JPH027064Y2 - - Google Patents

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JPH027064Y2
JPH027064Y2 JP12654185U JP12654185U JPH027064Y2 JP H027064 Y2 JPH027064 Y2 JP H027064Y2 JP 12654185 U JP12654185 U JP 12654185U JP 12654185 U JP12654185 U JP 12654185U JP H027064 Y2 JPH027064 Y2 JP H027064Y2
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JP
Japan
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string
seat
rod
center
vehicle body
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JP12654185U
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JPS6236819U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は屋外にて雨、雪、ほこり等から自動車
を保護するための幌に関する。
(2) 従来技術とその問題点 従来の幌は何らの工夫も為されていないため、
車体の前部から後部へ幌を被覆するに際し、左右
交互に而も徐々に被せて行かねばならず、極めて
面倒であつた。被覆の取除き作業も同様に面倒で
あつた。
従つてまた、強風下では1人でこれらの作業を
することは至難の技であり、2人共同して作業す
るにしても強風にあおられるため非常に困難であ
り、服を汚さずに済ませることなどは殆ど不可能
であつた。
また幌で車体を覆つた後積雪があつた場合、こ
の雪を落として幌を格納することは相当面倒であ
つた。
更に、シートと車体の摩擦により車体表面が傷
つき、或いは、シートと車体とが特に高温時や雨
天時において密着し塗装やワツクスが剥がれると
いう現象が生じ易かつた。
ロ 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 幌は、伸縮性を有しかつ両端に挟着具、フツク
等の繋留具の取り付けられたセンター紐及び車体
を覆うシートから成るものとし、該シートはその
前部及び後部の中央部表面にセンター紐用ガイド
を有し、該シートには車体の前窓上部付近に対応
する位置で横方向に桿体が固定されこの桿体の中
央部に補佐紐の一端が取り付けられ、また、該シ
ートにはその前部で横方向に桿体が固定されこの
桿体には作動紐の一方の端部が取り付けられ、且
つその中央部で補佐紐用ガイドが形成され、該シ
ート裏面の車体に密着する部分にはネツトが張ら
れ、かつ、該シートは車体の下部に係止自在とな
るものとする。
(2) 作用 挟着具その他の繋留具を車体の前後のナンバー
プレート又は車台下に取り付け、これによつてセ
ンター紐が車体の屋根を通つて張設される。また
車体後部の下部にシート後部を係止する。次に車
体の前部に回り、作動紐を引く。するとセンター
紐に抑えられつつ、シート前部は車体前部に来
る。ここでシートを車体前部の下部に係止する
と、被覆作業が完了する。作動紐の先端を車体の
屋根を通して後部の輪ゴムに係止する。風の強い
ときはこの作動紐を前部バンパーの両端間に掛け
渡すか桿体とナンバープレートに巻付けて、シー
ト下端が風に煽られるのを防ぐ。
この幌を取り除くには、まず車体の前部下端か
らシートを外してボンネツト上に手繰つておき、
この状態で、後部に回つて作動紐を引く。これに
よりシート前部は上にめくり返されて車体後部へ
引き寄せられる。ある程度後部に来たら、あとは
作動紐を手で引き寄せ、又は直接にシートを手繰
つてトランク蓋上にまとめる。ここでセンター紐
の繋留具を外し、これらをトランクへ格納すれば
よい。
積雪のあつたときは、作動紐を引き、シートが
ボンネツト上を移動して前部窓際に来た時点で作
動紐を少し戻してやる。ボンネツト上のシートを
覆つていた雪はロール状になつているので、これ
を取除く。再び作動紐を後方へ引き、前部窓が開
放された時点で補佐紐が顕れるので、この補佐紐
を引く。すると、シートは更にめくり返され残り
の雪がシート上に丸められながらトランク蓋の上
部に来るので、これも車体側方へ落とせばよい。
(3) 実施例 1は本考案に係る自動車用幌で、伸縮性を有し
且つ両端に挟着具4a,4bの取り付けられたセ
ンター紐2及び車体5を覆うシート3から成る。
第4図の例では、紐2の伸縮性はシート3の後部
