(26)を介してクラッチスリーブ(9)を保合解除方
向に操作するようカム面(27a)、 (27a)が形
成されたスライドプレート(27)を有し、更に、この
スライドプレー) (27)をスライド操作するための
電動モータ型のアクチュエータ(28)を有している。
尚、このアクチュエータ(28)の出力軸(28a)に
はピニオンギヤ(29)を設け、スライドプレート(2
7)のラックギヤ(30)に咬合させ、又、右側のサイ
トケース(1)の内部にはラチェットホイール(13)
か巻取方向に回転したことを検出する巻上げセンサ(3
1)を設けてあり、又、クラッチ機構(D)を手動で大
切操作するための操作レバー (52)も備えている。
このリールては、左側のサイドケース(1)に外部電源
(図示せず)からの電流か供給されるコネクタ(51)
、及び、スタートスイッチ(32)を備え、制御ケース
(5)には、液晶デイスプレィ(33)、モードスイッ
チ(34)、リセットスイッチ(35)、セットスイッ
チ(36)、クラッチスイッチ(37)、夫々を備える
と共に、マイクロプロセッサを有した制御装置(38)
 (制御手段の一例)、及び、アラーム(39)、一対
のホール素子(40)。
(40)を内装している。
又、スプール(2)の側面には4つのマグネッ) (4
1)・・を埋め込んであり、このマグネット(41)・
・によってON・OFFされる一対のリードスイッチ(
42)、 (42)かサイドケース(1)の内部に配置
されている。
又、このリールでは、スプール(2)に釣り糸(43)
を巻き取る際には、第5図に示すように、スプール(2
)に巻き取られる釣り糸(43)の長さをツール(T)
を用いて実測し、この実測データを、スプール(2)の
回転数に対応させて前記制御装置(38)のメモリ(図
示せず)に記憶しくこの動作を学習と称する)、釣りを
行う際にはツール(T)を取外して、スプール(2)の
回転をカウントすることのみによってスプール(2)か
ら繰出されている釣り糸(43)の長さを液晶デイスプ
レィ(33)に表示するように構成されている。
尚、このツール(T)は、クランプ(44)によって制
御ケース(5)の上面に取付けられるツール本体(45
)と、ツール本体(45)に揺動自在に支持されたアー
ム(46)とで成り、このアーム(46)の端部にはロ
ーラ(47)が備えられ、このローラ(47)の回転は
多数のギヤ(48)・・、及び、中間軸(49)によっ
てツール本体(45)に内装され、かつ、マグネット(
41)を有するホイール(50)に伝えられる。
そして、学習動作を行う際には、リセットスイッチ(3
5)のON操作によって、メモリの学習データの内容、
及び、液晶デイスプレィ(33)の表示をクリヤすると
共に、第4図に示す如くツール(T)を取付けた後、ス
タートスイッチ(10)をON操作して釣り糸(43)
の巻き取りを開始する。
尚、このように釣り糸(43)を巻き取る際にはスプー
ル(2)に巻回された釣り糸(43)の外面に接触する
ローラ(47)の回転、及び、スプール(2)の回転か
、夫々一対のホール素子(40)、 (40)、及び、
一対のリードスイッチ(42)、 (42)からのパル
ス信号として制御装置(38)に入力される。
次に、釣り糸(43)が適量巻き取られた後、スタート
スイッチ(32)を再度操作して電動モータ(6)の駆
動を停止し、セットスイッチ(36)をON操作するこ
とで、釣り糸(43)の繰出し量を表示するための、即
ち、欄表示用のプログラムが起動し、液晶デイスプレィ
(33)に「0」の値が起動し、この後には、ツール(
T)を取外しても、スプール(2)の回転によってスプ
ール(2)から繰出されている釣り糸(43)の長さを
液晶デイスプレィ(33)のデジタル数字で把握できる
