JP3099824U - サドルカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 本考案は自転車のサドルを雨や汚物等の汚れから保護し、走行時のサドル上での激しい運動にもサドルとサドルカバーが容易にずれないように取り付けられ、その脱着が簡単で常に車体と一体に装備されるサドルカバーである。
【解决手段】 本考案はサドルカバー本体の側面2の後部左右2ケ所に車体との固定具A1.A2を設けそれらをサドル後部の内側左右にあるスプリングとリング状に連結することによりカバーはズレずに雨や汚物からサドルを保護する。カバーをはずした時はカバー本体側面2の後部に設けられた巻き取り固定具Bによってコンパクトにまとめて固定され車体との固定具A1,A2により車体と一体となり安全で快適に走行できる。
【選択図】 図1

Description

本技術は自転車に利用されるサドルカバーに関するものである。
屋外にある自転車において、不時の隆雨や降雪があったとき、また鳥のフン等で汚さときなどはそれらを充分拭わなければとてもそのままサドルに着座はできない。
このような事に対処するために樹脂の買い物袋等をサドルに被せさげ手の部分などを利用して車体にくくり付けている姿もよく見かけられる。又、実用新案3043833、実用平7−19080、等の考案で専用のサドルカバー体を常に車体側に装備しえる着脱が容易にできる考案もみられる。
考案が解决しようとする課題
上記したように樹脂製の買い物袋を使用することは着脱が面倒であり、又つねに買い物袋を準備しておかねばならずさらに取りはずした買い物袋の処置にもこまる。
又、実新案3043833 実開平7−19080等に見られる様に取りはずしたサドルカバーを車体側に装備するために車体の一部とサドルカバーを帯状のものでつなぐだけの装置であればサドルカバーをはずしての走行時は濡れたり汚れたりしたサドルカバーが風にあおられズボン等の衣服を汚したり、後輪のスポークにからまったりする恐れがある。さらに従来のようにカバーをサドルにかぶせてその底部を収縮用弾性体だけで固定されるものであればカバーを装着時にはげしくこいだ時など簡単にサドルよりズレたり、はずれたりする可能性が大である。本考案は前述の欠点を解決しようとするものである。
課題を解决するための手段
本考案のサドルカバーの本体は遮水性の生地をサドル形状に立体縫製されたものとしサドル上面に対向自在な上面部とサドル側面に対向自在な側面部とからなり、この側面部はサドル側面にたいして下方に突出する長さとしその突出部の下端縁部に収縮用弾性体を設けることにより、例えばシャワーキャップのようにその着脱が容易となってある。又、サドルカバー側面部の後方に位置するところ2ケ所にサドル後部の内側にあるサドルをささえる左右のスプリング等につないでサドルカバーを固定するための固定具を設けることにより固定具によって固定されたサドルカバーはサドルとのズレを少なくし常に車体と一体となって装備しえる。さらに、サドルカバーの後部側面又は他の面の少なくとも1ケ所にサドルカバーを外したときにカバーを巻きとったりたたみこんだりしてサドルカバー後側面部2ケ所にとりつけた車体との固定具と一体とするための長さの調節可能な止め具のついた帯状の巻き取り具を設ける。これによりカバーをはずして走行する時もカバーはこの巻き取り具によってコンパクトにまとめられて車体との固定具と一体となり、より安全で快適な走行を可能にすることにより問題点を解決している。
考案の効果
上述の様に、本考案によるとサドルに対して雨水があたったり埃や汚物が付着することをサドルカバーにより防止し得る。又、サドルカバーの後方側面の左右2ケ所に車体との固定具を設けたことによりカバー装着時の走行時にサドルカバーはサドルに対してより密着性が増しズレたりはずれたりすることなく快適に走行できる。さらに、カバーをはずして走行するときもカバーは折りたたみ巻き取り帯によってコンパクトにまとめられて車体との固定具と一体となりたれさがったりすることがないので雨にぬれたり汚れたりしたサドルカバーが風などにあおられてズボンや衣服等についたり後輪のスポークにまきこまれたりすることなく安全で快適な走行に役立つ。