3aの挟着具4aと紐本体2aとの間に輪ゴム6
を介在させることにより実現されている。
シート3はその前部3b及び後部3aの中央部
の表面にそれぞれセンター紐用ガイド8b,8a
を有する。このシート3には車体5の前窓上部付
近5cの中央部に対応する位置で横方向Aに桿体
9が固定され、桿体9の中央部に補佐紐10の一
端が取り付けられている。この桿体9は、車体5
を傷つけないため、シート3の表面に取り付けて
もよいが、シート3の裏面にてシート等の布地2
1を貼付して覆うことにより固定し(第5図)、
又はビニロン等の軟質材で形成もしくは被覆する
のが望ましい。
シート3にはその前部3bで横方向Aに桿体1
1が固定され、この桿体11にはその中央部に補
佐紐用ガイド12が形成され且つ作動紐13の一
方の端部が取り付けられている。図示の例では、
桿体11がラジエター前面に位置しているが、ボ
ンネツトの前部でもよい。
なお、桿体9,11の長さは普通車の場合60cm
程度が適当である。
第5図に示すように、シート3の車体の屋根部
に対応する部分の裏面その他の通常車体と密着す
る部分にはビニロンやナイロン等の如く滑動性が
あり且つ車体に傷を付けない程度に柔かい材質製
のネツトが張られている。これにより、車体5と
シート3間に微細な空隙が確保され、殊に雨天時
や摂氏30度以上の高温時においてさえ、シートと
車体が密着して塗装やワツクスが剥げるのを防止
し得、かつシートとの摩擦により車体表面が傷つ
くことを防ぎ得る。
シート3は車体5の下部に係止自在となつてい
る。この係止自在性は、例えば、シート3の下端
15の四隅16にゴムを縫い込んでシート下端を
伸縮自在とすることにより達成される。勿論、シ
ート下部に緊締自在のベルトや紐を取り付けるこ
とによつても達成することができる。
センター紐用ガイド8bと補佐紐用ガイド12
とは別々に形成してもよいが、第6図の例の如く
共通にするのが簡単且つ経済的である。また、こ
の補佐紐用ガイド12と桿体9との間においてシ
ート3の裏面にシート等の布地を貼付して袋状の
ガイド14となし、このガイド14により補佐紐
10を案内するのが、幌の外観保持、車体保護の
点から望ましい。この場合補佐紐10は、ガイド
12近傍でシート3に開けられた透孔を通つてシ
ート3表面に出ることになる。またこの案内12
に適宜窓30を開けて補佐紐10を直接手繰るよ
うにしてもよい。
第6図の如く、作動紐の一方の端部は三つに分
岐し、それぞれ桿体11の中央及び両端に取り付
けられるのが望ましい。これにより作動紐を引い
たときシート前部3bの方向を安定させて引き寄
せることができるからである。
20は作動紐13の遊端に形成されたフツク
で、車体を覆つた後このフツクを車体後方へ持つ
て行き、輪ゴム6に係止すると紐13が邪魔にな
らず便利である。
なお、17は幌を収納するナイロン製等の軽量
バツクで、車のトランクの留め具19に適合する
透孔18が開けてある。このバツグの下端部には
ホース21が接続されており、バツグ本体に紐で
取り付けられた栓22を嵌合しておく。シートが
濡れた場合は、ホース先端から栓22を抜き、第
7図二点鎖線の如く下方へ垂らしておけば容易に
排水し得る。
幌1を車体5に被覆するには次のようにする。
バツグ17をトランクより取り出し、トランクの
留め具19に透孔18を合わせてトランクの蓋を
閉める。これによりバツグは車体後側に吊下され
る。バツグからセンター紐2を取り出し、挟着具
4aをそれぞれ車体の後のナンバープレート(又
は車台下)に挟み、センター紐2を屋根上を通し
て前方へ引張し挟着具4bを車体の前のナンバー
プレートに挟着する(第1図)。次いでシート3
の伸縮自在部分15を利用してシートを車体の後
部下端に留める。次に車体の前部に回り作動紐1
3を引くと、センター紐2は伸縮性を有するの
で、これに抑えられつつシート前部は車体前部に
向つて引きずり出される。この場合、桿体11の
固定された部分は一体となつて移動するのでその
後の操作が容易になる。ここで伸縮自在部分を利
用してシート3を車体前部の下端に留める。作動
紐13の遊端を後方へ持つて行き、フツク20を
輪ゴム6に係止すれば作業は完了する。実験した
ところ、以上の作業に要した時間は約1分であつ
た。なお、風の強い時は、この紐13を桿体11
とナンバープレート、又はバンパー端部間に巻き
付けるのがよい。
幌を取り除くには次のようにする。まず、作動
紐のフツクを輪ゴムから外す(又は桿体11とナ
ンバープレートから巻き戻す)。車体5の前部下
端からシート3を外し、ボンネツト上に手繰りあ
げる。次いで、作動紐13の遊端を持つて車体の
後方へ回り作動紐を引く。するとシート前部は上
にめくり返されて作業者の手元へ引き寄せられ
る。シート前部が後部窓の上際に来たらシート3
全体を直接かつ速やかに手で引き寄せてトランク