ように構成され、この液晶デイスプレィ(33)は、深
さ表示部(33A)、前回の欄表示部(31B)夫々が
形成されている。
第1図及び第2図に示すように、スプール(2)の出力
ギヤ(24)と螺軸(21)の入力ギヤ(21a)との
間に配置された中間ギヤ(25A)、 (25B)のう
ちの一方の中間ギヤ(25B)と同軸芯状に伝動ギヤ(
53)が配置され、この伝動ギヤ(53)と中間ギヤ(
25B)とは電磁ソレノイド(54)によって軸芯方向
に操作されるスライド軸(55)の係合片(56)が中
間ギヤ(25B)の係合部(25c)に係合した場合に
のみ一体回転する。
又、伝動ギヤ(53)には制動ホイール(57)のギヤ
部(57a)を咬合させてあり、この制動ホイール(5
7)はサイドケース内に立設された支軸(58)に遊転
支承されると共に、該支軸(58)と制動ホイール(5
7)との間にウズマキバネ(59)か設けられている。
又、このリールでは釣りを行う際には、クラッチ機構(
D)を切り操作してスプール(2)を自由転動状態にセ
ットした後、仕掛の重量でスプール(2)から釣り糸(
43)を曳き出し、予め設定された棚の深さの近傍まで
仕掛か下降すると、前記電磁ソレノイド(54)の駆動
によりスプール(2)の転動作動に制動力を作用させて
転動速度を減じた後、クラッチ機構(D)を入り操作す
ることで、ショックを発生させること無く、仕掛を棚の
深さにセットできるよう構成され、以下に、制御装置(
38)の動作と併せてこの制動のための動作を説明する
つまり、釣りを行う際には、第8図に示すように、初期
設定を行い、深さ(繰出された釣り糸の長さ)、棚を表
示し、クラッチを制御し、アラーム(39)を制御し、
モータ(6)を制御するようメインのプログラムが設定
されている(#100゜#200. #300. #4
00. #500ステップ)。
又、#200. #300. #400. #500ス
テップ夫々はサブルーチンしてセットされ、その概要は
第9図乃至第12図のように表わされる。
第9図に示すように、深さ、棚の表示は、まず、スプー
ル(2)の回転をカウントすることて、前述した学習デ
ータに基いて深さを表示しく#201#202ステップ
)、次に、前回の棚データの有無を判別しく#203ス
テップ)、前回の棚のデータか存在しない場合には、ス
プール(2)の回転か3秒以上停止した場合に、現在表
示されている深さのデータを現在の棚データに記憶し、
3秒以上停止しない場合には最深部の棚データを記憶す
る(#204〜#209ステップ)。
又、#203ステップで前回の棚データか存在する場合
には、次にスプール(2)の回転か6秒以上停止した場
合に、現在表示されている深さのデータを現在の棚デー
タに記憶し、又、3秒以上停止しない場合には現在の棚
データを記憶する(#2+、0〜#215ステップ)。
この後、カウント値かrOJに復帰した場合に現在の棚
データか存在すると、現在の棚データを前回の棚データ
に設定し、現在の棚データか存在しない場合には最深部
の棚データを前回の棚データに設定し、この後、前回の
棚データを表示する(#216〜#220ステップ)。
尚、この深さ、棚の表示においては、時間の経過に基い
て自動的に棚のデータか記憶される動作についてのみ記
載しである。
第10図に示すように、クラッチの制御(#300ステ
ップ)は前記クラッチ機構(D)を入り切り操作するこ
とであり、この操作は前記アクチュエータ(28)の正
逆両方向への駆動によって行い、その動作は次の通りで
ある。
つまり、この制御てはクラッチスイッチ(37)の操作
状態に対応してクラッチ機構(D)の入り切り操作を行
い(#301〜#303ステップ)、次に巻上げセンサ
(31)によってハンドル(4)か巻上げ操作された場
合にクラッチ機構(D)の入り操作を行う(#304.