考案の実施するための最良の形態
サドルにサドルカバーを装着するときはサドルカバー側面下端に設けられた収縮用弾性体の収縮力に逆らってサドルカバー下部をひろげてサドルに覆い被せる。すなわちシャワーキャップを頭にかぶる時と同様の動作でおこなう。サドルカバーがサドルに装着された後カバー後部側面にある左右2本固定具の先端をサドル後部内側左右にあってサドルをささえるスプリングのすきまを通して固定具をリング状に各々のスプリングに固定する。これによりサドルカバーはサドルにしっかりとされる。
サドルカバーをはずす時はサドルカバー前方より収縮用弾性体の収縮力に逆らって底部を広げてまくり上げ巻きながら後方へはずして行きカバーをサドルより外し終ったらカバー後部側面に設けた巻き取り帯で縛りこみ止め具でとめて固定する。これによりサドルカバーを装着しない時はカバーはコンパクトにまとめられ固定具で常に車体と一体となって収容されている事になる。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。遮水性生地でサドル状に立体縫製されたサドルカバー本体はサドル上面4に対向自在な上面部1とサドル側面5に対向自在な側面部とからなりサドルカバー側面2はサドル側面4に対して下方に突出する長さとしその下端縁部3に設けられた収縮用弾性体の収縮力に逆らって下端縁部を広げてサドルカバーをサドルに覆い被せる。するとサドルカバー側面部のサドル側面より下方に長く突出した部分はその下端に設けられた収縮用弾性体3の収縮力によってサドル側面の下端からサドルの裏側の内側にしぼり込まれて固定される。
次にサドルカバー側面部2の後部の左右2ケ所に設けられた両端にマジックテープ等の止め具ついた帯状の車体との固定具A1の先端をサドルの後部の内側にあるサドルを支えるスプリンクa1の隙間にとうして先端にあるマジックテープをサドルカバー側のマジックテープとリング状につないで車体とサドルカバーを固定する。固定具A2もサドルスプリングa2に対して同様の動作を行ない固定する。 サドルカバーをはずす時はカバーの前方より収縮性弾性体の収縮力に逆らってサドルカバーの底辺を広け巻き取りながらはずしてゆき完全にはずれたらサドルカバー後方側面部に設けられた止め具のついた巻き取り固定具Bによって縛りとめる。
本考案の一実施例は上述のごとき構成からなるものであるから、サドルカバーはその着装時も非着装時も常に車体と一体となっている。
本考案のサドルカバーを上方斜め後方から見た図である。 自転車のサトルを真横からみてサドルカバーを収納した時の図である。 自転車のサドルを上方斜め後方から見た図である。
符号の説明
1  サドルカバー本体上面部
2  サドルカバー本体側面部
3  サドルカバー本体側面部から下方に突出した下方縁部の収縮用弾性体
4  サドル上面
5  サドル側面
6  マジックテープ
A1 車体との固定具
A2 車体との固定具
a1 サドルのスプリング
a2 サドルのスプリング
B  サドルカバーの巻き取り固定具

Claims (1)

  1. 自転車のサドルに着脱自在に取り付けるためのサドルカバーであって遮水性のカバーの本体は、サドル上面に対向自在な上面部とサドル側面及び後部側面に対向自在な側面部とからなり、この側面部はサドル側面、後側面にたいして下方に突出する長さにするとともにその下端縁部に収縮用弾性体を設け、さらにその側面部に車体への固定具を少なくとも2ケ所以上設けるとともにおなじく側面部にサドルカバーをはずした時に畳み込んで巻き取り固定するための長さを調節可能な止め具のついた固定具を具備してなる事を特徴とするサドルカバーである。
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