JPH0423682Y2 - - Google Patents

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JPH0423682Y2
JPH0423682Y2 JP19061387U JP19061387U JPH0423682Y2 JP H0423682 Y2 JPH0423682 Y2 JP H0423682Y2 JP 19061387 U JP19061387 U JP 19061387U JP 19061387 U JP19061387 U JP 19061387U JP H0423682 Y2 JPH0423682 Y2 JP H0423682Y2
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chain
tire
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band
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、雪道走行時等に自動車のタイヤに装
着してタイヤのスリツプを防止するスリツプ防止
用タイヤチエーンの取付け装置とチエーン締付用
のチエーンバンドを兼ねたスリツプ防止用タイヤ
チエーン取付け装置兼チエーンバンドに関する。
(2) 従来の技術 自動車などの雪道走行時等にはタイヤが走行軌
道を滑脱して、しばしば悲惨な大事故を起こしや
すく、これを防止するためにタイヤトレツドにス
パイクを植立させたスパイクタイヤや、タイヤに
チエーンを巻着させる方法などが広く行われてい
る。
(3) 考案が解決しようとする問題点 前記スパイクタイヤによりスリツプを防止する
方法では、今日の道路公害問題に見られるよう
に、常時スパイクタイヤを装着した自動車がその
スパイクにより、路面を削り、それによつて生じ
る粉塵が人体に悪影響を及ぼしている点からこれ
を使用すること自体、問題となつている。
次に、チエーンをタイヤに巻着する方式では、
出願人が昭和62年実願昭96433号で提案したよう
に、チエーン自体に2個の脱着部を設けるととも
に、湾曲部材を用いてチエーン装着を行うものが
ある。この装置によれば、装着作業中に作業者が
着衣を汚すことは回避できるが、脱着部材の掛け
変えや、湾曲部材の操作方法などが比較的複雑
で、あまり実用的でなく、また、湾曲部材を別体
として必要とするので、装置全体のコストも割り
高となつていた。
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、装着作業の途中では使用
されていないチエーンバンドをチエーン取付け装
置としても使用できるようにすることにより、チ
エーン装着作業を軽易かつ、迅速に行え、コスト
を最小限に維持でき、さらに、作業中の作業者の
着衣を汚すこともない実用性に優れたスリツプ防
止用タイヤチエーン取付け装置兼チエーンバンド
を提供することにある。
考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、棒状のコ
イルスプリング体と、このコイルスプリング体の
すくなくとも一端にこのコイルスプリング体を略
環状に屈曲形成して端部同士を係止するための係
止部材を有し、前記コイルスプリング体に摺動自
在に係合する複数のフツク部材を備えてなるスリ
ツプ防止用タイヤチエーン取付け装置兼チエーン
バンドから構成される。
(2) 作用 タイヤにスリツプ防止用タイヤチエーンを平均
に掛け、棒状のスリツプ防止用タイヤチエーン取
付け装置兼チエーンバンドの一端を地面を這わ
せ、タイヤの裏側に回してチエーンの端部に差し
込み、作業者が持つているチエーンバンドの他端
を軽く、引く。そして、コイルスプリングの屈曲
する性質を利用して、チエーンバンドの胴側部に
係合しているフツク部材をチエーンにフツクさせ
て、仮掛けし、チエーン全体をタイヤに固定す
る。
最後に係止部材同士を係着させて、チエーンバ
ンド全体を略環状にタイヤに装着し、通常の締着
用のチエーンバンドのように、装着する。これら
は、単に、姿勢を低くして自動車の横側からしや
がんだ状態で、行うことができ、着衣を汚すこと
もない。
(3) 実施例 以下、添付図面により、本考案の好適な実施例
について説明する。
図は、本考案に係るスリツプ防止用タイヤチエ
ーン取付け装置兼チエーンバンドの実施例を示し
ており、第1図において、同チエーンバンド10
の概略構成が示されている。
スリツプ防止用タイヤチエーン取付け装置兼チ
エーンバンド10(以下「チエーンバンド10」
という。)は、コイルスプリング体12と、係止
部材14a,14bと、複数のフツク部材16
a,16b,16c,16d,16eをと含む。
コイルスプリング体12は金属等からなるコイ
ルスプリングを直棒状に形成しており、この直棒
形状から任意の形状に屈曲自在である。したがつ
て、この屈曲自在な直棒状のコイルスプリングと
して構成することにより、後述するようにタイヤ
チエーンをタイヤに取付ける際に、取付け装置と
して使用することができる。
また、このコイルスプリング体12の両端に
は、つりばり形の係止部材14a,14bが固着
されている。この係止部材14a,14bは、前
記コイルスプリング体12を環状に屈曲形成した
ときに、これらを係止して全体として、略還形状
を形成保持するものであり、係止、離脱が容易な
ように、つりばり形に構成されている。
更に、前記コイルスプリング体12には、そ
の、胴側部に沿つて摺動自在に係合する複数のフ
ツク部材16a,16b,16c,16d,16
eが設けられている。このフツク部材16の一部
はタイヤチエーンをタイヤに取付ける際に取付け
装置の補助的機能を行うとともに、チエーン装着
後はチエーン締着用の通常のチエーンバンドフツ
ク部材として機能するものである。
本チエーンバンド10は以上のような構成から
成り、以下にそのタイヤ装着における装着手順を