 #305ステップ)。
尚、この制御ではクラッチ機構(D)か入り状態にある
際に重ねて入り操作を行う判別か行われた場合(切り操
作の場合も同様)には同じ動作は行わないよう制御動作
か設定されている。
次に、クラッチ機構(D)か切り状態で、前回の棚デー
タか存在し、棚データを基準にして所定量たけ浅い側に
設定された制動レベルに仕掛か達すると、前記ソレノイ
ド(54)を駆動し、次に、仕掛が棚に達した場合にク
ラッチ機構(D)を入り操作し、ソレノイド(54)の
駆動を解除する(#306〜#312ステップ)。
尚、このように、ソレノイド(54)か駆動されると、
前記制動ホイール(57)にスプール(2)の動力か伝
えられると共に、ウズマキバネ(59)によって、この
スプール(2)の転動作動に制動力か作用する結果、ス
プール(2)の転動速度か減じられるようになっている
。そして、この制動のための構造、及び、制動のための
制御動作(#308. #309ステップ)を併せて制
動手段(E)と称する。
第11図に示すようにアラームの制御は、まずスプール
(2)の回転を判別しく#401ステップ)、回転方向
か釣り糸(43)を繰出す方向である場合にのみ(#4
02ステップ)、スプール(2)のカウント値(深さ表
示値)か、前回の棚の値の5m手前に達したタイミング
でアラーム(39)を作動させ(#403. #404
ステップ)、仕掛か棚の近傍に達したことを釣り人に認
識させる。
又、#401ステップでスプール(2)の回転か釣り糸
(43)を巻き取る方向であることを判別すると、スプ
ール(2)のカウント値(深さ表示値)か7mに達した
タイミングでアラーム(39)を作動させ(#405.
 #406ステツプ)、仕掛か船縁の近傍に達したこと
を釣り人に認識させる。
尚、このリールでは、スプール(2)に釣り糸(43)
を巻き取る際には、ハンドル(4)を少し巻き取り方向
に操作する、あるいはクラッチスイッチ(37)によっ
て、クラッチ機構(D)を入り操作した後、スタートス
イッチ(32)のON操作によって電動モータ(6)を
駆動する。
又、スタートスイッチ(32)を押さずハンドル(4)
を手動にて巻き取り操作することも可能である。
第12図に示すように、モータ(6)の制御は、まずモ
ードスイッチ(34)の状態を判別しOFF状態であれ
ば、スタートスイッチ(32)の操作に対応して単純に
モータ(6)の駆動と、停止とを行う (#501〜#
504ステップ)。
尚、この制御においても、モータ(6)か駆動されてい
る際に重ねて、駆動を行う判別か行われた場合(停止さ
せる場合も同様)には同じ動作を重ねて行わないよう制
御動作か設定されている。
次に、モードスイッチ(34)かON状態でスタートス
イッチ(32)がON操作されると、一定インターバル
毎にモータ(6)を所期時間だけ駆動する形態の「シャ
クリ」動作を行い、又、モードスイッチ(34)がON
操作されない場合にはモータ(6)を停止させる(#5
05〜#507ステツプ)。
尚、以上の動作の概略は第13図乃至第15図のように
表され、第13図では棚の表示の自動セットの状況、及
び、アラーム(39)の作動の状況を表してあり、この
リールでは釣り糸(43)の繰出し量か5m以下に達す
ると、スタートスイッチ(32)を人為的に押し続ける
ことによってのみモータ(6)による巻き上げを行い得
るようになっている(詳細は記載せず)。
又、第14図ては前回の棚の値が自動的に変更される状
況を表しである。
又、第15図では制動装置(38)か自動的に作動する
状況、クラッチ機構(D)か自動的に入り操作される状
況等を表してあり、仕掛に「シャクリ」運動を与える場
合には、モータ(6)を1秒間駆動した後、 1.5秒
間モータ(6)を停止させるところか示されている。
尚、このリールでは第3図及び第16図に示すようにド
ラグ操作具(3)の操作時にクリック音を発するよう、
環状に多数の凹部(61a)・・を形成したディスク(
61)と、バネ(62)で付勢された突出片(63)と
て成る機構を備えており、この機構ではドラグ操作具(
3)が1回転操作されたことを容易に把握できるよう、
ディスクに形成された凹部(61a)・・同士の間隙を
1箇所たけ大きく設定しである。
又、このリールでは、釣り糸(43)に強い張力か作用
した場合にも、スプール(2)に巻回された上層の釣り
糸(43)か下層の釣り糸(43)の間に喰い混まない
よう第3図に示すように前記螺軸(21)の螺旋溝(2
1b)の往路と復路とのピッチ角に差を形成している。
〔別実施例〕
本発明は上記実施例以外に例えば第17図に示すように
スプール(2)に対してリング状の摩擦部材(65)を
固設すると共に、この摩擦部材(65)を挟み込む位置