蓋上に手繰り込む。後部ナンバープレートから挟
着具4aを外し、シート3をバツグ16(バツグ
16は既に被覆作業の初めの段階で、トランクの
留め具19により車体後部に吊下されている)の
中へ入れ、車のトランクの鍵を外してその蓋を上
方へ開ける。すると、バツグ16は軽量であるの
で幌1から抜け落ちず、第8図の如く、幌1と共
に吊り上げられ、トランク内に納められる。ここ
で挟着具4bを外し、挟着具4a及び4bで紐本
体や輪ゴムを巻き取り挟着してバツグ内のシート
上に置いておけば次回の使用に際し便利である。
実際に使用したところ、以上の所要時間は約1分
であつた。
積雪のあつたときは、作動紐13を引き、シー
ト3がボンネツト上を移動して前部窓際に来た時
点で作動紐13を少し戻してやる。ボンネツト上
のシートを覆つていた雪はロール状になつている
ので、これを取り除く。再び作動紐13を後方へ
引き、前部窓が開放された時点で補佐紐10が顕
れるので、この補佐紐を引く。すると、シート3
は更にめくり返されて残りの雪はトランク上に丸
められながらトランク蓋の上部に来るので、これ
も車体側方へ押し落とせばよい。
ハ 考案の効果 本考案によれば、車体の被覆及びその除去が1
人でも迅速且つ容易に為し得、たとえ強風下でも
服を汚さずにこれらの作業を簡単に為し得、而も
シートにより車体の塗装やワツクスが剥がれた
り、車体表面が傷付いたりすることもない。更
に、積雪があつた場合でも、シート上の雪を簡単
に除去して幌の格納をすることができる等種々の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はセンター紐を張つた状態の正面図、第
2図は車体を被覆した状態の正面図、第3図は同
左側面図、第4図は同右側面図、第5図はシート
のみの底面図、第6図は作動紐、補佐紐等の関係
を示す斜面図、第7図はトランク及びバツグの斜
面図、第8図はトランクを開けた状態の正面図で
ある。 1……幌、2……センター紐、3……シート、
4a,4b……挟着具、5……車体、6……輪ゴ
ム、7……ネツト、8a,8b……ガイド、9…
…桿体、10……補佐紐、11……桿体、12…
…補佐紐用ガイド、13……作動紐、14……ガ
イド、15……伸縮自在部分、17……バツグ、
18……透孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 伸縮性を有しかつ両端に繋留具の取り付けら
    れたセンター紐及び車体を覆うシートから成
    り、該シートはその前部及び後部の中央部表面
    にセンター紐用ガイドを有し、該シートには車
    体の前窓上部付近に対応する位置で横方向に桿
    体が固定されこの桿体の中央部に補佐紐の一端
    が取り付けられ、また、該シートにはその前部
    で横方向に桿体が固定されこの桿体には作動紐
    の一方の端部が取り付けられ、且つその中央部
    で補佐紐用ガイドが形成され、該シート裏面の
    車体に密着する部分にはネツトが張られ、か
    つ、該シートは車体の下部に係止自在となつて
    いる自動車用幌。 (2) 前記シートの前部のセンター紐用ガイドと前
    記補佐紐用ガイドとが共通であり、前記補佐紐
    はこのガイドと該補佐紐の取り付けられた前記
    桿体との間に形成された袋状のガイドにより案
    内されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の自動車用幌。 (3) 前記センター紐の後端部付近は輪ゴムで形成
    され、前記作動紐の一方の端部は3つに分岐し
    それぞれ前記シート前部に固定された桿体の中
    央及び両端に取り付けられ、その他方の端部に
    は幌の被覆時前記輪ゴムに係止可能なフツクが
    形成されている実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の自動車用幌。
JP12654185U 1985-08-21 1985-08-21 Expired JPH027064Y2 (ja)

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JP12654185U JPH027064Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

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JP12654185U JPH027064Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

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