第2図ないし第6図に基いて述べる。
第2図のように、任意の自動車タイヤTにスリ
ツプ防止用タイヤチエーンCを平均に掛け、棒状
の本チエーンバンド10の一端14aを地面を這
わせてタイヤの裏側に回してチエーンの一端C1
に差し込み、係着させる。そして、作業者が手に
持つている本チエーンバンド10の他端14bを
軽く引く。次に、本チエーンバンド10の中央部
を折る用に屈曲させ、第3図に示すように、チエ
ーン端C4の上から回してチエーン端C2に係着
させる。この際チエーン端C2における係着位置
を適当にずらして、チエーンバンド10によるタ
イヤチエーンTの緊張を得るように、調整する。
そして、このとき第5図に示すように、本チエ
ーンバンド10に摺動自在なフツク部材、例えば
16a,16bを適当に移動させて、タイヤチエ
ーンCの適宜部分にフツクさせて、仮止め状態に
する。そして、他の車輪についても、同様の方法
により、タイヤチエーンCをタイヤに仮止め状態
に装着する。この状態で第4図に示すように、作
業者がしゃがんだ状態で係着し易いように、自動
車を少し前進させて、本チエーンバンド10をチ
エーンCから離脱させずに係止した状態のまま
で、チエーン端C3,C4をチエーン端C1,C
2に係着する。
この後、本チエーンバンド10をチエーンTの
チエーン端C1,C2から離脱させ、第6図に示
すように通常のチエーンバンドとして、適宜のチ
エーンT位置に引掛けて、さらに、係止金具14
a,14bを係止させて星形の略環状に張設し、
スリツプ防止用タイヤチエーンのタイヤ装着が完
了する。
このように、コイルスプリングを直棒状に形成
し、かつ、この両端に係止部材を設けるととも
に、コイルスプリング体に複数のフツク部材を摺
動自在に設けたので、タイヤチエーンの仮掛け状
態までの作業をほぼ一つのステツプで行え、チエ
ーンが途中で捩れることもなく、チエーンが重い
割りに左手から右手への受け渡し作業が容易に行
なわれることとなり、チエーン装着作業が極めて
簡単に行なえる。また、湾曲部材などを別体で必
要とせず、コストを安価に維持出来る。
また、装着作業はタイヤの外方で主に行うこと
ができ、作業者は膝をついて、しかも着衣を汚し
ながら作業を行うことはない。
かつ、作業者は、のタイヤ装着作業を迅速に行
え、しかも作業者は地面に這いまわつて作業を行
わずに、単に、膝を屈曲させた楽な状態でしかも
着衣を汚すことがない。
尚、実施例では係止金具をコイルスプリング体
12の両端に設けているが、これは、コイルスプ
リング体を環状に屈曲形成したときに両端部同士
を係止できればよく、コイルススプリング体12
の一端部に設けて他端には単に係止リングなどを
形成してもよい。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係るスリツプ防
止用タイヤチエーン取付け装置兼チエーンバンド
によれば、コイルスプリングを直棒状に形成し、
かつ、この両端に係止部材を設けるとともに、コ
イルスプリング体に複数のフツク部材を摺動自在
に設けたので、タイヤチエーンの仮掛け状態まで
の作業をほぼ一つのステツプで行え、チエーンが
途中で捩れることもなく、チエーン装着作業が極
めて簡単且つ迅速に行なえるとともに、湾曲部材
などを別体で必要とせず、コストを安価に維持出
来る。
また、このスリツプ防止用タイヤチエーン取付
け装置兼チエーンバンドを用いることにより、装
着作業はタイヤの外方で主に行うことができ、作
業者は膝をついて、しかも着衣を汚しながら作業
を行うことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るスリツプ防止
用タイヤチエーン取付け装置兼チエーンバンドの
概略全体構成図、第2図ないし、第6図は、同チ
エーンバンドの自動車タイヤへの装着状態説明
図、である。 10……スリツプ防止用タイヤチエーン取付け
装置兼チエーンバンド、12……コイルスプリン
グ体、14a,14b……係止部材、16a,1
6b,16c,16d,16e……フツク部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状のコイルスプリング体と、このコイルスプ
    リング体のすくなくとも一端にこのコイルスプリ
    ング体を略環状に屈曲形成して端部同士を係止す
    るための係止部材を有し、前記コイルスプリング
    体に摺動自在に係合する複数のフツク部材を備え
    てなるスリツプ防止用タイヤチエーン取付け装置
    兼チエーンバンド。
JP19061387U 1987-12-14 1987-12-14 Expired JPH0423682Y2 (ja)

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JP19061387U JPH0423682Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JP19061387U JPH0423682Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JPH0193103U JPH0193103U (ja) 1989-06-19
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JP19061387U Expired JPH0423682Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JP2909709B2 (ja) * 1995-02-20 1999-06-23 博一 吉田 タイヤチエン装置

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JPH0193103U (ja) 1989-06-19

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