に、支軸(66a)周りに揺動自在なリンク機構(66
)を介して制動片(67)、 (67)を配置し、電磁
ソレノイド(68)の作動によって摩擦部材(65)に
制動片(67)を圧接させることでスプール(2)に制
動力を作用させるよう制動手段(E)を構成することも
可能である。
又、本発明では、前記別実施例の他に、粘性の高いオイ
ルの抵抗を利用する、或いは、従来から両軸受リールに
用いられている遠心型ブレーキ、マグネット型ブレーキ
と同様の構造を利用する等、制動手段(E)の構造(ハ
ードウェア)は様々な形態で実施でき、スプール(2)
に対して制動力を間歇的に作用させる、制動力を除々に
増大させる等、制動手段(E)の動作形態(ソフトウェ
ア)も様々に実施できる。
更に、本発明では電動リール以外に手動リールに適用し
て実施することもてきる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すか、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る釣り用リールの実施例等を示し、第
1図及び第2図は制動手段の構造を表す横断平面図、及
び、側面図、第3図は該リールの横断平面図、第4図は
クラッチ機構の操作系等の側面図、第5図は該リールの
縦断側面図、第6図は該リールの平面図、第7図は制御
系のブロック回路図、第8図はメインの制御動作のフロ
ーチャート、第9図、第10図、第11図、第12図は
深さ欄表示、クラッチの制御、アラームの制御、モータ
の制御夫々のフローチャー1〜、第13図、第14図、
第15図は夫々仕掛の動作と表示の概略を表す図、第1
6図はディスクを表す図であり、第17図は制動手段の
別実施例を表す図である。 (2)・・・・・・回転体、(38)・・・・・・制御
手段、(43)・・・・・・釣り糸、(D)・・・・・
・クラッチ機構、(E)・・・・・・制動手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 釣り糸(43)が巻回される回転体(2)の自由転動に
    より該回転体(2)より繰出された釣り糸(43)の長
    さが所定値に達した際に、咬合式のクラッチ機構(D)
    の入り操作により該回転体(2)の自由転動を阻止して
    釣り糸(43)の繰出しを停止させる制御手段(38)
    を備えて成る釣り用リールであって、 前記回転体(2)の自由転動により回転体(2)から繰
    出される釣り糸(43)の長さが前記所定値に達する以
    前に、回転体(2)の転動作動に制動力を作用させて回
    転体(2)の転動速度を減ずると共に、の減速状態で前
    記所定値に達するまで回転体(2)の転動を許す制動手
    段(E)を備えて成る釣り用リール。
JP20880790A 1990-08-06 1990-08-06 釣り用リール Pending JPH0491737A (ja)

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JP20880790A JPH0491737A (ja) 1990-08-06 1990-08-06 釣り用リール

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JP20880790A Pending JPH0491737A (ja) 1990-08-06 1990-08-06 釣り用リール

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9995076B1 (en) 2001-07-13 2018-06-12 Steven M. Hoffberg Intelligent door restraint
JP2021045069A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 グローブライド株式会社 ワカサギ釣り用電動リール

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US9995076B1 (en) 2001-07-13 2018-06-12 Steven M. Hoffberg Intelligent door restraint
JP2021045069A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 グローブライド株式会社 ワカサギ釣り用電動リール

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